JP2017106536A - 埋設型ガス栓の取付構造 - Google Patents
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Abstract
Description
これら公報に開示のガス栓は、図8及び図9に示すように、ガス栓本体が、前記プラグ部に装着させるソケットを取外すための着脱ユニットと共にケース体(30)に収容された状態で貫通孔(40)内に挿入されているもので、壁(4)の屋内側壁面(41)には、ケース体(30)の開放端部が固定されると共にその周囲を被覆するように化粧板(31)が添設固定されている。屋外側壁面(42)には、前記ガス栓本体に接続されたガス配管(3)が貫通孔(40)から屋外に突出していると共に、その周囲の貫通孔(40)を被覆するように、雨仕舞用の防雨板(50)が防水パッキン(51)を介して添設固定されている。
なお、図示しないが、取付具(5)に替えて、ケース体(30)の底部に雌ネジ部を設け、この雌ネジ部に、屋外から、防雨板及び防水パッキンを介して、固定ネジのネジ軸を螺合させる構成のものでは、屋外からケース体の底部の雌ネジ部に螺合させる際の位置合わせが困難で、組み付け作業の作業性が悪いという問題がある。
このものでは、屋内にて寸切ネジ(55)の一端をケース体(30)に固定でき、屋外にて他端を防雨板(50)に固定できるので、埋設型ガス栓及び防雨板(50)の取り付け作業を容易に行うことができる。
前記貫通孔から屋外へ突出するガス配管の周囲を被覆するように屋外側壁面に添設させる雨仕舞用の防雨板と、
前記貫通孔内に、屋内に開放する態様で挿入される略円筒状のケース体と、
前記ケース体内にソケット接続用のプラグ部が屋内に向かって突出するように収容され且つ、前記ケース体の底部から前記ガス配管を接続させる配管接続部が突出すると共に、 前記配管接続部から前記プラグ部まで直線状のガス流路が形成されているガス栓本体と、
前記ケース体の底部と前記配管接続部との間に位置する前記ガス栓本体の胴部に周方向に形成される所定幅を有する環状凹溝と、
前記環状凹溝に抜け止め状態に且つ揺動及び回転可能に保持され且つ前記環状凹溝の幅よりも薄肉の保持リングと、
前記保持リングに固定され且つ前記防雨板に設けられているネジ挿通孔に挿通可能な固定ネジとからなる』ことを特徴とする。
屋内にて、ケース体の底部から配管接続部が外方へ突出し且つケース体内にプラグ部が収容されるようにガス栓本体をケース体に固定させ、壁に形成した貫通孔から屋内へ引っ張り込んだガス配管を前記配管接続部に接続継手を介して接続させる。これにより、ケース体の底部から、配管接続部、接続継手、ガス配管が直線状に突出する態様となる。
なお、ガス配管は、予め、屋外にて、雨仕舞用の防水パッキンや防雨板に挿通させておく。
ケース体の底部から前記配管接続部に至るまでの間のガス栓本体の胴部の所定箇所には環状凹溝が形成されており、この環状凹溝に保持リングを抜け止め状態に外嵌させる。保持リングは、環状凹溝に揺動且つ回転可能に取り付けられる上に、環状凹溝の幅よりも薄肉であるから、環状凹溝内で環状凹溝の幅方向に移動可能である。
この保持リングに、固定ネジを、屋外へ向かって突出する態様に固定する。なお、固定ネジとして、両端に雄ネジ部が形成された寸切りネジを採用した場合は、保持リングに設けた雌ネジ部に一端を螺合させ、ナットで締付けて固定することができる。
そして、屋外側壁面に開放している貫通孔から屋外へ突出させた固定ネジを、上記したように予めガス配管を挿通させた防雨板に設けられるネジ挿通孔に挿通させ、防雨板を屋外側壁面に添設させた状態で、屋外側からナットで固定する。これにより、防雨板を屋外側壁面に添設固定することができる。
固定ネジを防雨板のネジ挿通孔に挿通させる際に、固定ネジの先端を自由に揺動させることができるので、防雨板のネジ挿通孔に固定ネジの先端を導き易い。
2枚の略円弧状の係止板を、環状凹溝の上下又は左右の両側から相互に向かい合うように対向させて、各係止片の端縁同士を連結させれば保持リングが完成するから、保持リングを環状凹溝に容易に取り付けることができる。
また、配管接続前に保持リングと固定ネジが取り付けられた場合でも、保持リングを揺動・回動さらに移動させることにより、固定ネジの突出角度を調整することが可能であるから、配管接続部に継手部材やガス配管を接続させる際に、固定ネジが邪魔にならず、さらに、工具等が固定ネジに当たっても、固定ネジに作用する力は保持リングによって逃がされるため、固定ネジが曲がったり歪んだりすることはない。
さらに、固定ネジが固定される保持リングは、ケース体の底部よりも、配管接続部に近い位置に形成される環状凹溝に装着されるから、ケース体の底部に固定ネジを取り付ける構造のものよりも、固定ネジのネジ軸を短くでき、防雨板の添設固定作業が容易となる。
本発明の実施の形態に係る埋設型ガス栓のガス栓本体(1)は、図1に示すように、屋内外に開放するように壁(4)に貫通させた貫通孔(40)の屋内側寄り(図面では左側)に嵌め込まれた筒状のケース体(15)の底部(16)に固定されるもので、ガス栓本体(1)のプラグ部(11)がケース体(15)内にて屋内へ向くように収容されており、配管接続部(10)は、底部(16)から貫通孔(40)内に突出している。この配管接続部(10)に、屋外のガス配管(3)が接続継手(14)を介して接続される。
なお、ガス配管(3)はフレキ管とし、ガス配管(3)の周囲の貫通孔(40)を閉塞するために屋外側壁面(42)に添設固定させる雨仕舞い用の防雨板(43)と防水パッキン(44a)(44b)に予め挿通させておく。
このガス配管(3)は、上記したように、屋外にて、防雨板(43)と防水パッキン(44a)(44b)に挿通しており、これら防水パッキン(44a)(44b)及び防雨板(43)を屋外に残した状態で、ガス配管(3)のみを屋内へ引き出す。
なお、ケース体(15)内には、ガス栓本体(1)のプラグ部(11)に接続されるソケット(32)を取り外すためのソケット取外し装置(図示せず)が、プラグ部(11)と共に収容される。
これにより、ガス栓本体(1)の下流端であるプラグ部(11)がケース体(15)内に収容され、ガス栓本体(1)の取付片(1a)より上流側の胴部(12)及びそれに続く配管接続部(10)が、ケース体(15)の底部(16)から外方へ突出する態様となり、配管接続部(10)に、ガス配管(3)を、接続継手(14)を介して接続させる。
環状凹溝(13)は、ガス栓本体(1)の胴部(12)の周方向に全周に渡って形成されており、胴部(12)の他の表面よりも凹んでいる分、環状凹溝(13)形成域に相当するガス栓本体(1)の内径は、それより下流側の胴部(12)の内径よりも小径となるように設定されている。この小径部分に、過流出防止弁(33)を収容させる。
保持リング(2)は、図3に示すように、同一同大の略円弧状の2枚の係止板(2a)(2b)を組み合わせて構成されるもので、係止板(2a)(2b)各々の一端には、図4の(A)(B)に示すように、係止板(2a)(2b)の肉厚分の段差を介して、突片(20a)(20b)がそれぞれ連設されていると共に、各突片(20a)(20b)には、第1ネジ孔(21a)(21b)が穿設されている。そして、係止板(2a)(2b)の他端には、第1ネジ孔(21a)(21b)と同径の第2ネジ孔(22a)(22b)が各々穿設されている。
なお、係止板(2a)(2b)の前記一端近傍には、後述する固定ネジ(26)を螺合させるための第3ネジ孔(23a)(23b)が穿設されている。
また、係止板(2a)(2b)の内側円弧(24a)(24b)は、ガス栓本体(1)の環状凹溝(13)の外径より僅かに大きな円弧に形成されている。
これにより、ガス栓本体(1)とケース体(15)と保持リング(2)とからなるユニット体から、ガス配管(3)及び2本の固定ネジ(26)(26)が同方向に突出する態様となり、室内側からガス配管(3)及び固定ネジ(26)(26)を、貫通孔(40)内に送り込む。
防雨板(43)は、図1及び図2に示すように、貫通孔(40)内に挿入される内板(43a)と、内板(43a)に防水パッキン(44a)(44b)を介して外側から被覆させる外板(43b)とからなり、外板(43b)の中央に設けた開口(46)に防水パッキン(43b)が密に詰め込まれて開口(46)を水密状態に保持している。
また、防水パッキン(43b)の中央に設けられた孔部(47)にはガス配管(3)が密に挿通しており、ガス配管(3)の外周を水密状態に保持している。
固定ネジ(26)(26)の先端を防雨板(43b)に設けたネジ挿通孔(48)(48)に挿通させる際に、保持リング(2)を揺動・回転・移動させて、固定ネジ(26)の先端を自由に動かすことができるので、防雨板(43b)のネジ挿通孔(48)(48)に固定ネジ(26)(26)を挿通させ易く、挿通作業が行い易い。
また、固定ネジ(26)をケース体(16)に固定させるものに比べて、固定ネジ(26)のネジ軸を短く設定することができるので、防雨板(43)への取り付けがやり易く組み付け作業の作業性が向上する。
さらに、固定ネジ(26)を固定させている保持リング(2)は、ガス栓本体(1)の環状凹溝(13)内にて、揺動・回動さらに環状凹溝(13)の幅方向に移動可能に設定されているから、固定ネジ(26)が受ける外的衝撃を保持リング(2)で逃がすことができ、固定ネジ(26)が受ける衝撃を緩和させることができ、固定ネジ(26)が衝撃によって曲がったり歪んだりする不都合を防止することが出来る。
(10)・・・・・・・配管接続部
(12)・・・・・・・胴部
(13)・・・・・・・環状凹溝
(15)・・・・・・・ケース体
(16)・・・・・・・底部
(2) ・・・・・・・保持リング
(26)・・・・・・・固定ネジ
(3) ・・・・・・・ガス配管
(4) ・・・・・・・壁
(40)・・・・・・・貫通孔
(42)・・・・・・・屋外側壁面
(43)・・・・・・・防雨板
Claims (4)
- 埋設型ガス栓の取付構造において、
屋内外に開放するように壁を貫通する貫通孔と、
前記貫通孔から屋外へ突出するガス配管の周囲を被覆するように屋外側壁面に添設させる雨仕舞用の防雨板と、
前記貫通孔内に、屋内に開放する態様で挿入される略円筒状のケース体と、
前記ケース体内にソケット接続用のプラグ部が屋内に向かって突出するように収容され且つ、前記ケース体の底部から前記ガス配管を接続させる配管接続部が突出すると共に、 前記配管接続部から前記プラグ部まで直線状のガス流路が形成されているガス栓本体と、
前記ケース体の底部と前記配管接続部との間に位置する前記ガス栓本体の胴部に周方向に形成される所定幅を有する環状凹溝と、
前記環状凹溝に抜け止め状態に且つ揺動及び回転可能に保持され且つ前記環状凹溝の幅よりも薄肉の保持リングと、
前記保持リングに固定され且つ前記防雨板に設けられているネジ挿通孔に挿通可能な固定ネジとからなることを特徴とする埋設型ガス栓の取付構造。 - 請求項1に記載の埋設型ガス栓の取付構造において、前記保持リングは、略円弧状の係止板を2枚組み合わせてなる埋設型ガス栓の取付構造。
- 請求項2に記載の埋設型ガス栓の取付構造において、前記2枚の係止板は、同一形状の半円弧状板である埋設型ガス栓の取付構造。
- 請求項1から3のいずれかに記載の埋設型ガス栓の取付構造において、ガス栓本体内における前記環状凹溝形成域の小径部分に、前記ガス流路に一定以上のガスが流れたときガス流路を自動的に遮断する過流出防止弁が収容され、前記環状凹溝形成域よりも下流側の大径部分に、作動後の過流出防止弁を初期状態に復帰させるリセット機構を構成する大径筒部が収容される埋設型ガス栓の取付構造。
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JP2015240279A JP6626330B2 (ja) | 2015-12-09 | 2015-12-09 | 埋設型ガス栓の取付構造 |
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JP2020046039A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 株式会社Ihi | 配管支持装置 |
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2015
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