JP2017101364A - 可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物及びその製造方法の提供。
【解決手段】可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物1及びその製造方法、断熱織物は、可視透過率が50%以上で耐赤外線及び耐紫外線の内の少なくとも一つの効果を有する高機能な断熱フィルムから加工された細糸110を包括し、さらに、この細糸110を織物に編織したい織糸12,13に粘着剤により被覆させ、編織装置を介して異なる織糸と組合わせて織物1を編織し、且つ異なる断熱フィルムとの組合せで、断熱織物1の可視光透過率及び断熱効果に影響を及ぼすことにより、可視光領域に対して高い光透過率を有する好ましい断熱織物1及びその製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、断熱及び織物の編織技術に関するものであって、特に好ましい断熱効果を有し、且つ可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物及びその製造方法に関するものである。
経済の急速なグローバル化に伴い、紡績産業は、今後の大きな競争と転換との局面に面しており、産業上の競争力の向上を図るため、従来の紡績技術の常時向上及び整合を行い、付加価値のある新たな商品を開発する必要に迫られている。近年、紡績用品は、外観的要求以外に、異なる環境の需要に応じて様々な快適さや保護機能が求められている。このような流れに応じ、多機能性を有する織物は、紡績産業における開発の的となっている。
周知技術において、織物に耐赤外線、耐紫外線を具備させるための方法として、様々な光線を遮断する添加物を高分子ポリマーに加え、そのポリマーを繊維に生成し、生成した繊維で織物を編織(例えば、特許文献1乃至5を参照)したり、光線を遮断することができる繊維(例えば、特許文献6を参照)及び光反射薄膜(例えば、特許文献7を参照)を編織することで、断熱効果を達したりする方法がよく用いられるものの、添加物を高分子ポリマーに加えることは、凝集作用によって分散性が好ましくないため、耐赤外線、耐紫外線の効果に影響を及ぼし、異なる添加物を高分子ポリマーに加えることはあまり適切とはいえないことから、この方法によって生成された繊維或いは編織された織物は、上述したことによって達成したい耐赤外線、耐紫外線の効果に制限を受けてしまう。また、上述した光線を遮断することができる繊維及び光反射薄膜で編織された織物では、これに用いる光反射薄膜は、適度な厚さを有するポリエステル(polyester,以下、PETと称す)薄膜であって、PET薄膜の表面に例えば、ニッケル、銀、アルミニウム、クロム等の金属薄膜層を被覆したり、無機染料を含む染色薄膜層を一層加えたりしており、好ましい耐赤外線、耐紫外線の効果を具備しているが、これと同時に、可視光も完全に遮断することから、光透過率に極めて高い制限を受けてしまう。従って、光線を遮断することができる繊維及び光反射薄膜で編織された織物は、上記と同じく、あまり好ましくない。
また、市販の断熱フィルムは、その構成、材質特性から断熱フィルム上に図柄を加えることができない上、その色も制限があり、また、断熱、省エネ効果を達するため、いずれも断熱フィルムを、例えば窓ガラス、車窓等のガラスや透明且つ強固な材料に固定しなければならず、さらにまた、断熱フィルムは一旦付着すると、容易に取り外すことができないため、断熱を必要としない状況下、例えば冬で気候が寒く、太陽光を必要とする時において、断熱フィルムによって太陽光が遮断されて使用上不便なものとなる。
台湾特許公告第I418676号公報 台湾特許公告第I445684号公報 中国特許公開第103668512号公報 台湾特許公告第448254号公報 中国特許公開第104195709号公報 台湾特許公告第I425129号公報 台湾特許公告第424811号公報 台湾特許公告第I417192号公報
本発明の主要な目的は、可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物及びその製造方法を提供することにある。
本発明の目的を達成するため、本発明は、断熱材と織物とを結合する方法を提供し、断熱効果を有し且つ可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物及びその製造方法であって、
好ましくは、80%以上の耐赤外線率及び/或いは80%以上の耐紫外線率を有し且つ可視光透過率が50%以上の少なくとも一つの省エネ断熱フィルムを選択し、これ等断熱フィルムを断熱フィルム細糸に裁断する準備工程と、
複数の経糸或いは複数の緯糸のいずれかの表面に平均的に塗布する粘着剤を選択し、粘着剤塗布層を塗布されたこれ等織糸の表面にそれぞれ形成する塗布工程と、
これ等断熱フィルムの前記断熱フィルム細糸を前記粘着剤塗布層を表面に有する各前記経糸及び/或いは各前記緯糸の表面に完全に被覆するように巻き付ける被覆工程と、
最後に、前記断熱フィルムを被覆する複数の前記経糸及び/或いは前記緯糸を編織装置に介して前記断熱フィルムを被覆していない前記経糸及び/或いは前記緯糸と編織を行い、本願発明に係る断熱織物を得る編織工程と、を包括している。
本発明は、上述した工程によって、断熱と高い光透過率とを兼備する織物を提供することができ、選択した少なくとも一つの省エネ断熱フィルムの前記断熱フィルム細糸を所定の織糸上に被覆し、さらに複数の前記経糸及び/或いは複数の前記緯糸と編織を行うことで、断熱効果を有し、且つ高い可視光透過率を有する断熱織物を得ることができる。
本発明に係る第一の好ましい断熱織物の構成形態を示す模式図である。 本発明に係る断熱織物の製造方法を示すフローチャートである。 図2のフローチャートに対応する本発明に係る図1に図示する断熱織物の織物構成を示す模式図である。 図2のフローチャートに対応する本発明に係る図1に図示する断熱織物の織物構成を示す模式図である。 図2のフローチャートに対応する本発明に係る図1に図示する断熱織物の織物構成を示す模式図である。 本発明が用いる断熱フィルムの好ましい実施例の構成を示す模式図である。 本発明に係る第二の好ましい断熱織物の構成形態を示す模式図である。 本発明に係る第三の好ましい断熱織物の構成形態を示す模式図である。 本発明に係る第四の好ましい断熱織物の構成形態を示す模式図である。 本発明に係る断熱織物の好ましい実施例と従来の織物の比較例との特性試験の結果を示す表である。
(実施例1)
図1を参照すると、本発明に係る可視光に対して高い光透過率を有する断熱織物1の構成を示す模式図であって、図2乃至図5は、上述した前記断熱織物1の製造方法を示すフローチャートと、このフローチャートに対応する織物構成の状態を示す模式図である。
その製造方法は、
好ましくは、80%以上の耐赤外線率及び/或いは80%以上の耐紫外線率及び/或いは50%以上の可視光透過率を有する少なくとも一つの断熱フィルム11を選択し、例えば、図6のように、特許文献8にあるような「多層断熱フィルム」を前記断熱フィルム11に用いることができ、本発明に用いる前記断熱フィルム11は、合計20層〜200層ある第一ベースフィルム1111及び前記第一ベースフィルム1111と異なる材質の第二ベースフィルム1112が結合してなる基層ユニット111を包括し、前記第一ベースフィルム1111及び前記第二ベースフィルム1112が結合した後の厚さは、可視光の波長範囲にあり、且つ前記基層ユニット111は、第一表面1113と、間隔を置いた第二表面1114とを有し、また、前記第一ベースフィルム1111はアクリル樹脂であって、前記第二ベースフィルム1112は、ポリブチレンテレフタレート或いはその他の共重合体であり、さらに、耐赤外線層112は、前記基層ユニット111と結合し、耐赤外線のナノクラス塗料、例えばアンチモンスズ酸化物及びインジウムスズ酸化物を含有する樹脂を包含し、耐紫外線層114も、前記基層ユニット111と結合し、前記耐赤外線層112及び前記耐紫外線層114は、前記基層ユニット111にある前記第一表面1113及び前記第二表面1114上にそれぞれ結合し、耐紫外線剤、例えば、ベンゾトリアゾール等の樹脂を含み、耐擦傷耐摩耗層113は、前記耐赤外線層112或いは耐紫外線層114のいずれかに接着することができ、耐擦傷耐摩耗剤、例えば、六ホウ化ランタンを含有する樹脂を含んでおり、前記断熱フィルム11は、ハイグレードUV/VIS/NIR分光光度計(PerkinElmer社、LAMBDA 750を使用)を利用してテストを行うと、可視光透過率は70%、耐赤外線率は90%、耐紫外線率は90%であった。この選択した前記断熱フィルム11を幅145mmに裁断して切断機に送り、図3のように、線速度90M/minで前記断熱フィルム11を幅1mmの断熱フィルム細糸110に加工し、同時に、番手10s/2のポリエステル紡績糸を経糸12とし、番手10/1のポリエステル紡績糸を緯糸13とする準備工程S10と、
糊付機を使用して、粘着性200cps、固形分50%のポリウレタン接着剤を前記経糸12の表面に塗布する塗布工程S11と、
前記準備工程S10にある前記断熱フィルム11の前記断熱フィルム細糸110を前記経糸12の表面に完全に或いは局部的に被覆するように巻き付け、図4のように、表面に塗布されている前記接着剤を利用して完全に被覆するように粘着した状態を呈する被覆工程S12と、
図1及び図5のように、これ等表面に前記断熱フィルム細糸110を被覆した前記経糸12とこれ等表面に前記断熱フィルム細糸110を被覆していない前記緯糸13とを編織装置を介して編織を行い、打込み本数40×40の前記断熱織物1を得ることができる編織工程S13と、を包括している。
なお、前記断熱織物1は、複数の前記経糸12と複数の前記緯糸13とを介してウィービング或いはニッティングのいずれかによって編織されている。実施例1の前記断熱織物1に対してテストを行うと、可視光透過率は41%、耐赤外線率は70%、耐紫外線率は71%という結果になり、その結果は、図10にある実施例1の欄に記載されている。
(実施例2)
本願発明に係る実施例2の実施工程、これに用いる材料及び構成は、実施例1のものとほぼ同じで、異なる点はというと、前記塗布工程S11と、前記被覆工程S12とにおいて、幅1mmの前記断熱フィルム細糸110が各前記緯糸13の表面に完全に被覆するように巻き付けられて編織が行われるということであって、これによってできた実施例2の断熱織物1に対してテストを行うと、可視光透過率は40%、耐赤外線率は73%、耐紫外線率は72%という結果になり、その結果は、図10にある実施例2の欄に記載されている。
(実施例3)
本願発明に係る実施例3の実施工程、これに用いる材料及び構成は、実施例1のものとほぼ同じで、異なる点はというと、前記準備工程S10において、前記切断機を介して前記断熱フィルム11を幅0.254mmの前記断熱フィルム細糸110に加工して塗布、被覆、編織が行われるということであって、これによってできた実施例3の断熱織物1に対してテストを行うと、可視光透過率は40%、耐赤外線率は64%、耐紫外線率は68%という結果になり、その結果は、図10にある実施例3の欄に記載されている。
(実施例4)
本願発明に係る実施例4の実施工程、これに用いる材料及び構成は、実施例1のものとほぼ同じで、異なる点はというと、前記準備工程S10において、前記切断機を介して前記断熱フィルム11を幅2mmの前記断熱フィルム細糸110に加工して塗布、被覆、編織が行われるということであって、これによってできた実施例4の断熱織物1に対してテストを行うと、可視光透過率は41%、耐赤外線率は77%、耐紫外線率は78%という結果になり、その結果は、図10にある実施例4の欄に記載されている。
(実施例5)
本願発明に係る実施例5の実施工程は、実施例1のものとほぼ同じで、異なる点はというと、選択した前記断熱フィルム11が3M台湾社の極光シリーズM70断熱フィルムを用いていることであって、前記断熱フィルム11を幅1mmの前記断熱フィルム細糸110に加工し、さらに前記断熱フィルム細糸110を実施例1と同じ塗布、被覆、編織工程に介した後、得られた前記断熱織物1に対してテストを行うと、可視光透過率は40%、耐赤外線率は73%、耐紫外線率は69%という結果になり、その結果は、図10にある実施例5の欄に記載されている。
(実施例6)
本願発明に係る実施例6の実施工程は、実施例1のものとほぼ同じで、異なる点はというと、選択した前記断熱フィルム11がSouthwall Technologies社のV−KooL v70断熱フィルムを用いていることであって、前記断熱フィルム11を幅1mmの前記断熱フィルム細糸110に加工し、さらに前記断熱フィルム細糸110を実施例1と同じ塗布、被覆、編織工程に介した後、得られた前記断熱織物1に対してテストを行うと、可視光透過率は41%、耐赤外線率は69%、耐紫外線率は70%という結果になり、その結果は、図10にある実施例6の欄に記載されている。
(実施例7)
本願発明に係る実施例7の実施工程は、実施例1のものとほぼ同じで、異なる点はというと、選択した前記断熱フィルム11が台湾リンテック社のFSKII800断熱フィルムを用いていることであって、前記断熱フィルム11を幅1mmの前記断熱フィルム細糸110に加工し、さらに前記断熱フィルム細糸110を実施例1と同じ塗布、被覆、編織工程に介した後、得られた前記断熱織物1に対してテストを行うと、可視光透過率は41%、耐赤外線率は64%、耐紫外線率は69%という結果になり、その結果は、図10にある実施例7の欄に記載されている。
(比較例1)
本願発明に係る比較例1の実施工程は、実施例1のものとほぼ同じで、異なる点はというと、前記断熱フィルム細糸110、前記塗布工程S11及び前記被覆工程S12がないということであって、前記経糸12は番手10s/2のポリエステル紡績糸を使用し、前記緯糸13は番手10/1のポリエステル紡績糸を使用し、実施例1と同じ編織工程を介した後、得られた前記断熱織物1に対してテストを行うと、可視光透過率は41%、耐赤外線率は48%、耐紫外線率は52%という結果になり、その結果は、図10にある比較例1の欄に記載されている。図10にある実施例1乃至実施例7のデータと比較例1のデータとから分かるとおり、前記断熱フィルム細糸110を用いて被覆された織糸で編織される織物は、耐赤外線率、耐紫外線率共に比較例1の織物より大きく、且つ被覆された前記断熱フィルム細糸110の幅が大きければ大きいほど、その耐赤外線率、耐紫外線率はより好ましく、現在の編織技術からすると、前記断熱フィルム細糸110の幅は、0.1mm乃至60mmの間に介することが最も好ましい。
(比較例2)
本願発明に係る比較例2の実施工程は、実施例1のものとほぼ同じで、異なる点はというと、選択した前記断熱フィルム11がHuper Optik社のCeramic 40断熱フィルムを用いていることであって、前記断熱フィルム11を幅1mmの前記断熱フィルム細糸110に加工し、さらに前記断熱フィルム細糸110を実施例1と同じ塗布、被覆、編織工程に介した後、得られた前記断熱織物1に対してテストを行うと、可視光透過率は38%、耐赤外線率は60%、耐紫外線率は62%という結果になり、その結果は、図10にある比較例2の欄に記載されている。
上述したことから、本発明の主要な目的である断熱能力及び高い光透過率を有する織物の編織技術の提供は、選択した省エネ断熱フィルムを細糸に加工した後、複数の経糸及び/或いは複数の緯糸に対して被覆を行い、さらにこれ等を織物に編織することによって、異なる程度の断熱効果が存在し、とても好ましい高い可視光透過率を有したものが得られ、つまり、これ等断熱フィルム11の結合によって、断熱織物の可視光透過率、耐赤外線率及び耐紫外線率に対して顕著な影響をもたらしているということが分かる。
また、図7乃至図9を参照すると、図7及び図8にある前記断熱フィルム細糸110を前記経糸12及び前記緯糸13の表面に対して局部的にそれぞれ被覆することと、図9にある前記断熱フィルム細糸110を前記経糸12及び前記緯糸13の表面に対して完全にそれぞれ被覆することとは、いずれも良好な可視光透過率、耐赤外線率及び耐紫外線率の効果を達している。
なお、上述したものは、本発明に係る一実施例に過ぎず、本発明が請求する範囲を制限するものではなく、本発明の請求の範囲に基づいて行った修正や変更は、いずれも本発明に属するものである。
1 断熱織物
11 断熱フィルム
110 断熱フィルム細糸
111 基層ユニット
1111 第一ベースフィルム
1112 第二ベースフィルム
1113 第一表面
1114 第二表面
112 耐赤外線層
113 耐擦傷耐摩耗層
114 耐紫外線層
12 経糸
13 緯糸
S10 準備工程
S11 塗布工程
S12 被覆工程
S13 編織工程

Claims (13)

  1. 可視光透過率が50%以上で、耐赤外線及び耐紫外線のうち少なくとも一つの効果を有する少なくとも一つの断熱フィルムを選択し、断熱フィルムを断熱フィルム細糸に裁断すると同時に、複数の経糸と複数の緯糸とを用いる準備工程と、
    粘着剤を選択し、これを前記経糸或いは前記緯糸の少なくとも一ついずれかの表面に塗布する塗布工程と、
    前記準備工程における前記断熱フィルム細糸を前記塗布工程において前記粘着剤が塗布されている前記経糸或いは前記緯糸のいずれかの表面に被覆するように巻き付ける被覆工程と、
    前記複数の経糸と前記複数の緯糸とを編織して断熱織物に形成する編織工程と、を包括することを特徴とする可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物の製造方法。
  2. 前記断熱フィルム細糸の幅は、0.1mm乃至60mmの間に介することを特徴とする請求項1に記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物の製造方法。
  3. 前記被覆工程における前記断熱フィルム細糸は、前記経糸或いは前記緯糸の少なくともいずれか一つに完全に被覆するように巻き付けることを特徴とする請求項1或いは2に記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物の製造方法。
  4. 前記塗布工程において、前記粘着剤は、粘着性200cps、固形分50%の粘着剤を使用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物の製造方法。
  5. 前記断熱フィルムの外表面は、耐擦傷耐摩耗層をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物の製造方法。
  6. 前記断熱フィルムは、合計20層〜200層ある少なくとも二つの異なる材料からなる第一ベースフィルム及び第二ベースフィルムが結合してなる基層ユニットを包括し、前記基層ユニットは、第一表面と、第二表面とを有し、前記第一表面或いは前記第二表面の少なくともいずれか一つの表面に耐赤外線層を設けることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物の製造方法。
  7. 前記断熱フィルムの耐赤外線率或いは耐紫外線率の少なくともいずれか一つが80%以上であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物の製造方法。
  8. 複数の経糸と複数の緯糸とから編織される織物であって、前記経糸或いは前記緯糸の少なくともいずれか一つの表面に断熱フィルム細糸を被覆することを特徴とする可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物。
  9. 前記断熱フィルム細糸は、前記経糸或いは前記緯糸の少なくともいずれか一つに完全に被覆するように巻き付けることを特徴とする請求項8に記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物。
  10. 前記断熱フィルム細糸の幅は、0.1mm乃至60mmの間に介することを特徴とする請求項8或いは9に記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物。
  11. 前記断熱フィルムの外表面は、耐擦傷耐摩耗層をさらに有することを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物。
  12. 前記断熱フィルムは、合計20層〜200層ある少なくとも二つの異なる材料からなる第一ベースフィルム及び第二ベースフィルムが結合してなる基層ユニットを包括し、前記基層ユニットは、第一表面と、第二表面とを有し、前記第一表面或いは前記第二表面の少なくともいずれか一つの表面に耐赤外線層を設けることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物。
  13. 前記断熱フィルムの耐赤外線率或いは耐紫外線率の少なくともいずれか一つが80%以上であることを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載の可視光領域において高い光透過率を有する断熱織物。
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