JP2017102776A - データ通信システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本実施形態に係るデータ通信システムは、デバイスがUSBを用いて接続されるゲートウェイ装置と管理サーバとを含む。前記ゲートウェイ装置は、前記デバイスおよび自装置の少なくともどちらか一方に関する接続元情報を管理サーバに送信する送信手段を含む。前記管理サーバは、前記デバイスの接続先の候補となる候補サーバに関するサーバ情報を格納する格納手段と、前記接続元情報に基づいて、前記候補サーバの中から前記デバイスの接続先となる接続先サーバを選択する選択手段と、前記接続先サーバに関する接続先サーバ情報を前記ゲートウェイ装置に送信する送信手段とを含む。前記ゲートウェイ装置の前記送信手段は、前記接続先サーバ情報に基づいて、USB/IP接続を行うための接続開始要求を前記接続先サーバに送信する。
【選択図】図1
Description
GW側からコネクションを張る場合は、各GWにUSB/IP接続先情報を個別に設定しなければならないという問題がある。
(第1の実施形態)
第1の実施形態におけるデータ通信システムについて図1の概略図を参照して説明する。
図1に示すデータ通信システム100は、USBデバイス110、ゲートウェイ(GW)装置120、管理サーバ130および接続先サーバ140を含む。
USBデバイス110とゲートウェイ装置120との間は、USBを用いて(シリアルバスで)接続される。ゲートウェイ装置120、管理サーバ130および接続先サーバ140の間は、IPネットワークで接続される。
ゲートウェイ装置120は、管理サーバ130にUSB/IP通信をするための接続(USB/IP接続ともいう)に関する問い合わせを行う。管理サーバ130は、接続先サーバ140の情報をゲートウェイ装置120に送信する。ゲートウェイ装置120は、接続先サーバ140の情報に基づいて、接続先サーバ140とUSB/IP接続を行い、USB/IP接続確立後、USB/IP通信を行う。なお、USB/IP通信の方式については、一般的な手法を用いればよいため、ここでの具体的な説明は省略する。
第1の実施形態に係るゲートウェイ装置120は、USBハードウェア部201、格納部202、送受信部204およびUSB仮想化部203を含む。
USBハードウェア部201は、接続されるUSBデバイス110からデバイス識別子を取得する。デバイス識別子は、デバイスに関する情報であり、例えば、ベンダーの情報を示すベンダーID、製品種別を示すプロダクトID、同一製品を識別するためのシリアル番号を含む。なお、これに限らず、USBデバイス110を識別することができる情報をさらに含んでもよい。
第1の実施形態に係る管理サーバ130は、格納部301、送受信部302および選択部303を含む。
送受信部302は、ゲートウェイ装置120から接続元情報を受け取る。また、送受信部302は、選択部303から選択された接続先サーバ140に関する接続先サーバ情報を受け取ってゲートウェイ装置120に送信する。
第1の実施形態に係る接続先サーバ140は、格納部401、送受信部402、認証部403およびUSB仮想化部404を含む。
送受信部402は、ゲートウェイ装置120から接続開始の要求である接続開始要求を受信する。送受信部402は、後述する接続要求をゲートウェイ装置120に送信する。
USB仮想化部404は、認証部403から認証結果を受け取り、USB/IP接続に関する処理と、USB/IP接続確立後のUSB/IP通信に関する処理とを行う。具体的には、ゲートウェイ装置120に接続を要求する接続要求を生成する。
USBデバイス110、ゲートウェイ装置120、管理サーバ130および接続先サーバ140のそれぞれでの処理が時系列で示される。
具体的には、USBデバイス110では、デバイス識別子が設定される。ゲートウェイ装置120では、管理サーバ情報およびGW識別子が格納部202に格納される。管理サーバ130では、GW識別子、デバイス識別子および接続先サーバ情報が格納部301に格納される。接続先サーバ140では、GW識別子およびデバイス識別子が格納部401に格納される。
ステップS503では、ゲートウェイ装置120のUSB仮想化部203が、USB/IP接続用のプロセスを立ち上げ、ゲートウェイ装置120が、USBデバイス110からデバイス識別子を取得する。
ステップS505では、管理サーバ130の選択部303が、ゲートウェイ装置120から受信した接続先情報要求に基づいて、接続先サーバ140を選択する。接続先サーバ140の選択方法としては、例えば、GW識別子およびデバイス識別子の少なくともいずれか一方と、接続させる接続先サーバ情報とを対応付けたテーブルを用意しておき、テーブルを参照して接続元情報に対応する接続先サーバを選択すればよい。
ステップS506では、管理サーバ130が、接続先サーバ情報をゲートウェイ装置120に送信する。ここでは、IPアドレスを送信する場合を想定する。
ステップS510では、ゲートウェイ装置120が、接続要求を接続先サーバ140から受け取り、接続要求に対する応答である接続応答を接続先サーバ140に送信する。接続先サーバ140が接続応答を受信することで、USBデバイス110と接続先サーバ140とのゲートウェイ装置120を介したUSB/IP接続が確立する。
第2の実施形態では、管理サーバの代わりに中継サーバを含み、中継サーバによりUSB/IP接続の接続先サーバを決定しつつ、USB/IP通信を中継する点が第1の実施形態と異なる。
図6に示すデータ通信システム600は、USBデバイス110、ゲートウェイ装置120、接続先サーバ140および中継サーバ601を含む。
データ通信システム600に含まれるUSBデバイス110、ゲートウェイ装置120および接続先サーバ140は、第1の実施形態とほぼ同様である。
ステップS501からステップS503まで、ステップS505およびステップS508の動作については、図5に示す動作と同様であるので説明を省略する。
ステップS702では、中継サーバ601が、ゲートウェイ装置120から受信した接続開始要求に基づいて、USBデバイス110に関する認証処理を行う。ここでは、認証処理が成功したと想定する。
ステップS704では、ゲートウェイ装置120が、接続要求に対する接続応答を中継サーバ601に送信する。以上の処理により、ゲートウェイ装置120と中継サーバ601との間でUSB/IP接続が確立される。
ステップS706では、接続先サーバ140が、接続要求を中継サーバ601に送信する。
ステップS708では、ゲートウェイ装置120と中継サーバ601との間、および、中継サーバ601と接続先サーバ140との間でUSB/IP通信が行われる。
接続先サーバでは、USBデバイス(ゲートウェイ装置)が接続されることを想定して、対象のUSBデバイス用にリソースを空けて常に起動していることもありうるが、実際にUSBデバイスが接続されなかったり、実際にユーザによるサービスの利用が開始していなかったりすると、無駄なリソース消費および電力消費となり得る。
そこで、第3の実施形態では、管理サーバまたは中継サーバからの指示に応じて、接続先サーバが構成される点が上述の実施形態と異なる。このようにすることで、接続先サーバが常に起動している必要がなくなり、リソースおよび電力の浪費を抑制することができる。
図8の例では、管理サーバ130からのユーザのサービス加入、つまりサービスオーダーの投入(SO投入)をトリガとして、接続先サーバ140を構成する場合を想定する。なお、以降、図8から図10において管理サーバ130を例に説明するが、中継サーバ601でも同様の処理を行うことができる。
ステップS802では、管理サーバ130にサービス加入の通知(SO投入)が設定される。サービス加入の設定は、例えば、ユーザが管理サーバ130にサービス加入に関する情報を入力したときに設定されてもよいし、管理サーバ130が、外部にあるSO投入に関する情報が格納されるデータベースにアクセスして情報を取得した場合に設定されてもよい。
ステップS804では、接続先サーバ140が、サーバ設定命令を受信した場合に管理サーバ130から受信したGW識別子およびデバイス識別子を自身の格納部401に設定する。これによって、接続先サーバ140はサーバ構成を完了する。
ステップS806では、管理サーバ130が、起動完了通知に基づいて、サーバ構成が完了したことを登録する。
その後、ステップS502以降の処理を図5と同様に行えばよい。
図9は、接続の問い合わせがある、すなわちゲートウェイ装置120から接続元情報が管理サーバ130(または中継サーバ)に送信される場合をトリガとする。ステップS801、ステップS502からステップS505までの処理は図5および図8と同様である。
ステップS804以降の処理は、図8と同様に行えばよい。
ステップS502からステップS504までの処理は、図5と同様である。
ステップS1001では、管理サーバ130が、接続可能な接続先サーバ140が存在しないことを示す接続拒絶を含む接続先サーバ情報をゲートウェイ装置120に送信する。
ステップS1002では、USB/IP接続が行われない代わりに、ゲートウェイ装置120がデバイスドライバを起動し、ゲートウェイ装置120とUSBデバイス110とを接続する。
このようにすることで、ゲートウェイ装置120においてUSBデバイス110を利用できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
110・・・USBデバイス
120・・・ゲートウェイ(GW)装置
130・・・管理サーバ
140・・・接続先サーバ
201・・・USBハードウェア部
202,301,401・・・格納部
203,404・・・USB仮想化部
204,302,402・・・送受信部
303・・・選択部
403・・・認証部
601・・・中継サーバ。
Claims (7)
- デバイスがUSBを用いて接続されるゲートウェイ装置と、管理サーバとを具備するデータ通信システムであって、
前記ゲートウェイ装置は、
前記デバイスおよび自装置の少なくともどちらか一方に関する接続元情報を管理サーバに送信する送信手段を具備し、
前記管理サーバは、
前記デバイスの接続先の候補となる候補サーバに関するサーバ情報を格納する格納手段と、
前記接続元情報に基づいて、前記候補サーバの中から前記デバイスの接続先となる接続先サーバを選択する選択手段と、
前記接続先サーバに関する接続先サーバ情報を前記ゲートウェイ装置に送信する送信手段と、を具備し、
前記ゲートウェイ装置の前記送信手段は、前記接続先サーバ情報に基づいて、USB/IP接続を行うための接続開始要求を前記接続先サーバに送信するデータ通信システム。 - 前記接続元情報に基づいて、前記デバイスが接続可能かどうかを認証する認証手段と、
前記デバイスが接続可能である場合、前記ゲートウェイ装置とUSB/IP接続を行う仮想化手段と、を具備する前記接続先サーバをさらに具備する請求項1に記載のデータ通信システム。 - デバイスがUSBを用いて接続されるゲートウェイ装置と、中継サーバと、前記デバイスの接続先となる接続先サーバとを具備するデータ通信システムであって、
前記ゲートウェイ装置は、
前記デバイスおよび自装置の少なくともどちらか一方に関する接続元情報を含む接続開始要求を前記中継サーバに送信する送信手段を具備し、
前記中継サーバは、
前記デバイスの接続先の候補となる候補サーバに関するサーバ情報を格納する格納手段と、
前記接続元情報に基づいて、前記候補サーバの中から前記デバイスの接続先となる接続先サーバを選択する選択手段と、
前記接続元情報に基づいて、前記デバイスが接続可能かどうかを認証する認証手段と、
前記デバイスが接続可能である場合、前記ゲートウェイ装置とUSB/IP接続を行う仮想化手段と、
前記接続先サーバに前記USB/IP接続開始要求を送信する送信手段と、を具備し、
前記接続先サーバは、
前記接続元情報に基づいて、前記デバイスが接続可能かどうかを認証する認証手段と、
前記デバイスが接続可能である場合、前記中継サーバとUSB/IP接続を行う仮想化手段と、を具備するデータ通信システム。 - 前記接続先サーバは、サービスオーダーが投入される場合または前記ゲートウェイ装置からの前記接続元情報が送信される場合に、USB/IP接続のためのサーバ構成が設定される請求項2または請求項3に記載のデータ通信システム。
- 前記接続元情報は、前記ゲートウェイ装置に関するゲートウェイ識別子、および前記デバイスに関するデバイス識別子を含み、
前記接続先サーバの前記認証手段は、前記ゲートウェイ識別子および前記デバイス識別子の少なくともいずれか1つに基づいて認証する請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のデータ通信システム。 - デバイスがUSBを用いて接続されるゲートウェイ装置と、管理サーバとを具備するデータ通信システムで用いるデータ通信方法であって、
前記ゲートウェイ装置は、
送信手段が、前記デバイスおよび自装置の少なくともどちらか一方に関する接続元情報を管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、
格納手段が、前記デバイスの接続先の候補となる候補サーバに関するサーバ情報を格納し、
選択手段が、前記接続元情報に基づいて、前記候補サーバの中から前記デバイスの接続先となる接続先サーバを選択し、
送信手段が、前記接続先サーバに関する接続先サーバ情報を前記ゲートウェイ装置に送信し、
前記ゲートウェイ装置の前記送信手段は、前記接続先サーバ情報に基づいて、USB/IP接続を行うための接続開始要求を前記接続先サーバに送信するデータ通信方法。 - デバイスがUSBを用いて接続されるゲートウェイ装置と、中継サーバと、前記デバイスの接続先となる接続先サーバとを具備するデータ通信システムで用いるデータ通信方法であって、
前記ゲートウェイ装置は、
送信手段が、前記デバイスおよび自装置の少なくともどちらか一方に関する接続元情報を含む接続開始要求を前記中継サーバに送信し、
前記中継サーバは、
格納手段が、前記デバイスの接続先の候補となる候補サーバに関するサーバ情報を格納し、
選択手段が、前記接続元情報に基づいて、前記候補サーバの中から前記デバイスの接続先となる接続先サーバを選択し、
認証手段が、前記接続元情報に基づいて、前記デバイスが接続可能かどうかを認証し、
仮想化手段が、前記デバイスが接続可能である場合、前記ゲートウェイ装置とUSB/IP接続を行い、
送信手段が、前記接続先サーバに前記USB/IP接続開始要求を送信し、
前記接続先サーバは、
認証手段が、前記接続元情報に基づいて、前記デバイスが接続可能かどうかを認証し、
仮想化手段が、前記デバイスが接続可能である場合、前記中継サーバとUSB/IP接続を行うデータ通信方法。
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