JP2017106864A - 通信端末およびサーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】地図データに基づいて目的地までの経路を案内するナビゲーションシステムの信頼性をいっそう向上させる技術を提供する。【解決手段】通信端末10は、領域ごとに分割された地図データ151に基づいて目的地までの経路を案内するナビゲーション機能を有する。通信端末10は、複数種類の測位手段を備える。制御部160は、地図データ151の各領域に対応付けられた優先度に基づいてサーバ装置20から送信される、各領域に対応付けられた測位方法の設定をサーバ装置20から取得する測位方法取得部161と、各領域に対応付けられた測位方法の設定に従って、通信端末の位置を測位部120に含まれる各測位手段により測位する測位制御部162とを含む。【選択図】図1
Description
本開示は、地図データに基づいて目的地までのナビゲーション機能をユーザに提供する通信端末およびサーバ装置に関し、特に、ナビゲーション機能の信頼性を向上させるための技術に関する。
利用者がナビゲーションシステムを利用する機会がますます増えている。例えば、利用者は、自動車を運転する際に、自動車に搭載されるナビゲーションシステムを利用して移動する。また、移動体通信システムを利用する利用者が増加するにつれて、端末の機能がますます進化している。そのため、測位機能を有する端末も多数登場している。例えば、端末を所持する利用者が、端末に搭載されたGPS(Global Positioning System)などの測位機能により自端末の位置を測位することで、自端末の近郊にある店舗を探索する等の利用がなされている。
ナビゲーション機能の信頼性を向上させるための技術は、様々なものが検討されている。例えば、特開2014−92470号公報(特許文献1)は、クライアント側に十分な記憶容量がないため随時地図データをダウンロードするように構成している地図ナビゲーションシステムについて記載している。特許文献1の技術によると、目的地までの経路上の通信不能領域を事前にサーバが判定し、クライアントが通信不能領域を通る前に地図データをクライアントがダウンロードする技術について記載されている。
しかし、特許文献1の技術によると、目的地までの経路における端末の通信環境が良好ではない場合に、端末が通信不能領域に到達するまでに、サーバからの情報のダウンロードが完了していない可能性がある。
本開示は、地図データに基づいて目的地までの経路を案内するナビゲーションシステムの技術であって、ナビゲーションシステムの信頼性をいっそう向上させる技術を提供することを目的としている。
一実施形態に従う通信端末は、領域ごとに分割された地図データに基づいて目的地までの経路を案内するナビゲーション機能を有するものである。通信端末は、記憶部と、通信端末の位置を測位するように構成された測位部と、通信端末の動作を制御するように構成された制御部とを備える。通信端末は、複数種類の測位部を備え、複数種類の測位部は、それぞれ異なる測位方法により通信端末の位置を測位するように構成されている。記憶部は、少なくとも一領域の地図データを記憶するように構成されている。制御部は、地図データの各領域に対応付けられた優先度に基づいて外部の装置から送信される、各領域に対応付けられた測位方法の設定を外部の装置から取得する測位方法取得部と、各領域に対応付けられた測位方法の設定に従って、通信端末の位置を測位部により測位する測位制御部とを含む。
一実施形態に従うサーバ装置は、通信端末に対してナビゲーション機能を提供するためのものである。通信端末は、領域ごとに分割された地図データに基づいて目的地までの経路を案内するものである。サーバ装置は、各領域に対応付けられた優先度の設定、および、各領域に対応付けられた測位方法の設定を記憶するように構成された記憶部と、サーバ装置の動作を制御するように構成された制御部とを備える。制御部は、優先度の設定に基づいて、各領域に対応付けられた測位方法の設定を、領域ごとに順に通信端末へ送信する配信制御部を含む。
一実施形態によると、通信環境が良好ではない領域でのダウンロードの際に、通信端末側で測位を実施するときに、各領域に優先順位をつけて、各領域における測位方法の設定を通信端末が取得する。そのため、電力の消費をいっそう低減しうる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<技術思想>
まず、実施の形態で具体的に説明するナビゲーションシステムの技術思想を説明する。ナビゲーションシステムにおいて、地図をメッシュごとに分割し、分割した領域ごとに、適切な測位手段を示す測位手段情報(各領域に対応付けられた測位方法の設定)をサーバ装置20が保持する。通信端末10は、サーバ装置20と通信することにより、優先度の高い領域から順番に測位手段情報をダウンロードする。サーバ装置20は、地図を分割した各領域について、(1)通信端末10の通信状態の情報、(2)GPS(Global Positioning System)/IMES(Indoor MEssaging System)位置検出装置124によるGPSの測位精度の情報、および(3)GPS以外の省電力の測位手段またはGPS以外の高精度の測位手段があるか否かの情報をメモリに記憶する。サーバ装置20は、通信端末10が各領域の測位手段情報をダウンロードする順番を、一定の条件に従って重み付けする。具体的には、サーバ装置20は、(i)GPSでの測位精度が一定程度よりも低い領域の場合、当該領域の重みづけの値を比較的大きくする。また、サーバ装置20は、(ii)ある領域について、通信端末10が利用可能な複数の測位手段のうち、GPS以外に省電力である測位手段がある場合に、重みづけの値を比較的大きくする。また、サーバ装置20は、(iii)ある領域について、通信端末10が利用可能な複数の測位手段のうち、GPS以外に高精度の測位が可能な測位手段がある場合に、重みづけの値を比較的大きくする。サーバ装置20は、重みづけが大きい領域ほど、優先して通信端末10に測位手段情報を送信する。通信端末10は、サーバ装置20によって、重みづけの値が大きく設定された領域から順に測位手段情報をダウンロードする。
まず、実施の形態で具体的に説明するナビゲーションシステムの技術思想を説明する。ナビゲーションシステムにおいて、地図をメッシュごとに分割し、分割した領域ごとに、適切な測位手段を示す測位手段情報(各領域に対応付けられた測位方法の設定)をサーバ装置20が保持する。通信端末10は、サーバ装置20と通信することにより、優先度の高い領域から順番に測位手段情報をダウンロードする。サーバ装置20は、地図を分割した各領域について、(1)通信端末10の通信状態の情報、(2)GPS(Global Positioning System)/IMES(Indoor MEssaging System)位置検出装置124によるGPSの測位精度の情報、および(3)GPS以外の省電力の測位手段またはGPS以外の高精度の測位手段があるか否かの情報をメモリに記憶する。サーバ装置20は、通信端末10が各領域の測位手段情報をダウンロードする順番を、一定の条件に従って重み付けする。具体的には、サーバ装置20は、(i)GPSでの測位精度が一定程度よりも低い領域の場合、当該領域の重みづけの値を比較的大きくする。また、サーバ装置20は、(ii)ある領域について、通信端末10が利用可能な複数の測位手段のうち、GPS以外に省電力である測位手段がある場合に、重みづけの値を比較的大きくする。また、サーバ装置20は、(iii)ある領域について、通信端末10が利用可能な複数の測位手段のうち、GPS以外に高精度の測位が可能な測位手段がある場合に、重みづけの値を比較的大きくする。サーバ装置20は、重みづけが大きい領域ほど、優先して通信端末10に測位手段情報を送信する。通信端末10は、サーバ装置20によって、重みづけの値が大きく設定された領域から順に測位手段情報をダウンロードする。
また、通信端末10は、サーバ装置20と通信することでナビゲーションを開始する。通信端末10は、自端末の位置の測位を実行するときに、通信端末10が存在している位置において適切な測位手段を、サーバ装置20から受信する測位手段情報に基づいて選択する。通信端末10は、選択した測位手段により測位を行う。
通信端末10が自端末の位置の測位を実行するときに、サーバ装置20からの測位手段情報のダウンロードが完了していないことがある。例えば、通信端末10の位置が、ある領域まで一定距離まで近づいている(または、当該領域に自端末が位置している)にもかかわらず、当該領域についてのサーバ装置20からの測位手段情報のダウンロードが完了していないことがある。この場合、通信端末10は、ナビゲーションを実行するために有効な位置情報を得られるまで、通信端末10が予め保持している優先度の設定に従って、測位手段を切り替えて測位を行う。通信端末10が予め保持している優先度の設定の例としては、例えば、優先度が高い順に、(i)GPS、(ii)IMES、(iii)Bluetooth(登録商標)−Beacon、(iv)Wi−Fi、(v)携帯電話基地局、などがある。
このように、通信端末10の通信環境が悪い領域で通信端末10がサーバ装置20から測位手段情報をダウンロードする際に、通信端末10が測位を実施する時に、測位の対象となる領域の測位手段情報のダウンロードが完了していない場合がある。この場合においても、通信端末10は、ナビゲーションの目的地までの経路上のメッシュ地図ごとにダウンロードの優先度をつけて、優先度の高い順に、測位手段情報をサーバ装置20からダウンロードする。これにより、通信端末10は、通信環境の問題により、全ての領域の測位手段情報のダウンロードが完了していない場合も、GPS以外での測位が適切な領域の情報を優先的にサーバ装置20からダウンロードすることができる。また、領域によっては、GPSよりも高精度の測位手段、および/または、GPSよりも省電力の測位手段が多数存在する。そのため、通信端末10がこれらの領域の測位手段情報を取得する際、GPSよりも高精度および/または省電力で測位をすることができる。
また、通信環境の問題によりGPSで測位すべき領域の測位手段情報のダウンロードの優先度を比較的低くしている。これにより、通信端末10がサーバ装置20から測位手段情報のダウンロードを完了しなかった領域は、GPSによって通信端末10が測位する可能性が比較的高くなる。この場合、通信端末10は、測位手段の優先度の設定に従って測位を行うため、適切な測位手段で測位する可能性が高まる。
このように通信端末10およびサーバ装置20が構成することにより、通信端末10の通信環境が良好でない場合でも、通信端末10が適切な測位手段を使用して、高精度および/または省電力での測位が可能となる。
<実施の形態>
図面を参照して、本実施形態のナビゲーションシステムについて具体的に説明する。本実施形態では、ユーザは、通信端末10を用いて、ナビゲーションシステムを利用する。通信端末10は、例えば、GPS(Global Positioning System)を搭載したスマートフォンである。通信端末10とサーバ装置20とは、ネットワークを介して接続されている。サーバ装置20は、地図データなどの各種のデータをデータベースとして保持する。サーバ装置20は、通信端末10と通信して通信端末10に対してナビゲーション機能を提供する。
図面を参照して、本実施形態のナビゲーションシステムについて具体的に説明する。本実施形態では、ユーザは、通信端末10を用いて、ナビゲーションシステムを利用する。通信端末10は、例えば、GPS(Global Positioning System)を搭載したスマートフォンである。通信端末10とサーバ装置20とは、ネットワークを介して接続されている。サーバ装置20は、地図データなどの各種のデータをデータベースとして保持する。サーバ装置20は、通信端末10と通信して通信端末10に対してナビゲーション機能を提供する。
図1は、通信端末10の構成を示す図である。通信端末10は、領域ごとに分割された地図データに基づいて目的地までの経路をユーザに案内する機能を有する。図1に示すように、通信端末10は、測位部120と、物理操作キー131と、操作受付部141と、ディスプレイ142と、記憶部150と、制御部160とを含む。測位部120は、通信端末10の位置を測位するための手段である。
通信端末10は、測位部120として、携帯電話無線装置121と、WiFi122と、Bluetooth(登録商標)123と、GPS/IMES位置検出装置124とを含む。測位部120に含まれる複数種類の測位手段は、それぞれ異なる測位方法により通信端末10の位置を測位する。通信端末10は、複数の無線通信規格に対応している。通信方式として、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、その他の通信方式がある。また、通信端末10は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格にも対応する。携帯電話無線装置121は、例えば、LTEなどの移動体通信システムによる通信規格に対応した無線通信装置である。WiFi122は、無線LAN規格に対応した無線通信装置である。Bluetooth123は、近距離無線通信規格に対応した無線通信装置である。GPS/IMES位置検出装置124は、GPSまたはIMESによって通信端末10の位置を検出するための無線通信装置である。
物理操作キー131は、物理的な入力装置であり、ユーザによる押下操作を受け付ける。物理操作キー131は、ユーザの押下操作に応じて、操作内容を示す信号を制御部160へ出力する。
操作受付部141は、ユーザの入力操作を受け付ける。操作受付部141は、例えば静電容量方式のものを用いることによって、ユーザの接触位置を検出する。操作受付部141は、検出したユーザの接触位置を示す信号を入力操作として制御部160へ出力する。
ディスプレイ142は、制御部160の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ142は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
記憶部150は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、通信端末10が使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部150は、地図データ151と、測位優先設定情報153とを記憶する。
地図データ151は、ナビゲーションシステムにより通信端末10がナビゲーション機能をユーザに対して提供するための地図を示す。記憶部150は、地図をメッシュ状に複数の領域に分割した状態で、少なくとも一領域の地図を含むデータを地図データ151として記憶する。例えば、通信端末10は、サーバ装置20と通信することにより、サーバ装置20から地図データをダウンロードする。または、通信端末10は、予め地図データを記憶部150において地図データ151として記憶することとしてもよい。
測位優先設定情報153は、通信端末10が利用することができる複数種類の測位手段(携帯電話無線装置121、WiFi122、Bluetooth(登録商標)123およびGPS/IMES位置検出装置124)のそれぞれについての優先順位の設定を示す。
制御部160は、記憶部150に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、通信端末10の動作を制御する。制御部160は、例えばプロセッサである。制御部160は、プログラムに従って動作することにより、測位方法取得部161と、測位制御部162としての機能を発揮する。
測位方法取得部161は、地図データ151の各領域に対応付けられた測位方法の設定を、サーバ装置20と通信することにより取得する。サーバ装置20は、地図データの各領域に優先度を対応付けて記憶しており、各領域に対応付けられた優先度に基づいて、領域に対応付けられた測位方法の設定を通信端末10へ順次送信する。通信端末10は、例えば、予め定められたタイミングにおいて、サーバ装置20から各領域の測位方法の設定を取得する。例えば、測位方法取得部161は、測位部120による通信端末10の位置の測位の結果に基づいて、通信端末10が地図データの領域間を移動したと判断した場合に、サーバ装置20に対して測位方法の設定を要求することにより、サーバ装置20から測位方法の設定を取得する。
測位制御部162は、地図データ151の各領域に対応付けられた測位方法の設定に従って、通信端末10の位置を測位部120に含まれる測位手段により測位する。測位制御部162は、サーバ装置20からの測位方法の設定の取得状況に基づいて、ナビゲーション機能により目的地までの経路における各地点に通信端末10が到達するまでに測位方法の設定の取得が完了しないと見込まれる場合に、測位に使用する優先順位の設定(測位優先設定情報153)に従って、測位部120により通信端末10の位置を測位する。
図2は、サーバ装置20の構成を示す図である。サーバ装置20は、通信端末10に対してナビゲーション機能を提供するための装置である。図2に示すように、サーバ装置20は、通信装置221と、データベース250と、制御部260と、一時記憶部270とを含む。
通信装置221は、サーバ装置20がネットワークを介して他の通信機器と通信するため、信号を送受信するための変復調処理などを行う。
データベース250は、サーバ装置20が保持する各種のデータである。サーバ装置20は、データベース250として、地図データベース251と、測位手段データベース252と、GPS測位精度データベース253と、道路ネットワーク254と、通信状態データベース255と、経路探索情報データベース256とを保持する。
地図データベース251は、地図のナビゲーション時に通信端末10のディスプレイ142で表示する地図データを格納するデータベースである。
測位手段データベース252は、地図をメッシュごとに分割し、分割した領域ごとに、適切な測位手段を示す測位手段情報を対応付けて格納するデータベースである。
GPS測位精度データベース253は、地図データの領域ごとの、GPS測位精度の情報を格納するデータベースである。サーバ装置20は、外部の通信装置と通信することにより、各領域のGPS測位精度の情報を取得して、取得した情報によりGPS測位精度データベース253を更新する。
道路ネットワーク254は、ナビゲーションシステムにおいて、出発点から目的地までの経路を探索するための道路のネットワークを示す情報を格納するデータベースである。
通信状態データベース255は、地図データの領域ごとの、通信端末10の通信状態(通信品質)の情報を格納するデータベースである。
経路探索情報データベース256は、ナビゲーションシステムにおいて、出発点から目的地までの経路を探索するための、例えば演算等に必要なパラメータなどの情報を格納するデータベースである。
一時記憶部270は、サーバ装置20が使用するプログラムおよびデータを保持するための記憶領域である。一時記憶部270は、例えば揮発性のメモリなどである。一時記憶部270は、地図データの各領域に対応付けられた優先度の設定を記憶する。この優先度の設定は、各領域に対応付けられた測位手段の情報を通信端末10にダウンロードさせる優先順位を示す情報である。
制御部260は、プログラムに従って動作することにより、サーバ装置20の動作を制御する。制御部260は、例えばプロセッサである。制御部260は、プログラムに従って動作することにより、配信制御部261と、優先度設定部262としての機能を発揮する。
配信制御部261は、一時記憶部270で保持される優先度の設定に基づいて、地図データの各領域に対応づけられた測位方法の設定を、測位手段データベース252を参照して、領域ごとに順に通信端末10へ送信する。
優先度設定部262は、地図データの各領域に対応付けられた優先度の設定を更新する。具体的には、優先度設定部262は、各領域のGPSによる測位精度の情報(GPS測位精度データベース253)、各領域においてGPSと比較して高精度の測位方法の情報(例えば、移動体通信システムの基地局と通信端末10との通信による通信端末10の測位の精度が、通信端末10のGPSによる測位の精度より高精度である場合)、および、各領域においてGPSと比較して省電力となる測位方法の情報(例えば、GPSと比較してWifiによる測位方法が省電力となる場合)の少なくともいずれかに基づいて、各領域に対応付けられた優先度の設定を更新する。このように構成することで、通信端末10は、GPSよりも高精度な測位を実行することができる。また、通信端末10は、GPSよりも省電力となる測位を実行することができる。
<データ>
図3を参照して、本実施形態のナビゲーションシステムで使用されるデータのデータ構造について説明する。
図3を参照して、本実施形態のナビゲーションシステムで使用されるデータのデータ構造について説明する。
図3は、測位優先設定情報153のデータ構造を示す図である。図3に示すように、測位優先設定情報153の各レコードは、測位方法153Aと、優先度153Bとを含む。測位方法153Aは、通信端末10が測位に使用することができる各測位方法を示す。優先度153Bは、各測位方法と対応付けた優先順位を示す。図3の例では、測位方法「GPS」に対して優先度「1」を対応付けており、測位方法「GPS」の優先順位を最も高くしている。
<動作>
次に、ナビゲーションシステムを構成する通信端末10およびサーバ装置20の動作について説明する。
次に、ナビゲーションシステムを構成する通信端末10およびサーバ装置20の動作について説明する。
図4は、クライアントである通信端末10がサーバ装置20と通信し、サーバ装置20から地図データの各領域の測位手段の情報を受信してナビゲーションを実行する処理を示す図である。例えば、通信端末10がナビゲーション開始の入力操作をユーザから受け付けて、通信端末10がサーバ装置20と通信することで図4に示す処理を開始する。
ステップS401において、通信端末10は、測位によって取得した、ナビゲーションを開始する出発地の位置情報と、ナビゲーションによる目的地の位置情報とをサーバ装置20へ送信する。
ステップS403において、通信端末10は、サーバ装置20に対し、地図データの各領域と対応付けられている測位手段の情報を要求する。通信端末10は、測位手段の情報の要求に、クライアント側の端末の現在地の情報と、クライアント側で格納できる測位手段の情報の数とを含めてサーバ装置20へ送信する。
ステップS709において、サーバ装置20は、通信端末10からステップS401で受信したナビゲーションの出発地および目的地の位置情報に基づき、ナビゲーションをするための経路を探索し、地図データの各領域の優先度を、経路および通信端末10の位置情報に基づき設定する。サーバ装置20は、最も優先度の高い領域の測位手段の情報から順に、各領域の測位手段の情報を通信端末10へ順次送信する。図4の例では、サーバ装置20が最も優先度の高い領域の測位手段の情報から順にm番目に優先度の高い領域の測位手段の情報まで通信端末10へ送信している。
その後、クライアントである通信端末10が、地図データの領域から隣接する領域へと移動した際に、通信端末10がサーバ装置20へ測位手段の情報を要求する(ステップS403)。なお、通信端末10が、領域から別の領域へと移動したと判断するたびに、通信端末10が測位手段の情報をサーバ装置20へ要求する処理(ステップS403)を行う。
ステップS405において、サーバ装置20は、クライアントである通信端末10からの測位手段の情報の要求を受け付けることにより、通信端末10側で保持している各領域の測位手段の情報のうち、削除してよい測位手段の情報の識別情報を送信する。
サーバ装置20は、通信端末10に対し、通信端末10の位置情報に基づき、ナビゲーションをするための経路を探索し、地図データの各領域の優先度を、経路および通信端末10の位置情報に基づき設定する。サーバ装置20は、最も優先度の高い領域の測位手段の情報から順に、各領域の測位手段の情報を通信端末10へ順次送信する。図4の例では、サーバ装置20が最も優先度の高い領域の測位手段の情報から順にn番目に優先度の高い領域の測位手段の情報まで通信端末10へ送信している。
その後、クライアントである通信端末10が、目的地へと到着したと判断した場合に、以降の処理を行う。
ステップS409において、通信端末10は、サーバ装置20に対し、ナビゲーションを終了したことを示す通知を送信する。
この処理により、通信端末10とサーバ装置20とによるナビゲーションの処理を終了する。
図5は、クライアント側の端末において、地図データの各領域の測位手段の情報をサーバ装置20からダウンロードする処理を示す図である。図5に示す処理は、図4に示すステップS405の処理、および、ステップS709の処理に関する。
図5の状態(A)に示すように、通信端末10は、サーバ装置20から各領域の測位手段の情報をダウンロードし、各領域の識別情報(領域識別情報155A)と、各領域の測位手段の情報(測位手段155B)とを対応付けて記憶部150に保持する。
その後、ステップS405の処理により、通信端末10は、サーバ装置20から、通信端末10側で削除してよい測位手段の情報の識別情報を受信する。図5の状態(B)に示すように、通信端末10は、例えば、レコード155Pに示す測位手段の情報を削除する。
その後、ステップS709の処理により、通信端末10は、サーバ装置20から、各領域の測位手段の情報をダウンロードして保持する。例えば、図5の状態(C)にレコード155Qとして示すように、領域の識別情報と、測位手段の情報とを対応付けて記憶部150に記憶する。
図6は、サーバ装置20が地図データの各領域の優先度を設定し、設定した各領域の優先度を通信端末10へ送信する状況を管理する処理を示す図である。図6に示す処理は、図4のステップS709の処理に関する。
サーバ装置20は、地図データの各領域と対応付けられる測位手段について、通信端末10へ送信する優先度を、ナビゲーションの経路および通信端末10の位置情報に基づき設定する。図6の状態(A)に示すように、サーバ装置20は、地図データの各領域を識別するための情報である領域識別情報258Aと、各領域に設定される優先度を示す優先度258Bと、各領域に設定される測位手段の情報を通信端末10へ送信したか否かを示す送信状態258Cとを対応付けて一時記憶部270に記憶する。図6の状態(A)において、レコード258Pは、領域識別情報「6」の領域について、優先度が優先度「180」と設定されており、この領域の測位手段の情報を通信端末10に対して送信したか否かについて、送信状態「未送信」であることを示す。サーバ装置20は、クライアント側の端末である通信端末10がメモリに格納可能な、各領域と対応付けられた測位手段の情報のレコード数を管理しており、通信端末10において格納可能な数のレコードを通信端末10へ送信する。
その後、通信端末10が各領域を移動すること等により、通信端末10がサーバ装置20に対して測位手段の情報をサーバ装置20へ要求する処理を行う(ステップS403)。サーバ装置20は、通信端末10からの測位手段の情報の要求を受けること等により、通信端末10に対して測位手段の情報を送信する各領域の優先度を再設定する。例えば、通信端末10が、ナビゲーションシステムによる経路案内に従って移動することにより、領域識別情報「1」に示す領域に設定される測位手段の情報をサーバ装置20から取得する必要性が低下したとする(例えば、通信端末10が、ナビゲーションシステムによる経路案内に従って、領域識別情報「1」に示す領域から他の領域へ移動したとする)。この場合、サーバ装置20は、通信端末10に対して、領域識別情報「1」の測位手段の情報を削除してよいことを示す情報を送信する。図6の状態(B)の例では、レコード258Qに示すように、サーバ装置20が、通信端末10に対し、通信端末10がメモリに格納している各領域の測位手段の情報のうち、削除してよい領域の識別情報を送信する(サーバ装置20は、領域識別情報「1」に示す領域の測位手段の情報を削除してよいことを示す情報を通信端末10へ送信する)。通信端末10は、サーバ装置20から、測位手段の情報を削除してよい領域の識別情報を受信することにより、当該領域の測位手段の情報を削除する。サーバ装置20は、通信端末10に対して測位手段の情報を削除してよい領域の識別情報を送信することで、当該領域についての送信状態258Cを、送信状態「未送信」とする。
また、サーバ装置20は、通信端末10に対して測位手段の情報を送信する優先度を再設定することにより、領域識別情報「6」に示す領域の優先度が上昇したとする。サーバ装置20は、クライアント側の端末である通信端末10がメモリに格納可能なレコード数の上限を超えないように、各領域の測位手段の情報を、優先度258Bに示す優先度に従って通信端末10へ送信する。状態(B)の例では、レコード258Pに示すレコードの領域の優先度が上昇したため、サーバ装置20が通信端末10へ当該領域の測位手段の情報を通信端末10へ送信している。
図7は、ナビゲーション開始時の、サーバ装置20から通信端末10へ測位手段の情報を送信する処理を示すフローチャートである。サーバ装置20は、例えば、通信端末10から、ナビゲーション開始を示す信号を受信することで図7に示す処理を開始する。
ステップS701において、サーバ装置20は、クライアント側の端末である通信端末10から、通信端末10がナビゲーションの出発地とする位置情報と、目的地とする位置情報とを受信する(ステップS401)。
ステップS703において、サーバ装置20は、経路探索情報データベース256等を参照することにより、地図ナビゲーションの経路を決定し、決定した経路を通信端末10へ送信する。
ステップS705において、サーバ装置20は、通信端末10からの測位手段の情報の要求を受信する(ステップS403)。通信端末10は、測位手段の情報の要求に、クライアント側の端末の現在地の情報と、クライアント側で格納できる測位手段の情報の数とを含めてサーバ装置20へ送信する。
ステップS707において、サーバ装置20は、各領域の測位手段の優先度を決定する。
ステップS709において、サーバ装置20は、各領域の測位手段の情報を、各領域に設定された優先度の高い領域から、順に、ステップS705で通信端末10から取得した、クライアント側で格納できる測位手段の情報の数を超えないように通信端末10へ送信する。
ステップS711において、サーバ装置20は、各領域について通信端末10へ測位手段の情報を送信したか否かを一時記憶部270に記録する。
図8は、サーバ装置20が通信端末10から測位手段の情報の要求を追加で受信した場合に、サーバ装置20から通信端末10へ測位手段の情報を追加で送信する処理を示すフローチャートである。
ステップS708において、サーバ装置20は、通信端末10側で削除してよい測位手段の情報と対応付けられた領域の識別情報を送信する。
サーバ装置20は、通信端末10からの測位手段の情報の要求を受信した場合に、図8に示す処理を繰り返す。
図9は、サーバ装置20が、通信端末10からのナビゲーション終了処理を受信した場合の処理を示すフローチャートである。図4に示すステップS409の処理により通信端末10がサーバ装置20に対してナビゲーション終了通知を送信する。サーバ装置20がナビゲーション終了通知を通信端末10から受信することで、図9に示す処理を開始する。
ステップS901において、サーバ装置20は、一時記憶部270に格納した、図6に示す測位手段の送信状態を管理する情報を削除する。
図10と図11とを参照して、サーバ装置20が地図データの各領域について優先度を設定する処理を説明する。
図10は、サーバ装置20が、地図データの各領域の測位手段の情報を送信する優先度を各領域に設定する処理を示すフローチャートである。サーバ装置20は、例えば、通信端末10から測位手段の情報の要求を受信する都度、ナビゲーションにおける出発地から目的地までの経路上の全領域に対して、優先度の重みづけの値を算出する。
ステップS1001において、サーバ装置20は、ナビゲーションにおける出発地から目的地までの経路上の領域のうち、優先度の重みづけの値の算出対象とする領域が、通信端末10の現在地以降で通過する領域であるか否かを判断する。優先度の重みづけの値の算出対象とする領域が、通信端末10の現在地以降で通過する領域である場合(ステップS1001においてYES)、サーバ装置20は、ステップS1003の処理を行い、そうでない場合(ステップS1001においてNO)、ステップS1015の処理を行う。
ステップS1003において、サーバ装置20は、優先度の重みづけの値の算出対象とする領域が、通信端末10が位置している現在地の領域であるか否かを判断する。優先度の重みづけの値の算出対象とする領域が、通信端末10の現在地の領域である場合(ステップS1003においてYES)、サーバ装置20は、ステップS1013の処理を行い、そうでない場合(ステップS1003においてNO)、ステップS1005の処理を行う。
ステップS1005において、サーバ装置20は、通信端末10の現在地からの移動に必要な時間が短い領域ほど、重みづけの値を大きくするよう各領域の重みづけの値を加算する。例えば、サーバ装置20は、経路探索情報データベース256に保持される情報により、現在地から、各領域へと通信端末10が移動するのに必要となる時間Taを計算する。サーバ装置20は、例えば、(式1:「計算対象とする領域の重みづけの値」=100×(計算対象とする領域までの移動に必要な時間Ta)/(通信端末10が目的地までの移動に必要な時間Tb)との式により、ナビゲーションの経路における各領域の重みづけの値に加算する。
ステップS1007において、サーバ装置20は、GPS測位精度データベース253を参照し、優先度の重みづけの値の算出対象とする領域において、GPSの測位精度が一定程度より低い場合に、当該領域の重みづけの値を加算する。例えば、サーバ装置20は、GPSの測位精度が低いほど、当該領域の重みづけの値の加算値が大きくなるように加算する。
ステップS1009において、サーバ装置20は、測位手段データベース252を参照し、優先度の重みづけの値の算出対象とする領域において、通信端末10が利用可能な測位手段のうち、GPS以外に省電力の測位手段がある場合、および/または、GPS以外に高精度の測位手段がある場合に、当該領域の重みづけの値を加算する。
ステップS1011において、サーバ装置20は、通信状態データベース255を参照し、優先度の重みづけの値の算出対象とする領域において、通信状態が一定程度より低い場合に、当該領域の重みづけの値を加算する。例えば、サーバ装置20は、通信状態として通信端末10の携帯電話無線装置121による通信品質が低いほど、当該領域の重みづけの値の加算値を大きくする。
ステップS1013において、サーバ装置20は、通信端末10が位置している現在地の領域の優先度の重みづけの値を最高値に設定する。
ステップS1015において、サーバ装置20は、ナビゲーションの経路上の領域のうち、通信端末10の現在地以降で通過しない領域の優先度の重みづけの値を最小値に設定する。
サーバ装置20は、図10に示す処理を、ナビゲーションの経路上の各領域について実行することで、各領域の重みづけの値を設定する。
図11は、地図データをメッシュ状に分割した各領域の重みづけの値を加算する処理を、ナビゲーションの経路とともに概略的に示す図である。
図11の状態(A)は、GPS測位精度データベース253に格納されている、地図データの各領域のGPS測位精度の情報を示す。状態(A)において、説明のため、ナビゲーションの経路上の出発地281と、通信端末10の現在地を示す現在地282と、目的地283とを示す。サーバ装置20は、ステップS1007において、図11の状態(A)に示すGPS測位精度データベース253を参照して、各領域の重みづけの値を加算する。
図11の状態(B)は、測位手段データベース252に格納される、各領域の適切な測位手段の情報を示す。サーバ装置20は、測位手段データベース252において、各領域を識別するための領域識別情報252Aと、各測位手段を示す測位手段252Bと、各測位手段に対応付けられる重みづけの値を示す重み付け252Cとを示す。サーバ装置20は、測位手段データベース252において、測位手段ごとの重みづけの値を格納している。サーバ装置20は、ステップS1009において、通信端末10が利用可能な測位手段のうち、GPS以外に省電力および/または高精度の測位手段がある場合、測位手段データベース252を参照して、優先度の重みづけの値の算出対象である領域の重みづけの値を加算する。
図11の状態(C)は、通信状態データベース255に格納される、各領域の通信状態(通信品質)を示す。状態(C)において、説明のため、ナビゲーションの経路上の出発地281と、通信端末10の現在地を示す現在地282と、目的地283とを示す。サーバ装置20は、ステップS1011において、図11の状態(C)に示す通信状態データベース255を参照して、通信状態が悪い領域について、重みづけの値を加算する。
ナビゲーションシステムを構成する通信端末およびサーバ装置20は、このように構成され、このように動作することにより、通信端末の通信品質が悪い場合でも、適切な測位手段により、高精度/省電力での測位を可能とする。
本実施の形態に係るシステムを構成する各装置は、プロセッサと、その上で実行されるプログラムにより実現される。本実施の形態を実現するプログラムは、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信等により提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 通信端末、20 サーバ装置、121 携帯電話無線装置、122 WiFi、123 Bluetooth、124 GPS/IMES位置検出装置、131 物理操作キー、132 GPSモジュール、141 操作受付部、142 ディスプレイ、150 記憶部、151 地図データ、153 測位優先設定情報、160 制御部、161 測位方法取得部、162 測位制御部、221 通信装置、250 データベース、251 地図データベース、252 測位手段データベース、253 GPS測位精度データベース、254 道路ネットワーク、255 通信状態データベース、256 経路探索情報データベース、260 制御部、261 配信制御部、262 優先度設定部、270 一時記憶部。
Claims (5)
- 通信端末であって、
前記通信端末は、領域ごとに分割された地図データに基づいて目的地までの経路を案内するナビゲーション機能を有するものであり、
記憶部と、
前記通信端末の位置を測位するように構成された測位部と、
前記通信端末の動作を制御するように構成された制御部とを備え、
前記通信端末は、複数種類の前記測位部を備え、前記複数種類の前記測位部は、それぞれ異なる測位方法により前記通信端末の位置を測位するように構成されており、
前記記憶部は、少なくとも一領域の前記地図データを記憶するように構成されており、
前記制御部は、前記地図データの各前記領域に対応付けられた優先度に基づいて外部の装置から送信される、各前記領域に対応付けられた測位方法の設定を前記外部の装置から取得する測位方法取得部と、
各前記領域に対応付けられた前記測位方法の設定に従って、前記通信端末の位置を前記測位部により測位する測位制御部とを含む、通信端末。 - 前記記憶部は、複数種類の前記測位部のそれぞれについて優先順位の設定を記憶するように構成されており、
前記制御部の前記測位制御部は、前記外部の装置からの前記測位方法の設定の取得状況に基づいて、前記ナビゲーション機能により前記目的地までの経路における各地点に前記通信端末が到達するまでに前記測位方法の設定の取得が完了しないと見込まれる場合に、前記測位に使用する優先順位の設定に従って前記測位部により前記通信端末の位置を測位する、請求項1に記載の通信端末。 - 前記制御部の前記測位方法取得部は、前記測位部による前記通信端末の位置の測位の結果に基づいて、前記通信端末が領域間を移動したと判断した場合に、前記外部の装置に対して前記測位方法の設定を要求することにより、前記外部の装置から前記測位方法の設定を取得する、請求項1または2に記載の通信端末。
- 通信端末に対してナビゲーション機能を提供するためのサーバ装置であって、
前記通信端末は、領域ごとに分割された地図データに基づいて目的地までの経路を案内するものであり、
前記サーバ装置は、
各前記領域に対応付けられた優先度の設定、および、各前記領域に対応付けられた測位方法の設定を記憶するように構成された記憶部と、
前記サーバ装置の動作を制御するように構成された制御部とを備え、
前記制御部は、
前記優先度の設定に基づいて、各前記領域に対応付けられた前記測位方法の設定を、前記領域ごとに順に前記通信端末へ送信する配信制御部を含む、サーバ装置。 - 前記制御部は、
各前記領域のGPS(Global Positioning System)による測位精度の情報、各前記領域においてGPSと比較して高精度の測位方法の情報、および、各前記領域においてGPSと比較して省電力となる測位方法の情報の少なくともいずれかに基づいて、各前記領域に対応付けられた優先度の設定を更新する優先度設定部を含む、請求項4に記載のサーバ装置。
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