JP2017108489A - 先行制御判定装置、先行制御装置及び先行制御判定プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
V−V制御は、一次、二次母線電圧の整定値と実測値との偏差を積分して、値が一定値を超えると、変圧器、調相設備のいずれかに制御信号を送出して、電圧の制御を行う方式である。
V−Q制御は、二次母線電圧、変圧器通過無効電力の整定値と実測値との差分を積分して、値が一定値を超えると、変圧器、調相設備のいずれかに制御信号を送出して、電圧の制御を行う方式である。
[構成]
(電力系統)
本実施形態の電圧制御の対象となる電力系統の例を、図1を参照して説明する。電力系統は、電源1側の上位系から、下位の支店系を介して、需要家20〜31へと電力を供給する。上位系は、電源1と連系する基幹系統母線2を有する。支店系は、支店給電所を構成する支店系変圧器3、支店系統母線4を有する。支店系変圧器3は、基幹系統母線2の電圧を支店系統母線4の電圧に変換する機器である。支店系統母線4は、送電線5〜7を介して、複数の支店系エリア8〜10に接続されている。
先行制御装置34は、予測に基づく先行制御を行う装置である。先行制御装置34は、図3に示すように、入力部34A、表示部34Bが接続され、送受信部35、記憶部36、データ取込部37、先行制御判定部38、制御量演算部39、実行部40を有する。
先行制御判定部38は、予測部38A、推定部38B、調整量算出部38C、逸脱判定部38D、決定部38Eを有する。予測部38Aは、電力系統における需要家20〜31を含む所定のエリアの電力の変動範囲を予測する。つまり、各支店系エリア8〜10における需要家の負荷有効電力PLと発電電力PVとが合成された送り出し電力Pの変動範囲を算出する。
以上のような本実施形態による先行制御の作用を、図1〜図3に加えて、図4〜図15を参照して説明する。全体の処理の手順を、図8のフローチャート(ステップ101〜116)で示す。
[数1]
条件1の処理を、図11のフローチャートを参照して説明する。第2の判定部38Dbは、最小値Pminにおける推定電圧が、電圧維持範囲を逸脱しているか否かを判定する(ステップ201)。つまり、各需要家20〜31の到達電圧が、電圧維持範囲を逸脱しているか否かを判定する。電圧維持範囲は、例えば、図9に示すように、基準電圧から±2.0%の範囲とすることができるが、この数値には限定されない。この第2の判定部38Dbによる判定も、各フィーダにおける需要家の到達電圧が1つでも電圧維持範囲を逸脱していれば電圧維持範囲外であり、各フィーダにおける全ての需要家の到達電圧が電圧維持範囲を逸脱していなければ電圧維持範囲内である。
条件2の処理を、図12のフローチャートを参照して説明する。第2の判定部38Dbは、最大値Pmaxにおける推定電圧が、電圧維持範囲を逸脱しているか否かを判定する(ステップ301)。つまり、各需要家20〜31の到達電圧が、電圧維持範囲を逸脱しているか否かを判定する。
さらに、条件3の処理を説明する。条件3では、最大値Pmaxと最小値Pminによる電圧維持範囲の逸脱方向が同じ場合に、決定部38Eは、逸脱を解消する電圧調整を行うことを決定する。つまり、最大値Pmaxにおいて電圧維持範囲の上限を逸脱し、最小値Pminにおいて電圧維持範囲の上限を逸脱している場合、最大値Pmaxにおける上限逸脱を解消する電圧調整を行う決定をする。最大値Pmaxにおいて電圧維持範囲の下限を逸脱し、最小値Pminにおいて電圧維持範囲の下限を逸脱している場合、最小値Pminでの下限逸脱を解消する電圧調整を行う決定をする。
本実施形態の場合の制御タイミングを、図15、図16を参照して説明する。なお、図15、図16では、上記の先行制御判定部38による演算を予測演算S、制御量演算部39による演算を制御演算T、実行部40による実行を制御実行Uとして表示している。まず、通常の制御であれば、図15に示すように、計測データに基づいて、時刻tに時刻tの制御演算Tを実行し、時刻t+1に制御実行Uを行う。
以上のような本実施形態は、電力系統における需要家20〜31を含む支店系エリア8〜10の電力の変動範囲を予測する予測部38Aと、変動範囲の最大値Pmax及び最小値Pminにおける需要家20〜31の到達電圧を、推定電圧として求める推定部38Bと、推定電圧を所定の範囲内とする調整量を算出する調整量算出部38Cと、推定電圧又は推定電圧に調整量を適用した電圧が、所定の範囲を逸脱しているか否かの逸脱状況を判定する逸脱判定部38Dと、逸脱状況に応じて、調整量の適用の有無も含めて、先行して電圧制御を行うか否かを決定する決定部38Eとを有する。
本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様である。但し、本実施形態は、第1の実施形態と制御実行のタイミングが異なっている。つまり、本実施形態は、実行部40が、推定電圧が対象とする時刻以前に制御を実行する。つまり、図17に示すように、予測演算Sをして制御量演算Tを行うタイミングで、制御実行Uを行うように、記憶部36に制御タイミングが設定されている。
(2) tのタイミングで制御(現在時刻における電圧制御の可否決定)
本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様である。但し、本実施形態は、先行制御判定部38、制御量演算部39が、実行部40が制御を実行する前に、先行して電圧制御を行うか否かを決定する補正演算を行う。
本実施形態は、上記の態様には限定されない。
(1)逸脱判定部38Dは、所定の範囲からの逸脱を判定できればよい。このため、必ずしも第1の判定部38Da、第2の判定部38Dbを設ける必要はない。つまり、電圧制御を行うか否かの基準として、少なくとも1種類の範囲が設定されていれば、単純な演算で、逆方向の制御や許容電圧の逸脱を減少させる効果が得られる。この範囲としては、電圧調整が不要な範囲であっても、電圧維持範囲であっても、両者の間の範囲であってもよい。電圧調整が不要な範囲に近いほど、電圧の変動を抑える効果は高いが、制御の回数は多くなる。電圧維持範囲に近いほど、電圧の変動を抑える効果は低いが、制御の回数は少なくなる。
2 基幹系統母線
3 支店系変圧器
4 支店系統母線
5〜7 送電線
8〜10 支店系エリア
11〜16 計測器
17〜19 配電系統母線
20〜31 需要家
32 通信線
33 通信用集約装置
34 先行制御装置
34A 入力部
34B 表示部
35 送受信部
36 記憶部
37 データ取込部
38 先行制御判定部
38A 予測部
38B 推定部
38C 調整量算出部
38D 逸脱判定部
38Da 第1の判定部
38Db 第2の判定部
38E 決定部
39 制御量演算部
40 実行部
NW ネットワーク
S 予測演算
T 制御演算
U 制御実行
V 補正演算
Claims (6)
- 電力系統における需要家を含む所定のエリアの電力の変動範囲を予測する予測部と、
前記変動範囲の最大値及び最小値における需要家の到達電圧を、推定電圧として求める推定部と、
前記推定電圧を所定の範囲内とする調整量を算出する調整量算出部と、
前記推定電圧又は前記推定電圧に前記調整量を適用した電圧が、所定の範囲を逸脱しているか否かの逸脱状況を判定する逸脱判定部と、
前記逸脱状況に応じて、前記調整量の適用の有無も含めて、先行して電圧制御を行うか否かを決定する決定部と、
を有することを特徴とする先行制御判定装置。 - 前記逸脱判定部は、
前記推定電圧が、所定の電圧調整が不要な範囲から逸脱しているか否かの逸脱状況を判定する第1の判定部と、
前記推定電圧又は前記推定電圧に前記調整量を適用した電圧が、所定の電圧維持範囲から逸脱しているか否かの逸脱状況を判定する第2の判定部と、
を有することを特徴とする請求項1記載の先行制御判定装置。 - 請求項1又は請求項2記載の先行制御判定装置と、
前記推定電圧が対象とする時刻に制御を実行する実行部と、
を有することを特徴とする先行制御装置。 - 前記先行制御判定装置は、前記実行部が制御を実行する前に、先行して電圧制御を行うか否かを決定する補正演算を行うことを特徴とする請求項3記載の先行制御装置。
- 請求項1又は請求項2記載の先行制御判定装置と、
前記推定電圧が対象とする時刻以前に制御を実行する実行部と、
を有することを特徴とする先行制御装置。 - コンピュータに、
電力系統における需要家を含む所定のエリアの電力の変動範囲を予測する予測処理と、
前記変動範囲の最大値及び最小値における需要家の到達電圧を、推定電圧として求める推定処理と、
前記推定電圧を所定の範囲内とする調整量を算出する調整量算出処理と、
前記推定電圧又は前記推定電圧に前記調整量を適用した電圧が、所定の範囲を逸脱しているか否かの逸脱状況を判定する逸脱判定処理と、
前記逸脱状況に応じて、前記調整量の適用の有無も含めて、先行して電圧制御を行うか否かを決定する決定処理と、
を実行させることを特徴とする先行制御判定プログラム。
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JP2015238749A JP6625876B2 (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | 先行制御判定装置、先行制御装置及び先行制御判定プログラム |
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WO2021014581A1 (ja) * | 2019-07-23 | 2021-01-28 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置及び分散型電源システム |
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WO2021014581A1 (ja) * | 2019-07-23 | 2021-01-28 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置及び分散型電源システム |
JP6842815B1 (ja) * | 2019-07-23 | 2021-03-17 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置及び分散型電源システム |
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JP6625876B2 (ja) | 2019-12-25 |
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