JP2017106947A - 像ブレ補正装置、撮像装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

像ブレ補正装置、撮像装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被写体が動きベクトルの検出領域内に収まっていない場合に、被写体を動きベクトルの検出領域内へ収めて被写体のベクトルを検出することができる像ブレ補正装置を提供する。【解決手段】振れ検出信号に基づいて像ブレを補正する振れ補正系を有するデジタルカメラ100を設ける。デジタルカメラ100が、撮影画像に基づいて、所定の検出領域から動きベクトルを検出し、動きベクトルと振れ検出信号とに基づいて、被写体が検出領域に収まっているかを判定し、被写体が検出領域に収まっていない場合に、被写体が検出領域に収まるように振れ補正系を駆動する。【選択図】図1

Description

本発明は、像ブレ補正装置、撮像装置、制御方法およびプログラムに関する。
手振れにより撮影画像に生じるブレ(像ブレ)を、補正レンズなどの光学式補正手段を駆動することによって補正する像ブレ補正装置が提案されている。また、カメラの撮影方法の一つとして、流し撮りがある。流し撮りは、例えば、水平方向に移動している主被写体の動きにカメラを追従させながら撮影する手法である。ユーザは、流し撮り時に、被写体の躍動感を出すために、シャッター速度を遅くする。遅いシャッター速度でカメラを振りながら被写体を上手く追従して撮影するためには、経験が必要であり、特に初心者にとって流し撮りは難しい撮影手法である。
特許文献1は、被写体のベクトルを検出し、検出した動きベクトルに基づいて補正レンズを駆動させることで、流し撮りをサポートするカメラ装置を開示している。
特開2013−110754号公報
動きベクトルの検出方法として、相関演算に基づく相関法やブロックマッチング法等が知られている。例えば、ブロックマッチング法では、入力された画像信号を複数の適当な大きさの検出ブロック(例えば8画素×8ライン)に分割する。そして、検出ブロック単位で、前のフレームにおける一定範囲の画素との差を計算し、この差の絶対値の和が最小となる前のフレームの検出ブロックを探索する。そして、画面間の相対的なずれをその検出ブロックの動きベクトルとして検出する。
複数の検出ブロックに対応する動きベクトルの検出領域の配置については、用途に応じて適切な配置がある。例えば、画像切り出しによる電子式の手振れ補正を行う場合では、画面全体の振れを検出したほうが良いので、検出ブロックを画面全体に均等に配置したほうが良い。一方、流し撮りで比較的大きな角速度(例えば40dps)でカメラを振りながら撮影する場合を想定する。この場合には、検出ブロックの検出レンジを広くとるため、検出ブロックのサイズを小さくして画面中心付近に配置したほうが好ましい。しかし、検出ブロックを画面中心付近に配置すると、被写体が動きベクトルの検出領域から外れた位置にある場合に、被写体のベクトルを検出することができない。
本発明は、被写体が動きベクトルの検出領域内に収まっていない場合に、被写体を動きベクトルの検出領域内へ収めて被写体のベクトルを検出することができる像ブレ補正装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の像ブレ補正装置は、振れ検出信号に基づいて、像ブレを補正する補正手段と、撮影画面内の所定の検出領域から動きベクトルを検出する検出手段と、前記検出された動きベクトルと、前記振れ検出信号とに基づいて、被写体が前記検出領域に収まっているかを判定し、前記被写体が前記検出領域に収まっていない場合に、前記被写体が前記検出領域に収まるように前記補正手段を制御する制御手段とを備える。
本発明の像ブレ補正装置によれば、被写体が動きベクトルの検出領域内に収まっていない場合に、被写体を動きベクトルの検出領域内へ収めて被写体のベクトルを検出することができる。
本実施形態の撮像装置の構成を示す図である。 被写体ベクトル選択部の構成例を説明する図である。 1フレーム毎に算出されるベクトルの度数分布を示す図である。 検出ブロックの配置の例について説明する図である。 デジタルカメラによる動きベクトルの検出結果に応じた動作処理を説明するフローチャートである。 検出ブロックの移動について説明する図である。
図1は、本実施形態の撮像装置の構成を示す図である。
図1に示す撮像装置は、デジタルカメラである。以下の説明では、画像の横方向または縦方向のいずれか一方のブレを補正する制御に関して説明し、他方のブレを補正する制御については、説明を省略する。なお、本発明は、監視カメラ、Webカメラ、携帯電話などの撮影装置にも適用可能である。
デジタルカメラ100は、マイクロコンピュータ(μCOM)101乃至フォーカス情報入力部119を備える。μCOM101は、デジタルカメラ100全体を制御する。μCOM101は、HPF103乃至乗算部117を備える。角速度検出部102は、撮像装置100に加わる振れを角速度信号(振れ検出信号)として検出する。図1に示す例では、角速度検出部102は、角速度センサである。角速度検出部102が出力する信号は、角速度データとしてμCOM101内部のハイパスフィルタ(以下、HPF)103に供給される。
HPF103は、任意の周波数帯域でその特性を変更し得る機能を有しており、角速度データに含まれる低周波数成分を遮断してから高周波数帯域の信号を出力する。なお、HPF103は、角速度検出部102の出力からフィルタ(LPF)を通過させた信号を減算する構成にしても良い。このフィルタは、角速度検出部102の出力に対して高周波数帯域の信号を遮断する。
焦点距離演算部104は、ズーム情報入力部118が入力するズーム情報に基づいて、不図示の撮像光学系の焦点距離を算出し、振れ補正系を駆動するのに最適な値となるようにHPF103の出力を補正する。振れ補正系は、例えば、シフトレンズである。μCOM101は、振れ検出信号に基づいて振れ補正系を駆動することによって、撮影画像のブレ(像ブレ)を補正する。振れ補正系は、光軸と異なる方向(この例では、垂直な方向)に移動されることにより光軸を偏光する。これにより、装置の振れにより生じる撮像面上の被写体の移動が補正された像が、撮像素子に結像される。本実施形態では、振れ補正系は、被写体を追尾しながら撮影する、流し撮りのサポートにも用いられる。
積分器105は、任意の周波数帯域でその特性を変更し得る機能を有しており、焦点距離演算部104からの出力を積分し、振れ補正系の駆動量を算出する。加算器106は、振れ補正系の駆動量と後述する被写体の移動量とを加算する。振れ補正系位置検出部112は、振れ補正系の位置を検出する。振れ補正系位置検出部112は、磁石と、磁石に対向する位置に供えられたホールセンサとを有する。
A/D変換器113は、振れ補正系位置検出部112の出力をA(アナログ)/D(デジタル)変換し、デジタル化したデータを出力する。減算器107は、加算器106の出力からA/D変換器113の出力を減算して、制御フィルタ108へ供給する。
制御フィルタ108は、入力データを所定のゲインで増幅する増幅器、及び位相補償フィルタで構成されている。減算器107から供給された偏差データは、制御フィルタ108において増幅器及び位相補償フィルタによる信号処理が行われた後、パルス幅変調部109に出力される。
パルス幅変調部109は、制御フィルタ108を通過して供給されたデータを、パルス波のデューティー比を変化させる波形(即ちPWM波形)に変調して、モータ駆動部110に供給する。モータ111は、振れ補正系の駆動用のボイスコイル型モータであり、モータ駆動部110によって駆動される。これにより、振れ補正系が光軸と垂直な方向に移動される。
動きベクトル検出部114は、不図示の信号処理部で生成された現在の映像信号に含まれる輝度信号と、1フレーム前の映像信号に含まれる輝度信号とに基づいて、ブロックマッチング法を用いて、画像の動きベクトルを検出する。具体的には、動きベクトル検出部114は、映像信号を複数の適当な大きさの検出ブロックに分割し、ブロック単位で前のフレームの一定範囲の画素との差を計算し、この差の絶対値の和が最小となる前のフレームの検出ブロックを探索する。複数の検出ブロックに対応する範囲が動きベクトルの検出領域となる。動きベクトル検出部114は、画面間の相対的なずれを、その検出ブロックの動きベクトルとして検出する。すなわち、動きベクトル検出部114は、撮影画像に基づいて、撮影画面内の所定の検出領域から動きベクトルを検出する検出手段として機能する。動きベクトル検出部114によって検出された動きベクトルデータは、被写体ベクトル選択部115に供給される。被写体ベクトル選択部115は、被写体のベクトルを選択(決定)する。積分器116は、被写体のベクトルを積分し、角度情報とする。乗算部117は、積分器116の出力にゲインKを乗算し、加算器106に供給する。
図2は、被写体ベクトル選択部の構成例を説明する図である。
被写体ベクトル選択部115は、度数分布処理部201、被写体ベクトル重み付け処理部202、被写体ベクトル各速度換算部203とを備える。度数分布処理部201は、動きベクトル検出部114の出力である撮影画面内のベクトル情報と、角速度検出部102の出力である角速度情報とに基づいて、撮影画面内で検出された全ベクトルのうち、被写体のベクトルを選択する。被写体ベクトル角速度換算部203は、選択された被写体のベクトルを、ピクセル単位から角速度単位へ換算する。積分器116は、角速度単位に換算されたベクトルを積分し角度情報とし、乗算部117に入力する。以下に、図3を用いて度数分布処理部201の動作処理について説明する。
図3は、1フレーム毎に算出されるベクトルの度数分布を示す図である。
動きベクトル検出部114が検出した動きベクトル自体では、どのベクトルが被写体、背景を示すかを区別できない。度数分布処理部201は、角速度検出部102の出力値を用いて、被写体のベクトルを選択する。例えば、カメラを三脚に固定して移動する被写体を撮影する場合、角速度検出部102の出力値は、約0dps相当になる。また、画面内において、動体は被写体のみであり、背景部分は、角速度検出部102の出力値とほぼ同等の値になる。したがって、度数分布処理部201は、一定の周期毎に算出される角速度検出部102の出力値を、度数分布においてベクトルと比較できるようにピクセル単位に換算する。
度数分布処理部201は、動きベクトル検出部114の出力と、角速度検出部102の出力値とを度数分布で比較する。これにより、度数分布処理部201は、被写体と背景とを区別する。図3に示す度数分布に示す例では、度数分布処理部201は、角速度検出部102の出力値303付近のベクトル群302を、背景ベクトル群とする。この例では、カメラを一定方向に振っていると想定すると、度数分布処理部201は、出力値303から離れたベクトル群301を、被写体ベクトル群として抽出する。すなわち、度数分布処理部201は、動きベクトルと振れ検出信号とに基づいて得られるベクトルの度数分布に基づき、振れ検出信号の出力値の近傍のベクトルを背景のベクトルとし、背景のベクトル以外のベクトルを被写体のベクトルとして決定する。
被写体ベクトル重み付け処理部202は、度数分布処理部201で抽出された被写体ベクトル群に対して重み付けを行う。被写体ベクトル重み付け処理部202は、フォーカス情報入力部120から入力されるフォーカス情報を用いて、被写体ベクトル群に対して重み付けを行う。フォーカス情報は、画面内のAF枠の位置情報つまり焦点検出領域の位置情報を含んでいる。
撮影者は、AF枠に被写体の止めたい部分を合せる。したがって、被写体ベクトル重み付け処理部202は、AF枠周辺の検出ブロックから検出されるベクトルに対して重み付けを行うことで信頼度を向上させる。被写体ベクトル重み付け処理部202は、重み付けの結果を用いて、被写体ベクトル群から最終的に出力する被写体のベクトルを決定する。被写体ベクトル重み付け処理部202が出力した被写体のベクトルは、被写体ベクトル角速度換算203でピクセル単位から角速度単位へ換算される。積分器116が、換算されたベクトルを積分し、角度情報として乗算部117に入力する。乗算部117が、積分器116の出力にゲインKを乗算して、加算器106に供給する。
図4は、検出ブロックの配置の例について説明する図である。
本実施例では、検出ブロックの配置を手振れ用と流し撮り用とで変えている。手振れによる像ブレの補正用に動きベクトルを使用する場合は、画面全体の振れを検出したいので、図4(A)のように、検出ブロックを画面全体に均等に配置する。一方、流し撮り時に振れ補正系を駆動して被写体が画面内の所定の位置に来るように制御することで、流し撮りをサポートする場合には、画面全体の動きベクトルではなく被写体部分のみのベクトルが必要である。したがって、この場合には、図4(B)に示すように、画面中央付近に検出ブロックを密集させて配置する。
流し撮りでは、撮影者が大きくパンニングをしており(例えば40dps相当)、被写体の移動量とカメラの振り量の差分を被写体の動き量としてベクトル検出するので、像ブレ補正時よりも大きな動き量を検出する必要がある。したがって、検出ブロックのサイズを小さくして、動きベクトル検出部の検出レンジを広くできるようにする。さらに、検出ブロックは、被写体の止めたい個所に集中して配置する方が好ましい。しかし、画面中心付近に集中して検出ブロックを配置する場合、例えば被写体が画面端にいる場合にレリーズボタンを押下すると、動きベクトルの検出領域402に収まっていないので被写体のベクトルを検出できない。本実施例の像ブレ補正装置は、被写体のベクトルの検出結果に応じて、被写体が動きベクトルの検出領域に収まるように振れ補正系を駆動制御する。
図5は、デジタルカメラによる動きベクトルの検出結果に応じた動作処理を説明するフローチャートである。
本実施形態において、被写体ベクトル選択部115は、被写体のベクトルの数が閾値未満である場合に、被写体が検出領域に収まっていないと判定し、この被写体が検出領域に収まるように振れ補正系を駆動する。まず、ステップS501において、μCOM101が、防振SWがオンであるかを判断する。防振SWのオンは、カメラの手振れ補正設定が有効になっていることを示す。防振SWがオンでない場合は、処理を終了する。防振SWがオンである場合は、処理がステップS502に進む。
ステップS502において、動きベクトル検出部114が、割込み周期毎に撮影画面全体の動きベクトルを検出する。続いて、角速度検出部102が、割込み周期毎にカメラに加わる角度振れを検出する。
次に、被写体ベクトル選択部115が、割込み周期毎に、ステップS502で検出された動きベクトルとステップS502で検出された角度振れの値に基づいて、ベクトルの度数分布を作成する。そして、被写体ベクトル選択部115が、ベクトルの度数分布に基づいて、被写体のベクトルを抽出する。
次に、ステップS505において、被写体ベクトル選択部115が、抽出した被写体のベクトルの数が、予め設定された閾値1以上であるかを判断する。被写体のベクトルの数が閾値1以上であることは、被写体が動きベクトルの検出領域に所定の割合以上(例えば90%以上)入っていることを示す。したがって、被写体のベクトルの数が閾値1以上である場合は、被写体ベクトル選択部115は、被写体が検出領域に収まっており、検出ブロックに対して被写体のベクトルが十分検出できていると判断し、ベクトル検出のために振れ補正系を駆動させない。被写体のベクトルの数が閾値1未満である場合は、処理がステップS506に進む。
ステップS506において、被写体ベクトル選択部115が、被写体のベクトルの数が、予め設定された閾値2以上であるかを判断する。閾値2は、閾値1より小さい数に設定されている。被写体のベクトルの数が閾値2以上であることは、被写体が動きベクトルの検出領域に所定の割合以上(例えば10%以上)入っていることを示す。被写体のベクトルの数が閾値2以上である場合は、処理がステップS508に進む。被写体のベクトルの数が閾値2未満である場合は、被写体が、動きベクトルの検出領域に収まっていない可能性がある。したがって、この場合は、処理がステップS507に進む。
本実施形態において、被写体が動きベクトルの検出領域に収まっていない場合には、μCOM101は、被写体が動きベクトルの検出領域に収まるように振れ補正系を駆動する。しかし、振れ補正系が光学中心付近から離れて駆動端付近にいる場合は、動きベクトル検出のための駆動量を確保できない場合がある。したがって、ステップS507において、μCOM101が、振れ補正系の現在の位置を検出する。
ステップS508において、被写体ベクトル選択部115が、被写体のベクトルの数が予め設定された閾値3以上であり、かつ被写体のベクトルのエラー判定がないかを判断する。閾値3は、閾値2より大きく閾値1より小さい値に設定される。被写体のベクトルの数が閾値3以上であることは、被写体が検出ブロックに所定の割合以上(例えば50%以上)入っていることを示す。被写体のベクトルの数が閾値3以上であり、かつ被写体のベクトルのエラー判定がない場合は、振れ補正系を駆動させずに処理を終了する。被写体のベクトルの数が閾値3未満である場合や、被写体のベクトルのエラー判定がある場合は、処理がステップS507に進む。
ステップS509において、μCOM101が、ステップS507で検出した振れ補正系の現在の位置が予め設定した閾値未満であるかを判断する。振れ補正系の現在の位置が予め設定した閾値未満である場合、μCOM101は、振れ補正系を駆動しても駆動端まで余裕があると判断する。そして、処理がステップS510に進む。振れ補正系の現在の位置が予め設定した閾値以上である場合、μCOM101は、振れ補正系を駆動すると駆動端まで余裕がないと判断する。そして、この場合には、振れ補正系を駆動させる処理以外の処理で被写体のベクトルを検出できるようにする必要がある。したがって、処理がステップS511に進む。
ステップS510において、μCOM101が、被写体のベクトル数が閾値2以上となるような振れ補正系の駆動量を算出する。μCOM101は、振れ補正系の位置に応じてゲインK(図1)を可変させる。例えば、光学中心位置付近にいる場合は、駆動端まで余裕があるので、μCOM101は、1倍程度のゲインKを設定する。そして、ステップS512において、μCOM101が、ステップS510で算出した駆動量に基づいて振れ補正系を駆動する。μCOM101は、過去のフレーム毎に検出しておいた動きベクトルの情報から被写体の移動している向きを決定し、決定した向きの逆方向へ振れ補正系を駆動させる。これにより、被写体を動きベクトルの検出領域の中心付近に収め、被写体のベクトル数を検出することができるようになる。
ステップS511において、μCOM101は、被写体が動きベクトルの検出領域に収まるように検出領域を移動する。具体的には、μCOM101は、検出ブロックを1フレーム毎に移動させることによって、被写体を動きベクトルの検出領域に収める。以下に、検出ブロックの移動について説明する。
図6は、検出ブロックの移動について説明する図である。
図6(A)は、検出ブロックの移動の一例を示す。図6(A)に示す例では、μCOM101は、検出ブロック601を有する動きベクトルのテンプレートを画面内で1フレーム毎に平行移動させている。すなわち、μCOM101は、AF枠602の位置に動きベクトルの検出領域の中心が配置されるように検出領域を移動させる。
図6(B)は、検出ブロックの移動の他の例を示す。図6(B)に示す例では、μCOM101は、被写体認識情報を用いて、被写体の種類に応じて検出ブロックの配置数とサイズを変更した上で、変更後の検出ブロック603を、被写体が動きベクトルの検出領域に入るように移動する。例えば、人物の全身を画面内に収めて流し撮りする場合は、μCOM101は、検出ブロックのサイズを縦長とする。
以上説明したように、本実施例の像ブレ補正装置によれば、被写体が動きベクトルの検出領域に入らず被写体のベクトルが検出できない場合でも、振れ補正系を駆動して被写体を動きベクトルの検出領域内へ収めることで被写体のベクトルを検出することができる。
101 μCOM
115 被写体ベクトル選択部

Claims (11)

  1. 振れ検出信号に基づいて、像ブレを補正する補正手段と、
    撮影画面内の所定の検出領域から動きベクトルを検出する検出手段と、
    前記検出された動きベクトルと、前記振れ検出信号とに基づいて、被写体が前記検出領域に収まっているかを判定し、前記被写体が前記検出領域に収まっていない場合に、前記被写体が前記検出領域に収まるように前記補正手段を制御する制御手段とを備える
    ことを特徴とする像ブレ補正装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記検出された動きベクトルと、前記振れ検出信号とに基づいて、前記検出された動きベクトルから前記被写体のベクトルを選択し、
    前記被写体のベクトルの数に基づいて、前記被写体が前記検出領域に収まっているかを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記被写体のベクトルの数が閾値未満である場合に、前記被写体が前記検出領域に収まっていないと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の像ブレ補正装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記検出された動きベクトルと前記振れ検出信号とに基づいて得られるベクトルの度数分布に基づき、前記振れ検出信号の出力値の近傍のベクトルを背景のベクトルとし、背景のベクトル以外のベクトルを被写体のベクトルとして決定する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の像ブレ補正装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出領域の領域のうち、焦点検出領域の周辺の領域から検出される動きベクトルに対して重み付けを行い、前記重み付けの結果を用いて前記被写体のベクトルを決定する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記被写体が前記検出領域に収まっていないと判定した場合に、前記補正手段の現在の位置が閾値未満であるかを判定し、
    前記補正手段の現在の位置が閾値未満である場合に、前記被写体が前記検出領域に収まるように前記補正手段を駆動する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記補正手段の位置が閾値以上である場合に、前記被写体が前記検出領域に収まるように前記検出領域を移動する
    ことを特徴とする請求項6に記載の像ブレ補正装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記補正手段の位置が閾値以上である場合に、前記検出領域の中心が焦点検出領域に配置されるように前記検出領域を移動する
    ことを特徴とする請求項7に記載の像ブレ補正装置。
  9. 前記検出手段は、前記検出領域に対応する複数の検出ブロックの動きベクトルを検出し、
    前記制御手段は、前記補正手段の位置が閾値以上である場合に、前記複数の検出ブロックを移動するともに、前記被写体の種類に応じて前記検出ブロックの配置数とサイズを変更する
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の像ブレ補正装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の像ブレ補正を有する撮像装置。
  11. 振れ検出信号に基づいて、像ブレを補正する補正手段を備える像ブレ補正装置の制御方法であって、
    撮影画面内の所定の検出領域から動きベクトルを検出する検出工程と、
    前記検出された動きベクトルと、前記振れ検出信号とに基づいて、被写体が前記検出領域に収まっているかを判定し、前記被写体が前記検出領域に収まっていない場合に、前記被写体が前記検出領域に収まるように前記補正手段を駆動する制御工程とを有する
    ことを特徴とする制御方法。
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