JP2017102262A - プロジェクタ及び投影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ光源から出力される光の波長を、波長測定器を用いずに高精度に導出することができ、プロジェクタの小型化及び画質の向上を図ることができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】レーザ光を出射するレーザ光源103と、レーザ光源103の駆動電流値を検出する電流検出部114と、駆動電流値を用いてレーザ光の波長を導出し、導出されたレーザ光の波長に基づいてレーザ光源103の光出力を制御する光源制御部115と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ光源を用いて画像を投影するプロジェクタ及び投影方法に関する。
レーザ光源(例えばレーザダイオード)から出力される光の中心波長(以下、単に波長という)は、温度によって変化することが知られている。光の波長が変化すれば、投影される画像の色が変化するため画質が低下する。
そこで、従来、レーザ光源から出力される光の波長を測定し、測定結果に基づいてレーザ光源の光出力を制御する技術が提案されている。光の波長の測定には、例えば、波長によって屈折率が異なる光学素子と光位置センサ(PSD:Position Sensitive Detector)とを備える波長測定器が用いられる。光学素子を通過した光の位置をPSDで検出することにより、レーザ光源から出力された光の波長が測定される。
また、特許文献1には、レーザ光源の温度から、レーザ光源から出力される光の波長を推定する技術が開示されている。
特開2011−090076号公報
しかしながら、波長測定器を用いて波長を測定する場合、プロジェクタの小型化が難しく、さらに製造コストが増大する。また、レーザ光源の温度から光の波長を推定する場合、推定された波長の精度が低い。
そこで、本発明は、レーザ光源から出力される光の波長を、波長測定器を用いずに高精度に導出することができ、プロジェクタの小型化及び画質の向上を図ることができるプロジェクタ及び投影方法を提供する。
本発明の一態様に係るプロジェクタは、第1レーザ光を出射する第1レーザ光源と、前記第1レーザ光源の第1駆動電流値を検出する第1電流検出部と、前記第1駆動電流値を用いて前記第1レーザ光の波長を導出し、導出された前記第1レーザ光の波長に基づいて前記第1レーザ光源の光出力を制御する光源制御部と、を備える。
この構成によれば、第1駆動電流値を用いて第1レーザ光の波長を導出することができる。発明者は、レーザ光の波長が、駆動電流値(つまり光強度)に依存することを発見した。したがって、第1駆動電流値も用いて波長を導出することにより、第1レーザ光の波長をより高精度に導出することができる。このように導出された波長に基づいて第1レーザ光源の光出力を制御することにより、画質を向上させることができる。さらに、第1駆動電流値は、PSD等を含む波長測定器を用いなくても測定できるので、プロジェクタの小型化を図ることができる。
例えば、前記プロジェクタは、さらに、前記第1レーザ光源の第1温度を検出する第1温度検出部を備え、前記光源制御部は、前記第1温度及び前記第1駆動電流値を用いて前記第1レーザ光の波長を導出してもよい。
この構成によれば、第1温度及び第1駆動電流値を用いて第1レーザ光の波長を導出することができる。したがって、第1レーザ光の波長をより高精度に導出することができる。このように導出された波長に基づいて第1レーザ光源の光出力を制御することにより、画質を向上させることができる。さらに、第1温度及び第1駆動電流値は、PSD等を含む波長測定器を用いなくても測定できるので、プロジェクタの小型化を図ることができる。
例えば、前記光源制御部は、前記第1レーザ光の波長の導出において、前記第1レーザ光源の第1閾値電流値を取得し、前記第1温度及び前記第1閾値電流値を用いて、前記第1温度及び前記第1閾値電流値における前記第1レーザ光の波長を導出し、前記第1駆動電流値に対応する第1変換係数を導出し、前記第1温度及び前記第1閾値電流値における前記第1レーザ光の波長に前記第1変換係数を適用することにより、前記第1温度及び前記第1駆動電流値における前記第1レーザ光の波長を導出してもよい。
この構成によれば、第1温度及び第1閾値電流値における第1レーザ光の波長に第1変換係数を適用することにより、第1温度及び第1駆動電流値における第1レーザ光の波長を導出することができる。したがって、複数の駆動電流値から直接的に波長を導出する場合よりも、温度及び駆動電流値の組み合わせを減少させることができ、データ量の削減及び処理負荷の低減を図ることができる。
例えば、前記光源制御部は、前記第1変換係数の導出において、前記第1閾値電流値を用いて前記第1駆動電流値を正規化し、正規化された駆動電流値と変換係数との対応関係を示す情報を参照して、正規化された前記第1駆動電流値から前記第1変換係数を導出してもよい。
この構成によれば、正規化された駆動電流値と変換係数との対応関係を示す情報を参照して、正規化された第1駆動電流値から第1変換係数を導出することができる。したがって、温度毎に駆動電流値と変換係数との対応関係を示す情報を保持する必要がなくなり、データ量の削減及び処理負荷の低減を図ることができる。
例えば、前記情報は、正規化された駆動電流値を区分けして得られる複数の範囲の各々について、正規化された駆動電流値から変換係数を算出する数式を用いて、正規化された駆動電流値と変換係数との対応関係を示し、前記光源制御部は、前記第1変換係数の導出において、前記複数の範囲の中から正規化された前記第1駆動電流値が含まれる範囲を選択し、選択された前記範囲に対応する数式を用いて、正規化された前記第1駆動電流値から前記第1変換係数を算出してもよい。
この構成によれば、複数の範囲の各々について、正規化された駆動電流値から変換係数を算出する数式を用いて対応関係を示すことができる。したがって、すべての対応点の駆動電流値及び変換係数をテーブル形式で保持する場合よりもデータ量を削減することができる。複数の範囲に区分けすることにより数式の簡略化を図ることができ、数式の誤差を低減させることも可能となる。
例えば、前記光源制御部は、前記第1レーザ光源の光出力の制御において、前記導出された前記第1レーザ光の波長に基づいて、光強度と駆動電流値との対応関係を示す光学特性データを補正し、補正された前記光学特性データを用いて前記第1レーザ光源の光出力を制御してもよい。
この構成によれば、光学特性データを補正することで、第1レーザ光源の光出力を制御することができる。したがって、制御時に複雑な計算が不要となり、光出力を簡易に制御することができる。
例えば、前記プロジェクタは、さらに、前記第1レーザ光とは中心波長が異なる第2レーザ光を出射する第2レーザ光源と、前記第2レーザ光源の第2温度を検出する第2温度検出部と、前記第2レーザ光源の第2駆動電流値を検出する第2電流検出部と、を備え、前記光源制御部は、さらに、前記第1駆動電流値に対応する第1光強度を有する前記第1レーザ光と合成されたときに予め定められた色を表す前記第2レーザ光の第2光強度を導出し、前記第2温度と前記第2光強度に対応する第2駆動電流値とを用いて、前記第2温度及び前記第2駆動電流値における前記第2レーザ光の波長を導出し、前記光源制御部は、前記第1レーザ光源の光出力の制御において、導出された前記第1レーザ光の波長及び導出された前記第2レーザ光の波長を用いて、前記予め定められた色を表すための前記第1レーザ光の第1補正光強度及び前記第2レーザ光の第2補正光強度を導出し、前記第1補正光強度に対応する第1補正駆動電流値を用いて前記第1レーザ光源の光出力を制御してもよい。
この構成によれば、第1レーザ光の波長及び第2レーザ光の波長を用いて、予め定められた色を表すための第1レーザ光の第1補正光強度を導出し、第1補正光強度に対応する第1補正駆動電流値を用いて第1レーザ光源の光出力を制御することができる。したがって、複数のレーザ光源を用いて色を表す場合に、波長の変化によって色が変化することを抑制することができ、画質を向上させることができる。
本発明の一態様に係る投影方法は、レーザ光源の駆動電流値を検出するステップと、前記駆動電流値を用いて、前記レーザ光源から出射されるレーザ光の波長を導出するステップと、導出された前記レーザ光の波長に基づいて前記レーザ光源の光出力を制御するステップと、を含む。
これによれば、上記プロジェクタと同様の効果を奏することができる。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明の一態様に係るプロジェクタ及び投影方法は、レーザ光源から出力される光の波長を、波長測定器を用いずに高精度に導出することができ、プロジェクタの小型化及び画質の向上を図ることができる。
実施の形態に係るプロジェクタを含むHUDの設置例を示す図である。 フロントガラスを通してユーザが見る風景の一例を示す図である。 実施の形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。 実施の形態における光源制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態における補正値導出処理のフローチャートである。 実施の形態における波長導出処理のフローチャートである。 リファレンス電流値と閾値電流値との関係を説明するための図である。 赤のレーザ光における正規化電流値と変換係数との対応関係の一例を示すグラフである。 緑のレーザ光における正規化電流値と変換係数との対応関係の一例を示すグラフである。 青のレーザ光における正規化電流値と変換係数との対応関係の一例を示すグラフである。 実施の形態におけるIL特性データの補正を説明するための図である。
(実施の形態)
以下、ヘッドアップディスプレイ(以下、HUDという)を例にとり、本実施の形態に係るプロジェクタについて図面を参照して具体的に説明する。HUDとは、自動車のフロントガラスに画像を投影することで、フロントガラスの先(車外)に虚像を映し出し、ユーザ(運転者)の視野中に画像を映し出すシステムのことである。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、以下の説明で参照される各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構成に対しては、同一の符号を付し、重複する説明を省略又は簡略化する。
[全体構成]
図1は、実施の形態に係るプロジェクタ10を含むHUD1の設置例を示す図である。図1に示すように、HUD1は、プロジェクタ10とコンバイナ60とを備える。
プロジェクタ10は、自動車50などの輸送用機器に設置され、例えば、自動車50のダッシュボードの上に設置される。コンバイナ60は、自動車50のフロントガラス20の一部に設置された投影面である。プロジェクタ10は、コンバイナ60に光を照射することで、画像をコンバイナ60に投影する。コンバイナ60は、偏光素子、波長選択素子、ハーフミラーなどから構成されるため、車外の風景上に、プロジェクタ10により投影された画像が重ね合わせて表示される。なお、フロントガラス20自体がコンバイナ60として機能する場合もある。
図2は、フロントガラス20を通してユーザが見る風景の一例を示す図である。上述の通り、フロントガラス20上には、コンバイナ60が設置されている。コンバイナ60には、プロジェクタ10によって投影された画像が表示される。プロジェクタ10は、図2に示すように、カーナビゲーションに関する情報(例えば、目的地への経路情報)及び自動車に関する情報(例えば、燃費情報)などをコンバイナ60に表示する。例えば、プロジェクタ10は、目的地までの経路情報61(「大阪」、「神戸」及びそれぞれに対応する経路を示す「矢印」)や、目的地までの距離情報62(「1.0km」)を示す画像をコンバイナ60に表示する。図2に示すように、前方の風景中にプロジェクタ10によって投影された画像が表示されるため、ユーザは自動車50の運転中に視線をそらすことなく、運転に役立つ情報を獲得することができる。
[プロジェクタの構成]
図3は、実施の形態1に係るプロジェクタ10の構成を示すブロック図である。プロジェクタ10は、レーザ光源101〜103と、ビームスプリッタ104、105と、走査ミラー106と、ミラー駆動部107と、ミラー制御部108とを備える。さらに、プロジェクタ10は、光検出部109と、温度検出部110〜112と、光源駆動部113と、電流検出部114と、光源制御部115と、を備える。以下に、プロジェクタ10に含まれるこれらの各構成要素について説明する。
レーザ光源101は、青色のレーザ光を出射するレーザダイオードである。レーザ光源101から出射された青色のレーザ光は、ビームスプリッタ104を通って走査ミラー106に到達する。
レーザ光源102及びレーザ光源103は、それぞれ、レーザ光源101が出射するレーザ光とは波長が異なるレーザ光を出射する。具体的には、レーザ光源102及びレーザ光源103は、それぞれ、緑色のレーザ光及び赤色のレーザ光を出射するレーザダイオードである。レーザ光源102及びレーザ光源103から出射された緑色のレーザ光及び赤色のレーザ光は、ビームスプリッタ105、104を通って走査ミラー106に到達する。
走査ミラー106は、例えば、2軸走査型のMEMSミラーである。走査ミラー106は、図2に示すように、水平方向(X方向)及び垂直方向(Y方向)に光を走査する。具体的には、走査ミラー106は、共振駆動によりミラー体を高速で第1軸を中心に揺動させることにより、レーザ光源101〜103から出射されたレーザ光を水平方向に高速で走査する。また、走査ミラー106は、直流駆動によりミラー体を低速で第2軸を中心に揺動させることにより、レーザ光源101〜103から出射されたレーザ光を垂直方向に低速で走査する。
ミラー駆動部107は、走査ミラー106に駆動信号を供給することにより、走査ミラー106のミラー体を揺動させる。ミラー駆動部107は、ミラー制御部108に制御される。
ミラー制御部108は、ミラー駆動部107を介して、走査ミラー106を制御する。具体的には、ミラー制御部108は、走査ミラー106のミラー体の揺動を制御して、レーザ光源101〜103から出射されたレーザ光を走査する。
光検出部109は、レーザ光源101〜103から出射されたレーザ光の光強度(optical power)を検出するセンサである。光検出部109は、例えばフォトダイオードである。
温度検出部110、111、112は、レーザ光源101、102、103の温度をそれぞれ検出する。温度検出部110〜112は、例えば、サーミスタである。
光源駆動部113は、レーザ光源101〜103の各々に駆動電流を供給することにより、レーザ光源101〜103の各々を駆動する。
電流検出部114は、レーザ光源101〜103の各々の駆動電流値を検出する。例えば、電流検出部114は、光源駆動部113からレーザ光源101〜103の各々に供給された駆動電流値を示す信号を光源駆動部113から受信する。
光源制御部115は、光源駆動部113を介して、レーザ光源101〜103の光出力を制御する。光源制御部115は、例えば、プロセッサ及びメモリ、又は、専用回路によって実現される。光源制御部115は、レーザ光源101〜103の各々に供給される駆動電流値を制御することにより、レーザ光源101〜103の各々から出射されるレーザ光の光強度を制御する。
具体的には、光源制御部115は、レーザ光源101の温度及び駆動電流値を用いて、当該温度及び当該駆動電流値におけるレーザ光の波長を導出する。そして、光源制御部115は、導出されたレーザ光の波長に基づいてレーザ光源101の光出力を制御する。なお、光源制御部115は、レーザ光源101と同様に、レーザ光源102及びレーザ光源103についても温度及び駆動電流値を用いて、当該温度及び当該駆動電流値におけるレーザ光の波長を導出し、レーザ光源102及びレーザ光源103の光出力を制御する。
[光源制御部の処理]
ここで、光源制御部115の処理について図4〜図6を参照して詳細に説明する。図4は、実施の形態における光源制御部115の処理を示すフローチャートである。図5は、実施の形態における補正値導出処理のフローチャートである。図6は、実施の形態における波長導出処理のフローチャートである。
まず、光源制御部115は、レーザ光源101〜103の各々について、複数の光強度に対してAPC(Auto Power Control)を実行する(S11)。APCとは、レーザ光源の光出力を一定に保持するための機能である。ここでは、光源制御部115は、光検出部109により検出された光強度をフィードバックして駆動電流値を制御する。
光源制御部115は、レーザ光源101〜103の各々について、APCの結果に従ってIL特性データを作成する(S12)。IL特性データは、駆動電流値と光強度との対応関係を示す光学特性データの一例である。IL特性データは、ILカーブを示す。
続いて、レーザ光の色毎のループ処理が実行される(S13、S18)。ここでは、RGB(つまりレーザ光源103、102、101)の順に選択され、選択された色に対してステップS14〜ステップS17が実行される。
レーザ光の色毎のループ処理では、まず、キャリブレーションポイント(CP)毎のループ処理が実行される(S14、S16)。つまり、CPが順に選択され、選択されたCPに対してステップS15の処理が実行される。CPとは、光強度及び駆動電流値によって特定されるIL特性データが示すILカーブ上の点であり、IL特性のキャリブレーションに用いられる。
CP毎のループ処理では、光源制御部115は補正値を導出する(S15)。以下に、ステップS15の補正値導出処理の詳細について図5を参照して説明する。
まず、レーザ光の色毎のループ処理が実行される(S21、S24)。ここでは、RGB(つまりレーザ光源103、102、101)の順にステップS22及びステップS23が実行される。
レーザ光の色毎のループ処理では、光源制御部115は、まず、予め定められた色(ここでは白)を表すための光強度を導出する(S22)。つまり、光源制御部115は、選択された色及びCPの光強度で白色を出力する時の各色の光強度を導出する。例えば、ステップS13においてRが選択され、ステップS21においてRが選択されている場合、光源制御部115は、CPにおけるRの光強度で白を出力するためのRの光強度(P_PresTempWPR)を以下のように導出する。
P_PresTempWPR = P_CP_R
ここで、P_CP_Rは、ステップS14において選択されたCPにおけるRの光強度を表す。つまり、ステップS14及びステップS21において同じ色が選択されている場合、光源制御部115は、CPにおける光強度をそのまま白を表すための光強度として採用する。
また例えば、ステップS13においてRが選択され、ステップS21においてG又はBが選択されている場合、光源制御部115は、CPにおける光強度を有するRのレーザ光と合成されたときに白を表すGのレーザ光の光強度(P_PresTempWPG)又はBのレーザ光の光強度(P_PresTempWPB)を以下のように算出する。
P_PresTempWPG = P_PresTempWPR * wpP_G / wpP_R
P_PresTempWPB = P_PresTempWPR * wpP_B / wpP_R
ここで、wpP_R、wpP_G及びwpP_Bは、既知のパラメータであり、基準となるルーメン(光束)で白を出力するときのRGBの光強度を表す。
続いて、光源制御部115は、ステップS13において選択された色のレーザ光の波長を導出する(S23)。以下に、ステップS23の波長導出処理の詳細について図6を参照して説明する。なお、以下では、ステップS13においてRが選択されている場合を例に説明する。
光源制御部115は、閾値電流値を取得する。具体的には、光源制御部115は、ステップS11のAPCによって得られたリファレンス電流値を用いて閾値電流値を導出する(S31)。より具体的には、光源制御部115は、リファレンス電流値に閾値電流係数を適用することにより閾値電流値を算出する。例えば、光源制御部115は、以下のようにRの閾値電流値(Ith_PresTempR)を算出する。
Ith_PresTempR = Rα* Iref_PresTempR
ここで、Rαは、既知のパラメータであり、Rの閾値電流係数である。Iref_PresTempRは、リファレンス電流値である。リファレンス電流値及び閾値電流値は、図7に示すような関係を有する。図7は、リファレンス電流値(Iref)と閾値電流値(Ith)との関係を説明するための図である。図7において、縦軸及び横軸は、光強度(光出力)及び駆動電流を表す。つまり、図7は、ILカーブを表わしている。
次に、光源制御部115は、ステップS22において導出された光強度に対応する駆動電流値を閾値電流値を用いて正規化することにより、正規化電流値を導出する(S32)。例えば、光源制御部115は、Rの光強度(P_PresTempWPR(= P_CP_R))に対応する駆動電流値(I_PresTempWPR(= I_CP_R))を、閾値電流値(Ith_PresTempR)を用いて以下のように正規化する。
I_NorR = I_PresTempWPR / Ith_PresTempR
ここで、I_NorRは、Rの正規化電流値である。
なお、Rの光強度に対応する駆動電流値は、IL特性データを参照することにより得られる。Rの光強度(P_PresTempWPR)がCPにおける光強度(P_CP_R)と一致する場合は、駆動電流値(I_PresTempWPR)はCPにおける駆動電流値(I_CP_R)と一致する。
次に、光源制御部115は、選択された色に対応する温度検出部から温度を取得する(S33)。例えば、光源制御部115は、Rに対応する温度検出部112からレーザ光源103の現在温度を取得する。
続いて、光源制御部115は、現在温度及び閾値電流値を用いて、現在温度及び閾値電流値における波長を導出する(S34)。具体的には、光源制御部115は、基準温度及び基準閾値電流値における基準波長に、現在温度及び基準温度の差分に比例する値を加算することにより、現在温度及び閾値電流値における波長を導出する。例えば、光源制御部115は、以下の数式を用いて現在温度及び閾値電流値におけるRの波長(λth_PresTempR)を導出する。
λth_PresTempR = λth_StdTempR + Rβ(PresTempR - StdTempR)
ここで、PresTempRは、R(レーザ光源103)の現在温度を表す。StdTempRは、Rの基準温度を表す。λth_StdTempRは、基準温度及び基準閾値電流値におけるRの基準波長を表す。Rβは、既知のパラメータであり、Rの温度補正係数を表す。
そして、光源制御部115は、正規化電流値に対応する変換係数を導出する(S35)。ここでは、光源制御部115は、正規化電流値と変換係数との対応関係を示す情報を参照して、正規化電流値から変換係数を導出する。この変換係数は、現在温度及び閾値電流値における波長を現在温度及び駆動電流値における波長に変換するための係数である。
ここで参照される情報は、例えば、図8A〜図8Cのように表される。図8A〜図8Cは、R、G、Bについて正規化電流値と変換係数との対応関係の一例を示すグラフである。図8A〜図8Cにおいて、横軸は正規化電流を表し、縦軸は変換係数を表す。
なお、図8A〜図8Cに示すグラフは、R、G、Bの各レーザ光源について、現在温度及び閾値電流値における波長と、現在温度及び駆動電流値における波長とを実測することにより得られる。つまり、図8A〜図8Cに示すグラフは、例えば、同一種類(同一メーカ、同一型番、同一色)の複数のレーザ光源のいくつかをサンプリングし、得られたいくつかのサンプルについて現在温度及び閾値電流値における波長と、現在温度及び駆動電流値における波長とを実測することにより得られる。基本的に、同一種類の複数のレーザ光源では、正規化電流値と変換係数との対応関係に大きな差異はない。
本実施の形態では、情報は、正規化電流値を区分けして得られる複数の範囲の各々について、正規化電流値から変換係数を算出する数式を表す。例えば、情報は、以下の数式によって表される。
λ_NorR = Ra1 * I_NorR + Rb1 (I_NorR<IR1)
λ_NorR = Ra2 * I_NorR + Rb2 (IR1≦I_NorR<IR2)
λ_NorR = Ra3 * I_NorR + Rb3 (IR2≦I_NorR<IR3)
λ_NorR = Ra4 * I_NorR + Rb4 (IR3≦I_NorR)
IR1〜IR3は、4つの範囲の境界値を表す(図8Aを参照)。Ra1〜Ra4及びRb1〜Rb4は、図8Aに示すグラフを直線近似することにより得られる係数である。
この場合、光源制御部115は、ステップS32において導出された正規化電流値が含まれる範囲を選択する。そして、光源制御部115は、選択された範囲に対応する数式を用いて、正規化電流値から変換係数を算出する。
次に、光源制御部115は、現在温度及び駆動電流値における波長を導出する(S36)。具体的には、光源制御部115は、ステップS34において導出された現在温度及び閾値電流値における波長に変換係数を適用することにより、現在温度及び駆動電流値における波長を導出する。例えば、光源制御部115は、以下の数式を用いて現在温度及び駆動電流値におけるRの波長(λ_PresTempWPR)を導出する。
λ_PresTempWPR =λ_NorR *λth_PresTempR
図5に戻って、レーザ光の色毎のループ処理(S21、S24)の後の処理を説明する。
光源制御部115は、ステップS21において導出された複数の色の光強度に対応する目標ルーメンを導出する(S25)。具体的には、光源制御部115は、以下の数式を用いて目標ルーメン(TargetL)を算出する。
TargetL = TargetLWP * P_CP_R / wpP_R
ここで、TargetLWPは、既知のパラメータであり、白を出力するときの基準となるルーメン(光束)を表す。
続いて、光源制御部115は、導出された複数の色のレーザ光の波長を用いて、予め定められた色を表すための各色のレーザ光の光強度(補正光強度)を導出する(S26)。つまり、光源制御部115は、目標ルーメン及び目標色度を実現するための各色の光強度を導出する。具体的には、光源制御部115は、ステップS23において導出された現在温度及び駆動電流値における波長のRGBのレーザ光を合成したときに目標ルーメン及び目標色度のレーザ光を実現するための各RGBのレーザ光の光強度を算出する。目標色度は、既知のパラメータであり、ここでは白を表す色度である。
そして、光源制御部115は、ステップS26において導出された各色の光強度に対応する駆動電流値を補正値として導出する(S27)。具体的には、光源制御部115は、IL特性データを参照して光強度に対応する駆動電流値を導出する。
図4に戻って、CP毎のループ処理(S14、S16)の後の処理ついて説明する。
光源制御部115は、ステップS15において導出された補正値を用いてIL特性データを補正する(S17)。具体的には、光源制御部115は、IL特性データにおいて、駆動電流値を補正値に置き換える。
ここで、図9を参照して、ステップS17について詳細に説明する。図9は、実施の形態におけるIL特性データの補正を説明するための図である。図9において、カーブ91は、ステップS12において作成された元のILカーブを表す。CP92は、カーブ91上の補正前のCPを表す。CP93は、補正後のCPを表す。カーブ94は、ステップS17において補正されたILカーブを表す。
例えば、ステップS26において光強度P_corrRが導出され、ステップS27においてP_corrRに対応する駆動電流値I_corrRが導出された場合、光源制御部115は、駆動電流値I_PresTempWPRをこのI_corrRに置き換えることで、CP92をCP93に補正する。このような処理をいくつかのCPに対して行うことにより、カーブ91は、カーブ94に補正される。
光源制御部115は、このように補正されたIL特性データを用いてレーザ光源101〜103の各々の光出力を制御する。例えば、映像制御部(図示せず)からP_PresTempWPRのレーザ光の出力指示を受けた場合、光源制御部115は、I_corrRを用いて光源駆動部113を制御する。
[効果]
以上のように、本実施の形態に係るプロジェクタ10によれば、現在温度及び駆動電流値を用いて、現在温度及び駆動電流値における第1レーザ光の波長を導出することができる。発明者は、レーザ光の波長が、温度だけではなく、駆動電流値(つまり光強度)にも依存することを発見した。したがって、現在温度だけではなく駆動電流値も用いて波長を導出することにより、レーザ光の波長をより高精度に導出することができる。このように導出された波長に基づいてレーザ光源の光出力を制御することにより、画質を向上させることができる。さらに、現在温度及び駆動電流値は、PSD等を含む波長測定器を用いなくても測定できるので、プロジェクタの小型化を図ることができる。
また、本実施の形態に係るプロジェクタ10によれば、現在温度及び閾値電流値におけるレーザ光の波長に変換係数を適用することにより、現在温度及び駆動電流値におけるレーザ光の波長を導出することができる。したがって、複数の駆動電流値から直接的に波長を導出する場合よりも、温度及び駆動電流値の組み合わせを減少させることができ、データ量の削減及び処理負荷の低減を図ることができる。
また、本実施の形態に係るプロジェクタ10によれば、正規化された駆動電流値と変換係数との対応関係を示す情報を参照して、正規化された駆動電流値から変換係数を導出することができる。したがって、温度毎に駆動電流値と変換係数との対応関係を示す情報を保持する必要がなくなり、データ量の削減を図ることができる。
また、本実施の形態に係るプロジェクタ10によれば、複数の範囲の各々について、正規化された駆動電流値から変換係数を算出する数式を用いて対応関係を示すことができる。したがって、すべての対応点の駆動電流値及び変換係数をテーブル形式で保持する場合よりもデータ量を削減することができる。また、複数の範囲に区分けすることにより数式の簡略化を図ることができ、数式の誤差を低減させることも可能となる。
また、本実施の形態に係るプロジェクタ10によれば、光学特性データを補正することで、レーザ光源の光出力を制御することができる。したがって、制御時に複雑な計算が不要となり、光出力を簡易に制御することができる。
また、本実施の形態に係るプロジェクタ10によれば、複数のレーザ光の波長を用いて、予め定められた色を表すためのレーザ光の補正光強度を導出し、補正光強度に対応する補正駆動電流値を用いてレーザ光源の光出力を制御することができる。したがって、複数のレーザ光源を用いて色を表す場合に、波長の変化によって色が変化することを抑制することができ、画質を向上させることができる。
(他の実施の形態)
以上、本発明の1つ又は複数の態様に係るプロジェクタについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものも、本発明の1つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
なお、上記実施の形態において、正規化電流値と変換係数との対応関係は、正規化電流の範囲ごとに数式で表されていたが、これに限定されない。例えば、正規化電流値と変換係数との対応関係は、正規化電流値のすべての範囲に対応する1つの数式で表されてもよい。また、正規化電流値と変換係数との対応関係は、数式ではなく、テーブル形式で表わされてもよい。
なお、上記実施の形態では、変換係数を導出する際に、駆動電流値は閾値電流値を用いて正規化されていたが、必ずしも駆動電流値は正規化されなくてもよい。例えば、光源制御部115は、温度及び駆動電流値と変換係数との対応関係を示す情報が保持し、当該情報を参照して駆動電流値から変換係数を導出してもよい。
なお、上記実施の形態では、閾値電流値を用いて波長が導出されていたが、これに限られない。例えば、複数のレーザ光源の温度が同じであると仮定できる場合には、光源制御部115は、駆動電流値及び温度と波長との対応関係を示す情報を保持し、当該情報を参照して駆動電流値及び温度から波長を導出してもよい。
なお、上記実施の形態では、プロジェクタが、RGBのレーザ光源を備える場合について説明したが、レーザ光源の数はこれに限られない。プロジェクタ10は、4つ以上のレーザ光源を備えてもよいし、2つ以下のレーザ光源を備えてもよい。また例えば、プロジェクタ10は、RGBのレーザ光源のいずれかのみを備えてもよい。この場合であっても、駆動電流値及び温度からレーザ光の波長を導出することができる。したがって、光源制御部115は、例えば波長の変化によって生じる画像のちらつきを減少させるために、導出された波長に基づいてレーザ光源の光出力を制御することができる。
なお、上記実施の形態では、IL特性データが補正されていたが、これに限定されない。例えば、他の光学特性データが用いられてもよい。
なお、上記実施の形態では、プロジェクタ10がHUDに利用される例について説明したが、プロジェクタ10の用途はHUDに限定されない。
なお、上記実施の形態では、プロジェクタ10は、複数の構成要素を備えていたが、上記実施の形態における効果を得るためには、少なくとも、レーザ光源のいずれかと、温度検出部のいずれかと、電流検出部と、光源制御部と、を備えればよい。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明は、プロジェクタ及びHUDとして利用することができる。
1 HUD
10 プロジェクタ
20 フロントガラス
50 自動車
60 コンバイナ
61 経路情報
62 距離情報
91、94 カーブ
92、93 CP
101、102、103 レーザ光源
104、105 ビームスプリッタ
106 走査ミラー
107 ミラー駆動部
108 ミラー制御部
109 光検出部
110、111、112 温度検出部
113 光源駆動部
114 電流検出部
115 光源制御部

Claims (8)

  1. 第1レーザ光を出射する第1レーザ光源と、
    前記第1レーザ光源の第1駆動電流値を検出する第1電流検出部と、
    前記第1駆動電流値を用いて前記第1レーザ光の波長を導出し、導出された前記第1レーザ光の波長に基づいて前記第1レーザ光源の光出力を制御する光源制御部と、を備える、
    プロジェクタ。
  2. 前記プロジェクタは、さらに、
    前記第1レーザ光源の第1温度を検出する第1温度検出部を備え、
    前記光源制御部は、前記第1温度及び前記第1駆動電流値を用いて前記第1レーザ光の波長を導出する、
    請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記光源制御部は、前記第1レーザ光の波長の導出において、
    前記第1レーザ光源の第1閾値電流値を取得し、
    前記第1温度及び前記第1閾値電流値を用いて、前記第1温度及び前記第1閾値電流値における前記第1レーザ光の波長を導出し、
    前記第1駆動電流値に対応する第1変換係数を導出し、
    前記第1温度及び前記第1閾値電流値における前記第1レーザ光の波長に前記第1変換係数を適用することにより、前記第1温度及び前記第1駆動電流値における前記第1レーザ光の波長を導出する、
    請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記光源制御部は、前記第1変換係数の導出において、
    前記第1閾値電流値を用いて前記第1駆動電流値を正規化し、
    正規化された駆動電流値と変換係数との対応関係を示す情報を参照して、正規化された前記第1駆動電流値から前記第1変換係数を導出する、
    請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記情報は、正規化された駆動電流値を区分けして得られる複数の範囲の各々について、正規化された駆動電流値から変換係数を算出する数式を用いて、正規化された駆動電流値と変換係数との対応関係を示し、
    前記光源制御部は、前記第1変換係数の導出において、
    前記複数の範囲の中から正規化された前記第1駆動電流値が含まれる範囲を選択し、
    選択された前記範囲に対応する数式を用いて、正規化された前記第1駆動電流値から前記第1変換係数を算出する
    請求項4に記載のプロジェクタ。
  6. 前記光源制御部は、前記第1レーザ光源の光出力の制御において、
    前記導出された前記第1レーザ光の波長に基づいて、光強度と駆動電流値との対応関係を示す光学特性データを補正し、
    補正された前記光学特性データを用いて前記第1レーザ光源の光出力を制御する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  7. 前記プロジェクタは、さらに、
    前記第1レーザ光とは中心波長が異なる第2レーザ光を出射する第2レーザ光源と、
    前記第2レーザ光源の第2温度を検出する第2温度検出部と、
    前記第2レーザ光源の第2駆動電流値を検出する第2電流検出部と、を備え、
    前記光源制御部は、さらに、
    前記第1駆動電流値に対応する第1光強度を有する前記第1レーザ光と合成されたときに予め定められた色を表す前記第2レーザ光の第2光強度を導出し、
    前記第2温度と前記第2光強度に対応する第2駆動電流値とを用いて、前記第2温度及び前記第2駆動電流値における前記第2レーザ光の波長を導出し、
    前記光源制御部は、前記第1レーザ光源の光出力の制御において、
    導出された前記第1レーザ光の波長及び導出された前記第2レーザ光の波長を用いて、前記予め定められた色を表すための前記第1レーザ光の第1補正光強度及び前記第2レーザ光の第2補正光強度を導出し、
    前記第1補正光強度に対応する第1補正駆動電流値を用いて前記第1レーザ光源の光出力を制御する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  8. レーザ光源の駆動電流値を検出するステップと、
    前記駆動電流値を用いて、前記レーザ光源から出射されるレーザ光の波長を導出するステップと、
    導出された前記レーザ光の波長に基づいて前記レーザ光源の光出力を制御するステップと、を含む、
    投影方法。
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