JP2017099860A - 使い捨て着用物品及びその包装構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】臭気が低減された使い捨て着用物品及びその包装構造体を提供すること。【解決手段】本発明の使い捨て着用物品の包装構造体1は、包装材2及び該包装材2によって画成された内部空間3を有するパッケージ4と、該内部空間3に収容された使い捨て着用物品5とを含んで構成される。内部空間3に、エチルシクロヘキサン、トルエン、エチルベンゼン、m−キシレン、o−キシレン、スチレン、αメチルスチレン、m−メチルスチレン及びp−メチルスチレンからなる群から選択される2種以上の揮発性有機化合物(VOC)が存している。内部空間3に存するVOCのうち、最も高い濃度を示すものの濃度が400ppb以下である。また、内部空間3に存するVOCのうち、2番目に高い濃度を示すものの濃度が200ppb以下であることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨て着用物品及びそれを収容する包装構造体に関する。
使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の使い捨て着用物品は通常、不織布、樹脂フィルム、紙、ゴムなどを含んでおり、これらの構成部材がホットメルト接着剤等によって互いに接合されて構成されている。斯かる構成の使い捨て着用物品においては、新品未使用の状態にもかかわらず、ホットメルト接着剤等から不快な臭気が発生するという問題がある。特に、この種の使い捨て着用物品は通常、折り畳まれた状態で複数枚が重ねられ圧縮・パッケージングされて包装構造体として販売されているところ、使い捨て着用物品の使用者(使い捨ておむつ着用者の保護者等)がこの包装構造体を開封した時に、収容されている複数枚の使い捨て着用物品由来の臭気が開封口から一度に出てくるため、使用者に不快感を与えることがある。
このような使い捨て着用物品の臭気問題に鑑み、特許文献1には、不快な臭気の発生が低減されたホットメルト接着剤が開示されている。特許文献1には、1)使い捨て着用物品用のホットメルト接着剤には湿潤接着性が必要であること、2)湿潤接着性の向上を目的として、ホットメルト接着剤の成分として「カルボン酸及び/又はカルボン酸無水物で変性されたワックス」を用いると不快な臭気を発生するおそれがあること、3)ホットメルト接着剤の成分として「不飽和カルボン酸類又はその無水物によって酸変性されてなる酸変性石油樹脂」は有効であるが、この酸変性石油樹脂の含有量が多過ぎると、ホットメルト接着剤中における遊離酸の含有量が向上し、臭気が発生するおそれがあることが記載されており(特許文献1の〔0008〕〜〔0011〕及び〔0035〕参照)、特許文献1記載のホットメルト接着剤はこれらの知見に基づいて構成されている。特許文献1記載の臭気低減技術は、ホットメルト接着剤に含まれる遊離酸を低減することを主たる構成要素とするものであるが、斯かる技術では、使い捨て着用物品の包装構造体の開封時に発生する臭気による使用者の不快感の低減は不十分であった。
特開2015−91917号公報
本発明の課題は、臭気が低減された使い捨て着用物品及びその包装構造体を提供することに関する。
本発明は、包装材及び該包装材によって画成された内部空間を有するパッケージと、該内部空間に収容された使い捨て着用物品とを含んで構成され、前記内部空間に、エチルシクロヘキサン、トルエン、エチルベンゼン、m−キシレン、o−キシレン、スチレン、αメチルスチレン、m−メチルスチレン及びp−メチルスチレンからなる群から選択される2種以上の揮発性有機化合物が存しており、前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、下記方法により測定される濃度が最も高いものの濃度が400ppb以下である、使い捨て着用物品の包装構造体である。
<包装構造体の内部空間に存する揮発性有機化合物(VOC)の濃度の測定方法>
装置メーカーにより前記群に含まれる揮発性有機化合物の定量測定を可能とされた揮発性有機化合物分析装置を用いる。測定対象である未開封の包装構造体に対し、その外側からシリンジ付きガラス製注射器のシリンジを突き刺して該シリンジを該包装構造体の内部空間に侵入させ、該内部空間に存する気体を該注射器に10ml採取する。前記揮発性有機化合物分析装置を用いて、採取した気体中の所望の揮発性有機化合物の濃度を測定する。
また本発明は、エチルシクロヘキサン、トルエン、エチルベンゼン、m−キシレン、o−キシレン、スチレン、αメチルスチレン、m−メチルスチレン及びp−メチルスチレンからなる群から選択される2種以上の揮発性有機化合物を含有し、下記方法により測定される揮発性有機化合物濃度が最も高いものの濃度が400ppb以下であり、且つ下記方法により測定される揮発性有機化合物濃度が2番目に高いものの濃度が200ppb以下である使い捨て着用物品である。
<使い捨て着用物品由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法>
装置メーカーにより前記群に含まれる揮発性有機化合物の定量測定を可能とされた揮発性有機化合物分析装置を用いる。測定対象の使い捨て着用物品を、重量にして200g又は200gに最も近い重量となる枚数用意し、その用意した使い捨て着用物品を容量5Lのテドラーバッグに入れて熱シールで密封したものを測定サンプルとする。測定サンプルに対し、その外側からシリンジ付きガラス製注射器のシリンジを突き刺して該シリンジを該測定サンプルの内部空間に侵入させ、該内部空間に存する気体を該注射器に10ml採取する。前記揮発性有機化合物分析装置を用いて、採取した気体中の所望の揮発性有機化合物の濃度を測定する。
本発明によれば、臭気が低減された使い捨て着用物品及びその包装構造体が提供される。
図1は、本発明の使い捨て着用物品の包装構造体の一実施形態を一部破断して模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示す包装構造体に収容されている使い捨て着用物品の収容状態を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の使い捨て着用物品の包装構造体について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本実施形態の包装構造体1、図2には包装構造体1に収容されている使い捨て着用物品5が示されている。包装構造体1は図1に示すように、包装材2及び該包装材2によって画成された内部空間3を有するパッケージ4と、内部空間3に収容された複数の着用物品5とを含んで構成されている。複数の着用物品5は同一物である。
包装構造体1(パッケージ4)は、図1に示すように六面体である直方体形状をなし、所定の幅W、奥行D、高さHを有している。包装構造体1(パッケージ4)の上面には、包装構造体1の運搬に利用可能な把持部40が設けられている。把持部40は、パッケージ4と同じく、可撓性を有するシートである包装材2からなり、パッケージ4と一体的に形成されている。パッケージ4には、包装構造体1の開封を容易にするためのミシン目(図示せず)が設けられている。
パッケージ4の内部空間3においては、複数の着用物品5が図2に示す如く折り畳まれた状態で集積されて収容されている。本実施形態においては、包装構造体1の幅Wに沿う方向に複数の着用物品5が集積されてスタックを形成し、そのスタックが包装構造体1の高さHに沿う方向に2段に重ねられ且つその2段重ねのスタックが一体的に圧縮された状態で、パッケージ4の内部空間3に収容されており、内部空間3に複数の着用物品5が高密度で収容されている。内部空間3に折り畳まれた状態で収容されている複数の着用物品5は、それぞれ、その長手方向(折り畳み方向、図2中符号Xで示す縦方向)が、包装構造体1の奥行Dに沿う方向に一致している。
着用物品5は、着用時に着用者の腰周り又は股下に装着されて使用されるもので、その装着状態ではパンツ状の外観をなし、肌対向面を形成する液透過性の表面シート(図示せず)、非肌対向面を形成する液不透過性の裏面シート52、及び図示しない該表面シートと裏面シート52との間に配置された液保持性の吸収体53を具備している。また、着用物品5は、着用時に着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部とそれらの間に位置する股下部とを有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有する。縦方向Xは、着用者の前後方向に相当する方向である。本明細書において、「肌対向面」は、使い捨て着用物品又はその構成部材における、使い捨て着用物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、使い捨て着用物品又はその構成部材における、使い捨て着用物品の着用時に肌側とは反対側に向けられる面即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。
着用物品5の構成部材としては、この種の使い捨て着用物品(例えば吸収性物品)に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、着用者の肌と接する前記表面シートとしては、各種の不織布、開孔フィルム等を用いることができ、裏面シート52としては、樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布との積層体等を用いることができる。吸収体53としては、木材パルプ等の繊維材料からなる繊維集合体、該繊維集合体に粒子状の吸水性ポリマーを保持させたもの等を用いることができ、該繊維集合体の外面が紙、不織布等によって被覆されていても良い。着用物品5は、ここに挙げた構成部材の他に、織布、不織布、紙、樹脂製フィルム等からなるシート状部材、紐状又は帯状の弾性部材等を含んで構成され得る。そして、着用物品5の各構成部材は、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって、相互に組み合わされ固定されている。
包装構造体1(パッケージ4)の内部空間3には、着用物品5から放散された揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds:以下、「VOC」ともいう)が存在し、具体的には、エチルシクロヘキサン、トルエン、エチルベンゼン、m−キシレン、o−キシレン、スチレン、αメチルスチレン、m−メチルスチレン及びp−メチルスチレンからなる群から選択される2種以上のVOC(以下、「特定VOC」ともいう)が存している。
包装構造体1の主たる特徴の1つとして、内部空間3に存する特定VOCのうち、前記<包装構造体の内部空間に存する揮発性有機化合物(VOC)の濃度の測定方法>により測定される濃度が最も高いものの濃度が、400ppb以下、好ましくは300ppb以下である点が挙げられる。この種の包装構造体においては従来、開封時に発生する臭気が問題となっているところ、この臭気の原因物質は、包装構造体内に収容されている物品から放散されたVOCであると考えられ、具体的には前記特定VOCであると考えられる。そこで本発明においては、前記特定VOCの2種以上が包装構造体の内部空間に存しているとの前提の下、該内部空間に存する特定VOCのうち最も高い濃度を示す化合物に着目し、その濃度を400ppb以下に設定することで、包装構造体の開封時の臭気の低減を図っている。
前記<包装構造体の内部空間に存する揮発性有機化合物(VOC)の濃度の測定方法>において、揮発性有機化合物分析装置としては市販のものを特に制限無く用いることができ、具体的には例えば、新コスモス電機株式会社製ポータブルVOC分析装置XG−100Vを用いることができる。
一般に、使い捨て着用物品からのVOCの放散はその製造直後から始まっており、使い捨て着用物品がパッケージ内に収容されて包装構造体とされた後も該物品からのVOCの放散が続き、その放散されたVOCの一部は、パッケージのミシン目を通して外部へ漏れ出すか、あるいはパッケージを形成する包装材そのものを透過するなどして、包装構造体の内部から出ていくため、包装構造体内のVOCは経時的に減少する。一方、本発明の主たる課題の1つは、包装構造体の開封時の臭気の低減であるから、このようなVOCの経時的な減少を考慮すると、斯かる課題を解決するためには、前述した、「包装構造体(パッケージ)の内部空間に存する前記特定VOCのうち、最も高い濃度を示すものの濃度が400ppb以下」というのは、少なくとも包装構造体の開封時に満たしていれば良いと言える。つまり、包装構造体の製造直後はその内部の気体中の最も高い濃度を示す前記特定VOCの濃度が400ppbを超えていても、その包装構造体が流通ルートを経て使用者の手元に届いて開封される時に該VOC濃度が400ppb以下であれば、本発明の主たる課題は解決され、実用上も問題ないと言える。
そして、この種の包装構造体、特に、吸収性物品等の使い捨て着用物品を収容する包装構造体については、それが製造されてから使用者の手元に届くまでに要する時間が通常2週間程度以上であることを考慮すると、製造直後から2週間経過時点で、「包装構造体(パッケージ)の内部空間に存する前記特定VOCのうち、最も高い濃度を示すものの濃度が400ppb以下」を満たしていれば良いと言える。これを達成する観点から、「製造直後の包装構造体の内部空間に存する前記特定VOCのうち最も高い濃度を示すもの(以下、「第1のVOC」ともいう)について、製造直後から2週間経過時点までの包装構造体の内部空間に存する該第1のVOCの濃度の減少率」(以下、Erともいう)は、60%以上であることが好ましい。Erは次式により算出される。
Er=(E0−E1)/E0
前記式中、E0は「製造直後の包装構造体の内部空間に存する前記第1のVOCの濃度」、E1は「製造直後から2週間経過時点での包装構造体の内部空間に存する前記第1のVOCの濃度」である。E0及びE1は、それぞれ、前記<包装構造体の内部空間に存する揮発性有機化合物(VOC)の濃度の測定方法>に準じて測定することができる。
また、包装構造体の開封時の臭気をより一層低減する観点から、包装構造体(パッケージ)の内部空間に存する気体中の前記特定VOCのうち、前記「包装構造体の内部空間に存するVOCの濃度の測定方法」により測定される濃度が2番目に高いものの濃度は、200ppb以下であることが好ましく、160ppb以下であることがさらに好ましい。
また、前記の包装構造体内の前記最高濃度特定VOCの濃度の減少率を規定したのと同様の理由により、「製造直後の包装構造体の内部空間に存する前記特定VOCのうち2番目に高い濃度を示すもの(以下、「第2のVOC」ともいう)について、製造直後から2週間経過時点までの包装構造体の内部空間に存する該第2のVOCの濃度の減少率」(以下、Arともいう)は、60%以上であることが好ましい。Arは次式により算出される。
Ar=(A0−A1)/A0
前記式中、A0は「製造直後の包装構造体の内部空間に存する前記第2のVOCの濃度」、A1は「製造直後から2週間経過時点での包装構造体の内部空間に存する前記第2のVOCの濃度」である。A0及びA1は、それぞれ、前記<包装構造体の内部空間に存する揮発性有機化合物(VOC)の濃度の測定方法>に準じて測定することができる。
前記の包装構造体内の最も高い濃度を示すVOC(第1のVOC)及び2番目に高い濃度を示すVOC(第2のVOC)それぞれの濃度並びにそれらの減少率(Er、Ar)は、包装構造体におけるパッケージを形成する包装材の通気性の影響を少なからず受ける。一般に、包装材の通気性が大きいほど、パッケージ内のVOC濃度は低下する。斯かる点を考慮すると、前記のVOC濃度に関する各種規定を確実に満たすようにする観点から、包装構造体1におけるパッケージ4を形成する包装材2の透過性が30%以上であることが好ましい。斯かる透過性の数値が大きいほど、前記特定VOCをはじめとする各種のVOCの透過性が高く、VOCを透過させやすい。包装材2の透過性は下記<包装材料の透過性試験>により測定される。
<包装材料の透過性試験>
本試験は、特表2007−525245号公報(以下、試験規格文献ともいう)の段落〔0044〕〜〔0047〕に記載の「メンチルラクテートについて包装材料の透過性を決定するためのヘッドスペース試験」に準じる。メンチルラクテートは、水を実質的に含まない室温で固体の非水性揮発性物質であり、20℃で約5Pa(約0.05mbar)の蒸気圧を有する。以下、本試験に関し、(1)試験装置、(2)試薬、(3)試験条件、(4)性能の測定について順次説明する。尚、以下の本試験の説明における図3〜図6は、試験規格文献に記載の図3〜図6を意味する。また、以下の本試験の説明における「包装材料」(図面の参照番号26)が評価対象物であり、例えばパッケージ4を形成する包装材2である。
(1)装置
ガラス製トラップ装置(供給元:イタリア、ローマのテクノキミカ・モデルナ社(TECNOCHIMICA MODERNA s.r.l.))、次の部分から構成される(ガラス製トラップの分解図は図3において見られ、参照番号は次のようである):
1−下部分(20)(呼び幅_DN=60mm、体積=500ml)
2−上部分(21)(呼び幅_DN=60、体積=150ml)
3−閉鎖用アルミニウムクリップ(22)(呼び幅_DN=60)
4−シリコンO−リング(23)(呼び幅_DN=60)
5−ホールカップ(図6の24)(スレッド_SVL15)
6−シリコーン隔壁(25)
−100μmのポリジメチルシロキサン(PDMS)によりコーティングされている固相ミクロ抽出(SPME)繊維(供給元:イタリア、ミラノのシグマ・アルドリッチ(Sigma-Aldrich)/スペルコ(Supelco)、コード番号=57300−U)
−100μlマイクロシリンジ
−ガスクロマトグラフィー機器(GC トレース(Trace)−サーモフィニガン(Thermofinnigan))−質量分析(MS)(ポラリスQ(PolarisQ))検出器又は水素炎イオン化検出器(FID)
−キャピラリーカラム J&W DB1:L=60m、ID=0.32mm、FT=0.25μm(コード番号123−1062)
(2)試薬
−メンチルラクテート(供給元:シムライズ(Symrise)旧ハールマン・アンド・ライマー(Haarmann & Reimer)、ドイツ、ホルツミンデン(Holzminden)D−37601私書箱1253)
−ポリエチレングリコールPEG400(供給元:クラリアント社(CLARIANT GmbH)ドイツ、タウヌスのザルツバッハ65840)
−30重量%のメンチルラクテート及び70重量%のPEG−400の混合物
(3)試験条件
ガラス製トラップ装置を組み立てるために、1つの隔壁(25)及びホールカップ(図6の(24))を上部分(21)の上部の穴の中にねじ込む。もう1つの隔壁を下部分(20)の穴の中にねじ込む。図4に見られるように、Oリング(23)を下部分(20)の上部に設置する。試験する包装材料(26)をOリング(23)上に設置するが、これは包装材料(26)によって完全に覆われなければならない。上部分(21)を下部分の上に、上部分(21)と下部分(20)の開口部が同一の広がりを持って対応するように設置し、それにより包装材料(26)は、ガラス製トラップの上部分(21)と下部分(20)との間に密封して閉じ込められる。上部分(21)と下部分(20)との密封は、次に組み立てられたガラス製トラップに適用されるクリップ(22)により確実にされる。内部に包装材料を有する完全に組み立てられたガラス製トラップは、図5に見られる。この後、70重量%のPEG−400及び30重量%のメンチルラクテートの混合物の500μlが、マイクロリットルのシリンジにより隔壁を通して下部分(20)に注入される。続いて、ガラス製トラップ(glass trap)はオーブン中に設置され、及び40℃で2時間維持される。この後、ガラス製トラップの上部分(21)内に存在するメンチルラクテートがSPME繊維により20分間抽出される。抽出工程は図6に図解される。SPME繊維は次にガスクロマトグラフィー装置の注入ポートの中に1分間脱着される。ガスクロマトグラフィーの実行は、FID又はMS検出器のいずれかにより行われる。
(4)性能の測定
透過性は、上部分と下部分との間にいずれの包装材料も有しない同量のPEG−400/メンチルラクテート混合物により試験される参照に対して計算される。この参照は100%透過性を表す。ガラス製トラップの上部分と下部分との間に配置される包装材料に関する試験の実行は、それらのバリア性能に依存して、結果として0%〜100%である。
前記の包装構造体内の前記特定VOCの濃度に関する規定を満たすためには、包装材のみならず、包装構造体に収容される使い捨て着用物品にも工夫が必要である。斯かる観点から、図1に示す包装構造体1(パッケージ4)の内部空間3に収容された着用物品5は、前記特定VOCを2種以上含有することを前提として、前記<使い捨て着用物品由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法>により測定されるVOC濃度が最も高いものの濃度が400ppb以下、好ましくは350ppb以下であり、且つ同方法により測定されるVOC濃度が2番目に高いものの濃度が200ppb以下、好ましくは150ppb以下である。
前記<使い捨て着用物品由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法>において、テドラーバックとしては、例えばアズワン製の容量5Lのものを用いることができる。テドラーバックの一端をはさみで切断する等して、テドラーバックに開口を形成しておくと良い。例えば、測定対象の包装構造体から使い捨て着用物品を、重量にして200g又は200gに最も近い重量となる枚数取り出し、その取り出した使い捨て着用物品を速やかにテドラーバックに収容し、開口を熱シールして密封することで、測定サンプルが得られる。また、VOC分析装置としては、市販のものを特に制限無く用いることができ、具体的には例えば、新コスモス電機株式会社製ポータブルVOC分析装置XG−100Vを用いることができる。
前記の包装構造体及び使い捨て着用物品それぞれについての、前記特定VOCのうちで最も高い濃度を示すもの及び2番目に高い濃度を示すものそれぞれの濃度、並びにそれらの減少率(Er、Ar)に関する規定を確実に満たすようにする観点から、包装構造体1(パッケージ4)の内部空間3に収容されている各着用物品5におけるホットメルト接着剤の含有量は、4質量%以下であることが好ましい。包装構造体の開封時に発生する臭気の発生源は、該包装構造体に収容されている使い捨て着用物品に含まれるホットメルト接着剤であると考えられることから、該ホットメルト接着剤の含有量を可能な限り低減することで、前記特定VOC等に関する各種規定が満たされやすくなり、延いては、包装構造体の開封時の臭気の低減に繋がる。ホットメルト接着剤は、使い捨て着用物品における構成部材どうしの接合に使用されるものであるから、使い捨て着用物品におけるホットメルト接着剤の含有量(使用量)を減らす代わりに、代替の接合手段として、熱シール、超音波シール等の公知の接合方法を採用・多用することが好ましい。
また、包装構造体の内部空間における使い捨て着用物品の収容率は、前記の包装構造体についてのVOC濃度に少なからず影響を及ぼし、通常、包装構造体の内部空間における使い捨て着用物品の収容率が低下すると、該内部空間のVOC濃度が増加する傾向がある。これに対し、包装構造体1(パッケージ4)においては、内部空間3の収容率が比較的低い場合であっても、より具体的には、下記式(1)により算出されるパッケージ内部空間利用率Uが0.04m2/pad/m未満となるような収容率であっても、包装構造体1(パッケージ4)の内部空間3に存する前記特定VOCのうち最も高い濃度を示すものの濃度を400ppb以下とし、且つ2番目に高い濃度を示すものの濃度を200ppb以下とすることができる。
Figure 2017099860
例えば、図1に示す包装構造体1の場合、パッケージ4は直方体形状(六面体)であるから、前記式(1)のSは、パッケージ4の幅W、奥行D、高さHを用いて六面それぞれの面積を求め、それらの合計として算出される。また、包装構造体1における複数の着用物品5は、それぞれ、図2に示すように縦方向Xに2つ折りされているので、前記式(1)のLは、その2つ折りされた状態における着用物品5の長手方向(折り畳み方向)の長さである。複数の着用物品5それぞれの長さLは通常、互いに同一である。尚、図2に示す着用物品5は2つ折りされているが、本発明の包装構造体における使い捨て着用物品の包装構造体収容時の形態は2つ折りに限定されず、例えば3つ折りでも良く、折り畳まれていなくても良い。また、包装構造体内における使い捨て着用物品の収容数、即ち前記式(1)のQは、特に限定されないが、例えば、該使い捨て着用物品が着用物品5の場合、着用物品5の収容数は通常20〜120padである
前記のVOC濃度に関する各種規定を確実に満たすようにする観点から、包装構造体1(パッケージ4)の内部空間3に収容されている着用物品5は、前記特定VOCを2種以上含有するホットメルト接着剤を含んで構成されていることを前提として、該ホットメルト接着剤に含有される前記特定VOCのうち、下記<ホットメルト接着剤由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法>により測定される濃度が最も高い「最高濃度VOC」の濃度が600ppb以下、好ましくは500ppb以下であり、且つ下記方法により測定される濃度が2番目に高い「2番目濃度VOC」の濃度が300ppb以下、好ましくは200ppb以下であることが好ましい。着用物品5に斯かるホットメルト接着剤を使用することで、包装構造体1の製造直後から2週間経過時点は勿論のこと、包装構造体1の製造直後であっても、前記の「包装構造体1(パッケージ4)の内部空間に存する前記特定VOCのうち最も高い濃度を示すものの濃度が400ppb以下」をより確実に達成することが可能となり、さらには「包装構造体1(パッケージ4)の内部空間に存する前記特定VOCのうち2番目に高い濃度を示すものの濃度が200ppb以下」をより確実に達成し得る。
<ホットメルト接着剤由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法>
装置メーカーにより前記特定VOCの定量測定を可能とされた揮発性有機化合物分析装置を用いる。2枚の不織布からなるシート間に測定対象のホットメルト接着剤を塗布面積3m2、坪量10g/m2となるように塗布し、その接着剤塗布済み不織布を容量5Lのテドラーバッグに入れて熱シールで密封したものを測定サンプルとする。前記不織布としては、前記揮発性有機化合物分析装置にて前記特定VOCのピークが検出されない不織布を用いる。測定サンプルに対し、その外側からシリンジ付きガラス製注射器のシリンジを突き刺して該シリンジを該測定サンプルの内部空間に侵入させ、該内部空間に存する気体を該注射器に10ml採取する。揮発性有機化合物分析装置を用いて、採取した気体中の所望の揮発性有機化合物の濃度を測定する。テドラーバッグ、揮発性有機化合物分析装置については、前記<使い捨て着用物品由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法>に準じる。測定対象のホットメルト接着剤が塗布される前記シートしては、例えば、坪量16g/m2のスパンボンド不織布を用いることができる。
前記「特定VOCを2種以上含有し、その含有されている特定VOCのうち、最も高い濃度を示す最高濃度VOCの濃度が600ppb以下であり、且つ2番目に高い濃度を示す2番目濃度VOCの濃度が300ppb以下であるホットメルト接着剤」(以下、特定ホットメルト接着剤ともいう)の一例として、前記<ホットメルト接着剤由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法>に従って測定した場合に下記(i)及び(ii)の全てを満たすホットメルト接着剤が挙げられる。
(i)前記最高濃度VOCがエチルシクロヘキサン
(ii)前記2番目濃度VOCがαメチルスチレン
前記特定ホットメルト接着剤の具体例として、「ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物との共重合体である熱可塑性ブロック共重合体」(以下、特定熱可塑性ブロック共重合体ともいう)を必須成分として含有するものが挙げられる。この特定熱可塑性ブロック共重合体は、ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物とがブロック共重合した共重合体であり、通常、ビニル系芳香族炭化水素ブロックと共役ジエン化合物ブロックを有してなる。
前記ビニル系芳香族炭化水素とは、ビニル基を有する芳香族炭化水素化合物を意味し、具体的には例えば、スチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、1,3−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、及びビニルアントラセン等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらのビニル系芳香族炭化水素の中でも特に、スチレンが好ましい。
前記共役ジエン化合物とは、少なくとも一対の共役二重結合を有するジオレフィン化合物を意味し、具体的には例えば、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(又はイソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの共役ジエン化合物の中でも特に、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエンが好ましい。
前記特定熱可塑性ブロック共重合体は、未水素添加物でも良く、水素添加物でも良い。特定ホットメルト接着剤の未水素添加物としては、例えば、共役ジエン化合物に基づくブロックが水素添加されていないものを例示でき、より具体的には例えば、スチレン−イソプレンブロックコポリマー(SIS)、スチレン−ブタジエンブロックコポリマー(SBS)を例示できる。また、特定ホットメルト接着剤の水素添加物として、例えば、共役ジエン化合物に基づくブロックの全部又は一部が水素添加されたブロック共重合体を例示でき、より具体的には例えば、水素添加されたスチレン−イソプレンブロックコポリマー(SEPS)、水素添加されたスチレン−ブタジエンブロックコポリマー(SEBS)を例示できる。本発明においては、特定熱可塑性ブロック共重合体の1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記特定熱可塑性ブロック共重合体として、市販品を用いることができる。例えば、旭化成工業(株)製のアサプレンT439(商品名)、アサプレンT436(商品名)、アサプレンT438(商品名)、アサプレンN505(商品名)及びタフプレンT125(商品名);JSR(株)製のTR2003(商品名)、TR2500(商品名)及びTR2600(商品名);ファイヤーストン社製のステレオン857(商品名)及びステレオン841A(商品名);クレイトンポリマー社製のクレイトンD1118(商品名);Enichem社(株)製のSolT166(商品名);日本ゼオン社(株)製のクインタック3433N(商品名)及びクインタック3421(商品名)を例示できる。
前記特定ホットメルト接着剤には、前記特定熱可塑性ブロック共重合体以外に、必要に応じ、凝集剤、粘着付与剤、可塑剤を含有させることができる。
前記凝集剤としては、例えば、αメチルスチレン系樹脂等のポリスチレン化合物を例示できる。
前記粘着付与樹脂としては、例えば、天然ロジン、変性ロジン、水添ロジン、天然ロジンのグリセロールエステル、変性ロジンのグリセロールエステル、天然ロジンのペンタエリスリトールエステル、変性ロジンのペンタエリスリトールエステル、水添ロジンのペンタエリスリトールエステル、天然テルペンのコポリマー、天然テルペンの3次元ポリマー、水添テルペンのコポリマーの水素化誘導体、ポリテルペン樹脂、フェノール系変性テルペン樹脂の水素化誘導体、脂肪族石油炭化水素樹脂、脂肪族石油炭化水素樹脂の水素化誘導体、芳香族石油炭化水素樹脂、芳香族石油炭化水素樹脂の水素化誘導体、環状脂肪族石油炭化水素樹脂、環状脂肪族石油炭化水素樹脂の水素化誘導体を例示できる。
前記可塑剤としては、例えば、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、芳香族系オイルを例示できる。
前記特定ホットメルト接着剤の好ましい一例として、前記の特定熱可塑性ブロック共重合体と凝集剤と粘着付与剤と可塑剤との合計を100質量部として、特定熱可塑性ブロック共重合体を10質量部以上35質量部以下、凝集剤を1質量部以上5質量部以下、粘着付与剤を45質量部以上80質量部以下、可塑剤を3質量部以上25質量部以下含有するホットメルト接着剤が挙げられる。
本発明の適用範囲は、使い捨て着用物品(着用時に着用者の腰周り又は股下に装着される使い捨て着用物品)全般に適用でき、例えば、展開型使い捨ておむつ、パンツ型使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の、吸収性コアを具備する吸収性物品の他、吸収性コアを具備しない着用物品、例えば、手術着等の医療用着用物品や使い捨ての下着等のその他の着用物品にも好適である。前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
包装材及び該包装材によって画成された内部空間を有するパッケージと、該内部空間に収容された使い捨て着用物品とを含んで構成され、
前記内部空間に、エチルシクロヘキサン、トルエン、エチルベンゼン、m−キシレン、o−キシレン、スチレン、αメチルスチレン、m−メチルスチレン及びp−メチルスチレンからなる群から選択される2種以上の揮発性有機化合物(特定VOC)が存しており、
前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、下記方法により測定される濃度が最も高いものの濃度が400ppb以下である、使い捨て着用物品の包装構造体。
包装構造体の内部空間に存する揮発性有機化合物(VOC)の濃度の測定方法(以下、「方法1」ともいう):装置メーカーにより前記群に含まれる揮発性有機化合物(特定VOC)の定量測定を可能とされた揮発性有機化合物分析装置を用いる。測定対象である未開封の包装構造体に対し、その外側からシリンジ付きガラス製注射器のシリンジを突き刺して該シリンジを該包装構造体の内部空間に侵入させ、該内部空間に存する気体を該注射器に10ml採取する。前記揮発性有機化合物分析装置を用いて、採取した気体中の所望の揮発性有機化合物の濃度を測定する。
<2>
前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、前記方法1により測定される濃度が最も高いものの濃度が300ppb以下である前記<1>に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<3>
製造直後から2週間経過時点で、前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、前記方法1により測定される濃度が最も高いものの濃度が400ppb以下である前記<1>又は<2>に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<4>
前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、前記方法1により測定される濃度が2番目に高いものの濃度が200ppb以下である前記<1>〜<3>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<5>
前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、前記方法1により測定される濃度が2番目に高いものの濃度が160ppb以下である前記<1>〜<4>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<6>
前記使い捨て着用物品中のホットメルト接着剤の含有量が4質量%以下である前記<1>〜<5>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<7>
前記使い捨て着用物品は、前記揮発性有機化合物を2種以上含有するホットメルト接着剤を含んで構成され、
前記ホットメルト接着剤に含有される前記揮発性有機化合物のうち、下記方法により測定される濃度が最も高い最高濃度揮発性有機化合物の濃度が600ppb以下であり、且つ下記方法により測定される濃度が2番目に高い2番目濃度揮発性有機化合物の濃度が300ppb以下である前記<1>〜<6>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
ホットメルト接着剤由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法(以下、「方法2」ともいう):装置メーカーにより前記群に含まれる揮発性有機化合物の定量測定を可能とされた揮発性有機化合物分析装置を用いる。2枚の不織布からなるシート間に測定対象のホットメルト接着剤を塗布面積3m2、坪量10g/m2となるように塗布し、その接着剤塗布済み不織布を容量5Lのテドラーバッグに入れて熱シールで密封したものを測定サンプルとする。前記不織布としては、前記揮発性有機化合物分析装置にて前記群に含まれる揮発性有機化合物のピークが検出されない不織布を用いる。測定サンプルに対し、その外側からシリンジ付きガラス製注射器のシリンジを突き刺して該シリンジを該測定サンプルの内部空間に侵入させ、該内部空間に存する気体を該注射器に10ml採取する。前記揮発性有機化合物分析装置を用いて、採取した気体中の所望のVOCの濃度を測定する。
<8>
前記最高濃度揮発性有機化合物の濃度が500ppb以下である前記<7>に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<9>
前記2番目濃度揮発性有機化合物の濃度が200ppb以下である前記<7>又は<8>に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<10>
前記最高濃度揮発性有機化合物がエチルシクロヘキサンであり、前記2番目濃度揮発性有機化合物がαメチルスチレンである前記<7>〜<9>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<11>
前記使い捨て着用物品中のホットメルト接着剤は、ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物との共重合体である熱可塑性ブロック共重合体を必須成分として含有する前記<1>〜<10>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<12>
前記使い捨て着用物品中のホットメルト接着剤は、前記熱可塑性ブロック共重合体、凝集剤、粘着付与剤及び可塑剤を含有し、これらの合計を100質量部とした場合、特定熱可塑性ブロック共重合体を10質量部以上35質量部以下、凝集剤を1質量部以上5質量部以下、粘着付与剤を45質量部以上80質量部以下、可塑剤を3質量部以上25質量部以下含有する前記<11>に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<13>
前記式(1)により算出されるパッケージ内部空間利用率が0.04m2/pad/m未満である前記<1>〜<12>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。<14>
前記包装材の透過性が30%以上である前記<1>〜<13>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<15>
製造直後の前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、前記方法1により測定される濃度が最も高いものを第1の揮発性有機化合物とした場合、製造直後から2週間経過時点までの該第1の揮発性有機化合物の濃度減少率が60%以上である前記<1>〜<14>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<16>
製造直後の前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、前記方法1により測定される濃度が2番目に高いものを第2の揮発性有機化合物とした場合、製造直後から2週間経過時点までの該第2の揮発性有機化合物の濃度減少率が60%以上である前記<1>〜<15>の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
<17>
エチルシクロヘキサン、トルエン、エチルベンゼン、m−キシレン、o−キシレン、スチレン、αメチルスチレン、m−メチルスチレン及びp−メチルスチレンからなる群から選択される2種以上の揮発性有機化合物(特定VOC)を含有し、
下記方法により測定される揮発性有機化合物濃度が最も高いものの濃度が400ppb以下であり、且つ下記方法により測定される揮発性有機化合物濃度が2番目に高いものの濃度が200ppb以下である使い捨て着用物品。
使い捨て着用物品由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法(以下、「方法3」ともいう):装置メーカーにより前記群に含まれる揮発性有機化合物の定量測定を可能とされた揮発性有機化合物分析装置を用いる。測定対象の使い捨て着用物品を、重量にして200g又は200gに最も近い重量となる枚数用意し、その用意した使い捨て着用物品を容量5Lのテドラーバッグに入れて熱シールで密封したものを測定サンプルとする。測定サンプルに対し、その外側からシリンジ付きガラス製注射器のシリンジを突き刺して該シリンジを該測定サンプルの内部空間に侵入させ、該内部空間に存する気体を該注射器に10ml採取する。前記揮発性有機化合物分析装置を用いて、採取した気体中の所望の揮発性有機化合物の濃度を測定する。
<18>
前記方法3により測定される揮発性有機化合物濃度が最も高いものの濃度が350ppb以下である前記<17>に記載の使い捨て着用物品。
<19>
前記方法3により測定される揮発性有機化合物濃度が2番目に高いものの濃度が150ppb以下である前記<17>又は<18>に記載の使い捨て着用物品。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は斯かる実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
図1に示す包装構造体1と同様の基本構成を有する使い捨て着用物品の包装構造体を実施例1とした。実施例1の使い捨て着用物品の包装構造体において、パッケージ内部空間利用率が0.038m2/pad/mであり、該包装構造体に収容されている複数枚の着用物品総重量が1920gであり、該包装構造体に収容されている複数枚の着用物品それぞれに使用するホットメルト接着剤として、前記特定ホットメルト接着剤の1種である下記ホットメルト接着剤Aを使用した。各着用物品中のホットメルト接着剤Aの含有量は4質量%以下であった。
前記ホットメルト接着剤Aは、特開2007−169531号公報に従って製造した。ホットメルト接着剤Aの組成は下記の通り。また、ホットメルト接着剤Aは、前記特定VOCを2種以上含有するもので、前記<ホットメルト接着剤由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法>に従って測定した場合に、各特定VOCの濃度は下記の通りであり、前記最高濃度VOCがエチルシクロヘキサン、前記2番目濃度VOCがαメチルスチレンであった。
・エチルシクロヘキサンの濃度:498ppb
・αメチルスチレンの濃度:180ppb
・エチルベンゼンの濃度:100ppb
・スチレンの濃度:160ppb
(ホットメルト接着剤Aの組成)
・スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体
(前記特定熱可塑性ブロック共重合体) 27.48質量%
・水素添加ジシクロペンタジエン系炭化水素樹脂(粘着付与剤)15.2質量%
・水素添加ジシクロペンタジエン系炭化水素樹脂(粘着付与剤)26.1質量%
・脂肪族芳香族共重合体樹脂(粘着付与剤) 15.2質量%
・αメチルスチレン系樹脂(凝集剤) 3.4質量%
・パラフィンオイル(可塑剤) 11.8質量%
〔実施例2〜4及び比較例1〜3〕
前記ホットメルト接着剤Aに代えて、他のホットメルト接着剤を使用した以外は、実施例1と同様にして使い捨て着用物品の包装構造体を得、実施例2及び4並びに比較例1〜3とした。また実施例2において、包装構造体におけるパッケージを形成する包装材をより透過性の高いものに変更した以外は実施例2と同様にして使い捨て着用物品の包装構造体を得、実施例3とした。
実施例2〜4及び比較例1〜3で使用したホットメルト接着剤は何れも、前記特定VOCを2種以上含有するもので、前記<ホットメルト接着剤由来の揮発性有機化合物(VOC)濃度の測定方法>に従って測定した場合に、前記最高濃度VOCがエチルシクロヘキサン、前記2番目濃度VOCがαメチルスチレンであった。
尚、実施例2〜4及び比較例1〜3で使用したホットメルト接着剤は何れも、ホットメルト接着剤Aと同様に特開2007−169531号公報に従って製造した非売品である。また、実施例1〜4で使用したホットメルト接着剤は、前記特定ホットメルト接着剤の一種であるが、各比較例で使用したホットメルト接着剤は何れも前記特定ホットメルト接着剤ではない。
〔評価試験〕
各実施例及び比較例について、「使い捨て着用物品に使用したホットメルト接着剤由来の前記特定VOCのうち、最も高い濃度を示すもの(最高濃度VOC)及び2番目に高い濃度を示すもの(2番目濃度VOC)それぞれの濃度」、「使い捨て着用物品由来の前記特定VOCのうち、最も高い濃度を示すもの及び2番目に高い濃度を示すものそれぞれの濃度」、「使い捨て着用物品の包装構造体の内部空間に存する前記特定VOCのうち、最も高い濃度を示すもの(第1のVOC)及び2番目に高い濃度を示すもの(第2のVOC)それぞれの濃度及び濃度減少率」、「パッケージ内部空間利用率」、「パッケージを形成する包装材の透過性」をそれぞれ前記方法により測定した。
また、各実施例及び比較例の包装構造体の開封時の臭気を10人のモニターに評価してもらい、ホットメルト接着剤の臭気がほとんど感じられない人数が8人以上の場合をA、6〜7人の場合をB、2〜5人の場合をC、0〜1人の場合をDとした。
以上の結果を下記表1に示す。
Figure 2017099860
1 包装構造体
2 包装材
3 内部空間
4 パッケージ
40 把持部
5 使い捨て着用物品
52 裏面シート
53 吸収体

Claims (8)

  1. 包装材及び該包装材によって画成された内部空間を有するパッケージと、該内部空間に収容された使い捨て着用物品とを含んで構成され、
    前記内部空間に、エチルシクロヘキサン、トルエン、エチルベンゼン、m−キシレン、o−キシレン、スチレン、αメチルスチレン、m−メチルスチレン及びp−メチルスチレンからなる群から選択される2種以上の揮発性有機化合物が存しており、
    前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、下記方法により測定される濃度が最も高いものの濃度が400ppb以下である、使い捨て着用物品の包装構造体。
    包装構造体の内部空間に存する揮発性有機化合物の濃度の測定方法:装置メーカーにより前記群に含まれる揮発性有機化合物の定量測定を可能とされた揮発性有機化合物分析装置を用いる。測定対象である未開封の包装構造体に対し、その外側からシリンジ付きガラス製注射器のシリンジを突き刺して該シリンジを該包装構造体の内部空間に侵入させ、該内部空間に存する気体を該注射器に10ml採取する。前記揮発性有機化合物分析装置を用いて、採取した気体中の所望の揮発性有機化合物の濃度を測定する。
  2. 前記内部空間に存する前記揮発性有機化合物のうち、前記方法により測定される濃度が2番目に高いものの濃度が200ppb以下である請求項1に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
  3. 前記使い捨て着用物品中のホットメルト接着剤の含有量が4質量%以下である請求項1又は2に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
  4. 前記使い捨て着用物品は、前記揮発性有機化合物を2種以上含有するホットメルト接着剤を含んで構成され、
    前記ホットメルト接着剤に含有される前記揮発性有機化合物のうち、下記方法により測定される濃度が最も高い最高濃度揮発性有機化合物の濃度が600ppb以下であり、且つ下記方法により測定される濃度が2番目に高い2番目濃度揮発性有機化合物の濃度が300ppb以下である請求項1〜3の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
    ホットメルト接着剤由来の揮発性有機化合物濃度の測定方法:装置メーカーにより前記群に含まれる揮発性有機化合物の定量測定を可能とされた揮発性有機化合物分析装置を用いる。2枚の不織布からなるシート間に測定対象のホットメルト接着剤を塗布面積3m2、坪量10g/m2となるように塗布し、その接着剤塗布済み不織布を容量5Lのテドラーバッグに入れて熱シールで密封したものを測定サンプルとする。前記不織布としては、前記揮発性有機化合物分析装置にて前記群に含まれる揮発性有機化合物のピークが検出されない不織布を用いる。測定サンプルに対し、その外側からシリンジ付きガラス製注射器のシリンジを突き刺して該シリンジを該測定サンプルの内部空間に侵入させ、該内部空間に存する気体を該注射器に10ml採取する。前記揮発性有機化合物分析装置を用いて、採取した気体中の所望の揮発性有機化合物の濃度を測定する。
  5. 前記最高濃度揮発性有機化合物がエチルシクロヘキサンであり、前記2番目濃度揮発性有機化合物がαメチルスチレンである請求項4に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
  6. 下記式(1)により算出されるパッケージ内部空間利用率が0.04m2/pad/m未満である請求項1〜5の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
    Figure 2017099860
  7. 前記包装材の透過性が30%以上である請求項1〜6の何れか一項に記載の使い捨て着用物品の包装構造体。
  8. エチルシクロヘキサン、トルエン、エチルベンゼン、m−キシレン、o−キシレン、スチレン、αメチルスチレン、m−メチルスチレン及びp−メチルスチレンからなる群から選択される2種以上の揮発性有機化合物を含有し、
    下記方法により測定される揮発性有機化合物濃度が最も高いものの濃度が400ppb以下であり、且つ下記方法により測定される揮発性有機化合物濃度が2番目に高いものの濃度が200ppb以下である使い捨て着用物品。
    使い捨て着用物品由来の揮発性有機化合物濃度の測定方法:装置メーカーにより前記群に含まれる揮発性有機化合物の定量測定を可能とされた揮発性有機化合物分析装置を用いる。測定対象の使い捨て着用物品を、重量にして200g又は200gに最も近い重量となる枚数用意し、その用意した使い捨て着用物品を容量5Lのテドラーバッグに入れて熱シールで密封したものを測定サンプルとする。測定サンプルに対し、その外側からシリンジ付きガラス製注射器のシリンジを突き刺して該シリンジを該測定サンプルの内部空間に侵入させ、該内部空間に存する気体を該注射器に10ml採取する。前記揮発性有機化合物分析装置を用いて、採取した気体中の所望の揮発性有機化合物の濃度を測定する。
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