JP2017101702A - 基板加工用のアクチュエータ及び基板加工装置 - Google Patents

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良吾 堀井
Ryogo Horii
良吾 堀井
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Abstract

【課題】常に一定の安定した押圧力によって基板に溝等の加工を行うことができるようにする。【解決手段】このアクチュエータ4は、エアシリンダからのエアによる押圧力を受けて、ツールホルダの一端に保持された加工ツールを基板の表面に押圧する。このアクチュエータ4は、ガイド部材14と、少なくとも1つのボール15と、を備えている。ガイド部材14は、内部に貫通する断面円形の貫通孔14aを有するとともに、貫通孔14aに押圧部材11のピン部11bが挿入される。ボール15は、ガイド部材14の貫通孔14aに移動自在に配置されるとともに、エアシリンダからのエアを受けてピン部11bを基板側に押圧する。【選択図】図2

Description

本発明は、基板加工用のアクチュエータ、特に、エアシリンダからのエアを受けて、ツールホルダの一端に保持された加工ツールを基板の表面に押圧するためのアクチュエータに関する。また、本発明は基板加工装置に関する。
基板の一例としての薄膜太陽電池は、ガラス等の基板上にモリブデン(Mo)膜からなる下部電極膜が形成され、その後、下部電極膜を分離するための溝が形成されて、下部電極膜が短冊状に分割される。次に、下部電極膜上にCIGS膜等のカルコパイライト構造化合物半導体膜を含む化合物半導体膜が形成される。そしてさらに、これらの半導体膜の一部がストライプ状に除去されて短冊状に分割され、これらを覆うように上部電極膜が形成される。そして最後に、上部電極膜の一部がストライプ状に剥離されて短冊状に分割される。
以上の加工工程において、電極分離用の溝をスクライブにより形成するために、例えば、メカニカルスクライブ装置が用いられる。メカニカルスクライブ装置は、例えば特許文献1に示されるように、先端が先細り状となった溝加工ツールの刃先を、所定の圧力をかけて基板に押しつけながら移動させることによって、電極間コンタクト用の溝や電極分離用の溝を加工する装置である。
特開2004−115356号公報
メカニカルスクライブ装置では、先端に加工ツールが装着された複数のヘッドが設けられている。加工ツールはツールホルダに保持されており、このツールホルダを、シャフトを介してエアシリンダによって下方に押圧することによって、加工ツールが基板に押し付けられる。
エアシリンダによって下方に移動させられるシャフトは、ガイド部材によって支持されている。しかし、ガイド部材の孔とシャフトとの間には隙間を設ける必要があるために、シャフトが押圧力を受けた際に、ガイド部材の孔の中心線に対してシャフトが傾斜する場合がある。シャフトが傾斜すると、ガイド部材の孔の下端のエッジがシャフトに強く接触し、またシャフトの上端のエッジがガイド部材の孔の内面に強く接触することになる。
以上のような状況では、シャフトが移動する際に大きな抵抗を受けることになり、またシャフトが傾いた状態で移動することになり、基板に対するツールの押圧力が変化し、溝の加工品質を高く維持することができない。
本発明の課題は、常に一定の安定した押圧力によって基板に溝等の加工を行うことができるようにすることにある。
(1)本件発明に係る基板加工用のアクチュエータは、エアシリンダからのエアによる押圧力を受けて、ツールホルダの一端に保持された加工ツールを基板の表面に押圧するためのアクチュエータである。このアクチュエータは、ガイド部材と、少なくとも1つの球状部材と、を備えている。ガイド部材は、内部に貫通する断面円形の貫通孔を有するとともに、貫通孔にツールホルダの他端が挿入される。球状部材は、ガイド部材の貫通孔に移動自在に配置されるとともに、エアシリンダからのエアの圧力を受けてツールホルダの他端を基板側に押圧する。
このアクチュエータでは、ガイド部材の貫通孔に挿入されたツールホルダの他端は、ボールを介して押圧力を受ける。したがって、仮にツールホルダの他端の軸線とガイド部材の貫通孔の中心線とにずれがあっても、貫通孔の内面に対するボールの姿勢は変わらないので、ツールホルダを無理なく押圧することができる。このため、常に均一な押圧力でツールを基板に押し付けることができる。また、ボールは貫通孔の内部を転動できるので、貫通孔の内面に強く接触した状態でも大きな抵抗を受けることなくボールは貫通孔に沿って移動するため、基板に対するツールの押圧力が変化しにくい。
(2)好ましくは、球状部材は、金属又はセラミック製である。
(3)好ましくは、球状部材は、ガイド部材の貫通孔が形成された部分の硬度より低い硬度を有する。ここでは、球状部材とガイド部材の貫通孔とが接触するが、球状部材の方が摩耗しやすい。すなわち、球状部材を消耗品として扱うことができ、ランニングコストを抑えることができる。
(4)本発明に係る基板加工装置は、エアシリンダからのエアを受けて、加工ツールを基板の表面に押圧するための装置である。この基板加工装置は、一端に加工ツールが装着されるツールホルダと、ツールホルダの他端が挿入される貫通孔を内部に有するガイド部材と、少なくとも1つの球状部材と、を備えている。球状部材は、ガイド部材の貫通孔に移動自在に配置されるとともに、エアシリンダからのエアの圧力を受けてツールホルダの他端を基板側に押圧する。
(5)好ましくは、球状部材が当接するツールホルダの他端面は、平坦に形成されている。
以上のような本発明では、常に一定の安定した押圧力によって基板に加工ツールを押し付けて溝等の加工を行うことができる。このため、加工品質が安定する。
本発明の一実施形態によるアクチュエータを有するヘッドの外観図。 アクチュエータの断面構成図。
[装置構成]
図1に本件発明の一実施形態による基板加工装置のヘッド1を示している。ヘッド1は、基板加工装置のテーブル上において、ガイドバーに沿って横方向に移動可能である。なお、基板加工装置のヘッド1以外の部分は、周知の構成と同様であるのでここでは省略する。
ヘッド1は、ガイドバー(図示せず)に装着されたベース部材2と、ベース部材2に対して昇降自在に装着されたホルダ3と、ホルダ3の上方に配置されたアクチュエータ4と、を有している。
ホルダ3は、メインホルダ6と、ツールホルダ7と、を有している。ホルダ3の上端部にはリターンスプリング8の一端が係止され、ホルダ3はリターンスプリング8によって常に上方に付勢されている。
メインホルダ6はベース部材2に対してスライドガイド9を介して昇降自在に支持されている。メインホルダ6の上端部には、押圧部材11が取り付けられている。押圧部材11は、メインホルダ6の上端面に固定されるフランジ部11aと、フランジ部11aから上方に向かって垂直に延びるピン部11bと、を有している。
ツールホルダ7は、メインホルダ6の下部に取り外し自在に装着され、下端部に加工用のツール10を装着することが可能である。
アクチュエータ4は、図2の断面図で示すように、ガイド部材14と、2つのボール15と、を有している。なお、アクチュエータ4は、上下方向に移動しないように固定されている。
ガイド部材14は、中心に上下方向に延びて貫通する断面円形の貫通孔14aを有している。貫通孔14aの上端部には、エアシリンダ(図示せず)に接続されたホース17(図1参照)が、コネクタ18によって接続されている。すなわち、ガイド部材14の貫通孔14aには、ホース17を介してエアシリンダからのエアが供給される。また、貫通孔14aには、下方から押圧部材11のピン部11bが挿入されている。このピン部11bの貫通孔14aへの挿入量は、ホルダ3がもっとも下方に移動した際にもピン部11bが貫通孔14aから出ないような量に設定されている。また、ピン部11bの上端面は平坦面になっている。
ボール15は、金属又はセラミック製であり、真球に形成されている。2個のボール15は貫通孔14a内に移動自在に挿入されており、ピン部11bの上端面に接触可能である。
なお、ボール15の硬度は、ガイド部材14が形成された材質の硬度よりも低い。すなわち、両者の接触による摩耗は、ボール15の方がより多く摩耗するように設定されている。
ここで、一例として、ボール15の直径は3mmであり、このようなボール15に対してガイド部材14の貫通孔14aの内径は、3.01mmに設定するのが好ましい。
[動作]
基板に対して例えば溝加工を行う場合は、まず、ヘッド1を加工開始位置に移動させる。次にエアシリンダを作動させて、ガイド部材14の貫通孔14a内にエアを供給する。これにより、ボール15に対して下方への押し込み圧力が作用する。このボール15への押し込み圧力は、押圧部材11を介してツールホルダ7に伝達される。このため、ツールホルダ7は下方に移動し、ツールホルダ7の下端に装着されたツール10が基板に対して押し付けられる。
このような状態で、ツール10を基板に対して押し付けながらヘッド1を加工方向に走査することによって、基板に溝が加工される。
以上の動作においては、ボール15を介して押圧部材11のピン部11bを押し、ツール10を基板に押し付けているので、仮に押圧部材11のピン部11bの軸線がガイド部材14の貫通孔14aの中心線とずれていても、ピン部11bに無理な力が作用したり、ピン部11bが傾いて貫通孔14aに接触することがない。したがって、常に均一な押圧力でツール10を基板に押し付けることができる。
なお、エアシリンダからのエアの供給が停止すると、ツール10を含むホルダ3は、リターンスプリング8によって上昇する。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
(a)ボールの個数は前記実施形態に限定されない。
(b)ボール15の直径及び貫通孔14aの内径は、一例であって前述の数値に限定されない。
(c)ホルダ3と押圧部材11とを別体で形成したが、これらを一体で形成してもよい。
(d)ボール15が断面円形の貫通孔14aに挿入されている構成としたが、基板に対するツールの押圧力が変化を円柱状のローラに、断面円形の貫通孔14aを断面矩形の貫通孔にそれぞれ代えた構成としてもよい。この場合、ローラは貫通孔の内部を転動して移動可能な姿勢で断面矩形の貫通孔に挿入される。ローラもボールと同様に貫通孔の内部を転動でき、また回転しても外見上は姿勢が変化しないのでボールと同様の効果が得られる。
1 ヘッド
3 ホルダ
4 アクチュエータ
6 メインホルダ
7 ツールホルダ
10 ツール
11 押圧部材
11b ピン部
14 ガイド部材
14a 貫通孔
15 ボール

Claims (5)

  1. エアシリンダからのエアによる押圧力を受けて、ツールホルダの一端に保持された加工ツールを基板の表面に押圧するためのアクチュエータであって、
    内部に貫通する断面円形の貫通孔を有するとともに、前記貫通孔に前記ツールホルダの他端が挿入されるガイド部材と、
    前記ガイド部材の貫通孔に移動自在に配置されるとともに、前記エアシリンダからのエアを受けて前記ツールホルダの他端を前記基板側に押圧するための少なくとも1つの球状部材と、
    を備えた基板加工用のアクチュエータ。
  2. 前記球状部材は、金属又はセラミック製である、請求項1又は2に記載の基板加工用のアクチュエータ。
  3. 前記球状部材は、前記ガイド部材の貫通孔が形成された部分の硬度より低い硬度を有する、請求項1又は2に記載の基板加工用のアクチュエータ。
  4. エアシリンダからのエアを受けて、加工ツールを基板の表面に押圧するための基板加工装置であって、
    一端に加工ツールが装着されるツールホルダと、
    前記ツールホルダの他端が挿入される貫通孔を内部に有するガイド部材と、
    前記ガイド部材の貫通孔に移動自在に配置されるとともに、前記エアシリンダからのエアを受けて前記ツールホルダの他端を前記基板側に押圧するための少なくとも1つの球状部材と、
    を備えた基板加工装置。
  5. 前記球状部材が当接する前記ツールホルダの他端面は、平坦に形成されている、請求項4に記載の基板加工装置。
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