JP2017103842A - インバータ一体型モータの接続構造及びインバータ一体型モータ - Google Patents

インバータ一体型モータの接続構造及びインバータ一体型モータ Download PDF

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Abstract

【課題】接続作業が容易であり、かつ、モータとインバータとを確実に電気的に接続することが可能なインバータ一体型モータの接続構造及びインバータ一体型モータを提供する。【解決手段】インバータ3が収容されているインバータ筐体5とモータ4が収容されているモータ筐体6とが接続され一体化されているインバータ一体型モータの接続構造1であって、インバータ3と電気的に接続されており、表面が両筐体5,6の接続方向に対して垂直となるように形成されている第1接続部18を有するインバータ側接続端子13と、モータ4と電気的に接続されており、表面が両筐体5,6の接続方向に対して垂直となるように形成されている第2接続部19を有するモータ側接続端子14とを備え、インバータ筐体5とモータ筐体6とが接続された状態において、両接続部18,19の表面同士が電気的に接続されている。【選択図】図2

Description

本発明は、インバータ一体型モータの接続構造及びインバータ一体型モータに関する。
従来、インバータとモータとを一体化したインバータ一体型モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。インバータ一体型モータは、例えばハイブリッド車や電気自動車等に用いられている。
特許文献1に記載のインバータ一体型モータでは、インバータ筐体から突出するように配電部が設けられており、この配電部をモータ筐体に形成された挿通孔に挿通し、モータ筐体内で配電部とモータとを電気的に接続する構成となっている。
特開2012−5175号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインバータ一体型モータでは、インバータ筐体とモータ筐体とを接続した後に、モータ筐体内で配電部とモータとを電気的に接続する必要があり、接続作業に手間がかかるという問題がある。
接続作業を容易とするために、インバータ筐体とモータ筐体とを接続する際に、インバータ筐体から延出された接続端子とモータ筐体から延出された接続端子とを電気的に接続させる(例えばオス端子とメス端子とを嵌合させる)ことも考えられるが、この場合、接続端子の位置精度が課題となる。インバータ筐体やモータ筐体は比較的大型の部材であるため、接続端子の位置精度を高くすることには限界があり、インバータ筐体とモータ筐体の接続時に接続端子同士が干渉したり、モータとインバータとを確実に電気的に接続することができないおそれがある。また、接続端子の位置精度を高くすることは製造コストの増大にもつながってしまう。
そこで、本発明は、接続作業が容易であり、かつ、モータとインバータとを確実に電気的に接続することが可能なインバータ一体型モータの接続構造及びインバータ一体型モータを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、インバータが収容されているインバータ筐体と、モータが収容されているモータ筐体とが接続されていることで、前記インバータと前記モータとが一体化されているインバータ一体型モータの接続構造であって、前記インバータと電気的に接続されており、表面が前記両筐体の接続方向に対して垂直となるように形成されている第1接続部を有する板状のインバータ側接続端子と、前記インバータ筐体に取り付けられており、前記インバータ側接続端子を支持する絶縁体からなるインバータ側支持部材と、前記モータと電気的に接続されており、表面が前記両筐体の接続方向に対して垂直となるように形成されている第2接続部を有する板状のモータ側接続端子と、前記モータ筐体に取り付けられており、前記モータ側接続端子を支持する絶縁体からなるモータ側支持部材と、を備え、前記インバータ筐体と前記モータ筐体とが接続されている状態において、前記両接続部の表面同士が電気的に接続されており、前記インバータ側接続端子と前記モータ側接続端子とが電気的に接続されている、インバータ一体型モータの接続構造を提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、インバータが収容されているインバータ筐体と、モータが収容されているモータ筐体とが接続されていることで、前記インバータと前記モータとが一体化されているインバータ一体型モータであって、前記インバータと電気的に接続されており、表面が前記両筐体の接続方向に対して垂直となるように形成されている第1接続部を有する板状のインバータ側接続端子と、前記インバータ筐体に取り付けられており、前記インバータ側接続端子を支持する絶縁体からなるインバータ側支持部材と、前記モータと電気的に接続されており、表面が前記両筐体の接続方向に対して垂直となるように形成されている第2接続部を有する板状のモータ側接続端子と、前記モータ筐体に取り付けられており、前記モータ側接続端子を支持する絶縁体からなるモータ側支持部材と、を備え、前記インバータ筐体と前記モータ筐体とが接続されている状態において、前記両接続部の表面同士が電気的に接続されており、前記インバータ側接続端子と前記モータ側接続端子とが電気的に接続されている、インバータ一体型モータを提供する。
本発明によれば、接続作業が容易であり、かつ、モータとインバータとを確実に電気的に接続することが可能なインバータ一体型モータの接続構造及びインバータ一体型モータを提供できる。
本発明の一実施の形態に係るインバータ一体型モータの接続構造を適用したインバータ一体型モータの概略構造を示す断面図である。 図1においてインバータ一体型モータの接続構造の要部を拡大した断面図である。 図2において筐体を省略した斜視図である。 (a)は図2のインバータ一体型モータの接続構造においてインバータ筐体を下方から見た斜視図、(b)はそのインバータ筐体を省略した斜視図である。 接点ばねの斜視図である。 (a)は図2のインバータ一体型モータの接続構造においてモータ筐体を上方から見た斜視図、(b)はそのモータ筐体を省略した斜視図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係るインバータ一体型モータの接続構造を適用したインバータ一体型モータの概略構造を示す断面図である。図2は、図1におけるインバータとモータの接続部を拡大した断面図であり、図3は、図2において筐体を省略した斜視図である。
図1〜3に示すように、インバータ一体型モータの接続構造1は、インバータ3とモータ4とを一体化したインバータ一体型モータ2において、インバータ3とモータ4とを電気的に接続する構造である。
インバータ一体型モータ2は、インバータ3が収容されているインバータ筐体5と、モータ4が収容されているモータ筐体6とが接続されていることで、インバータ3とモータ4とが一体化されているものであり、例えばハイブリッド車や電気自動車等に用いられる。インバータ筐体5とモータ筐体6は、例えばアルミニウムからなる。以下、説明の簡単化のために、インバータ3側を上側、モータ4側を下側として説明を行うが、インバータ一体型モータ2の使用状態における上下を意味するものではない。
インバータ一体型モータ2では、モータ4の振動が直接インバータ3に伝わるため、インバータ3は防振用のゴムシート7を介してインバータ筐体5に収容されている。
インバータ筐体5の下面(底壁)には、インバータ筐体5を貫通する第1貫通孔8が形成されている。また、モータ筐体6の上面(上壁)の第1貫通孔8と対向する位置には、モータ筐体6を貫通する第2貫通孔9が形成されている。
また、インバータ筐体5の下面には、下方に突出するように筒状の第1突出部10がインバータ筐体5と一体に設けられている。第1突出部10は、第1貫通孔8の開口の周囲を覆うように形成されている。
モータ筐体6の上面には、上方に突出するように筒状の第2突出部11がモータ筐体6と一体に設けられている。第2突出部11は、第2貫通孔9の開口の周囲を覆うように形成されている。
インバータ筐体5とモータ筐体6とは、第1突出部10を第2突出部11内に収容した状態でボルト固定により固定される。なお、図1,2では、両筐体5,6を固定する固定部の図示を省略している。第1突出部10の外周面と第2突出部11の内周面との間には、両突出部10,11間を水密にシールするシール部材12が設けられている。
さて、本実施の形態に係るインバータ一体型モータの接続構造1は、インバータ側接続端子13と、インバータ側支持部材15と、モータ側接続端子14と、モータ側支持部材16と、を備えている。
本実施の形態に係るインバータ一体型モータの接続構造1では、両接続端子13,14が、両筐体5,6の接続方向(図1,2における上下方向)に対して垂直となるように形成された接続部18,19をそれぞれ有しており、両筐体5,6を接続した際に、両接続部18,19の表面同士が電気的に接続され、両接続端子13,14が電気的に接続されるように構成されている。
これにより、両接続端子13,14の表面同士が接続されることになるため、製造公差等により両接続端子13,14の位置が多少ずれてしまった場合であっても、確実に両接続端子13,14を電気的に接続することが可能になる。以下、各部材を詳細に説明する。
(インバータ3側の部材の説明)
図4(a)はインバータ一体型モータの接続構造1においてインバータ側筐体を下方から見た斜視図、図4(b)はそのインバータ筐体を省略した斜視図である。
図2〜4に示すように、インバータ側接続端子13は、銅等の電気良導体で構成された板状のバスバ端子からなり、その基端部(図示上側の端部)がインバータ側電線17を介してインバータ3と電気的に接続されている。インバータ側接続端子13の基端部にはボルト穴13aが形成されており、インバータ側接続端子13とインバータ側電線17とは、ボルト17aを用いたボルト固定により固定され電気的に接続されている。
インバータ一体型モータ2では、モータ4の振動によりインバータ筐体5とインバータ3間に相対的な変位が発生するおそれがあるため、当該相対的な変位の影響によりインバータ側電線17が断線してしまうことを抑制するために、インバータ側電線17としてフレキシブルなものを用いることが望ましい。具体的には、インバータ側電線17としては、導体断面積を大きくしてもフレキシブルとすることが可能な平編組線を用いることが望ましい。
インバータ側接続端子13の先端部は、第1貫通孔8に挿通されインバータ筐体5の外部に延出されている。インバータ側接続端子13の先端部は、第1貫通孔8の外方にて垂直に折り曲げられており、インバータ側接続端子13は略L字状に形成されている。
折り曲げられたインバータ側接続端子13の先端部は、その表面が両筐体5,6の接続方向(図2における上下方向)に対して垂直方向に延在するように構成されている。この表面が両筐体5,6の接続方向に対して垂直に形成された部分のインバータ側接続端子13が第1接続部18である。
本実施の形態では、インバータ3からモータ4間に3相交流が出力されるため、3相交流に対応した3つのインバータ側接続端子13、および3つのインバータ側電線17が備えられることになる。
インバータ側支持部材15は、絶縁体からなり、第1貫通孔8を塞ぐようにインバータ筐体5に取り付けられ、インバータ側接続端子13を支持するように構成されている。ここでは、3つのインバータ側接続端子13で共通のインバータ側支持部材15を用いているが、インバータ側接続端子13のそれぞれに別体のインバータ側支持部材を設けるように構成してもよい。
インバータ側支持部材15は、例えば、PPA(ポリフタルアミド)等のナイロンやPPS(ポリフェニレンサルファイド)等からなる。インバータ側支持部材15と3つのインバータ側接続端子13とは、例えばインサート成形により一体に構成されている。インバータ側支持部材15は、例えば、ボルト固定によりインバータ筐体5に取り付けられており、インバータ側接続端子13は、インバータ側支持部材15を介してリジッドにインバータ筐体5に固定されている。
インバータ側接続端子13は、インバータ筐体5と接触しないように、インバータ筐体5から離間した状態でインバータ側支持部材15に支持されている。なお、本実施の形態では、インバータ側支持部材15を略板状に形成したが、第1貫通孔8内に突出するように(第1貫通孔8の内周面とインバータ側接続端子13との間に介在するように)インバータ側支持部材15を形成してもよい。
インバータ側支持部材15は、インバータ側接続端子13の第1接続部18とインバータ筐体5との間に介在し、第1接続部18の背面を支持すると共に、第1接続部18とインバータ筐体5間を電気的に絶縁するように構成されている。インバータ側支持部材15と第1接続部18とは、第1突出部10の下端部よりも下方に突出しないように設けられている。
また、インバータ側支持部材15には、接点ばね20が取り付けられている。接点ばね20は、インバータ筐体5とモータ筐体6とを接続した際に、第1接続部18の表面と第2接続部19の表面との間に介在し、両接続部18,19を弾性的に接触させるものである。接点ばね20を備えることで、両筐体5,6の接続方向における接続部18,19の位置が製造公差等により多少ずれた場合であっても、確実に両接続部18,19を電気的に接続することが可能になる。
図5に示すように、接点ばね20は、平行に配置された2本の棒状(角柱状)の枠体20a間に、複数(ここでは5つ)の板状の接点部20bを架け渡して構成されている。各接点部20bは、略楕円形状の中央部20cと、中央部20cの長軸方向の両端部と枠体20aとをそれぞれ連結する連結部20dと、を有し、その中央部20cが、両枠体20aが配置された平面に対して所定角度傾斜するように構成されている。接点ばね20は、例えば、1枚の金属板を打ち抜いた後に、接点部20bとなる部分に捩じりを加えることで形成される。接点ばね20は、例えば、ベリリウム銅からなる。
図4に戻り、接点ばね20は、インバータ側支持部材15の下面に一体に形成されたばね支持部21に支持されている。ばね支持部21は、枠体20aを下方から支持する下壁21aと、下壁21aとインバータ側支持部材15の下面とを連結する連結壁21bと、を有している。ばね支持部21は、インバータ側接続端子13の配列方向から各インバータ側接続端子13(第1接続部18)を挟み込むように、各インバータ側接続端子13(第1接続部18)の両側にそれぞれ設けられている。
本実施の形態では、インバータ側接続端子13の配列方向において端に配置されるばね支持部21を略L字状(または左右反転したL字状)に形成し、隣り合うインバータ側接続端子13の間に配置されるばね支持部21を略上下反転したT字状に形成している。なお、これに限らず、隣り合うインバータ側接続端子13の間に、略L字状(または左右反転したL字状)の2つのばね支持部21を設けてもよい。
ばね支持部21の第1貫通孔8側の端部には、接点ばね20の第1貫通孔8側への移動を規制し接点ばね20の抜けを抑制するストッパ部21cが形成されている。接点ばね20は、ストッパ部21cと反対側から、下壁21aとインバータ側支持部材15との間(L字あるいはT字の欠損部分)に枠体20aを挿入し、ストッパ部21c側にスライドさせることで、ばね支持部21に取り付けられる。
本実施の形態では、ばね支持部21に接点ばね20を取り付けると、第1接続部18と対向する位置(第1接続部18の下方)に接点ばね20が配置される構成となっている。接点ばね20を設けた位置と上下に重なる位置の支持部材15,16は、接点ばね20が押圧された際に反力を受けることになるため、支持部材15,16の変形を抑制するために、接点ばね20は、第1貫通孔8および第2貫通孔9と重ならない位置(支持部材15,16の背面が筐体5,6に支持されている位置)に設けられることが望ましい。
なお、ここでは、インバータ側支持部材15に接点ばね20を取り付ける場合を説明したが、接点ばね20は、モータ側支持部材16に取り付けられる構成となっていてもよい。
(モータ4側の部材の説明)
図6(a)はインバータ一体型モータの接続構造1においてモータ筐体6を上方から見た斜視図、図6(b)はそのモータ筐体6を省略した斜視図である。
図2,3および図6に示すように、モータ側接続端子14は、銅等の電気良導体で構成された板状のバスバ端子からなり、その基端部(図示下側の端部)がモータ側電線22を介してモータ4と電気的に接続されている。モータ側接続端子14の基端部にはボルト穴14aが形成されており、モータ側接続端子14とモータ側電線22とは、ボルト22aを用いたボルト固定により固定され電気的に接続されている。
モータ側接続端子14の先端部は、第2貫通孔9に挿通されモータ筐体6の外部に延出されている。モータ側接続端子14の先端部は、第2貫通孔9の外方にて垂直に折り曲げられており、モータ側接続端子14は略上下反転したL字状に形成されている。
折り曲げられたモータ側接続端子14の先端部は、その表面が両筐体5,6の接続方向(図2における上下方向)に対して垂直方向に延在するように構成されている。この表面が両筐体5,6の接続方向に対して垂直に形成された部分のモータ側接続端子14が第2接続部19である。
本実施の形態では、インバータ3からモータ4間に3相交流が出力されるため、3相交流に対応した3つのモータ側接続端子14、および3つのモータ側電線22が備えられることになる。
モータ側支持部材16は、絶縁体からなり、第2貫通孔9を塞ぐようにモータ筐体6に取り付けられ、モータ側接続端子14を支持するように構成されている。ここでは、3つのモータ側接続端子14で共通のモータ側支持部材16を用いているが、モータ側接続端子14のそれぞれに別体のモータ側支持部材を設けるように構成してもよい。
モータ側支持部材16は、例えば、PPA(ポリフタルアミド)等のナイロンやPPS(ポリフェニレンサルファイド)等からなる。モータ側支持部材16と3つのモータ側接続端子14とは、例えばインサート成形により一体に構成されている。モータ側支持部材16は、例えば、ボルト固定によりモータ筐体6に取り付けられており、モータ側接続端子14は、モータ側支持部材16を介してリジッドにモータ筐体6に固定されている。
モータ側接続端子14は、モータ筐体6と接触しないように、モータ筐体6から離間した状態でモータ側支持部材16に支持されている。モータ側支持部材16は、板状の本体部16aと、本体部16aから下方に突出し、第2貫通孔9内に突出するモータ側突出部16bと、を有している。モータ側突出部16bの外面と第2貫通孔9の内周面との間には、モータ筐体6内からのオイル漏れを抑制するためのモータ側シール部材23が設けられている。
モータ側支持部材16は、本体部16aから上方に突出し、第2接続部19の背面を支持する端子支持部16cをさらに有している。つまり、モータ側支持部材16は、モータ側接続端子14の第2接続部19とモータ筐体6との間に介在し、第2接続部19の背面を支持すると共に、第2接続部19とモータ筐体6間を電気的に絶縁するように構成されている。モータ側支持部材16と第2接続部19とは、第2突出部11の上端部よりも上方に突出しないように設けられている。
(インバータ3とモータ4との接続)
図2,3に示すように、インバータ筐体5の第1突出部10をモータ筐体6の第2突出部11内に収容し、インバータ筐体5とモータ筐体6とを接続すると、インバータ側接続端子13の第1接続部18の表面(下面)と、モータ側接続端子14の第2接続部19の表面(上面)とが、接点ばね20を介して接触し、両接続部18,19が電気的に接続され、インバータ側接続端子13とモータ側接続端子14とが電気的に接続される。その後、ボルト固定によりインバータ筐体5とモータ筐体6とを固定すると、インバータ一体型モータ2が得られる。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係るインバータ一体型モータの接続構造1では、インバータ3と電気的に接続されており、表面が両筐体5,6の接続方向に対して垂直となるように形成されている第1接続部18を有する板状のインバータ側接続端子13と、モータ4と電気的に接続されており、表面が両筐体5,6の接続方向に対して垂直となるように形成されている第2接続部19を有する板状のモータ側接続端子14と、を備え、両筐体5,6が接続されている状態において、両接続部18,19の表面同士が電気的に接続されており、インバータ側接続端子13とモータ側接続端子14とが電気的に接続されている。
インバータ側接続端子13とモータ側接続端子14の表面同士を突き当てて接続する構成とすることで、製造公差等により両接続端子13,14の位置が多少ずれてしまった場合であっても、確実に両接続端子13,14を電気的に接続することが可能になる。また、両筐体5,6を接続すれば両接続端子13,14の電気的な接続が行われることになるので、接続作業が容易になる。つまり、本実施の形態によれば、接続作業が容易であり、かつ、モータ4とインバータ3とを確実に電気的に接続することが可能なインバータ一体型モータの接続構造1を実現できる。
また、本実施の形態では、接点ばね20を介して両接続部18,19の表面同士を接続するように構成しているため、両筐体5,6の接続方向における接続部18,19の位置が製造公差等により多少ずれた場合であっても、確実に両接続部18,19を電気的に接続することが可能になる。
さらに、本実施の形態では、インバータ側接続端子13がインバータ筐体5にリジッドに固定され、モータ側接続端子14がモータ筐体6にリジッドに固定されており、かつ、インバータ筐体5とモータ筐体6とがボルト固定されているため、振動による接続端子13,14間の摺動を抑制し、振動による接続端子13,14の摩耗を抑制することが可能になる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]インバータ(3)が収容されているインバータ筐体(5)と、モータ(4)が収容されているモータ筐体(6)とが接続されていることで、前記インバータ(3)と前記モータ(4)とが一体化されているインバータ一体型モータの接続構造(1)であって、前記インバータ(3)と電気的に接続されており、表面が前記両筐体(5,6)の接続方向に対して垂直となるように形成されている第1接続部(18)を有する板状のインバータ側接続端子(13)と、前記インバータ筐体(5)に取り付けられており、前記インバータ側接続端子(13)を支持する絶縁体からなるインバータ側支持部材(15)と、前記モータ(4)と電気的に接続されており、表面が前記両筐体(5,6)の接続方向に対して垂直となるように形成されている第2接続部(19)を有する板状のモータ側接続端子(14)と、前記モータ筐体(6)に取り付けられており、前記モータ側接続端子(14)を支持する絶縁体からなるモータ側支持部材(16)と、を備え、前記インバータ筐体(5)と前記モータ筐体(6)とが接続されている状態において、前記両接続部(18,19)の表面同士が電気的に接続されており、前記インバータ側接続端子(13)と前記モータ側接続端子(14)とが電気的に接続されている、インバータ一体型モータの接続構造(1)。
[2]前記インバータ側支持部材(15)または前記モータ側支持部材(16)の一方に取り付けられており、前記インバータ筐体(5)と前記モータ筐体(6)とが接続されている状態において、前記第1接続部(18)の表面と前記第2接続部(19)の表面との間に介在し、両接続部(18,19)を弾性的に接触させる接点ばね(20)を備えた、[1]に記載のインバータ一体型モータの接続構造(1)。
[3]前記インバータ側接続端子(13)は、前記インバータ筐体(5)に形成されている第1貫通孔(8)に挿通されており、前記第1貫通孔(8)の外方にて折り曲げられて前記第1接続部(18)が形成されており、前記モータ側接続端子(14)は、前記モータ筐体(6)に形成されている第2貫通孔(9)に挿通されており、前記第2貫通孔(9)の外方にて折り曲げられて前記第2接続部(19)が形成されており、前記インバータ側支持部材(15)は、前記第1貫通孔(8)を塞ぐように前記インバータ筐体(5)に取り付けられており、前記モータ側支持部材(16)は、前記第2貫通孔(9)を塞ぐように前記モータ筐体(6)に取り付けられており、前記接点ばね(20)は、前記第1貫通孔(8)および前記第2貫通孔(9)と重ならない位置に設けられている、[2]に記載のインバータ一体型モータの接続構造(1)。
[4]前記インバータ(3)と前記インバータ側接続端子(13)とが、平編組線(17)を介して電気的に接続されている、[1]乃至[3]の何れか1項に記載のインバータ一体型モータの接続構造(1)。
[5]前記インバータ側接続端子(13)は、前記インバータ側支持部材(15)を介して前記インバータ筐体(5)にリジッドに固定されており、前記モータ側接続端子(14)は、前記モータ側支持部材(16)を介して前記モータ筐体(6)にリジッドに固定されており、前記インバータ筐体(5)と前記モータ筐体(6)とが、ボルト固定されている、[1]乃至[4]の何れか1項に記載のインバータ一体型モータの接続構造(1)。
[6]インバータ(3)が収容されているインバータ筐体(5)と、モータ(4)が収容されているモータ筐体(6)とを接続することで、前記インバータ(3)と前記モータ(4)とが一体化されているインバータ一体型モータ(2)であって、前記インバータ(3)と電気的に接続されており、表面が前記両筐体(5,6)の接続方向に対して垂直となるように形成されている第1接続部(18)を有する板状のインバータ側接続端子(13)と、前記インバータ筐体(5)に取り付けられており、前記インバータ側接続端子(13)を支持する絶縁体からなるインバータ側支持部材(15)と、前記モータ(4)と電気的に接続されており、表面が前記両筐体(5,6)の接続方向に対して垂直となるように形成されている第2接続部(19)を有する板状のモータ側接続端子(14)と、前記モータ筐体(6)に取り付けられており、前記モータ側接続端子(14)を支持する絶縁体からなるモータ側支持部材(16)と、を備え、前記インバータ筐体(5)と前記モータ筐体(6)とが接続されている状態において、前記両接続部(18,19)の表面同士が電気的に接続されており、前記インバータ側接続端子(13)と前記モータ側接続端子(14)とが電気的に接続されている、インバータ一体型モータ(2)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…インバータ一体型モータの接続構造
2…インバータ一体型モータ
3…インバータ
4…モータ
5…インバータ筐体
6…モータ筐体
8…第1貫通孔
9…第2貫通孔
13…インバータ側接続端子
14…モータ側接続端子
15…インバータ側支持部材
16…モータ側支持部材
18…第1接続部
19…第2接続部
20…接点ばね

Claims (6)

  1. インバータが収容されているインバータ筐体と、モータが収容されているモータ筐体とが接続されていることで、前記インバータと前記モータとが一体化されているインバータ一体型モータの接続構造であって、
    前記インバータと電気的に接続されており、表面が前記両筐体の接続方向に対して垂直となるように形成されている第1接続部を有する板状のインバータ側接続端子と、
    前記インバータ筐体に取り付けられており、前記インバータ側接続端子を支持する絶縁体からなるインバータ側支持部材と、
    前記モータと電気的に接続されており、表面が前記両筐体の接続方向に対して垂直となるように形成されている第2接続部を有する板状のモータ側接続端子と、
    前記モータ筐体に取り付けられており、前記モータ側接続端子を支持する絶縁体からなるモータ側支持部材と、を備え、
    前記インバータ筐体と前記モータ筐体とが接続されている状態において、前記両接続部の表面同士が電気的に接続されており、前記インバータ側接続端子と前記モータ側接続端子とが電気的に接続されている、
    インバータ一体型モータの接続構造。
  2. 前記インバータ側支持部材または前記モータ側支持部材の一方に取り付けられており、前記インバータ筐体と前記モータ筐体とが接続されている状態において、前記第1接続部の表面と前記第2接続部の表面との間に介在し、両接続部を弾性的に接触させる接点ばねを備えた、
    請求項1に記載のインバータ一体型モータの接続構造。
  3. 前記インバータ側接続端子は、前記インバータ筐体に形成されている第1貫通孔に挿通されており、前記第1貫通孔の外方にて折り曲げられて前記第1接続部が形成されており、
    前記モータ側接続端子は、前記モータ筐体に形成されている第2貫通孔に挿通されており、前記第2貫通孔の外方にて折り曲げられて前記第2接続部が形成されており、
    前記インバータ側支持部材は、前記第1貫通孔を塞ぐように前記インバータ筐体に取り付けられており、
    前記モータ側支持部材は、前記第2貫通孔を塞ぐように前記モータ筐体に取り付けられており、
    前記接点ばねは、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔と重ならない位置に設けられている、
    請求項2に記載のインバータ一体型モータの接続構造。
  4. 前記インバータと前記インバータ側接続端子とが、平編組線を介して電気的に接続されている、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のインバータ一体型モータの接続構造。
  5. 前記インバータ側接続端子は、前記インバータ側支持部材を介して前記インバータ筐体にリジッドに固定されており、
    前記モータ側接続端子は、前記モータ側支持部材を介して前記モータ筐体にリジッドに固定されており、
    前記インバータ筐体と前記モータ筐体とが、ボルト固定されている、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載のインバータ一体型モータの接続構造。
  6. インバータが収容されているインバータ筐体と、モータが収容されているモータ筐体とが接続されていることで、前記インバータと前記モータとが一体化されているインバータ一体型モータであって、
    前記インバータと電気的に接続されており、表面が前記両筐体の接続方向に対して垂直となるように形成されている第1接続部を有する板状のインバータ側接続端子と、
    前記インバータ筐体に取り付けられており、前記インバータ側接続端子を支持する絶縁体からなるインバータ側支持部材と、
    前記モータと電気的に接続されており、表面が前記両筐体の接続方向に対して垂直となるように形成されている第2接続部を有する板状のモータ側接続端子と、
    前記モータ筐体に取り付けられており、前記モータ側接続端子を支持する絶縁体からなるモータ側支持部材と、を備え、
    前記インバータ筐体と前記モータ筐体とが接続されている状態において、前記両接続部の表面同士が電気的に接続されており、前記インバータ側接続端子と前記モータ側接続端子とが電気的に接続されている、
    インバータ一体型モータ。
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