JP2017100535A - オイルクーラファンの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】温度センサやＮＯｘセンサを用いることなく、オイルクーラファンの回転数を制御することができるオイルクーラファンの制御方法を提供する。【解決手段】エンジン１１がアイドリング回転数で運転している信号を、前記エンジンを制御するエンジンコントロールユニット１２からオイルクーラファン制御装置１４が受信した際には、該オイルクーラファン制御装置によってオイルクーラファン１６の回転数を低速に制御し、前記エンジンがアイドリング回転数以上で運転している信号を前記オイルクーラファン制御装置が受信した際には、該オイルクーラファン制御装置によって前記オイルクーラファンの回転数を高速に制御する。【選択図】 図１
Description
本発明は、作動油を冷却するオイルクーラに冷却風を供給するオイルクーラファンの制御方法に関する。
従来、杭打機や地盤改良機等の建設機械では、作動油を冷却するオイルクーラが設けられるとともに、オイルクーラに冷却風を供給するオイルクーラファンが設けられており、作動油を効率よく冷却するために、オイルクーラファンの回転数を、オイルクーラの二次側の温度や排ガス中のＮＯｘの量に応じて制御するものがあった（例えば、特許文献１参照。）。
しかし、上述の特許文献１のものでは、温度センサやＮＯｘセンサを設けなくてはならないことから、構造が複雑になるとともにコストが嵩んでいた。
そこで本発明は、温度センサやＮＯｘセンサを用いることなく、オイルクーラファンの回転数を制御することができるオイルクーラファンの制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のオイルクーラファンの制御方法は、建設機械のエンジンがアイドリング回転数で運転している信号を、前記エンジンを制御するエンジンコントロールユニットからオイルクーラファン制御装置が受信した際には、該オイルクーラファン制御装置によってオイルクーラファンの回転数を低速に制御し、前記エンジンがアイドリング回転数以上で運転している信号を前記オイルクーラファン制御装置が受信した際には、該オイルクーラファン制御装置によって前記オイルクーラファンの回転数を高速に制御することを特徴としている。
本発明のオイルクーラファンの制御方法によれば、エンジンの回転数に応じてオイルクーラファンの回転数を制御することにより、オイルクーラの二次側の温度や排ガス中のＮＯｘの量を検出する必要がないことから、簡易な構造でオイルクーラファンの回転数を制御することができ、コストの低減化を図ることができる。
図１は、杭打機や地盤改良機等の建設機械に本発明を適用したオイルクーラファン制御部の説明図で、建設機械のエンジン１１の動作を制御するエンジンコントロールユニット（ＥＣＵ）１２は、ＣＡＮ通信（Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）１３を介して、オイルクーラファン制御装置１４に接続されている。
オイルクーラファン制御装置１４は、エンジンコントロールユニット１２からエンジン１１がアイドリング回転数（毎分８００〜９００回転）で運転している信号を受信した際には、バッテリー１７からオイルクーラファン制御装置１４に入力された電力を低速回転用に変換して低速回転出力回路１５に給電し、オイルクーラファン１６を低速で回転させる。また、エンジンコントロールユニット１２からエンジン１１がアイドリング回転数以上（毎分９００回転以上）で運転している信号を受信した際には、最大回転出力回路１８に給電して電磁接触器１９をＯＮ状態とし、バッテリー１７からオイルクーラファン１６に直接給電する状態にしてオイルクーラファン１６を高速で回転させる。
また、オイルクーラファン制御装置１４は、全回転切替回路２０を備えており、外部スイッチ２１をＯＮ状態とすると、前記最大回転出力回路１８に給電され、電磁接触器１９がＯＮ状態となり、バッテリー１７から直接給電してオイルクーラファン１６を高速で回転させる。
本形態例は上述のように構成されることにより、従来のように、温度センサやＮＯｘセンサを用いることなく、エンジン１１の回転数に応じてオイルクーラファン１６の回転数を制御することができることから、コストの削減化を図りながら、作動油を良好に冷却させることができる。また、エンジン１１の回転数が低いときには、オイルクーラファン１６を自動的に低速とすることができることから、騒音の低減化を図ることができるとともに、バッテリーへの負担を低減して、バッテリーの寿命を長くすることができる。
なお、本発明は上述の形態例に限らず、建設機械の作業状態や作業環境に応じて、任意のエンジンの回転数で、オイルクーラファン制御装置を介して、低速回転出力回路と最大回転出力回路のいずれかに給電し、オイルクーラファンの回転数を制御することもできる。
１１…エンジン、１２…エンジンコントロールユニット、１３…ＣＡＮ通信、１４…オイルクーラファン制御装置、１５…低速回転出力回路、１６…オイルクーラファン、１７…バッテリー、１８…最大回転出力回路、１９…電磁接触器、２０…全回転切替回路、２１…外部スイッチ
Claims (1)
- 建設機械のエンジンがアイドリング回転数で運転している信号を、前記エンジンを制御するエンジンコントロールユニットからオイルクーラファン制御装置が受信した際には、該オイルクーラファン制御装置によってオイルクーラファンの回転数を低速に制御し、前記エンジンがアイドリング回転数以上で運転している信号を前記オイルクーラファン制御装置が受信した際には、該オイルクーラファン制御装置によって前記オイルクーラファンの回転数を高速に制御することを特徴とするオイルクーラファンの制御方法。
Priority Applications (1)
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| JP2015234521A JP2017100535A (ja) | 2015-12-01 | 2015-12-01 | オイルクーラファンの制御方法 |
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| JP2015234521A JP2017100535A (ja) | 2015-12-01 | 2015-12-01 | オイルクーラファンの制御方法 |
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| JP2017100535A true JP2017100535A (ja) | 2017-06-08 |
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ID=59015843
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| JP2015234521A Pending JP2017100535A (ja) | 2015-12-01 | 2015-12-01 | オイルクーラファンの制御方法 |
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| JP (1) | JP2017100535A (ja) |
Citations (4)
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|---|---|---|---|---|
| JPS5638117U (ja) * | 1979-08-31 | 1981-04-10 | ||
| JP2010169112A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Caterpillar Japan Ltd | 建設機械における冷却ファンの速度制御装置 |
| WO2014006771A1 (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-09 | 株式会社小松製作所 | 建設機械及び冷却ファンの制御方法 |
| JP2015169118A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 日立建機株式会社 | 建設機械の冷却ファン制御装置 |
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