JP2017104071A - ソフトルアー、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】柔軟性を有する本体にバネ状抵抗部材を内蔵するように一体成型することで、成型時の気泡の混入を抑え、強い力が加えられても繰り返し使用ができる、強度と耐久性、及び柔軟性を備えたソフトルアー、並びにその製造方法を提供する。
【解決手段】柔軟性を有する本体2にバネ状抵抗部材3を内蔵してなるソフトルアー1であって、バネ状抵抗部材3は、線径(d)が0.3〜1.5mm、巻数が3〜30巻、コイル径(D)が5〜20mm、コイルピッチ(P)が1〜5mmであり、バネ状抵抗部材3の少なくとも一部が固定部材4により保持されており、バネ状抵抗部材3の内部容積は、本体2の体積の1/100〜1/3である。
【選択図】図1

Description

本発明は、柔軟性を有する本体にバネ状抵抗部材を内蔵してなるソフトルアー、及びその製造方法に関するものである。
疑似餌(ルアー)を用いたルアーフィッシングは、釣り愛好者に根強い人気があり、幅広い世代に亘って盛んに行われている。疑似餌には、軟質樹脂や軟質ゴム等で成型されるソフトルアーや、木製や金属製のハードルアーと呼ばれるものがあり、狙う魚や場所、状況等によって疑似餌の種類を変えて使用する。ソフトルアーの形状には、魚型、ワーム型、小動物型等があり、水中や水面で生きているかのような繊細な動きをするものが望まれている。
従来公知のソフトルアーにおいては、釣針やジグヘッドのフック部分をソフトルアーに取り付けて使用している。そのため、根がかりや藻類にからみついたり、また、魚が食いついたときの引っ張られる強さに耐えることができず、釣針やフックからソフトルアーが外れたり、魚に食いちぎられることがあった。また、ソフトルアーは破損しやすく、繰り返し使用することが困難であった。さらに、釣針やジグヘッドのフック部分が刺さっている本体部分は、ソフトルアーの柔軟性が充分に生かされないことがあり、そのため、釣り人の思惑通りの動きが出せず、魚を誘いヒットさせる(喰いつかせる)ルアーとしての機能が低下するといった問題があった。
そこで、従来からソフトルアーの強度や耐久性のみならず、ルアー全体の柔軟性を高めることで、水中や水面でソフトルアーが生きているかのような、繊細な動きが可能なソフトルアーの開発が行われている。
例えば、特許文献1によれば、ジグヘッドに螺旋状のコイルを形成し、ソフトルアーにねじ込んで使用することで、ジグヘッドとソフトルアーが分離してしまうことを防ぐことができるジグヘッドが開示されている。
また、特許文献2によれば、ルアー本体の内部に、複数の環状部材が鎖状に連結された芯材が埋め込まれ、本体に固定されているソフトルアーが開示されている。
特開2005−95067号公報 特開2008−118898号公報
しかし、特許文献1に開示されたジグヘッドにおいては、ソフトルアーにコイル部分をねじ込んで使用するものであるため、ジグヘッドのねじ込んだ部分とソフトルアーの間に亀裂やズレが生じ、繰り返しソフトルアーを使用することができないという問題があった。また、ねじ込む方向が適切でない場合は、水中でのルアーの姿勢が不自然な状態に保たれ、魚に警戒されるといった問題があった。さらに、魚の喰いつきや根がかり等により、強い力が加わると、ジグヘッドとソフトルアーとが分離してしまうといった問題があった。
一方、特許文献2に開示されたソフトルアーにおいては、環状部材が鎖状に連結された芯材をソフトルアーに一体成型する際、ソフトルアーの原料である軟質樹脂等が芯材の環状部材の内側まで充分に浸透することができず、気泡が存在したままの状態で固化され、強い力がかかると、気泡の周りから裂けやズレが広がり、芯材が本体から突出してくる等、強度や耐久性に問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、柔軟性を有する本体にバネ状抵抗部材を内蔵するように一体成型することで、成型時の気泡の混入を抑え、強い力が加えられても繰り返し使用ができる、強度と耐久性、及び柔軟性を備えたソフトルアー、並びにその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係るソフトルアーの特徴構成は、
柔軟性を有する本体にバネ状抵抗部材を内蔵してなるソフトルアーであって、
前記バネ状抵抗部材は、線径(d)が0.3〜1.5mm、巻数が3〜30巻、コイル径(D)が5〜20mm、コイルピッチ(P)が1〜5mmであり、
前記バネ状抵抗部材の少なくとも一部が固定部材により保持されており、
前記バネ状抵抗部材の内部容積は、前記本体の体積の1/100〜1/3に設定されたことにある。
本構成のソフトルアーによれば、柔軟性を有する本体にバネ状抵抗部材を内蔵するように構成されている。抵抗部材をバネ状(コイル状)にすることにより、本体の原料である軟質樹脂等がバネ状抵抗部材の周囲に充填される際に、気泡が混入し難くなる。そのため、ソフトルアー全体の強度が増大し、魚の喰いつきによるズレや裂け、ちぎれるといった破損を最小限に抑えることができ、繰り返し使用することが可能となる。また、バネ状抵抗部材を、固定部材で保持することにより、必要以上にバネが伸縮することを防ぐことができる。そのため、ソフトルアーに強い力が加わったとき、本体がバネ状抵抗部材の伸縮に追従しすぎて、裂けたり、ちぎれたりすることを防止することができる。また、バネ状抵抗部材は固定部材によって弾性体としての機能は抑えられるが、水平方向には比較的自由に湾曲する機能をもつことから、生きた魚や小動物等の脊椎の動きに似た動きを再現することができる。その結果、水中や水面での自然な動きにより、魚へのアピール力を高め、安定した釣果を得ることが可能となる。さらに、釣針やジグヘッドのフック部をソフトルアーに取り付ける必要がなく、初心者でも時間をかけずに仕掛けを作る作業が容易となる。従って、本構成のソフトルアーは、強度、耐久性、魚へのアピール力、及び容易性を備えたものである。
本発明に係るソフトルアーにおいて、
前記バネ状抵抗部材の自然長Laは、前記本体の全長Lbの1/10〜1/4に設定されることが好ましい。
本構成のソフトルアーによれば、バネ状抵抗部材の自然長を、本体の全長の1/10〜1/4に設定することで、ソフトルアー全体の柔軟性を確保しつつ、強度を増大させることができる。その結果、ソフトルアーの自然な動きにより、安定した釣果が得られるとともに、ソフトルアーの耐久性が増すことにより、繰り返し使用することが可能となる。
本発明に係るソフトルアーにおいて、
JIS K6253に準拠して、タイプEデュロメータ硬さ計で測定される前記本体のゴム硬さは、8〜30に設定されることが好ましい。
本構成のソフトルアーによれば、本体のゴム硬さ(JIS K6253に準拠して、タイプEデュロメータ硬さ計で測定)を、8〜30に設定することで、ソフトルアー全体の柔軟性を確保することができる。その結果、ソフトルアーの自然な動きにより、安定した釣果を得ることが可能となる。
本発明に係るソフトルアーにおいて、
前記本体は、魚型、ワーム型、及び小動物型からなる群から選択される少なくとも一つであるであることが好ましい。
本構成のソフトルアーによれば、ソフトルアーの形状として、魚型、ワーム型、及び小動物型からなる群から選択される少なくとも一つの形状を使用することができる。狙う魚や場所、天候等の諸状況によってソフトルアーの形状を変えて使用することができる。
本発明に係るソフトルアーにおいて、
前記バネ状抵抗部材は、錘をさらに備えることが好ましい。
本構成のソフトルアーによれば、バネ状抵抗部材に錘を備えることにより、ソフトルアーの飛距離を延ばすことができるとともに、水中での沈降速度や沈降姿勢を適切な状態に調整することができる。また、錘の重さによって、中層から下層等、目的の水層の魚を狙うことができる。さらに、錘がソフトルアー内部に埋め込まれ、魚からは見えないようになっているため、魚の警戒心を少なくする効果があるとともに、根がかりがしにくい構造となっている。
上記課題を解決するための本発明に係るソフトルアーの製造方法の特徴構成は、
柔軟性を有する本体にバネ状抵抗部材を内蔵してなるソフトルアーの製造方法であって、
前記バネ状抵抗部材は、線径(d)が0.3〜1.5mm、巻数が3〜30巻、コイル径(D)が5〜20mm、コイルピッチ(P)が1〜5mmであり、
前記バネ状抵抗部材の少なくとも一部が固定部材により保持されており、
前記バネ状抵抗部材を成形型に配置し、溶融樹脂を前記成形型に射出する工程を包含し、
前記バネ状抵抗部材の内部容積は、前記本体の体積の1/100〜1/3であることにある。
本構成のソフトルアーの製造方法によれば、バネ状の抵抗部材を成形型に配置し、溶融した軟質樹脂等を成形型に流し入れると、軟質樹脂等が抵抗部材の内部にも充填され、成型が容易となる。この際、バネ状抵抗部材と軟質樹脂との間に気泡が混入し難いため、本体中の気泡の混入が抑えられ、強度が増し、魚の喰いつき等によるズレや裂け、ちぎれるといった破損を最小限に抑えることができる。そのため、繰り返し使用することができるソフトルアーを得ることができる。従って、本構成のソフトルアーの製造方法によれば、強度、耐久性に優れたソフトルアーを提供することができる。
本発明の第一実施形態にかかるソフトルアーの縦断面図である。 固定部材により保持されているバネ状抵抗部材の拡大図である。 成形型にバネ状抵抗部材を配置した図である。 本発明の第二実施形態にかかるソフトルアーの縦断面図である。 一般に使用されている従来のソフトルアーの縦断面図である。
以下、本発明のソフトルアー、及びその製造方法に関する実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図しない。
初めに、従来のソフトルアーについて、簡単に説明する。図5は、一般に使用されている従来のソフトルアー(スイムベイト)20の縦断面図である。従来のソフトルアー20は、釣針のフック部分22を刺し込んで、本体21の上部(スイムベイトの背中に相当する部分)に露出させて使用する。そのため、魚が針部分にヒットした際、釣り人の引く力と魚の引く力とが釣針のフックアイ23の部分に集中し、ソフトルアーが裂けたり、釣り糸が切れて、魚に逃げられるという問題を有していた。また、釣針をソフトルアーに刺し込んで使用するため、刺し込んだ部分から裂けやズレが生じ、繰り返しの使用に耐えることができないという問題があった。本発明のソフトルアーは、バネ状抵抗部材を内蔵するように一体成型し、成型時に本体に気泡が混入しないよう工夫することにより、釣人と魚がヒットした時の引く力を分散させ、従来のソフトルアーの強度や耐久性の問題を解決するものである。以下、本発明のソフトルアーの代表的な実施形態について説明する。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明の第一実施形態にかかるソフトルアーの縦断面図である。ソフトルアー1は、本体2と、本体2の内部に埋め込まれたバネ状抵抗部材3と、バネ状抵抗部材3を固定する固定部材4とから構成される。バネ状抵抗部材3は、バネが伸縮しないように固定部材4で保持されている。バネ状抵抗部材3の内部には、本体2の原料である軟質樹脂等が充填されている。固定部材4が本体2から突出した部分は、釣り糸(ハリス)5と連結するラインアイ4aとして使用する。フック連結部6を取り付けるフックアイ4bは、本体2に内蔵されている。
バネ状抵抗部材3、及び固定部材4の材質は、ステンレス、ニッケル、チタン、鉄、アルミニウム、銅等の金属を使用することができるが、ガラス、セラミック等の非金属であってもよく、これらを組み合わせて使用してもよい。
図2は、固定部材4により保持されているバネ状抵抗部材3の拡大図である。バネ状抵抗部材3の線径(d)は、0.3〜1.5mmが好ましく、より好ましくは、0.5〜1.0mmである。線径(d)が0.3mmより小さくなると、ソフトルアー1が繰り返しの使用に耐え得るほどの強度を保つことができなくなる。一方、線径(d)が1.5mmより大きくなると、バネ自体の柔軟性が下がるため、ソフトルアー1の動きが不自然になり、魚の警戒心が増すこととなる。
バネ状抵抗部材3の巻数は、3〜30巻が好ましく、より好ましくは、5〜30巻である。巻数が3巻より少なくなると、抵抗部材3が取り付けられなくなるとともに、バネ状抵抗部材3の効果が充分に発揮できず、生きた魚や小動物等の脊椎の動きに似た動きを再現することができない。一方、巻数が30巻より多くなると、ソフトルアー本来の柔軟性が発揮されなくなり、ソフトルアー1の動きが不自然になり、魚の警戒心が増すこととなる。
バネ状抵抗部材3のコイル径(D)は5〜20mmが好ましく、より好ましくは7〜15mmである。コイル径(D)が5mmより小さくなると、製造時においてバネ状抵抗部材3の内部まで本体2の原料である軟質樹脂等が充填されず、気泡が混入したり、空洞が発生することがあり、その部分から亀裂やズレが生じ易くなることから、ソフトルアー1の強度や耐久性が下がる。一方、コイル径(D)が20mmより大きくなると、本体2から突出するため、使用することができない。
バネ状抵抗部材3の内部容積は、本体2の体積の1/100〜1/3であることが好ましく、より好ましくは、1/50〜1/10である。内部容積が本体2の体積の1/100未満であると、本体2に対して、バネ状抵抗部材3の大きさが小さすぎて、ソフトルアー1の強度を保つことができなくなる。一方で、内部容積が本体2の体積の1/3を超えると、本体2の大きさに対し、バネ状抵抗部材3の大きさが大きすぎて、ソフトルアー本来の柔軟性が発揮されなくなり、動きが硬く、不自然となり、魚の警戒心が増すこととなる。
バネ状抵抗部材3の自然長は、本体2の全長の1/10〜1/4であることが好ましく、より好ましくは、1/8〜1/5である。自然長が本体2の全長の1/10未満であると、ソフトルアー1の姿勢を自然な状態に保つことが難しくなる。一方、自然長が本体2の全長の1/4を超えると、ソフトルアー本来の柔軟性が発揮できなくなり、動きが硬く、不自然となり、魚の警戒心が増すこととなる。
本体2の硬度は、JIS K6253に準拠して、タイプEデュロメータ硬さ計で測定される前記本体のゴム硬さとして、8〜30であることが好ましく、より好ましくは、8〜20である。ゴム硬さが8より小さくなると、柔らかすぎて破損しやすくなり、本体2そのものの強度が下がり、繰り返し使用することができなくなる。一方、ゴム硬さが30より大きくなると、硬すぎて柔軟性がなくなり、ソフトルアーとして使用することができなくなる。
本体2の素材としては、熱を加えると流動化し、冷えると弾力性を保持した状態で固化する軟質樹脂や軟質ゴムが好ましく、その中でも、熱可塑性エラストマーが好ましい。熱可塑性エラストマーの例として、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、及び塩化ビニル系エラストマーなどが挙げられ、これらのうち、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、及びウレタン系エラストマーが好ましい。熱可塑性エラストマーは、耐熱老化、耐候性、耐磨耗性に優れ、顔料等で着色することができるので、装飾性にも優れている。また、熱可塑性樹脂であるためリサイクルが容易である。さらに、比重が比較的小さく(約0.9)、軽量であるため、水中の上層や水面の魚を狙う事も可能である。
本体の素材に、ラメ粉末やラメ塗料を含有させることで、ソフトルアーが水面や水中で光を乱反射し、本物の魚の鱗の光り方に似せることができる。その結果、狙う魚がソフトルアーに興味を持ち、ヒットする確率がより高まる。ラメ粉末やラメ塗料の色は、単色を使用してもよいし、複数の色を混合したり、グラデーションをつけるように使用してもよい。
次に、第一実施形態に係るソフトルアーの製造方法について説明する。図3は、成形型9aにバネ状抵抗部材3を配置した図である。成形型9aにおいて、ラインアイ4aをラインアイ用溝部10に配置し、フック連結部6をフック連結部用溝部11に配置し、固定部材4で固定されたバネ状抵抗部材3を配置する。次に、成形型9aと対称な成形型9bを、成形型9aに合わせ、樹脂注入用溝部12から本体2の原料となる液状の溶融樹脂を流し入れる。樹脂が冷え固まったあと、ソフトルアー1を成形型9a、9bから取り出し、不要な突起を取り除く。
〔第二実施形態〕
図4は、本発明の第二実施形態にかかるソフトルアー1の縦断面図である。本実施形態のソフトルアー1は、バネ状抵抗部材3が錘7をさらに備えたものである。錘7は、バネ状抵抗部材3を保持する固定部材4に固定されていることが好ましい。この場合、成形金型等で固定部材4と錘7とを予め一体化しておく。本実施形態のように、バネ状抵抗部材3に錘7を備えることにより、ソフトルアー1の飛距離を延ばすことができるとともに、水中での沈降速度や沈降姿勢を適切な状態に調整することができる。また、錘7の重さによって、中層から下層等、目的の水層の魚を狙うことができる。さらに、錘7がソフトルアー1の内部に埋め込まれ、魚からは見えないようになっているため、魚の警戒心を少なくする効果があるとともに、根がかりがしにくい構造となっている。
第二実施形態に係るソフトルアー1の製造方法は、第一実施形態に係るソフトルアー1の製造方法と実質的に同様である。すなわち、錘7と一体化した固定部材4を成形型9aに配置し、ラインアイ4aをラインアイ用溝部10に配置し、フック連結部6をフック連結部用溝部11に配置し、固定部材4で固定されたバネ状抵抗部材3を配置する。次に、成形型9bを、成形型9aに合わせ、樹脂注入用溝部12から本体2の原料となる液状の溶融樹脂を流し入れる。樹脂が冷え固まったあと、ソフトルアー1を成形型9a、9bから取り出し、不要な突起を取り除く。
錘7の材質は、ステンレス、ニッケル、チタン、鉄、アルミニウム、銅等の金属を使用することができるが、ガラス、セラミック等の非金属であってもよく、これらを組み合わせて使用してもよい。錘7の材質は、ソフトルアー1の飛距離、水中での沈降速度や沈降姿勢、水中のどの層の魚を狙うか等によって選択することができる。
上記第一実施形態及び第二実施形態のソフトルアー1において、本体2の形状を魚型としているが、魚型以外の形状、例えば、ワーム型、及び小動物型とすることも可能である。ワーム型としては、芋虫やミミズ等を模した、ストレートワーム、シャッドテール、パドルテール、カーリーテール、グラブ等が挙げられる。小動物型としては、カエルを模したツインテール、昆虫を模したバグ、エビやカニを模したクローワーム等が挙げられる。
本発明のソフトルアーは、ブラックバスやシーバス等の中型の魚を対象とするものであるが、比較的大きな魚、例えば、コイ、ナマズ、ライギョ等に対して適用することも可能である。本発明のソフトルアーの利用場面としては、川、湖、海、ダム等が挙げられる。
1 ソフトルアー
2 本体
3 バネ状抵抗部材
4 固定部材

Claims (6)

  1. 柔軟性を有する本体にバネ状抵抗部材を内蔵してなるソフトルアーであって、
    前記バネ状抵抗部材は、線径(d)が0.3〜1.5mm、巻数が3〜30巻、コイル径(D)が5〜20mm、コイルピッチ(P)が1〜5mmであり、
    前記バネ状抵抗部材の少なくとも一部が固定部材により保持されており、
    前記バネ状抵抗部材の内部容積は、前記本体の体積の1/100〜1/3であるソフトルアー。
  2. 前記バネ状抵抗部材の自然長Laは、前記本体の全長Lbの1/10〜1/4である請求項1に記載のソフトルアー。
  3. JIS K6253に準拠して、タイプEデュロメータ硬さ計で測定される前記本体のゴム硬さは、8〜30である請求項1又は2に記載のソフトルアー。
  4. 前記本体は、魚型、ワーム型、及び小動物型からなる群から選択される少なくとも一つである請求項1〜3の何れか一項に記載のソフトルアー。
  5. 前記バネ状抵抗部材は、錘をさらに備える請求項1〜4の何れか一項に記載のソフトルアー。
  6. 柔軟性を有する本体にバネ状抵抗部材を内蔵してなるソフトルアーの製造方法であって、
    前記バネ状抵抗部材は、線径(d)が0.3〜1.5mm、巻数が3〜30巻、コイル径(D)が5〜20mm、コイルピッチ(P)が1〜5mmであり、
    前記バネ状抵抗部材の少なくとも一部が固定部材により保持されており、
    前記バネ状抵抗部材を成形型に配置し、溶融樹脂を前記成形型に射出する工程を包含し、
    前記バネ状抵抗部材の内部容積は、前記本体の体積の1/100〜1/3であるソフトルアーの製造方法。
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