JP5009603B2 - ガスタービンエンジン及びガスタービンエンジン部品 - Google Patents

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Description

本発明は、一般にガスタービンエンジンに関し、より具体的にはガスタービンエンジンを作動させる方法および装置に関する。
ガスタービンエンジンは通常、吸気口、ファン、低圧および高圧圧縮機、燃焼器、ならびに少なくとも1つのタービンを有している。圧縮機は空気を圧縮し、空気は燃焼器に送られ、そこで燃料と混合される。混合気は次いで、高温の燃焼ガスを生成するために点火される。燃焼ガスはタービンに送られ、タービンは、圧縮機に動力を供給し、さらには飛行中の航空機を推進させたり、発電機などの負荷装置(load)に動力供給したりするのに便利な仕事を生み出すために、燃焼ガスからエネルギーを抽出する。
エンジンが、着氷状態(icing conditions)において、すなわち過冷却水滴の雲にさらされて作動するとき、露出したエンジン構造に氷が集積することがある。より具体的には、エンジンが長期間にわたって低出力で着氷状態で作動される場合、エンジン内および露出したエンジン上の氷の集積は著しいものとなることがある。やがて、エンジンの継続的作動、低出力作動から高出力作動へのスロットルバースト(throttle burst)、および/または、乱流によるかもしくは氷が非対称に成長することによる振動が原因で、集積した氷の塊(build−up)は高圧圧縮機に吸い込まれることがある。氷の剥離(ice shed)として知られるかかる状態は、圧縮機の吐出し温度が突然低下する原因となることがある。圧縮機の吐出し温度が突然低下するのに応答して、修正コア速度(corrected core speed)が高圧圧縮機の後段において増大する。このように後段において修正コア速度が突然増加することによって、圧縮機の失速マージンが悪影響を受けることがある。場合によっては、これはさらに、エンジンのフレームアウトにつながることもある。
米国特許第4079903号明細書
エンジン内およびエンジンに隣接する露出表面上における氷の成長を防止するのを容易にするために、少なくとも一部の既知のエンジンは、ガスタービンストラット上で氷が集積するのを軽減する除氷装置を有している。しかしながら、ガスタービンエンジン部品が複合材料を使用して作成される場合、複合材料の横方向の熱伝導率が低いため、複合材料を介して送られる加熱空気を使用して部品の凍結を防止することは比較的困難である。結果として、部品を除氷するには比較的高温の空気が必要となり、したがって全体的なエンジン効率が犠牲となる。
ここでは、タービンエンジン部品を製造する方法が開示される。この方法は、第1の側部および相対する第2の側部を有するように部品を形成するステップと、第1および第2の側部のうちの少なくとも1つの外面に隣接して少なくとも1つの毛細管を配置するステップと、少なくとも1つのその毛細管を少なくとも1つの複合材層で部品に固定するステップとを有している。
ひとつの態様において、タービンエンジン部品が提供される。このタービンエンジン部品は、第1の側部と、相対する第2の側部と、前記第1および第2の側部のうちの少なくとも1つの外面に隣接して配置された少なくとも1つの毛細管と、少なくとも1つの前記毛細管を前記部品に固定する複合材層とを有している。
さらなる態様においては、ガスタービンエンジンが提供される。このガスタービンエンジンは、第1の側部および相対する第2の側部を有する少なくとも1つのエーロフォイルと、少なくとも1つの前記エーロフォイルの外面に隣接して配置された少なくとも1つの毛細管と、少なくとも1つの前記毛細管を少なくとも1つの前記エーロフォイルに固定する複合材層とを有している。
図1は例示的なガスタービンエンジン10の側断面図であり、このガスタービンエンジン10は、概ね長手方向に延びている軸、すなわち順方向14および後部方向16に延びている中心線12を有している。エンジン10は、複数のブレード23を有する高圧圧縮機22と、燃焼器24と、複数のブレード27を有する高圧タービン26と、複数のブレード29を有する出力タービンすなわち低圧タービン28とを有するコアエンジン20を有しており、これら高圧圧縮機22、燃焼器24、高圧タービン26、低圧タービン28はすべて、連続した軸流の関係に配置されている。別の実施形態において、コアエンジン20は、圧縮機、デトネーションチャンバ、およびタービンを有しており、それらは連続した軸流の関係に配置されている。エンジン10はまたバイパスダクト32を有しており、このバイパスダクト32は、コアエンジン20を囲み、流体流れをコアエンジン20を介さずにコアエンジン20から下流へと送ることを可能にする。例示的実施形態において、エンジン10はまた、高圧圧縮機22の軸方向上流にある低圧圧縮機34を有している。より具体的には、低圧圧縮機34は、複数のブレード35を有しかつナセル36内に収容されており、このナセル36は、円周方向に離隔された複数のストラット38によって支持されている。
作動中、気流は、ストラット38を介してエンジン10に入り、低圧圧縮機34を介して送られ、この低圧圧縮機34において圧縮空気はコアエンジン20へと導かれる。空気と燃料はコアエンジン20内で混合されかつ点火されて、高温の燃焼ガスを生成する。具体的には、高圧圧縮機22からの加圧空気が、燃焼器24内で燃料と混合され、また点火され、それによって燃焼ガスを生成する。かかる燃焼ガスは高圧タービン26を駆動し、この高圧タービン26は高圧圧縮機22を駆動する。燃焼ガスは、高圧タービン26から低圧タービン28内へと放出される。コアの気流は、低圧タービン28から放出され、排出ノズル40に向かって後方へ方向付けられる。
図2は、図1に示すガスタービンエンジンと共に使用することができる例示的なエーロフォイル50の斜視図である。図3は、図2に示すエーロフォイル50の部分断面立面図である。一実施形態において、エーロフォイル50は、例えば図2および3に示すストラット38など、固定部品の一部として形成される。他の実施形態において、エーロフォイル50は、例えば回転する圧縮機のブレード35など、回転部品の一部として形成される。
一例として、図4は、例示的なストラット38の一部として製造されたエーロフォイル50を示している。したがって、エーロフォイル50は、前縁60と、軸方向で相対する後縁62と、半径方向内方の翼付根(不図示)と、相対する半径方向外方の先端部(不図示)と、それらの間に延びている円周方向で相対する第1および第2の側部64および66とを有している。一実施形態において、ストラット38は、流れの妨害を最小にする概ね対称の涙滴形状にて、空気力学的な流線形になされている。任意選択で、ストラット38は涙滴形状ではない。
他の例として、本明細書で説明する方法によって製造することができる圧縮機ブレード35の1つを図5に示す。したがって、圧縮機ブレード35は、第1の異形(contoured)側壁70と第2の異形側壁72とを有するエーロフォイル50を有している。第1の側壁70は凸形であり、エーロフォイル50の吸込み側を画定しており、第2の側壁72は凹形であり、エーロフォイル50の圧力側を画定している。側壁70および72は、エーロフォイル50の前縁74と軸方向に離間した後縁76とで接合されている。より具体的には、エーロフォイルの後縁76は、翼弦方向にかつエーロフォイルの前縁74から下流側に離間している。第1および第2の側壁70および72はそれぞれ、ダブテール(不図示)に隣接して配置されている翼付根(不図示)からエーロフォイルの先端(不図示)まで、翼幅において長手方向にまたは半径方向外方に延びている。
したがって、エーロフォイル50は、エーロフォイル50を回転円板に結合することが可能となるように、プラットフォームおよびダブテールを有するように製作してもよく、またエーロフォイル50は、散在する取外し可能なダブテールのないブリスクと一般に呼ばれるディスクと一体に形成してもよい。任意選択で、エーロフォイル50は、ストラット38などの固定部品と共に用いられてもよい。
図6は、回転ブレードまたは固定ストラットの一部分として成形することができるエーロフォイル50の上断面図である。例示的実施形態において、エーロフォイル50は、第1の側部および第2の側部を有するように製作される。より具体的には、エーロフォイル50は、互いに結合されてエーロフォイル50の部分82を形成する複数の複合材層80を有している。例示的実施形態において、複合材層は、互いに結合されてエーロフォイル50の部分82を形成するカーボンまたはガラスの複合材料を使用して製作される。
エーロフォイル50はまた、部分82の外面に結合される少なくとも1つの毛細管84を有している。本明細書で使用する毛細管は、毛細管を貫いて延びる比較的小さな開口部を有する管を表している。例示的実施形態において、エーロフォイル50は複数の毛細管84を有しており、毛細管84はそれぞれ、それを通じて延びている開口部86を有しており、その開口部86は、それを介して加熱気流を受けるように寸法が定められており、またその加熱気流は、エーロフォイル50の外面88における氷の形成を軽減するかまたはなくすのに十分なものである。
図6に示すように、複数の毛細管84は、部分82と外側の複合材層90との間に配置されており、この外側の複合材層90は、複数の毛細管84を部分82に固定するために用いられている。より具体的には、毛細管84は、開口部86が部分82の外面に沿って半径方向に延びるように配置されている。したがって、図3に示すように、加熱気流98は、圧縮機の抽気などの吹出しから、例えばエーロフォイル50の半径方向外方の端部100へと、開口部86を介して送られ、次いで加熱空気は、エーロフォイル50の半径方向内方の端部102を介して放出される。
再び図6を参照すると、例示的実施形態において、各毛細管84は実質的に円筒形の本体を有しており、この本体は、開口部86を画定する内面110と外面112とを有している。例示的実施形態において、毛細管84は、各毛細管84の外面112が隣接する毛細管84の外面112に近接するように、部分82と外側の複合材層90との間で結合されている。したがって、第1の数量の毛細管84は、毛細管84を介して送られる加熱気流の量を最大にするのを支援し、したがって加熱されるエーロフォイルの外側表面積を最大にするのを支援するように、エーロフォイル50に結合される。例示的実施形態において、毛細管84は、限定はしないが例えば石英などのガラス材料を使用して製作される。
毛細管84がエーロフォイル部分82に隣接して配置された後、複合材層90でエーロフォイル部分82が覆われる。エーロフォイル部分82、毛細管84、および複合材層90を有するエーロフォイルアセンブリは次いで熱処理され、仕上げ処理が施されたエーロフォイル50を形成する。
図7は、回転ブレードまたは固定ストラットの一部分として形成することができるエーロフォイル50の上断面図である。図7に示すように、エーロフォイル50は、互いに結合されてエーロフォイル50の部分82を形成する複数の複合材層80を有している。エーロフォイル50はまた、複数の毛細管84を有するシート150を有しており、この複数の毛細管84は、それぞれ複合材料152と共に織り合わせられてシート150を形成している。例示的実施形態において、毛細管84は、毛細管のシート150の形成を容易にするために、複合材料152と共に織り合わせられている。
より具体的には、シート150は、編み上げ工程(braiding process)を使用して形成され、複数の一体形中空毛細管84を有する単一の編み上げスリーブ、すなわちシート150が提供される。例示的実施形態において、シート150は、エーロフォイル50の全領域または選択された領域を覆う一方向の毛細管を含むように、二軸式で編み合わせられる。毛細管84はエーロフォイル50の端部を抜け出し、空気を流入および流出させるためのマニホールド領域を形成する。したがって、シート150によって、作業者は、毛細管84を部分82に取り付けるためのより効率的な手段を得ることができる。したがって、エーロフォイル82を製作する時間が削減される。
図7に示すように、毛細管84を有しているシート160は、部分82と外側の複合材層90との間に配置されており、この外側の複合材層90は、毛細管のシート160を部分82に固定するために用いられている。より具体的には、毛細管84は、開口部86が部分82の外面に沿って半径方向に延びるように配置されている。したがって、図3に示すように、加熱気流98は、圧縮機の抽気などの吹出しから、例えばエーロフォイル50の半径方向外方の端部100へと、開口部86を介して送られ、次いで加熱空気は、エーロフォイル50の半径方向内方の端部102を介して放出される。毛細管160がエーロフォイル部分82に隣接して配置された後、複合材層90でエーロフォイル部分82が覆われる。エーロフォイル部分82、毛細管84、および複合材層90を有するエーロフォイルアセンブリは次いで熱処理され、仕上げ処理が施されたエーロフォイル50を形成する。
図8は、回転ブレードまたは固定ストラットの一部分として形成することができるエーロフォイル50の上断面図である。図8に示すように、エーロフォイル50は、互いに結合されてエーロフォイル50の部分82を形成する複数の複合材層80を有している。エーロフォイル50はまた、複数の毛細管84を有するシート160を有しており、この複数の毛細管84は、それぞれ複合材料152と共に織り合わせられてシート160を形成している。例示的実施形態において、毛細管84は、毛細管のシート160の形成を容易にするために、複合材料152と共に織り合わせられている。したがって、シート160によって、作業者は、毛細管84を部分82に取り付けるためのより効率的な手段を得ることができる。したがって、エーロフォイル82を製作する時間が削減される。
シート160はまた、実質的に中実の円筒形のガラス材料を使用して製作されている複数のスペーサ162を有している。例示的実施形態において、隣接する毛細管84の間の距離を増すことを容易にするために、単一のスペーサ162が2つの隣接する毛細管84の間に配置されている。したがって、各スペーサ162は、隣接する毛細管84を所定の距離だけ分離するように寸法決めされた外径164を有している。具体的には、シート160は、毛細管84を介して送られる加熱気流の量を減少させることを容易にし、したがって加熱されるエーロフォイルの外側の表面積を減少させることを容易にするために、図6に示す毛細管の第1の数量よりも少ない第2の数量の毛細管84を有している。例えば、図6に示すように、毛細管84はそれぞれ互いに隣接して配置されているため、エーロフォイル50のほぼ全表面が加熱される。しかしながら、作動環境において、エーロフォイル50の着氷を軽減するか、またはなくすことを容易にするために、エーロフォイル50の外面に対して加熱の程度を低減することが要求される場合には、スペーサ162を含めたシート160を用いて、エーロフォイル50の表面に十分な熱を供給することができる。シート160がエーロフォイル部分82に隣接して配置された後、複合材層90でシート160が覆われる。エーロフォイル部分82、シート160、および複合材層90を有するエーロフォイルアセンブリは次いで熱処理され、仕上げ処理が施されたエーロフォイル50を形成する。
エーロフォイル50の外面に加えられる熱の量をさらに減少させるために、シート170を用いてもよい。図9に示すように、シート170は実質的にシート160に類似しており、隣接する毛細管84の間に形成される少なくとも2つのスペーサを有している。例示的実施形態において、シート160と比較して、隣接する毛細管84の間の距離をさらに増すことを容易にするために、少なくとも2つのスペーサ162が隣接する毛細管84の間に配置されている。例示的実施形態において、シート160とシート170の双方は、エーロフォイル50の全領域または選択された領域を加熱することを容易にするために、一方向の毛細管84およびスペーサを含むように二軸式で編み合わせられている。
シート170がエーロフォイル部分82に隣接して配置された後、複合材層90でシート170が覆われ、毛細管84がエーロフォイル部分82に固定される。エーロフォイル部分82、シート170、および複合材層90を有するエーロフォイルアセンブリは次いで熱処理され、仕上げ処理が施されたエーロフォイル50を形成する。
上述のエーロフォイルは、ガスタービンエンジンブレードまたはガスタービンエンジンストラットと共に用いてもよい。例示的実施形態において、ガスタービンエンジンの選択された部分における氷の形成を軽減しかつ/またはなくすことを容易にするために、複数のエーロフォイルがガスタービンエンジン内で用いられる。上述のエーロフォイルは費用効率が高く、また、エンジンの露出表面に沿う氷の集積の防止を支援する上で信頼性が高い。より具体的には、本明細書において説明したエーロフォイルは、エーロフォイル壁内へ一体に編み合わせられた非常に小さい毛細管を有する、一体形の最小単位のエーロフォイルである。本発明は、編み上げ工程の独特な特質および特徴を活用して、一体形中空毛細管を有する単一の編み上げスリーブを提供する。スリーブ、すなわちシート160および170はそれぞれ、エーロフォイルの全領域または選択された領域を覆う一方向の毛細管を含むように、二軸式で編み合わせられる。管はエーロフォイルの端部を抜け出し、空気を流入および流出させるためのマニホールド領域を形成する。
結果として、本明細書で説明したエーロフォイルは、高温の空気をエーロフォイルの表面へまたはエーロフォイルの表面付近へ直接導くことによって、横方向の熱伝導率が低いという欠点をなくしている。熱伝達が改善されることによって、エーロフォイルは1つまたは2つの利点を有する。第1の利点は、より高性能でない圧縮機の抽気を使用することであり、第2の利点は、より低温でかつより低コストな樹脂系を使用してエーロフォイルを製作できることである。加えて、毛細管のシート全体を、様々な樹脂トランスファー成形(RTM)、トウプレグまたは等価な技法を用いて成形することができる。
ガスタービンエンジンエーロフォイルの例示的実施形態について、先に詳細に説明した。エーロフォイルは、本明細書で説明した特定の実施形態に限定されず、むしろ、エーロフォイルは、氷の剥離を容易にするために、いかなる既知のタービンと共に用いられてもよい。
本発明について、様々な特定の実施形態の点から説明したが、本発明は特許請求の精神および範囲内で修正を加えて実施できることを、当業者は理解するであろう。
例示的なガスタービンエンジンの概略図である。 図1に示すファンダクトを通じた概ね線2−2における部分断面立面図である。 図2に示すエーロフォイルの断面図である。 例示的なエーロフォイルの上断面図である。 例示的なエーロフォイルの上断面図である。 複数の毛細管を有するエーロフォイルの上断面図である。 複数の毛細管を有するエーロフォイルの上断面図である。 複数の毛細管を有するエーロフォイルの上断面図である。 複数の毛細管を有するエーロフォイルの上断面図である。
符号の説明
10 エンジン
12 軸または中心線
14 順方向
16 後部方向
20 コアエンジン
22 高圧圧縮機
23 ブレード
24 燃焼器
26 高圧タービン
27 ブレード
28 低圧タービン
29 ブレード
32 バイパスダクト
34 低圧圧縮機
35 ブレード
36 ナセル
38 ストラット
40 排出ノズル
50 エーロフォイル
60 前縁
62 後縁
64 第1および第2の側部
66 第2の側部
70 第1の異形側壁
72 第2の異形側壁
74 前縁
76 後縁
80 複合材層
82 エーロフォイル部
83 毛細管
84 毛細管
86 開口部
88 外面
90 複合材層
98 加熱気流
100 半径方向外方の端部
102 半径方向内方の端部
110 内面
112 外面
150 シート
152 複合材料
160 シート
162 スペーサ
164 外径
170 シート

Claims (9)

  1. ガスタービンエンジン部品であって、
    第1の側部(64)と、
    相対する第2の側部(66)と、
    前記第1および第2の側部のうちの少なくとも1つの外面(88)に隣接して配置された少なくとも1つの毛細管(84)と、
    少なくとも1つの前記毛細管を前記部品に固定する複合材層(90)と、
    を備え、
    前記少なくとも1つの前記毛細管(84)が、複合材料と共に二軸式で編み合わせられて毛細管のシートを形成する複数の毛細管(84)をさらに備えており、
    前記複数の毛細管(84)の隣接する毛細管の間に、スペーサ(162)が設けられている
    ことを特徴とする、ガスタービンエンジン部品。
  2. 前記部品がガスタービンエンジンエーロフォイル(50)を備えている、請求項1記載のガスタービンエンジン部品。
  3. 前記エーロフォイル(50)がガスタービンエンジンストラット(38)を備えている、請求項2記載のガスタービンエンジン部品。
  4. 前記エーロフォイル(50)がガスタービンエンジンブレード(23)を備えている、請求項2記載のガスタービンエンジン部品。
  5. 前記エーロフォイル(50)が、
    互いに結合されて前記第1および第2の側部(64、66)を形成する複数の複合材層(80)を備えている、請求項2記載のガスタービンエンジン部品。
  6. 前記少なくとも1つの毛細管(84)は複数であり、
    前記毛細管のそれぞれは、該毛細管(84)を貫いて延びる開口部(86)を備え、
    前記開口部(86)は、前記エーロフォイル(50)における氷の形成を軽減するか又はなくすのに十分な加熱気流(98)を該開口部(86)を介して受けるように寸法が定められている、請求項2記載のガスタービンエンジン部品。
  7. 前記少なくとも1つの毛細管(84)は複数であり、
    前記毛細管のそれぞれが、該毛細管を貫いて伸びる開口部を備え、
    前記開口部は、前記エーロフォイルにおける氷の形成を軽減するか又はなくすに十分な加熱気流(90)を該開口部を介して受けるように寸法が定められている、請求項2記載のガスタービンエンジン部品。
  8. ガスタービンエンジン(10)であって、
    第1の側部(64)および相対する第2の側部(66)を有する少なくとも1つのエーロフォイル(50)と、
    少なくとも1つの前記エーロフォイルの外面(88)に隣接して配置された少なくとも1つの毛細管(84)と、
    少なくとも1つの前記毛細管を少なくとも1つの前記エーロフォイルに固定する複合材層(90)と、
    を備え、
    前記少なくとも1つの前記毛細管(84)が、複合材料と共に二軸式で編み合わせられて毛細管のシートを形成する複数の毛細管(84)をさらに備えており、
    前記複数の毛細管(84)の隣接する毛細管の間に、スペーサ(162)が設けられている
    ことを特徴とする、ガスタービンエンジン(10)。
  9. 前記エーロフォイル(50)が、ガスタービンエンジンストラット(38)とガスタービンエンジンブレード(23)のうちの少なくとも1つを備えている、請求項記載のガスタービンエンジン(10)。
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