JP2017103691A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の積層配線基板において複数層にわたりアンテナパターンを形成するには、スルーホールを設ける必要があるため、配線基板の製造コストが高くなるという問題があった。【解決手段】導体が1層で形成されるアンテナパターンを有するフレキシブル基板と、入出力信号を前記アンテナパターンを介して通信する電気部品と、基板間を電気的に接続するコネクタと、を有するアンテナ装置において、前記アンテナパターンには第1の接続部と第2の接続部が設けられており、前記第1の接続部では前記アンテナパターンと前記電気部品の端子および前記コネクタの端子が半田づけされ、前記第2の接続部では前記フレキシブル基板が前記コネクタに挿入され且つ前記コネクタの端子と電気的に接続されることでループアンテナになるよう構成したことを特徴とする。【選択図】図1(a)
Description
本発明は、アンテナコイルを備えた回路基板及び回路モジュールに関する。
従来、複数の配線基板を積層してなる積層配線基板では、基板を貫通するスルーホールを設け、このスルーホールを介して異なる層の配線同士を接続している(特許文献1参照)。
また、RFID(Radio Frequency Identification)と称される非接触型データ受送信体(非接触型ICカードなど)は、ICチップを搭載した基板にアンテナをパターン形成して作製される(特許文献4参照)。このような非接触型データ受送信体では、例えば、ポリイミドなどをベース基材としたフレキシブル基板において、通信のためにアンテナパターンを複数巻き回してループ状あるいはスパイラル状に形成するのが一般的である。アンテナパターンの形成においては、パターン上に設けられたスルーホールを経由して、複数の配線層にわたりループ形状を形成することにより巻き数を確保することが知られている(特許文献2参照)。
一方、このような非接触型データ受送信体を金属筐体に近接させた状態で使用したときに、アンテナパターンで発生した磁束の一部が金属筐体の内部に吸収されることによってこの金属筐体に渦電流が発生する。この渦電流の発生に起因して金属筐体に逆向きの磁束が発生し、非接触型データ受送信体のアンテナパターンに到達する磁束は減少する。その結果、非接触型データ受送信体に対して十分な電力を供給することができなくなったり、通信距離が短くなったりするという問題が発生する。その対策として、アンテナパターンが形成されている基板の金属筐体側となる面に磁性体を配設することにより金属筐体による影響を軽減させることが知られている(特許文献3参照)。
しかしながら、従来の積層配線基板において複数層にわたりアンテナパターンを形成するには、スルーホールを設ける必要があるため、配線基板の製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、スルーホールを介することなく巻き数を確保できるアンテナパターンを実現可能とする非接触型データ受送信体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るアンテナ装置は、
導体が1層で形成されるアンテナパターンを有するフレキシブル基板と、
入出力信号を前記アンテナパターンを介して通信する電気部品と、
基板間を電気的に接続するコネクタと、
を有するアンテナ装置において、
前記アンテナパターンには第1の接続部と第2の接続部が設けられており、
前記第1の接続部では前記アンテナパターンと前記電気部品の端子および前記コネクタの端子が半田づけされ、
前記第2の接続部では前記フレキシブル基板が前記コネクタに挿入され且つ前記コネクタの端子と電気的に接続されることでループアンテナになるよう構成したことを特徴とする。
導体が1層で形成されるアンテナパターンを有するフレキシブル基板と、
入出力信号を前記アンテナパターンを介して通信する電気部品と、
基板間を電気的に接続するコネクタと、
を有するアンテナ装置において、
前記アンテナパターンには第1の接続部と第2の接続部が設けられており、
前記第1の接続部では前記アンテナパターンと前記電気部品の端子および前記コネクタの端子が半田づけされ、
前記第2の接続部では前記フレキシブル基板が前記コネクタに挿入され且つ前記コネクタの端子と電気的に接続されることでループアンテナになるよう構成したことを特徴とする。
本発明によれば、複数の領域に形成したアンテナパターンを半田付け等の特別な作業をすることなく簡単に接続することができる。これにより、アンテナパターンの巻き数を維持しつつ製造コストを抑えた非接触型データ受送信体を得ることができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)は本発明の第1の実施形態であるアンテナ装置の外観図である。
アンテナ装置1はフレキシブル基板10にコネクタ20と信号処理部30が実装されている。フレキシブル10は屈曲部11dで3回屈曲していて、コネクタ20のFPC挿入部20bに挿入されている(第2の接続部)。第1の領域11がループアンテナ部として機能する。
図1(b)は図1(a)のフレキシブル基板10を屈曲部11dで展開した状態の斜視図である。
フレキシブル基板10を屈曲部11dで展開した状態ではフレキシブル基板10は略長方形状になる。
図1(c)はアンテナパターンが形成されているフレキシブル基板10の配線図である。
フレキシブル基板10の第1の領域11にはアンテナパターン11aが形成されており、一端はアンテナパターン11aからの入出力信号を処理する信号処理部30およびコネクタ20に半田で電気的に結線されている(第1の接続部)。アンテナパターン11aの他端はコネクタFPC挿入部20bに挿入して電気的に接続できるよう、コネクタ接続配線部11bを形成している。
コネクタ20はコネクタ接続配線部11bと信号処理部30の間に略一直線上に配置されている。また信号処理部30はコネクタ20の近傍に配置し、配線長が短くなるよう配慮している。これはアンテナ部とコネクタ間でノイズの発生を防ぐためである。信号処理部30とコネクタ20の間にはコンデンサが配置されていてノイズ減衰効果がある。
ところで、11c1〜11c5はコネクタ接続配線部端子番号、20c1〜20c5はコネクタ端子番号、30c1〜30c2は信号処理部端子番号である。アンテナパターン11aは図1(a)の状態の際には30c1から11c1へ、11c1から20c1へ、20c1から11c2へ、11c2から20c2へ、20c2から11c3へ、11c3から20c3へ、20c3から11c4へ、11c4から20c4へ、20c4から11c5へ、11c5から20c5へ、そして20c5から30c2へ順番に結線され、1本のループアンテナになるよう接続される。
上記構成をとることにより1層の導体配線部で構成されたフレキシブル基板においてもループアンテナを構成することができる。
また図1(d)は図1(a)のアンテナ装置1に磁性シートを貼り付けた状態の図である。
磁性シート70はアンテナ装置1´の近傍に金属部品が配置された際の通信距離の低減を抑える効果がある。
図1(e)は図1(d)のアンテナ装置1´の磁性シート70を分解した斜視図である。
磁性シート70は磁性シート屈曲部70dで屈曲している。さらに4箇所の磁性シート内側面部に両面テープ72が配置されており屈曲部11dが固定され、アンテナ装置1´は図1(d)に示すように略箱状のユニットとすることができる。
図2(a)は本発明の第2の実施形態であるアンテナ装置の外観図である。
アンテナ装置2はフレキシブル基板100にコネクタ200と信号処理部300が実装されている。フレキシブル100は屈曲部101dで2回屈曲していて、コネクタ200のFPC挿入部200bに挿入されている(第2の接続部)。第1の領域101がループアンテナ部として機能する。
図2(b)は図2(a)のアンテナ装置2のフレキシブル基板100と磁性シート700を分解した状態の斜視図である。
磁性シート700は磁性シート部701と両面テープ部702で構成される。フレキシブル基板100を屈曲部101dで屈曲し、且つFPC挿入部200bに挿入したのち、磁性シート700を貼り付ける構成とすることにより、屈曲部101dが固定され、アンテナ装置2は略シート状のユニットとすることができる。
図2(c)はアンテナパターンが形成されているフレキシブル基板100の配線図である。
フレキシブル基板100の第1の領域101にはアンテナパターン101aが形成されており、一端はアンテナパターン101aからの入出力信号を処理する信号処理部300およびコネクタ200に半田で電気的に結線されている(第1の接続部)。アンテナパターン101aの他端はコネクタFPC挿入部200bに挿入して電気的に接続できるよう、コネクタ接続配線部101bを形成している。
コネクタ200はコネクタ接続配線部101bと信号処理部300の間に配置されている。また信号処理部300はコネクタ200の近傍に配置し、配線長が短くなるよう配慮している。これはアンテナ部とコネクタ間でノイズの発生を防ぐためである。信号処理部300とコネクタ200の間にはコンデンサが配置されていてノイズ減衰効果がある。
ところで、101c1〜101c5はコネクタ接続配線部端子番号、200c1〜200c5はコネクタ端子番号、300c1〜300c2は信号処理部端子番号である。アンテナパターン101aは図1(a)の状態の際には300c1から101c1へ、101c1から200c1へ、200c1から101c2へ、101c2から200c2へ、200c2から101c3へ、101c3から200c3へ、200c3から101c4へ、101c4から200c4へ、200c4から101c5へ、101c5から200c5へ、そして200c5から300c2へ順番に結線され、1本のループアンテナになるよう接続される。
上記構成をとることにより1層の導体配線部で構成されたフレキシブル基板においてもループアンテナを構成することができる。
図3(a)は本発明の実施形態のアンテナ装置が組み込まれたデジタルカメラの斜視図である。
デジタルカメラ本体6は、正面に沈胴式のレンズ鏡筒601を備え、上面部には、デジタルカメラ6の電源をON/OFFするための電源ボタン602と撮影開始を指示するためのレリーズボタン603といった操作部材が設けられている。デジタルカメラ6を正面から見てレンズ鏡筒601の右側の側面には、アンテナ装置1が配置される。アンテナ装置1の外側には非導電性の樹脂材で形成されたサイドカバー604が組み付けられる。これにより、アンテナ装置1はサイドカバー604を介して外部機器との無線通信が可能になる。また本構成はアンテナ装置2を使用することも可能である。さらにアンテナ装置1、2は単独でも使用可能ではあるが図示しないデジタルカメラ制御基板と接続してアンテナ装置1,2の動作を制御してもよい。
図3(b)は本発明の実施形態のアンテナ装置が組み込まれたデジタルカメラの背面斜視図である。
デジタルカメラ本体6は、背面に液晶パネル605を備えている。アンテナ装置1の第1の領域11(ループアンテナ部)が液晶パネル605を囲むように配置される。アンテナ装置1の外側には非導電性の樹脂材で形成されたリアカバー606が組み付けられる。これにより、アンテナ装置1はリアカバー606を介して外部機器との無線通信が可能になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10,100 フレキシブル基板、20,200 コネクタ、
30,300 信号処理部、11a,101a アンテナパターン、
11b,101b コネクタ接続配線部、
11c1〜11c5 コネクタ接続配線部端子番号、11d,101d 屈曲部、
20c1〜20c5 コネクタ端子番号、30c1〜30c2 信号処理部端子番号、
11,101 第1の領域、70,700 磁性体シート、
1,1´,2 アンテナ装置、6 デジタルカメラ本体、601 レンズ鏡筒、
602 電源ボタン、603 レリーズボタン、604 サイドカバー、
605 液晶パネル(表示部)、606 リアカバー
30,300 信号処理部、11a,101a アンテナパターン、
11b,101b コネクタ接続配線部、
11c1〜11c5 コネクタ接続配線部端子番号、11d,101d 屈曲部、
20c1〜20c5 コネクタ端子番号、30c1〜30c2 信号処理部端子番号、
11,101 第1の領域、70,700 磁性体シート、
1,1´,2 アンテナ装置、6 デジタルカメラ本体、601 レンズ鏡筒、
602 電源ボタン、603 レリーズボタン、604 サイドカバー、
605 液晶パネル(表示部)、606 リアカバー
Claims (6)
- 導体が1層で形成されるアンテナパターン(11a、101a)を有するフレキシブル基板(10、100)と、入出力信号を前記アンテナパターン(11a、101a)を介して通信する電気部品(30、300)と、基板間を電気的に接続するコネクタ(20、200)と、を有するアンテナ装置(1、2)において、
前記アンテナパターン(11a、101a)には第1の接続部と第2の接続部が設けられており、前記第1の接続部では前記アンテナパターンと前記電気部品端子(30c1〜30c2)および前記コネクタ端子(20c1〜20c5)が半田づけされ、
前記第2の接続部では前記フレキシブル基板(10、100)が前記コネクタ(20、200)に挿入され且つ前記コネクタ端子(20c1〜20c5)と電気的に接続されることで、ループアンテナになるよう構成したことを特徴とするアンテナ装置(1、2)。 - 前記アンテナパターン(11a、101a)は複数並行し、且つそれぞれの前記アンテナパターン(11a、101a)間は電気的に未接続な状態で形成され、前記第2の接続部で前記フレキシブル基板(10、100)が前記コネクタ端子(20c1〜20c5)に接触して、電気的に接続されることにより、複数の前記アンテナパターン(11a、101a)が結線された1本のループアンテナになるよう形成したことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置(1、2)。
- 前記フレキシブル基板(10、100)を屈曲させた後に磁性シート(700)を貼り付けて屈曲部(11d、101d)を固定した事を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置(1、1´2)。
- 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のアンテナ装置(1、1´、2)を備えることを特徴とする電子機器(6)。
- アンテナ装置(1、1´、2)を電子機器(6)の側面部に備えることを特徴とする請求項4に記載の電子機器(6)。
- アンテナ装置(1)を電子機器(6)の表示部(605)を囲むよう、前記アンテナパターン部(11a)を備えることを特徴とする請求項4に記載の電子機器(6)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015237053A JP2017103691A (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015237053A JP2017103691A (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | アンテナ装置 |
Publications (1)
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JP2017103691A true JP2017103691A (ja) | 2017-06-08 |
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ID=59015746
Family Applications (1)
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JP2015237053A Pending JP2017103691A (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | アンテナ装置 |
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JP (1) | JP2017103691A (ja) |
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2015
- 2015-12-04 JP JP2015237053A patent/JP2017103691A/ja active Pending
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