JP2017102700A - 情報取得装置、情報取得システム、自律移動装置、自律移動装置システム及び移動体の位置情報取得方法 - Google Patents
情報取得装置、情報取得システム、自律移動装置、自律移動装置システム及び移動体の位置情報取得方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
このような自律移動装置として、特許文献1には、移動領域内における位置が予め地図情報上に入力された標識を距離センサで検出し、標識までの方位と距離から求まる相対的な自己位置に基づいて、移動領域内における自己位置を推定する構成が記載されている。
図2は、実施形態の自律移動装置である自走ロボット1の説明図であり、図2(a)は、自走ロボット1の上面図、図2(b)は自走ロボット1の右側面図である。自律移動装置としては、車両の上に物を積載し、指定された場所まで無人で物を配送するタイプや、台車などを牽引するタイプなどがある。本実施形態の自走ロボット1は、何れのタイプの自律移動装置においても適用することが可能である。図2中の右側が自走ロボット1の前方である。
図2及び図3に示すように、自走ロボット1は、車両本体2、駆動輪3、補助輪4、駆動モータ17、測域センサ5、駆動輪3の回転数を検出するためのエンコーダ9及び自律走行制御を行う制御部10を備える。
測域センサ5は、照射方向を連続的に変化させてレーザー光Lを照射し、その扇型状の検出領域内の物体からの反射光を受光することで、その物体までの距離と方向とを測定することができる。また、測域センサ5、走査範囲の中央となる正面方向が、自走ロボット1の直進時の進行方向と一致するように自走ロボット1に配置されている。
自律走行制御では、予め記憶部11に記憶している地図情報と、オドメトリ(エンコーダ9の回転数から移動距離を算出)による推定される移動距離と、測域センサ5にて検出された距離情報と、をマッチングさせることによって、自己位置の推定を行う。
図4(a)に示すように、自走ロボットシステム100における移動領域内の壁40や柱30に複数の光学式マークM(M1〜M4)が配置されている。
本実施形態に適用可能な光学式マークMの一つ目の実施例(以下、「実施例1」という)について説明する。
図6は、実施例1の光学式マークMの構成例の説明図である。図6(a)は、光学式マークMに使用する黒色の濃度が異なる線状マークNの濃度の種類と、各濃度に割り当てられたコード番号との関係を示す説明図である。図6(b)は、光学式マークMの一つ目の例と、それをコード化した数字の説明図であり、図6(c)は、光学式マークMの二つ目の例と、それをコード化した数字の説明図である。
図3に示すデータ処理部14には、各濃度の線状マークNに対応した反射光の受光強度に対してコード番号が記憶されており、測域センサ5の受光強度に応じて、コード番号を出力する。例えば、測域センサ5からが照射したレーザー光Lが図6(a)中の「3」のコード番号が割り当てられた濃度の線状マークNで反射し、その反射光を測域センサ5が受光した場合、その受光強度に基づいてデータ処理部14は「3」というコード番号を出力する。
A4の用紙幅(297[mm])÷9本分(線状マークが7本+両脇の余白が2本)
=33[mm] ・・・・・(1)
tan(0.25[°])×5000[mm]≒21[mm] ・・・・・(2)
また、光学式マークMにおける線状マークNの濃度が同じであっても、光学式マークMを設ける媒体の材質によって測域センサ5で取得する反射光の受光強度は異なる場合がある。この場合、光学式マークMを設ける媒体に使用する材質の種類の数だけ補正値を事前に求めておくことで、線状マークNのそれぞれの濃度を適切に認識することが可能となる。
データ処理部14は、測域センサ5から出力される距離情報と受光強度情報とに基づいて、取得情報内の光学式マークMを示す情報を抽出し、情報を抽出した光学式マークMに対する自走ロボット1の相対位置の算出と、光学式マークMのIDを検出する。
記憶手段である記憶部11には、移動領域内に設置された全ての光学式マークMのIDと、個々のIDに対応した全ての光学式マークMの位置データ(緯度、経度等)とがテーブル化して記憶されている。
自己位置推定部12は、記憶部11から得られる検出した光学式マークMの絶対位置と、データ処理部14から得られる光学式マークMに対する自走ロボット1の相対位置とにより、自走ロボット1の絶対位置を算出する。これにより、オドメトリによる移動距離と、測域センサ5による距離情報と、をマッチングさせることで推定された自己位置にずれが生じて自己位置を見失った場合でも、光学式マークMを見つけることで自己位置を認識することが可能となる。
図1は、第一光学式マークM1の手前に到達した自走ロボット1の測域センサ5からレーザー光Lを照射した状態を模式的に示す斜視図である。図7は、図1の状態で、測域センサ5によって得られる距離情報と、反射光の受光強度情報(以下、「反射強度情報」という)とを模式的に示した説明図である。
自走ロボット1の制御部10が備えるデータ処理部14は、測域センサ5によって取得した反射強度情報から正面に光学式マークMが存在することを認識し、さらに、反射強度情報から第一光学式マークM1の識別番号を認識する。そして、データ処理部14で認識した識別番号に基づいて自己位置推定部12が識別番号に対応する光学式マークMの移動領域内における絶対位置の位置データを記憶部11から読み出す。測域センサ5によって測定された距離情報から算出される第一光学式マークM1との相対位置と、記憶部11から読み出された第一光学式マークM1の絶対位置とに基づいて、自走ロボット1の現在位置を算出することが可能となる。
まず、測域センサ5で周囲の距離情報と反射強度情報とを取り込む(S1)。次に、周囲に光学式マークMが存在するか否かを判定する(S2)。ここで、周囲に光学式マークMが存在しないと判定された場合(「S2」で「No」)は、「S1」に戻る。周囲に光学式マークMが存在すると判定された場合(「S2」で「Yes」)は、「S3」に進む。ここでは、反射強度情報に基づいて検出した光学式マークMの線状マークNを解析し、識別番号を認識する(S3)。そして、検出した光学式マークMの位置情報を記憶部11から読み出す。さらに、反射強度情報より認識された光学式マークMの自走ロボット1に対する角度に対応する距離を距離情報より読み込み、この距離情報と光学式マークMの位置情報とに基づいて自走ロボット1の現在位置を算出する。
図9は、光学式マークMを構成する複数本の線状マークを黒と白との二値で作成し、距離による測域センサ5の分解能の変化を示した説明図である。図9(a)は、光学式マークMと測域センサ5とが近い状態を示し、図9(b)は、光学式マークMと測域センサ5とが離れた状態を示している。
しかし、図9(b)に示すように、光学式マークMに対して測域センサ5が遠くに位置していると、図9(a)に比べて光学式マークMに照射することができるレーザー光Lの数が少なくなり、分解能が低くなる。このため、線状マークの間隔を狭めると、一部の線状マークにレーザー光Lが照射されずに検出されなかったり、照射されるレーザー光の数が少なく幅の情報が取得できなかったりするおそれがある。
よって、線状マークの幅を変調するよりも本実施形態のように線状マークの色の濃度を変調してコード化する方が、標識の単位面積あたりで表示できるID数を多く確保できる。これにより、識別可能な光学式マークMの数を増やすことができる。
本実施形態に適用可能な光学式マークMの二つ目の実施例(以下、「実施例2」という)について説明する。
図10は、実施例2の光学式マークMの説明図である。
これに対して、図10(a)や図10(b)に示すように、実施例1の光学式マークMの片方の端部あるいは両端に、所定の濃度の線状マークNである基準線状マークN0が設置された構成とすることで、光学式マークMの検出を行う。
図10(c)に示す線状マークNの濃度が変化しない光学式マークMであっても、図10(d)に示すように、端部に基準線状マークN0を設置することで、基準線状マークN0に対応した反射強度情報を検出し、光学式マークMが存在することの検出が可能となる。
本実施形態に適用可能な光学式マークMの三つ目の実施例(以下、「実施例3」という)について説明する。
図11は、実施例3の光学式マークMの説明図であり、図11(a)の光学式マークMと図11(b)の光学式マークMとのはIDが異なる。
実施例3では、光学式マークMの検出を確実に行うため、所定の濃度変化をする線状マークNの組み合わせ(光学式マーク検出部Ma)を実施例1の光学式マークM(光学式マーク識別部Mb)の所定の位置(図11では左側)に配置している。
本実施形態に適用可能な光学式マークMの四つ目の実施例(以下、「実施例4」という)について説明する。
図12は、実施例4の光学式マークMの説明図である。図12(a)は、図6(a)と同様に、線状マークNの濃度の種類と、各濃度に割り当てられたコード番号との関係を示す説明図である。図12(b)は、IDにおいて同じコード番号が連続する場合を実施例1の光学式マークMで示した説明図である。図12(c)は、IDにおいて同じコード番号が連続する場合を実施例4の光学式マークMで示す説明図である。
図12(b)の下図に示すように、光学式マークMに対して「2211443」のように、同じコード番号が連続するIDを付与しようとした場合、実施例1の光学式マークMでは図12(b)の上図に示すようになる。図12(b)上図の第一線状マークN1と第二線状マークN2とは、隣り合う線状マークN同士が同じ濃度となっているため、隣り合う線状マークNの区別が付かない状態となっている。第三線状マークN3と第四線状マークN4との組み合わせ、第五線状マークN5と第六線状マークN6との組み合わせも同様である。
表1に示すマトリクスは、縦軸が隣接する二つの線状マークNの左側の線状マークNに振り分けられたコード番号であり、横軸が隣接する二つの線状マークNの右側の線状マークNに振り分けられたコード番号である。
同様にして、第二線状マークN2と第三線状マークN3とから求められるIDを示すコード番号は「4」であり、第三線状マークN3と第四線状マークN4とから求められるIDを示すコード番号は「1」である。そして、図12(c)に示す実施例4の光学式マークMからは、「441133」というIDを取得することができる。
本実施形態に適用可能な光学式マークMの五つ目の実施例(以下、「実施例5」という)について説明する。
図13は、実施例5の光学式マークMの説明図である。図13(a)は、図6(a)と同様に、線状マークNの濃度の種類と、各濃度に割り当てられたコード番号との関係を示す説明図である。図13(b)は、実施例5の光学式マークMの一例を示す説明図である。
このように、実施例5の光学式マークMは、隣接する線状マークN同士が同じ濃度とならず、さらに、濃淡を繰り返す特徴的な濃度変調の配列を備える。このため、この特徴的な濃度変調の配列を検出することで光学式マークMが存在することの検出が可能となる。
表2に示すマトリクスは、縦軸が隣接する二つの線状マークNの左側の線状マークNに振り分けられたコード番号であり、横軸が隣接する二つの線状マークNの右側の線状マークNに振り分けられたコード番号である。
同様にして、第二線状マークN2と第三線状マークN3とから求められるIDを示すコード番号は「4」であり、第三線状マークN3と第四線状マークN4とから求められるIDを示すコード番号は「2」である。そして、図13(b)に示す実施例5の光学式マークMからは、「342123」というIDを取得することができる。
実施例5の光学式マークMでは、左側から順に線状マークNを認識し、線状マークNと思われる検出値の組み合わせが、濃淡を二回以上繰り返しているときに、光学式マークMとして識別し、線状マークNの配列を読み込む構成としてもよい。
何れの実施例についても、検出した光学式マークMのIDが記憶部11に記憶されている地図情報に記憶されていないIDであった場合は、誤検出として図8に示すフローチャートの「S1」に戻る。
レーザー光L等の光を照射して検出範囲内の柱30や壁40等の物体の表面までの距離及び表面からの反射光の受光強度を検出する測域センサ5等の測距手段と、物体の表面に設けられた光学式マークM等の標識で反射した反射光の受光強度の検出値に基づいて標識に関連付けられた標識情報を生成するデータ処理部14等の標識情報生成手段とを備える自走ロボット1等の情報取得装置において、標識情報生成手段は、測距手段で検出した標識での反射光の受光強度の検出値を七段階等の三段階以上に区分し、各区分に割り当てられたコード番号等の所定の情報に基づいてID等の標識情報を生成する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反射光の受光強度を三段階以上に区分することで、標識における濃度変調を検出することが可能となる。これにより、反射光の受光強度が、所定の値よりも高いか低いかのみを判断する従来の構成に比べて大きな情報量が関連付けられた標識の情報を取得することが可能となる。
表面の線状マークN等の情報表示部によって関連付けられた標識情報を表示する光学式マークM等の標識と、標識の標識情報を取得する自走ロボット1等の情報取得装置とを備え、情報取得装置は、レーザー光L等の光を照射して検出範囲内の柱30や壁40等の物体の表面までの距離及び表面からの反射光の受光強度を検出する測域センサ5等の測距手段と、物体の表面に設けられた情報表示部で反射した反射光の受光強度の検出値に基づいて標識情報を生成するデータ処理部14等の標識情報生成手段とを有する構成の自走ロボットシステム100等の情報取得システムにおいて、標識は、複数の情報表示部が所定の間隔で配置され、標識情報生成手段は、測距手段で検出した情報表示部での反射光の受光強度の検出値を七段階等の三段階以上に区分し、各区分に割り当てられたコード番号等の所定の情報に基づいてID等の標識情報を生成する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反射光の受光強度を三段階以上に区分することで、標識における濃度変調を検出することが可能となる。これにより、反射光の受光強度が、所定の値よりも高いか低いかのみを判断する従来の構成に比べて、標識に対してより大きな情報量を関連付けることが可能となり、この標識に表示された標識情報を情報取得装置で取得することが可能となる。
駆動モータ17及び駆動輪3等の移動手段と、移動領域の地図情報を格納する記憶部11等の地図記憶手段と、レーザー光L等の光を照射して移動領域内に存在する柱30や壁40等の物体の表面までの距離及び表面からの反射光の受光強度を検出する測域センサ5等の測距手段と、移動領域内における自己位置を算出する自己位置推定部12等の自己位置算出手段とを備える自走ロボット1等の自律移動装置において、物体の表面に配置された光学式マークM等の標識で反射した反射光の受光強度の検出値を七段階等の三段階以上に区分し、各区分に割り当てられたコード番号等の所定の情報に基づいて標識のID等の識別情報を生成するデータ処理部14等の標識情報生成手段を備え、自己位置算出手段は、測距手段によって検出された標識までの距離に基づいて算出される標識に対する自律移動装置の相対位置の位置情報と、地図記憶手段の地図情報内に記憶された識別情報に対応する標識の移動領域内における位置情報とに基づいて、自律移動装置の移動領域内における自己位置を算出する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反射光の受光強度を三段階以上に区分することで、標識における濃度変調を検出することが可能となる。これにより、反射光の受光強度が、所定の値よりも高いか低いかのみを判断する従来の構成に比べて、標識に対してより大きな情報量を関連付けることが可能となり、この標識に表示された標識情報を自律移動装置で取得することが可能となる。また、標識に対して付与することができる識別情報の数が増え、移動領域内に配置可能な標識の数が増えるため、移動領域内における自律移動装置の自己位置の算出精度を向上させることが可能となる。
態様Cにおいて、データ処理部14等の標識情報生成手段は、相対位置の位置情報に基づいて、光学式マークM等の標識での反射光の受光強度の検出値を補正する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、測域センサ5等の測距手段に対する標識の相対位置の違いによって測距手段で取得する反射光の受光強度は異なる場合であってもコード番号等の所定の情報を適切に取得できる。よって、標識についてのID等の識別情報を適切取得することが可能となる。
自走ロボット1等の自律移動装置と、自律移動装置が移動可能な移動領域と、移動領域に配置され、表面の線状マークN等の情報表示部によって関連付けられた標識情報を表示する光学式マークM等の標識と、移動領域の地図情報を格納する記憶部11等の地図記憶手段と,移動領域内における自律移動装置の位置を算出する自己位置推定部12等の移動装置位置算出手段とを備え、自律移動装置は、駆動モータ17及び駆動輪3等の移動手段と、レーザー光L等の光を照射して移動領域内に存在する柱30や壁40等の物体の表面までの距離及び表面からの反射光の受光強度を検出する測域センサ5等の測距手段と、を有する構成の自走ロボットシステム100等の自律移動装置システムにおいて、標識は、複数の情報表示部が所定の間隔で配置された構成であり、測距手段で検出した情報表示部での反射光の受光強度の検出値を七段階等の三段階以上に区分し、各区分に割り当てられたコード番号等の所定の情報に基づいて標識のID等の識別情報を生成するデータ処理部14等の標識情報生成手段を備え、移動装置位置算出手段は、測距手段によって検出された標識までの距離に基づいて算出される標識に対する自律移動装置の相対位置の位置情報と、地図記憶手段の地図情報内に記憶された識別情報に対応する標識の移動領域内における位置情報とに基づいて、自律移動装置の移動領域内における位置情報を算出する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反射光の受光強度を三段階以上に区分することで、標識における濃度変調を検出することが可能となる。これにより、反射光の受光強度が、所定の値よりも高いか低いかのみを判断する従来の構成に比べて、標識に対してより大きな情報量を関連付けることが可能となり、この標識に表示された標識情報を自律移動装置で取得することが可能となる。また、標識に対して付与することができる識別情報の数が増え、移動領域内に配置可能な標識の数が増えるため、移動領域内における自律移動装置の位置情報の算出精度を向上させることが可能となる。
態様Eにおいて、データ処理部14等の標識情報生成手段は、相対位置の位置情報に基づいて、線状マークN等の情報表示部での反射光の受光強度の検出値を補正する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、測域センサ5等の測距手段に対する光学式マークM等の標識の相対位置の違いによって測距手段で取得する反射光の受光強度は異なる場合であってもコード番号等の所定の情報を適切に取得できる。よって、標識についてのID等の識別情報を適切取得することが可能となる。
態様EまたはFにおいて、光学式マークM等の標識は、所定の間隔で配置された複数の線状マークN等の情報表示部の一端または両端に所定の反射強度を有する基準線状マークN0等の情報表示部を備える。
これによれば、上記実施例2について説明したように、移動領域内に標識が存在することの検出が可能となる。
態様EまたはFにおいて、光学式マークM等の標識は、所定の濃度変化をする線状マークN等の情報表示部の組み合わせ(光学式マーク検出部Ma等)を複数の情報表示部における所定の位置に配置している。
これによれば、上記実施例3について説明したように、移動領域内に標識が存在することの検出が可能となる。
態様E乃至Hの何れかの態様において、光学式マークM等の標識は、複数の線状マークN等の情報表示部のうち隣り合う情報表示部が同じ濃度とならない構成である。
これによれば、上記実施例4について説明したように、隣り合う情報表示部の区別が付かない状態となることを防止できる。
態様Iにおいて、光学式マークM等の標識は、複数の線状マークN等の情報表示部が、隣り合う情報表示部の間で濃淡を繰り返す配置である。
これによれば、上記実施例5について説明したように、特徴的な濃度変調の配列を検出することで標識が存在することの検出が可能となる。
移動領域内における自走ロボット1等の移動体の位置を測定する移動体の位置測定方法において、移動体に配置され、レーザー光L等の光を照射して移動領域内に存在する柱30や壁40等の物体の表面までの距離及び表面からの反射光の受光強度を検出する測域センサ5等の測距手段を用いて、移動領域内に配置された光学式マークM等の標識までの距離と、標識を構成する複数の線状マークN等の情報表示部での反射光の受光強度とを検出し、検出した受光強度の検出値を七段階等の三段階以上に区分して、各区分に割り当てられたコード番号等の所定の情報に基づいて標識のID等の識別情報を生成し、測距手段によって検出された標識までの距離に基づいて算出される標識に対する移動体の相対位置の位置情報と、記憶部11等の地図記憶手段の地図情報内に記憶された識別情報に対応する標識の移動領域内における位置情報とに基づいて、移動体の移動領域内における位置情報を算出する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反射光の受光強度を三段階以上に区分することで、標識における濃度変調を検出することが可能となる。これにより、反射光の受光強度が、所定の値よりも高いか低いかのみを判断する従来の構成に比べて、標識に対してより大きな情報量を関連付けることが可能となり、この標識に表示された標識情報を自律移動装置で取得することが可能となる。そして、標識に対して付与することができる識別情報の数が増え、移動領域内に配置可能な標識の数が増えるため、移動領域内における自律移動装置の位置情報の算出精度を向上させることが可能となる。
2 車両本体
3 駆動輪
4 補助輪
5 測域センサ
9 エンコーダ
10 制御部
11 記憶部
12 自己位置推定部
13 エンコーダ演算部
14 データ処理部
15 経路演算部
16 駆動モータ制御部
17 駆動モータ
30 柱
40 壁
100 自走ロボットシステム
L レーザー光
M 光学式マーク
M1 第一光学式マーク
Ma 光学式マーク検出部
Mb 光学式マーク識別部
N 線状マーク
Claims (11)
- 光を照射して検出範囲内の物体の表面までの距離及び前記表面からの反射光の受光強度を検出する測距手段と、
前記物体の表面に配置された標識で反射した反射光の前記受光強度の検出値に基づいて前記標識に関連付けられた標識情報を生成する標識情報生成手段とを備える情報取得装置において、
前記標識情報生成手段は、前記測距手段で検出した前記標識での反射光の前記受光強度の検出値を三段階以上に区分し、各区分に割り当てられた所定の情報に基づいて前記標識情報を生成することを特徴とする情報取得装置。 - 表面の情報表示部によって関連付けられた標識情報を表示する標識と、
前記標識の前記標識情報を取得する情報取得装置とを備え、
前記情報取得装置は、光を照射して検出範囲内の物体の表面までの距離及び前記表面からの反射光の受光強度を検出する測距手段と、前記物体の表面に設けられた前記情報表示部で反射した反射光の前記受光強度の検出値に基づいて前記標識情報を生成する標識情報生成手段とを有する構成の情報取得システムにおいて、
前記標識は、複数の前記情報表示部が所定の間隔で配置され、
前記標識情報生成手段は、前記測距手段で検出した前記情報表示部での反射光の前記受光強度の検出値を三段階以上に区分し、各区分に割り当てられた所定の情報に基づいて前記標識情報を生成することを特徴とする情報取得システム。 - 移動手段と、
移動領域の地図情報を格納する地図記憶手段と、
光を照射して前記移動領域内に存在する物体の表面までの距離及び前記表面からの反射光の受光強度を検出する測距手段と、
前記移動領域内における自己位置を算出する自己位置算出手段とを備える自律移動装置において、
前記物体の表面に配置された標識で反射した反射光の前記受光強度の検出値を三段階以上に区分し、各区分に割り当てられた所定の情報に基づいて前記標識の識別情報を生成する標識情報生成手段を備え、
前記自己位置算出手段は、前記測距手段によって検出された前記標識までの距離に基づいて算出される前記標識に対する前記自律移動装置の相対位置の位置情報と、前記地図記憶手段の前記地図情報内に記憶された前記識別情報に対応する前記標識の前記移動領域内における位置情報とに基づいて、前記自律移動装置の前記移動領域内における自己位置を算出することを特徴とする自律移動装置。 - 請求項1の自律移動装置において、
前記標識情報生成手段は、前記相対位置の位置情報に基づいて、前記標識での反射光の前記受光強度の検出値を補正することを特徴とする自律移動装置。 - 自律移動装置と、
前記自律移動装置が移動可能な移動領域と、
前記移動領域に配置され、表面の情報表示部によって関連付けられた標識情報を表示する標識と、
前記移動領域の地図情報を格納する地図記憶手段と,
前記移動領域内における前記自律移動装置の位置を算出する移動装置位置算出手段とを備え、
前記自律移動装置は、移動手段と、光を照射して前記移動領域内に存在する物体の表面までの距離及び前記表面からの反射光の受光強度を検出する測距手段と、を有する構成の自律移動装置システムにおいて、
前記標識は、複数の前記情報表示部が所定の間隔で配置された構成であり、
前記測距手段で検出した前記情報表示部での反射光の前記受光強度の検出値を三段階以上に区分し、各区分に割り当てられた所定の情報に基づいて前記標識の識別情報を生成する標識情報生成手段を備え、
前記移動装置位置算出手段は、前記測距手段によって検出された前記標識までの距離に基づいて算出される前記標識に対する前記自律移動装置の相対位置の位置情報と、前記地図記憶手段の前記地図情報内に記憶された前記識別情報に対応する前記標識の前記移動領域内における位置情報とに基づいて、前記自律移動装置の前記移動領域内における位置情報を算出することを特徴とする自律移動装置システム。 - 請求項5の自律移動装置システムにおいて、
前記標識情報生成手段は、前記相対位置の位置情報に基づいて、前記情報表示部での反射光の前記受光強度の検出値を補正することを特徴とする自律移動装置システム。 - 請求項5または6の自律移動装置システムにおいて、
前記標識は、所定の間隔で配置された前記複数の情報表示部の一端または両端に所定の反射強度を有する情報表示部を備えることを特徴とする自律移動装置システム。 - 請求項5または6の自律移動装置システムにおいて、
前記標識は、所定の濃度変化をする情報表示部の組み合わせを前記複数の情報表示部における所定の位置に配置していることを特徴とする自律移動装置システム。 - 請求項5乃至8の何れかに記載の自律移動装置システムにおいて、
前記標識は、前記複数の情報表示部のうち隣り合う情報表示部が同じ濃度とならない構成であることを特徴とする自律移動装置システム。 - 請求項9の自律移動装置システムにおいて、
前記標識は、前記複数の情報表示部が、隣り合う情報表示部の間で濃淡を繰り返す配置であることを特徴とする自律移動装置システム。 - 移動領域内における移動体の位置を測定する移動体の位置測定方法において、
前記移動体に配置され、光を照射して前記移動領域内に存在する物体の表面までの距離及び前記表面からの反射光の受光強度を検出する測距手段を用いて、前記移動領域内に配置された標識までの距離と、前記標識を構成する複数の情報表示部での反射光の受光強度とを検出し、
検出した受光強度の検出値を三段階以上に区分して、各区分に割り当てられた所定の情報に基づいて前記標識の識別情報を生成し、
前記測距手段によって検出された前記標識までの距離に基づいて算出される前記標識に対する前記移動体の相対位置の位置情報と、地図記憶手段の地図情報内に記憶された前記識別情報に対応する前記標識の前記移動領域内における位置情報とに基づいて、前記移動体の前記移動領域内における位置情報を算出することを特徴とする移動体の位置測定方法。
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