JP2017107123A - パルス光生成装置及びパルス光生成方法 - Google Patents

パルス光生成装置及びパルス光生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パルス光の時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりをTLパルスよりも急峻にすることができるパルス光生成装置及びパルス光生成方法を提供する。【解決手段】パルス光生成装置1Aは、入力光Laを分光する分光素子12と、分光素子12と光学的に結合されて分光後の光Lbの位相を変調するSLM16とを備える。分光素子12は、変調後の光Lcを受けてパルス光Ldに変換する。SLM16は、パルス光Ldのスペクトル位相波形を、非線形且つ或る波長に関して点対称とするとともに、パルス光Ldのスペクトル強度波形の少なくとも半値全幅の波長範囲内において単調増加または単調減少とする。【選択図】図1

Description

本発明は、パルス光生成装置及びパルス光生成方法に関するものである。
非特許文献1には、時間幅が極めて短いパルス光(超短パルス光)を発生させるための技術が開示されている。
廣本宜久ほか、「テラヘルツ技術総覧」、テラヘルツテクノロジーフォーラム編、2007年発行
例えばテラヘルツパルス光は、励起パルス光を光伝導アンテナや結晶素子などに与え、非線形光学効果を生じさせることにより発生することができる。このような非線形光学効果は、励起パルス光の時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりが急峻であるほど(すなわち強度の時間微分の最大値が大きいほど)顕著に生じる。テラヘルツパルス光を生成する場合、テラヘルツパルス光の時間波形のピーク強度(もしくはスペクトル強度のピーク値)は、励起光パルスの時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりが急峻であるほど大きくなる。
パルス光の時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりを急峻にする方法としては、例えば、そのパルス光の時間幅を出来る限り短くし、且つピーク値を大きくする方法がある。本発明者の認識によれば、パルス光の時間幅の最小値は、そのパルス光が有する固有のスペクトル帯域幅やスペクトル強度波形の形状により一意に定まる。特に、時間幅の短さが理論限界値と等しく、高いピーク値をもつパルス光は、TL(Transform limited)パルスと呼ばれる。
図15(a)は、TLパルスのスペクトル強度波形G11及びスペクトル位相波形G12を示すグラフであって、横軸は波長を示し、左縦軸は強度を示し、右縦軸は位相を示す。また、図15(b)は、TLパルスの時間波形の一例を示すグラフであって、横軸は時間を示し、縦軸は強度を示す。図15(a)に示されるように、TLパルスは、スペクトル位相波形G12が波長によらず一定(フラット)であるときに生じる。
上記のように、パルス光の時間幅の最小値は、理論上、TLパルスにより定められる。従って、上述した考え方に従えば、非線形光学効果の大きさの限界は、励起パルス光がTLパルスであるときに得られる。しかしながら、パルス光の時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりを更に急峻にすることができれば、非線形光学効果を更に顕著に生じさせることが可能となる。非線形光学効果を更に顕著に生じさせることができれば、例えばテラヘルツパルス光の時間波形のピーク強度を更に大きくできるなど、非線形光学効果を利用する光学デバイスにとって多大な利点がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、パルス光の時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりをTLパルスよりも急峻にすることができるパルス光生成装置及びパルス光生成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明による第1のパルス光生成装置は、光を分光する分光素子と、分光素子と光学的に結合され、分光後の光の位相を変調する空間光変調器と、空間光変調器と光学的に結合され、変調後の光をパルス光に変換する光変換素子と、を備える。空間光変調器は、パルス光のスペクトル位相波形を、非線形且つ或る波長ω0に関して点対称とするとともに、パルス光のスペクトル強度波形の少なくとも半値全幅の波長範囲内において単調増加または単調減少とする。
また、本発明による第2のパルス光生成装置は、光を分光する分光素子と、分光素子と光学的に結合され、分光後の光の位相を変調する空間光変調器と、を備える。分光素子は、変調後の光を受けてパルス光に変換する。空間光変調器は、パルス光のスペクトル位相波形を、非線形且つ或る波長ω0に関して点対称とするとともに、パルス光のスペクトル強度波形の少なくとも半値全幅の波長範囲内において単調増加または単調減少とする。
また、本発明によるパルス光生成方法は、光を分光する第1ステップと、分光後の光の位相を変調する第2ステップと、変調後の光をパルス光に変換する第3ステップと、を含む。そして、第2ステップによって、パルス光のスペクトル位相波形を、非線形且つ或る波長ω0に関して点対称とするとともに、パルス光のスペクトル強度波形の少なくとも半値全幅の波長範囲内において単調増加または単調減少とする。
本発明者は、パルス光の時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりをTLパルスよりも急峻にするために、TLパルスではフラットであったスペクトル位相波形を様々な形状にすることを試みた。その結果、上記のように、スペクトル位相波形が、非線形且つ或る波長ω0に関して点対称であり、更に、スペクトル強度波形の少なくとも半値全幅の波長範囲内において単調増加または単調減少であるときに、パルス光の時間強度波形の立ち上がり及び立ち下がりの一方がTLパルスよりも急峻となり、他方がTLパルスよりも緩やかになることを見出した。なお、パルス光の時間幅はTLパルス光よりも僅かに広がることが確認された。
このように、上記の装置及び方法によれば、パルス光の時間強度波形の立ち上がり及び立ち下がりの一方をTLパルスよりも急峻にできるので、非線形光学効果を更に顕著に生じさせることが可能となる。従って、例えば非線形光学効果を用いてテラヘルツパルス光を生成する場合には、テラヘルツパルス光の時間波形のピーク強度を、TLパルス光を励起光とする場合と較べて更に大きくすることができる。
上記の装置及び方法において、波長ω0は、パルス光のスペクトル強度波形の半値全幅の波長範囲内に含まれてもよい。これにより、パルス光の時間強度波形の立ち上がり及び立ち下がりの一方を、より確実に、TLパルスよりも急峻にできる。
上記の装置及び方法において、スペクトル位相波形はシグモイド関数状であってもよい。或いは、スペクトル位相波形はn次関数状(nは正の奇数)であってもよい。或いは、スペクトル位相波形はk次関数状(kは正の奇数を除く正の実数)であってもよい。或いは、スペクトル位相波形は、シグモイド関数、n次関数(nは正の奇数)、及びk次関数状(kは正の奇数を除く正の実数)のうち少なくとも2つの関数の線形和に応じた形状であってもよい。これにより、非線形且つ或る波長ω0に関して点対称であり、更に、スペクトル強度波形の少なくとも半値全幅の波長範囲内において単調増加または単調減少であるスペクトル位相波形を好適に実現できる。
上記の装置において、分光素子は、回折格子またはプリズムを含んでもよい。これにより、空間光変調器に提供される光を好適に分光することができる。
上記の装置において、光変換素子は集光レンズを含んでもよい。これにより、空間光変調器により変調された光をパルス光に好適に変換することができる。
本発明によるパルス光生成装置及びパルス光生成方法によれば、パルス光の時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりをTLパルスよりも急峻にすることができる。
本発明の一実施形態に係るパルス光生成装置の構成を概略的に示す図である。 空間光変調器の変調面を示す図である。 空間光変調器によってパルス光に付与されるスペクトル位相波形の一例を示すグラフである。 (a)図3に示されたスペクトル位相波形及びスペクトル強度波形を有するパルス光の時間波形と、TLパルスの時間波形との比較を示す。(b)(a)の各グラフの時間微分波形を示す。 数式(1)のα、βの組み合わせに応じた3つのスペクトル位相波形の例を示すグラフである。 空間光変調器によってパルス光に付与されるスペクトル位相波形の別の例を示すグラフである。 数式(2)のa、nの組み合わせに応じた3つのスペクトル位相波形の例を示すグラフである。 空間光変調器によってパルス光に付与されるスペクトル位相波形の更に別の例を示すグラフである。 数式(3)のa、kの組み合わせに応じた3つのスペクトル位相波形の例を示すグラフである。 空間光変調器によってパルス光に付与されるスペクトル位相波形の更に別の例を示すグラフである。 数式(4)のb、cの組み合わせに応じた3つのスペクトル位相波形の例を示すグラフである。 複数の区間に分けて線形近似されたスペクトル位相波形の例を示すグラフである。 パルス光生成方法を示すフローチャートである。 一変形例に係るパルス光生成装置の構成を示す。 (a)TLパルスのスペクトル強度波形及びスペクトル位相波形を示すグラフである。(b)TLパルスの時間波形の一例を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら本発明によるパルス光生成装置及びパルス光生成方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るパルス光生成装置1Aの構成を概略的に示す図である。本実施形態のパルス光生成装置1Aは、入力光Laから、時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりが急峻な(すなわち、時間変化率の絶対値が大きい)パルス光Ldを生成する。図1に示されるように、パルス光生成装置1Aは、光源2、光学系10、及び制御部20を備える。
光源2は、光学系10に入力される入力光Laを出力する。光源2は例えば固体レーザ光源等のレーザ光源であり、入力光Laは例えばコヒーレントなパルス光である。
光学系10は、分光素子12、曲面ミラー14、及び空間光変調器(Spatial Light Modulator;SLM)16を有する。分光素子12は光源2と光学的に結合されており、SLM16は曲面ミラー14を介して分光素子12と光学的に結合されている。分光素子12は、入力光Laを波長成分毎に分光する。分光素子12は、例えば板面に形成された回折格子を含む。或いは、分光素子12は、プリズムを含んで構成されてもよい。入力光Laは、分光素子12に対して斜めに入力し、回折若しくは屈折の作用によって複数の波長成分に分光される。この複数の波長成分からなる分光後の光Lbは、曲面ミラー14に達する。光Lbは、曲面ミラー14によって反射され、SLM16に達する。
SLM16は、時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりが急峻なパルス光Ldを生成するために、分光後の光Lbの位相を変調する。SLM16は、一次元若しくは二次元に配列された複数の画素を有し、分光素子12によって分光された光Lbを画素毎に変調する。一実施例では、SLM16はLCOS(Liquid crystal on silicon)型である。図2は、SLM16の変調面17を示す図である。変調面17は、二次元に配列された複数の画素により構成される。図2では、理解しやすくするために、複数の画素が或る方向Bに沿って並んで配列された変調領域17aを示している。変調領域17aは、方向Bと交差する方向Aに沿って複数並んでいる。この方向Aは、分光素子12による分光方向である。したがって、複数の変調領域17aのそれぞれには、分光された各波長成分が入力する。SLM16は、各変調領域17aにおいて、入力された各波長成分の位相を変調する。
SLM16によって変調された各波長成分からなる変調光Lcは、再び曲面ミラー14によって反射され、分光素子12に達する。このときの曲面ミラー14は、変調光Lcを集光する集光光学系として機能する。また、分光素子12は合波光学系として機能し、変調後の各波長成分を合波する。すなわち、分光素子12により、変調光Lcの複数の波長成分は互いに集光・合波されてパルス光Ldに変換される。
制御部20は、プロセッサ及びメモリ等を含むコンピュータ21、及びプロセッサ及びメモリ等を含むコントローラ22により構成される。コンピュータ21は、例えば、パーソナルコンピュータあるいはスマートデバイスなどであり、プロセッサにより、光源2等の動作を制御する。コントローラ22は、SLM16の複数の画素それぞれに対応する制御値が二次元に分布する変調パターンに従って、複数の画素毎の変調量を制御する。詳述すると、コントローラ22は、コンピュータ21及びSLM16と電気的に接続されており、SLM16のパルス光Ldの時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりを急峻にするための位相変調パターンを含む制御信号をSLM16に提供する。以下、時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりを急峻にするためにパルス光Ldに付与されるスペクトル位相波形について詳しく述べる。
図3は、SLM16によってパルス光Ldに付与されるスペクトル位相波形の一例を示すグラフである。グラフG21はパルス光Ldのスペクトル位相波形を示し、グラフG22はパルス光Ldのスペクトル強度波形を示す。ここで示すスペクトル強度波形の形状は、Sech2型である。横軸は波長(単位:nm)を示し、左縦軸はスペクトル強度(任意単位)を示し、右縦軸はスペクトル位相(単位:rad)を示す。
図3に示されるように、SLM16は、パルス光Ldのスペクトル位相波形G21を波長に対して非線形とし、且つ、スペクトル強度波形G22の半値全幅Wの波長範囲内に含まれる波長ω0(図では800nm)に関して点対称とする(以下、条件Aとする)。ここで、点対称とはスペクトル位相波形のグラフを図形として捉えた場合の表現であって、言い換えれば、波長ω0に関して反対称であるとも言える。反対称性とは、ある要素にある変換を施した結果が、元の要素に逆符号を付けたもの(実数でいえば絶対値が同じで正負が逆)と等しくなる性質を意味する。交代性や歪対称性ともいう。すなわち、スペクトル位相波形における波長ω0に対応する位相値をφ0とすると、波長ω0よりも小さな波長領域のスペクトル位相波形を位相値φ0を中心として反転させ、更に波長ω0を中心として反転させたとき、波長ω0よりも大きな波長領域のスペクトル位相波形と一致することをいう。
更に、SLM16は、スペクトル強度波形G22の少なくとも半値全幅Wの波長範囲内において、パルス光Ldのスペクトル位相波形G21を単調増加または単調減少とする(以下、条件Bとする)。これらの条件A,Bを満たすスペクトル位相波形の一例として、図3にはシグモイド関数状のスペクトル位相波形が示されている。数式(1)は、シグモイド関数状のスペクトル位相波形Phase(ω)を表す。α、βは任意の実数である。
Figure 2017107123
図4(a)は、図3に示されたスペクトル位相波形G21及びスペクトル強度波形G22を有するパルス光Ldの時間波形(グラフG31)と、図15(b)に示されたTLパルスの時間波形(グラフG32)との比較を示す。また、図4(b)は、図4(a)のグラフG31の時間微分波形(グラフG41)と、図4(a)のグラフG32の時間微分波形(グラフG42)との比較を示す。図4(a)及び図4(b)(特に図4(b)を参照)に示されるように、立ち上がりに関してはパルス光Ldの時間微分の最大値がTLパルスの時間微分の最大値よりも大きくなっており、パルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻になっていることがわかる。一方、立ち下がりに関してはTLパルスの時間微分の最小値がパルス光Ldの時間微分の最小値よりも小さくなっており、TLパルスの方がパルス光Ldよりも急峻になっている。なお、パルス時間幅に関しては、パルス光LdがTLパルスよりも僅かに長くなる。
図5は、数式(1)のα、βの組み合わせに応じた3つのスペクトル位相波形の例を示すグラフである。図中のグラフG51はα=0.51、β=1.96の場合を示し、グラフG52はα=2.01、β=0.96の場合を示し、グラフG53はα=29.01、β=0.81の場合を示す。本発明者は、α、βが少なくともこれらの値である場合に、立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻になることを確認した。また、このシグモイド関数状のスペクトル位相波形によれば、パルス光Ldの傾きがTLパルスの傾きに比べて11%以上大きくなる条件(α、β)が存在することが見出された。
なお、上記の例ではスペクトル強度波形G22の半値全幅Wの波長範囲内においてスペクトル位相波形が単調増加のシグモイド型位相となっており、この場合立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻となる。逆に、半値全幅Wの波長範囲内においてスペクトル位相波形が単調減少であるシグモイド型位相の場合には、立ち下がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻となる。
図6は、SLM16によってパルス光Ldに付与されるスペクトル位相波形の別の例を示すグラフである。この例においても図3と同様に、SLM16は、条件A,Bを満たすスペクトル位相波形を実現する。そのようなスペクトル位相波形の一例として、図6はn次関数状(nは正の奇数)のスペクトル位相波形G61,G62を示す。具体的には、グラフG61はn=3の場合を示し、グラフG62はn=5の場合を示す。数式(2)は、n次関数状のスペクトル位相波形Phase(ω)を表す。aは任意の実数である。
Figure 2017107123
上記のようなa<0の場合のn次関数状のスペクトル位相波形によれば、立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻となる。一方、立ち下がりに関してはTLパルスの方がパルス光Ldよりも急峻となる。a>0の場合は、立ち上がりと立ち下がりの急峻度合いは逆転する。なお、パルス時間幅に関しては、パルス光LdがTLパルスよりも僅かに長くなる。
図7は、数式(2)のa、nの組み合わせに応じた3つのスペクトル位相波形の例を示すグラフである。図中のグラフG71はa=−4.6×10-4、n=3の場合を示し、グラフG72はa=−2.0×10-6、n=5の場合を示し、グラフG73はa=−1.6×10-8、n=7の場合を示す。本発明者は、a、nが少なくともこれらの値である場合に、立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻になることを確認した。また、このn次関数状のスペクトル位相波形によれば、パルス光Ldの傾きがTLパルスの傾きに比べて7%以上大きくなる条件(a、n)が存在することが見出された。
図8は、SLM16によってパルス光Ldに付与されるスペクトル位相波形の更に別の例を示すグラフである。この例においても図3と同様に、SLM16は、条件A,Bを満たすスペクトル位相波形を実現する。そのようなスペクトル位相波形の一例として、図8はk次関数状(kは正の奇数を除く正の実数)のスペクトル位相波形を示す。具体的には、グラフG81はk=1.25の場合を示し、グラフG82はk=2.5の場合を示す。数式(3)は、k次関数状のスペクトル位相波形Phase(ω)を表す。aは任意の実数である。
Figure 2017107123
上記のようなk次関数状のスペクトル位相波形G81,G82によれば、立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻となる。一方、立ち下がりに関してはTLパルスの方がパルス光Ldよりも急峻となる。なお、パルス時間幅に関しては、パルス光LdがTLパルスよりも僅かに長くなる。
図9は、数式(3)のa、kの組み合わせに応じた3つのスペクトル位相波形の例を示すグラフである。図中のグラフG91はa=−1.13×10-2、k=2の場合を示し、グラフG92はa=−3.0×10-5、k=4の場合を示し、グラフG93はa=−1.7×10-3、k=2.5の場合を示す。本発明者は、a、kが少なくともこれらの値である場合に、立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻になることを確認した。また、このk次関数状のスペクトル位相波形によれば、パルス光Ldの傾きがTLパルスの傾きに比べて17%以上大きくなる条件(a、k)が存在することが見出された。
上記のようなa<0の場合のk次関数状のスペクトル位相波形によれば、立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻となる。一方、立ち下がりに関してはTLパルスの方がパルス光Ldよりも急峻となる。a>0の場合は、立ち上がりと立ち下がりの急峻度合いは逆転する。
図10は、SLM16によってパルス光Ldに付与されるスペクトル位相波形の更に別の例を示すグラフである。この例においても図3と同様に、SLM16は、条件A,Bを満たすスペクトル位相波形を実現する。そのようなスペクトル位相波形の一例として、図10は正弦関数状のスペクトル位相波形G101を示す。数式(4)は、正弦関数状のスペクトル位相波形Phase(ω)を表す。b,cは任意の実数である。
Figure 2017107123
図10,図12のようなb>0の正弦関数状のスペクトル位相波形によれば、スペクトル強度波形G22の半値全幅Wの波長範囲内においてスペクトル位相波形が単調増加となっているので、このとき立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻となる。一方、立ち下がりに関してはTLパルスの方がパルス光Ldよりも急峻となる。一方、b<0の場合は、立ち上がりと立ち下がりの急峻度合いは逆転する。なお、パルス時間幅に関しては、パルス光LdがTLパルスよりも僅かに長くなる。
図11は、数式(4)のb、cの組み合わせに応じた3つのスペクトル位相波形の例を示すグラフである。図中のグラフG111はb=0.285、c=0.345の場合を示し、グラフG112はb=0.615、c=0.225の場合を示し、グラフG113はb=2.865、c=0.09の場合を示す。本発明者は、b,cが少なくともこれらの値である場合に、立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻になることを確認した。また、この正弦関数状のスペクトル位相波形によれば、パルス光Ldの傾きがTLパルスの傾きに比べて11.3%以上大きくなる条件(b,c)が存在することが見出された。
以上に説明した例では何れもスペクトル位相波形が曲線である場合を示したが、スペクトル位相波形は複数の区間に分けて線形近似されてもよく、その場合であってもパルス光Ldの傾きを急峻化することができる。その一例として、図12は、図3に示されたシグモイド関数状のスペクトル位相波形(α=0.51、β=1.96)を3つの区間に区切り、各区間において直線近似したときのスペクトル位相波形G121を示す。なお、この例においても図3と同様に、スペクトル位相波形G121は条件A,Bを満たしている。数式(5)は、シグモイド関数の線形近似型のスペクトル位相波形Phase(ω)を表す。y0,y1,bは任意の実数である。図12のグラフG121はy0=0、y1=1.96、b=0.199の場合を示している。
Figure 2017107123
上記のようなシグモイド関数状を直線近似したスペクトル位相波形によれば、スペクトル強度波形G22の半値全幅Wの波長範囲内においてスペクトル位相波形が単調増加となる。このとき、立ち上がりに関してパルス光Ldの方がTLパルスよりも急峻となる。一方、立ち下がりに関してはTLパルスの方がパルス光Ldよりも急峻となる。なお、パルス時間幅に関しては、パルス光LdがTLパルスよりも僅かに長くなる。
スペクトル位相波形は上記の各例に限られるものではなく、例えば、シグモイド関数(図3を参照)、n次関数(図6を参照)、k次関数(図8を参照)、正弦関数(図10を参照)、及びこれらの線形近似関数のうち少なくとも2つの関数の線形和に応じた形状であってもよい。また、例えばマルチパルスを生成可能とするような位相パターンと、急峻化を可能とする上記位相パターンとの和であっても良い。このような場合であっても、立ち上がり若しくは立ち下がりに関してパルス光LdをTLパルスよりも急峻とすることができる。
ここで、パルス光生成装置1Aを用いたパルス光生成方法について、図13に示されるフローチャートを参照しながら説明する。まず、入力光Laを分光素子12によって分光する(第1ステップS1)。次に、分光後の光Lbの位相をSLM16によって変調する(第2ステップS2)。続いて、変調後の光Lcを分光素子12によってパルス光Ldに変換する(第3ステップS3)。第2ステップS2では、パルス光Ldのスペクトル位相波形が、非線形且つ或る波長ω0に関して点対称となるとともに(条件A)、パルス光Ldのスペクトル強度波形の少なくとも半値全幅Wの波長範囲内において単調増加または単調減少となる(条件B)ように、光Lbの位相を変調する。
以上に説明した本実施形態のパルス光生成装置1A及びパルス光生成方法によって得られる効果について説明する。本発明者は、パルス光の時間強度波形の立ち上がり又は立ち下がりをTLパルスよりも急峻にするために、TLパルスではフラットであったスペクトル位相波形を様々な形状にすることを試みた。その結果、スペクトル位相波形が前述した条件A,Bの双方を満たす場合に、パルス光の時間強度波形の立ち上がり及び立ち下がりの一方がTLパルスよりも急峻となり、他方がTLパルスよりも緩やかになることを見出した。
本実施形態のパルス光生成装置1A及びパルス光生成方法によれば、パルス光Ldが条件A,Bを満たすようにSLM16が光Lbの位相変調を行うので、パルス光Ldの時間強度波形の立ち上がり及び立ち下がりの一方をTLパルスよりも急峻にできる。これにより、非線形光学効果を更に顕著に生じさせることが可能となる。なお、数値計算の結果、本実施形態によればパルス光Ldの時間強度波形の傾きをTLパルス光と比較して10〜17%程度大きくできることが確かめられた。
本実施形態による効果の例としては、THz(テラヘルツ)光の高効率発生が挙げられる。THz光の発生方法として例えば光伝導アンテナを用いる場合を考えると、一般的にTHz光の時間波形あるいはそのスペクトルは、電流密度Jpc(t)及び光伝導率σ(t)の時間変化によって決まる。光伝導率σ(t)の時間変化はパルス光の強度プロファイルI(t)に基づいて決まるので、パルス光の時間波形の急峻さはTHz光の発生強度向上およびスペクトル帯域拡大に寄与すると考えられる。また、非線形光学結晶を用いてTHz光を発生させる場合においても、そのTHz光の発生強度は、強度プロファイルI(t)の二階微分に比例するので、パルス光の時間波形の急峻さは、上記と同様にTHz光の発生強度向上およびスペクトル帯域拡大に寄与すると考えられる。なお、他の非線形光学効果を用いる様々な技術(レーザ加工、レーザ顕微鏡計測など)においても更なる高効率化、高精度化が期待される。
また、本実施形態のように、波長ω0は、半値全幅Wの波長範囲内に含まれてもよい。これにより、パルス光Ldの時間強度波形の立ち上がり及び立ち下がりの一方を、より確実に、TLパルスよりも急峻にできる。
(変形例)
図14は、上記実施形態の一変形例に係るパルス光生成装置1Bの構成を示す。このパルス光生成装置1Bにおいて上記実施形態と異なる点は、光変換素子の形態である。すなわち、上記実施形態では分光素子12が変調後の光Lcを受けてパルス光Ldに変換しているが、本変形例のパルス光生成装置1Bは、SLM16と光学的に結合されて変調後の光Lcをパルス光Ldに変換する光変換素子18を更に備えている。なお、このような光変換素子18は、例えば集光レンズを含むことによって好適に実現される。
本発明によるパルス光生成装置及びパルス光生成方法は、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では条件A,Bを満たすスペクトル位相波形の例としてシグモイド関数等を示したが、本発明のスペクトル位相波形は上述した各形状に限られず、条件A,Bを満たす様々な波形を採用できる。
1A,1B…パルス光生成装置、2…光源、10…光学系、12…分光素子、14…曲面ミラー、17…変調面、17a…変調領域、18…光変換素子、20…制御部、La…入力光、Lc…変調光、Ld…パルス光、W…半値全幅。

Claims (15)

  1. 光を分光する分光素子と、
    前記分光素子と光学的に結合され、分光後の光の位相を変調する空間光変調器と、
    前記空間光変調器と光学的に結合され、変調後の光をパルス光に変換する光変換素子と、を備え、
    前記空間光変調器は、前記パルス光のスペクトル位相波形を、非線形且つ或る波長ω0に関して点対称とするとともに、前記パルス光のスペクトル強度波形の少なくとも半値全幅の波長範囲内において単調増加または単調減少とする、パルス光生成装置。
  2. 光を分光する分光素子と、
    前記分光素子と光学的に結合され、分光後の光の位相を変調する空間光変調器と、を備え、
    前記分光素子は、変調後の光を受けてパルス光に変換し、
    前記空間光変調器は、前記パルス光のスペクトル位相波形を、非線形且つ或る波長ω0に関して点対称とするとともに、前記パルス光のスペクトル強度波形の少なくとも半値全幅の波長範囲内において単調増加または単調減少とする、パルス光生成装置。
  3. 前記波長ω0は、前記半値全幅の波長範囲内に含まれる、請求項1または2に記載のパルス光生成装置。
  4. 前記スペクトル位相波形がシグモイド関数状である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパルス光生成装置。
  5. 前記スペクトル位相波形がn次関数状(nは正の奇数)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパルス光生成装置。
  6. 前記スペクトル位相波形がk次関数状(kは正の奇数を除く正の実数)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパルス光生成装置。
  7. 前記スペクトル位相波形が、シグモイド関数、n次関数(nは正の奇数)、及びk次関数(kは正の奇数を除く正の実数)のうち少なくとも2つの関数の線形和に応じた形状である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパルス光生成装置。
  8. 前記分光素子が回折格子またはプリズムを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のパルス光生成装置。
  9. 前記光変換素子が集光レンズを含む、請求項1に記載のパルス光生成装置。
  10. 光を分光する第1ステップと、
    分光後の光の位相を変調する第2ステップと、
    変調後の光をパルス光に変換する第3ステップと、を含み、
    前記第2ステップによって、前記パルス光のスペクトル位相波形を、非線形且つ或る波長ω0に関して点対称とするとともに、前記パルス光のスペクトル強度波形の少なくとも半値全幅の波長範囲内において単調増加または単調減少とする、パルス光生成方法。
  11. 前記波長ω0は、前記半値全幅の波長範囲内に含まれる、請求項10に記載のパルス光生成方法。
  12. 前記スペクトル位相波形がシグモイド関数状である、請求項10または11に記載のパルス光生成方法。
  13. 前記スペクトル位相波形がn次関数状(nは正の奇数)である、請求項10または11に記載のパルス光生成方法。
  14. 前記スペクトル位相波形がk次関数状(kは正の奇数を除く正の実数)である、請求項10または11に記載のパルス光生成方法。
  15. 前記スペクトル位相波形が、シグモイド関数、n次関数(nは正の奇数)、及びk次関数(kは正の奇数を除く正の実数)のうち少なくとも2つの関数の線形和に応じた形状である、請求項10または11に記載のパルス光生成方法。
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