JP2017101463A - 床材及びこれを用いた床材の接合構造 - Google Patents

床材及びこれを用いた床材の接合構造 Download PDF

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Yoshiaki Kaji
良明 鍜治
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Masahiro Nakagawa
雅博 中川
達啓 津守
Tatsuhiro Tsumori
達啓 津守
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Tomoyasu Hirano
友康 平野
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Abstract

【課題】隣り合う床材同士の接合部における目隙及び突き上げを抑制し得る床材及びこれを用いた床材の接合構造を提供する。
【解決手段】一側端部6に突状実部14が設けられ他側端部7に凹状実部22が設けられた床材1であって、前記突状実部及び前記凹状実部は、隣り合う床材同士が接合された状態で、互いの側端部の厚さ方向両面側に形成される隙間4,5の拡縮が抑制されるように、一方の床材の前記突状実部の突出方向先端部の両角部17,18及び他方の床材の前記凹状実部の開口両縁の角部25,26のうちの2つの角部17,26が前記凹状実部の両内側面23,24及び前記突状実部の両外側面15,16のうちの対応する2つの傾斜側面23,16に線接触的に当接される構成とされ、かつ、隣り合う床材同士が接合される際に、前記傾斜側面に対する前記角部の係止状態が解除された状態で係合可能な構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、床材及びこれを用いた床材の接合構造に関する。
従来より、隣り合う床材同士を実接合する突出状の雄実部及び凹溝状の雌実部が両側端部に設けられた床材が知られている。このような床材を実接合した場合には、床材同士が吸放湿や温度変化等によって厚さ方向両面に平行な方向に収縮したり、膨張(伸張)したりしていわゆる目隙や突き上げが生じるという問題があった。
例えば、下記特許文献1には、凸条の根元上側から床材表面までに傾斜面を設け、凹溝の上縁部から表面側に凸条の上側の傾斜面に対応した傾斜面を設け、凸条の根元下側に下向きの傾斜面を設けた構成とされた床材が開示されている。また、一の床材の凸条を隣接する他の床材の凹溝に嵌合させたときに凹溝の下縁角部が凸条の根元下側の傾斜面に当接し、表面側の傾斜面間及び凸条の下側と凹溝の下側との間に間隔が形成される構成とされている。
特許第3682441号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された床材では、突き上げの抑制は可能とされているが、目隙の抑制は困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、隣り合う床材同士の接合部における目隙及び突き上げを抑制し得る床材及びこれを用いた床材の接合構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る床材は、一側端部に突状実部が設けられ他側端部に凹状実部が設けられた床材であって、前記突状実部及び前記凹状実部は、隣り合う床材同士が接合された状態で、互いの側端部の厚さ方向両面側に形成される隙間の拡縮が抑制されるように、一方の床材の前記突状実部の突出方向先端部の両角部及び他方の床材の前記凹状実部の開口両縁の角部のうちの2つの角部が前記凹状実部の両内側面及び前記突状実部の両外側面のうちの対応する2つの傾斜側面に線接触的に当接される構成とされ、かつ、隣り合う床材同士が接合される際に、前記傾斜側面に対する前記角部の係止状態が解除された状態で係合可能な構成とされていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る床材の接合構造は、本発明に係る床材を用いた床材の接合構造であって、隣り合う床材の互いの側端部の厚さ方向両面側に隙間が形成され、かつ前記2つの角部が前記2つの傾斜側面に線接触的に当接された構造とされていることを特徴とする。
本発明に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造は、上述のような構成としたことで、隣り合う床材同士の接合部における目隙及び突き上げを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る床材の一例及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す一部破断概略縦断面図である。 同床材の一例を模式的に示す一部破断概略平面図である。 (a)、(b)は、同床材の接合方法の一例としての施工手順の一例を模式的に示す図1に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、本発明の他の実施形態に係る床材の一例及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す一部破断概略縦断面図、(b)は、同床材の接合方法の一例としての施工手順の一例を模式的に示す(a)に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、本発明の更に他の実施形態に係る床材の一例及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す一部破断概略縦断面図、(b)は、同床材の接合方法の一例としての施工手順の一例を模式的に示す(a)に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、本発明の更に他の実施形態に係る床材の一例及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す一部破断概略縦断面図、(b)は、同床材の接合方法の一例としての施工手順の一例を模式的に示す(a)に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、本発明の更に他の実施形態に係る床材の一例及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す一部破断概略縦断面図、(b)は、同床材の接合方法の一例としての施工手順の一例を模式的に示す(a)に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、本発明の更に他の実施形態に係る床材の一例及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す一部破断概略縦断面図、(b)は、同床材の接合方法の一例としての施工手順の一例を模式的に示す(a)に対応させた一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の各実施形態では、床材を施工した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
図1〜図3は、第1実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る床材1は、略方形平板状とされ、本実施形態では、図2に示すように、一方向に長尺な略矩形平板状とされている。
この床材1の長さ寸法や幅寸法、厚さ寸法等は、一般的な床材の各寸法と概ね同寸法としてもよい。例えば、床材1を、長さ寸法が1500mm〜2000mm程度、幅寸法が250mm〜500mm程度とされた長尺板状体としてもよい。また、後記するように、設置対象としての床下地2上に、ねじや釘等の止具や、接着剤等を用いずにいわゆる置敷床的に施工されるものとした場合には、上記よりも小さい寸法としてもよい。例えば、床材1を、長さ寸法が600mm〜1200mm程度、幅寸法が100mm〜200mm程度とされたものとしてもよい。また、床材1としては、一方向に長尺なものに限られず、厚さ方向(床材厚さ方向)に見て略正方形状とされたものとしてもよい。また、床材1は、厚さ寸法が3mm〜30mm程度とされたものとしてもよく、5mm〜15mm程度とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、床材1を、基材10の表面(上面)に、表面化粧材29を積層した構成としている。図例では、床材1の表面(上面)を、平坦面状とした例を示しているが、床材1の表面側に化粧溝等が設けられたものとしてもよい。
表面化粧材29は、図1及び図3に示すように、薄シート状(フィルム状)とされている。この表面化粧材29としては、天然木材(銘木)を加工等して形成された突板等の単板や、木目柄等の種々の柄(模様)が印刷された化粧印刷紙やオレフィン系等の合成樹脂系フィルム、石材、ガラス材等としてもよい。この表面化粧材29の厚さ寸法は、例えば、0.01mm〜3.0mm程度としてもよく、0.01mm〜0.5mm程度としてもよい。なお、床材1としては、この表面化粧材29と基材10との間や基材10の裏面(下面)側に、樹脂含浸紙や防湿シートなどの機能シートが更に積層されたものでもよい。
基材10は、床材1の厚さ方向の大部分を占める構成とされている。この基材10としては、木質系材料や、合成樹脂系材料、無機系材料、金属系材料等から形成されたものとしてもよく、複数種の材料から形成されたものとしてもよい。例えば、基材10を、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板、パーティクルボード等の木質ボード、MDF(中密度繊維板)やHDF(高密度繊維板)等の木質繊維板などの木質系ボードから形成されたものとしてもよい。また、基材10を、ウレタンや、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、POM(ポリアセタール)、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)などの合成樹脂を主成分とする合成樹脂系ボードから形成されたものとしてもよい。また、基材10を、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)から形成されたものとしてもよい。また、基材10を、無機系材料に樹脂を含浸させた石膏ボードや、けい酸カルシウム板、火山性ガラス質複層板等の無機系ボードから形成されたものとしてもよい。また、基材10としては、上記したような種々の材料に、靱性を高めるべく、マイカ等の粘土状鉱物や、パルプ等の有機系補強繊維、ゴムや中空樹脂等の弾性材が添加されて形成されたものとしてもよい。また、基材10を、これら種々の材料からなる板材を積層した複層構造とされたものとしてもよい。
また、床材1は、図1及び図2に示すように、一側端部6(8)に突状実部14が設けられ、他側端部7(9)に凹状実部22が設けられた構成とされている。また、突状実部14及び凹状実部22は、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、互いの側端部6,7の厚さ方向両面側に形成される隙間4,5の拡縮が抑制されるように、係合される構成とされている。また、突状実部14及び凹状実部22は、一方の床材1の突状実部14の突出方向先端部の両角部17,18及び他方の床材1の凹状実部22の開口両縁の角部25,26のうちの2つの角部17,26が凹状実部22の両内側面23,24及び突状実部14の両外側面15,16のうちの対応する2つの傾斜側面23,16に線接触的に当接される構成とされている。また、突状実部14及び凹状実部22は、隣り合う床材1,1同士が接合される際に、傾斜側面23,16に対する角部17,26の係止状態が解除された状態で係合可能な構成とされている。
本実施形態では、これら突状実部14及び凹状実部22を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、一方の床材1の突状実部14が他方の床材1の凹状実部22に挟持される構成としている。また、突状実部14及び凹状実部22を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、2つの傾斜側面23,16に線接触的に当接される2つの角部17,26が床材厚さ方向で互いに異なる位置となるように設けた構成としている。つまり、2つの角部17,26のうちの一方の角部17と他方の角部26とが異なる高さに位置するように設けられている。また、突状実部14及び凹状実部22を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、一方の床材1の突状実部14の下方側に向く傾斜側面16に他方の床材1の凹状実部22の開口下縁の角部26が線接触的に当接される構成としている。また、突状実部14及び凹状実部22を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、一方の床材1の突状実部14の上方側の角部17が他方の床材1の凹状実部22の下方側に向く傾斜側面23に線接触的に当接される構成としている。
また、本実施形態では、一側端部6(8)及び他側端部7(9)の厚さ方向表面側に、互いに平行状とされた傾斜面部13,21をそれぞれに設けた構成としている。また、これら傾斜面部13,21を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、一方の床材1の一側端部6(8)の傾斜面部13と他方の床材1の他側端部7(9)の傾斜面部21とが対向するように配される構成としている。
また、本実施形態では、一側端部6(8)の厚さ方向表面側に、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、隣り合う床材1の他側端部7(9)の傾斜面部21の厚さ方向表面側部位とによって目地溝状部を構成する面取り部11を設けた構成としている。
また、本実施形態では、図2に示すように、この床材1の一方向(幅方向)の両側端部6,7のうちの一側端部6に突状実部14を設け、他側端部7に凹状実部22を設けた構成としている。また、床材1の他方向(長手方向)の両側端部8,9のうちの一側端部8に突状実部14を設け、他側端部9に凹状実部22を設けた構成としている。つまり、本実施形態では、床材1の四周側端部6,7,8,9に実部14,22,14,22を設けた構成としている。この床材1を長手方向(床材長手方向)に見た形状は、全長に亘って略一様な形状とされ、この床材1を幅方向(床材幅方向)に見た形状は、全幅に亘って略一様な形状とされている。また、幅方向一側端部6と長手方向一側端部8とは同様の構成とされ、幅方向他側端部7と長手方向他側端部9とは同様の構成とされている。以下では、幅方向両側端部6,7側を例にとって説明するが、長手方向両側端部8,9側についても幅方向を長手方向と読み替え、全長を全幅と読み替えれば、概ね同様である。
一側端部6は、図1に示すように、厚さ方向途中部位に幅方向外方側に向けて突出するように突状実部14を設けた構成とされ、厚さ方向表面側部位に面取り部11と傾斜面部(突側傾斜面部)13とを設けた構成とされている。
面取り部11は、当該床材1の表面から幅方向外方側に向けて下るように傾斜する傾斜面状、つまり、C面取り状とされている。この面取り部11の面取り寸法は、上記目地溝状部の溝開口側の溝幅が1.0mm〜5.0mm程度となるように適宜の寸法としてもよい。なお、図例では、表面化粧材29の端部が面取り部11を構成するように表面化粧材29を基材10に積層した例を示しているが、面取り部11の略全面が表面化粧材29によって構成される態様等としてもよい。または、この面取り部11を、適宜、塗装等によって表面化粧材29と同様な色柄の表面仕上処理が施されたものとしてもよい。
突側傾斜面部13は、面取り部11とは逆側に傾斜するように設けられている。つまり、この突側傾斜面部13は、幅方向外方側の斜め下方側に向くように設けられている。本実施形態では、この突側傾斜面部13と、後記する突状実部14の上方側を向く上向き外側面15と、によって長手方向に延びる溝状の受入凹所12の溝幅方向両側を区画する構成としている。
受入凹所12は、幅方向外方側に向けて開口するように、当該床材1の全長に亘って設けられている。また、この受入凹所12は、斜め上方側に向けて開口するように設けられている。また、図例では、この受入凹所12の溝底を、幅方向外方側に向く略垂直面状(水平面に対して略直交状)とした例を示している。
突状実部14は、当該床材1の全長に亘って設けられており、本実施形態では、斜め上方側に向けて突出するように設けられている。
この突状実部14の上方側に向く上向き外側面15は、幅方向中心側の斜め上方側に向くように設けられている。また、この上向き外側面15を、受入凹所12が開口側に向かうに従い拡開状となるように、幅方向外方側に向かうに従い突側傾斜面部13から離間するように設けた構成としている。つまり、上向き外側面15の水平面に対する傾斜角度を、突側傾斜面部13の水平面に対する傾斜角度よりも小としている。また、図例では、上向き外側面15の基端側となる受入凹所12の溝底との入隅部を、凹湾曲面状とした例を示している。
また、突状実部14の下方側に向く下向き外側面16は、隣り合う床材1の凹状実部22の開口下縁の角部としての下側角部26が当接される傾斜側面を構成する。この下向き外側面16は、幅方向外方側の斜め下方側に向くように設けられている。また、この下向き外側面16を、突状実部14が突出方向先端側に向かうに従い拡開状(先太状)となるように、幅方向外方側に向かうに従い上向き外側面15から離間するように設けた構成としている。つまり、下向き外側面16の水平面に対する傾斜角度を、上向き外側面15の水平面に対する傾斜角度よりも小としている。
また、上向き外側面15と突状実部14の突出方向先端面(先端面)との角部が、突状実部14の上方側の角部としての上側角部17を構成する。本実施形態では、上向き外側面15と突状実部14の先端面とのなす角を鋭角状とした構成としている。また、上側角部17に面取り形状等を設けずに、上側角部17を尖った(角張った)形状としている。また、図例では、突状実部14の先端面を、幅方向外方側の斜め上方側に向くように設けた例を示している。
また、突状実部14の先端面と下向き外側面16との角部が、突状実部14の下方側の角部としての下側角部18を構成する。本実施形態では、突状実部14の先端面と下向き外側面16とのなす角を略直角状とした構成としている。また、この下側角部18を、面取り形状としている。図例では、この下側角部18を、突湾曲面形状(R面取り形状)とした例を示しているが、C面取り形状としたり、上記同様、尖った形状としてもよい。
この突状実部14の下方側となる一側端部6の裏面側部位19は、本実施形態では、幅方向外方側に向く略垂直面状とされている。図例では、この裏面側部位19を、受入凹所12の溝底と略同一平面状とした例を示している。
他側端部7は、厚さ方向途中部位に幅方向外方側に向けて開口するように凹状実部22を設けた構成とされ、厚さ方向表面側部位に傾斜面部(凹側傾斜面部)21を設けた構成とされている。また、他側端部7は、凹状実部22の床材厚さ方向表面側を区画する表面側突部20と凹状実部22の床材厚さ方向裏面側を区画する裏面側突部27とを設けた構成とされている。つまり、表面側突部20の上方側に向く外側面が凹側傾斜面部21を構成し、表面側突部20の下方側に向く外側面が凹状実部22の下方側に向く傾斜側面としての下向き内側面23を構成する。また、裏面側突部27の上方側に向く外側面が凹状実部22の上方側に向く上向き内側面24を構成する。
凹側傾斜面部21は、当該床材1の表面から幅方向外方側に向けて下るように傾斜する傾斜面状とされている。この凹側傾斜面部21は、厚さ方向表面側部位が隣り合う床材1の面取り部11とによって上記目地溝状部を構成し、厚さ方向裏面側部位が隣り合う床材1の突側傾斜面部13に略平行状にかつこの突側傾斜面部13から間隔を空けて対向するように配される。つまり、この凹側傾斜面部21が上記目地溝状部の溝底を構成する。図例では、表面化粧材29の端部が凹側傾斜面部21を構成するように表面化粧材29を基材10に積層した例を示しているが、凹側傾斜面部21の少なくとも表面側部位が表面化粧材29によって構成される態様等としてもよい。または、この凹側傾斜面部21の少なくとも表面側部位を、適宜、塗装等によって表面化粧材29と同様な色柄の表面仕上処理が施されたものとしてもよい。
表面側突部20は、幅方向外方側に向けて突出するように設けられており、隣り合う床材1の受入凹所12に挿入される構成とされている。上記した受入凹所12は、表面側突部20の受け入れが可能なように適宜の溝幅寸法とされている。
また、この表面側突部20の突出方向先端面(先端面)は、隣り合う床材1と接合された状態で、隣り合う床材1の受入凹所12の溝底に当接しないように、該溝底から間隔を空けて配される構成とされている。図例では、この表面側突部20の先端面を、幅方向外方側に向く略垂直面状とした例を示している。
凹状実部22は、長手方向に延びる溝状に当該床材1の全長に亘って設けられており、本実施形態では、斜め下方側に向けて開口するように設けられている。
この凹状実部22の下向き内側面23は、幅方向中心側の斜め下方側に向くように設けられている。また、この下向き内側面23を、表面側実部20が突出方向先端側に向かうに従い先細状となるように、幅方向外方側に向かうに従い凹側傾斜面部21に近接するように設けた構成としている。つまり、下向き内側面23の水平面に対する傾斜角度を、凹側傾斜面部21の水平面に対する傾斜角度よりも小としている。また、この下向き内側面23の水平面に対する傾斜角度を、突状実部14の上向き外側面15の水平面に対する傾斜角度よりも小としている。これにより、隣り合う床材1と接合された状態では、この下向き内側面23に隣り合う床材1の突状実部14の上側角部17が線接触的に当接されて係止する。また、この下向き内側面23に隣り合う床材1の突状実部14の上側角部17が線接触的に当接されて隣り合う床材1,1同士の離間する方向への移動、つまり、隙間4,5の拡大が抑制される構成とされている。
また、図例では、この下向き内側面23の水平面に対する傾斜角度を、突状実部14の下向き外側面16の水平面に対する傾斜角度と略同角度とした例を示している。つまり、凹状実部22の下向き内側面23と突状実部14の下向き外側面16とを略平行状とした例を示している。
また、凹状実部22の上向き内側面24は、幅方向外方側の斜め上方側に向くように設けられている。また、この上向き内側面24を、凹状実部22が開口側に向かうに従い幅狭状(先細状)となるように、幅方向外方側に向かうに従い下向き内側面23に近接するように設けた構成としている。つまり、上向き内側面24の水平面に対する傾斜角度を、下向き内側面23の水平面に対する傾斜角度よりも小としている。また、上向き内側面24の水平面に対する傾斜角度を、突状実部14の下向き外側面16の水平面に対する傾斜角度よりも小としている。なお、この上向き内側面24は、隣り合う床材1,1同士の接合性や裏面側突部27の強度上の観点等から適宜の方向を向くように設けられたものとしてもよく、真上方向や幅方向中心側の斜め上方側に向くように設けられたものとしてもよい。
この凹状実部22の最も幅狭となる開口側部位の溝幅寸法は、突状実部14の受け入れが可能なよう適宜の寸法とされている。
また、凹状実部22の溝底は、隣り合う床材1と接合された状態で、隣り合う床材1の突状実部14の先端面に当接しないように、突状実部14の先端面から間隔を空けて配される構成とされている。図例では、この凹状実部22の溝底を、幅方向外方側の斜め下方側に向くように設けた例を示している。また、この凹状実部22の溝底を、突状実部14の先端面と略平行状とした例を示している。
また、表面側突部20の先端面と下向き内側面23との角部が、凹状実部22の開口上縁の角部としての上側角部25を構成する。本実施形態では、表面側突部20の先端面と下向き内側面23とのなす角を鋭角状とした構成としている。また、この上側角部25を、面取り形状としている。図例では、この上側角部25を、突湾曲面形状(R面取り形状)とした例を示しているが、C面取り形状としたり、上記同様、尖った形状としてもよい。
また、上向き内側面24と裏面側突部27の突出方向先端面(先端面)28との角部が、凹状実部22の下側角部26を構成する。本実施形態では、上向き内側面24と裏面側突部27の先端面28とのなす角を鈍角状とした構成としている。また、下側角部26に面取り形状等を設けずに、下側角部26を尖った形状としている。また、この下側角部26を、上側角部25よりも幅方向中心側に位置するように設けた構成としている。隣り合う床材1と接合された状態では、この下側角部26が隣り合う床材1の突状実部14の下向き外側面16に線接触的に当接されて係止し、隣り合う床材1,1同士の近接する方向への移動、つまり、隙間4,5の縮小が抑制される構成とされている。また、隣り合う床材1と接合された状態では、この下側角部26が隣り合う床材1の突状実部14の上側角部17よりも厚さ方向で裏面側、つまり、下方側に位置し、幅方向外方側に位置する構成とされている。
裏面側突部27は、幅方向外方側に向けて突出するように設けられており、隣り合う床材1の突状実部14の下方側に潜り込むように挿入される構成とされている。この裏面側突部27の下方側に向く外側面は、当該床材1の裏面を構成するように当該床材1の裏面と面一状とされている。また、この裏面側突部27の先端面は、隣り合う床材1と接合された状態で、隣り合う床材1の裏面側部位19に当接しないように、裏面側部位19から間隔を空けて配される構成とされている。つまり、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、これらの接合部となる側端部6,7同士は、上記のように線接触的に当接される2箇所の線接触箇所を除いて間隔を空けて配される構成とされている。なお、これら2箇所の線接触箇所は、全長に亘って当接される態様に限られず、一部に非当接箇所があるような態様としてもよい。
図例では、この裏面側突部27の先端面28を、幅方向外方側の斜め上方側に向く傾斜面状とした例を示しているが、幅方向外方側に向く略垂直面状としたり、斜め下方側に向く傾斜面状としたりしてもよい。また、裏面側突部27の先端が表面側突部20の先端よりも幅方向中心側に位置するように、これら裏面側突部27及び表面側突部20を設けた態様としているが、このような態様に限られない。例えば、裏面側突部27の先端と表面側突部20の先端とが幅方向で略一致した位置となるように、これら裏面側突部27及び表面側突部20を設けた態様等としてもよい。
また、本実施形態では、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、厚さ方向表面側に形成される表面側隙間4よりも厚さ方向裏面側に形成される裏面側隙間5の幅方向に沿う寸法が大となる構成としている。つまり、表面側隙間4を構成する一方の床材1の面取り部11の下端縁からこれに対向する他方の床材1の凹側傾斜面部21までの幅方向に沿う寸法を、裏面側隙間5を構成する一方の床材1の裏面側部位19の下端縁からこれに対向する他方の床材1の裏面側突部27の先端面28の下端縁までの幅方向に沿う寸法よりも小としている。なお、このような態様に代えて、これら表面側隙間4及び裏面側隙間5の隙間幅寸法を、略同寸法等としてもよい。また、上記した床材1の側端部6,7(8,9)の実部14,22等は、適宜、切削や射出成形等によって形成されたものでもよい。
上記構成とされた複数枚の床材1,1を用いた本実施形態に係る床材の接合構造は、隣り合う床材1,1の互いの側端部6,7(8,9)の厚さ方向両面側に隙間4,5が形成され、かつ2つの角部17,26が2つの傾斜側面23,16に線接触的に当接された構造とされている。このように隣り合う床材1,1同士が接合された状態では、2箇所の線接触箇所によって一方の床材1の突状実部14が他方の床材1の凹状実部22に挟持された状態となる。また、このように隣り合う床材1,1同士が接合された状態では、2つの角部17,26が対応する2つの傾斜側面23,16に線接触的に当接されて係止し、床材1,1同士の互いの幅方向への移動が抑制される。つまり、隙間4,5が拡大する方向に床材1,1が変形や移動しようとすれば、一方の床材1の突状実部14の上側角部17が他方の床材1の凹状実部22の幅方向中心側に向く下向き内側面23に規制されるようにして隙間4,5の拡大が抑制される。この際、他方の床材1の表面側突部20が一方の床材1の突状実部14に押し上げられるように変形した場合にも、凹側傾斜面部21と突側傾斜面部13との隙間によって吸収することができ、一方の床材1の側端部6の表面側の変形を抑制することができる。
また、隙間4,5が縮小する方向に床材1,1が変形や移動しようとすれば、一方の床材1の突状実部14の幅方向外方側に向く下向き外側面16に他方の床材1の凹状実部22の下側角部26が規制されるようにして隙間4,5の縮小が抑制される。この際、一方の床材1の突状実部14が他方の床材1の裏面側突部27に押し上げられるように変形したり、他方の床材1の裏面側突部27が一方の床材1の突状実部14に押し下げられるように変形した場合にも、線接触的に当接される2箇所の線接触箇所を除いた箇所の厚さ方向両面側の隙間4,5を含む隙間によって吸収することができる。これにより、床材1,1同士の接合部における突き上げを抑制することができる。
また、上記構成とされた複数枚の床材1,1を施工する際には、以下のようにしてもよい。
本実施形態では、床下地2上に敷設された下地シート3上に複数枚の床材1,1を、いわゆる置敷床的に施工する例を示している。床下地2としては、鋼製下地や、木造下地でもよく、例えば、根太や床下地ボード等としてもよく、さらには、床スラブ等としてもよい。
また、下地シート3としては、床下地2の不陸を吸収可能な不陸吸収シートとしてもよい。また、下地シート3としては、不陸吸収機能を有したものに代えて、または加えて、クッション機能や防湿機能、防音機能、衝撃音低減機能、透湿機能等の種々の機能のうちの少なくとも一つの機能を有した機能(多機能)シートとしてもよい。
この下地シート3の厚さ寸法は、上記のような種々の機能に応じて、適宜の寸法とされたものとしてもよく、例えば、不陸吸収シートとした場合には、2mm以上の厚さ寸法とされたものとしてもよい。また、この下地シート3を含んで床下地2として把握するようにしてもよい。なお、このような下地シート3を床下地2上に敷設する態様に代えて、または加えて、床材1自体の裏面に積層一体化した構成としてもよい。つまり、床材1の裏面側に上記のような機能シートを貼着した構成とされたものとしてもよい。この場合は、例えば、機能シートの端部が基材10の側端部から突出し、隣り合う床材1,1同士の機能シートの端部が当接されるような態様等としてもよい。また、この場合は、裏面側隙間5を、隣り合う床材1,1同士の基材10,10同士の隙間として把握するようにしてもよい。
このような床下地2(下地シート3)上に施工された一方の床材1と他方の床材1とを接合する際には、図3(a)、(b)に示すように、一方の床材1の一側端部6の突状実部14に他方の床材1の他側端部7の凹状実部22を係合させ、接合するようにしてもよい。一般的な本実接合や相じゃくり接合では、一方の床材に対して他方の床材を水平方向や下方側に移動させて接合がなされるが、本実施形態に係る床材1は、上述のように、各実部14,22が斜め状に形成されている。そのため、床下地2(下地シート3)上に厚さ方向を上下方向に沿わせて水平状に配された一方の床材1に対して、他方の床材1を斜め下方側に移動させて互いの実部14,22を係合させるようにすればよい。
また、図例では、一方の床材1の突状実部14の突出方向と他方の床材1の凹状実部22の開口方向とが概ね平行状となるように、他側端部7が一側端部6よりも下方側となるように傾けた状態で他方の床材1を斜め下方側に移動させて接合するようにしている。また、この際、一方の床材1の受入凹所12に他方の床材1の表面側突部20を差し入れるようにして接合するようにしている。また、この際、2つの傾斜側面としての突状実部14の下向き外側面16及び凹状実部22の下向き内側面23に対する2つの角部としての凹状実部22の下側角部26及び突状実部14の上側角部17の係止状態が解除された状態で接合がなされる。また、この際、図3(b)に示すように、他方の床材1の他側端部7の裏面側突部27の当接による下地シート3の変形を伴って接合がなされるものとしてもよい。または、一方の床材1の一側端部6側を浮かせるようにして接合がなされるものとしてもよい。
そして、図3(b)に示すように、一方の床材1の受入凹所12の溝底に他方の床材1の表面側突部20の先端部が当接または近接すれば、他方の床材1の一側端部6側を床下地2(下地シート3)上に載置するようにしてもよい。これにより、隣り合う床材1,1の互いの実部14,22が上記のように2箇所の線接触箇所によって係止された状態となり、これら床材1,1が厚さ方向を上下方向に沿わせて水平状に配された状態となる。
なお、複数枚の床材1,1を、縦横に並べるように施工する際には、長手方向に接合された既施工の一列の床材1,1の幅方向一側端部6,6に対して、一列分を長手方向に接合した複数の床材1,1の幅方向他側端部7,7をまとめて接合させるような態様等としてもよい。
また、上記施工方法(接合方法)は、一例であり、適宜、変形が可能である。
本実施形態に係る床材1及びこれを用いた床材の接合構造は、上述のような構成としたことで、隣り合う床材1,1同士の接合部における目隙及び突き上げを抑制することができる。
つまり、突状実部14及び凹状実部22を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、互いの側端部6,7(8,9)の厚さ方向両面側に形成される隙間4,5の拡縮が抑制されるように、2つの角部17,26が対応する2つの傾斜側面23,16に線接触的に当接される構成としている。従って、上記のように、線接触的に当接される一方の角部17が一方の傾斜側面23に対して目隙、つまり、隙間4,5の拡大を抑制するように係止する。また、線接触的に当接される他方の角部26が他方の傾斜側面16に対して突き上げ、つまり、隙間4,5の縮小を抑制するように係止する。また、隙間4,5を縮小させる方向に床材1,1が膨張するような場合にも、実構成部位14,27の変形を伴って膨張を吸収することができ、例えば、端面同士を当接させたようなものと比べて、突っ張り状に突き上げが生じるようなことを抑制することができる。また、接合された床材1,1同士が施工後に対向方向(隙間4,5の拡縮方向)に移動し難くなるので、上記のように、ねじや釘等の止具や接着剤等を用いずにいわゆる置敷床的に施工する場合にも好適なものとなる。
また、突状実部14及び凹状実部22を、隣り合う床材1,1同士が接合される際に、傾斜側面16,23に対する角部26,17の係止状態が解除された状態で係合可能な構成としている。従って、両角部を両傾斜側面に擦り合わせるようにして係合されるようなものと比べて、円滑に係合させることができ、損傷を抑制することができる。これにより、損傷による係止強度の低下等を抑制することができる。
また、本実施形態では、突状実部14及び凹状実部22を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、一方の床材1の突状実部14が他方の床材1の凹状実部22に挟持される構成としている。つまり、凹状実部22とこれに挿入された突状実部14とが2箇所で線接触的に当接されることとなる。これにより、例えば、床材厚さ方向に多段状に設けられた2つの突状実部と単一または2つの凹状実部とを2箇所で線接触的に当接させたようなものと比べて、互いの接合部において効率的に2箇所で線接触的に当接させることができ、構造の簡略化を図ることができる。
また、本実施形態では、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、2つの傾斜側面16,23に線接触的に当接される2つの角部26,17が床材厚さ方向で互いに異なる位置となるように、突状実部14及び凹状実部22を設けた構成としている。従って、例えば、2つの傾斜側面16,23に線接触的に当接される2つの角部26,17を床材厚さ方向で略同位置、つまり、略同高さ位置となるように設けたものと比べて、接合された床材1,1同士が厚さ方向に移動するようなことを効果的に抑制することができる。つまり、2箇所の線接触箇所が上下でずれた位置(異なる高さ位置)となるので、床材1,1同士の厚さ方向への移動を抑制することができる。
また、本実施形態では、突状実部14及び凹状実部22を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、一方の床材1の突状実部14の下向き外側面16に他方の床材1の凹状実部22の下側角部26が線接触的に当接される構成としている。また、突状実部14及び凹状実部22を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、一方の床材1の突状実部14の上側角部17が他方の床材1の凹状実部22の下向き内側面23に線接触的に当接される構成としている。従って、一方の床材1の突状実部14の上側角部17が他方の床材1の凹状実部22の下向き内側面23に対して隙間4,5の拡大を抑制するように係止する。また、他方の床材1の凹状実部22の下側角部26が一方の床材1の突状実部14の下向き外側面16に対して隙間4,5の縮小を抑制するように係止する。
また、本実施形態では、一側端部6(8)及び他側端部7(9)の厚さ方向表面側に、互いに平行状とされた傾斜面部13,21をそれぞれに設けた構成としている。また、これら傾斜面部13,21を、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で、一方の床材1の一側端部6(8)の傾斜面部13と他方の床材1の他側端部7(9)の傾斜面部21とが対向するように配される構成としている。従って、一側端部6(8)及び他側端部7(9)の厚さ方向表面側部位を、表面に対して垂直状としたものと比べて、隣り合う床材1,1同士が接合された状態で表面側に形成される表面側隙間4の深さを浅く見せることができ、見栄えを向上させることができる。つまり、斜め上方側に向く傾斜面部21が表面側隙間4の底部を構成するように配され、表面側隙間4を浅く見せることができる。
次に、本発明の他の実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例について、図面を参照しながら説明する。
図4は、第2実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る床材1Aは、両側端部6A,7A(8A,9A)の構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、一側端部6Aの突状実部14Aを、裏面側部位19Aから一連状に斜め上方側に向けて突出させるように設けた構成としている。また、一側端部6Aの受入凹所12Aの溝深さ寸法を、比較的に大としている。
本実施形態では、受入凹所12Aを、突側傾斜面部13Aの下端縁から更に幅方向中心側に掘り込むように設けた構成としている。また、この受入凹所12Aの突側傾斜面部13Aの下端縁に連なる下方側に向く内側面及びこれに対面する上方側に向く内側面を、略床材厚さ方向に向く略水平面状とし、受入凹所12Aの溝底を、幅方向外方側に向く略垂直面状としている。
また、この受入凹所12Aの表面側を区画する表面側の片部よりも受入凹所12Aの裏面側を区画する裏面側の片部を幅方向外方側に向けて延出させるように突出させた構成としている。また、この裏面側の片部の突出方向先端部に突状実部14Aを設けた構成としている。
突状実部14Aは、本実施形態では、略全体が表面側の片部よりも幅方向外方側に位置するように設けられている。
この突状実部14Aの斜め下方側に向く下向き外側面16Aは、斜め下方側に向くように形成された裏面側部位19Aと面一状とされている。この下向き外側面16Aの水平面に対する傾斜角度は、上記同様、突側傾斜面部13Aの水平面に対する傾斜角度よりも小とされている。
また、この突状実部14Aの他方の外側面15Aを、幅方向中心側に向く略垂直面状の内向き外側面15Aとした例を示している。なお、この内向き外側面15Aを、斜め上方側や斜め下方側に向く傾斜面としてもよい。
また、突状実部14Aの先端部に、下向き外側面16Aの上縁から上方に連なるように略垂直面状とされた外向き面と、この外向き面の上縁から幅方向中心側に連なるように略水平面状とされた上向き面と、を設けた構成としている。また、この上向き面と内向き外側面15Aとの略直角状の角部を上側角部17Aとし、外向き面と下向き外側面16Aとの鈍角状の角部を下側角部18Aとしている。また、これら上側角部17A及び下側角部18Aを、尖った形状としている。また、図例では、下側角部18Aを、受入凹所12Aの上方側に向く内側面と床材厚さ方向で略一致した位置、つまり、略同高さ位置となるように設けた例を示している。なお、突状実部14Aの先端部に、互いに略直交状とされた外向き面と上向き面とを設けた態様に代えて、略平坦面状の先端面を設けた態様等としてもよい。
他側端部7Aは、一側端部6Aの形状に対応させて、表面側突部20Aの突出寸法を、比較的に大としている。本実施形態では、表面側突部20Aを、凹側傾斜面部21Aの下端縁から更に幅方向外方側に向けて突出させるように設けた構成としている。また、この表面側突部20Aにおける凹側傾斜面部21Aの下端縁に連なる上方側に向く外側面及びこれの反対側の下方側に向く外側面を、略床材厚さ方向に向く略水平面状とし、表面側突部20Aの先端面を、幅方向外方側に向く略垂直面状としている。この表面側突部20Aの両外側面及び先端面は、隣り合う床材1Aと接合された状態で、隣り合う床材1Aの受入凹所12Aの両内側面及び溝底に当接しないように、対面する面から間隔を空けて配される構成とされている。図例では、表面側突部20Aの上方側に向く外側面を、隣り合う床材1Aと接合された状態で、隣り合う床材1Aの受入凹所12Aの下方側に向く内側面に近接対面される構成としている。
凹状実部22Aの下方側に向く下向き内側面23Aの水平面に対する傾斜角度は、上記同様、凹側傾斜面部21Aの水平面に対する傾斜角度よりも小とされている。また、この下向き内側面23Aの水平面に対する傾斜角度を、上記同様、突状実部14Aの内向き外側面15Aの水平面に対する角度(略直角)よりも小としている。
この下向き内側面23Aに、上記同様、隣り合う床材1Aの突状実部14Aの上側角部17Aが線接触的に当接されて係止する。また、この下向き内側面23Aに隣り合う床材1Aの突状実部14Aの上側角部17Aが線接触的に当接されて隣り合う床材1A,1A同士の離間する方向への移動、つまり、隙間4,5の拡大が抑制される構成とされている。
また、図例では、この下向き内側面23Aの水平面に対する傾斜角度を、突状実部14Aの下向き外側面16Aの水平面に対する傾斜角度よりも小とした例を示している。
また、本実施形態では、凹状実部22Aの上側角部25Aを、表面側突部20Aの下方側に向く外側面と下向き内側面23Aとの角部とし、鈍角状としている。また、図例では、この上側角部25Aを、尖った形状とした例を示しているが、面取り形状としてもよい。
また、凹状実部22Aの溝底は、隣り合う床材1Aと接合された状態で、隣り合う床材1Aの突状実部14Aの先端部に当接しないように、突状実部14Aの先端部から間隔を空けて配される構成とされている。図例では、この凹状実部22Aの溝底を、幅方向外方側に向く略垂直面状とした例を示している。
また、図例では、凹状実部22Aの上向き内側面24Aを、略真上方向に向くように設けた例を示しているが、幅方向外方側や幅方向中心側の斜め上方側に向くように設けた構成としてもよい。また、上記同様、この上向き内側面24Aの水平面に対する傾斜角度(図例では、略0度)を、下向き内側面23Aの水平面に対する傾斜角度及び突状実部14Aの下向き外側面16Aの水平面に対する傾斜角度よりも小としている。
また、凹状実部22Aの下側角部26Aは、上向き内側面24Aと裏面側突部27Aの突出方向先端面(先端面)28Aとの角部とされている。本実施形態では、裏面側突部27Aの先端面28Aを、幅方向外方側に向く略垂直面状とし、下側角部26Aを略直角状とした構成としている。また、上記同様、下側角部26Aを尖った形状としている。この下側角部26Aが、上記同様、隣り合う床材1Aと接合された状態では、隣り合う床材1Aの突状実部14Aの下向き外側面16Aに線接触的に当接されて係止し、隣り合う床材1A,1A同士の近接する方向への移動、つまり、隙間4,5の縮小が抑制される構成とされている。また、本実施形態では、隣り合う床材1Aと接合された状態では、この下側角部26Aが隣り合う床材1Aの突状実部14Aの上側角部17Aよりも僅かに幅方向中心側に位置する構成とされている。
また、本実施形態では、裏面側突部27Aの突出寸法を、表面側突部20Aの突出寸法よりも小としている。
上記構成とされた複数枚の床材1A,1Aは、図4(b)に示すように、上記と概ね同様にして施工可能である。また、上記とは逆側となる一側端部6A側が他側端部7Aよりも下方側となるように傾けた状態で他方の床材1Aを斜め下方側に移動させて接合するようにしてもよい。つまり、一方の床材1Aの他側端部7Aの凹状実部22Aに、他方の床材1Aの突状実部14Aを潜り込ませるように差し入れるように移動させて接合するようにしてもよい。
また、上記構成とされた複数枚の床材1A,1Aを用いた本実施形態に係る床材の接合構造は、図4(a)に示すように、上記同様、隣り合う床材1A,1Aの互いの側端部6A,7A(8A,9A)の厚さ方向両面側に隙間4,5が形成され、かつ2つの角部17A,26Aが2つの傾斜側面23A,16Aに線接触的に当接された構造とされている。
また、上記構成とされた本実施形態に係る床材1A及びこれを用いた床材の接合構造においても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。また、本実施形態では、凹状実部22Aの下向き内側面23Aに係止する上側角部17Aを構成する内向き外側面15Aの水平面に対する傾斜角度を比較的に大きくしているので、上記第1実施形態と比べて、より効果的に隙間4,5の拡大を抑制することができる。
次に、本発明の更に他の実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例について、図面を参照しながら説明する。
図5は、第3実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す図である。
なお、上記各実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る床材1Bは、一側端部6B(8B)の構成が上記第2実施形態とは主に異なる。本実施形態では、床材1Bの他側端部7A(9A)を、上記第2実施形態における床材1Aの他側端部7A(9A)と概ね同様の構成としている。本実施形態では、他側端部7A(9A)は、凹状実部22Aの上側角部25Aを、上記第2実施形態よりも幅方向中心側に位置させ、下向き内側面23Aの水平面に対する傾斜角度を、上記第2実施形態よりも大とした点を除いては、上記第2実施形態と同様とされている。
また、本実施形態では、一側端部6Bの突状実部14Bを、突出方向先端側に向かうに従い先細り状としている。つまり、上向き外側面15Bの水平面に対する傾斜角度を、下向き外側面16Bの水平面に対する傾斜角度よりも小としている。本実施形態では、上向き外側面15Bの水平面に対する傾斜角度を、凹状実部22Aの下向き内側面23Aの水平面に対する傾斜角度よりも小としている。また、下向き外側面16Bの水平面に対する傾斜角度を、凹状実部22Aの下向き内側面23Aの水平面に対する傾斜角度よりも大としている。
また、この突状実部14Bの上向き外側面15Bの下端縁を、上記第2実施形態よりも幅方向中心側に位置するように設けた構成としている。図例では、この突状実部14Bの上向き外側面15Bの下端縁を、受入凹所12Bの表面側を区画する表面側の片部の先端部と幅方向で概ね一致した位置となるように設けた例を示している。
また、この突状実部14Bの下向き外側面16Bを、上記第2実施形態と同様、斜め下方側に向くように形成された裏面側部位19Bと面一状としている。
また、この突状実部14Bの先端面を、幅方向外方側に向く略垂直面状としている。また、この先端面と上向き外側面15Bとの角部を、面取り形状で鋭角状の上側角部17Bとし、上記先端面と下向き外側面16Bとの角部を、尖った形状で鈍角状の下側角部18Bとしている。
また、本実施形態では、隣り合う床材1B,1B同士が接合された状態で、一方の床材1Bの突状実部14Bの両外側面15B,16Bに、他方の床材1Bの凹状実部22Aの開口両縁の角部25A,26Aが線接触的に当接して係止する構成とされている。つまり、本実施形態では、凹状実部22Aの上側角部25Aが隣り合う床材1Bの突状実部14Bの上向き外側面15Bに線接触的に当接して係止し、隣り合う床材1B,1B同士の離間する方向への移動、つまり、隙間4,5の拡大が抑制される構成とされている。
上記構成とされた複数枚の床材1B,1Bは、図5(b)に示すように、上記と概ね同様にして施工可能である。また、上記構成とされた複数枚の床材1B,1Bを用いた本実施形態に係る床材の接合構造は、図5(a)に示すように、上記同様、隣り合う床材1B,1Bの互いの側端部6B,7A(8B,9A)の厚さ方向両面側に隙間4,5が形成され、かつ2つの角部25A,26Aが2つの傾斜側面15B,16Bに線接触的に当接された構造とされている。
また、上記構成とされた本実施形態に係る床材1B及びこれを用いた床材の接合構造においても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
次に、本発明の更に他の実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例について、図面を参照しながら説明する。
図6は、第4実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す図である。
なお、上記各実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る床材1Cは、両側端部6C,7B(8C,9B)の構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、一側端部6Cの突側傾斜面部13Bを、当該床材1Cの表面から幅方向外方側に向けて下るように傾斜する傾斜面状としている。つまり、この突側傾斜面部13Bを、幅方向外方側の斜め上方側に向く傾斜面状としている。また、突側傾斜面部13Bを一方の内側面とする受入凹所12Cを、上方側に向けて開口するように設けた構成としている。また、この受入凹所12Cの溝底を、略真上方向に向く略水平面状としている。
また、受入凹所12Cの他方の内側面となる突状実部14Cの一方の外側面15Cを、幅方向中心側に向く略垂直面状の内向き外側面15Cとしている。なお、この内向き外側面15Cを、斜め上方側や斜め下方側に向く傾斜面としてもよい。
また、突状実部14Cの斜め下方側に向く下向き外側面16Cを、上記同様、斜め下方側に向くように形成された裏面側部位19Cと面一状としている。つまり、本実施形態では、一側端部6Cを、表面側の突側傾斜面部13Bと裏面側の裏面側部位19C及び下向き外側面16Cとによって幅方向外方側に向かうに従い概ね先細り状の形状としている。また、その先端部を突状実部14Cの先端部としている。
本実施形態では、突状実部14Cの先端部を拡大させるように上方側に突出するフック状片部を設けた構成とし、このフック状片部の幅方向中心側に向く面を内向き外側面15Cとしている。また、このフック状片部の突出方向先端となる上端面と内向き外側面15Cとの角部を、略直角状で尖った形状の上側角部17Cとしている。
また、突状実部14Cの先端部に、下向き外側面16Cの上縁から幅方向外方側に連なるように略水平面状とされた下向き面と、この下向き面の幅方向外方側縁から上方に連なるように略垂直面状とされた外向き面と、を設けた構成としている。また、これら下向き面と外向き面との角部を、略直角状で面取り形状の下側角部18Cとしている。なお、下向き外側面16Cの上縁から幅方向外方側に連なるように略水平面状とされた下向き面を設けた態様に代えて、下向き外側面16Cを外向き面まで一連状に設けた態様等としてもよい。
他側端部7Bは、一側端部6Cの形状に対応させて、凹側傾斜面部21Bを幅方向外方側の斜め下方側に向く傾斜面状としている。また、本実施形態では、この他側端部7Bに、上記と概ね同様の面取り部21Eを設けた構成としている。つまり、他側端部7Bに、当該床材1Cの表面から幅方向外方側に向けて下るように傾斜する傾斜面状の面取り部21Eを設け、この面取り部21Eの下端縁から逆側に傾斜するように凹側傾斜面部21Bを設けた構成としている。
また、凹状実部22Bの表面側を区画する表面側突部20Bの一方の外側面を当該床材1Cの表面とし、表面側突部20Bの他方の外側面を、凹側傾斜面部21B及び凹状実部22Bの下向き内側面23Bを含んだ構成としている。また、この下向き内側面23Bを、幅方向中心側の斜め下方側に向く傾斜面状としている。
本実施形態では、この下向き内側面23Bに隣り合う床材1Cの突状実部14Cの上側角部17Cが線接触的に当接されて隣り合う床材1C,1C同士の離間する方向への移動、つまり、隙間4,5の拡大が抑制される構成とされている。
また、下向き内側面23Bと凹側傾斜面部21Bとの角部を、鈍角状で尖った形状の上側角部25Bとしている。
また、凹状実部22Bの下向き内側面23Bの溝底側に、略真下方向に向く略水平面状の下向き面を一連状に設けた例を示している。なお、このような下向き面を設けた態様に代えて、傾斜面状の下向き内側面23Bを溝底まで一連状に設けた構成としてもよい。
また、凹状実部22Bの溝底を、幅方向外方側に向く略垂直面状とし、凹状実部22Bの上向き内側面24Bを、略真上方向に向く略水平面状としている。なお、これら溝底及び上向き内側面24Bの両方または一方を傾斜面状としてもよい。
また、裏面側突部27Bの先端面28Bを、幅方向外方側に向く略垂直面状としている。また、この先端面28Bと上向き内側面24Bとの角部を、略直角状で尖った形状の下側角部26Bとしている。この下側角部26Bが、上記同様、隣り合う床材1Cと接合された状態では、隣り合う床材1Cの突状実部14Cの下向き外側面16Cに線接触的に当接されて係止し、隣り合う床材1C,1C同士の近接する方向への移動、つまり、隙間4,5の縮小が抑制される構成とされている。また、隣り合う床材1Cと接合された状態では、この下側角部26Bが隣り合う床材1Cの突状実部14Cの上側角部17Cよりも僅かに幅方向外方側に位置する構成とされている。
また、上記同様、裏面側突部27Bの突出寸法を、表面側突部20Bの突出寸法よりも小としている。
上記構成とされた複数枚の床材1C,1Cは、図6(b)に示すように、上記と概ね同様にして施工可能である。また、本実施形態では、一方の床材1Cの他側端部7Bの凹状実部22Bの幅方向中心側に向く下向き内側面23Bに、他方の床材1Cの一側端部6Cのフック状片部を引っ掛けるようにして係止がなされる。また、図例では、上記各実施形態とは逆側となる一側端部6C側が他側端部7Bよりも下方側となるように傾けた状態で他方の床材1Cを斜め下方側に移動させて接合するようにした例を示している。なお、このような態様に代えて、上記各実施形態と同様、他側端部7B側が一側端部6Cよりも下方側となるように傾けた状態で他方の床材1Cを斜め下方側に移動させて接合するようにしてもよい。つまり、一方の床材1Cの一側端部6Cのフック状片部を凹状実部22Bに受け入れるように他方の床材1Cを移動させて接合するようにしてもよい。
また、上記構成とされた複数枚の床材1C,1Cを用いた本実施形態に係る床材の接合構造は、図6(a)に示すように、上記同様、隣り合う床材1C,1Cの互いの側端部6C,7B(8C,9B)の厚さ方向両面側に隙間4,5が形成され、かつ2つの角部17C,26Bが2つの傾斜側面23B,16Cに線接触的に当接された構造とされている。
また、上記構成とされた本実施形態に係る床材1C及びこれを用いた床材の接合構造においても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
次に、本発明の更に他の実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例について、図面を参照しながら説明する。
図7は、第5実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す図である。
なお、上記各実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る床材1Dは、両側端部6D,7C(8D,9C)の構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、一側端部6Dの突側傾斜面部13Cを、上記第4実施形態と同様、当該床材1Dの表面から幅方向外方側に向けて下るように傾斜する傾斜面状としている。
また、突状実部14Dを、この突側傾斜面部13Cに連ならせるように斜め下方側に向けて突出させるように設けた構成としている。また、受入凹所12Dを、下方側に向けて開口するように設けた構成としている。つまり、突側傾斜面部13Cを受入凹所12Dの内側面とせずに、一側端部6Dに、鉤状に突状実部14Dを設けた構成としている。
また、突状実部14Dの一方の外側面15Dを、幅方向外方側の斜め上方側に向く傾斜面状の上向き外側面15Dとしている。また、この上向き外側面15Dの水平面に対する傾斜角度を、突側傾斜面部13Cの水平面に対する傾斜角度よりも大とし、これら上向き外側面15Dと突側傾斜面部13Cとの角部を、鈍角状の尖った形状の角部としている。
また、突状実部14Dの先端面を、略真下方向に向く略水平面状の下向き面とし、この下向き面と上向き外側面15Dとの角部を、鋭角状で面取り形状の外側角部17Dとしている。
また、突状実部14Dの他方の外側面16Dを、幅方向中心側の斜め下方側に向く傾斜面状の下向き外側面16Dとしている。また、この下向き外側面16Dの水平面に対する傾斜角度を、上向き外側面15Dの水平面に対する傾斜角度よりも小としている。つまり、突状実部14Dを、突出方向先端側に向かうに従い先細状とした構成としている。また、この下向き外側面16Dの水平面に対する傾斜角度を、突側傾斜面部13Cの水平面に対する傾斜角度と略同角度としている。つまり、これら下向き外側面16Dと突側傾斜面部13Cとを略平行状としている。
また、この下向き外側面16Dと突状実部14Dの先端面としての下向き面との角部を、鈍角状の尖った形状の内側角部18Dとしている。
また、この下向き外側面16Dを一方の内側面とする受入凹所12Dの溝底を、略真下方向に向く略水平面状としている。また、受入凹所12Dの他方の内側面を、幅方向外方側に向く略垂直面状とされた裏面側部位19Dと面一状の略垂直面状としている。
他側端部7Cは、一側端部6Dの形状に対応させて、上記第4実施形態と同様、表面側突部20Cに、幅方向外方側の斜め下方側に向く傾斜面状の凹側傾斜面部21Cを設けた構成としている。また、他側端部7Cに、上記第4実施形態と同様の面取り部21Eを設けた構成としている。
また、本実施形態では、凹状実部22Cを、上方側に向けて開口するように設けた構成としている。また、本実施形態では、上記第3実施形態と概ね同様、隣り合う床材1D,1D同士が接合された状態で、一方の床材1Dの突状実部14Dの両外側面15D,16Dに、他方の床材1Dの凹状実部22Cの開口両縁の角部25C,26Cが線接触的に当接して係止する構成とされている。また、本実施形態では、これら角部25C,26Cを、床材厚さ方向で略一致した位置、つまり、略同高さ位置となるように設けた構成としている。
また、凹状実部22Cの一方の内側面23Cを、幅方向外方側の斜め下方側に向く外向き内側面23Cとしている。また、この外向き内側面23Cの水平面に対する傾斜角度を、凹側傾斜面部21Cの水平面に対する傾斜角度よりも大としている。また、この外向き内側面23Cの上端縁に、内側角部25Cが形成されるように、外向き内側面23Cと凹側傾斜面部21Cとの間に幅方向外方側の斜め上方側に向く上向き傾斜面を設けた構成としている。また、この上向き傾斜面と外向き内側面23Cとの角部としての内側角部25Cを、鈍角状で尖った形状としている。
また、凹状実部22Cの溝底を、略真上方向に向く略水平面状とし、凹状実部22Cの他方の内側面24Cを、幅方向中心側に向く略垂直面状の内向き内側面24Cとしている。
また、本実施形態では、裏面側突部27Cの先端部に、上方側に向けて突出するようにフック状片部を設け、このフック状片部の一方の外側面を内向き内側面24Cとしている。また、このフック状片部の先端面を、略真上方向に向く略水平面状の上向き面とし、この上向き面と内向き内側面24Cとの角部を、略直角状で尖った形状の外側角部26Cとしている。この外側角部26Cと内側角部25Cとが隣り合う床材1Dの突状実部14Dの対応する外側面16D,15Dにそれぞれ線接触的に当接して係止し、隣り合う床材1C,1C同士の離間及び近接する方向(幅方向)への移動、つまり、隙間4,5の拡縮が抑制される構成とされている。
また、裏面側突部27Cの先端面28Cを、幅方向外方側に向く略垂直面状とし、この先端面28Cとフック状片部の上向き面との角部を略直角状で面取り形状としている。
本実施形態では、図7(b)に示すように、床下地2(下地シート3)上に厚さ方向を上下方向に沿わせて水平状に配された一方の床材1Dに対して、厚さ方向を上下方向に沿わせて水平状とした他方の床材1Dを斜め下方側に移動させて互いの実部14D,22Cの係合を可能としている。つまり、本実施形態では、一方の床材1Dの上方側に向けて開口した凹状実部22Cに対して、他方の床材1Dの突状実部14Dを一方の床材1Dの傾斜面部21Cの下方側に潜り込ませるように斜め下方側に移動させて係合可能としている。この際、他方の床材1Dの傾斜面部13Cを一方の床材1Dの傾斜面部21Cに沿わせるように当接させて他方の床材1Dを斜め下方側に移動させるようにしてもよい。なお、このような態様に代えて、上記と概ね同様、一側端部6Dが他側端部7Cよりも下方側となるように傾けた状態で他方の床材1Dを斜め下方側に移動させて接合するようにしてもよい。
また、上記構成とされた複数枚の床材1D,1Dを用いた本実施形態に係る床材の接合構造は、図7(a)に示すように、上記同様、隣り合う床材1D,1Dの互いの側端部6D,7C(8D,9C)の厚さ方向両面側に隙間4,5が形成され、かつ2つの角部25C,26Cが2つの傾斜側面15D,16Dに線接触的に当接された構造とされている。
また、上記構成とされた本実施形態に係る床材1D及びこれを用いた床材の接合構造においても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
次に、本発明の更に他の実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例について、図面を参照しながら説明する。
図8は、第6実施形態に係る床材及びこれを用いた床材の接合構造の一例を模式的に示す図である。
なお、上記各実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る床材1Eは、両側端部6E,7D(8E,9D)の構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、一側端部6Eの突側傾斜面部13Dを、上記第4実施形態と同様、当該床材1Eの表面から幅方向外方側に向けて下るように傾斜する傾斜面状としている。また、本実施形態では、受入凹所12Eを、幅方向外方側の斜め上方側に向けて開口するように設け、この受入凹所12Eの一方の内側面を、突側傾斜面部13Dの下端縁から逆側に傾斜するように幅方向外方側の斜め下方側に向く下向き傾斜面としている。また、受入凹所12Eの溝底を、この下向き傾斜面に対して略直交状、つまり、幅方向外方側の斜め上方側に向く傾斜面状としている。
また、この受入凹所12Eの他方の内側面を構成する突状実部14Eの一方の外側面15Eを、幅方向中心側の斜め上方側に向く上向き外側面15Eとしている。また、この上向き外側面15Eと受入凹所12Eの一方の内側面としての下向き傾斜面とを略平行状としている。
また、突状実部14Eを、突出方向先端側に向かうに従い先細状としている。つまり、突状実部14Eの他方の外側面となる幅方向外方側の斜め下方側に向く下向き外側面16Eの水平面に対する傾斜角度を、上向き外側面15Eの水平面に対する傾斜角度よりも大としている。また、この突状実部14Eの先端部の上側角部17E及び下側角部18Eを、面取り形状としている。図例では、これら上側角部17E及び下側角部18Eを含んで突状実部14Eの先端部の全体を突湾曲面形状とした例を示している。
また、この下向き外側面16Eの下端縁から連なるように設けられた裏面側部位19Eを、幅方向外方側に向く略垂直面状としている。
他側端部7Dは、一側端部6Eの形状に対応させて、上記第4実施形態と同様、表面側縁部に面取り部21Eを設け、この面取り部21Eとは逆側に傾斜する凹側傾斜面部21Dを設けた構成とされている。本実施形態では、凹側傾斜面部21Dの下端縁から幅方向外方側の斜め下方側に向けて突出させるように表面側突部20Dを設けた構成としている。
この表面側突部20Dの一方の外側面は、幅方向外方側の斜め上方側に向く上向き傾斜面とされ、上記した受入凹所12Eの下向き傾斜面と略平行状とされている。また、この表面側突部20Dの突出方向先端面は、この上向き傾斜面に対して略直交状、つまり、上記した受入凹所12Eの溝底と略平行状とされている。つまり、表面側突部20Dの突出方向先端面は、幅方向外方側の斜め下方側に向く下向き傾斜面とされている。
また、この表面側突部20Dの他方の外側面を構成する凹状実部22Dの一方の内側面23Dを、幅方向中心側の斜め下方側に向く下向き内側面23Dとしている。また、この下向き内側面23Dの水平面に対する傾斜角度を、表面側突部20Dの一方の外側面としての上向き傾斜面の水平面に対する傾斜角度よりも大としている。つまり、表面側突部20Dを、突出方向先端側に向かうに従い拡開状(先太状)としている。また、凹状実部22Dの上側角部25Dとなる下向き内側面23Dと表面側突部20Dの先端面との角部を鋭角状で尖った形状としている。
また、本実施形態においても上記第3実施形態と概ね同様、隣り合う床材1E,1E同士が接合された状態で、一方の床材1Eの突状実部14Eの両外側面15E,16Eに、他方の床材1Eの凹状実部22Dの開口両縁の角部25D,26Dが線接触的に当接して係止する構成とされている。
また、凹状実部22Dの溝底を、幅方向外方側に向く略垂直面状とし、凹状実部22Dの他方の内側面24Dを、略真上方向に向く略水平面状の上向き内側面24Dとしている。
また、本実施形態では、裏面側突部27Dの先端面28Dを、幅方向外方側に向く略垂直面状とし、凹状実部22Dの下側角部26Dとなる先端面28Dと上向き内側面24Dとの角部を略直角状で尖った形状としている。この下側角部26Dと上側角部25Dとが隣り合う床材1Eの突状実部14Eの対応する外側面16E,15Eにそれぞれ線接触的に当接して係止し、隣り合う床材1E,1E同士の離間及び近接する方向(幅方向)への移動、つまり、隙間4,5の拡縮が抑制される構成とされている。
本実施形態では、図8(b)に示すように、上記第5実施形態と概ね同様、床下地2(下地シート3)上に厚さ方向を上下方向に沿わせて水平状に配された一方の床材1Eに対して、厚さ方向を上下方向に沿わせて水平状とした他方の床材1Eを斜め下方側に移動させて互いの実部14E,22Dの係合を可能としている。この際、他方の床材1Eの表面側突部20Dを一方の床材1Eの受入凹所12Eに差し入れるようにして他方の床材1Eを斜め下方側に移動させるようにしてもよい。なお、このような態様に代えて、上記と概ね同様、他側端部7Dが一側端部6Eよりも下方側となるように傾けた状態で他方の床材1Eを斜め下方側に移動させて接合するようにしてもよい。
また、上記構成とされた複数枚の床材1E,1Eを用いた本実施形態に係る床材の接合構造は、図8(a)に示すように、上記同様、隣り合う床材1E,1Eの互いの側端部6E,7D(8E,9D)の厚さ方向両面側に隙間4,5が形成され、かつ2つの角部25D,26Dが2つの傾斜側面15E,16Eに線接触的に当接された構造とされている。
また、上記構成とされた本実施形態に係る床材1E及びこれを用いた床材の接合構造においても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、上記各実施形態に係る床材1,1A〜1Eにおける互いに異なる構成を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして適用するようにしてもよい。
また、上記各実施形態に係る床材1,1A〜1E、並びにこれを用いた施工方法及び接合構造は、上記した態様に限られず、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態では、床材1,1A〜1Eの四周側端部に突状実部14,14A〜14E及び凹状実部22,22A〜22Dを設けた例を示しているが、このような態様に限られない。四周側端部のうちの一方向両側端部のみに突状実部14,14A〜14E及び凹状実部22,22A〜22Dを設け、他方向両側端部には、相じゃくり状の実部を設けたり、実部を設けずに略平坦面状の端面等としてもよい。
また、上記各実施形態では、隣り合う床材同士が接合された状態で、一方の床材の突状実部14,14A〜14Eが他方の床材の凹状実部22,22A〜22Dに挟持される構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。つまりは、単一の凹状実部22,22A〜22Dに単一の突状実部14,14A〜14Eが挟持されるような態様に代えて、以下のようにしてもよい。例えば、床材の両側端部のそれぞれに複数の突状実部及び複数の凹状実部を設けた構成とし、いずれかの突状実部の突出方向先端部の両角部及びいずれかの凹状実部の開口両縁の角部のうちの2つ以上の角部が対応する2つ以上の傾斜側面に線接触的に当接されるような態様等としてもよい。
また、上記各実施形態では、一側端部6,6A〜6E(8,8A〜8E)及び他側端部7,7A〜7D(9,9A〜9D)の厚さ方向表面側に、互いに平行状とされた傾斜面部13,13A〜13D,21,21A〜21Dをそれぞれに設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、一側端部6,6A〜6E(8,8A〜8E)及び他側端部7,7A〜7D(9,9A〜9D)の厚さ方向表面側を、外方側に向く略垂直面状等としてもよい。その他、種々の変形が可能である。
1,1A〜1E 床材
6,6A〜6E 一側端部
7,7A〜7D 他側端部
8,8A〜8E 一側端部
9,9A〜9D 他側端部
13,13A〜13D 突側傾斜面部(傾斜面部)
14,14A〜14E 突状実部
15,15B,15D,15E 上向き外側面(傾斜側面、外側面)
15A,15C 内向き外側面(外側面)
16,16A〜16E 下向き外側面(下方側に向く傾斜側面、外側面)
17,17A〜17C,17E 上側角部(上方側の角部、角部)
17D 外側角部(角部)
18,18A〜18C,18E 下側角部(角部)
18D 内側角部(角部)
21,21A〜21D 凹側傾斜面部(傾斜面部)
22,22A〜22D 凹状実部
23,23A,23B,23D 下向き内側面(下方側に向く傾斜側面、内側面)
23C 外向き内側面(内側面)
24,24A,24B,24D 上向き内側面(内側面)
24C 内向き内側面(内側面)
25,25A,25B,25D 上側角部(角部)
25C 内側角部(角部)
26,26A,26B,26D 下側角部(開口下縁の角部、角部)
26C 外側角部(角部)
4 表面側隙間(隙間)
5 裏面側隙間(隙間)

Claims (6)

  1. 一側端部に突状実部が設けられ他側端部に凹状実部が設けられた床材であって、
    前記突状実部及び前記凹状実部は、隣り合う床材同士が接合された状態で、互いの側端部の厚さ方向両面側に形成される隙間の拡縮が抑制されるように、一方の床材の前記突状実部の突出方向先端部の両角部及び他方の床材の前記凹状実部の開口両縁の角部のうちの2つの角部が前記凹状実部の両内側面及び前記突状実部の両外側面のうちの対応する2つの傾斜側面に線接触的に当接される構成とされ、かつ、隣り合う床材同士が接合される際に、前記傾斜側面に対する前記角部の係止状態が解除された状態で係合可能な構成とされていることを特徴とする床材。
  2. 請求項1において、
    前記突状実部及び前記凹状実部は、隣り合う床材同士が接合された状態で、一方の床材の前記突状実部が他方の床材の前記凹状実部に挟持される構成とされていることを特徴とする床材。
  3. 請求項2において、
    前記突状実部及び前記凹状実部は、隣り合う床材同士が接合された状態で、前記2つの傾斜側面に線接触的に当接される前記2つの角部が床材厚さ方向で互いに異なる位置となるように設けられていることを特徴とする床材。
  4. 請求項2または3において、
    前記突状実部及び前記凹状実部は、隣り合う床材同士が接合された状態で、一方の床材の前記突状実部の下方側に向く傾斜側面に他方の床材の前記凹状実部の開口下縁の角部が線接触的に当接され、一方の床材の前記突状実部の上方側の角部が他方の床材の前記凹状実部の下方側に向く傾斜側面に線接触的に当接される構成とされていることを特徴とする床材。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記一側端部及び前記他側端部の厚さ方向表面側には、互いに平行状とされた傾斜面部がそれぞれに設けられ、これら傾斜面部は、隣り合う床材同士が接合された状態で、一方の床材の一側端部の傾斜面部と他方の床材の他側端部の傾斜面部とが対向するように配される構成とされていることを特徴とする床材。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の複数の床材を用いた床材の接合構造であって、
    隣り合う床材の互いの側端部の厚さ方向両面側に隙間が形成され、かつ前記2つの角部が前記2つの傾斜側面に線接触的に当接された構造とされていることを特徴とする床材の接合構造。
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