JP2017101870A - レーザセミアクティブ誘導方法と装置 - Google Patents

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聡秀 木村
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Abstract

【課題】レーザ光を目標に継続して照射することなく、レーザ光を用いて飛翔体を目標まで誘導することができるレーザセミアクティブ誘導方法と装置を提供する。【解決手段】照射方向設定ステップ(S2)、識別コード設定ステップ(S3)、発射ステップ(S4)、間欠照射ステップ(S5)、および経路修正ステップ(S6)を有する。間欠照射ステップ(S5)において、飛翔体10が目標1に到着する前に、照準器30により識別コードIを含むレーザ光2を予め設定した照射方向へ間欠的に照射する。また、経路修正ステップ(S6)において、飛翔体10により検出されたレーザ光2の反射光3に基づき、識別コードIに対応する目標1に飛翔体10の経路を修正する。【選択図】図1

Description

本発明は、飛翔体(例えばミサイル)の誘導手段に係り、さらに詳しくは、レーザ光を用いて半能動的(セミアクティブ)に飛翔体を誘導するレーザセミアクティブ誘導方法と装置に関する。
ミサイルの誘導方式として、ビームライダーとセミアクティブレーダーホーミングが知られている。
セミアクティブレーダーホーミングは、発射プラットホームからレーダー電波を敵機に当て続けて、そのレーダー電波の反射波をミサイル先端のレーダー電波受信アンテナで探知し、その反射波の到来方向へ舵を切り追尾して命中させるものである。
また、セミアクティブレーダーホーミングで使用するレーダー電波をレーザ光に置き換えた手段(以下、「レーザセミアクティブ誘導」と呼ぶ)が特許文献1に開示されている。
さらに、本発明に関連する技術が特許文献2に開示されている。
特許文献1の「レーザセミアクティブ誘導方法及びレーザセミアクティブ誘導方式」では、レーザ照射器が、レーザ光のビーム幅を誘導飛翔体の発射後の初中期誘導で狭ビーム幅とし、終末誘導で広ビーム幅にする。誘導飛翔体は、発射後の初中期誘導では狭ビーム幅による目標のレーザスポットを追尾し、終末誘導では広ビーム幅による目標の画像データに基づき命中点を算出して追尾する。
特許文献2の「敵味方識別用レーザ送信装置及び受信装置」は、敵味方識別コード発生回路、照準ビーム発生回路、レーザ駆動回路、及びレーザ装置を具備する。敵味方識別コード発生回路は、敵味方識別情報をコード化したパルスを発生する。照準ビーム発生回路は、照準用パルスを発生する。レーザ駆動回路は、照準用パルスを敵味方識別情報コード化パルスにより変調したレーザ駆動信号を発生する。レーザ装置は、レーザ駆動信号により駆動され、敵味方識別用レーザビーム及び照準用レーザビームを発射する。
特開2002−341032号公報 特開2004−64203号公報
特許文献1のレーザセミアクティブ誘導手段では、三脚等に載せたレーザ照射装置を用い、これと同軸の照準スコープ等を使用して照準手(例えば人間)が目標にレーザ光を照射する。飛翔体(例えばミサイル)は目標から反射したレーザ光に向かって経路を修正する。この場合、飛翔体の着弾まで照準手が目標にレーザ光を照射し続けることにより飛翔体が目標に命中する。
上述した従来のレーザセミアクティブ誘導手段では、飛翔体の発射から着弾まで目標にレーザ光を照射し続ける必要があった。
そのため、目標が照射されたレーザ照射を逆検知し、発煙等で妨害を開始するとレーザ光による誘導ができなくなる。
また目標が複数存在する場合、順に攻撃すると、最初の攻撃で妨害が開始されるので、以降の攻撃の実効性が低下する。また複数の目標を同時に攻撃するには、複数のレーザセミアクティブ誘導手段が必要になる。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、レーザ光を目標に継続して照射することなく、レーザ光を用いて飛翔体を目標まで誘導することができるレーザセミアクティブ誘導方法と装置を提供することにある。
本発明によれば、(A)目標に対するレーザ光の照射方向を照準器に設定する照射方向設定ステップと、
(B)前記目標に対する前記レーザ光の識別コードを設定する識別コード設定ステップと、
(C)飛翔体に前記目標の位置情報と前記識別コードを記憶させ、前記識別コードに対応する前記目標に向けて前記飛翔体を発射させる発射ステップと、
(D)前記飛翔体が前記目標に到着する前に、前記照準器により前記識別コードを含む前記レーザ光を前記照射方向へ間欠的に照射する間欠照射ステップと、
(E)前記飛翔体により検出された前記レーザ光の反射光に基づき、前記識別コードに対応する前記目標に前記飛翔体の経路を修正する経路修正ステップと、を有するレーザセミアクティブ誘導方法が提供される。
前記(C)において、発射時刻、前記目標に到着する到着時刻、及び到着時刻より前の照射開始時刻を設定する。
一実施形態では、複数の前記目標に対し、複数の前記飛翔体を備え、
前記(D)において、前記照準器は、各目標に対応する異なる前記識別コードを含む前記レーザ光を、各目標に対応する異なる前記照射方向へ、時分割で照射する。
一実施形態では、複数の前記目標に対し、複数の前記飛翔体と複数の前記照準器を備え、
前記(D)において、複数の前記照準器は、各目標に対応する異なる前記識別コードを含む前記レーザ光を、各目標に対応する異なる前記照射方向へ、時分割で交互に照射する。
一実施形態では、位置検出装置を有し前記目標の位置を検出する目標検出センサと、
前記位置の変化から攻撃時刻と攻撃位置を決定する攻撃決定装置と、を備え、
前記照準器は、前記攻撃位置に対する前記レーザ光の前記照射方向を設定する。
また本発明によれば、目標に向けて発射され飛行する飛翔体と、
前記目標に向けて前記飛翔体を発射させる発射装置と、
前記目標に対するレーザ光の照射方向を設定可能な照準器と、を備え、
前記照準器は、前記目標に対する前記レーザ光の識別コードを設定するコード設定装置と、
前記飛翔体が前記目標に到着する前に、前記照準器により前記レーザ光を前記照射方向へ間欠的に照射する間欠照射装置と、を有し、
前記飛翔体は、前記識別コードを記憶し、検出された前記レーザ光の反射光に基づき、前記識別コードに対応する前記目標に前記飛翔体の経路を修正する経路修正装置を有する、レーザセミアクティブ誘導装置が提供される。
前記照準器は、前記目標の位置情報と前記識別コードを前記発射装置に送信し、
前記発射装置は、前記照準器から受信した前記目標の前記位置情報と前記識別コードを、前記経路修正装置に入力し、かつ発射時刻、前記目標に到着する到着時刻、及び前記到着時刻より前の照射開始時刻を設定する。
照準器が、コード設定装置と、間欠照射装置と、を有し、飛翔体が、識別コードを記憶し、検出されたレーザ光の反射光に基づき、識別コードに対応する目標に飛翔体の経路を修正する経路修正装置を有する。従って、飛翔体が目標に到着する前に、照準器によりレーザ光を予め設定した照射方向へ間欠的に照射し、飛翔体により検出されたレーザ光の反射光に基づき、飛翔体の経路を修正することができる。
これにより、レーザ光を目標に継続して照射することなく、レーザ光を用いて飛翔体を目標まで誘導することができ、目標による妨害を回避又は遅延させることができる。
本発明によるレーザセミアクティブ誘導装置の第1実施形態図である。 図1のレーザセミアクティブ誘導装置の作動説明図である。 図1に対応する本発明によるレーザセミアクティブ誘導方法の全体フロー図である。 第2実施形態のレーザセミアクティブ誘導装置の作動説明図である。 単一の照準器が照射するレーザ光の照射タイミングの説明図である。 第3実施形態のレーザセミアクティブ誘導装置の作動説明図である。 複数(この例で2つ)の照準器が照射するレーザ光の照射タイミングの説明図である。 第4実施形態のレーザセミアクティブ誘導装置の作動説明図である。 複数(この例で2つ)の照準器が照射するレーザ光の照射タイミングの説明図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明によるレーザセミアクティブ誘導装置100の第1実施形態図である。この例では、目標1が1つ(単一目標)であり、照準器30が1つ(単一照準器)である。
図1において、本発明のレーザセミアクティブ誘導装置100は、飛翔体10、発射装置20、及び照準器30を備える。
飛翔体10は、目標1に向けて発射され飛行する飛翔体(例えばミサイル)である。
飛翔体10は、経路修正装置12と、レーザ光2の反射光3を検出する反射光検出器14とを有する。レーザ光2はパルス波であることが好ましい。
経路修正装置12は、目標1の位置情報Pと識別コードIを記憶し、検出されたレーザ光2の反射光3に基づき、識別コードIに対応する目標1に飛翔体10の経路を修正する機能を有する。識別コードIは、目標毎に設定されるレーザ光2の識別コードである。
識別コードIは、レーザ光2(例えばパルス波)に含まれ、目標1を識別できるようになっている。
発射装置20は、目標1に向けて飛翔体10を発射させる発射装置である。
発射装置20は、照準器30から受信した目標1の位置情報Pと識別コードIを、経路修正装置12に入力し、かつ発射時刻T1、目標1に到着する到着時刻T2、及び到着時刻T2より前の照射開始時刻TSを設定する。
照準器30は、目標1に対するレーザ光2の照射方向を設定可能な照準器である。照準器30は、目標1に対するレーザ光2の照射方向を、例えば電動サーボ等を使って、自動的に決定する機能を有することが好ましい。
また、照準器30は、目標1の位置を検出する位置検出装置(例えばレーザレンジファインダ)を備えていることが好ましい。
照準器30は、コード設定装置32と、間欠照射装置34と、を有する。
コード設定装置32は、目標1に対するレーザ光2の識別コードIを設定し、目標1の位置情報Pと識別コードIを発射装置20に送信する。
位置情報Pは、位置検出装置(例えばレーザレンジファインダ)により計測された目標1の座標、又はGPS等で予測される目標1の座標であるのがよい。
間欠照射装置34は、飛翔体10が目標1に到着する前(照射開始時刻TS)に、照準器30によりレーザ光2を照射方向へ間欠的に照射する。
図2は、図1のレーザセミアクティブ誘導装置100の作動説明図である。
また、図3は、図1に対応する本発明によるレーザセミアクティブ誘導方法の全体フロー図である。
図3において、本発明のレーザセミアクティブ誘導方法は、S1〜S7の各ステップからなる。
S1(目標発見ステップ)では、目標1を発見する。目標1の発見は、例えば照準手(例えば人間)又は目標検出センサ42(図8参照)による。また、目標1の位置情報Pが既知であってもよい。
S2(照射方向設定ステップ)では、目標1に対するレーザ光2の照射方向を照準器30に設定する。照準器30のレーザ光2の照射方向を、例えば電動サーボ等を使って自動的に決定するのがよい。
S3(識別コード設定ステップ)では、目標1に対するレーザ光2の識別コードIを設定する。すなわち照射するレーザ光2に識別コードIを埋め込み、反射光3を受光した飛翔体10がその飛翔体10の目標1であるか否かを識別可能にする。
なお、複数の目標1に対しては、目標毎に識別コードIを変更するのがよい。これにより、複数の飛翔体10を複数の目標1にそれぞれ誘導することができる。
S4(発射ステップ)では、飛翔体10に目標1の位置情報Pと識別コードIを記憶させ、識別コードIに対応する目標1に向けて飛翔体10を発射させる。
飛翔体10は、目標1に到着する到着時刻T2に対して、事前に設定された照射開始時刻TSまではGPSやINS(慣性航法装置)等を用いて飛行する。すなわち、照射開始時刻TSまでは、事前に設定された目標1の地点(場所)に弾着する様に、水平飛行や弾道飛行に応じた操縦計算処理により経路誤差を修正して飛翔する。
照射開始時刻TSは、飛翔体10が目標1に到着する前であり、経路修正に要する時間αを考慮して、飛翔体10が目標1に到着する到着時刻T2よりも時間α以上前であることが好ましい。
S5(間欠照射ステップ)では、飛翔体10が目標1に到着する前(照射開始時刻TS)に、照準器30により識別コードIを含むレーザ光2を予め設定した照射方向(すなわち目標1に向けて)へ間欠的に照射する。
S6(経路修正ステップ)では、飛翔体10により検出されたレーザ光2の反射光3に基づき、識別コードIに対応する目標1に飛翔体10の経路を修正し、目標1まで誘導する。
例えば、図2において、照射開始時刻TSの後、飛翔体10は、自己に割り当てられた識別コードIを受信した時点で自己の場所から反射光3の方向と事前に設定された目標1の高度での水平面4が交わる点に経路修正装置12により目標点1aを再設定する。
次いで、新たに自己の識別コードIを含む反射光3を受信するまでは、再設定後の目標点1aに向かって経路を修正して飛翔する。
なお、反射光3の方向と飛翔体10の高度から、目標1の地図上の位置を再設定してもよい。
またS5,S6は、1回に限らず、照射開始時刻TSから繰り返し実施することが好ましい。
S7(目標攻撃ステップ)では、飛翔体10が目標1に衝突し、目標1を攻撃する。
以上により、目標1が静止している場合には、飛翔体10が目標1に到着する前に、照準器30によりレーザ光2を予め設定した照射方向へ間欠的に照射し、飛翔体10により検出されたレーザ光2の反射光3に基づき、飛翔体10の経路を修正することができる。
これにより、レーザ光2を目標1に継続して照射することなく、レーザ光2を用いて飛翔体10を目標1まで誘導することができ、目標1による妨害を回避又は遅延させることができる。
目標1が移動している場合には、照射開始時刻TSに、レーザ光2を目標1に照射するのがよい。或いは、照射開始時刻TSの目標1の位置(予測会合点)を予め予測し、予測会合点を目標1に設定してもよい。この場合、目標1の速度変更があった場合には、予測会合点を修正して、再設定するのがよい。
図4は、第2実施形態のレーザセミアクティブ誘導装置100の作動説明図である。この例では、目標1が複数(複数目標)であり、照準器30が1つ(単一照準器)である。
また、図5は、単一の照準器30が照射するレーザ光2の照射タイミングの説明図である。この図において、(A)はレーザ光2の全体の照射タイミング、(B)は識別コードI(=1,2,3)毎の照射タイミングを示している。
この例では、3つの目標1に対し、3つの飛翔体10を備える。
また、上述したS5(間欠照射ステップ)において、単一の照準器30は、各目標1に対応する異なる識別コードIを含むレーザ光2を、各目標1に対応する異なる照射方向へ、時分割で照射する。
「時分割で照射」とは、時間をずらして照射することを意味する。すなわち、識別コードIを含むレーザ光2が、1つずついずれかの照射方向へ照射される。なお、レーザ光2の間隔は任意であり、同一でも異なってもよい。
上述したS1(目標発見ステップ)において、照準手は全ての目標1(この例では3つ)に対し、レーザ光2を照射可能な位置に単一の照準器30を設置する。
S2(照射方向設定ステップ)において、照準手は目標1にレーザ光2を照射できるように、照準器30の照射方向を調節し、照準器30にその方向を記憶させる。
照準手は同様に、他の目標1に対しても同一の照準器30にその照射方向を記憶させる。
S3(識別コード設定ステップ)において、コード設定装置32により、各目標1に対して使用する識別コードI(3つ目標1に対してコード1、コード2、コード3)を設定し、目標1の位置情報Pと識別コードIを発射装置20に送信する。
S4(発射ステップ)において、飛翔体10に識別コードIを記憶させ、識別コードIに対応する複数の目標1に向けて複数の飛翔体10をそれぞれ発射させる。この際、目標1に到着する到着時刻T2と、到着時刻T2より前の照射開始時刻TSは、複数の飛翔体10について一致させることが好ましい。
S5(間欠照射ステップ)では、飛翔体10が目標1に到着する前(照射開始時刻TS)において、単一の照準器30は、時分割で複数の目標1に識別コードIの異なるレーザ光2を照射する。
すなわち、図5に示すように、単一の照準器30は、各目標1に対応する異なる識別コードIを含むレーザ光2を、各目標1に対応する異なる照射方向へ、時間をずらして順に照射する。
この「時分割の照射」により、目標1によるレーザ光2の逆検知を遅延させ、目標1による妨害を回避又は遅延させることができる。
S6(経路修正ステップ)では、各飛翔体10は、自己の目標1からの反射光以外に、他の目標1からの反射光3も受けるが、識別コードIが異なるので、他の目標1を無視し、自己の目標1に向かって経路を修正して飛翔する。
なおその他は、第1実施形態と同様である。
従って、目標1が複数あり、照準器30が1つである場合でも、複数の飛翔体10がそれぞれの目標1に到着する到着時刻T2と、到着時刻T2より前の照射開始時刻TSを一致させることで、実質的に複数の目標1を同時に攻撃することができる。これにより、照射開始時刻TSより前の目標1による妨害を回避することができる。
図6は、第3実施形態のレーザセミアクティブ誘導装置100の作動説明図である。この例では、目標1が複数(複数目標)であり、照準器30も複数(複数照準器)である。
また、図7は、複数(この例で2つ)の照準器30が照射するレーザ光2の照射タイミングの説明図である。この図において、(A)はレーザ光2の全体の照射タイミング、(B)(C)は一方(マスター)と他方(スレーブ)の照準器30の識別コードI(=1,2,3)毎の照射タイミングを示している。
この例では、複数(3つ)の目標1に対し、複数(3つ)の飛翔体10と複数(2つ)の照準器30を備える。
また、上述したS5(間欠照射ステップ)において、複数の照準器30は、各目標1に対応する異なる識別コードIを含むレーザ光2を、各目標1に対応する異なる照射方向へ、時分割で交互に照射する。
上述したS1(目標発見ステップ)において、照準手は複数(3つ)の目標1のいずれかにレーザ光2を照射可能な位置に複数(2つ)の照準器30を設置する。
図6において、下側の照準器30は、3つの目標1の全てに照射可能である。また、障害物5の存在により、上側の照準器30は、2つの目標1のみに照射可能である。
複数の照準器30はGPS等で正確に時間(時刻)を合わせ、ネットワークを介して互いにマスター側とスレーブ側の関係を構築する。
S2,S3,S4の飛翔体10の発射までの手順は単一照準器の場合と同様である。ただし、照射する照準器30をマスター側で決定し、スレーブ側の照準器30はそれに従う。
なおその他は、第1実施形態と同様である。
図7(A)に示すように、レーザ光2の全体の照射タイミングは、識別コードIの異なるレーザ光2を順に照射する。
また、図7(B)(C)に示すように、複数の照準器30は、識別コードIの異なるレーザ光2を時分割で交互に照射する。
これにより目標1は、異なる方向から照射を交互に受けることになり妨害が困難になる。又、いずれかの照準器30が破壊され或いは故障した場合、マスター側とスレーブ側の関係が失われることで検出し、他方の照射を代換して継続することも可能となる。
図8は、第4実施形態のレーザセミアクティブ誘導装置100の作動説明図である。この例では、目標1が移動目標であり、照準器30も複数(複数照準器)である。
また、図9は、複数(この例で2つ)の照準器30が照射するレーザ光2の照射タイミングの説明図であり、(A)はレーザ光2の全体の照射タイミング、(B)は2つの照準器30の照射タイミングを示している。
この例において、本発明のレーザセミアクティブ誘導装置100は、さらに、目標検出センサ42と、攻撃決定装置44を備える。
目標検出センサ42は、位置検出装置(例えばレーザレンジファインダ)を有しており、目標1の位置を検出する。目標検出センサ42は、複数であることが好ましいが、単一であってもよい。検出された位置情報Pは、攻撃決定装置44に送信される。
攻撃決定装置44は、目標検出センサ42から目標1の位置情報Pを受信し、目標1の位置変化から攻撃時刻T3と攻撃位置APを決定する。攻撃決定装置44は、目標検出センサ42に内蔵してもよく、或いは単独に配置してもよい。
攻撃時刻T3は、飛翔体10の到着時刻T2を考慮し、これと一致させることが好ましい。攻撃位置APは、攻撃時刻T3までの目標1の移動を予測して決定する。
照準器30は、攻撃時刻T3(到着時刻T2)における攻撃位置APに対するレーザ光2の照射方向を設定する。
なおその他は、第1実施形態と同様である。
図8において、目標検出センサ42により目標1を捜索し、発見後は、攻撃決定装置44により目標1の位置変化から速度を推定し、各目標1に対する攻撃位置AP、攻撃時刻T3を使用する飛翔体10の到着時刻T2を考慮して決定する。照射開始時刻TSは、経路修正に要する時間αを考慮して、飛翔体10が目標1に到着する到着時刻T2(攻撃時刻T3)よりも時間α以上前に設定する。
攻撃決定装置44は、照準器30が設置された後、各照準器30の位置と、そこから直視(照射)可能な領域を位置検出装置(例えばレーザレンジファインダ)で確認し登録する。また、攻撃時刻T3において使用する照準器30を決定する。
この例では、目標検出センサ42が最初に目標1を発見し、追尾する事で速度を算出し、攻撃決定装置44により攻撃位置APを決定している。
照準器30は、照射開始時刻TSに、目標検出センサ42で決定した攻撃位置APにレーザ光2を間欠的に照射する。
なおその他は、第1実施形態と同様である。
上述した本発明によれば、照準器30が、コード設定装置32と、間欠照射装置34と、を有し、飛翔体10が、経路修正装置12を有する。経路修正装置12は、識別コードIを記憶し、検出されたレーザ光2の反射光3に基づき、識別コードIに対応する目標1に飛翔体10の経路を修正する。従って、飛翔体10が目標1に到着する前に、照準器30によりレーザ光2を照射方向へ間欠的に照射し、飛翔体10により検出されたレーザ光2の反射光3に基づき、飛翔体10の経路を修正することができる。
これにより、レーザ光2を目標1に継続して照射することなく、レーザ光2を用いて飛翔体10を目標1まで誘導することができ、目標1による妨害を回避又は遅延させることができる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
AP 攻撃位置、I 識別コード、P 位置情報、T1 発射時刻、
T2 到着時刻、T3 攻撃時刻、TS 照射開始時刻、1 目標、
1a 目標点、2 レーザ光、3 反射光、4 水平面、5 障害物、
10 飛翔体、12 経路修正装置、14 反射光検出器、
20 発射装置、30 照準器、32 コード設定装置、
34 間欠照射装置、42 目標検出センサ、44 攻撃決定装置、
100 レーザセミアクティブ誘導装置

Claims (7)

  1. (A)目標に対するレーザ光の照射方向を照準器に設定する照射方向設定ステップと、
    (B)前記目標に対する前記レーザ光の識別コードを設定する識別コード設定ステップと、
    (C)飛翔体に前記目標の位置情報と前記識別コードを記憶させ、前記識別コードに対応する前記目標に向けて前記飛翔体を発射させる発射ステップと、
    (D)前記飛翔体が前記目標に到着する前に、前記照準器により前記識別コードを含む前記レーザ光を前記照射方向へ間欠的に照射する間欠照射ステップと、
    (E)前記飛翔体により検出された前記レーザ光の反射光に基づき、前記識別コードに対応する前記目標に前記飛翔体の経路を修正する経路修正ステップと、を有するレーザセミアクティブ誘導方法。
  2. 前記(C)において、発射時刻、前記目標に到着する到着時刻、及び到着時刻より前の照射開始時刻を設定する、請求項1に記載のレーザセミアクティブ誘導方法。
  3. 複数の前記目標に対し、複数の前記飛翔体を備え、
    前記(D)において、前記照準器は、各目標に対応する異なる前記識別コードを含む前記レーザ光を、各目標に対応する異なる前記照射方向へ、時分割で照射する、請求項1に記載のレーザセミアクティブ誘導方法。
  4. 複数の前記目標に対し、複数の前記飛翔体と複数の前記照準器を備え、
    前記(D)において、複数の前記照準器は、各目標に対応する異なる前記識別コードを含む前記レーザ光を、各目標に対応する異なる前記照射方向へ、時分割で交互に照射する、請求項1に記載のレーザセミアクティブ誘導方法。
  5. 位置検出装置を有し前記目標の位置を検出する目標検出センサと、
    前記位置の変化から攻撃時刻と攻撃位置を決定する攻撃決定装置と、を備え、
    前記照準器は、前記攻撃位置に対する前記レーザ光の前記照射方向を設定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレーザセミアクティブ誘導方法。
  6. 目標に向けて発射され飛行する飛翔体と、
    前記目標に向けて前記飛翔体を発射させる発射装置と、
    前記目標に対するレーザ光の照射方向を設定可能な照準器と、を備え、
    前記照準器は、前記目標に対する前記レーザ光の識別コードを設定するコード設定装置と、
    前記飛翔体が前記目標に到着する前に、前記照準器により前記レーザ光を前記照射方向へ間欠的に照射する間欠照射装置と、を有し、
    前記飛翔体は、前記識別コードを記憶し、検出された前記レーザ光の反射光に基づき、前記識別コードに対応する前記目標に前記飛翔体の経路を修正する経路修正装置を有する、レーザセミアクティブ誘導装置。
  7. 前記照準器は、前記目標の位置情報と前記識別コードを前記発射装置に送信し、
    前記発射装置は、前記照準器から受信した前記目標の前記位置情報と前記識別コードを、前記経路修正装置に入力し、かつ発射時刻、前記目標に到着する到着時刻、及び前記到着時刻より前の照射開始時刻を設定する、請求項6に記載のレーザセミアクティブ誘導装置。
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