JP2017105504A - セキュリティコードの動的生成が可能なセキュリティ封印体およびそれを利用したセキュリティシステムおよびセキュリティ確認方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】封印体110の一部にバンド挿通係合部140を有し、対象物に巻き付けて封印体110をその先端からバンド挿通係合部140に挿通し、係合して結束する。封印体には、係合溝120とリーダーで読み取り可能なコード情報が印刷されたコード情報担持領域130が設けられている。バンド挿通係合部140の係止片と係合溝120とを係合させて不可逆に取り付ける。バンド挿通係合部140に枠体があり、封印体110のコード情報担持領域130のうち、枠体150に位置するコード情報部分を読取対象として特定し得る読み取りフレームがある。封印体110を任意の位置で止めることにより、動的に封印コードとなるセキュリティコードが動的に付与される。
【選択図】図3
Description
施錠に用いるものは、錠と鍵の組み合わせにより施錠と開錠が可逆的に実行できるものを利用することが一般的である。簡単なものには南京錠やシリンダー錠がある。
このように、封印する保護対象物には、例えば、現金輸送、宅配便システム、企業間や工場間を行き来する通い箱など、例を挙げれば枚挙にいとまがない。
そこで、近年は、電気式の電子錠が開発されている。電子錠の開錠は、物理的な鍵ではなく入力パッドを介して解除コードを入力するタイプのものがある。また、解除コードもいわゆるワンタイムパスワードのように1回限りの使い捨て解除コードを利用するものなども開発されている。
本発明のセキュリティ封印体およびセキュリティシステムは、対象物のアクセス自体を強固に防止するような破壊不能な堅牢な結束装置を提供するものではなく、対象物へアクセスしたか否かの事実を確認できる封印装置およびセキュリティシステムを提供することを目的とするものである。
本発明のセキュリティ封印体は、対象物のアクセス自体を強固に防止するような破壊不能な堅牢な結束装置である必要はない。セキュリティ封印体自体は破断すると対象物へアクセスしたか否かの事実を確認できる。
例えば、封印体がシール体となったタイプがある。読み取りフレームがシール体を受け入れる枠体の組み合わせであり、封印体の裏面と読み取りフレームの裏面に接着層を備え、対象物への貼り付け固定が可能なシール形式となったタイプがある。
第1のパターンは、両者が同じ面に形成されるパターンである。つまり、封印体において係合溝が一面に刻設されており、コード情報担持領域が同じ一面側に設けられており、バンド挿通係合部において係合片が一面側に設けられ、枠体が同じ一面側に設けられているパターンである。
なお、さらに分類すれば、封印体の同じ面の長さ方向において、係合溝とコード情報担持領域とを別々に設けたパターンがある。また、封印体の同じ面の幅方向において、中央にコード情報担持領域を設け、そのエッジ側に係合溝を設けるパターンがある。
第2のパターンは、両者が異なる面に形成されるパターンである。つまり、封印体において係合溝が一面に刻設されており、コード情報担持領域が反対の他の面に設けられており、バンド挿通係合部において係合片が一面側に設けられ、枠体が反対の他の面に設けられているパターンである。
例えば、バーコードがある。
この場合、読み取りフレームの枠体の両端エッジにバーコードのスタートコードおよびストップコードを示す情報を担持させ、枠体の内部によるコード情報部分との合体により、一つの有意のセキュリティコードが形成される。
コード情報が二次元コードであり、フレームの枠体のエッジに、二次元コードの一部情報を担持させ、枠体のエッジと枠体内部のコード情報部分との合体により、一つの有意のセキュリティコードが形成されるものである。
コード情報が図形コードであり、読み取りフレームの枠体のエッジに、図形コードの一部情報を担持させ、枠体のエッジと枠体内部のコード情報部分との合体により、一つの有意のセキュリティコードが形成されるものである。
本発明のセキュリティシステムとしては、上記本発明のセキュリティ封印体と、システム管理部と、送受信機能を備えたリーダーを備えた構成において、封印者が、前記セキュリティ封印体を任意に選択し、前記対象物に対して前記封印体を取り付けて封印し、前記読み取りフレームに動的に形成された前記セキュリティコードを前記読取手段で読み取り、その読み取り結果を封印コードとして前記読取手段から前記システム管理部に送信することにより前記対象物に対する封印を行う封印コード取得手段と、場所と時間のいずれかまたはその組み合わせが変化した後、封印開封者が、前記セキュリティ封印体における読取対象となる前記セキュリティコードを前記読取手段で読み取り、当該読み取り結果を封印開封コードとして前記読取手段から前記システム管理部に送信することにより前記対象物に対する封印開封を行う封印開封コード取得手段と、前記システム管理が前記封印コードと前記封印開封コードとの一致を確認する封印未開封確認手段を備えたセキュリティシステムとすれば、対象物に対する封印が解かれていないことを簡単に確認できるセキュリティシステムを構築できる。
以下、実施例1、実施例2、実施例3は、封印体が結束バンドとなったタイプの構成例を説明する。
なお、実施例4では、封印体がシール体となったタイプの構成例を説明する。
また、実施例5では、本発明の封印体100を用いたセキュリティシステム200の構成例を説明する。
図1は、実施例1にかかるセキュリティ封印体100の構成例を示す図である。
図1に示すように、本発明のセキュリティ封印体100は、封印体110、係合溝120、コード情報担持領域130、バンド挿通係合部140、枠体150を備えた構成となっている。全体がいわゆる“結束バンド”の原理で対象物に対して結束できる仕組みとなっている。
本実施例1の構成例は、“結束バンド”の原理を用いた構成例のうち、封印体110に対して、係合溝120が一面に刻設されており、コード情報担持領域130が他の面に設けられており、両者が裏表の関係となっている構成例である。また、それに合わせて、バンド挿通係合部140の係合片が係合溝120に対向する面側に設けられ、枠体150の窓部152はコード情報担持領域130に対向する面側に設けられている例である。
なお、便宜上、図1の正面図側に見えている面を“封印体110の表面”とし、背面図側に見えている面を“封印体110の裏面”と呼ぶ。
このように、本発明のセキュリティ封印体の素材は、対象物のアクセス自体を不能とするような破壊不能な堅牢な結束装置を目指すものではない。セキュリティ封印体自体は破断することができるが、対象物へアクセスしたか否かの事実を確認できる封印装置を構成するものである。
封印体110は、この実施例では、先端111が舌状であり本体部分112が長くバンド状になったものである。基端側はバンド挿通係合部140につながっている。対象物に巻き付けて封印体110の先端111をバンド挿通係合部140に挿通し、バンド挿通係合部140内においてバンド挿通係合部140の係合片(図示せず)と係合溝120が係合する仕組みとなっている。対象物の周囲に巻き付けつつ閉ループ状にすることにより、対象物を締結することができる。
第1点は、コード情報担持領域130のコード情報のパターンが、同じパターンの繰り返しではなく、そのうちの一部を取り出した場合に特定されるパターンが異なるものとなることが好ましい。
バンド挿通係合部140は、封印体110を一方から受け入れて他方から引き出すことにより挿通可能なものとなっており、内部に係合片を備えている。この実施例1では係合片は封印体の係合溝120に対向するように上向きに設けられている。
封印体110の係合溝120と係合片が係合するが、上記したようにラチェット構造となっており、バンド挿通係合部140に対して封印体110を挿通する順方向には進めるが、逆方向に進めない構造となっている。
このバンド挿通係合部140の構造は封印体110との間でラチェット構造を形成するものであれば良い。
読み取りフレーム151は、内部に窓部152を備え、窓部152に位置する情報を読み取るように位置を特定するものである。封印体110を受け入れて読み取りフレーム151によって封印体110の任意の部分を囲む。封印体110のコード情報担持領域130のうち、窓部152内に位置するコード情報部分を読取対象として特定する。
この読み取りフレーム151は、窓部152のエッジを形成するだけでなく、両端にそれぞれコード情報のスタートコードとストップコードが印刷されている。
窓部152は、読み取りフレーム151で区切られた窓であり、コード情報担持領域130に対向する面側に設けられている。つまり、バンド挿通係合部140に挿通され、窓部152の直下にあるコード情報担持領域130が直接見えるようになっている。
図2の右側面図に示すように、封印体110を周回させるように回して、先端111をバンド挿通係合部140に向けて挿通して輪を作る。封印体110の係合溝120と係合片が係合してラチェット構造にて任意の位置にて不可逆に係合できる。
図2の右側面図のように封印体110をバンド挿通係合部140に挿通して任意の位置で係合させると、図2の平面図に見るように、封印体110のコード情報担持領域130のうち窓部152内に位置するコード情報部分が決まる。読み取りフレーム151にはコード情報のスタートコードとストップコードが印刷されており、この“スタートコード−窓部152内に位置するコード情報部分−ストップコード”によって一つのコード情報が動的に形成される。ここでは、一つのバーコードが形成される。この動的に形成されるコード情報をセキュリティコードとする。
図3では対象物は図示していないが、様々なものが想定される。例えば、現金輸送に用いられるジュラルミン製のアタッシュケースの本体側と蓋側の連結部分、現金輸送車の観音開きのドアの両側の把持部同士、メーカー間で行き交ういわゆる“通い箱”の本体側と蓋側の連結部分など多数ある。正当なアクセス者以外のものが開封していないことを確認する用途があり、結束可能なものであれば、あらゆるものに適用することが可能である。
つまり、本発明のセキュリティ封印体100は、結束の仕方によって、その場で動的にセキュリティコードが生成されることとなる。
図4は、実施例2にかかるセキュリティ封印体100aの構成例を示す図である。
実施例2にかかる本発明のセキュリティ封印体100aは、実施例1と同様、結束バンドタイプであるが、図4に示すように、封印体110a、係合溝120a、コード情報担持領域130a、バンド挿通係合部140a、枠体150aを備えた構成となっている。
以下、実施例1に説明した各構成要素との相違点を中心に説明する。
コード情報担持領域130aのコード情報のパターンが、同じパターンの繰り返しではなく、そのうちの一部を取り出した場合に特定されるパターンが異なるものとなる工夫、コード情報担持領域130aのコード情報のパターンがセキュリティ封印体ごとに異なるものとする工夫は実施例1と同様に可能である。
封印体110aの係合溝120aと、バンド挿通係合部140aの係合片がラチェット構造を形成する点は実施例1と同様である。
図5の右側面図のように封印体110aをバンド挿通係合部140aに挿通して任意の位置で係合させると、図5の平面図に見るように、一つのコード情報が動的に形成される。
図7は、実施例3にかかるセキュリティ封印体100bの構成例を示す図である。
実施例3にかかる本発明のセキュリティ封印体100bは、実施例1と同様、結束バンドタイプの構成例であるが、図7に示すように、封印体110b、係合溝120b、コード情報担持領域130b、バンド挿通係合部140b、枠体150bを備えた構成となっている。
以下、実施例1に説明した各構成要素との相違点を中心に説明する。
コード情報担持領域130bのコード情報のパターンが、同じパターンの繰り返しではなく、そのうちの一部を取り出した場合に特定されるパターンが異なるものとなる工夫、コード情報担持領域130bのコード情報のパターンがセキュリティ封印体ごとに異なるものとする工夫は実施例1と同様に可能である。
封印体110bの係合溝120bと、バンド挿通係合部140bの係合片がラチェット構造を形成する点は実施例1と同様である。
図8の右側面図のように封印体110bをバンド挿通係合部140bに挿通して任意の位置で係合させると、図8の平面図に見るように、一つのコード情報が動的に形成される。
図9は、セキュリティ封印体100bを結束した様子を示す斜視図である。対象物は図示していない。
実施例4は、封印体がシール体となったタイプの構成例である。
図10は、実施例4にかかるセキュリティ封印体100cの構成例を示す図である。
図1に示すように、本発明のセキュリティ封印体100cは、封印体110c、コード情報担持領域130c、枠体150cを備えた構成となっている。全体がいわゆるシールとなっており、対象物に対して貼り付けることで封印できる仕組みとなっている。
このように、実施例4にかかるセキュリティ封印体100cの素材は、対象物のアクセス自体を不能とするような破壊不能な堅牢な結束装置を目指すものではない。セキュリティ封印体自体は破断することができるが、対象物へアクセスしたか否かの事実を確認できる封印装置を構成するものである。
封印体110cは、フィルム状であり対象物に貼り付けて封印するものである。
フィルム状であるので厚みは薄いもので良い。
枠体150cは、図10(a)の側面図に示すように、左右の側面にシール状のものが差し込めるように開口が設けられている。
図10(b)に示すように、一方の開口から封印体110を差し込んで他方の開口から出すようにして、枠体150cを封印体110cに対して通し入れるようになっている。
窓部152は、読み取りフレーム151で区切られた窓であり、枠体150に封印体110cを挿通すれば、窓部152の直下にあるコード情報担持領域130が直接見えるようになっている。
図10(b)に示すように、封印体110を封印対象物300のアクセス検知部分に貼り付ける。ここで、貼り付けたセキュリティ封印体100cが剥がれないように封印体110c、枠体150c、読み取りフレーム151などの裏面に接着面が設けられ、封印対象物300に貼り付けられるようになっている。
例えば、セキュリティ封印体100cを封印対象物300から剥がすと、接着材料の一部が封印体110cや読み取りフレーム150cから離脱し、封印対象物300の表面側へ移動してしまい、再度貼り付けられなくなると同時に、封印対象物300の表面上に接着痕のパターンが残存する仕掛けとする。
図11(a)に示すように、封印対象物300の封印箇所にセキュリティ封印体100cを貼り付け、その後、図11(b)に示すように、セキュリティ封印体100cを剥がすと、接着材料の一部が封印体110cや読み取りフレーム150cから離脱し、接着痕パターンが現れる。
ここで、もし、不正アクセス者がセキュリティ封印体100cを剥がして封印対象物300にアクセスし、当該アクセスの後にその事実を隠すために、接着剤を塗り直して貼りなおしたり、別途入手した他のセキュリティ封印体100cを貼り付けたりすることにより偽装を試みたとしても、図11(c)に示すように、正当アクセス権限者がアクセスのためにセキュリティ封印体100cを剥がすと、接着痕パターンが乱れており、アクセスの事実が覚知できる。
本発明のセキュリティシステム200は、本発明のセキュリティ封印体100を利用している。
図12は、本発明のセキュリティシステム200の構成例を簡単に示したものである。
図12に示すように、本発明のセキュリティシステム200は、本発明のセキュリティ封印体100、読み取り手段210、システム管理部220、封印コード取得手段230、封印開封コード取得手段240、封印未開封確認手段250を備えた構成となっている。
なお、リーダーは、読取手段としてセキュリティコードを読み取り可能なものであれば良い。例えば、専用機としてのリーダー機器でも良い。また、スマートフォンなどもセキュリティコードを認識するアプリケーションが搭載されておれば、撮影手段により撮影したセキュリティコードを読み取ることができる。
封印コード取得手段230は、対象物をセキュリティ封印体100で結束して動的に形成される封印コード情報、つまり枠体150において形成されているコード情報を読み取り手段210で読み取り、読み取り手段210からシステム管理部220に送信することにより封印コードを取得する部分である。
次に、封印開封者がアクセスする。封印者は、セキュリティ封印体100における読取対象となるセキュリティコードをリーダーで読み取る(ステップS6)。
結果が一致すれば、対象物に対する封印が解かれていないと判断し(ステップS9)、結果が不一致であれば、対象物に対する封印が解かれていると判断する(ステップS10)。
まず、ステップS2において、封印者が複数本用意したセキュリティ封印体100から任意のものを選択する。この動的な偶然性によって、封印者自身を含め、誰も事前にどのセキュリティ封印体100を用いて封印コードが形成されるかが分からない。
さらに、ステップS3において、封印者によってセキュリティ封印体100を締めて封印することにより動的に封印コードが形成されるが、セキュリティ封印体100の締め上げ方は偶然性に支配される要素が大きく、結局、動的に形成される封印コードは、封印者自身を含め、誰も事前に予測することができない。
つまり、セキュリティ封印体というシンプルで安価な部材を利用しつつ、極めて高い精度で、対象物へのアクセスの有無を確認することができる。
110 封印体
111 先端
112 本体部分
120 係合溝
130 コード情報担持領域
140 バンド挿通係合部
150 枠体
151 読み取りフレーム
152 窓部
200 セキュリティシステム
210 リーダー
220 システム管理部
230 封印コード取得手段
240 封印開封コード取得手段
250 封印未開封確認手段
300 封印対象物
Claims (13)
- 対象物へのアクセスの有無を覚知できるセキュリティ封印体であって、
封印体と、
前記封印体に設けられた領域であって、読取手段により読み取り可能なコード情報が印刷されたコード情報担持領域と、
前記封印体を受け入れ、前記封印体の前記コード情報担持領域のうち任意の部分を囲み、コード情報部分を読取対象として特定し得る読み取りフレームを備え、
前記封印体を前記対象物に取り付けて任意の位置で前記読み取りフレームと係合することにより前記読み取りフレーム内に位置する前記コード情報部分をセキュリティコードとなる封印コードとして動的に生成することを特徴とするセキュリティコードの動的生成が可能なセキュリティ封印体。 - 前記封印体がシール体であり、
前記封印体の裏面、および、前記読み取りフレームの裏面に接着層を備え、前記対象物への貼り付け固定が可能なシール形式となったものである請求項1に記載のセキュリティ封印体。 - 前記封印体が樹脂バンドであり、
前記封印体の一部に設けられたバンド挿通係合部と、
前記封印体に刻設された鋸歯状の係合溝と、
前記バンド挿通係合部に設けられた、前記封印体の前記係合溝と係合する係合片を備え、
前記対象物に巻き付けた前記封印体をその先端から前記バンド挿通係合部に挿通して任意の位置で係合して結束する結束バンド形式となったものである請求項1に記載のセキュリティ封印体。 - 前記封印体において、前記係合溝が一面に刻設されており、前記コード情報担持領域が同じ前記一面側に設けられており、
前記バンド挿通係合部において、前記係合片が一面側に設けられ、前記枠体が同じ前記一面側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のセキュリティコードの動的生成が可能なセキュリティ封印体。 - 前記封印体において、前記係合溝が一面に刻設されており、前記コード情報担持領域が他の面に設けられており、
前記バンド挿通係合部において、前記係合片が一面側に設けられ、前記枠体が他の面に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のセキュリティコードの動的生成が可能なセキュリティ封印体。 - 前記コード情報のパターンが前記封印体ごとに異なり、
動的に形成される読取対象となる前記コード情報部分の候補が複数通りあることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のセキュリティコードの動的生成が可能なセキュリティ封印体。 - 前記読み取りフレームが覆う前記コード情報担持領域の位置が前後にずれると読取対象とされる前記コード情報部分の読取結果が異なるものであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のセキュリティコードの動的生成が可能なセキュリティ封印体。
- 前記コード情報がバーコードであり、
前記読み取りフレームの両端エッジに、バーコードのスタートコードおよびストップコードを示す情報を担持させ、前記エッジと前記コード情報部分との合体により、一つの有意のセキュリティコードが形成される請求項1から7のいずれか1項に記載のセキュリティコードの動的生成が可能なセキュリティ封印体。 - 前記コード情報が二次元コードであり、
前記読み取りフレームのエッジに、二次元コードの一部情報を担持させ、前記エッジと前記コード情報部分との合体により、一つの有意のセキュリティコードが形成される請求項1から7のいずれか1項に記載のセキュリティコードの動的生成が可能なセキュリティ封印体。 - 前記コード情報が図形コードであり、
前記読み取りフレームのエッジに、図形コードの一部情報を担持させ、前記エッジと前記コード情報部分との合体により、一つの有意のセキュリティコードが形成される請求項1から7のいずれか1項に記載のセキュリティコードの動的生成が可能なセキュリティ封印体。 - 請求項1から10のいずれか1項に記載のセキュリティ封印体と、
システム管理部と、
送受信機能を備えた読取手段と、
利用者が、前記セキュリティ封印体を任意に選択し、前記対象物に対して前記封印体を取り付けて封印し、前記読み取りフレームに動的に形成された前記セキュリティコードを前記読取手段で読み取り、その読み取り結果を封印コードとして前記読取手段から前記システム管理部に送信することにより前記対象物に対する封印を行う封印コード取得手段と、
場所と時間のいずれかまたはその組み合わせが変化した後、封印開封者が、前記セキュリティ封印体における読取対象となる前記セキュリティコードを前記読取手段で読み取り、当該読み取り結果を封印開封コードとして前記読取手段から前記システム管理部に送信することにより前記対象物に対する封印開封を行う封印開封コード取得手段と、
前記システム管理が部前記封印コードと前記封印開封コードとの一致を確認する封印未開封確認手段を備え、
前記対象物に対する前記封印が解かれていないことを確認できることを特徴とするセキュリティシステム。 - 前記読取手段が、前記セキュリティコードを読み取り可能なリーダーシステムであるか、または、撮影手段と撮影された前記セキュリティコードを読み取り可能なアプリケーションが搭載された携帯端末である、請求項11に記載のセキュリティシステム。
- 請求項1から10のいずれか1項に記載のセキュリティ封印体を用い、
システム管理部と、送受信機能を備えた読取手段を用い、
封印者が、前記セキュリティ封印体を任意に選択し、前記対象物に対して前記封印体を取り付けて封印し、前記読み取りフレームに動的に形成された前記セキュリティコードを前記読取手段で読み取り、読み取り結果を封印コードとして前記読取手段から前記システム管理部に送信することにより前記対象物に対する封印を行い、
場所と時間のいずれかまたはその組み合わせが変化した後、封印開封者が、前記セキュリティ封印体における読取対象となる前記セキュリティコードを前記読取手段で読み取り、読み取り結果を封印開封コードとして前記読取手段から前記システム管理部に送信することにより前記対象物に対する封印開封を行い、
前記システム管理が部前記封印コードと前記封印開封コードとの一致を確認することにより、前記対象物に対する前記封印が解かれていないことを確認できるセキュリティ確認方法。
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CN111476514A (zh) * | 2020-03-02 | 2020-07-31 | 拉扎斯网络科技(上海)有限公司 | 一种时间数据处理方法以及系统 |
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- 2015-12-10 JP JP2015240983A patent/JP6533927B2/ja active Active
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