JP2017100064A - ジョイント装置、フィルタ交換管理システム及びフィルタ交換管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザによってフィルタカートリッジが交換されると、フィルタカートリッジがいつ交換されたかを把握することができなかった。
【解決手段】ジョイント装置は、水流検知部が水流を検知せず、かつ、水圧検知部が水圧を検知しない場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信する。通信端末は、ビーコン信号を受信した場合に、識別情報を管理サーバに送信する。管理サーバは、識別情報に対応する浄水器を特定し、当該浄水器のフィルタカートリッジの交換履歴をフィルタ交換履歴データベースに記録する。
【選択図】図2
【解決手段】ジョイント装置は、水流検知部が水流を検知せず、かつ、水圧検知部が水圧を検知しない場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信する。通信端末は、ビーコン信号を受信した場合に、識別情報を管理サーバに送信する。管理サーバは、識別情報に対応する浄水器を特定し、当該浄水器のフィルタカートリッジの交換履歴をフィルタ交換履歴データベースに記録する。
【選択図】図2
Description
本発明は、浄水器に取り付けられるジョイント装置、浄水器のフィルタ交換履歴を管理するためのフィルタ交換管理システム及びフィルタ交換管理方法に関する。
家屋等に設置されて使用される製品には、その製品で使用される消耗品の交換が随時必要なものがある。例えば、家屋の給水部に設置される浄水器は、前回交換してから一定期間が経過した時点で、フィルタカートリッジを交換する必要がある。また、空気清浄機、換気扇、加湿器等の機器についても、使用時間等に応じて、フィルタを交換する必要がある。これらの消耗品の交換が必要な製品は、消耗品の交換周期が比較的長く、例えば浄水器の場合、フィルタカートリッジは、通常の使用状態で6ヶ月から1年程度の周期で交換する必要がある。
特許文献1には、浄水器のフィルタカートリッジを販売する会社が、ユーザの登録情報に基づいて、フィルタカートリッジの交換時期を推定したとき、メール等でユーザに通知する技術が提案されている。
特許文献1に記載される技術を用いても、販売会社は、ユーザがフィルタを交換した日を把握することができなかった。このため、一定周期ごとに販売会社からメールで交換を通知すると、実際にユーザがフィルタを交換した日からの交換時期とはズレが生じてしまい、適切なタイミングでユーザにメールで交換を通知できていなかった。
本発明の目的は、フィルタ交換履歴を管理するためのジョイント装置、フィルタ交換管理システム及びフィルタ交換管理方法を提案することにある。
本発明のジョイント装置は、交換可能なフィルタを有する浄水器の給水部に接続されるジョイント本体と、ジョイント本体への給水及び止水を行う元栓と、ジョイント本体内の水を抜くための水抜栓と、ジョイント本体内の水流を検知する水流検知部と、ジョイント本体内の水圧を検知する水圧検知部と、識別情報を記憶する記憶部と、水流検知部が水流を検知せず、かつ、水圧検知部が水圧を検知しない場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信する送信部と、を備える。
また、本発明のフィルタ交換管理システムは、上述した本発明のジョイント装置と、ビーコン信号を受信する通信端末と、を備え、通信端末は、浄水器のフィルタ交換履歴を記録する交換履歴データベースと、ビーコン信号を受信する受信部と、受信部がビーコン信号を受信した場合に、フィルタ交換履歴を交換履歴データベースに記録する処理部と、を備える。
また、本発明のフィルタ交換管理システムは、上述した本発明のジョイント装置と、ビーコン信号を受信する通信端末と、通信端末と通信可能な管理サーバと、を備える。
通信端末は、ビーコン信号を受信する受信部と、受信部がビーコン信号を受信した場合に、識別情報を管理サーバに送信するサーバ通信部と、を備える。
管理サーバは、識別情報と浄水器の情報とを対応付けて記憶する浄水器情報データベースと、浄水器のフィルタ交換履歴を記録する交換履歴データベースと、浄水器情報データベースを参照して、サーバ通信部から受信した識別情報に対応する浄水器を特定し、当該浄水器のフィルタ交換履歴を交換履歴データベースに記録する処理部と、を備える。
通信端末は、ビーコン信号を受信する受信部と、受信部がビーコン信号を受信した場合に、識別情報を管理サーバに送信するサーバ通信部と、を備える。
管理サーバは、識別情報と浄水器の情報とを対応付けて記憶する浄水器情報データベースと、浄水器のフィルタ交換履歴を記録する交換履歴データベースと、浄水器情報データベースを参照して、サーバ通信部から受信した識別情報に対応する浄水器を特定し、当該浄水器のフィルタ交換履歴を交換履歴データベースに記録する処理部と、を備える。
また、本発明のフィルタ交換管理方法は、交換可能なフィルタを有する浄水器の給水部に接続されるジョイント本体を備えるジョイント装置が、ジョイント本体内の水流を検知するステップと、ジョイント装置が、ジョイント本体内の水圧を検知するステップと、ジョイント装置が、水流を検知せず、かつ、水圧を検知しない場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信するステップと、通信端末が、ビーコン信号を受信するステップと、通信端末が、受信したビーコン信号に含まれる識別情報を管理サーバに送信するステップと、管理サーバが、通信端末から識別情報を受信するステップと、管理サーバが、識別情報と浄水器の情報とを対応付けて記憶する浄水器情報データベースを参照して、通信端末から受信した識別情報に対応する浄水器を特定するステップと、管理サーバが、特定した浄水器のフィルタ交換履歴を交換履歴データベースに記録するステップと、を含む。
本発明によれば、ジョイント装置の水流検知部が水流を検知せず、かつ、水圧検知部が水圧を検知しない場合にビーコン信号が送信されると、ユーザによりフィルタが交換されたと判断することが可能である。このため、フィルタ交換履歴を記録することにより、ユーザがいつフィルタを交換したかを確実に把握し、ユーザに適切なタイミングでフィルタの交換を促すことが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
<1.一実施の形態例>
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[1−1.システム全体の構成例]
図1は、第1の実施の形態例のフィルタ交換管理システムの全体構成例を示す図である。
第1の実施の形態例は、家屋内に設置された浄水器のフィルタカートリッジがユーザにより交換された場合に、管理サーバにフィルタカートリッジの交換履歴を記録する例である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[1−1.システム全体の構成例]
図1は、第1の実施の形態例のフィルタ交換管理システムの全体構成例を示す図である。
第1の実施の形態例は、家屋内に設置された浄水器のフィルタカートリッジがユーザにより交換された場合に、管理サーバにフィルタカートリッジの交換履歴を記録する例である。
図1に示すように、家屋内の流し台(シンク)10には、給水管12a,12bが接続された水栓11が設置され、給水管12a,12bを介して水栓11に水が供給される。流し台10の内部の給水管12aと給水管12bの間には、ジョイント装置40と浄水器20とが設置されている。給水管12a側から供給される水は、ジョイント装置40と浄水器20を通過した後、給水管12bを介して水栓11に供給される。浄水器20には、フィルタカートリッジ21,22,23(フィルタの一例)が交換可能に設置され、各フィルタカートリッジ21〜23で水が浄水される。各フィルタカートリッジ21〜23は、前回交換してから一定期間(例えば、90日)を超えたとき交換することが推奨されている。
ジョイント装置40は、浄水器20の給水部20a(後述する図3を参照)に接続されるジョイント本体43を備える。ジョイント本体43には、ビーコン装置30が取り付けられる。給水管12aが接続されるジョイント装置40の上流側には元栓41が設けられ、浄水器20が接続されるジョイント装置40の下流側に排水管13と共に、排水管13への排水を制御するための水抜栓42が設けられる。元栓41は、ジョイント本体43への給水及び止水を行う。水抜栓42は、ジョイント本体43内の水を抜くために用いられる。
元栓41を開けると給水管12aから給水される水がジョイント本体43を通じて浄水器20に供給される。ユーザが元栓41を閉めると給水管12aが止水される。また、元栓41を閉めた状態で、ユーザが水抜栓42を開けるとジョイント本体43、フィルタカートリッジ21〜23、給水管12b内の水が排水管13より排水される。ユーザが水抜栓42を閉めるとジョイント本体43、フィルタカートリッジ21〜23、給水管12b内の水の排水が止まる。
[1−2.ジョイント装置、通信端末及び管理サーバの内部構成例]
図2は、フィルタ交換管理システム1におけるジョイント装置40、通信端末60及び管理サーバ70の内部構成例を示すブロック図である。
図2は、フィルタ交換管理システム1におけるジョイント装置40、通信端末60及び管理サーバ70の内部構成例を示すブロック図である。
始めに、ジョイント装置40の構成を説明する。
ジョイント装置40は、ジョイント本体43、水流検知部44、水圧検知部45、ビーコン装置30を備える。
ジョイント装置40は、ジョイント本体43、水流検知部44、水圧検知部45、ビーコン装置30を備える。
浄水器20のフィルタカートリッジ21〜23の内部を水が通過して浄水処理が行われている間、水はジョイント本体43を通過する。
水流検知部44は、ジョイント本体43内の水流を検知する。水流検知部44として、例えば流量計が用いられる。水流検知部44がジョイント本体43内の水流を検知している間、水流検知部44は水流検知信号を出力する。この水流検知信号は、ビーコン装置30の送信部32に供給される。なお、水流検知部44は、送信部32が水流の有無を判断できれば、水流を検知していない間のみ信号を出力する構成であっても、水流を検知している間と水流を検知していない間とで異なる信号を出力する構成であってもよい。以下の説明では、何れの構成であっても、水流検知部44が水流を検知している間の信号出力の状態を水流検知信号と考えることとする。
水圧検知部45は、ジョイント本体43内の水圧を検知する。水圧検知部45として、例えば圧力スイッチが用いられる。水圧検知部45がジョイント本体43内の水圧を検知している間、水圧検知部45は水圧検知信号を出力する。この水圧検知信号は、ビーコン装置30の送信部32に供給される。なお、水圧検知部45は、送信部32が水圧の有無を判断できれば、水圧を検知していない間のみ信号を出力する構成であっても、水圧を検知している間と水圧を検知していない間とで異なる信号を出力する構成であってもよい。以下の説明では、何れの構成であっても、水圧検知部45が水圧を検知している間の信号出力の状態を水圧検知信号と考えることとする。
以下の説明で水流検知信号と水圧検知信号を区別しない場合には、「検知信号」と総称する。
水流検知部44は、ジョイント本体43内の水流を検知する。水流検知部44として、例えば流量計が用いられる。水流検知部44がジョイント本体43内の水流を検知している間、水流検知部44は水流検知信号を出力する。この水流検知信号は、ビーコン装置30の送信部32に供給される。なお、水流検知部44は、送信部32が水流の有無を判断できれば、水流を検知していない間のみ信号を出力する構成であっても、水流を検知している間と水流を検知していない間とで異なる信号を出力する構成であってもよい。以下の説明では、何れの構成であっても、水流検知部44が水流を検知している間の信号出力の状態を水流検知信号と考えることとする。
水圧検知部45は、ジョイント本体43内の水圧を検知する。水圧検知部45として、例えば圧力スイッチが用いられる。水圧検知部45がジョイント本体43内の水圧を検知している間、水圧検知部45は水圧検知信号を出力する。この水圧検知信号は、ビーコン装置30の送信部32に供給される。なお、水圧検知部45は、送信部32が水圧の有無を判断できれば、水圧を検知していない間のみ信号を出力する構成であっても、水圧を検知している間と水圧を検知していない間とで異なる信号を出力する構成であってもよい。以下の説明では、何れの構成であっても、水圧検知部45が水圧を検知している間の信号出力の状態を水圧検知信号と考えることとする。
以下の説明で水流検知信号と水圧検知信号を区別しない場合には、「検知信号」と総称する。
ビーコン装置30は、ジョイント装置40に内蔵されている。ビーコン装置30は、後述する条件が満たされると、ビーコン信号B1を送信する。ビーコン信号B1とは、ビーコン装置30の存在を周囲に通知する信号であり、送信を行う期間内に、一定周期(例えば数百ミリ秒から数秒ごと)で繰り返し送信される信号である。
このビーコン装置30は、記憶部31、送信部32を備える。
記憶部31は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等として用いられる記憶媒体によって構成されている。記憶部31は、個々のビーコン装置30毎に異なる識別情報i1を記憶する。この識別情報i1として、例えば、浄水器20を一意に特定するために浄水器20毎に割り振られる浄水器シリアル番号が用いられる。なお、浄水器20とジョイント装置40は1対1に対応するため、ジョイント装置40を一意に特定するためにジョイント装置40毎に割り振られるジョイント装置シリアル番号を識別情報i1として用いてもよい。
記憶部31は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等として用いられる記憶媒体によって構成されている。記憶部31は、個々のビーコン装置30毎に異なる識別情報i1を記憶する。この識別情報i1として、例えば、浄水器20を一意に特定するために浄水器20毎に割り振られる浄水器シリアル番号が用いられる。なお、浄水器20とジョイント装置40は1対1に対応するため、ジョイント装置40を一意に特定するためにジョイント装置40毎に割り振られるジョイント装置シリアル番号を識別情報i1として用いてもよい。
送信部32は、水流検知部44と水圧検知部45から出力される検知信号に基づいて、ビーコン信号B1を送信する。水流検知部44と水圧検知部45の何れかから検知信号が出力され続けていれば、ジョイント本体43内に水が存在するため、送信部32は、ビーコン信号B1を送信しない。例えば、ユーザが水栓11を開けて水を流すと、水流は検知されるものの、水圧は検知されない(水圧0又は閾値未満)。また、例えば、ユーザが水栓11を閉めて水を止めると、水圧は検知されるものの、水流は検知されない(水流0又は閾値未満)。
一方、水流検知部44が水流を検知せず、水圧検知部45が水圧を検知しなくなると、水流検知部44と水圧検知部45は検知信号の出力を停止する。この場合、送信部32は、ビーコン信号B1を送信する。このとき、送信部32は、記憶部31に記憶された、個々のビーコン装置30に付与された識別情報i1をビーコン信号B1に付加する。
一方、水流検知部44が水流を検知せず、水圧検知部45が水圧を検知しなくなると、水流検知部44と水圧検知部45は検知信号の出力を停止する。この場合、送信部32は、ビーコン信号B1を送信する。このとき、送信部32は、記憶部31に記憶された、個々のビーコン装置30に付与された識別情報i1をビーコン信号B1に付加する。
送信部32は、例えば2.4GHz帯の周波数帯域を使用して、ビーコン装置30の周囲にビーコン信号B1を周期的に送信する。送信部32と、通信端末60との間で用いられる通信規格としては、例えば、Bluetooth(登録商標)やBLE(Bluetooth Low Energy)等の近距離無線通信規格が適している。送信部32がビーコン信号B1を送信する際には、例えばビーコン装置30から最大で10m程度の範囲内にある通信端末60が受信できる程度の強度で送信する。ビーコン信号B1の到達距離を10m程度とするのは一例であり、送信部32は、それとは異なる強度でビーコン信号B1を送信してもよい。
次に、通信端末60の構成を説明する。
ユーザが所持する通信端末60は、ビーコン装置30から送信されるビーコン信号B1を受信する。通信端末60は、ビーコン信号B1を受信したときには、そのビーコン信号B1に含まれる識別情報i1に基づいて、ユーザにフィルタカートリッジ21〜23を交換していることを示す情報を表示する等の処理を行う。ユーザが所持する通信端末60としては、例えばスマートフォンと称される携帯端末が使用される。
ユーザが所持する通信端末60は、ビーコン装置30から送信されるビーコン信号B1を受信する。通信端末60は、ビーコン信号B1を受信したときには、そのビーコン信号B1に含まれる識別情報i1に基づいて、ユーザにフィルタカートリッジ21〜23を交換していることを示す情報を表示する等の処理を行う。ユーザが所持する通信端末60としては、例えばスマートフォンと称される携帯端末が使用される。
この通信端末60は、受信部61、記憶部62、処理部63、サーバ通信部64、操作部65、表示部66を備える。
受信部61は、ビーコン装置30の送信部32から送信されたビーコン信号B1を受信する。受信部61は、ビーコン信号B1を受信したとき、そのビーコン信号B1に含まれる識別情報i1をビーコン信号B1から取り出し、処理部63に識別情報i1を供給する。
受信部61は、ビーコン装置30の送信部32から送信されたビーコン信号B1を受信する。受信部61は、ビーコン信号B1を受信したとき、そのビーコン信号B1に含まれる識別情報i1をビーコン信号B1から取り出し、処理部63に識別情報i1を供給する。
記憶部62は、例えば、RAM、ROM等として用いられる記憶媒体によって構成されている。記憶部62には、アプリケーション実行部63aが実行するアプリケーションプログラムにより、照合用識別情報i2が予め記憶される。照合用識別情報i2は、ビーコン信号B1に付加される識別情報i1を照合するために用いられる。照合用識別情報i2の記憶作業は、例えば操作部65によるユーザ操作で行われる。
処理部63は、アプリケーション実行部63aを備える。アプリケーション実行部63aが所定のアプリケーションプログラムを実行することで、処理部63は、ビーコン信号B1の受信により、フィルタカートリッジ21〜23の交換が行われたことを管理サーバ70に通知する通知動作を行う。この管理サーバ70は、通信端末60と通信可能である。
そして、処理部63は、受信部61がビーコン信号B1を受信すると、受信したビーコン信号B1に含まれる識別情報i1が、予め記憶部62に記憶された照合用識別情報i2と一致するか否かの判断処理を行う。受信したビーコン信号B1に含まれる識別情報i1が、予め記憶部62に記憶された照合用識別情報i2と一致すると処理部63が判断した場合には、処理部63は、アプリケーションプログラムの指示に基づいて、受信したビーコン信号B1に付加される識別情報i1を、サーバ通信部64を通じて管理サーバ70に送信する処理を行う。
サーバ通信部64は、処理部63が管理サーバ70との間でデータの送受信を行う際に、通信回線Nのインタフェースとして用いられる。通信回線Nは、例えば、無線LAN(Local Area Network)経由のインターネットアクセスである。サーバ通信部64は、ビーコン信号B1に含まれる識別情報i1と、照合用識別情報i2とが一致した場合に、処理部63の制御により、識別情報i1を管理サーバ70に送信する。
操作部65は、ユーザによる操作を受け付ける。この操作部65は、通信端末60の筐体に配置された不図示のボタン、スイッチの他に、画面タッチ(タップ)によって行われた操作入力の内容を処理部63に出力する。
表示部66は、操作部65によって行われる操作の処理結果等を表示する。この通信端末60では、操作部65と表示部66は、操作面と表示面とを重ねたタッチパネルディスプレイとして用いられている。
次に、管理サーバ70の構成を説明する。
管理サーバ70は、通信部71、処理部72、記憶部73を備える。
通信部71は、処理部72が通信端末60からデータを受信する際に、通信回線Nのインタフェースとして用いられる。この通信部71は、通信回線Nを通じて通信端末60のサーバ通信部64と相互に通信可能である。通信部71は、通信端末60から送信された識別情報i1を受信すると、この識別情報i1を処理部72に受け渡す。
管理サーバ70は、通信部71、処理部72、記憶部73を備える。
通信部71は、処理部72が通信端末60からデータを受信する際に、通信回線Nのインタフェースとして用いられる。この通信部71は、通信回線Nを通じて通信端末60のサーバ通信部64と相互に通信可能である。通信部71は、通信端末60から送信された識別情報i1を受信すると、この識別情報i1を処理部72に受け渡す。
処理部72は、浄水器情報データベースD1を参照して、サーバ通信部64から受信した識別情報i1に対応する浄水器20を特定し、当該浄水器20のフィルタカートリッジ21〜23の交換履歴をフィルタ交換履歴データベースD2に記録する。
記憶部73は、例えば、大容量のデータを記憶可能なハードディスク装置等によって構成されている。記憶部73は、浄水器情報データベースD1、フィルタ交換履歴データベースD2を備える。
浄水器情報データベースD1は、識別情報i1と浄水器20の情報とを対応付けて記憶する。ここで、浄水器20の情報には、例えば、浄水器20毎に割り振られる浄水器シリアル番号、浄水器20の型番、浄水器20の使用登録を行った登録ユーザ、フィルタカートリッジ21〜23の交換期間といった情報が含まれる。
フィルタ交換履歴データベースD2は、フィルタカートリッジ21〜23の交換履歴を記録する。
浄水器情報データベースD1は、識別情報i1と浄水器20の情報とを対応付けて記憶する。ここで、浄水器20の情報には、例えば、浄水器20毎に割り振られる浄水器シリアル番号、浄水器20の型番、浄水器20の使用登録を行った登録ユーザ、フィルタカートリッジ21〜23の交換期間といった情報が含まれる。
フィルタ交換履歴データベースD2は、フィルタカートリッジ21〜23の交換履歴を記録する。
[1−3.浄水器及びジョイント装置の構成例]
図3は、浄水器20及びジョイント装置40の構成例を示す図である。
浄水器20には、フィルタカートリッジ21〜23が取り付けられ、それぞれのフィルタカートリッジ21〜23で、通過する水に含まれる不要な物質の除去が行われる。3つのフィルタカートリッジ21〜23を使用するのは1つの例であり、例えば浄水器20は、1つあるいは2つのフィルタカートリッジが装着される構成としてもよい。そして、浄水器20の給水部20aにはジョイント装置40のジョイント本体43が接続され、浄水器20の浄水出力部20bには給水管12bが接続される。
図3は、浄水器20及びジョイント装置40の構成例を示す図である。
浄水器20には、フィルタカートリッジ21〜23が取り付けられ、それぞれのフィルタカートリッジ21〜23で、通過する水に含まれる不要な物質の除去が行われる。3つのフィルタカートリッジ21〜23を使用するのは1つの例であり、例えば浄水器20は、1つあるいは2つのフィルタカートリッジが装着される構成としてもよい。そして、浄水器20の給水部20aにはジョイント装置40のジョイント本体43が接続され、浄水器20の浄水出力部20bには給水管12bが接続される。
ジョイント装置40は、一方の端部が給水管接続部46となり、他方の端部が浄水器接続部47となる。給水管接続部46には、給水管12aが接続される。浄水器接続部47には、浄水器20の給水部20aが接続される。また、ジョイント本体43の下方には、排水管13に接続された排水管接続部48が設けられる。この排水管接続部48には、水抜栓42が設けられる。
上述したようにジョイント本体43内には、水流検知部44と水圧検知部45が設けられる。
ユーザが水栓11を操作して浄水器20により浄水された水を使用する場合、元栓41を開き、水抜栓42を閉めた状態である。この状態でユーザが水栓11を開けると、流路W1に示すように、給水管12aから給水された水は、ジョイント本体43を通過した後、フィルタカートリッジ21〜23を通過して給水管12bに給水される。そして、水流検知部44は、ジョイント本体43内の水の水流を検知し、水流検知信号を出力する。一方、ユーザが水栓11を閉めると、水が流れなくなるものの、水圧検知部45は、給水管12a側からジョイント本体43内に供給される水の水圧を検知し、水圧検知信号を出力する。
ユーザがフィルタカートリッジ21〜23を交換する場合、フィルタカートリッジ21〜23内に水が存在しないことが必要である。このため、ユーザは、元栓41を閉めた後、水抜栓42を開ける。元栓41が閉められると給水管12aが止水されるため、給水管12aからジョイント本体43への水の供給が停止する。そして、水抜栓42が開けられると、流路W2に示すように、ジョイント本体43、フィルタカートリッジ21〜23、給水管12b内の水が排水管接続部48を通じて排水管13に排水される。ジョイント本体43、フィルタカートリッジ21〜23、給水管12b内の水が排水されると、フィルタカートリッジ21〜23を取り外してもジョイント本体43、給水管12bから水が漏れないため、ユーザがフィルタカートリッジ21〜23の交換を容易に行うことが可能となる。
また、ジョイント本体43内に水が存在しなくなると、水流検知部44は水の水流を検知できず、水圧検知部45は水の水圧を検知することができなくなるため、水流検知部44と水圧検知部45は共に検知信号の出力を停止する。このとき、ビーコン装置30の送信部32からビーコン信号B1が送信される。ユーザは、フィルタカートリッジ21〜23の交換を行っているため、通信端末60がビーコン信号B1を受信可能な位置(流し台10の近く)にいると考えられる。このため、通信端末60は確実にビーコン信号B1を受信することが可能である。
ジョイント装置40の筐体49には、電池装着部50が設置されており、電池装着部50には電池ホルダ51が挿入される。電池ホルダ51には、電池52が保持される。この電池52が保持された電池ホルダ51が、電池装着部50に装着されることで、電池52からビーコン装置30に駆動用の電源が供給される。そして、ビーコン装置30は、装着された電池52から供給される電源により作動する。なお、ビーコン装置30の電源としての電池52は、様々な形状、サイズのものが用いられる。また、ビーコン装置30の電源は、ACアダプタ等により供給されてもよい。
[1−4.データベースの構成例]
次に、図4と図5を参照して記憶部73の各データベースの構成例について説明する。
図4は、浄水器情報データベースD1の構成例を示す説明図である。
浄水器情報データベースD1は、浄水器シリアル番号、浄水器型番、登録ユーザ、設置日、交換期間の各フィールドを有する。
次に、図4と図5を参照して記憶部73の各データベースの構成例について説明する。
図4は、浄水器情報データベースD1の構成例を示す説明図である。
浄水器情報データベースD1は、浄水器シリアル番号、浄水器型番、登録ユーザ、設置日、交換期間の各フィールドを有する。
浄水器シリアル番号フィールドには、浄水器シリアル番号が格納される。本実施の形態例では浄水器シリアル番号が識別情報i1として用いられる。
浄水器型番フィールドには、浄水器20の型式毎に割り振られる固有の番号が格納される。
登録ユーザフィールドには、浄水器20の使用登録を行ったユーザのユーザ名が格納される。
設置日フィールドには、浄水器20が設置された日が格納される。浄水器20が設置された日は、例えば、給水管12a、12bにジョイント装置40と浄水器20が設置され、元栓41を開ける前にジョイント装置40の電源がオンされたタイミングとなる。ジョイント装置40と浄水器20が設置され、元栓41を開ける前の時点では、ジョイント本体43内には水がないため、ジョイント本体43内のビーコン装置30がビーコン信号B1を送信可能である。そして、管理サーバ70が通信端末60から識別情報i1を受信した日を設置日とすることができる。
交換期間フィールドには、浄水器20の型番毎に設定される固有の交換期間が格納される。
浄水器型番フィールドには、浄水器20の型式毎に割り振られる固有の番号が格納される。
登録ユーザフィールドには、浄水器20の使用登録を行ったユーザのユーザ名が格納される。
設置日フィールドには、浄水器20が設置された日が格納される。浄水器20が設置された日は、例えば、給水管12a、12bにジョイント装置40と浄水器20が設置され、元栓41を開ける前にジョイント装置40の電源がオンされたタイミングとなる。ジョイント装置40と浄水器20が設置され、元栓41を開ける前の時点では、ジョイント本体43内には水がないため、ジョイント本体43内のビーコン装置30がビーコン信号B1を送信可能である。そして、管理サーバ70が通信端末60から識別情報i1を受信した日を設置日とすることができる。
交換期間フィールドには、浄水器20の型番毎に設定される固有の交換期間が格納される。
図5は、フィルタ交換履歴データベースD2の構成例を示す説明図である。
フィルタ交換履歴データベースD2は、浄水器シリアル番号、浄水器型番、交換履歴、交換期間の各フィールドを有する。
浄水器シリアル番号フィールド、浄水器型番フィールド、交換期間フィールドに格納されるデータは、上述した浄水器情報データベースD1に格納されるデータと同じである。
フィルタ交換履歴データベースD2は、浄水器シリアル番号、浄水器型番、交換履歴、交換期間の各フィールドを有する。
浄水器シリアル番号フィールド、浄水器型番フィールド、交換期間フィールドに格納されるデータは、上述した浄水器情報データベースD1に格納されるデータと同じである。
交換履歴フィールドは、設置日、1回目、2回目の各フィールドによって構成される。設置日、1回目、2回目の各フィールドに格納される値は、通信部71が通信端末60から識別情報i1を受信した日となる。
設置日フィールドには、浄水器20及びジョイント装置40が給水管12a、12bに設置された日が格納される。
1回目フィールドには、フィルタカートリッジ21〜23が1回目に交換された日が格納される。
2回目フィールドには、フィルタカートリッジ21〜23が2回目に交換された日が格納される。
設置日フィールドには、浄水器20及びジョイント装置40が給水管12a、12bに設置された日が格納される。
1回目フィールドには、フィルタカートリッジ21〜23が1回目に交換された日が格納される。
2回目フィールドには、フィルタカートリッジ21〜23が2回目に交換された日が格納される。
通常は浄水器20及びジョイント装置40が同じ日に設置されるため、設置日フィールドには、浄水器20及びジョイント装置40が設置された日が格納される。ただし、既にジョイント装置40が設置されている場合には、設置日フィールドには浄水器20が設置された日だけを格納してもよい。
また、交換期間フィールドは、フィルタカートリッジ21〜23が3回目以降に交換された日が格納されるフィールドを備えてもよい。また、フィルタ交換履歴データベースD2に格納されるデータ量の増大を抑えるために、交換履歴フィールドには設置日フィールドの他に、最新の交換日だけが格納されるフィールドを備えてもよい。
[1−5.ジョイント装置、通信端末及び管理サーバの動作例]
図6は、フィルタ交換管理システム1の各部の動作例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図では、ジョイント装置40、通信端末60、管理サーバ70が動作主体となる。
図6は、フィルタ交換管理システム1の各部の動作例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図では、ジョイント装置40、通信端末60、管理サーバ70が動作主体となる。
始めに、送信部32は、水流検知部44から入力する水流検知信号に基づいて、水流検知部44がジョイント本体43内の水流を検知しているか否かを判定する(S1)。送信部32が、水流検知部44が水流を検知していると判定した場合(S1のYES)、ジョイント本体43内に水が存在するため、再びステップS1の判定処理を繰り返す。
一方、送信部32は、水流検知部44が水流を検知していないと判定した場合(S1のNO)、水圧検知部45から入力する水圧検知信号に基づいて、水圧検知部45がジョイント本体43内の水圧を検知しているか否かを判定する(S2)。送信部32が、水圧検知部45が水圧を検知していると判定した場合(S2のYES)、ジョイント本体43内に水が存在するため、再びステップS1からの判定処理を繰り返す。
一方、送信部32が、水圧検知部45が水圧を検知していないと判定した場合(S2のNO)、ジョイント本体43内に水が存在しない。このため、送信部32は、記憶部31から取得した識別情報i1を付加したビーコン信号B1を送信する(S3)。
次に、通信端末60の受信部61は、ビーコン装置30から送信されたビーコン信号B1を受信し(S4)、ビーコン信号B1から取得した識別情報i1を処理部63に供給する。処理部63は、受信部61から供給された識別情報i1と、記憶部62から読出した照合用識別情報i2とを照合する(S5)。
処理部63は、識別情報i1と照合用識別情報i2が一致しているか否かを判定する(S6)。処理部63は、識別情報i1と照合用識別情報i2が一致していると判定した場合(S6のYES)、識別情報i1をサーバ通信部64に供給する。
サーバ通信部64は、処理部63から供給された識別情報i1を管理サーバ70に送信する(S7)。
一方、処理部63が、識別情報i1と照合用識別情報i2が一致していないと判定した場合(S6のNO)、以降の処理を行わず処理を終了する。
サーバ通信部64は、処理部63から供給された識別情報i1を管理サーバ70に送信する(S7)。
一方、処理部63が、識別情報i1と照合用識別情報i2が一致していないと判定した場合(S6のNO)、以降の処理を行わず処理を終了する。
管理サーバ70の通信部71は、通信端末60から識別情報i1を受信し(S8)、処理部72に識別情報i1を供給する。
処理部72は、通信部71から供給された識別情報i1と、浄水器情報データベースD1内の識別情報i1(浄水器シリアル番号)とを照合する(S9)。そして、処理部72は、識別情報i1が一致した場合に、識別情報i1に対応するフィルタ交換履歴データベースD2の交換履歴フィールドを更新する(S10)。一方、処理部72は、識別情報i1が一致しない場合には以降の処理を行わない。
処理部72は、通信部71から供給された識別情報i1と、浄水器情報データベースD1内の識別情報i1(浄水器シリアル番号)とを照合する(S9)。そして、処理部72は、識別情報i1が一致した場合に、識別情報i1に対応するフィルタ交換履歴データベースD2の交換履歴フィールドを更新する(S10)。一方、処理部72は、識別情報i1が一致しない場合には以降の処理を行わない。
以上説明した一実施の形態例に係るフィルタ交換管理システム1によれば、ユーザがフィルタカートリッジ21〜23を交換するために元栓41を閉め、水抜栓42を開けてジョイント本体43内の水を抜くと、ビーコン装置30からビーコン信号B1が送信される。そして、通信端末60がビーコン信号B1を受信し、ビーコン信号B1に付加された識別情報i1を管理サーバ70に送信すると、管理サーバ70は識別情報i1に対応するフィルタカートリッジ21〜23の交換日時をフィルタ交換履歴データベースD2に書き込む。これにより管理サーバ70は、フィルタカートリッジ21〜23の交換履歴を管理することができる。そして、例えば、フィルタカートリッジ21〜23の販売会社は、ユーザがフィルタカートリッジ21〜23を交換した日から交換期間を経過するまでの間に適切なタイミングでメール等によりユーザにフィルタカートリッジ21〜23の交換を通知したり、フィルタカートリッジ21〜23の購入を促したりすることができる。
<2.変形例>
なお、上述した実施の形態例では、管理サーバ70がフィルタ交換履歴データベースD2を備える構成であったが、通信端末60が記憶部62にフィルタ交換履歴データベースD2を記録する構成としてもよい。この場合、ユーザが自身の通信端末60にてフィルタカートリッジ21〜23の交換履歴を管理することが可能となる。このために通信端末60の処理部63は、受信部61がビーコン信号B1を受信した場合に、フィルタカートリッジ21〜23の交換履歴をフィルタ交換履歴データベースD2に記録する処理を行う。そして、通信端末60は、フィルタカートリッジ21〜23の交換期間を経過するまでの間に適切なタイミングでユーザにフィルタカートリッジ21〜23の交換を通知したり、フィルタカートリッジ21〜23の購入を促したりすることができる。このように通信端末60がフィルタ交換履歴データベースD2を備えることにより、フィルタ交換管理システム1から管理サーバ70を除く構成とすることができる。
なお、上述した実施の形態例では、管理サーバ70がフィルタ交換履歴データベースD2を備える構成であったが、通信端末60が記憶部62にフィルタ交換履歴データベースD2を記録する構成としてもよい。この場合、ユーザが自身の通信端末60にてフィルタカートリッジ21〜23の交換履歴を管理することが可能となる。このために通信端末60の処理部63は、受信部61がビーコン信号B1を受信した場合に、フィルタカートリッジ21〜23の交換履歴をフィルタ交換履歴データベースD2に記録する処理を行う。そして、通信端末60は、フィルタカートリッジ21〜23の交換期間を経過するまでの間に適切なタイミングでユーザにフィルタカートリッジ21〜23の交換を通知したり、フィルタカートリッジ21〜23の購入を促したりすることができる。このように通信端末60がフィルタ交換履歴データベースD2を備えることにより、フィルタ交換管理システム1から管理サーバ70を除く構成とすることができる。
また、上述した実施の形態例では、通信端末60がビーコン信号B1を受信し、識別情報i1と照合用識別情報i2との照合結果が一致していればすぐに識別情報i1を管理サーバ70に送信していた。しかし、処理部63は、識別情報i1と照合用識別情報i2との照合結果を表示部66に表示し、ユーザが照合結果を確認した後、操作部65により決定ボタン等の押下操作が行われたことを契機として、識別情報i1を管理サーバ70に送信してもよい。
また、例えば、水流検知部44として流量計を用いる場合には、ジョイント本体43内を通過する水の水流から累積浄水量(フィルタカートリッジ21〜23が交換されてからの浄水量)を算出し、ビーコン装置30の送信部32に累積浄水量を供給してもよい。そして、送信部32は、累積浄水量を記憶部31に記憶してもよい。この場合、送信部32は、水流検知部44と水圧検知部45からの検知信号の出力が停止したときに、識別情報i1と共に累積浄水量を付加したビーコン信号B1を送信してもよい。通信端末60は、このようなビーコン信号B1を受信すると、識別情報i1と共に累積浄水量を管理サーバ70に送信し、管理サーバ70は、フィルタカートリッジ21〜23の交換履歴と共に、交換されたフィルタカートリッジ21〜23の累積浄水量を記憶してもよい。これにより管理サーバ70は、交換されたフィルタカートリッジ21〜23が浄水した水の累積浄水量を管理することもできる。
また、ユーザが水抜きや水栓11の交換等を行う目的で元栓41を閉め、水抜栓42を開けた場合にもビーコン信号B1が送信されてしまうのを防ぐため、上述した累積浄水量が所定の閾値(例えば、フィルタカートリッジ21〜23の最大浄水量の90%)を超えた場合にのみビーコン信号B1を送信するようにしてもよい。
また、ビーコン装置30にフィルタカートリッジ21〜23が交換されてからの経過時間を計時する計時部を設け、経過時間が所定の閾値(例えば、フィルタカートリッジ21〜23の最大使用期間の90%)を超えた場合にのみビーコン信号B1を送信するようにしてもよい。
さらに、累積浄水量と経過時間の何れかが閾値を超えた場合にのみビーコン信号B1を送信するようにしてもよい。
また、ビーコン装置30にフィルタカートリッジ21〜23が交換されてからの経過時間を計時する計時部を設け、経過時間が所定の閾値(例えば、フィルタカートリッジ21〜23の最大使用期間の90%)を超えた場合にのみビーコン信号B1を送信するようにしてもよい。
さらに、累積浄水量と経過時間の何れかが閾値を超えた場合にのみビーコン信号B1を送信するようにしてもよい。
また、ジョイント装置40が接続される浄水器20や、ジョイント装置40が設置される環境によっては、元栓41や水抜栓42を操作しなくても、水流検知部44が水流を検知せず、かつ、水圧検知部45が水圧を検知しない状態に瞬間的に陥る可能性がある。例えば、ユーザが水栓11を開けて水を流し始めると、瞬間的に水圧が検知されなくなるが、浄水器20内のフィルタカートリッジ21〜23による抵抗等により、すぐには水流が検知されない可能性がある。このような現象を回避するために、所定時間(例えば10秒から1分程度)のガードタイムを設け、水流も水圧も検知されない状態がこのガードタイム以上に継続した場合にだけビーコン信号B1を送信するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例では、ビーコン装置30の送信部32は、ビーコン信号B1の送信を制御するため、水流検知部44と水圧検知部45を用いてジョイント本体43内の水の有無を検出しているが、当該検出に他の手段を用いてもよい。例えば、静電容量スイッチを用いてジョイント本体43内の水の有無を検出することもできる。
なお、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…フィルタ交換管理システム、20…浄水器、21〜23…フィルタカートリッジ、30…ビーコン装置、31…記憶部、32…送信部、40…ジョイント装置、41…元栓、42…水抜栓、43…ジョイント本体、44…水流検知部、45…水圧検知部、60…通信端末、61…受信部、62…記憶部、63…処理部、63a…アプリケーション実行部、64…サーバ通信部、65…操作部、66…表示部、70…管理サーバ、71…通信部、72…処理部、73…記憶部
Claims (8)
- 交換可能なフィルタを有する浄水器の給水部に接続されるジョイント本体と、
前記ジョイント本体への給水及び止水を行う元栓と、
前記ジョイント本体内の水を抜くための水抜栓と、
前記ジョイント本体内の水流を検知する水流検知部と、
前記ジョイント本体内の水圧を検知する水圧検知部と、
識別情報を記憶する記憶部と、
前記水流検知部が前記水流を検知せず、かつ、前記水圧検知部が前記水圧を検知しない場合に、前記識別情報を含むビーコン信号を送信する送信部と、を備える
ジョイント装置。 - 前記送信部は、前記水流検知部が前記水流を検知せず、かつ、前記水圧検知部が前記水圧を検知しない状態が所定時間以上継続した場合に、前記ビーコン信号を送信する
請求項1に記載のジョイント装置。 - 前記水流検知部は、前記ジョイント本体内の水流に基づいて前記フィルタが交換されてからの浄水量である累積浄水量を算出し、
前記送信部は、前記累積浄水量が所定の第1閾値を超えた場合にのみ前記ビーコン信号を送信する
請求項1に記載のジョイント装置。 - 前記フィルタが交換されてからの経過時間を計時する計時部をさらに備え、
前記送信部は、前記経過時間が所定の第2閾値を超えた場合にのみ前記ビーコン信号を送信する
請求項1に記載のジョイント装置。 - 前記フィルタが交換されてからの経過時間を計時する計時部をさらに備え、
前記水流検知部は、前記ジョイント本体内の水流に基づいて前記フィルタが交換されてからの浄水量である累積浄水量を算出し、
前記送信部は、前記累積浄水量が所定の第1閾値を超えた場合または前記経過時間が所定の第2閾値を超えた場合にのみ前記ビーコン信号を送信する
請求項1に記載のジョイント装置。 - 請求項1から5の何れかに記載のジョイント装置と、
前記ビーコン信号を受信する通信端末と、を備え、
前記通信端末は、
前記浄水器のフィルタ交換履歴を記録する交換履歴データベースと、
前記ビーコン信号を受信する受信部と、
前記受信部が前記ビーコン信号を受信した場合に、前記フィルタ交換履歴を前記交換履歴データベースに記録する処理部と、を備える
フィルタ交換管理システム。 - 請求項1から5の何れかに記載のジョイント装置と、
前記ビーコン信号を受信する通信端末と、
前記通信端末と通信可能な管理サーバと、を備え、
前記通信端末は、
前記ビーコン信号を受信する受信部と、
前記受信部が前記ビーコン信号を受信した場合に、前記識別情報を前記管理サーバに送信するサーバ通信部と、を備え、
前記管理サーバは、
前記識別情報と前記浄水器の情報とを対応付けて記憶する浄水器情報データベースと、
前記浄水器のフィルタ交換履歴を記録する交換履歴データベースと、
前記浄水器情報データベースを参照して、前記サーバ通信部から受信した前記識別情報に対応する前記浄水器を特定し、当該浄水器の前記フィルタ交換履歴を前記交換履歴データベースに記録する処理部と、を備える
フィルタ交換管理システム。 - 交換可能なフィルタを有する浄水器の給水部に接続されるジョイント本体を備えるジョイント装置が、前記ジョイント本体内の水流を検知するステップと、
前記ジョイント装置が、前記ジョイント本体内の水圧を検知するステップと、
前記ジョイント装置が、前記水流を検知せず、かつ、前記水圧を検知しない場合に、識別情報を含むビーコン信号を送信するステップと、
通信端末が、前記ビーコン信号を受信するステップと、
前記通信端末が、受信した前記ビーコン信号に含まれる前記識別情報を管理サーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、前記通信端末から前記識別情報を受信するステップと、
前記管理サーバが、前記識別情報と前記浄水器の情報とを対応付けて記憶する浄水器情報データベースを参照して、前記通信端末から受信した前記識別情報に対応する前記浄水器を特定するステップと、
前記管理サーバが、特定した前記浄水器のフィルタ交換履歴を交換履歴データベースに記録するステップと、を含む
フィルタ交換管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015233713A JP2017100064A (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | ジョイント装置、フィルタ交換管理システム及びフィルタ交換管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015233713A JP2017100064A (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | ジョイント装置、フィルタ交換管理システム及びフィルタ交換管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017100064A true JP2017100064A (ja) | 2017-06-08 |
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ID=59015245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015233713A Pending JP2017100064A (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | ジョイント装置、フィルタ交換管理システム及びフィルタ交換管理方法 |
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JP (1) | JP2017100064A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020195955A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 | 情報通知装置および浄水装置 |
-
2015
- 2015-11-30 JP JP2015233713A patent/JP2017100064A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020195955A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 | 情報通知装置および浄水装置 |
JP7319091B2 (ja) | 2019-05-31 | 2023-08-01 | 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 | 情報通知装置および浄水装置 |
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