JP2017110633A - ガスタービンエンジン用の最適な揚力設計 - Google Patents

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Abstract

【課題】最適な揚力を達成するための特徴を有するガスタービンエンジン用のタービン組立体を提供する。【解決手段】ガスタービンエンジン用のタービン組立体75は、周方向に隣接するタービンロータブレード74の列を含み、ブレードの列の各ブレードは、翼形部の対向する前縁と後縁の間に軸方向に延びる翼弦を定める翼形部を含む。各ブレードの中間翼長領域の翼弦は、ブレード翼根92及びブレード先端94に隣接する翼長領域の翼弦より短い。他では、タービン組立体は、周方向に隣接するタービンステータベーン72の列を含み、ベーンの列の各ベーンは、翼形部の対向する前縁と後縁の間に軸方向に延びる翼弦を定める翼形部100を含む。各ベーンの中間翼長領域の翼弦は、ベーン翼根102及びベーン先端104に隣接する翼長領域の翼弦より短い。ガスタービンエンジン用のタービンロータブレードも提供される。【選択図】図2

Description

本主題は、一般的に、ガスタービンエンジンに関し、又は、より具体的には、ガスタービンエンジンの1つ又はそれ以上のタービンセクション用の最適なつまり高揚力設計に関する。最も具体的には、本主題は、タービンロータブレード及びタービンステータベーンの最適な揚力設計に関する。
ガスタービンエンジンは、一般的に、互いに流体連通するよう配置されたファン及びコアを含む。また、ガスタービンエンジンのコアは、一般的に、流れの順に、圧縮機セクション、燃焼セクション、タービンセクション、排気セクションを含む。運転時は、空気はファンから圧縮機セクションの入口に与えられ、そこで1つ又はそれ以上の圧縮機は、空気が燃焼セクションに到達するまで累進的に空気を圧縮する。燃料は、圧縮された空気と混合され燃焼セクション内で燃焼して燃焼ガスを与える。燃焼ガスは燃焼セクションからタービンセクションへ送られる。タービンセクションを通る燃焼ガスの流れがタービンセクションを駆動し、排気セクションを通って、例えば大気へと送られる
一般的に、タービンの性能及び効率は、例えばタービン各段のロータブレードの剛率値及び/又はステータベーンの剛率値が高すぎる又は低すぎる場合など、タービン設計が最適な揚力水準を下回る又は上回ると減少してしまうことがある。例えば、設計の剛率値が過度であると、設計が最適な揚力水準を下回り、過剰な数の翼形部又は翼弦長を用いることになり、これにより長さ、重量、及びタービンセクションのコストが増大し、湿り表面積が過大となり、結果としてプロファイル損失の増大、及び/又は後縁損失の増大につながり得る。別の例として、剛率値が低すぎると、設計が最適な揚力水準を上回り、タービンは、翼形部の列内のマッハ数のピークが高いために損失が増大し、翼形部の負圧側面における後方拡散が増大し、及び/又は二次流つまり端壁損失が増大し得る。さらに、典型的なタービン設計では、下部貫流を用いてマッハ数損失を減少させ、非常に高い剛率及びより低いZweifel係数のブレード列を用いて、翼形部、より具体的には端壁が、分離するのを防止している。かかる設計では、タービンモジュールがより重くかつ必要以上に高額になってしまう。揚力水準が最適水準を上回る又は下回ると、性能及び/又は効率に他のマイナスの影響が生じる場合がある。
従って、タービンの性能及び効率は、最適なタービン揚力水準を達成することにより向上できる。そのためには、タービン組立体の最適な揚力を達成するための特徴を有するガスタービンエンジン用のタービン組立体が望ましい。より具体的には、ブレード又はベーンの中間翼長領域における翼弦長を減少させてタービン組立体のZweifel係数を最適化したタービンロータブレード及び/又はステータベーンを有するガスタービンエンジン用タービン組立体が有用である。
米国特許第8602740号明細書
本発明の態様及び利点は、その一部を以下の説明に記載しており、又はこの説明から明らかにすることができ、或いは本発明を実施することにより理解することができる。
本開示の1つの例示的実施形態において、ガスタービンエンジン用のタービン組立体が提供される。タービン組立体は、内面を有し、軸方向中心線の周りに延びるケーシングを含む。ケーシングは、タービン組立体の半径方向外側境界を定める。さらに、タービン組立体は、ケーシング内に同軸に配置されたディスクを含む。ディスクは、リムを有し、ディスクのリムは、ディスクの外周を定める。また、タービン組立体は、ケーシングの内面から半径方向内向きに延びる周方向に隣接するタービンステータベーンの列と、ディスクの外周から半径方向外向きに延びる周方向に隣接するタービンロータブレードの列とを含む。ブレードの列は、ベーンの列と隣接するよう配置される。ブレードの列の各ブレードは、翼形部を含む。各翼形部は、ブレード翼根からブレード先端までブレード翼長に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有する。ブレード翼長は、複数のブレード翼長位置を含み、各ブレード翼長位置は、ブレード翼長の分数に対応する。また、各翼形部は、各ブレード翼長位置における翼弦を定める。翼弦は、翼形部の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延びる。各ブレードの中間翼長領域の翼弦は、ブレード翼根に隣接する翼長領域及びブレード先端に隣接する翼長領域の翼弦よりも短い。
本開示の別の例示的実施形態において、ガスタービンエンジン用のタービン組立体が提供される。タービン組立体は、内面を有し、軸方向中心線の周りに延びるケーシングを含む。ケーシングは、タービン組立体の半径方向外側境界を定める。また、タービン組立体は、ケーシング内に同軸に配置されたディスクを含む。ディスクは、リムを有し、ディスクのリムは、ディスクの外周を定める。さらに、タービン組立体は、ケーシングの内面から半径方向内向きに延びる周方向に隣接するタービンステータベーンの列を含む。また、タービン組立体は、ディスクの外周から半径方向外向きに延びる周方向に隣接するタービンロータブレードの列と、を含む。ブレードの列は、ベーンの列と隣接するよう配置される。ベーンの列の各ベーンは、翼形部を含み、各翼形部は、ベーン翼根からベーン先端までベーン翼長に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有する。ベーン翼長は、複数のベーン翼長位置を含む。各ベーン翼長位置は、ベーン翼長の分数に対応する。各翼形部は、各ベーン翼長位置における翼弦を定める。翼弦は、翼形部の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延び、各ベーンの中間翼長領域の翼弦は、ベーン翼根に隣接する翼長領域及びベーン先端に隣接する翼長領域の翼弦よりも短い。
本開示のさらに別の例示的実施形態において、ガスタービンエンジン用のタービンロータブレードが提供される。タービンロータブレードは、ブレード翼根からブレード先端までブレード翼長に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有する翼形部を含む。ブレード翼長は、複数のブレード翼長位置を含む。各ブレード翼長位置は、ブレード翼長の分数に対応する。また、各翼形部は、各ブレード翼長位置における翼弦を定める。翼弦は、翼形部の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延びる。ブレードは、約1.1乃至約1.7の範囲内のZweifel係数を有する。
本発明のこれら及び他の特徴、態様、並びに利点は、以下の説明及び添付の請求項を参照するとより理解できるであろう。本明細書に組み込まれ且つその一部を構成する添付図面は、本発明の実施形態を例証しており、本明細書と共に本発明の原理を説明する役割を果たす。
添付図を参照した本明細書において、当業者に対してなしたその最良の形態を含む本発明の完全かつ有効な開示を説明する。
当業者に向けられる、その最良の形態を含む本発明の完全かつ可能な開示が、添付図面を参照して、本明細書に述べられる。
本主題の種々の実施形態による例示的ガスタービンエンジンの概略断面図。 本主題の例示的実施形態によるタービン組立体の部分断面の概略図。 本主題の例示的実施形態による、図2のタービン組立体のタービンロータブレードの列の概略図。 本主題の例示的実施形態によるタービンロータブレードの翼形部の一部の斜視図。
ここで、添付する図面内に1つ又はそれ以上の例が示される、本発明の現在の実施形態を詳細に参照する。詳細な説明では、数字及び文字記号を用いて図面における特徴を参照する。図面及び説明における同様又は類似の記号は、本発明の同様又は類似の部分を参照するために用いられる。本明細書で用いられる場合、「第1の」、「第2の」及び「第3の」という用語は、1つの構成要素を別の構成要素から区別するために互換可能に用いることができ、個別の構成要素の位置又は重要性を示すことを意図するものではない。「上流」及び「下流」という用語は、流体流路における流体流に関する相対的方向を示す。例えば、「上流」は、流体が流れてくる方向を示し、「下流」は流体が流れていく方向を示す。
ここで図面を参照するが、同一の数字は図面全体を通して同じ要素を示す。図1は、本開示の例示的実施形態によるガスタービンエンジンの概略断面図である。より具体的には、図1の実施形態について、ガスタービンエンジンは、本明細書では「ターボファンエンジン10」と呼ばれる、高バイパス・ターボファンジェットエンジン10である。図1に示すように、ターボファンエンジン10は、軸方向A(参考のために与えられた長手方向中心線12と平行に延びる)及び半径方向Rを定める。一般的に、ターボファンエンジン10は、ファンセクション14、及びファンセクション14の下流に配置されたコアタービンエンジン16を含む。
図示した例示的コアタービンエンジン16は、一般的に、環状入口20を定める略管状外側ケーシング18を含む。外側ケーシング18は、直列流れ関係において、ブースタつまり低圧(LP)圧縮機22及び高圧(HP)圧縮機24を含む圧縮機セクション、燃焼セクション26、高圧(HP)タービン28及び低圧(LP)タービン30を含むタービンセクション、及びジェット排気ノズルセクション32を収容する。高圧(HP)軸つまりスプール34は、HPタービン28をHP圧縮機24に駆動可能に接続する。低圧(LP)軸つまりスプール36は、LPタービン30をLP圧縮機32に駆動可能に接続する。
図示した実施形態について、ファンセクション14は、離間された様式でディスク42に結合された複数のファンブレード40を有する可変ピッチファン38を含む。図示したように、ファンブレード40はディスク42から外向きに、概ね半径方向Rに沿って延びる。各ファンブレード40は、ファンブレード40のピッチを一斉に集合的に変化させるように構成された適切な作動部材44に動作可能に結合されているので、ピッチ軸Pの周りでディスク42に対して回転可能である。ファンブレード40、ディスク42及び作動部材44は、動力ギアボックス46を横切るLP軸36により長手方向軸12の周りに、一緒に回転可能である。動力ギアボックス46は、LP軸36の回転速度をより効率的な回転ファン速度へ減速させるための複数のギアを含む。
図1の例示的実施形態をさらに参照すると、ディスク42は、複数のファンブレード40を通る空気流を増進するように空力学的外形にされた回転可能な前方ナセル48により覆われる。また、例示的なファンセクション14は、ファン38及び/又はコアタービンエンジン16の少なくとも一部を周方向に囲む環状ファンケーシングつまり外側ナセル50を含む。ナセル50は、複数の周方向に離間された出口案内ベーン52によりコアタービンエンジン16に対して支持されるように構成できることに留意されたい。さらに、ナセル50の下流セクション54は、コアタービンエンジン16の外側部分の上を延び、それらの間にバイパス空気流経路56を定めることができる。
ターボファンエンジン10の運転の際、空気容積58がナセル50の関連付けられた入口60及び/又はファンセクション14を通ってターボファン10に入る。空気容積58がファンブレード40を横切って通ると、矢印62で示す空気58の第1の部分は、バイパス空気流流路56へ方向づけられ、つまり送られ、矢印64で示す空気58の第2の部分は、LP圧縮機22へと方向づけられ、つまり送られる。空気の第1の部分62と空気の第2の部分64との比は、一般的にバイパス比として知られる。次に、空気の第2の部分64の圧力は、高圧(HP)圧縮機24及び燃焼セクション26へ送られるにつれて増大し、そこで燃料と混合され燃焼して燃焼ガス66を与える。
燃焼ガス66は、HPタービン28を通って送られ、そこで熱及び/又は運動エネルギーの一部が、外側ケーシング18に結合されたHPタービンステータベーン68及びHP軸つまりスプール34に結合されたHPタービンロータブレード70の連続する段を介して燃焼ガス66から抽出され、従ってHP軸つまりスプール34を回転させ、それによりHP圧縮機24の動作が支援される。次に、燃焼ガス66は、LPタービン30を通って送られ、そこで熱及び運動エネルギーの第2の部分が、外側ケーシング18に結合されたLPタービンステータベーン72及びLP軸つまりスプール36に結合されたLPタービンロータブレード74の連続する段を介して燃焼ガス66から抽出され、従ってLP軸つまりスプール36を回転させ、それによりLP圧縮機22の動作及び/又はファン38の回転が支援される。
その後、燃焼ガス66は、コアタービンエンジン16のジェット排気ノズルセクション32を通って送られて推進スラストを与える。同時に、空気の第1の部分62の圧力は、空気の第1の部分62がターボファン10のファンノズル排気セクション76から排出される前にバイパス空気流流路56を通って送られるにつれて大幅に増大し、これも推進スラストを与える。HPタービン28、LPタービン30及びジェット排気ノズルセクション32は、少なくとも部分的に、コアタービンエンジン16を通して燃焼ガス66を送るための高温ガス経路78を定める。
幾つかの実施形態において、ターボファンエンジン10の構成要素、特に高温ガス経路78内の構成要素は、高い温度性能を有する非金属材料であるセラミックマトリックス複合(CMC)材料から成ることができる。かかる構成要素に使用される例示的CMC材料は、シリコンカーバイド、シリコン、シリカ、アルミナマトリックス材料及びそれらの組み合わせを含むことができる。サファイヤ及びシリコンカーバイド(例えば、Textron社のSCS−6)等のモノフィラメント、並びにシリコンカーバイドを含む粗糸及び編み糸(例えば、日本カーボン株式会社のNICALON(登録商標)、宇部興産株式会社のTYRANNO(登録商標)、及びDow Corning社のSYRAMIC(登録商標))、アルミナシリケート(例えば、Nextel社の440及び480)、細断したウィスカー及びファイバ(例えば、Nextel社の440及びSAFFIL(登録商標))、随意的にセラミック粒子(例えば、Si、Al、Zr、Yの酸化物及びそれらの組み合わせ)、及び無機充填材(例えば、葉ろう石、珪灰石、雲母、滑石、藍晶石、及びモンモリロナイト)を含む、酸化安定強化用繊維など、セラミック繊維をマトリックスに埋め込んでもよい。さらに別の例として、CMC材料は、シリコンカーバイド(SiC)又はカーボンファイバクロスを含んでもよい。
ここで図2及び図3を参照すると、図2は、本主題の例示的実施形態による、タービン組立体75を形成するLPタービン30の部分断面の概略図を提示する。図3は、LPタービンロータブレード74の列84の概略図を提示する。前述のように、LPタービン30は、外側ケーシング18に結合されたタービンステータベーン72、及び軸つまりスプール36に結合されたタービンロータブレード74の連続する段を含む。図2に示すように、ブレード74は、タービンロータディスク80を介して軸つまりスプール36に結合される、すなわちブレード74は、ディスク80に結合され、ディスク80は軸つまりスプール36に結合される(図1)。各ディスク80は、ディスクの外周を定めるリム82を有する。さらに、各ディスク80は、ディスク80がケーシング18と同軸であるように、外側ケーシング18内に配置される。ディスク80及び外側ケーシング18は、それぞれ、タービン組立体75を通る高温ガス経路78の内側端壁及び外側端壁を形成する。
ブレード74は、周方向に隣接するブレード74の列が各ディスク80の外周から半径方向外向きに延びるように、すなわち列84内の隣接するブレード74が周方向Cに沿って互いに離間されかつ各ブレード74がディスク80から半径方向Rに沿って延びるように、ディスク80に結合される。ブレード74の列84における各ブレード74は、負圧側面90に対向する正圧側面88を有する翼形部86を含む。各翼形部86の対向する正圧側面及び負圧側面88、90は、ブレード翼根92からブレード先端94までブレード翼長sbに沿って半径方向に延びる。図示したように、ブレード翼根92は、ブレード74の半径方向最内側部分であり、ブレード先端94はブレード74の半径方向最外側部分である。従って、ブレード翼根92はディスク80により定められる内側端壁又はその近くに配置され、ブレード先端94はケーシング18により定められる外側端壁又はその近くで終端する。さらに、一般的に当技術分野において知られているように、ブレード翼根92は、ブレード74をディスク80に結合するためのディスク80における相補的形状のスロットで受けるためのダブテール又は他の形状を有する突起を定めることができることが明らかである。言うまでもなく、ブレード74は、他の方法でディスクに結合してもよい。
図3に示すように、ブレードピッチtは、ブレードの列84内の隣接するブレード74の間に定められる。ブレードピッチtは、所与のブレード翼長sbにおけるブレードの周方向の間隔である。言い換えれば、ブレードピッチtは、所与のブレード翼長sbにおける周方向長さをブレード74の列84のブレード74の数で割ったものであり、従って、ブレード翼長sbに沿って変化し得る。
ブレード翼長sbは、複数のブレード翼長位置SL(図4)を含むことができる。各ブレード翼長位置SLは、ブレード翼長sbの分数つまり百分率に対応し得る。例えば、第1のブレード翼長位置SL1は、ブレード翼長sbの約4分の1に位置し、第1のブレード翼長SL1が1/4sbつまりブレード翼長sbの約25%に対応するようにすることができる。第2の動ブレード翼長位置SL2は、ブレード翼長sbの約4分の3に位置し、第2のブレード翼長SL2が3/4sbつまりブレード翼長sbの約75%に対応するようにすることができる。従って、ブレード翼長位置SLは、ブレード翼根92のゼロ(すなわち、ブレード翼長sbの分数0つまり0%)に対応する位置からブレード先端94のsb(すなわち、ブレード翼長sbの分数1つまり100%)に対応する位置まで、ブレード翼長sbに沿って任意の数の位置を含むことができる。
ブレード74の翼形部86は、ブレード翼長sbに沿って1つ又はそれ以上の領域を定めることができる。例えば、翼形部86は、ブレード翼根92に隣接する第1の翼長領域S1及びブレード先端94に隣接する第2の翼長領域S2を定めることができる。中間翼長領域Smidも、例えば第1のブレード翼長位置SL1と第2のブレード翼長位置SL2との間に、又はより一般的に第1の翼長領域s1と第2の翼長領域s2との間に、定めることができる。
図3にさらに示すように、翼形部86の正圧側及び負圧側面88、90は、前縁96と対向する後縁98との間に軸方向に延びる。翼形部86は、対向する前縁及び後縁96、98の間に軸方向に延びる翼弦cを定める。明らかなように、翼弦cは、各ブレード翼長位置SLにおいて定めることができる。従って、翼弦cの軸方向長さは、ブレード翼長sbに沿って変化し得る。
ここで図4を参照すると、本主題の例示的実施形態による翼形部86の一部の斜視図が示され、各ブレード74の中間翼長領域Smidの翼弦cは、ブレード翼根92に隣接する第1の翼長領域s1及びブレード先端94に隣接する第2の翼長領域s2における翼弦cより短い。すなわち、前縁96から後縁98までの軸方向距離は、中間翼長領域Smidにおいて、ブレード翼根92及びブレード先端94近くの翼長領域における前縁96から後縁98までの軸方向距離よりも、短い。より具体的には、翼弦cは、前縁96、後縁98又は前縁及び後縁96、98両方に対して減少させることができる。一例として、ブレード74の前縁96は、中間翼長領域Smidにおいて、第1の翼長領域s1又は第2の翼長領域s2におけるよりも、軸方向で後縁98の近くとすることができる。別の例として、ブレード74の後縁98は、中間翼長領域Smidにおいて、第1の翼長領域s1又は第2の翼長領域s2におけるよりも、軸方向で前縁96の近くとすることができる。代替的に図2に概略的に示すように、翼弦cが、中間翼長領域Smidにおいて第1の翼長領域s1及び第2の翼長領域s2と比較して減少するように、前縁96及び後縁98の両方とも、中間翼長領域Smidにおいて軸方向内向きに動かすことができる。
例示的実施形態において、中間翼長領域Smidにおける翼弦長は、通常のタービンロータブレードと比較して、約5%乃至約25%減少させることができる。具体的実施形態において、中間翼長領域Smidにおける翼弦cの長さは、既知のタービンロータブレードの中間翼長領域における翼弦長よりも約12%減少させることができる。
ブレード74の中間翼長領域Smidにおける翼弦cの長さを減少させることにより、タービン組立体75の重量を減少させ、それによりターボファンエンジン10の効率を増大させることができる。さらに、中間翼長領域Smidにおける翼弦cの長さを減少させることにより、中間翼長領域Smidにおけるブレード74の剛率σを減少させ、それによりディスク80及び外側ケーシング18により定められる端壁又はその付近の二次流損を回避しながらタービン組立体75の効率を増大させることができる。ブレード74の剛率σは、長さで表されるブレード翼弦cの、前述のように所与のブレード翼長sbにおけるブレード74の周方向の間隔であるブレードピッチtに対する、比率である。既知の装置において、ブレード74の剛率σは、高い値に維持して二次流損を回避するのに役立てることができる。しかしながら、本主題の例示的実施形態において、ブレード翼根92及びブレード先端94又はその付近の翼弦cの長さがより長ければ、ブレード翼根及び先端92、94の領域における二次流損を回避するのに役立つ一方で、ブレード74の中間翼長領域Smidにおける翼弦cの長さがより短ければ、タービン組立体75の効率の増大に役立つ。従って、翼弦cの長さの減少に起因する二次流損の増大は、いずれも特定の翼弦cの長さを選択的に減少させることにより制御でき、これは二次流損を制御及び/又は管理できるように表面速度分布を調整することである。
また、中間翼長領域Smidにおける翼弦cの長さを減少させることにより、ブレード74のZweifel揚力係数を増大できる。ブレード74のZweifel揚力係数は、ブレードの正圧側表面上の定常圧力及びブレードの負圧側表面上の定常圧力を前提とする実際の力の基準の力に対する比率を表す無次元負荷係数である。より具体的には、Zweifel係数Zは、
として定義され、ここでtはブレードピッチ、cは軸方向翼弦長、β1及びβ2は、それぞれ入口角度及び出口角度を表す。本主題の実施形態において、入口角度β1は正、つまりβ1>0であり、出口角度β2は負、つまりβ2<0である。例示的実施形態において、各ブレード74は、約1.1乃至約1.7の範囲内のZweifel係数を有する。別の例示的実施形態において、各ブレード74のZweifel係数は、約1.2乃至約1.3の範囲内とすることができる。
また、タービン組立体75のブレード74の剛率σおよびZweifel係数は、ブレードの各列84におけるブレード74の数を減少させることにより最適化することができる。例えば、ブレード74の各列84は、典型的タービン段よりも約5%乃至約30%少ないブレードを備える。1つの実施形態において、ブレード74の1つの列84は、類似の典型的タービン段より約5%少ないブレードを備え、ブレード74の2つ目の列84は類似の典型的タービン段より約15%少ないブレードを備える。代替的実施形態において、ブレード74の1つの列84は、類似の典型的タービン段より約10%少ないブレードを備え、ブレード74の2つ目の列84は類似の典型的タービン段より約25%少ないブレードを備える。さらに、例示的実施形態において、ブレード74の数は減少し、ブレード74の中間翼長領域Smidにおける翼弦cの長さは、タービン組立体75のブレード74の1つ又はそれ以上の列84において削減される。
図3を参照すると、さらに別の実施形態において、ブレード74の食違い角λを最適化してディスク80と外側ケーシング18により定められる端壁における二次流損を削減及び/又は最小化することができる。食違い角λは、翼弦線Hとタービン軸方向Aとの間の角度である。例示的実施形態において、各ブレード74は、約10°乃至約80°の範囲内の食違い角λを有することができる。代替的実施形態において、各ブレード74は、約15°乃至約60°の範囲内の食違い角λを有することができる。他の食違い角λも同様に用いることができるが、一般的に、最適な食違い角は、タービンロータブレードの食違い角に対して既知の値から低減される。より小さい食違い角は、端壁損失をより低くし、二次流に起因する端壁分離を防止することができる。
上述の性能改善は、タービンロータブレード構造に限定されず、同様にタービンステータベーン構造にも適用されることを理解されたい。再び図2を参照すると、前述のように、タービン組立体75は、外側ケーシング18に結合されたタービンステータベーン72を含む。ロータブレード74のように、ステータベーン72は、周方向に隣接するベーン72の列で配置される。各ベーン72は、ケーシング18の内面19から半径方向内向きにロータディスク80に向かって延びる。ベーン72の列の各ベーン72は、翼形部100を含む。各ベーン翼形部100は、ケーシング18の内面19におけるベーン翼根102からロータディスク80に隣接する又はその付近のベーン先端104までのベーン翼長svに沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を含む。さらに、ブレード74の列84は、タービン組立体75がベーン72及びブレード74の交互の列からなり、かつベーン72の列がブレード74の列84の前に燃焼ガス66を受けるように、ベーン72の列の軸方向後ろに定めることができる。ベーン72の1つの列とブレード74の隣接する列84とはタービン組立体75の1つの段Lを定める。1つの例示的実施形態において、タービン組立体75は、最大12段Lを備える、つまりタービン組立体75は、1乃至12段Lを備える。
ブレード74と同様に、ベーン翼長svは、複数のベーン翼長位置を含むことができ、各ベーン翼長位置は、ベーン翼長svの分数つまり百分率に対応させることができる。例えば、第1のベーン翼長位置は、ベーン翼長svの約4分の1に配置し、第1のベーン翼長位置が約1/4svつまりベーン翼長svの約25%に対応するようにすることができる。第2のベーン翼長位置は、ベーン翼長svの約4分の3に配置し、第2のベーン翼長位置が約3/4svつまりベーン翼長svの約75%に対応するようにすることができる。従って、ベーン翼長位置は、ベーン翼根102のゼロ(すなわち、ベーン翼長svの分数0つまり0%)に対応する位置からベーン先端104のsv(すなわち、ベーン翼長svの分数1つまり100%)に対応する位置まで、ベーン翼長svに沿って任意の数の位置を含むことができる。
さらに、ベーン72の翼形部100は、ベーン翼長svに沿って1つ又はそれ以上の翼長領域を定めることができる。一例として、翼形部100は、ベーン翼根102に隣接する第1のベーン翼長領域とベーン先端104に隣接する第2のベーン翼長領域とを定めることができる。また、中間翼長領域を、例えば第1のベーン翼長位置と第2のベーン翼長位置との間に又は一般的に第1のベーン翼長位置と第2のベーン翼長位置との間に、定めることができる。前述のように、第1のベーン翼長位置は、ベーン翼長svの約4分の1に位置し、第2のベーン翼長位置は、ベーン翼長svの約4分の3に位置することができる。従って、中間翼長領域は、ベーン翼長svのおよそ中央の2分の1つまり中間の50%を含むことができる。
さらに、各ベーン翼形部100は、翼形部の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延びる翼弦cを定めることができる。ブレード74と同様に、翼弦は各ベーン翼長位置において定めることができ、翼弦の軸方向長はベーン翼長svに沿って変化し得る。本主題の例示的実施形態によると、各ベーン72の中間翼長領域における翼弦は、ベーン翼根102に隣接する第1のベーン翼長領域及びベーン先端104に隣接する第2のベーン翼長領域における翼弦よりも短い。つまり、ベーン72の翼形部100の前縁から後縁までの軸方向距離は、中間翼長領域において、ベーン翼根102及びベーン先端104付近の翼長領域における前縁から後縁までの軸方向距離より短い。より具体的には、ベーンの前縁、後縁又は前縁及び後縁の両方に対して減少させることができる。一例として、ベーン72の前縁は、ベーン72の中間翼長領域において、第1のベーン翼長領域又は第2のベーン翼長領域におけるよりも、軸方向で後縁の近くとすることができる。別の例として、図2に概略的に示すように、ベーン72の後縁は、中間翼長領域において、第1のベーン翼長領域又は第2のベーン翼長領域におけるよりも、軸方向で前縁の近くとすることができる。代替的に、翼弦が第1のベーン翼長領域及び第2のベーン翼長領域と比較して中間翼長領域において減少するように、前縁及び後縁の両方とも中間翼長領域において軸方向内向きに動かすことができる。
例示的実施形態において、中間翼長領域における翼弦長は、典型的タービンステータベーンと比較して約5%乃至約25%減少させることができる。具体的実施形態において、ベーン72の中間翼長領域における翼弦長は、既知のタービンステータベーンの中間翼長領域における翼弦長より約12%減少させることができる。
ブレード74の翼弦cの長さの低減と同様に、ベーン72の中間翼長領域における翼弦長の低減は、タービン組立体75の重量を減少させ、ターボファンエンジン10の効率を増大させることができる。さらに、中間翼長領域における翼弦長の低減は、中間翼長領域におけるベーン72の剛率σ(つまり、ベーン翼弦長のベーンピッチつまりベーン72の列におけるベーン72の間の周方向の間隔)に対する比を減少させ、それにより、ベーン72の翼根102及び先端104における翼弦長がより長いので、ディスク80及び外側ケーシング18により定められる端壁又はその付近の二次流損を回避しながら、タービン組立体75の効率を増大させることができる。前述のように、剛率σは、既知の装置において高い値に維持して二次流損を回避させることができる。しかしながら、本主題の例示的実施形態において、ベーン翼根102及び先端104又はその付近の翼弦長がより長いことは、ベーン翼根及び先端102、104の領域における二次流損を回避できる一方、ベーン72の中間翼長領域における翼弦長がより短いことは、タービン組立体75の効率を増大させることができる。従って、翼弦長の低減に起因する二次流損のいずれの増大も、特定の翼弦の長さを選択的に減少させることにより制御することができ、これは二次流損を制御及び/又は管理できるように表面速度分布を調整することである。
また、中間翼長領域における翼弦長の低減は、ベーン72のZweifel揚力係数(つまりベーン72の無次元負荷係数)を増大させることができる。例示的実施形態において、各ベーン72は、約1.1乃至約1.7の範囲内のZweifel係数を有する。別の例示的実施形態において、各ベーン72のZweifel係数は、約1.2乃至約1.3の範囲内とすることができる。
また、タービン組立体75の剛率σ及びZweifel係数は、ベーン72の各列におけるベーン72の数を減少させることにより最適化できる。例えば、ベーン72の各列は、典型的なタービン段よりも約5%乃至約30%少ないベーンを備える。1つの実施形態において、ベーン72の1つの列は、類似の典型的タービン段より約5%少ないベーンを備え、ベーン72の2つ目の列は類似の典型的タービン段より約15%少ないベーンを備える。代替的実施形態において、ベーン72の1つの列は、類似の典型的タービン段より約10%少ないベーンを備え、ベーン72の2つ目の列は類似の典型的タービン段より約25%少ないベーンを備える。さらに、例示的実施形態において、ベーン72の数及びベーンの中間翼長領域における翼弦長は、ともにタービン組立体75のベーン72の1つ又はそれ以上の列において低減される。
さらに別の実施形態において、ベーン72の食違い角λを最適化してディスク80と外側ケーシング18により定まる端壁における二次流損を削減及び/又は最小化できる。例示的実施形態において、各ベーン72は、約10°乃至約80°の範囲内の食違い角λを有することができる。代替的実施形態において、各ベーン72は、約15°乃至約60°の範囲内の食違い角λを有することができる。他の食違い角λも同様に用いることができるが、一般的に、最適な食違い角は、タービンロータブレードの食違い角に対して既知の値から低減する。ブレード74に関して説明したように、より小さい食違い角は、端壁損失をより低くし、二次流に起因する端壁分離を防止することができる。
本明細書に記載されるいずれかの技術又は構造を単独で又は組み合わせて採用することにより、ベーン72、ブレード74、ベーン72の列、及び/又はブレード74の列84の構造を最適化し、例えば二次流損、重量及び効率、並びに他の性能パラメータ等の重要な性能パラメータが最適化されるようにすることができる。一例として、選択した領域、区域、又はブレード翼長sbの部分のみの剛率σの低減により、タービン組立体75の効率を改善しながら、低減した剛率σに起因する二次流損の何らかの増大を制御することができる。同様に、選択した領域、区域、又はベーン翼長svの部分のみの剛率σの低減により、タービン組立体75の効率を改善しながら、低減した剛率σに起因する二次流損の何らかの増大を制御することができる。さらに、他の性能改善を実現することもできる。例えば、冷却されたタービンにおいて、ブレード74又はベーン72等の翼形部の数の削減により、必要な冷却流を削減することができる。本主題は、他の利点又は利益をもたらすことができる。
さらに、本主題は、ガスタービンエンジンの低圧タービンセクションについて記載したが、上述の設計検討内容及び構造は、ガスタービンエンジンの他の構成要素及び/又はセクションに応用できることも容易に理解されるであろう。例えば、本主題は、低速及び高速低圧タービンの両方に応用できる。別の例として、ターボファンエンジン10のLPタービンセクションに関して上述したが、本主題は、HPタービンセクションにも利用することができる。代替的に又は付加的に、本主題は、ターボファンエンジン10の他の構造又はガスタービンエンジンの他の型式又は構造に応用することができる。
本明細書は、最良の形態を含む実施例を用いて本発明を開示し、また、あらゆる当業者が、あらゆるデバイス又はシステムを実施及び利用すること並びにあらゆる組み込み方法を実施することを含む本発明を実施することを可能にする。本発明の特許保護される範囲は、請求項によって定義され、当業者であれば想起される他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、請求項の文言と差違のない構造要素を有する場合、或いは、請求項の文言と僅かな差違を有する均等な構造要素を含む場合には、本発明の範囲内にあるものとする。
最後に、代表的な実施態様を以下に示す。
[実施態様1]
ガスタービンエンジン用のタービン組立体であって、
内面を有し、軸方向中心線の周りに周方向に延び、上記タービン組立体の半径方向外側境界を定めるケーシングと、
上記ケーシング内に同軸に配置されたディスクであって、リムを有し、ディスクの上記リムはディスクの外周を定める、ディスクと、
上記ケーシングの上記内面から半径方向内向きに延びる周方向に隣接するタービンステータベーンの列と、
上記ディスクの上記外周から半径方向外向きに延び、上記ステータベーンの列に隣接して配置された、周方向に隣接するタービンロータブレードの列と
を備え、
上記ブレードの列の上記ブレードの各々は、翼形部を含み、上記翼形部の各々は、ブレード翼根からブレード先端までブレード翼長に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有し、上記ブレード翼長は、複数のブレード翼長位置を含み、上記ブレード翼長位置の各々は、上記ブレード翼長の分数に対応し、
上記翼形部の各々は、上記ブレード翼長位置の各々における翼弦を定め、上記翼弦は、上記翼形部の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延び、
上記ブレードの各々の中間翼長領域の上記翼弦は、上記ブレード翼根に隣接する翼長領域及び上記ブレード先端に隣接する翼長領域の上記翼弦よりも短い、
ことを特徴とするタービン組立体。
[実施態様2]
上記ブレードの各々は、約1.1乃至約1.7の範囲内のZweifel係数を有することを特徴とする、実施態様1に記載のタービン組立体。
[実施態様3]
上記ブレードの各々の上記Zweifel係数は、約1.2乃至約1.3の範囲内にあることを特徴とする、実施態様2に記載のタービン組立体。
[実施態様4]
上記ブレードの各々は、約10°乃至約80°の範囲内の食違い角を有することを特徴とする、実施態様1に記載のタービン組立体。
[実施態様5]
上記ブレードの各々の上記中間翼長領域は、第1のブレード翼長位置から第2のブレード翼長位置まで延び、上記第1のブレード翼長位置は上記ブレード翼長の約4分の1にあり、かつ上記第2のブレード翼長位置は上記ブレード翼長の約4分の3にあることを特徴とする、実施態様1に記載のタービン組立体。
[実施態様6]
上記ベーンの列の上記ベーンの各々は、上記ケーシングの上記内面から半径方向内向きに延び、かつ、ベーン翼根からベーン先端までベーン翼長に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有する翼形部を含み、上記ベーン翼長は、複数のベーン翼長位置を含み、上記ベーン翼長位置の各々は、上記ベーン翼長の分数に対応し、
上記ベーン翼形部の各々は、上記ベーン翼長位置の各々における翼弦を定め、上記翼弦は、上記翼形部の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延び、
上記ベーンの各々の中間翼長領域の上記翼弦は、上記ベーン翼根に隣接する翼長領域及び上記ベーン先端に隣接する翼長領域の上記翼弦よりも短い、
ことを特徴とする実施態様1に記載のタービン組立体。
[実施態様7]
上記ベーンの各々の上記中間翼長領域は、第1のベーン翼長位置から第2のベーン翼長位置まで延び、上記第1のベーン翼長位置は上記ベーン翼長の約4分の1にあり、かつ上記第2のベーン翼長位置は上記ベーン翼長の約4分の3にあることを特徴とする、実施態様6に記載のタービン組立体。
[実施態様8]
上記ベーンの列及び上記隣接するブレードの列は、上記タービン組立体の1つの段を定め、上記タービン組立体は最大12段を備えることを特徴とする、実施態様1に記載のタービン組立体。
[実施態様9]
ガスタービンエンジン用タービン組立体であって、
内面を有し、軸方向中心線の周りに延び、上記タービン組立体の半径方向外側境界を定めるケーシングと、
上記ケーシング内に同軸に配置されたディスクであって、リムを有し、ディスクの上記リムは、ディスクの外周を定める、ディスクと、
上記ケーシングの上記内面から半径方向内向きに延びる周方向に隣接するタービンステータベーンの列と、
上記ディスクの上記外周から半径方向外向きに延び、上記ベーンの列に隣接して配置される、周方向に隣接するタービンロータブレードの列と、
を備え、
上記ベーンの列の上記ベーンの各々は、翼形部を含み、上記翼形部の各々は、ベーン翼根からベーン先端までベーン翼長に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有し、上記ベーン翼長は、複数のベーン翼長位置を含み、上記ベーン翼長位置の各々は、上記ベーン翼長の分数に対応し、
上記翼形部の各々は、ベーン翼長位置の各々における翼弦を定め、上記翼弦は、上記翼形部の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延び、
上記ベーンの各々の中間翼長領域の上記翼弦は、上記ベーン翼根に隣接する翼長領域及び上記ベーン先端に隣接する翼長領域の上記翼弦よりも短い、
ことを特徴とするタービン組立体。
[実施態様10]
上記ブレードの列の上記ブレードの各々は、翼形部を含み、上記翼形部の各々は、ブレード翼根からブレード先端までブレード翼長に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有し、上記ブレード翼長は、複数のブレード翼長位置を含み、上記ブレード翼長位置の各々は、上記ブレード翼長の分数に対応し、
上記ブレード翼形部の各々は、上記ブレード翼長位置の各々における翼弦を定め、上記翼弦は、上記翼形部の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延び、
上記ブレードの各々の中間翼長領域の上記翼弦は、上記ブレード翼根に隣接する翼長領域及び上記ブレード先端に隣接する翼長領域の上記翼弦よりも短い、
ことを特徴とする、実施態様9に記載のタービン組立体。
[実施態様11]
上記ブレードの各々は、約1.1乃至約1.7の範囲内のZweifel係数を有することを特徴とする、実施態様10に記載のタービン組立体。
[実施態様12]
上記ブレードの各々の上記Zweifel係数は、約1.2乃至約1.3の範囲内にあることを特徴とする、実施態様11に記載のタービン組立体。
[実施態様13]
上記ブレードの各々は、約10°乃至約80°の範囲内の食違い角を有することを特徴とする、実施態様10に記載のタービン組立体。
[実施態様14]
上記ブレードの各々の上記中間翼長領域は第1のブレード翼長位置から第2のブレード翼長位置まで延び、上記第1のブレード翼長位置は上記ブレード翼長の約4分の1にあり、かつ上記第2のブレード翼長位置は上記ブレード翼長の約4分の3にあることを特徴とする、実施態様10に記載のタービン組立体。
[実施態様15]
上記ベーンの各々の上記中間翼長領域は第1のベーン翼長位置から第2のベーン翼長位置まで延び、上記第1のベーン翼長位置は上記ベーン翼長の約4分の1にあり、かつ上記第2のベーン翼長位置は上記ベーン翼長の約4分の3にあることを特徴とする、実施態様9に記載のタービン組立体。
[実施態様16]
ガスタービンエンジン用のタービンロータブレードであって、
翼形部を備え、上記翼形部はブレード翼根からブレード先端までブレード翼長に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有し、上記ブレード翼長は、複数のブレード翼長位置を含み、上記ブレード翼長位置の各々は、上記ブレード翼長の分数に対応し、
上記翼形部の各々は、上記ブレード翼長位置の各々における翼弦を定め、上記翼弦は、上記翼形部の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延び、
上記ブレードは、約1.1乃至約1.7の範囲内のZweifel係数を有する、
ことを特徴とするタービンロータブレード。
[実施態様17]
上記ブレードの上記Zweifel係数は、約1.2乃至約1.3の範囲内にあることを特徴とする、実施態様16に記載のタービンロータブレード翼。
[実施態様18]
上記ブレードは、約10°乃至約80°の範囲内の食違い角を有することを特徴とする、実施態様16に記載のタービンロータブレード。
[実施態様19]
上記ブレードの中間翼長領域の上記翼弦は、上記ブレード翼根に隣接する翼長領域及び上記ブレード先端に隣接する翼長領域の上記翼弦よりも短い、
ことを特徴とする、実施態様16に記載のタービンロータブレード。
[実施態様20]
上記ブレードの上記中間翼長領域は第1のブレード翼長位置から第2のブレード翼長位置まで延び、上記第1のブレード翼長位置は上記ブレード翼長の約4分の1にあり、かつ上記第2のブレード翼長位置は上記ブレード翼長の約4の3にあることを特徴とする、実施態様19に記載のタービンロータブレード。
10 ターボファンジェットエンジン
12 長手方向又は軸方向中心線
14 ファンセクション
16 コアタービンエンジン
18 外側ケーシング
19 ケーシングの内面
20 入口
22 低圧圧縮機
24 高圧圧縮機
26 燃焼セクション
28 高圧タービン
30 低圧タービン
32 ジェット排気セクション
34 高圧シャフト/スプール
36 低圧シャフト/スプール
38 ファン
40 ブレード
42 ディスク
44 作動部材
46 動力ギアボックス
48 ナセル
50 ファンケーシング又はナセル
52 出口案内ベーン
54 下流セクション
56 バイパス空気流経路
58 空気
60 入口
62 空気の第1の部分
64 空気の第2の部分
66 燃焼ガス
68 ステータベーン
70 タービンロータブレード
72 ステータベーン
74 タービンロータブレード
75 タービン組立体
76 ファンノズル排気セクション
78 高温ガス経路
80 タービンロータディスク
82 リム
84 ブレードの列
86 翼形部
88 正圧側面
90 負圧側面
92 ブレード翼根
94 ブレード先端
96 ブレード前縁
98 ブレード後縁
100 ベーン翼形部
102 ベーン翼根
104 ベーン先端
b ブレード翼長
v ベーン翼長
t ブレードピッチ
SL ブレード翼長位置
SL1 第1のブレード翼長位置
SL2 第2のブレード翼長位置
1 第1の翼長領域
2 第2の翼長領域
mid 中間翼長領域
c 翼弦
σ 剛率
λ 食違い角
H 翼弦線
L 段
R 半径方向
A 軸方向
C 周方向

Claims (10)

  1. ガスタービンエンジン用のタービン組立体であって、
    内面(19)を有し、軸方向中心線(12)の周りに周方向に延び、前記タービン組立体の半径方向外側境界を定めるケーシング(18)と、
    前記ケーシング(18)内に同軸に配置されたディスク(80)であって、リム(82)を有し、ディスク(80)の前記リム(82)はディスク(80)の外周を定める、ディスク(80)と、
    前記ケーシング(18)の前記内面(19)から半径方向内向きに延びる周方向に隣接するタービンステータベーン(72)の列と、
    前記ディスク(80)の前記外周から半径方向外向きに延び、前記ステータベーンの列に隣接して配置された、周方向に隣接するタービンロータブレード(74)の列(84)と
    を備え、
    前記ブレードの列の前記ブレード(74)の各々は、翼形部(86)を含み、前記翼形部(86)の各々は、ブレード翼根(92)からブレード先端(94)までブレード翼長(sb)に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有し、前記ブレード翼長(sb)は、複数のブレード翼長位置(SL)を含み、前記ブレード翼長位置(SL)の各々は、前記ブレード翼長(sb)の分数に対応し、
    前記翼形部(86)の各々は、前記ブレード翼長位置(SL)の各々における翼弦(c)を定め、前記翼弦(c)は、前記翼形部(86)の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延び、
    前記ブレードの各々の中間翼長領域の前記翼弦(c)は、前記ブレード翼根(92)に隣接する翼長領域及び前記ブレード先端(94)に隣接する翼長領域の前記翼弦(c)よりも短い、
    ことを特徴とするタービン組立体。
  2. 前記ブレード(74)の各々は、約1.1乃至約1.7の範囲内のZweifel係数を有することを特徴とする、請求項1に記載のタービン組立体。
  3. 前記ブレード(74)の各々の前記Zweifel係数は、約1.2乃至約1.3の範囲内にあることを特徴とする、請求項2に記載のタービン組立体。
  4. 前記ブレード(74)の各々は、約10°乃至約80°の範囲内の食違い角を有することを特徴とする、請求項1に記載のタービン組立体。
  5. 前記ブレード(74)の各々の前記中間翼長領域は、第1のブレード翼長位置(SL)から第2のブレード翼長位置(SL)まで延び、前記第1のブレード翼長位置(SL)は前記ブレード翼長(sb)の約4分の1にあり、かつ前記第2のブレード翼長位置(SL)は前記ブレード翼長(sb)の約4分の3にあることを特徴とする、請求項1に記載のタービン組立体。
  6. 前記ベーン(74)の列の前記ベーン(74)の各々は、前記ケーシング(18)の前記内面(19)から半径方向内向きに延び、かつ、ベーン翼根(102)からベーン先端(104)までベーン翼長(sv)に沿って半径方向に延びる対向する正圧側面及び負圧側面を有する翼形部(86)を含み、前記ベーン翼長(sv)は、複数のベーン翼長位置を含み、前記ベーン翼長位置の各々は、前記ベーン翼長(sv)の分数に対応し、
    前記ベーン翼形部(86)の各々は、前記ベーン翼長位置の各々における翼弦(c)を定め、前記翼弦(c)は、前記翼形部(86)の対向する前縁と後縁との間に軸方向に延び、
    前記ベーンの各々の中間翼長領域の前記翼弦(c)は、前記ベーン翼根(102)に隣接する翼長領域及び前記ベーン先端(104)に隣接する翼長領域の前記翼弦(c)よりも短い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタービン組立体。
  7. 前記ベーン(72)の各々の前記中間翼長領域は、第1のベーン翼長位置から第2のベーン翼長位置まで延び、前記第1のベーン翼長位置は前記ベーン翼長(sv)の約4分の1にあり、かつ前記第2のベーン翼長位置は前記ベーン翼長(sv)の約4分の3にあることを特徴とする、請求項6に記載のタービン組立体。
  8. 前記ブレード(74)の各々は、約1.1乃至約1.7の範囲内のZweifel係数を有することを特徴とする、請求項6に記載のタービン組立体。
  9. 前記ブレード(74)の各々の前記Zweifel係数は、約1.2乃至約1.3の範囲内にあることを特徴とする、請求項8に記載のタービン組立体。
  10. 前記ベーン(72)の列及び隣接するブレード(74)の列は、前記タービン組立体の1つ段(L)を定め、前記タービン組立体は、最大12段(L)を備える、請求項1に記載のタービン組立体。
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