JP2017108279A - 光出力回路および光サージ検出方法 - Google Patents

光出力回路および光サージ検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した出力レベルを維持しつつ、光サージの発生を確実に検知することができる光出力回路を得る。【解決手段】光出力回路を、光減衰手段1と、強度検出手段2と、制御手段3と、基準設定手段4と、光サージ検出手段5を備える構成とする。光減衰手段1は、入力された光を減衰して出力光として出力する。強度検出手段2は、出力光の強度を検出する。制御手段3は、強度検出手段2が検出した出力光の強度に基づいて、出力光が所定の設定強度となるように光減衰手段1の減衰量を制御する。基準設定手段4は、入力された光に光サージが発生しているかを判断する際の基準強度を、所定の設定強度に基づいて設定する。光サージ検出手段5は、基準強度と、強度検出手段2が検出した出力光の強度を比較して光サージの発生の有無を判断する。【選択図】 図1

Description

本発明は、光出力回路の出力の監視を行う技術に関するものであり、特に光サージの発生を検出する技術に関するものである。
光通信の高速化や大容量化が進みWDM(Wavelength Division Multiplex)方式の光通信システムが広く用いられている。WDM方式の光通信システムでは。多重化されるチャネル数の増加等から光信号に用いられる光の安定性の要求が高くなっている。例えば、光の出力強度の設定変更、装置の設定変更、装置の起動などの制御を行った際には、一時的に出力強度が増大し光サージが生じることがある。しかし、WDM方式の光通信システムにおいて、光サージが生じると他の波長の光信号に影響を与えるため光サージの発生を抑制する必要がある。そのため、光出力回路は、光サージの発生のない安定した光を出力できることが要求される。また、光出力回路で光サージが発生した際に、光出力回路の各素子の調整や交換を行うために、光サージの発生を的確に検知できることが望ましい。
光サージは、光出力回路にオシロスコープを接続して、光の出力強度を監視する方法で確認することも可能であるが、設定変更等が頻繁に行われるような場合に作業が複雑化する。また、作業者が常時監視しなければ、光サージを検出することができない。よって、光サージが発生した際に、自動で検知できることが望ましい。
光出力回路は、出力する光パワーの安定化のため、光源の後段に光増幅器と光減衰器を備えていることがある。光源の後段に光増幅器と光減衰器を備えている光出力回路は、光増幅器や光減衰器をフィードバック制御によって制御することで、出力する光の強度を安定化させている。フィードバック制御を備える構成において光の出力強度を安定化させるために、回路の時定数を大きくすることで発振を防止する方法が用いられることがある。しかし、時定数を大きくした制御回路では光サージのように短時間で発生する変動には対応できないため、光サージが生じた際には、出力強度の大きい光がそのまま出力される恐れがある。そのため、フィードバック制御を行う光出力回路において、安定した出力レベルを維持しつつ、光サージの発生を的確に検知して対応できること必要があり、関連する技術の開発が行われている。そのようなフィードバック制御を行う光出力回路において、安定した出力レベルを維持しつつ、光サージの影響を抑制する技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1は、フィードバック制御により出力を安定化させて光増幅器を備えた光出力装置に関するものである。特許文献1の光出力装置は、光増幅器と、光増幅器に励起光を入力する励起光源と、励起光源を制御する駆動部を備えている。また、特許文献1の光出力装置は、光増幅器の後段で出力光の一部を分岐し監視を行う構成を備えている。特許文献1の光出力装置では、時定数の異なる2つの回路でループ回路が形成されている。そのため、特許文献1は、時定数が大きい回路に対応するような出力光の変動と、時定数が小さい回路に対応するような出力光の変動の両方に対応できるとしている。また、特許文献1は、そのような構成を備えることで、過渡的な変動に対する光出力の変化の抑制と、設定の切り替えの際の光出力の安定化を回路の切り替えを行わずに対応することができるとしている。
特開2014−53398号公報
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。特許文献1の光出力装置は、時定数が異なる2つの回路によって光サージのような短時間の変動と設定の変更時の出力の安定化を行うことができるとしている。しかし、特許文献1の光出力装置では、実際に光サージが生じたときに、光サージが生じたことを検知することはできない。そのため、光サージが発生しているにも関わらず、調整や交換が行われないまま光出力装置の使用が継続され、通信の障害や重大な故障が発生する可能性がある。そのため、特許文献1の技術は、フィードバック制御を行う光出力回路において、安定した出力レベルを維持しつつ、光サージの発生を確実に検知する技術としては十分ではない。
本発明は、上記の課題を解決するため安定した出力レベルを維持しつつ、光サージの発生を確実に検知することができる光出力回路を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の光出力回路は、光減衰手段と、強度検出手段と、制御手段と、基準設定手段と、光サージ検出手段を備えている。光減衰手段は、入力された光を減衰して出力光として出力する。強度検出手段は、出力光の強度を検出する。制御手段は、強度検出手段が検出した出力光の強度に基づいて、出力光が所定の設定強度となるように光減衰手段の減衰量を制御する。基準設定手段は、入力された光に光サージが発生しているかを判断する際の基準強度を、所定の設定強度に基づいて設定する。光サージ検出手段は、基準強度と、強度検出手段が検出した出力光の強度を比較して光サージの発生の有無を判断する。
本発明の光サージ検出方法は、入力された光を減衰して出力光として出力し、出力光の強度を検出し、検出した出力光の強度に基づいて、出力光が所定の設定強度となるように減衰量を制御する。本発明の光サージ検出方法は、入力された光に光サージが発生しているかを判断する際の基準強度を、所定の設定強度に基づいて設定し、基準強度と、検出した出力光の強度を比較して光サージの発生の有無を判断する
本発明によると、安定した出力レベルを維持しつつ、光サージの発生を確実に検知することができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態のサージ検出回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態における計測値と基準値の関係の例を示した図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の光出力回路の構成の概要を示したものである。本実施形態の光出力回路は、光減衰手段1と、強度検出手段2と、制御手段3と、基準設定手段4と、光サージ検出手段5を備えている。光減衰手段1は、入力された光を減衰して出力光として出力する。強度検出手段2は、出力光の強度を検出する。制御手段3は、強度検出手段2が検出した出力光の強度に基づいて、出力光が所定の設定強度となるように光減衰手段1の減衰量を制御する。基準設定手段4は、入力された光に光サージが発生しているかを判断する際の基準強度を、所定の設定強度に基づいて設定する。光サージ検出手段5は、基準強度と、強度検出手段2が検出した出力光の強度を比較して光サージの発生の有無を判断する。
本実施形態の光出力回路は、光減衰手段1が減衰した出力光の強度を強度検出手段2で検出し、制御手段3による減衰量を制御することで出力光の強度のループバック制御を行っている。また、本実施形態の光出力回路では、所定の設定強度の情報を基に、基準設定手段4は、入力された光に光サージが発生しているかを判断する際の基準強度を設定している。光サージ検出手段5は、強度検出手段2で検出した出力光の強度と、基準設定手段4が設定した基準強度を比較し、光サージの発生の有無を判断している。そのため、本実施形態の光出力回路は、ループバック制御を行って出力光を安定化させつつ、光サージの発生を検出することができる。
本実施形態の光出力回路は、所定の設定強度を基に光サージの発生の有無を判断する基準強度を設定しているので、基準設定手段4が出力強度の設定が変更されても光サージの発生の有無を判断することができる。よって、本実施形態の光出力回路路は、出力光の強度の設定変更等が行われた際にも、作業者が光サージの検出の基準を設定する必要はない。その結果、本実施形態の光出力回路は、出力光の設定に変更があって場合でも、安定した出力レベルを維持しつつ、光サージの発生を確実に検知することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態の光出力回路の構成の概要を示したものである。本実施形態の光出力回路は、光源11と、光増幅器12と、可変光減衰器13と、分岐部14と、光検出部15と、電流電圧変換回路16と、制御回路17と、サージ検出回路18を備えている。本実施形態の光出力回路は、光源11から出力した光を光増幅器12で増幅した後に、可変光減衰器13で所定の設定強度に調整して出力する回路である。本実施形態の光出力回路は、可変光減衰器13の出力光の強度を計測し、計測結果に基づいて可変光減衰器13の減衰量を制御するフィードバック制御を行うことで、出力光の強度を安定化させている。
本実施形態の光出力回路の構成について詳細に説明する。光源11は、所定の波長の光を出力する。光源11には、所定の波長の光を出力する半導体レーザーを用いることができる。光源11が出力する光の波長は、光出力回路に割り当てられている光信号の波長に基づいて設定される。光信号の波長の割り当ては、光出力回路が備えられた光伝送装置の波長設計に基づいて行われる。光源11は、出力した所定の波長の光を光増幅器12に送る。
光増幅器12は、光源11から入力される光の強度を増幅する。光増幅器12には、例えば、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)を用いることができる。光増幅器12は、強度を増幅した光を可変光減衰器13に送る。本実施形態の光出力回路では、光増幅器12における光の強度の増幅率はあらかじめ設定されている。
可変光減衰器13は、光増幅器12から入力される光の強度を、制御回路17から減衰器制御信号S12として入力される制御信号に示されている減衰量に基づいて減衰させる。可変光減衰器13は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)やPLC(Planar Lightwave Circuit)を用いて構成することができる。可変光減衰器13は、強度を減衰させた光を分岐部14に送る。本実施形態の可変光減衰器13は、第1の実施形態の光減衰手段1に相当する。
分岐部14は、可変光減衰器13から入力される光の一部を分岐し光検出部15に入力する。分岐部14で分岐されたもう一方の光は、光検出回路の出力側に送られる。光検出部15に入力される光および出力側に送られる光は、分岐前の光に含まれるすべての波長成分を含んでいる。分岐部14には、例えば、光カプラを用いることができる。
光検出部15は、フォトダイオードを備え、入力された光を電流信号に変換する。光検出部15において光から変換された電流信号は、電流電圧変換回路16に送られる。分岐部14と光検出部15は、一体の部品として形成されていてもよい。分岐部14と光検出部15が一体として形成されている部品としては、例えば、Tap−PD(Tap Photo Detector)が用いられる。分岐部14と光検出部15が一体として形成されている部品を用いることで回路面積を小さくすることができる。
電流電圧変換回路16は、光検出部15から入力される電流信号を電圧信号に変換する。電流電圧変換回路16は、電流信号から変換した電圧信号を制御回路17およびサージ検出回路18に計測電圧信号S11としてそれぞれ送る。本実施形態の光検出部15および電流電圧変換回路16は、第1の実施形態の強度検出手段2に相当する。
制御回路17は、電流電圧変換回路16から計測電圧信号S11として入力される電圧信号を基に可変光減衰器13の光の強度の減衰量を制御する。制御回路17は、可変光減衰器13から出力される光の設定強度、すなわち、出力される光の強度の設定値Psを保存している。可変光減衰器13から出力される光の設定強度を示す設定値Psの情報は、作業者によって設定されてもよく、また、光出力回路が備えられている光伝送装置の制御回路等から入力されるようにしてもよい。また、制御回路17は、電流電圧変換回路16から入力される電圧信号が示す電圧Vmと、可変光減衰器13から出力される光の強度Pmの関係の情報をあらかじめ保存している。制御回路17は、電圧信号の電圧Vm、すなわち、可変光減衰器13から出力される光の強度Pmの情報を基に、可変光減衰器13から出力される光の強度が設定値Psになるように可変光減衰器13での光の減衰量を算出する。制御回路17は、光の減衰量を算出すると光の減衰量を示す制御信号を生成する。制御回路17は、生成した制御信号を減衰器制御信号S12として可変光減衰器13に送る。
また、制御回路17は、可変光減衰器13から出力される光の強度の設定値Psの情報をサージ検出回路18に、強度設定値信号S13として出力する。本実施形態の制御回路17は、第1の実施形態の制御手段3に相当する。
サージ検出回路18は、電流電圧変換回路16から入力される出力強度の設定値Psの情報を基に光サージの発生を判断する基準値を算出し、可変光減衰器13から出力される光の監視結果を基に光サージの発生を検出する機能を有する。サージ検出回路18は、基準電圧設定回路21と、コンパレータ22をさらに備えている。
基準電圧設定回路21は、制御回路17から強度設定値信号S13として入力される出力強度の設定値Psの情報を基に、光サージが発生していると判断する光の強度の閾値Pthを設定する。基準電圧設定回路21は、例えば、Pth=A×Psとして光サージが発生していると判断する光の強度の閾値Pthを算出する。Aはあらかじめ設定された定数である。光サージの発生を判断する光の強度の閾値Pthは、他の計算式を用いて算出されてもよい。光サージが発生していると判断する光の強度の閾値Pthは、出力強度の設定値Psごとに定められデータテーブルとして保存されている構成としてもよい。
光サージの発生を判断する光の強度の閾値Pthを設定すると、基準電圧設定回路21は、光サージの発生を判断する光の強度の閾値Pthに対応する電圧Vthを算出する。基準電圧設定回路21は、光の強度の閾値Pthに対応する電圧Vthの電圧信号を生成する。基準電圧設定回路21は、電流電圧変換回路16から計測電圧信号S11として入力される電圧信号が示す電圧Vmと、可変光減衰器13から出力される光の強度Pmの関係の情報をあらかじめ保存している。基準電圧設定回路21は、光サージの発生を判断する閾値Pthに対応する電圧Vthの電圧信号を生成し、コンパレータ22に基準電圧信号S21として出力する。本実施形態の基準電圧設定回路21は、第1の実施形態の基準設定手段4に相当する。
コンパレータ22は、基準電圧設定回路21から基準電圧信号S21として入力される電圧信号の電圧Vthと、電流電圧変換回路16から計測電圧信号S11として入力される電圧信号の電圧Vmを比較する。基準電圧設定回路21からされる電圧信号の電圧Vthよりも電流電圧変換回路16から入力される信号の電圧Vmの方が高いとき、コンパレータ22は、光サージが発生していることを示す情報をアラーム信号S14として出力する。アラーム信号S14は、光出力回路が備えられている光伝送装置の監視システム等に送られ作業者等に光サージの発生が伝達される。本実施形態のコンパレータ22は、第1の実施形態の光サージ検出手段5に相当する。
本実施形態の光出力回路の動作について説明する。始めに光源11から所定の波長の光が出力される。光源11から出力された光は、光増幅器12に入力される。光増幅器12に光が入力されると、光増幅器12は、あらかじめ設定された増幅率で光の強度の増幅を行って、増幅した光を出力する。光増幅器12から出力された光は、可変光減衰器13に入力される。可変光減衰器13は、入力された光を、制御回路17から送られてくる減衰器制御信号S12に基づいた減衰量で減衰する。可変光減衰器13は、減衰処理を行った光を出力する。
可変光減衰器13から出力された光は、分岐部14で分岐され、一方の光は光出力回路の出力側に送られて光出力回路から出力される。分岐部14で分岐されたもう一方の光は、光検出部15に入力される。光検出部15は、入力された光を電流に変換し、電流信号を電流電圧変換回路16に出力する。電流電圧変換回路16は、入力された電流信号を電圧信号に変換して、計測電圧信号S11として、制御回路17およびサージ検出回路18に送る。
計測電圧信号S11が入力されると、制御回路17は、計測電圧信号S11が示す電圧に基づいて、可変光減衰器13からの出力光の強度が所定の設定強度になるように可変光減衰器13の減衰量を算出する。減衰量を算出すると、制御回路17は、減衰量を示す信号を減衰器制御信号S12として可変光減衰器13に送る。減衰器制御信号S12を受け取ると、可変光減衰器13は、減衰量の情報に基づいて入力された光を減衰し、減衰した光を出力する。以上の動作を繰り返すことで、本実施形態の光出力回路では、フィードバック制御により出力光の強度が所定の設定強度に近づくように制御される。
サージ検出回路18に入力された計測電圧信号S11は、コンパレータ22に入力される。また、コンパレータ22には基準電圧設定回路21から、光サージの発生の有無を判断する基準となる基準電圧信号S21が入力される。基準電圧信号S21は、制御回路17から基準電圧設定回路21に入力された強度設定値信号S13に基づいて設定されている。基準電圧設定回路21は、強度設定値信号S13が示す出力光の設定強度を基に、所定の条件に基づいて光サージの発生の有無を判断する基準強度、すなわち、光サージが発生していると判断する閾値を算出する。基準電圧設定回路21は、算出した光の基準強度を電圧信号に変換し、基準電圧信号S21としてコンパレータ22に送る。
計測電圧信号S11および基準電圧信号S21が入力されると、コンパレータ22は、計測電圧信号S11の電圧と基準電圧信号S21の電圧を比較する。コンパレータ22は、計測電圧信号S11の電圧が基準電圧信号S21の電圧よりも高いとき、すなわち、出力光の強度が光サージの発生の有無を判断する基準強度より大きいとき、光サージが発生したことを示すアラーム信号S14を出力する。コンパレータ22から出力されたアラーム信号S14は、光出力回路が備えられている光伝送装置の監視システム等に送られる。作業者等は、アラーム信号S14を基に光サージの発生を検知し、光源11や光増幅器12に異常が生じていると判断することができる。
計測電圧信号S11の電圧が基準電圧信号S21の電圧よりも小さいときは、コンパレータ22は、アラーム信号S14を出力しない。計測電圧信号S11の電圧が基準電圧信号S21の電圧よりも小さいときは、出力光の強度が光サージの発生の有無を判断する基準強度より小さいため、光サージは発生してないと判断されるからである。以上のように、サージ検出回路18で、計測電圧信号S11の電圧と基準電圧信号S21の電圧を比較することで、可変光減衰器13の出力光の光サージを検出することができる。
図4は、光サージを検出する際に光検出部15および電流電圧変換回路16において光を電圧信号に変換し、電圧を計測したときの波形の例を示したものである。図4の横軸は時間を示し、縦軸はサージ検出回路18に入力される計測電圧信号S11の電圧値を示している。図4の左側は、光サージが発生していないと判断される場合、すなわち、コンパレータ22からアラーム信号S14が出力されない場合の例を示している。図4の右側は、光サージが発生していると判断される場合、すなわち、コンパレータ22からアラーム信号S14が出力される場合の例を示している。
図4の右側では、電圧値が急に増加した際に検出電圧として示したピークの電圧値が基準電圧を超えている。そのため、コンパレータ22が、アラーム信号S14を出力する。一方で図4の左側では、電圧値が急に増加した際であっても、ピークの電圧値は基準電圧を超えていないため、アラーム信号S14は出力されない。作業者は、アラーム信号S14を基に、光サージが発生していることを認識して、対応することが可能になる。
本実施形態の光出力回路は、可変光減衰器13から出力された光を、光検出部15および電流電圧変換回路16で電圧信号に変えることで、可変光減衰器13からの出力光の強度を計測している。本実施形態の光出力回路では、制御回路17が、電流電圧変換回路16から出力された電圧信号の電圧を基に、可変光減衰器13の減衰量を制御することで出力光を安定化させるフィードバック制御を行っている。そのため、本実施形態の光出力回路は、安定した強度の光を出力することができる。
本実施形態の光出力回路は、制御回路17から出力される可変光減衰器13からの出力光の設定強度の情報を基に、基準電圧設定回路21が光サージの発生の有無を判断する基準強度を生成している。また、基準電圧設定回路21は、基準強度に基づいた電圧信号を生成している。本実施形態の光出力回路は、コンパレータ22で、基準電圧設定回路21から入力された電圧信号の電圧と、電流電圧変換回路から入力される電圧信号の電圧を比較することで光サージの発生の有無を判断している。そのため、本実施形態の光出力回路は、フィードバック制御で出力光を安定化させつつ、光サージの発生の検出を行うことができる。
本実施形態の光出力回路は、光サージの発生の有無を判断する際の基準を、基準電圧設定回路21において制御回路17が有する出力光の設定強度に基づいて設定している。そのため、本実施形態の光出力回路は、出力光の設定が変更になった際にも、新たな設定値に基づいて光サージの発生の有無を判断することができる。よって、本実施形態の光出力装置は、光源11や光増幅器12の設定や動作状態の変更、出力光の強度の設定が変更になった際にも、作業者による計測や設定作業を必要とせずに光サージを検出することができる。その結果、本実施形態の光検出回路は、出力光の設定に変更があって場合でも、安定した出力レベルを維持しつつ、光サージの発生を確実に検知することができる。
第2の実施形態のサージ検出回路18は、コンパレータ22を用いて電圧の比較を行って光サージの発生の検出を行っている。そのような構成に代えて、他の電圧比較器やラッチ回路用いて、電圧比較を行って、光サージの発生の有無を判断する構成としてもよい。また、サージ検出回路18に、光の強度のピーク値を検出する回路を備え、発生した光サージの強さを検出できる構成としてもよい。
第2の実施形態の光出力回路は、光増幅器12の後段に可変光減衰器13を備えているが、可変光減衰器13を、光増幅器12を介さずに光源11の後段に備えていてもよい。また、光源11と可変光減衰器13の間に、変調回路等の他の素子が備えられていてもよい。
1 光減衰手段
2 強度検出手段
3 制御手段
4 基準設定手段
5 光サージ検出手段
11 光源
12 光増幅器
13 可変光減衰器
14 分岐部
15 光検出部
16 電流電圧変換回路
17 制御回路
18 サージ検出回路
21 基準電圧設定回路
22 コンパレータ
S11 計測電圧信号
S12 減衰器制御信号
S13 強度設定値信号
S14 アラーム信号
S21 基準電圧信号

Claims (10)

  1. 入力された光を減衰して出力光として出力する光減衰手段と、
    前記出力光の強度を検出する強度検出手段と、
    前記強度検出手段が検出した前記出力光の強度に基づいて、前記出力光が所定の設定強度となるように前記光減衰手段の減衰量を制御する制御手段と、
    入力された前記光に光サージが発生しているかを判断する際の基準強度を、前記所定の設定強度に基づいて設定する基準設定手段と、
    前記基準強度と、前記強度検出手段が検出した前記出力光の強度を比較して前記光サージの発生の有無を判断する光サージ検出手段と、
    を備えることを特徴とする光出力回路。
  2. 前記強度検出手段は、前記出力光を電気信号に変換して第1の電圧信号として出力する手段をさらに有し、
    前記基準設定手段は、前記基準強度に基づいた電圧値を示す第2の電圧信号を生成して出力する手段をさらに有し、
    前記光サージ検出手段は、前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号を比較して、前記光サージの発生の有無を判断することを特徴とする請求項1に記載の光出力回路。
  3. 前記強度検出手段が出力した前記第1の電圧信号は、分岐されて前記制御手段と、前記光サージ検出手段とに入力され、
    前記制御手段は、前記第1の電圧信号の電圧値を前記出力光の強度として前記光減衰手段の減衰量を制御することを特徴とする請求項2に記載の光出力回路。
  4. 前記制御手段は、前記所定の設定強度の情報を出力し、
    前記基準設定手段は、前記制御手段から出力された前記所定の設定強度の情報を基に、前記基準強度を算出することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の光出力回路。
  5. 前記光サージ検出手段は、前記光サージが発生していると判断したときに、前記光サージが発生していることを示す情報をアラーム信号として出力することを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の光出力回路。
  6. 光源をさらに備え、
    前記光源から出力された光が前記光減衰手段に入力されることを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の光出力回路。
  7. 入力された光を増幅して出力する光増幅器をさらに備え、
    前記光源から出力された前記光は、前記光増幅器で増幅された後に、前記光減衰手段に入力されることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の光出力回路。
  8. 入力された光を減衰して出力光として出力し、
    前記出力光の強度を検出し、
    検出した前記出力光の強度に基づいて、前記出力光が所定の設定強度となるように減衰量を制御し、
    入力された前記光に光サージが発生しているかを判断する際の基準強度を、前記所定の設定強度に基づいて設定し、
    前記基準強度と、検出した前記出力光の強度を比較して前記光サージの発生の有無を判断することを特徴とする光サージ検出方法。
  9. 前記出力光を電気信号に変換して第1の電圧信号として出力し、
    前記基準強度に基づいた電圧値を示す第2の電圧信号を生成して出力し、
    前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号を比較して、前記光サージの発生の有無を判断することを特徴とする請求項8に記載の光サージ検出方法。
  10. 前記第1の電圧信号を分岐し、
    分岐した一方の前記第1の電圧信号の電圧値を前記出力光の強度として減衰量を制御し、
    分岐したもう一方の前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号を比較して、前記光サージの発生の有無を判断することを特徴とする請求項9に記載の光サージ検出方法。
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