JP2017102241A - 画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所望の画像データにより忠実な表示を行うことができる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像表示装置は、発光手段と、表示画像データから複数のサブ画像データを生成する生成手段と、発光手段からの光をサブ画像データに基づく透過率で透過することにより、当該サブ画像データに基づく画像を画面に表示する表示手段と、発光手段の発光色を制御する制御手段と、を有し、表示画像データの複数の画素のそれぞれは第1サブピクセルと第2サブピクセルを有し、生成手段は、第1サブ画像データと第2サブ画像データを生成し、表示手段は、第1サブ画像データと第2サブ画像データを順に表示し、制御手段は、表示手段が第1サブ画像データを表示する際に、発光色を第1の色に制御し、表示手段が第2サブ画像データを表示する際に、発光色を第2の色に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
液晶パネルとバックライトモジュールを有する液晶表示装置が知られている。液晶パネルが有する複数の表示素子のそれぞれは、向かい合った一対の電極A,Bと、一対の電極A,Bに挟まれた液晶とを有する。各表示素子の電極Aの電位は、複数の表示素子の間で共通の電位(コモン電位)に制御される。そして、複数の表示素子のそれぞれについて、電極Bの電位が個別に制御されることにより、一対の電極A,Bの間に印加される電圧が個別に制御される。そして、表示素子の一対の電極A,Bの間に印加される電圧が制御されることにより、当該表示素子の液晶の配向が制御され、当該表示素子の透過率が制御される。すなわち、表示素子の透過率は、当該表示素子の一対の電極A,Bの間に発生する電界によって制御される。ここで、「透過率」は、バックライトモジュールからの光が表示素子を通過する際の透過率を意味する。
液晶パネルでは、小型化と、表示画像(画面に表示された画像)の高精細化とのために、表示素子間の距離が短縮されている。表示素子間の距離の短縮により、互いに隣接する表示素子間に発生する電界の強度が増し、液晶の配向の乱れ(ディスクリネーション)が発生する。そして、ディスクリネーションの発生により、表示素子の透過率が変化し、表示画像の画質の劣化が生じる。
ディスクリネーションの発生を抑制する従来技術として、特許文献1に記載の技術が提案されている。特許文献1に記載の技術では、表示素子の電極間に印加する電圧と、当該表示素子に隣接する表示素子の電極間に印加する電圧との差(電圧差)が判断される。そして、電圧差が基準値以上である場合に、電圧差が基準値以下になるように、表示素子(表示素子の電極間)に印加する電圧が補正される。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、表示素子に印加する電圧が補正されるため、表示素子の透過率が変化し、所望の画像データに忠実な表示を行うことができない。
特開2011−175199号公報
本発明は、所望の画像データにより忠実な表示を行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
発光手段と、
表示画像データから複数のサブ画像データを生成する生成手段と、
前記発光手段からの光を前記サブ画像データに基づく透過率で透過することにより、当該サブ画像データに基づく画像を画面に表示する表示手段と、
前記発光手段の発光色を制御する制御手段と、
を有し、
前記表示画像データの複数の画素のそれぞれは、第1の色を有する第1サブピクセルと、前記第1の色とは異なる第2の色を有する第2サブピクセルとを有し、
前記表示手段は、前記表示画像データの複数の第1サブピクセルに対応する複数の第1表示素子と、前記表示画像データの複数の第2サブピクセルに対応する複数の第2表示素子とを有し、
前記生成手段は、
各第1サブピクセルの階調値が前記表示画像データの階調値と略同一であり、且つ、各第2サブピクセルの階調値が、周囲の第1サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第1サブピクセルの階調値の最小値との間の値である画像データを、第1サブ画像データとして生成し、
各第2サブピクセルの階調値が前記表示画像データの階調値と略同一であり、且つ、各第1サブピクセルの階調値が、周囲の第2サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第2サブピクセルの階調値の最小値との間の値である画像データを、第2サブ画像データとして生成し、
前記表示手段は、前記第1サブ画像データに基づく画像と、前記第2サブ画像データに基づく画像とを順に表示し、
前記制御手段は、
前記表示手段が前記第1サブ画像データに基づく画像を表示する際に、前記発光手段の発光色を前記第1の色に制御し、
前記表示手段が前記第2サブ画像データに基づく画像を表示する際に、前記発光手段の発光色を前記第2の色に制御する
ことを特徴とする画像表示装置である。
本発明の第2の態様は、
発光手段と、
前記発光手段からの光を画像データに基づく透過率で透過することにより、当該画像データに基づく画像を画面に表示する表示手段と、
を有する画像表示装置の制御方法であって、
表示画像データから複数のサブ画像データを生成する生成ステップと、
前記発光手段の発光色を制御する制御ステップと、
を有し、
前記表示画像データの複数の画素のそれぞれは、第1の色を有する第1サブピクセルと、前記第1の色とは異なる第2の色を有する第2サブピクセルとを有し、
前記表示手段は、
前記表示画像データの複数の第1サブピクセルに対応する複数の第1表示素子と、前記表示画像データの複数の第2サブピクセルに対応する複数の第2表示素子とを有し、
前記発光手段からの光を前記サブ画像データに基づく透過率で透過することにより、当該サブ画像データに基づく画像を前記画面に表示し、
前記生成ステップでは、
各第1サブピクセルの階調値が前記表示画像データの階調値と略同一であり、且つ、各第2サブピクセルの階調値が、周囲の第1サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第1サブピクセルの階調値の最小値との間の値である画像データを、第1サブ画像データとして生成し、
各第2サブピクセルの階調値が前記表示画像データの階調値と略同一であり、且つ、各第1サブピクセルの階調値が、周囲の第2サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第2サブピクセルの階調値の最小値との間の値である画像データを、第2サブ画像データとして生成し、
前記表示手段は、前記第1サブ画像データに基づく画像と、前記第2サブ画像データに基づく画像とを順に表示し、
前記制御ステップでは、
前記表示手段が前記第1サブ画像データに基づく画像を表示する際に、前記発光手段の発光色を前記第1の色に制御し、
前記表示手段が前記第2サブ画像データに基づく画像を表示する際に、前記発光手段の発光色を前記第2の色に制御する
ことを特徴とする画像表示装置の制御方法である。
本発明の第3の態様は、上述した制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、所望の画像データにより忠実な表示を行うことができる。
実施例1に係る液晶表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例1に係る表示素子の配置の一例を示す図 実施例1に係る液晶表示装置の処理フローの一例を示すフローチャート 実施例1により解決される課題の一例を示す図 実施例1により得られる効果の一例を示す図 実施例2に係る液晶表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例2に係る液晶表示装置の処理フローの一例を示すフローチャート
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。なお、以下では、本実施例に係る画像表示装置が透過型の液晶表示装置である場合の例を説明するが、本実施例に係る画像表示装置は透過型の液晶表示装置に限らない。本実施例に係る画像表示装置は、発光部と、発光部からの光を画像データに基づく透過率で透過することにより画面に画像を表示する表示部と、を有する画像表示装置であればよい。例えば、本実施例に係る画像表示装置は、反射型の液晶表示装置であってもよい。また、本実施例に係る画像表示装置は、表示素子としてMEMS(Micro Electro Mechanical System)シャッターを用いたMEMSシャッター方式表示装置であってもよい。
まず、図1を用いて、本実施例に係る液晶表示装置100の構成について説明する。図1は、液晶表示装置100の構成の一例を示すブロック図である。液晶表示装置100は、画像入力部101、サブフレーム生成部102、サブフレーム補正部103、液晶パネル駆動部104、液晶パネル105、バックライト駆動部106、及び、バックライトモジュール107を有する。
バックライトモジュール107は、液晶パネル105の背面に光を照射する発光部である。本実施例では、バックライトモジュール107の発光色が変更可能であり、バックライトモジュール107の発光色を第1の色や第2の色に制御することができる。具体的には、バックライトモジュール107は、赤色の光を発するR光源、緑色の光を発するG光源、及び、青色の光を発するB光源を有する。赤色、緑色、及び、青色のいずれか2色が、第1の色と第2の色である。R光源のみを点灯させることにより、バックライトモジュール107の発光色が赤色に制御される。G光源のみを点灯させることにより、バックライトモジュール107の発光色が緑色に制御される。そして、B光源のみを点灯させることにより、バックライトモジュール107の発光色が青色に制御される。バックライトモジュール107の光源としては、発光ダイオード(LED)、有機EL素子、冷陰極管、等を使用することができる。
なお、バックライトモジュール107は、画面と略平行な面上に複数の光源が配置された直下型のバックライトモジュールであってもよいし、そうでなくてもよい。例えば、バックライトモジュール107として、エッジライト(サイドライト)型のバックライトモジュールが使用されてもよい。
なお、第1の色と第2の色は特に限定されない。例えば、第1の色または第2の色として、黄色が使用されてもよい。バックライトモジュール107は、R光源、G光源、及び、B光源の少なくともいずれかを有していなくてもよいし、他の色(例えば、黄色、白色、等)の光を発する光源を有していてもよい。バックライトモジュール107の発光色の制御方法は特に限定されない。例えば、R光源とG光源を点灯させることにより、バックライトモジュール107の発光色が黄色に制御されてもよい。光源からの光が通るカラーフィルタを設け、カラーフィルタを変更することにより、バックライトモジュール107の発光色が変更されてもよい。
液晶パネル105は、バックライトモジュール107からの光を画像データに基づく透過率で透過することにより、当該画像データに基づく画像を画面に表示する表示部である。
画像入力部101は、不図示の外部装置から画像データ(表示画像データ)を取得し、取得した表示画像データをサブフレーム生成部102に出力する。画像入力部101は、フレーム単位で表示画像データを取得され、フレーム単位で表示画像データを出力する。本実施例では、画像入力部101は、SMPTE(Society of Motion
Picture and Television Engineers)の規格に準拠したSDI信号(Serial Digital Interface信号)を外部装置
から取得する。そして、画像入力部101は、外部装置から取得したシリアルデータ(SDI信号)をパラレルデータに変換し、得られたパラレルデータをサブフレーム生成部102に出力する。上述したシリアルデータとパラレルデータは、いずれも、表示画像データである。
本実施例では、表示画像データの複数の画素のそれぞれは、第1の色を有する第1サブピクセルと、第1の色とは異なる色を有する第2サブピクセルとを有する。具体的には、表示画像データの複数の画素のそれぞれは、赤色を有するRサブピクセル、緑色を有するGサブピクセル、及び、青色を有するBサブピクセルを有する。そして、本実施例では、上述したパラレルデータとして、Rサブピクセルの階調値(R値)、Gサブピクセルの階調値(G値)、及び、Bサブピクセルの階調値(B値)のそれぞれが8ビットの値(0〜255)であるデータが生成される。
なお、表示画像データのデータフォーマットは特に限定されない。例えば、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)、DisplayPort、等の規格に準拠した信号が、表示画像データとして外部装置から取得されてもよい。表示用画像データの画素は、Rサブピクセル、Gサブピクセル、及び、Bサブピクセルの少なくともいずれかを含んでいなくてもよいし、他の色(例えば黄色)を有するサブピクセルを含んでいてもよい。階調値のビット数は8ビットより多くても少なくてもよい。
なお、表示画像データは、ケーブルを用いて取得されてもよいし、無線で取得されてもよい。ケーブルを用いて表示画像データが取得される場合には、画像入力部101として、ケーブルが接続される入力端子を使用することができる。無線で表示画像データが取得される場合には、画像入力部101として、無線通信を行う通信部(通信回路)を使用することができる。階調値は、サブピクセルの明るさを示す。
なお、表示画像データは、外部装置から取得された画像データ、すなわち液晶表示装置100に入力された画像データ(入力画像データ)に限られない。例えば、表示画像データは、入力画像データに所定の画像処理(輝度調整処理、色調整処理、ぼかし処理、エッジ強調処理、等)を施すことによって得られた画像データであってもよい。
サブフレーム生成部102は、画像入力部101から表示画像データを取得する。サブフレーム生成部102は、取得した表示画像データ(1フレーム分の表示画像データ)から、複数のサブフレームにそれぞれ対応する複数のサブ画像データを生成する。そして、サブフレーム生成部102は、生成した複数のサブ画像データをサブフレーム補正部103に順番に出力する。また、サブフレーム生成部102は、サブ画像データ、サブ画像データを表示するタイミング、サブ画像データを表示する期間、等に関するタイミング情報を、サブフレーム補正部103とバックライト駆動部106に出力する。サブフレーム生成部102は、上記処理を実現するために、1フレーム分の表示画像データを記憶する記憶部を有する。記憶部としては、例えば、RAM等のフレームメモリを使用することができる。
具体的には、サブフレーム生成部102は、Rサブフレームに対応するRサブ画像データ、Gサブフレームに対応するGサブ画像データ、及び、Bサブフレームに対応するBサブ画像データを、表示画像データから生成する。RサブフレームとRサブ画像データは赤色に対応し、GサブフレームとGサブ画像データは緑色に対応し、BサブフレームとBサブ画像データは青色に対応する。サブフレーム生成部102は、Rサブ画像データをサブフレーム補正部103に出力する際に、当該Rサブ画像データのタイミング情報であるRタイミング情報をサブフレーム補正部103とバックライト駆動部106に出力する。サブフレーム生成部102は、Gサブ画像データをサブフレーム補正部103に出力する際に、当該Gサブ画像データのタイミング情報であるGタイミング情報をサブフレーム補正部103とバックライト駆動部106に出力する。そして、サブフレーム生成部102は、Bサブ画像データをサブフレーム補正部103に出力する際に、当該Bサブ画像データのタイミング情報であるRタイミング情報をサブフレーム補正部103とバックライト駆動部106に出力する。
Rサブ画像データのR値は表示画像データのR値と略同一であり、Gサブ画像データのG値は表示画像データのG値と略同一であり、Bサブ画像データのB値は表示画像データのB値と略同一である。本実施例において、「略同一」は「完全同一」を含む。Rサブ画像データの生成方法は、特に限定されない。例えば、表示画像データからR値のみが抽出され、R値は表示画像データのR値と完全同一であり、且つ、G値とB値が所定値(例えば0)である画像データが、Rサブ画像データとして生成されてもよい。表示画像データと完全同一の画像データが、Rサブ画像データとして生成されてもよい。同様に、Gサブ画像データの生成方法、及び、Bサブ画像データの生成方法も、特に限定されない。Rサブ画像データのR値は表示画像データのR値と完全に一致していなくてもよい。Gサブ画像データのG値は表示画像データのG値と完全に一致していなくてもよい。Bサブ画像データのB値は表示画像データのB値と完全に一致していなくてもよい。
サブフレーム補正部103は、サブフレーム生成部102から出力されたサブ画像データを補正し、補正後のサブ画像データを液晶パネル駆動部104に出力する。具体的には、サブフレーム補正部103は、サブフレーム生成部102からのタイミング情報に応じて、サブフレーム生成部102からのサブ画像データの種類を判別する。そして、サブフレーム補正部103は、判別した種類に基づいて、サブフレーム生成部102からのサブ画像データを補正する。サブフレーム補正部103としては、例えば、DSPを使用することができる。
本実施例では、サブフレーム補正部103は、補正前のRサブ画像データのR値に基づいて、補正後のRサブ画像データのG値とB値を決定する。具体的には、各Gサブピクセルの補正後の階調値(G値)として、周囲のRサブピクセルの階調値(R値)の最大値と、周囲のRサブピクセルの階調値の最小値との間の値が決定される。そして、各Bサブピクセルの補正後の階調値(B値)として、周囲のRサブピクセルの階調値(B値)の最大値と、周囲のRサブピクセルの階調値の最小値との間の値が決定される。そして、サブフレーム補正部103は、サブフレーム生成部102からのRサブ画像データのG値とB値を上記決定したG値とB値に置き換えることにより、補正後のRサブ画像データを生成する。
上記処理により、以下の3つの条件を満たす画像データが、補正後のRサブ画像データとして生成される。
・各Rサブピクセルの階調値が表示画像データの階調値と略同一である。
・各Gサブピクセルの階調値が、周囲のRサブピクセルの階調値の最大値と、周囲のRサブピクセルの階調値の最小値との間の値である。
・各Bサブピクセルの階調値が、周囲のRサブピクセルの階調値の最大値と、周囲のRサブピクセルの階調値の最小値との間の値である。
本実施例では、周囲のRサブピクセルの階調値の最大値と、周囲のRサブピクセルの階調値の最小値との間の値として、周囲のRサブピクセルの階調値の平均値が使用される。但し、周囲のRサブピクセルの階調値の最大値と、周囲のRサブピクセルの階調値の最小値との間の値は、特に限定されない。周囲のRサブピクセルの階調値の最大値と、周囲のRサブピクセルの階調値の最小値との間の値は、上記平均値より大きくても小さくてもよい。
サブフレーム補正部103は、同様の方法で、補正後のGサブ画像データ、及び、補正後のB画像データを生成する。
それにより、以下の3つの条件を満たす画像データが、補正後のGサブ画像データとして生成される。
・各Gサブピクセルの階調値が表示画像データの階調値と略同一である。
・各Rサブピクセルの階調値が、周囲のGサブピクセルの階調値の最大値と、周囲のGサブピクセルの階調値の最小値との間の値である。
・各Bサブピクセルの階調値が、周囲のGサブピクセルの階調値の最大値と、周囲のGサブピクセルの階調値の最小値との間の値である。
また、以下の3つの条件を満たす画像データが、補正後のBサブ画像データとして生成される。
・各Bサブピクセルの階調値が表示画像データの階調値と略同一である。
・各Gサブピクセルの階調値が、周囲のBサブピクセルの階調値の最大値と、周囲のBサブピクセルの階調値の最小値との間の値である。
・各Rサブピクセルの階調値が、周囲のBサブピクセルの階調値の最大値と、周囲のBサブピクセルの階調値の最小値との間の値である。
なお、1つの機能部により、サブフレーム生成部102の処理と、サブフレーム補正部103の処理とが反映された複数のサブ画像データが生成されてもよい。
液晶パネル駆動部104は、サブフレーム補正部103から出力されたサブ画像データに基づいて、液晶パネル105の各表示素子を駆動する。それにより、バックライトモジ
ュール107からの光が、サブフレーム補正部103から出力されたサブ画像データに基づく透過率で液晶パネル105を通り、当該サブ画像データに基づく画像が画面に表示される。本実施例では、補正後のRサブ画像データに基づく画像(R画像)、補正後のGサブ画像データに基づく画像(G画像)、及び、補正後のBサブ画像データに基づく画像(B画像)が順に表示される。
液晶パネル105は、表示画像データの複数の第1サブピクセルに対応する複数の第1表示素子と、表示画像データの複数の第2サブピクセルに対応する複数の第2表示素子とを有する。図2は、本実施例に係る表示素子の配置の一例を示す図である。図2に示すように、液晶パネル105は、表示画像データの複数のRサブピクセルにそれぞれ対応する複数のR素子を有する。同様に、液晶パネル105は、表示画像データの複数のGサブピクセルにそれぞれ対応する複数のG素子と、表示画像データの複数のBサブピクセルにそれぞれ対応する複数のB素子とを有する。
R素子は、当該R素子に対応するRサブピクセルの階調値に応じた透過率でバックライトモジュール107からの赤色の光を透過し、他の色の光を透過しない。G素子は、当該G素子に対応するGサブピクセルの階調値に応じた透過率でバックライトモジュール107からの緑色の光を透過し、他の色の光を透過しない。そして、B素子は、当該B素子に対応するBサブピクセルの階調値に応じた透過率でバックライトモジュール107からの青色の光を透過し、他の色の光を透過しない。例えば、R素子は、赤色の光のみを透過するカラーフィルタ(Rフィルタ)を有し、G素子は、緑色の光のみを透過するカラーフィルタ(Gフィルタ)を有し、B素子は、青色の光のみを透過するカラーフィルタ(Bフィルタ)を有する。なお、R素子は、赤色とは異なる色の光をわずかに透過してもよく、G素子は、緑色とは異なる色の光をわずかに透過してもよく、B素子は、青色とは異なる色の光をわずかに透過してもよい。
図2の例では、1つの画素について、R素子、G素子、及び、B素子が所定方向(水平方向)に並んでいる。そして、R素子、G素子、及び、B素子の組み合わせが、マトリクス状に並んでいる。本実施例では、第1サブピクセルの周囲の第2サブピクセルは、所定方向において当該第1サブピクセルに対応する第1表示素子を挟んで隣り合う2つの第2表示素子に対応する2つの第2サブピクセルである。そして、第2サブピクセルの周囲の第1サブピクセルは、所定方向において当該第2サブピクセルに対応する第2表示素子を挟んで隣り合う2つの第1表示素子に対応する2つの第1サブピクセルである。例えば、Rサブピクセルの周囲のGサブピクセルは、所定方向において当該Rサブピクセルに対応するR素子を挟んで隣り合う2つのG素子に対応する2つのGサブピクセルである。
なお、複数の表示素子の配置は特に限定されない。例えば、所定方向として、水平方向ではなく、垂直方向が使用されてもよい。R素子の位置、G素子の位置、及び、B素子の位置が、三角形の頂点に配置されるように、1つの画素に対応するR素子、G素子、及び、B素子が配置されてもよい。また、第1サブピクセルの周囲の第2サブピクセル、及び、第2サブピクセルの周囲の第1サブピクセルも、特に限定されない。例えば、第1サブピクセルの周囲の第2サブピクセルとして、当該第1サブピクセルからの距離が閾値以下の第2サブピクセルが使用されてもよい。
バックライト駆動部106は、バックライトモジュール107を駆動し、バックライトモジュール107の発光色を制御する。本実施例では、バックライト駆動部106は、サブフレーム生成部102からのタイミング情報に応じて、表示対象のサブ画像データの種類を判別する。そして、バックライト駆動部106は、判別した種類に基づいて、バックライトモジュール107の発光色を制御する。具体的には、バックライト駆動部106は、R画像が表示される際に発光色を赤色に制御し、G画像が表示される際に発光色を緑色
に制御し、B画像が表示される際に青色に制御する。バックライトモジュール107の発光輝度は、例えば、基準輝度に制御される。本実施例では、バックライトモジュール107のR光源のみを基準輝度で点灯させ、且つ、バックライトモジュール107のG光源とB光源を消灯させることにより、バックライトモジュール107の発光色が赤色に制御される。バックライトモジュール107のG光源のみを基準輝度で点灯させ、且つ、バックライトモジュール107のR光源とB光源を消灯させることにより、バックライトモジュール107の発光色が緑色に制御される。そして、バックライトモジュール107のB光源のみを基準輝度で点灯させ、且つ、バックライトモジュール107のR光源とG光源を消灯させることにより、バックライトモジュール107の発光色が青色に制御される。
なお、基準輝度の値は、メーカーによって予め定められた固定値であってもよいし、ユーザが変更可能な値であってもよい。また、基準輝度の値は、表示画像データの種類、液晶表示装置100の設置環境、液晶表示装置100の動作モード、等に応じて自動で決定および変更される値であってもよい。赤色、緑色、及び、青色の3色にそれぞれ対応する3つの基準輝度が使用されてもよいし、当該3色に共通の1つの基準輝度が使用されてもよい。上記3つの基準輝度は、例えば、R光源の基準輝度、G光源の基準輝度、及び、B光源の基準輝度である。
次に、図3を用いて、液晶表示装置100の処理フローについて説明する。図3は、液晶表示装置100の処理フローの一例を示すフローチャートである。図3は、1フレーム分の表示画像データについての処理フローを示す。図3の処理フローは、例えば、液晶表示装置100が起動したタイミングで開始される。
まず、S100にて、画像入力部101が、1フレーム分の表示画像データを外部装置から取得し、取得した表示画像データをサブフレーム生成部102に出力する。上述したように、本実施例では、シリアルデータが取得され、各画素値が8ビットのRGB値(8ビットのR値、8ビットのG値、及び、8ビットのB値の組み合わせ)であるパラレルデータが出力される。
次に、S101にて、サブフレーム生成部102が、サブフレーム生成部102が有するフレームメモリに、S100で取得された表示画像データを書き込む。
そして、S102にて、サブフレーム生成部102が、S100で取得された表示画像データをフレームメモリから読み出し、読み出した表示画像データから、Rサブ画像データ、Gサブ画像データ、及び、Bサブ画像データの3つのサブ画像データを生成する。そして、サブフレーム生成部102は、生成した3つのサブ画像データをサブフレーム補正部103に順番に出力する。また、サブフレーム生成部102は、タイミング情報をサブフレーム補正部103とバックライト駆動部106に出力する。
具体的には、サブフレーム生成部102は、フレームメモリから表示画像データのR値を読み出し、読み出したR値を有する画像データをRサブ画像データとしてサブフレーム補正部103に出力する。このとき、サブフレーム生成部102は、Rタイミング情報2’b00をサブフレーム補正部103とバックライト駆動部106に出力する。
次に、サブフレーム生成部102は、フレームメモリから表示画像データのG値を読み出し、読み出したG値を有する画像データをGサブ画像データとしてサブフレーム補正部103に出力する。このとき、サブフレーム生成部102は、Gタイミング情報2’b01をサブフレーム補正部103とバックライト駆動部106に出力する。
そして、サブフレーム生成部102は、フレームメモリから表示画像データのB値を読
み出し、読み出したB値を有する画像データをBサブ画像データとしてサブフレーム補正部103に出力する。このとき、サブフレーム生成部102は、Bタイミング情報2’b10をサブフレーム補正部103とバックライト駆動部106に出力する。
また、サブフレーム生成部102は、ブランキング期間が識別可能となるように、サブ画像データの出力が完了してから次のサブ画像データの出力が開始するまでの期間に、タイキング情報としてブランキング情報2’b11を出力する。
なお、本実施例では、タイミング情報のビット数が2ビットである場合の例を示したが、タイミング情報は特に限定されない。タイミング情報のビット数は2ビットより多くても少なくてもよい。
次に、S103にて、サブフレーム補正部103とバックライト駆動部106が、サブフレーム生成部102から出力されたタイミング情報がRタイミング情報2’b00であるか否かを判断する。即ち、表示対象のサブ画像データがRサブ画像データであるか否か、現在の期間がRサブフレームの表示期間に対応する期間であるか否か、等が判断される。サブフレーム生成部102から出力されたタイミング情報がRタイミング情報2’b00である場合には、S104へ処理が進められ、それ以外の場合には、S106へ処理が進められる。
S104にて、サブフレーム補正部103が、サブフレーム生成部102から出力されたRサブ画像データを補正し、補正後のRサブ画像データを液晶パネル駆動部104に出力する。液晶パネル駆動部104は、補正後のRサブ画像データに応じて液晶パネル105を駆動する。そして、S105にて、バックライト駆動部106が、バックライトモジュール107のR光源のみが点灯するように、バックライトモジュール107を駆動する。その後、S112へ処理が進められる。
S106にて、サブフレーム補正部103とバックライト駆動部106が、サブフレーム生成部102から出力されたタイミング情報がGタイミング情報2’b01であるか否かを判断する。サブフレーム生成部102から出力されたタイミング情報がGタイミング情報2’b01である場合には、S107へ処理が進められ、それ以外の場合には、S109へ処理が進められる。
S107にて、サブフレーム補正部103が、サブフレーム生成部102から出力されたGサブ画像データを補正し、補正後のGサブ画像データを液晶パネル駆動部104に出力する。液晶パネル駆動部104は、補正後のGサブ画像データに応じて液晶パネル105を駆動する。そして、S108にて、バックライト駆動部106が、バックライトモジュール107のG光源のみが点灯するように、バックライトモジュール107を駆動する。その後、S112へ処理が進められる。
S109にて、サブフレーム補正部103とバックライト駆動部106が、サブフレーム生成部102から出力されたタイミング情報がBタイミング情報2’b10であるか否かを判断する。サブフレーム生成部102から出力されたタイミング情報がBタイミング情報2’b10である場合には、S110へ処理が進められ、それ以外の場合(タイミング情報がブランキング情報2’b11である場合)には、S103へ処理が戻される。
S110にて、サブフレーム補正部103が、サブフレーム生成部102から出力されたBサブ画像データを補正し、補正後のBサブ画像データを液晶パネル駆動部104に出力する。液晶パネル駆動部104は、補正後のBサブ画像データに応じて液晶パネル105を駆動する。そして、S111にて、バックライト駆動部106が、バックライトモジ
ュール107のB光源のみが点灯するように、バックライトモジュール107を駆動する。その後、S112へ処理が進められる。
S112にて、サブフレーム生成部102は、フレームメモリから1フレーム分のデータ(1フレーム分のR値、1フレーム分のG値、及び、1フレーム分のB値の全て)が読み出されたか否かを判断する。即ち、S104、S105、S107、S108、S110、及び、S111の処理が行われたか否か、R画像、G画像、及び、B画像の全てが表示されたか否か、等が判断される。フレームメモリから1フレーム分のデータが読み出された場合には、本処理フローが終了される。フレームメモリから読み出されていないデータが存在する場合には、S103へ処理が戻される。
なお、上述した処理フローは、表示画像データの複数のフレームのそれぞれについて行われる。例えば、フレームメモリからの表示画像データの読み出し(S102)が開始されたタイミングで、次のフレームの表示画像データのフレームメモリへの書き込み(S101)が開始されるように、上述した処理フローが繰り返し行われる。それにより、表示画像データの複数のフレームにそれぞれ対応する複数の処理フローを連続して行うことができる。
次に、図4,5を用いて本実施例により得られる効果の具体例を説明する。図4は、本実施例を適用しない場合の各表示素子の動作例を示す。具体的には、図4は、表示画像データに応じて各表示素子が駆動される例を示す。図5は、本実施例を適用した場合の各表示素子の動作例を示す。具体的には、図5は、表示画像データから生成されたサブ画像データに応じて各表示素子が駆動される例を示す。図4,5は、マゼンタ色の画素と緑色の画素とが水平方向に交互に並んだ画像を表す表示画像データが使用された場合の例を示す。
表示画像データに応じて各表示素子が駆動される場合、表示素子とその周囲の表示素子との間において、階調値(表示素子に印加される電圧(印加電圧))の大きな差が生じることがある。例えば、図4に示すように、水平方向において互いに隣接する2つの表示素子間において、印加電圧の大きな差が生じることがある。このような印加電圧の大きな差は、表示素子間に発生する電界(横電界)の強度を増加させ、ディスクリネーション(液晶の配向乱れ)を発生しやすくする。そのため、表示画像データに応じて各表示素子が駆動される構成では、表示画像データに忠実な表示が行えないことがある。なお、表示素子間に発生する電界は、液晶パネルでの表示に限らず、他の表示パネル(表示部)での表示にも影響を与える。
一方、本実施例では、図5に示すように、表示画像データから、Rサブ画像データ、Gサブ画像データ、及び、Bサブ画像データが生成される。そして、R画像(Rサブ画像データに基づく画像)、G画像(Gサブ画像データに基づく画像)、及び、B画像(Bサブ画像データに基づく画像)が順番に表示される。
本実施例では、Rサブ画像データのG値とB値として、その周囲のR値の最大値と最小値の間の階調値が使用される。具体的には、図5に示すように、Rサブ画像データにおいて、画素のG値とB値として、その画素のR値と、当該画素の右に隣接する画素のR値との平均値が使用される。その結果、R画像を表示する場合において、表示素子とその周囲の表示素子との間における印加電圧の大きな差を、図4の場合の差に比べ小さい値に低減することができる。それにより、表示素子間に発生する横電界の強度の増加を抑制することができ、ディスクリネーションの発生を抑制することができる。G画像を表示する場合と、B画像を表示する場合とにおいても、同様の効果を得ることができる。
そして、本実施例では、ディスクリネーションの発生が抑制されるだけでなく、R画像を表示する際にバックライトモジュール107の発光色が赤色に制御されるため、R画像として、表示画像データの赤色成分がより忠実に表現された画像を表示できる。G画像を表示する際にバックライトモジュール107の発光色が緑色に制御されるため、G画像として、表示画像データの緑色成分がより忠実に表現された画像を表示できる。B画像を表示する際にバックライトモジュール107の発光色が青色に制御されるため、B画像として、表示画像データの青色成分がより忠実に表現された画像を表示できる。そして、これらのR画像、G画像、及び、B画像が順番に表示されることにより、表示画像データにより忠実な表示が実現される。具体的には、表示画像データに忠実な画像をユーザに知覚させることができる。
以上述べたように、本実施例によれば、所望の画像データにより忠実な表示を行うことができる。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2について説明する。実施例1の第1サブ画像データでは、各第2サブピクセルの階調値として、周囲の第1サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第1サブピクセルの階調値の最小値との間の値が使用される。そして、実施例1の第2サブ画像データでは、各第1サブピクセルの階調値として、周囲の第2サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第2サブピクセルの階調値の最小値との間の値が使用される。
しかしながら、実施例1の方法を用いたとしても、表示素子とその周囲の表示素子との間において、階調値の大きな差が生じ、ディスクリネーションが発生することがある。ここで、第2サブピクセルの周囲の第1サブピクセルの階調値の最大値と、当該第2サブピクセルの周囲の第1サブピクセルの階調値の最小値との差が大きい場合を考える。このような場合に、実施例1の第1サブ画像データにおいて、第1サブピクセルの階調値と、その周囲の第2サブピクセルの階調値との大きな差が生じる。同様に、実施例1の第2サブ画像データにおいても、第1サブピクセルの階調値と、その周囲の第2サブピクセルの階調値との大きな差が生じることがある。
そこで、本実施例では、所望の画像データにより忠実な表示を実施例1よりも確実(高精度)に行うことができる例を説明する。なお、以下では、実施例1と異なる構成や処理について詳しく説明し、実施例1と同じ構成や処理についての説明は省略する。
まず、図6を用いて、本実施例に係る液晶表示装置200の構成について説明する。図6は、液晶表示装置200の構成の一例を示すブロック図である。液晶表示装置200は、画像入力部101、サブフレーム生成部201、サブフレーム補正部103、液晶パネル駆動部104、液晶パネル105、バックライト駆動部202、及び、バックライトモジュール107を有する。図6において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。以下、実施例1と異なる機能部について説明する。
サブフレーム生成部201は、画像入力部101から表示画像データを取得し、必要に応じて表示画像データを補正する。具体的には、以下の2つの条件が満たされていない場合に、以下の2つの条件が満たされるように、表示画像データが補正される。
・複数の第1サブピクセルのそれぞれについて、その第1サブピクセルの表示画像データの階調値と、周囲の第1サブピクセルの表示画像データの階調値との差が第1閾値以下である。
・複数の第2サブピクセルのそれぞれについて、その第2サブピクセルの表示画像データの階調値と、周囲の第2サブピクセルの表示画像データの階調値との差が第2閾値以下である。
その後、サブフレーム生成部201は、サブフレーム生成部201は、表示画像データを用いて、実施例1のサブフレーム生成部102と同様の処理を行う。表示画像データが補正された場合には、補正後の表示画像データを用いて、実施例1のサブフレーム生成部102と同様の処理が行われる。
上述した条件を満たすように表示画像データが補正された場合、表示画像データの階調値が低減されるため、表示輝度(画面上の輝度)が低下する。各表示素子の表示輝度は、階調値の増加に応じて増加するだけでなく、バックライトモジュール107の発光輝度の増加に応じて増加する。そこで、本実施例では、表示画像データの補正に起因した表示輝度の低下が抑制されるにように、バックライトモジュール107の発光輝度を高める。具体的には、サブフレーム生成部201は、バックライトモジュール107の発光輝度に関する情報である輝度情報を、バックライト駆動部202へ出力する。そして、バックライト駆動部202は、輝度情報に基づいて、バックライトモジュール107の発光輝度を制御する。それにより、表示画像データの補正に起因した表示輝度の低下が抑制されるにように、バックライトモジュール107の発光輝度が高められる。
バックライト駆動部202は、実施例1のバックライト駆動部106と同様の処理を行う。但し、上述したように、バックライト駆動部202は、サブフレーム生成部201から出力された輝度情報に基づいて、バックライトモジュール107の発光輝度を制御する。
本実施例では、第1サブピクセルと、その周囲の第1サブピクセルとの集合として、所定方向(水平方向)において隣り合う2つの画素が有する2つの第1サブピクセルを使用する。そして、第2サブピクセルと、その周囲の第2サブピクセルとの集合として、所定方向(水平方向)において隣り合う2つの画素が有する2つの第2サブピクセルを使用する。但し、上記第1サブピクセルの集合と、上記第2サブピクセルの集合とは、特に限定されない。例えば、所定方向として、水平方向ではなく、垂直方向が使用されてもよい。また、第1サブピクセルの周囲の第1サブピクセルとして、当該第1サブピクセルからの距離が閾値以下の第1サブピクセルが使用されてもよい。第2サブピクセルの周囲の第2サブピクセルとして、当該第2サブピクセルからの距離が閾値以下の第2サブピクセルが使用されてもよい。
なお、第1閾値と第2閾値は、メーカーによって予め定められた固定値であってもよいし、ユーザが変更可能な値であってもよい。また、第1閾値と第2閾値は、表示画像データの種類、液晶表示装置100の設置環境、液晶表示装置100の動作モード、等に応じて自動で決定および変更される値であってもよい。第1閾値が第2閾値と等しくてもよいし、第1閾値が第2閾値と異なっていてもよい。
次に、図7を用いて、液晶表示装置200の処理フローについて説明する。図7は、液晶表示装置200の処理フローの一例を示すフローチャートである。図7は、1フレーム分の表示画像データについての処理フローを示す。図7の処理フローは、例えば、液晶表示装置200が起動したタイミングで開始される。なお、図7において、実施例1(図3)と同じ処理には、実施例1と同じ符号が付されている。以下、実施例1と異なる処理について説明する。
S100の次に、S200の処理が行われる。S200にて、サブフレーム生成部201は、複数の画素ペアのそれぞれについて、表示画像データからR差、G差、及び、B差を算出する。そして、サブフレーム生成部201は、複数のR差の最大値を最大R差diffRとして、複数のG差の最大値を最大G差diffGとして、複数のB差の最大値を
最大B差diffBとして記憶する。その後、S101へ処理が進められる。
画素ペアは、水平方向において隣り合う2つの画素である。R差は、画素ペアに含まれる2つの画素の間のR値(表示画像データのR値)の差であり、G差は、画素ペアに含まれる2つの画素の間のG値の差であり、B差は、画素ペアに含まれる2つの画素の間のB値の差である。R差、G差、及び、B差は、いずれも、階調値から階調値を減算した値の絶対値(階調差)である。R差は、「RサブピクセルのR値と、当該Rサブピクセルの周囲のRサブピクセルのR値との差」とも言える。G差とB差の定義についても、同様の表現を適用できる。
表示画像データの伝送方式がラスタースキャン方式である場合には、n番目の画素の画素値が伝送された後、n+1番目の画度の画素値が伝送される。n+1番目の画素は、例えば、n番目の画素に対して右側に隣接する画素である。そのため、その場合には、サブフレーム生成部201は、今回伝送されたR値を前回伝送されたR値から減算し、減算結果の絶対値を算出する。そして、サブフレーム生成部201は、算出された絶対値が最大R差diffRよりも大きい場合に、最大R差diffRの値を、算出された絶対値に更新する。これらの処理が繰り返されることにより、複数のR差の最大値が、最大R差diffRとして得られる。同様の方法で、最大G差diffGと最大B差diffBが得られる。
S101の次に、S201の処理が行われる。S201にて、サブフレーム生成部201は、最大R差diffR、最大G差diffG、及び、最大B差diffBの少なくともいずれかが閾値Refよりも大きいか否かを判断する。本実施例では、閾値Refとして、実施例1の方法で画質の劣化(ディスクリネーション)が発生しない階調差の最大値が使用される。最大R差diffR、最大G差diffG、及び、最大B差diffBの全てが閾値Ref以下である場合には、S102へ処理が進められる。最大R差diffR、最大G差diffG、及び、最大B差diffBの少なくともいずれかが閾値Refよりも大きい場合には、S202へ処理が進められる。
なお、最大R差diffR、最大G差diffG、及び、最大B差diffBと比較される1つの閾値、すなわち赤色、緑色、及び、青色の間で共通の1つの閾値が、閾値Refとして用意されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、最大R差diffRと比較される閾値、最大G差diffGと比較される閾値、及び、最大B差diffBと比較される閾値の3つの閾値が、閾値Refとして用意されてもよい。また、閾値Refは上記値に限らない。例えば、閾値Refとして、実施例1の方法で画質の劣化(ディスクリネーション)が発生しない階調差の最大値よりも小さい値が使用されてもよい。閾値Refは、メーカーによって予め定められた固定値であってもよいし、ユーザが変更可能な値であってもよい。また、閾値Refは、表示画像データの種類、液晶表示装置200の設置環境、液晶表示装置200の動作モード、等に応じて自動で決定および変更される値であってもよい。
S202にて、サブフレーム生成部201は、最大R差diffR、最大G差diffG、及び、最大B差diffBに基づいて係数を決定し、決定した係数を用いて表示画像データを補正する。具体的には、最大R差diffRが閾値Refよりも大きい場合には、サブフレーム生成部201は、係数RC=Ref/diffRを決定し、表示画像データの各R値に係数RCを乗算する。R値に係数RCを乗算する処理は、「R値を係数RCの逆数(diffR/Ref)で除算する処理」とも言える。最大G差diffGが閾値Refよりも大きい場合には、サブフレーム生成部201は、係数GC=Ref/diffGを決定し、表示画像データの各G値に係数GCを乗算する。最大B差diffBが閾値Refよりも大きい場合には、サブフレーム生成部201は、係数BC=Ref/di
ffBを決定し、表示画像データの各B値に係数BCを乗算する。その後、S203へ処理が進められる。
S203にて、サブフレーム生成部201は、S202で決定された係数に基づいて輝度情報を生成し、生成した輝度情報をバックライト駆動部202へ出力する。その後、S102へ処理が進められる。S202で表示画像データが補正された場合、S102にて、補正後の表示画像データからサブ画像データが生成される。
S203の処理について具体的に説明する。最大R差diffRが閾値Refよりも大きい場合には、サブフレーム生成部201は、係数RCの逆数(diffR/Ref)を、R輝度情報としてバックライト駆動部202へ出力する。R輝度情報は、赤色の光の発光輝度に関する輝度情報である。最大R差diffRが閾値Ref以下である場合には、サブフレーム生成部201は、R輝度情報として1をバックライト駆動部202へ出力する。
最大G差diffGが閾値Refよりも大きい場合には、サブフレーム生成部201は、係数GCの逆数(diffG/Ref)を、G輝度情報としてバックライト駆動部202へ出力する。G輝度情報は、緑色の光の発光輝度に関する輝度情報である。最大G差diffGが閾値Ref以下である場合には、サブフレーム生成部201は、G輝度情報として1をバックライト駆動部202へ出力する。
最大B差diffBが閾値Refよりも大きい場合には、サブフレーム生成部201は、係数BCの逆数(diffB/Ref)を、B輝度情報としてバックライト駆動部202へ出力する。B輝度情報は、青色の光の発光輝度に関する輝度情報である。最大B差diffBが閾値Ref以下である場合には、サブフレーム生成部201は、B輝度情報として1をバックライト駆動部202へ出力する。
なお、本実施例では、最大R差diffR、最大G差diffG、及び、最大B差diffBの少なくともいずれかが閾値Refよりも大きい場合に限ってS202とS203の処理が行われる例を示したが、これに限らない。例えば、最大R差diffR、最大G差diffG、及び、最大B差diffBの少なくともいずれかが閾値Refよりも大きいか否かに拘らず、S202とS203の処理が行われてもよい。また、本実施例では、階調差が閾値Refよりも大きい場合に限って、係数の決定と階調値の補正とが行われる例を示したが、これに限らない。例えば、最大R差diffRが閾値Ref以下である場合に、係数RC=1が決定され、表示画像データの各R値に係数RCが乗算されてもよい。
S104の次に、S204の処理が行われる。S204にて、バックライト駆動部106が、バックライトモジュール107のR光源のみが点灯するように、バックライトモジュール107を駆動する。サブフレーム生成部201からR輝度情報が出力された場合には、基準輝度にR輝度情報(係数RCの逆数)を乗算した発光輝度でR光源が点灯するように、バックライトモジュール107が駆動される。サブフレーム生成部201からR輝度情報が出力されなかった場合には、基準輝度でR光源が点灯するように、バックライトモジュール107が駆動される。その後、S112へ処理が進められる。
S107の次に、S205の処理が行われる。S205にて、バックライト駆動部106が、バックライトモジュール107のG光源のみが点灯するように、バックライトモジュール107を駆動する。サブフレーム生成部201からG輝度情報が出力された場合には、基準輝度にG輝度情報(係数GCの逆数)を乗算した発光輝度でG光源が点灯するように、バックライトモジュール107が駆動される。サブフレーム生成部201からG輝
度情報が出力されなかった場合には、基準輝度でG光源が点灯するように、バックライトモジュール107が駆動される。その後、S112へ処理が進められる。
S110の次に、S206の処理が行われる。S206にて、バックライト駆動部106が、バックライトモジュール107のB光源のみが点灯するように、バックライトモジュール107を駆動する。サブフレーム生成部201からB輝度情報が出力された場合には、基準輝度にB輝度情報(係数BCの逆数)を乗算した発光輝度でB光源が点灯するように、バックライトモジュール107が駆動される。サブフレーム生成部201からB輝度情報が出力されなかった場合には、基準輝度でB光源が点灯するように、バックライトモジュール107が駆動される。その後、S112へ処理が進められる。
以上述べたように、本実施例によれば、表示画像データの階調差(R差、G差、及び、B差)が、閾値以下の値に制限される。それにより、表示素子とその周囲の表示素子との間における階調値の大きな差の発生をより確実に抑制することができ、画質の劣化(ディスクリネーション)の発生をより確実に抑制することができる。そして、本実施例によれば、表示画像データの補正に起因した表示輝度の低下が抑制されるように、バックライトモジュールの発光輝度が高められる。それにより、所望の画像データにより忠実な表示をより確実に行うことができる。
なお、本実施例では、階調値に係数を乗算する処理により表示画像データが補正される例を説明したが、表示画像データの補正方法は特に限定されない。例えば、表示画像データを補正する処理は、階調値にオフセット値を加算する処理を含んでいてもよい。表示画像データを補正する処理は、階調値に係数を乗算する処理を含んでいなくてもよい。
また、本実施例では、基準輝度に係数を乗算する処理によりバックライトモジュールの発光輝度が制御される例を説明したが、発光輝度の制御方法は特に限定されない。例えば、発光輝度を制御する処理は、基準輝度にオフセット値を加算する処理を含んでいてもよい。発光輝度を制御する処理は、基準輝度に係数を乗算する処理を含んでいなくてもよい。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100,200:液晶表示装置 102,201:サブフレーム生成部
103:サブフレーム補正部 105:液晶パネル
106,202:バックライト駆動部 107:バックライトモジュール

Claims (15)

  1. 発光手段と、
    表示画像データから複数のサブ画像データを生成する生成手段と、
    前記発光手段からの光を前記サブ画像データに基づく透過率で透過することにより、当該サブ画像データに基づく画像を画面に表示する表示手段と、
    前記発光手段の発光色を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記表示画像データの複数の画素のそれぞれは、第1の色を有する第1サブピクセルと、前記第1の色とは異なる第2の色を有する第2サブピクセルとを有し、
    前記表示手段は、前記表示画像データの複数の第1サブピクセルに対応する複数の第1表示素子と、前記表示画像データの複数の第2サブピクセルに対応する複数の第2表示素子とを有し、
    前記生成手段は、
    各第1サブピクセルの階調値が前記表示画像データの階調値と略同一であり、且つ、各第2サブピクセルの階調値が、周囲の第1サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第1サブピクセルの階調値の最小値との間の値である画像データを、第1サブ画像データとして生成し、
    各第2サブピクセルの階調値が前記表示画像データの階調値と略同一であり、且つ、各第1サブピクセルの階調値が、周囲の第2サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第2サブピクセルの階調値の最小値との間の値である画像データを、第2サブ画像データとして生成し、
    前記表示手段は、前記第1サブ画像データに基づく画像と、前記第2サブ画像データに基づく画像とを順に表示し、
    前記制御手段は、
    前記表示手段が前記第1サブ画像データに基づく画像を表示する際に、前記発光手段の発光色を前記第1の色に制御し、
    前記表示手段が前記第2サブ画像データに基づく画像を表示する際に、前記発光手段の発光色を前記第2の色に制御する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記第1表示素子は、当該第1表示素子に対応する第1サブピクセルの階調値に応じた透過率で前記発光手段からの前記第1の色の光を透過し、
    前記第2表示素子は、当該第2表示素子に対応する第2サブピクセルの階調値に応じた透過率で前記発光手段からの前記第2の色の光を透過する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記生成手段は、
    各第2サブピクセルの階調値が周囲の第1サブピクセルの階調値の平均値である画像データを、前記第1サブ画像データとして生成し、
    各第1サブピクセルの階調値が周囲の第2サブピクセルの階調値の平均値である画像データを、前記第2サブ画像データとして生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記第1サブピクセルの周囲の第2サブピクセルは、所定方向において当該第1サブピクセルに対応する第1表示素子を挟んで隣り合う2つの第2表示素子に対応する2つの第2サブピクセルであり、
    前記第2サブピクセルの周囲の第1サブピクセルは、前記所定方向において当該第2サブピクセルに対応する第2表示素子を挟んで隣り合う2つの第1表示素子に対応する2つの第1サブピクセルである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記複数の第1サブピクセルのそれぞれについて、その第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値と、周囲の第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値との差が第1閾値以下になり、且つ、
    前記複数の第2サブピクセルのそれぞれについて、その第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値と、周囲の第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値との差が第2閾値以下になるように、
    前記表示画像データを補正する補正手段、をさらに有し、
    前記生成手段は、前記補正手段による補正後の表示画像データから、前記複数のサブ画像データを生成し、
    前記制御手段は、前記補正手段による補正に起因した前記画面上の輝度の低下が抑制されるように、前記発光手段の発光輝度を高める
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記補正手段は、
    前記第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値と、周囲の第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値との差の最大値に基づいて、第1の係数を決定し、
    各第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値に前記第1の係数を乗算し、
    前記第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値と、周囲の第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値との差の最大値に基づいて、第2の係数を決定し、
    各第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値に前記第2の係数を乗算し、
    前記制御手段は、
    前記発光手段の発光色を前記第1の色に制御する際に、前記発光手段の発光輝度を、基準輝度に前記第1の係数の逆数を乗算した発光輝度に制御し、
    前記発光手段の発光色を前記第2の色に制御する際に、前記発光手段の発光輝度を、前記基準輝度に前記第2の係数の逆数を乗算した発光輝度に制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記第1サブピクセルと周囲の第1サブピクセルとは、所定方向において隣り合う2つの画素が有する2つの第1サブピクセルであり、
    前記第2サブピクセルと周囲の第2サブピクセルとは、前記所定方向において隣り合う2つの画素が有する2つの第2サブピクセルである
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像表示装置。
  8. 発光手段と、
    前記発光手段からの光を画像データに基づく透過率で透過することにより、当該画像データに基づく画像を画面に表示する表示手段と、
    を有する画像表示装置の制御方法であって、
    表示画像データから複数のサブ画像データを生成する生成ステップと、
    前記発光手段の発光色を制御する制御ステップと、
    を有し、
    前記表示画像データの複数の画素のそれぞれは、第1の色を有する第1サブピクセルと、前記第1の色とは異なる第2の色を有する第2サブピクセルとを有し、
    前記表示手段は、
    前記表示画像データの複数の第1サブピクセルに対応する複数の第1表示素子と、前記表示画像データの複数の第2サブピクセルに対応する複数の第2表示素子とを有し、
    前記発光手段からの光を前記サブ画像データに基づく透過率で透過することにより、当該サブ画像データに基づく画像を前記画面に表示し、
    前記生成ステップでは、
    各第1サブピクセルの階調値が前記表示画像データの階調値と略同一であり、且つ、各第2サブピクセルの階調値が、周囲の第1サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第1サブピクセルの階調値の最小値との間の値である画像データを、第1サブ画像データとして生成し、
    各第2サブピクセルの階調値が前記表示画像データの階調値と略同一であり、且つ、各第1サブピクセルの階調値が、周囲の第2サブピクセルの階調値の最大値と、周囲の第2サブピクセルの階調値の最小値との間の値である画像データを、第2サブ画像データとして生成し、
    前記表示手段は、前記第1サブ画像データに基づく画像と、前記第2サブ画像データに基づく画像とを順に表示し、
    前記制御ステップでは、
    前記表示手段が前記第1サブ画像データに基づく画像を表示する際に、前記発光手段の発光色を前記第1の色に制御し、
    前記表示手段が前記第2サブ画像データに基づく画像を表示する際に、前記発光手段の発光色を前記第2の色に制御する
    ことを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  9. 前記第1表示素子は、当該第1表示素子に対応する第1サブピクセルの階調値に応じた透過率で前記発光手段からの前記第1の色の光を透過し、
    前記第2表示素子は、当該第2表示素子に対応する第2サブピクセルの階調値に応じた透過率で前記発光手段からの前記第2の色の光を透過する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置の制御方法。
  10. 前記生成ステップでは、
    各第2サブピクセルの階調値が周囲の第1サブピクセルの階調値の平均値である画像データを、前記第1サブ画像データとして生成し、
    各第1サブピクセルの階調値が周囲の第2サブピクセルの階調値の平均値である画像データを、前記第2サブ画像データとして生成する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の画像表示装置の制御方法。
  11. 前記第1サブピクセルの周囲の第2サブピクセルは、所定方向において当該第1サブピクセルに対応する第1表示素子を挟んで隣り合う2つの第2表示素子に対応する2つの第2サブピクセルであり、
    前記第2サブピクセルの周囲の第1サブピクセルは、前記所定方向において当該第2サブピクセルに対応する第2表示素子を挟んで隣り合う2つの第1表示素子に対応する2つの第1サブピクセルである
    ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  12. 前記複数の第1サブピクセルのそれぞれについて、その第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値と、周囲の第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値との差が第1閾値以下になり、且つ、
    前記複数の第2サブピクセルのそれぞれについて、その第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値と、周囲の第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値との差が第2閾値以下になるように、
    前記表示画像データを補正する補正ステップ、をさらに有し、
    前記生成ステップでは、前記補正ステップによる補正後の表示画像データから、前記複数のサブ画像データを生成し、
    前記制御ステップでは、前記補正ステップによる補正に起因した前記画面上の輝度の低下が抑制されるように、前記発光手段の発光輝度を高める
    ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  13. 前記補正ステップでは、
    前記第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値と、周囲の第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値との差の最大値に基づいて、第1の係数を決定し、
    各第1サブピクセルの前記表示画像データの階調値に前記第1の係数を乗算し、
    前記第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値と、周囲の第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値との差の最大値に基づいて、第2の係数を決定し、
    各第2サブピクセルの前記表示画像データの階調値に前記第2の係数を乗算し、
    前記制御ステップでは、
    前記発光手段の発光色を前記第1の色に制御する際に、前記発光手段の発光輝度を、基準輝度に前記第1の係数の逆数を乗算した発光輝度に制御し、
    前記発光手段の発光色を前記第2の色に制御する際に、前記発光手段の発光輝度を、前記基準輝度に前記第2の係数の逆数を乗算した発光輝度に制御する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置の制御方法。
  14. 前記第1サブピクセルと周囲の第1サブピクセルとは、所定方向において隣り合う2つの画素が有する2つの第1サブピクセルであり、
    前記第2サブピクセルと周囲の第2サブピクセルとは、前記所定方向において隣り合う2つの画素が有する2つの第2サブピクセルである
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の画像表示装置の制御方法。
  15. 請求項8〜14のいずれか1項に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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