JP2017100758A - 計量容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】取出すことのできる内容物の量を任意に変えることができる計量容器を提供する。【解決手段】計量容器1は、収容室R1内の内容物Aが通過する通過孔28を有する容器本体2と、通過孔28を通過した内容物Aが取出される取出し孔34、及び内容物Aが支持される支持部32Dが形成された外壁部32Cと、通過孔28と外壁部32Cとの間に設けられ、通過孔28と取出し孔34とを連通可能な接続通路42が形成された操作部4と、を備え、操作部4は、接続通路42の出口部42bと支持部32Dとが対向する計量位置と、接続通路42の出口部42bと取出し孔34とが対向する取出し位置と、の間を、軸方向に対して交差する方向に移動自在に設けられており、支持部32D及び操作部4は、軸方向に沿って相対移動可能に設けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、計量容器に関するものである。
従来から、内容物が収容される収容室、及び収容室内の内容物が通過する通過孔を有する容器本体と、通過孔を通過した内容物が取出される取出し孔、及び通過孔を通過した内容物が支持される支持部が形成された外壁部と、容器本体と外壁部との間に設けられ、通過孔と取出し孔とを連通可能な接続通路が形成された操作部と、を備えた計量容器が知られている。
この種の計量容器として、例えば下記特許文献1に示されるような、操作部が、接続通路の両端開口部のうち、取出し孔側の出口部と支持部とが対向する計量位置と、接続通路の出口部と取出し孔とが対向する取出し位置と、の間を、通過孔の中心軸線に沿う軸方向に対して交差する方向に移動自在に設けられている構成が知られている。
特開2015−85974号公報
しかしながら、このような計量容器では、取出すことのできる内容物の量を任意に変えることができないという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、取出すことのできる内容物の量を任意に変えることができる計量容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る計量容器は、内容物が収容される収容室、及び前記収容室内の内容物が通過する通過孔を有する容器本体と、前記通過孔を通過した内容物が取出される取出し孔、及び前記通過孔を通過した内容物が支持される支持部が形成された外壁部と、前記通過孔と前記外壁部との間に設けられ、前記通過孔と前記取出し孔とを連通可能な接続通路が形成された操作部と、を備え、前記操作部は、前記接続通路の両端開口部のうち、前記取出し孔側の出口部と前記支持部とが対向する計量位置と、前記接続通路の出口部と前記取出し孔とが対向する取出し位置と、の間を、前記通過孔の中心軸線に沿う軸方向に対して交差する方向に移動自在に設けられている計量容器であって、前記支持部及び前記操作部は、前記軸方向に沿って相対移動可能に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、操作部が計量位置に位置しているときに、接続通路の出口部が支持部に対向しているので、収容室内の内容物を、通過孔を通して接続通路内に進入させると、この内容物が支持部に支持されることとなる。この状態において、一つの内容物が接続通路、通過孔及び収容室にわたって位置している場合には、その後に操作部を前記交差する方向に取出し位置に向けて移動させると、内容物のうち、通過孔と接続通路との間に位置する部分にせん断力が加えられ、この部分を切断することができる。そして、支持部及び操作部が、前記軸方向に沿って相対移動可能に設けられているので、支持部及び操作部の前記軸方向の相対位置を変えることで、取出したい内容物の量を任意に変えることができる。
ここで、内側に前記容器本体が配置されるカバーを備え、前記外壁部は、前記カバーの一部とされ、前記カバーおよび前記容器本体のうちのいずれか一方に、他方に形成された第1係合部が係合可能な第2係合部が、前記軸方向に間隔をあけて複数形成されていてもよい。
この場合、カバーおよび容器本体のうちのいずれか一方に、他方に形成された第1係合部が係合可能な第2係合部が形成されているので、第1係合部および第2係合部を互いに係合させることにより、支持部及び操作部の前記軸方向の相対位置をぐらつかせず安定させることが可能になり、内容物を正確な位置で切断することができ、所望の量の内容物を容易に取出すことができる。しかも第2係合部が、カバーおよび容器本体のうちのいずれか一方に、前記軸方向に間隔をあけて複数形成されているので、取出す内容物の所望の量に合わせて、支持部及び操作部の前記軸方向の相対位置を選択的に変更することが可能になり、優れた操作性を具備させることができる。
なお、前記操作部及び前記容器本体は一体に形成されており、前記操作部及び前記容器本体が、前記外壁部に対して前記軸方向に沿って相対移動可能に設けられていてもよい。
この場合、操作部及び容器本体が一体に形成されているので、容器本体及び操作部の全体を外壁部に対して前記軸方向に沿って相対移動させることで、支持部と操作部との相対位置を変更できるため、計量容器の各部の構成及び操作部の操作を簡易なものにすることができる。
この発明によれば、取出すことのできる内容物の量を任意に変えることができる。
本発明に係る一実施形態として示した計量容器の(a)縦断面図、(b)(a)図におけるV方向矢視である。 図1に示す計量容器の(a)計量位置における縦断面図、(b)取出し位置における縦断面図である。 図1に示す計量容器の容器本体及び操作部を、外壁部に対して軸方向に相対移動した状態における(a)計量位置における縦断面図、(b)取出し位置における縦断面図である。
以下、本発明に係る計量容器の実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
まず、本実施形態の計量容器1の全体構造から説明すると、図1に示すように、計量容器1は、内容物Aが収容される収容室R1及び収容室R1内の内容物Aが通過する通過孔28を有する容器本体2と、通過孔28を通過した内容物が取出される取出し孔34が形成されたカバー3と、通過孔28と後述するカバー3の天壁部32C(外壁部)との間に設けられた操作部4と、を備えている。
なお、本実施形態では、通過孔28の中心軸線O1に沿う方向を軸方向といい、容器本体2及びカバー3は軸方向に長い直方体状に形成され、軸方向から見て中心軸線O1に直交する方向のうちの一方向の大きさが、一方向に直交する他方向の大きさより大きくなっている。以下、前記一方向を幅方向S1といい、前記他方向を厚み方向S2という。また図1において、軸方向に沿って収容室R1から通過孔28に向かう方向を上方といい、その反対を下方という。
また、本実施形態では、内容物Aは収容室R1内に軸方向に延在し、幅方向S1に並べられて複数収容されており、棒状体若しくは管状体となっている。但し、内容物Aの形状は棒状体若しくは管状体に限定されるものではない。なお、この種の内容物Aとしては、例えば清涼菓子やサプリメントといった加工食品や、肥料や香料といった薬剤等が挙げられる。
カバー3は、厚み方向S2から見て、軸方向に長い長方形状に形成された第1主板部31と、この第1主板部31の外周縁に沿って容器本体2側に向けて立設された外側周壁部32と、を備えている。
外側周壁部32は、軸方向に延びるとともに、幅方向S1に間隔をあけて配置された短壁部32A及び長壁部32Bと、長壁部32Bの上端から短壁部32A側に向けて延びる天壁部(外壁部)32Cと、を備えている。短壁部32Aは、長壁部32Bよりも軸方向の長さが短く、短壁部32Aの上端は、長壁部32Bの上端よりも下方に位置している。天壁部32Cにおける短壁部32A側の先端部は、短壁部32Aよりも長壁部32B側に位置している。
外側周壁部32において、天壁部32Cと軸方向で対向する部分には、その幅方向S1の全域にわたって軸方向に開口する開口部33が形成されている。また、天壁部32Cにおける幅方向S1の中間部分には、取出し孔34が形成されている。図示の例では、取出し孔34はカバー3における幅方向の略中央に位置し、平面視四角形状に形成されている。但し、取出し孔34の形状はこの形状に限定されるものではなく、内容物Aの径よりも大きく形成されていれば良く、例えば平面視円形状、楕円状や多角形状であっても構わない。
また、天壁部32Cの先端部には、下方に向けて突出する支持部32Dが形成されている。支持部32Dは、天壁部32Cの先端部における取出し孔34の開口縁部に形成されている。支持部32Dは、取出し孔34と幅方向S1に連なっている。
カバー3の内側には、容器本体2が配置されている。容器本体2は、厚み方向S2から見て、軸方向に長い長方形状に形成された第2主板部21と、この第2主板部21の外周縁に沿ってカバー3の第1主板部31側に向けて立設された内側周壁部22と、を備えている。
第2主板部21は、カバー3の第1主板部31に対して厚み方向S2に間隔を空けて配置されており、外形形状は第1主板部31の外形形状とほぼ一致する。但し、第2主板部21は、カバー3における外側周壁部32の内側に収まるように一回り小さく形成されている。
内側周壁部22は、軸方向に延びるとともに、幅方向S1に間隔をあけて配置された短内壁部22A及び長内壁部22Bと、長内壁部22Bの上端から短内壁部22A側に向けて延びる上壁部22Cと、短内壁部22A及び長内壁部22Bの下端同士を連結する底壁部22Dと、を備えている。
短内壁部22Aは、長内壁部22Bよりも軸方向の長さが短く、短内壁部22Aの上端は、長内壁部22Bの上端よりも下方に位置している。上壁部22Cにおける短内壁部22A側の先端部は、短内壁部22Aよりも長内壁部22B側に位置している。また、上壁部22Cの先端部は、カバー3の取出し孔34の直下に位置している。
また、短内壁部22A及び長内壁部22Bは、カバー3の短壁部32A及び長壁部32Bとそれぞれ幅方向S1に近接又は当接している。上壁部22Cは、外側周壁部32の天壁部32Cと軸方向に近接又は当接している。
また、短内壁部22Aの上部には、幅方向S1の外側に突出する係合凸部(第1係合部)23が形成されており、カバー3の短壁部32Aの上部の内面には、係合凸部23と係合可能な係合凹部(第2係合部)35が軸方向に間隔をあけて複数(図示の例では二つ)形成されている。
容器本体2の内部空間は、図1に示すように、容器本体2の上部に配置されるとともに、内側周壁部22と一体に形成された仕切り壁24によって、仕切り壁24よりも下方に位置する収容室R1及び仕切り壁24よりも上方に位置する連通室R2の2室に区画されている。仕切り壁24は、容器本体2の第2主板部21からカバー3の第1主板部31側に向けて突出しており、上方に向かって突状に膨らんだ膨出部25と、中心軸線O1に直交する平坦壁部26と、平坦壁部26の上方に位置するストッパ壁部27と、を備えている。
このうち、膨出部25及び平坦壁部26は、短内壁部22A及び長内壁部22Bを幅方向に連結している。
仕切り壁24の膨出部25は、軸方向に沿う縦断面視において、幅方向S1に沿う短内壁部22A側に位置する直立壁25aと、長内壁部22B側に位置する傾斜壁25bと、を備えるテーパ状に形成されている。これによって、膨出部25の上端部は、平坦壁部26よりも上方に位置し、且つ容器本体2の幅方向S1の中央部に対して短内壁部22A側に離れた位置に配置されている。
ストッパ壁部27は、連通室R2の隔壁の一部を構成しており、長内壁部22Bに連結された上段部27aと、傾斜壁25bに連結された下段部27bと、上段部27a及び下段部27bを接続する傾斜接続部27cと、を備える二段状に形成されている。
ここで、膨出部25の上端部に、前記通過孔28が形成されている。また、通過孔28はカバー3の支持部32Dと軸方向に対向している。
この通過孔28は、本実施形態においては平面視四角形状に形成されている。但し、通過孔28の形状は、この形状に限定されるものではなく、内容物Aの径よりも大きく形成されていれば良く、例えば平面視円形状、楕円状や多角形状等であっても構わない。
また、傾斜壁25bにおける収容室R1側を向いた下面には、下方に向けて突出するとともに、傾斜壁25bに沿って通過孔28側に移動する内容物Aに抵抗を付与する複数の段部25cが形成されている。
次に、操作部4は、通過孔28と取出し孔34とを連通可能な接続通路42が形成された操作部本体40と、操作部本体40に一体的に形成された弾性片41と、を備えている。操作部4は、ヒンジ44を介して容器本体2に連結されている。ヒンジ44は、操作部本体40の下端部と、容器本体2の直立壁25aと、を連結しており、操作部本体40及び容器本体2と一体に形成されている。
操作部本体40は、仕切り壁24の膨出部25とカバー3の天壁部32Cとの間に配置されており、回転軸部43を介してカバー3に回転自在に支持されている。また、操作部本体40は、カバー3の第1主板部31、及び容器本体2の第2主板部21に対して近接する厚みに形成されている。また、操作部本体40は、その下端部が膨出部25に当接若しくは近接した状態で、上端部が支持部32Dに当接若しくは近接するサイズに形成されている。
なお、図1に示されるように、操作部本体40の上端部が支持部32Dに当接若しくは近接し、かつ容器本体2の上壁部22Cの上面がカバー3の天壁部32Cの下面に当接若しくは近接した状態で、短内壁部22Aの係合凸部23は、短壁部32Aの上端縁32Eと係合している。
回転軸部43は、操作部本体40の下端部からカバー3の第1主板部31側に向けて突出しており、厚み方向S2側から見て円形状に形成されている。この回転軸部43は、第1主板部31に形成された円形状の凹部45内に嵌って軸支されている。図示の例では、回転軸部43の回転軸線Mは、厚み方向S2に延びるとともに、中心軸線O1と直交している。従って、操作部4は、回転軸線Mを中心として幅方向S1に揺転自在とされている。
なお、回転軸部43を1つだけ形成した場合について説明しているが、第1主板部31及び第2主板部21に向けてそれぞれ突出するように2つ形成しても構わない。
接続通路42は、操作部本体40を軸方向に貫通している。この接続通路42は、例えば平面視四角形状に形成されている。接続通路42の両端開口部のうち、膨出部25の通過孔28と軸方向に対向し、通過孔28を通過した内容物Aが進入する下方の開口部が入口部42aとされ、かつ支持部32D側に開口し、入口部42aに進入した内容物Aを、後述する取出し位置において取出し孔34に導く上方の開口部が出口部42bとなっている(図2(b)参照)。
なお、接続通路42の形状は、この形状に限定されるものではなく、内容物Aの径よりも大きく形成されていれば良く、例えば平面視円形状、楕円状や多角形状であっても構わない。
ここで、接続通路42が、通過孔28の中心軸線O1と同軸に配置されていて、通過孔28、接続通路42及び支持部32Dが中心軸線O1上に位置している状態における操作部4の位置を、以下、計量位置P1という(図2(a)参照)。
また、操作部4が計量位置P1から操作部4が回転軸線M回りに回転することで、操作部4が軸方向に対して交差する方向に移動し、接続通路42の出口部42bと取出し孔34とが対向する状態となる。接続通路42がこのような状態となる操作部4の位置を、以下、取出し位置P2という(図2(b)参照)。
すなわち、操作部4は、回転軸線M回りに回転することで、図2に示す計量位置P1と取出し位置P2との間を、軸方向に対して交差する方向に移動する。
なお、操作部本体40の上端部側には、幅方向S1の外側に向けて突出し、容器本体2の外部に露出する操作突起46が形成されている。これにより、例えばカバー3を把持しながら、指先を利用して操作部4を押し込むことで、該操作部4を容易に回転操作することが可能とされている。
また、操作部本体40の下端部には、下方に向けて突出し、膨出部25の直立壁25aに、直立壁25aの幅方向S1の外側から接する位置決め突起47が形成されている。これにより、操作部4の取出し位置P2から計量位置P1に向けた回転量を規制することができ、操作部4を計量位置P1に位置決めすることが可能となっている。
更に、容器本体2の第2主板部21には、カバー3の第1主板部31側に突出する規制凸部48が形成されている。この規制凸部48は、操作部4が取出し位置P2に移動した際に、操作部本体40に当接するように配置されている。これにより、操作部4の計量位置P1から取出し位置P2に向けた回転量を規制することができ、操作部4を取出し位置P2に位置決めすることが可能となっている。
また、操作部本体40に設けられた弾性片41は、基端部41aから先端部41bに向けて帯状に延びた板ばねであり、基端部41aが操作部本体40の上端部側に接続されている。より詳述すると、弾性片41の基端部41aは、操作部本体40の上端部のうち、接続通路42を挟んで操作突起46とは幅方向S1の反対側に位置する部分に接続されている。弾性片41の先端部41bは、ストッパ壁部27の傾斜接続部27cに係止されている。
このとき、弾性片41は、基端部41aから先端部41bに向けて予め円弧状に湾曲するように弾性変形しており、この弾性変形による弾性力を利用して操作部本体40を計量位置P1側に押圧している。
すなわち、操作部4は、弾性片41によって計量位置P1と取出し位置P2との間を弾性変形自在に配設されているとともに、弾性片41からの弾性力を受けて計量位置P1に自然に復帰するように構成されている。
次に、本実施形態に係る計量容器1の作用について、内容物Aを最も短い長さで計量し、取出す場合について図2を用いて説明する。
図1に示す正立姿勢状態の計量容器1を、例えば上下反転させて倒立姿勢にすることで、図2に示すように、収容室R1内に収容されている内容物Aの一つを通過孔28に案内する。すると、その内容物Aは通過孔28から入口部42aを通過して操作部4の接続通路42内に進入することになる。なお、計量容器1を必ずしも倒立姿勢にする必要はなく、例えば計量容器1を傾けることで、接続通路42内に内容物Aを進入させても構わない。
このとき、操作部4は計量位置P1に位置しており、接続通路42の出口部42bは支持部32Dと対向しているので、接続通路42内に進入した内容物Aは接続通路42の出口部42bから外部に進出することはなく、支持部32Dにより支持される。なお、図2に示す場合では、内容物Aが接続通路42の長さよりも長いので、内容物Aの一部が接続通路42内に進入し、残りの部分は収容室R1内に突出している。
ここで、仕切り壁24における傾斜壁25bには複数の段部25cが形成されているので、通過孔28を通過した内容物A以外の内容物が、通過孔28側に寄り集まることを抑制することができる。従って、複数の内容物A同士が通過孔28の周辺で密集し、その密集による摩擦抵抗等で内容物Aが通過孔28を通過し難くなってしまうことを防止することができる。
次いで、図2(b)に示すように、操作突起46を介して操作部4を容器本体2内に押し込んで、操作部4を回転軸線M回りに回転させ、操作部4を計量位置P1から取出し位置P2に移動させる。この際、弾性片41による弾性力に抗する力で操作部4を押し込んで、操作部4を軸方向に対して交差する方向に回転させる。これにより、弾性片41は、更に弾性変形して撓んだ状態となる。このとき、弾性片41の先端部41bはストッパ壁部27の傾斜接続部27cに係止されているので、先端部41bが移動しにくい。従って、弾性片41をスムーズに弾性変形させることができる。
そして、操作部4を計量位置P1から取出し位置P2に向けて回転させる過程で、操作部本体40における入口部42aの開口端縁と、容器本体2における通過孔28の開口端縁と、の間で、接続通路42内に進入した内容物Aを挟み込んで径方向にせん断力を加えることができる。
これにより、例えば硬質の内容物Aの場合には、2つに割るように割断(切断)して、小分けすることができる。
このように、内容物Aを小分けすることができ、この小分けした内容物Aの長さは、支持部32Dと容器本体2における通過孔28の開口端縁との軸方向の距離により規定(計量)することができる。そして、取出し位置P2においては、出口部42bが取出し孔34に対向しており、出口部42bと取出し孔34とが連通した状態となっているため、小分けされた内容物Aを、出口部42b及び取出し孔34を通して接続通路42内から取り出すことができる。
ここで、操作部4は、規制凸部48によって取出し位置P2で位置決めされるので、接続通路42の出口部42bと取出し孔34とを確実に対向させることができる。従って、引っ掛かり等なく、小分けされた内容物Aを取り出すことができる。
また、操作部4が取出し位置P2に位置している場合には、操作部本体40の入口部42aの開口端縁の一部が通過孔28の一部を塞いでいることに加え、収容室R1側に残された内容物Aの長手方向と接続通路42の延びる方向とが異なっており、同軸上に位置していない。従って、これらのことが相まって、収容室R1内の内容物Aが接続通路42及び取出し孔34を続けて通過し、外部に飛び出してしまうことがない。
更に、操作部4が取出し位置P2に位置している状態で、仮に容器本体2を正立姿勢に戻したとしても、上述したように接続通路42の延びる方向が軸方向に対して傾いている。このため、容器本体2における通過孔28の開口端縁の一部が、接続通路42の入口部42aの一部を塞いでいることとあいまって、小分けされた内容物Aが接続通路42内から収容室R1側に戻ってしまうこともない。
また、接続通路42内に進入した内容物Aの長さが、接続通路42よりも短い場合には、内容物Aは切断されることなく取り出される。よって、この場合には、接続通路42の長さ以下に規定された内容物Aを得ることができる。
次に、内容物Aを取出す量を変更する場合について図3を用いて説明する。
図3に示すように、容器本体2及び操作部4とカバー3とを軸方向に離間する方向に相対移動させることにより、容器本体2と一体に形成された操作部4と、カバー3の支持部32Dと、の軸方向の距離を寸法δ分長くする。なお、カバー3と容器本体2とを図1及び図2の状態から軸方向に離間させると、カバー3の短壁部32Aが幅方向S1の外側に、容器本体2の短内壁部22Aが幅方向S1の内側に、それぞれ僅かに撓む。
これにより、係合凸部23と短壁部32Aの上端縁32Eとの係合状態が解除され、短壁部32Aの内面に形成された係合凹部35と、係合凸部23と、が係合することで、カバー3と容器本体2及び操作部4の軸方向の相対位置が決まることになる。
なお、この操作は、例えばカバー3を把持した状態で、容器本体2の第2主板部21をカバー3側に押し付けたまま、軸方向に沿ってスライド移動させて行われる。
そして、内容物Aは、支持部32Dと当接する位置まで支持部32D側に落下するため、収容室R1の外部に出ている内容物Aの長さが寸法δ分長くなる。この状態において、操作突起46の操作により、操作部4を回転軸線M回りに回転させ、弾性片41による弾性力に抗する力で操作部4を押し込んで、操作部4を通過孔28の軸方向に対して交差する方向に回転させる。これにより、操作部4を計量位置P1から取出し位置P2に移動させると、前述の場合と同様に、接続通路42の入口部42aの開口端縁と通過孔28の開口端縁との間で、接続通路42内に進入した内容物Aを挟み込んで径方向にせん断力を加えることができる。これにより内容物Aが切断される。
そして、容器本体2とカバー3とを軸方向に離間させない場合と比べると、容器本体2とカバー3とを軸方向に離間させた寸法δ分だけ、小分けされる内容物Aの長さが長くなっている。すなわち、容器本体2とカバー3とを軸方向に離間させる距離により、内容物Aを計量する量を変更することが可能となっている。
なお、図1及び図2に示されるような、カバー3と容器本体2及び操作部4とを軸方向に離間させる前の、操作部本体40の上端部が支持部32Dに当接若しくは近接し、かつ容器本体2の上壁部22Cの上面がカバー3の天壁部32Cの下面に当接若しくは近接した状態では、前述したように、容器本体2の係合凸部23とカバー3の短壁部32Aの上端縁32Eとが互いに係合している。このため、図1のような正立姿勢においても、容器本体2がカバー3から開口部33を通して落下しない。
以上に説明した通り、本実施形態の計量容器1によれば、操作部4が計量位置に位置しているときに、接続通路42の出口部42bが支持部32Dに対向しているので、収容室R1内の内容物Aを、通過孔28を通して接続通路42内に進入させると、この内容物Aが支持部32Dに支持されることとなる。この状態において、一つの内容物が接続通路42、通過孔28及び収容室R1にわたって位置している場合には、その後に操作部4を通過孔28の中心軸線O1に沿う軸方向に対して交差する方向に取出し位置P1に向けて移動させると、内容物Aのうち、通過孔28と接続通路42との間に位置する部分にせん断力が加えられ、この部分を切断することができる。そして、支持部32D及び操作部4が、軸方向に沿って相対移動可能に設けられているので、支持部32D及び操作部4の軸方向の相対位置を変えることで、取出したい内容物Aの量を任意に変えることができる。
また、容器本体2に係合凸部23が形成されるとともに、カバー3に係合凹部35が形成されているので、これらを互いに係合させることにより、支持部32D及び操作部4の軸方向の相対位置をぐらつかせず安定させることが可能になり、内容物Aを正確な位置で切断することができ、所望の量の内容物Aを容易に取出すことができる。しかも係合凸部23及び係合凹部35が、容器本体2及びカバー3に軸方向に複数形成されているので、取出す内容物Aの所望の量に合わせて、容器本体2及びカバー3の軸方向の相対位置を選択的に変更することが可能となっている。
また、操作部4及び容器本体2が一体に形成されているので、容器本体2及び操作部4の全体をカバー3に対して軸方向に相対移動させることで、カバー3に形成されている支持部32Dと操作部4との相対位置を変更できる。このため、計量容器1の各部の構成及び操作部4の軸方向の操作を簡易なものにすることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、カバー3が開口部33を備えているため、容器本体2とカバー3が軸方向に相対移動可能となっていたが、このような態様に限られず、容器本体を外壁部に対して軸方向に移動させる寸法以上に短く設けることで容器本体と外壁部が軸方向に相対移動可能な構成としてもよい。
また、操作部4が容器本体2と一体に形成されている態様について説明したが、このような態様に限られず、操作部と容器本体とは別体に形成されており、軸方向において、外壁部と操作部との間及び操作部と容器本体との間に操作部が移動可能な隙間を備えていてもよい。
また、上記実施形態では、容器本体2に係合凸部23が一つ設けられ、カバー3に係合凹部35が二つ設けられていたが、このような態様に限られず、係合凸部を二つ設けてもよいし、凹凸の関係は逆に設けられていてもよく、係合凹部又は係合凸部の個数は3個以上であってもよく、任意に選択可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 計量容器
2 容器本体
3 カバー
4 操作部
23 係合凸部(第1係合部)
28 通過孔
32C 天壁部(外壁部)
32D 支持部
34 取出し孔
35 係合凹部(第2係合部)
42 接続通路
42b 出口部
A 内容物
R1 収容室
P1 計量位置
P2 取出し位置

Claims (2)

  1. 内容物が収容される収容室、及び前記収容室内の内容物が通過する通過孔を有する容器本体と、
    前記通過孔を通過した内容物が取出される取出し孔、及び前記通過孔を通過した内容物が支持される支持部が形成された外壁部と、
    前記通過孔と前記外壁部との間に設けられ、前記通過孔と前記取出し孔とを連通可能な接続通路が形成された操作部と、
    を備え、
    前記操作部は、
    前記接続通路の両端開口部のうち、前記取出し孔側の出口部と前記支持部とが対向する計量位置と、
    前記接続通路の出口部と前記取出し孔とが対向する取出し位置と、の間を、前記通過孔の中心軸線に沿う軸方向に対して交差する方向に移動自在に設けられている計量容器であって、
    前記支持部及び前記操作部は、前記軸方向に沿って相対移動可能に設けられていることを特徴とする計量容器。
  2. 内側に前記容器本体が配置されるカバーを備え、前記外壁部は、前記カバーの一部とされ、
    前記カバーおよび前記容器本体のうちのいずれか一方に、他方に形成された第1係合部が係合可能な第2係合部が、前記軸方向に間隔をあけて複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計量容器。






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