JP2017099727A - 処置具用屈曲機構及び処置具 - Google Patents

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Abstract

【課題】先端部分の大きな自由度を実現しながらも、再利用が可能な処置具等を提供する。【解決手段】屈曲ユニット40は先端側軸部材41と基端側軸部材42とを有する。先端側軸部材の基端側の端面41Tは、先端側軸部材の軸方向41Xに対して斜めに交差する。基端側軸部材の先端側の端面42Tは、基端側軸部材の軸方向42Xに対して斜めに交差する。また、基端側軸部材は、その先端側の端面から突設された突筒42Bを備える。突筒は、端面42Tから垂直方向に延びた垂直軸42TXに対して回転対称となっている。先端側軸部材の基端側の端面には収容孔41Bが形成される。収容孔は、端面41Tから垂直方向に延びた垂直軸41TXに対して回転対称に形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、屈曲機構及び処置具に関する。
あらゆる外科領域において、患者に対する侵襲が小さい低侵襲手術(例えば、内視鏡下手術)が一般的になってきている。このような低侵襲手術に用いられる鉗子は、切開口から患者の体内に挿入されるため、患部に対して限られた方向からのアプローチしかできない。このような条件下で把持、結紮等の作業を簡便に行うために鉗子の先端部分を回転できるように、また、先端部分が所望の方向へ向くように屈曲可能な鉗子の開発が行われている(例えば、特許文献1)。
特開2014−91027号公報
しかしながら、かかる鉗子は、その先端部分の自由度を大きくする結果、その構成部品の数が多くなる、または、構成部品の形状が複雑となってしまう。この結果、鉗子の製造コストは上がってしまう。
ところで、感染症回避の観点から、鉗子は、使い捨てのものが多い。一方、病院側としては、ますます増大する医療費の削減から、高価な鉗子の再利用を求めている。しかしながら、鉗子の再利用を行うためには、使用後の鉗子の洗浄、消毒を行う必要がある。
前述のように、多数の構成部品からなり、それぞれが複雑な形状の鉗子においては、構成部品の隙間に入り込んだ組織片や血液、粘液の除去は非常に困難である。この結果、鉗子の洗浄及び消毒作業の前後において、分解作業や組立作業の負担が大きくなる。かかる事情は、鉗子に限られず、持針器、リトラクターや、はさみ等の他の処置具にも共通するものである。
本発明は、斯かる実情に鑑み、先端部分の大きな自由度を実現しながらも、再利用が可能な処置具、そして、かかる処置具を実現するための屈曲機構を提供しようとするものである。
本発明の屈曲機構は、一方側軸部材と、他方側軸部材と、前記一方側軸部材に設けられた一方側係合部と、前記他方側軸部材に設けられ、前記一方側係合部と係合可能な他方側係合部と、前記他方側軸部材の軸周りの回動が行われる際、前記一方側軸部材の軸周りの回動を許容する第1状態及び前記一方側軸部材の軸周りの回動を規制する第2状態との間で切替自在な切替機構と、を備え、前記第2状態の場合、前記一方側係合部と前記他方側係合部との係合を介して、前記一方側軸部材の軸方向が第1方向及び前記第1方向と異なる第2方向との間で変更可能なことを特徴とする。
前記切替機構は、ワンウェイクラッチを有することが好ましい。また、前記一方側軸部材及び前記他方側軸部材とは別体に設けられた別部材を備え、前記第2状態の場合に、前記別部材は、前記他方側軸部材に対して相対的に回動することが好ましい。
本発明の屈曲機構は、一方側軸部材と、他方側軸部材と、前記一方側軸部材に設けられた一方側係合部と、前記他方側軸部材に設けられ、前記一方側係合部と係合可能な他方側係合部と、前記一方側軸部材及び前記他方側軸部材とは別体に設けられた別部材と、を備え、前記別部材と前記他方側軸部材とにおける相対的な回動運動が行われる場合、前記一方側係合部と前記他方側係合部との係合を介して、前記一方側軸部材の軸方向が第1方向及び前記第1方向と異なる第2方向との間で変更可能なことを特徴とする。
前記別部材は、前記一方側係合部に形成された一方側挿入孔及び前記他方側係合部に形成された他方側挿入孔を貫通するように配されたことが好ましい。また、前記別部材は、前記一方側係合部または前記他方側係合部の軸方向における移動が可能なことが好ましい。
前記一方側軸部材の軸に対する前記一方側係合部の輪郭は、前記一方側軸部材の軸を中心とする円状であり、前記他方側軸部材の軸に対する前記他方側係合部の輪郭は、前記他方側軸部材の軸を中心とする円状であることが好ましい。また、前記一方側係合部は、前記一方側軸部材の一方側端面と、前記一方側端面に設けられた一方側係合構造と、を有し、前記他方側係合部は、前記他方側軸部材の他方側端面と、前記他方側端面に設けられた他方側係合構造と、を有し、前記一方側端面は前記一方側軸部材の軸方向と交差し、前記他方側端面は前記他方側軸部材の軸方向と交差することが好ましい。さらに、前記他方側軸部材の軸方向に対する前記一方側軸部材の軸方向を示す識別子を備えたことが好ましい。加えて、所定の軸周りにおける前記一方側係合部及び前記他方側係合部の相対的運動を可能にするとともに、当該軸方向における相対的移動を規制する規制機構を備え、前記規制機構は、前記他方側係合部において前記軸周りに形成された係合溝と、前記一方側係合部に設けられた孔を介して、前記係合溝に挿入可能な係合ピンと、を有し、前記係合ピンは、前記係合溝に挿入された状態で、前記一方側係合部に固定されたことが好ましい。
本発明の処置具は、上記の屈曲機構と、前記屈曲機構の一方側に配され所定の処置を行う処置機構と、前記屈曲機構の他方側に配され前記処置機構の操作を行う操作機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、先端部分の大きな自由度を実現しながらも、再利用が可能な処置具、そして、かかる処置具を実現するための屈曲機構を提供することができる。
(A)は、ジョーユニットが閉状態、(B)は、ジョーユニットが開状態の鉗子の正面図である。 (A)及び(B)は、いずれもジョーユニットが開状態のものであり、(A)は、ジョーユニットが上下方向に開いており、(B)は、ジョーユニットが紙面方向に開いたときのものである。 (A)は、屈曲ユニットが直線状態、(B)は、屈曲ユニットが屈曲状態の鉗子の正面図である。 ジョーユニットおよびその近傍の拡大図である。 操作ユニットおよびその近傍の拡大図である。 屈曲ユニットの概要を示す分解断面図である。 (A)は直線状態、(B)は屈曲状態の屈曲ユニットの概要を示す断面図である。 鉗子の概要を示す分解図である。 (A)は直線状態、(B)は屈曲状態の屈曲ユニット(変形例)の概要を示す断面図である。 (A)は、屈曲ユニットの外形を表す正面図である。(X)は、(A)におけるX線端面図であり、(Y)は、(A)におけるY線端面図である。 (A)は、屈曲ユニットの外形を表す正面図である。(X)は、(A)におけるX線端面図であり、(Y)は、(A)におけるY線端面図である。 (A)は、屈曲ユニットの外形を表す正面図である。(X)は、(A)におけるX線端面図であり、(Y)は、(A)におけるY線端面図である。
図1に示すように、鉗子2は、低侵襲手術等に用いられるものであり、所定の処置を行うジョーユニット10と、ジョーユニット10の操作を行う操作ユニット20と、操作ユニット20に連結される円筒状のシース30と、ジョーユニット10及びシース30に連結される円筒状の屈曲ユニット40と、を備える。操作ユニット20による所定の操作により、ジョーユニット10の開閉操作、ジョーユニット10の回動操作(図2)、及びジョーユニット10の屈曲操作(図3)を行うことができる。
図4に示すように、ジョーユニット10は、屈曲ユニット40の中空部に配されるガイドパイプ11と、ガイドパイプ11の中空部において進退自在となっている移動筒12と、開閉可能なジョー13と、移動筒12の進退運動をジョー13の開閉運動に切り替えるリンク機構15と、を備える。移動筒12は、操作ユニット20と連結しているため、操作ユニット20の操作を介した進退移動が可能となる。移動筒12の進退移動により、ジョー13は、閉状態(図1(A))と開状態(図1(B))との間で切り替え可能である。閉状態(図1(A))と開状態(図1(B))との切り替えに必要な移動筒12の進退移動の量は、図1(B)の符号23Xに示す量である。
図5に示すように、操作ユニット20は、ジョーユニット10の開閉操作を行うためのハンドル21と、ジョーユニット10の回動操作及び屈曲操作を行うためのダイヤル22と、ハンドル21の操作やダイヤル22の操作による力をジョーユニット10へ伝えるための伝動軸23と、伝動軸23及びダイヤル22を連結するワンウェイクラッチ25と、を備える。
図4〜図5に示すように、伝動軸23は、シース30及び屈曲ユニット40の内部空間を貫通するように配される。伝動軸23の基端側には、球状の係合端部23Tが形成される。係合部23Xは、ハンドル21に形成された係合凹部21MT(図8)に挿入される。図1に示すように、ハンドル21の操作によって、伝動軸23はシース30の長手方向へ移動、すなわち進退移動が可能となる。この結果、ジョーユニット10の開閉操作が可能となる。
図4に示すように、伝動軸23は、剛性の高い高剛性部材23Hと、弾性に富む弾性部材23Eとを有する。伝動軸23のうち、屈曲ユニット40の内部空間、特に屈折部分に配される部分は、弾性部材23Eであることが好ましく、それ以外は、高剛性部材23Hであることが好ましい。弾性部材23Eの基端側は、筒状の高剛性部材23Hの先端部に挿入され、カシメによって固定される。同様に、弾性部材23Eの先端側は、移動筒12の基端側に挿入され、カシメによって固定される。なお、弾性部材23Eと他の部材との接合方法は、カシメに限定されない。
高剛性部材23Hとしては、弾性部材23Eに比べて弾性係数が大きいものが良く、形成材料としては、ステンレスなどがある。一方、弾性部材23Eとしては、ワイヤー状のものが好ましく、形成材料としては、超弾性記憶合金や、チタン合金(βチタンやゴムメタル(豊通マテリアル株式会社)等)、ステンレスなどがある。
図5に示すように、ワンウェイクラッチ25は、伝動軸23を保持する。伝動軸23は、ワンウェイクラッチ25に保持されながらも、シース30の長手方向へ移動可能な状態となっている。ダイヤル22は、ワンウェイクラッチ25に嵌着されている。
ワンウェイクラッチ25は、ダイヤル22の操作による回動運動を伝動軸23に伝える伝動状態と、伝動状態から退避した退避状態の間で切替可能となっている。このため、ダイヤル22が一の方向(図2)へ回動された場合には、ワンウェイクラッチ25は、ダイヤル22の回動を伝動軸23へ伝える。反対に、ダイヤル22が他の方向(図3)へ回動された場合には、ワンウェイクラッチ25は、ダイヤル22の回動を伝動軸23へ伝えない。すなわち、ワンウェイクラッチ25は、ダイヤル22の回動が行われる際、伝動軸23の回動を許容する状態と、伝動軸23の回動を規制する状態と、の間で切替自在な切替機構として機能する。
鉗子2は、さらに取付機構70を備える。取付機構70は、シース30の基端側に形成されたフランジ71と、ダイヤル22の先端面側に突設された筒部72と、筒部72の外周面に対し螺合可能なキャップ73と、を有する。フランジ71を筒部72に押し当てた状態で、筒部72に対しキャップ73を螺合すると、シース30は、ダイヤル22とともに回動可能となる。
図6に示すように、屈曲ユニット40は先端側軸部材41と基端側軸部材42とを有する。先端側軸部材41及び基端側軸部材42は、それぞれ、円筒状に形成される。また、基端側軸部材42の基端部は、シース30(図4)の先端部に対して螺合可能となっている。一方、先端側軸部材41の先端部は、ガイドパイプ11(図3)の基端部に対し螺合可能となっている。
先端側軸部材41の基端側の端面41Tは、先端側軸部材41の軸方向41Xに対して斜めに交差する。同様に、基端側軸部材42の先端側の端面42Tは、基端側軸部材42の軸方向42Xに対して斜めに交差する。
基端側軸部材42は、その先端側の端面42Tから突設された突筒42Bと、突筒42Bの外周面に形成された周溝42BMと、を備える。突筒42Bは、端面42Tから垂直方向に延びた垂直軸42TXに対して回転対称な形状となっている。一方、先端側軸部材41の基端側の端面41Tには収容孔41Bが形成される。収容孔41Bは、端面41Tから垂直方向に延びた垂直軸41TXに対して回転対称な形状となっている。さらに、基端側軸部材42は、係合ピン44と、係合ピン44が挿入可能な係合ピン挿入孔44Xとを有する。係合ピン挿入孔44Xは、先端側軸部材41の外周面から収容孔41Bまで延びる。
図7に示すように、突筒42Bが収容孔41Bに収容されたときに、垂直軸41TXと垂直軸42TXとは同一直線上となるとともに、突筒42Bは、収容孔41Bの径方向に係止されるような形状となっている。このため、突筒42Bが収容孔41Bに収容されたとき、先端側軸部材41は垂直軸42TX周りに回動自在になる。垂直軸41TX周りにおける先端側軸部材41及び基端側軸部材42の相対的運動により、先端側軸部材41の軸方向41Xは、基端側軸部材42に対して、第1方向及び第1方向と異なる第2方向との間で変更可能となる(図7(A)及び(B))。このように、突筒42Bと周溝42BMとは、先端側係合構造として機能する。また、収容孔41Bは、基端側係合構造として機能する。
なお、突筒42Bが収容孔41Bに収容されたときに、突筒42Bの先端面は、収容孔41Bの底面に接触していることが好ましい。突筒42Bの先端面と収容孔41Bの底面が常に接触するため、先端側軸部材41に対して外力が加わっても、先端側軸部材41は基端側軸部材42に対して安定に支持される。
また、係合ピン挿入孔44Xに挿入された係合ピン44の先端は、基端側軸部材42の周溝42BMに係合する。この結果、先端側軸部材41は、基端側軸部材42に対して、垂直軸41TX方向に係止される。係合ピン44は、係合ピン挿入孔44Xに挿入された状態で、先端側軸部材41に固定される。こうして、先端側軸部材41は、基端側軸部材42に係合した状態で、垂直軸41TX周りに回動可能となるとともに、垂直軸41TX周りの回動量によって、自身の軸方向41Xの向きを変更することができる。したがって、係合ピン44と係合ピン挿入孔44Xとは、所定の軸周りにおける先端側軸部材41及び基端側軸部材42の相対的運動を可能にするとともに、軸方向における先端側軸部材41及び基端側軸部材42の相対的移動を規制する規制機構として機能する。このときの先端側軸部材41の向きの変更量αは、0°より大きく180未満であればよい。変更量αの範囲は、用途に応じて適宜調節すればよく、例えば、「0°より大きく90°以下」としてもよい。
端面41Tと垂直軸41TXとの交差角θ41(図6)の角度は、例えば、90°未満であることが好ましい。同様に、端面42Tと垂直軸42TXとの交差角θ42(図6)の角度は、例えば、90°未満であることが好ましい。
また、基端側軸部材42において、垂直軸42TXと軸方向42Xとの交点は、端面42Tを含む面内に位置することが好ましい。同様に、先端側軸部材41においても、垂直軸41TXと軸方向41Xとの交点は、端面42Tを含む面内に位置することが好ましい。
次に、鉗子2の作用について説明する。ハンドル21が閉状態の場合には、ジョー13は閉状態となっている(図1(A))。ここで、固定ハンドル21Fから離れるように可動ハンドル21Mを移動させると、伝動軸23が先端側に移動する結果、ジョー13は開状態となる(図1(B))。次に、固定ハンドル21Fに近づくように可動ハンドル21Mを移動させると、伝動軸23が基端側に移動する結果、ジョー13は閉状態へ戻る(図1(A))。
次に、ダイヤル22を一の方向に向けて回動すると(図2)、ワンウェイクラッチ25は、ダイヤル22の回動運動を伝動軸23へ伝える。この結果、ダイヤル22に直接螺合するシース30とともに、伝動軸23が一の方向へ回動する。シース30及び伝動軸23が共周りするため、屈曲ユニット40の姿勢は変化せずに、その回動運動をジョーユニット10へ伝える。この結果、ジョー13の向きを変更することができる。
一方、ダイヤル22を他の方向に向けて回動すると(図3)、ワンウェイクラッチ25は、ダイヤル22の回動運動を伝動軸23に伝えない。この結果、ダイヤル22に直接螺合するシース30の回動運動を行われる一方、伝動軸23の回動運動は行われない。このように、伝動軸23に対して、シース30が相対的な回動運動を行うため、屈曲ユニット40においては、シース30に螺合された基端側軸部材42が、ガイドパイプ11を介して伝動軸23と連結している先端側軸部材41に対して相対的な回動運動を行う。この結果、先端側軸部材41の軸方向41Xは、基端側軸部材42の軸方向42Xに対して、第1方向及び第1方向と異なる第2方向との間で変更可能となる(図7(B))。
したがって、先端側軸部材41に連接されたジョーユニット10は、シース30に対して直線上に延びた直線状態(図3(A))と、シース30に対して屈曲した屈曲状態(図3(B))と、の間で切替可能である。さらに、ダイヤル22を他の方向に向けて引き続き回動すると、屈曲状態(図3(B))から直線状態(図3(A))、その後、屈曲状態(図3(B))・・・すなわち、
直線状態(図3(A))及び屈曲状態(図3(B))が交互に入れ替わる。
このように、鉗子2は、1つのダイヤル22の回転方向によって、屈曲操作及び回転操作を行うことができる。また、ダイヤル22の回転方向によって、屈曲操作と回転操作を選択することができる。さらに、屈曲操作を実現するための屈曲ユニット40は、突筒42B及び周溝42BMと、収容孔41Bの面との摺動によって状態が切り替わる。このため、屈曲ユニット40の状態に関わらず、先端側軸部材41に対して外力が加わっても、先端側軸部材41は基端側軸部材42に対して安定に支持される。
屈曲ユニット40は、先端側軸部材41及び基端側軸部材42、すなわち、自身の軸に対して斜めの端面を有する筒状の部材どうしを用いる。このように、屈曲ユニット40の構成部材が、比較的構造の簡単な部材であるため、組織片や血液、粘液が構成部品の隙間に入りこむ可能性も低い。また、分解作業や組立作業が容易である。したがって、鉗子の洗浄及び消毒作業に要する負担を小さくするともに、洗浄及び消毒作業に付随する分解作業や組立作業の負担を小さくすることができる。
処置に使用された鉗子2は、再利用のために洗浄や殺菌が行われる。このため、処置に使用された鉗子2は、図8に示すように分解可能となっている。まず、回動ピン21P(図1(A))を外して、ハンドル21のうち固定部21Fから可動部21Mを取り外し、可動部21Mに形成された係合凹部21MTから伝動軸23の係合端部23Tを取り外す。その後、ガイドパイプ11(図3)の基端部から先端側軸部材41の先端部を外すと、伝動軸23は、移動筒12及びジョーユニット10と一体となったまま、シース30から外れる。また、筒部72からキャップ73を外すと、屈曲ユニット40は、シース30と一体となったまま、操作ユニット20から取り外すことができる。
なお、屈曲ユニット40が直線状態(図3(A))であるか否かを判別するために、先端側軸部材41及び基端側軸部材42のそれぞれに識別子41N及び識別子42Nを設けてもよい。例えば、識別子41Nは、先端側軸部材41の外周において、先端側軸部材41の軸方向に延びる。また、識別子42Nは、基端側軸部材42の外周において、基端側軸部材42の軸方向に延びる。そして、屈曲ユニット40が直線状態(図3(A))の場合には、識別子41Nと識別子42Nとは一直線上となる。この識別子41N及び識別子42Nを用いることにより、屈曲ユニット40が直線状態(図3(A))であるかの判別が容易になる。この結果、鉗子2を体内に挿入する場合や、体内から抜く場合に、屈曲ユニット40が直線状態(図3(A))であるかの判別が容易となるため、患者の体に傷を付けずに済む。また、屈曲ユニット40が直線状態(図3(A))の方が、分解や組み立ての作業が行いやすい場合には、識別子41N及び識別子42Nを目印にすることもできる。
上記実施形態では、先端側軸部材41の基端側の端面41Tと基端側軸部材42の先端側の端面42Tとは、先端側軸部材41の軸方向41Xと基端側軸部材42の軸方向42Xとを同一直線上にした際、平行となっているが、本発明はこれに限られず、交差するものであってもよい。
上記実施形態では、基端側係合構造として、円柱の突筒42Bを設けたが、本発明はこれに限られず、垂直軸42TXから等距離の位置において、垂直軸42TX周りに所定の間隔で配された複数の突部材を基端側係合構造としてもよい。
基端側係合構造としての突筒42Bを基端側軸部材42に設け、先端側係合構造としての収容孔41Bを先端側軸部材41に設けたが、本発明はこれに限られず、基端側係合構造としての挿入孔を基端側軸部材42に設け、先端側係合構造としての挿入孔と係合可能な突筒を先端側軸部材41に設けてもよい。
上記実施形態では、係合ピン挿入孔44Xに係合ピン44を挿入することにより、先端側軸部材41を基端側軸部材42に対して垂直軸41TX方向に係止したが本発明はこれに限られない。図9に示すように、突筒42Bの先端部から径方向外側延びる突起42BTと、収容孔41Bに形成され突起42BTと係合可能な係合溝41BMと、を用いて、先端側軸部材41を基端側軸部材42に対して垂直軸41TX方向に係止してもよい。
上記実施形態では、円筒状の屈曲ユニット40、すなわち、円筒状の先端側軸部材41と円筒状の基端側軸部材42とを用いた。係る場合には、先端側軸部材41の基端側の端面41T及び基端側軸部材42の先端側の端面42Tの輪郭は楕円形となってしまうため(図10)、直線状態(図3(A))及び屈曲状態(図3(B))における切替において、端面41Tや端面42Tの一部が外部に露出してしまう。したがって、端面41Tの輪郭は、垂直軸41TXを中心とする円状であることが好ましく、端面42Tの輪郭は、垂直軸42TXを中心とする円状であることが好ましい(図11及び図12)。かかる形状を得るためには、先端側軸部材41及び基端側軸部材42として楕円筒状の部材(図11(X))を用いて、端面41Tや端面42Tが円形(図11(Y))となるように、外周部にテーパ加工を施してもよいし(図11(A))、先端側軸部材41及び基端側軸部材42として円筒状の部材(図11(X))を用いて、端面41Tや端面42Tが円形(図11(Y))となるように、外周部にテーパ加工を施してよい(図12(A))。
上記実施形態では、処置具の一例として、鉗子2について説明したが、本発明の処置具は、鉗子に限られず、持針器、リトラクターや、はさみ等の他の処置具にも利用できる。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
2 鉗子
10 ジョーユニット
11 ガイドパイプ
12 移動子
13 ジョー
15 リンク機構
20 操作ユニット
21 ハンドル
22 ダイヤル
23 伝動軸
23E 弾性部材
23H 高剛性部材
25 ワンウェイクラッチ
30 シース
40 屈曲機構
41 先端側軸部材
41B 突筒
41BM 周溝
41T 端面
41TX 垂直軸
41X 軸方向
42 基端側軸部材
42B 突筒
42BM 周溝
42T 端面
42TX 垂直軸
42X 軸方向

本発明は、処置具用屈曲機構及び処置具に関する。
本発明は、斯かる実情に鑑み、先端部分の大きな自由度を実現しながらも、再利用が可能な処置具、そして、かかる処置具を実現するための処置具用屈曲機構を提供しようとするものである。
本発明の処置具用屈曲機構は、第1の軸方向に延びた一方側軸部材と、第2の軸方向に延びた他方側軸部材と、前記一方側軸部材に設けられた一方側係合部と、前記他方側軸部材に設けられ、前記一方側係合部と係合可能な他方側係合部と、前記第1の軸周りにおける前記一方側軸部材の回動が行われる際、前記第2の軸周りにおける前記他方側軸部材の回動を許容する第1状態及び前記第2の軸周りにおける前記他方側軸部材の回動を規制する第2状態との間で切替自在なワンウェイクラッチと、前記ワンウェイクラッチに嵌着されたダイヤルと、前記ダイヤルと前記一方側軸部材とを連結し、前記ダイヤルの運動を前記一方側軸部材へ伝動する一方側伝動機構と、前記ワンウェイクラッチと前記他方側軸部材とを連結し、前記ワンウェイクラッチの運動を前記他方側軸部材へ伝動する他方側伝動機構と、を備え、前記一方側係合部は、前記第1の軸方向に対して斜めに交差する一方側端面から垂直方向に形成された一方側係合構造を有し、前記他方側係合部は、前記第2の軸方向に対して斜めに交差する他方側端面から垂直方向に形成された他方側係合構造を有し、前記ワンウェイクラッチは、前記ダイヤルが第1の回動方向へ回動された場合に前記第1状態となって、前記ダイヤルの回動運動を前記他方側伝動機構へ伝える一方、前記ダイヤルが前記第1の回動方向と反対の第2の回動方向へ回動された場合に前記第2状態となり、前記ワンウェイクラッチが前記第1状態の場合には、前記一方側伝動機構と前記他方側伝動機構とは共回りし、前記ワンウェイクラッチが前記第2状態の場合には、前記一方側伝動機構は前記他方側伝動機構に対する相対的回動を行い、前記第1の軸方向及び前記第2の軸方向の相対的位置関係が異なる状態の間で変更可能であることを特徴とする。
前記他方側伝動機構は、前記一方側係合構造に形成された一方側挿入孔及び前記他方側係合構造に形成された他方側挿入孔を貫通するように配されたことが好ましい。また、前記他方側伝動機構は、前記第1の軸方向または前記第2の軸方向における移動が可能なことが好ましい。さらに、前記一方側端面の輪郭は前記第1の軸上に中心を有する円状であり、前記他方側端面の輪郭は前記第2の軸上に中心を有する円状であることが好ましい。
前記一方側軸部材の外周面に設けられ前記第1の軸方向に延びる一方側識別子と、前記他方側軸部材の外周面に設けられ前記第2の軸方向に延びる他方側識別子と、をさらに備えたことが好ましい。また、前記第1の軸方向及び前記第2の軸方向が直線状態となったとき、前記一方側識別子と前記他方側識別子とが一直線上になることが好ましい。
前記一方側係合部と前記他方側係合部とは互いに接する接触面を有し、前記第1の軸方向及び前記第2の軸方向の相対的位置関係が変化する際、前記一方側係合部と前記他方側係合部とは、前記接触面を介して摺動することが好ましい。
前記一方側端面の垂線及び前記他方側端面の垂線は同一直線上であって、前記一方側端面の垂線回りにおける前記一方側係合構造及び前記他方側係合構造の相対的運動を可能にするとともに、当該垂線方向における相対的移動を規制する規制機構を備え、前記規制機構は、前記一方側軸部材及び前記他方側軸部材のうちいずれか一つの軸部材の端面から垂直方向に延びる突部と、前記突部のうち当該端面の垂線回りに形成された係合溝と、残りの軸部材に設けられた孔を介して、前記係合溝に挿入可能な係合ピンと、を有し、前記係合ピンは、前記係合溝に挿入された状態で、当該軸部材に固定されたことが好ましい。
本発明の処置具は、上記の処置具用屈曲機構と、前記処置具用屈曲機構の一方側に配され所定の処置を行う処置機構と、前記処置具用屈曲機構の他方側に配され前記処置機構の操作を行う操作機構と、を備えたことを特徴とする。

Claims (11)

  1. 一方側軸部材と、
    他方側軸部材と、
    前記一方側軸部材に設けられた一方側係合部と、
    前記他方側軸部材に設けられ、前記一方側係合部と係合可能な他方側係合部と、
    前記他方側軸部材の軸周りの回動が行われる際、前記一方側軸部材の軸周りの回動を許容する第1状態及び前記一方側軸部材の軸周りの回動を規制する第2状態との間で切替自在な切替機構と、を備え、
    前記第2状態の場合、前記一方側係合部と前記他方側係合部との係合を介して、前記一方側軸部材の軸方向が第1方向及び前記第1方向と異なる第2方向との間で変更可能なことを特徴とする屈曲機構。
  2. 前記切替機構は、ワンウェイクラッチを有することを特徴とする請求項1記載の屈曲機構。
  3. 前記一方側軸部材及び前記他方側軸部材とは別体に設けられた別部材を備え、
    前記第2状態の場合に、前記別部材は、前記他方側軸部材に対して相対的に回動することを特徴とする請求項1または2記載の屈曲機構。
  4. 一方側軸部材と、
    他方側軸部材と、
    前記一方側軸部材に設けられた一方側係合部と、
    前記他方側軸部材に設けられ、前記一方側係合部と係合可能な他方側係合部と、
    前記一方側軸部材及び前記他方側軸部材とは別体に設けられた別部材と、を備え、
    前記別部材と前記他方側軸部材とにおける相対的な回動運動が行われる場合、前記一方側係合部と前記他方側係合部との係合を介して、前記一方側軸部材の軸方向が第1方向及び前記第1方向と異なる第2方向との間で変更可能なことを特徴とする屈曲機構。
  5. 前記別部材は、前記一方側係合部に形成された一方側挿入孔及び前記他方側係合部に形成された他方側挿入孔を貫通するように配されたことを特徴とする請求項3または4記載の屈曲機構。
  6. 前記別部材は、前記一方側係合部または前記他方側係合部の軸方向における移動が可能なことを特徴とする請求項3ないし5のうちいずれか1項記載の屈曲機構。
  7. 前記一方側軸部材の軸に対する前記一方側係合部の輪郭は、前記一方側軸部材の軸を中心とする円状であり、
    前記他方側軸部材の軸に対する前記他方側係合部の輪郭は、前記他方側軸部材の軸を中心とする円状であることを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項記載の屈曲機構。
  8. 前記一方側係合部は、
    前記一方側軸部材の一方側端面と、
    前記一方側端面に設けられた一方側係合構造と、を有し、
    前記他方側係合部は、
    前記他方側軸部材の他方側端面と、
    前記他方側端面に設けられた他方側係合構造と、を有し、
    前記一方側端面は前記一方側軸部材の軸方向と交差し、
    前記他方側端面は前記他方側軸部材の軸方向と交差することを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか1項記載の屈曲機構。
  9. 前記他方側軸部材の軸方向に対する前記一方側軸部材の軸方向を示す識別子を備えたことを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項記載の屈曲機構。
  10. 所定の軸周りにおける前記一方側係合部及び前記他方側係合部の相対的運動を可能にするとともに、当該軸方向における相対的移動を規制する規制機構を備え、
    前記規制機構は、
    前記他方側係合部において前記軸周りに形成された係合溝と、
    前記一方側係合部に設けられた孔を介して、前記係合溝に挿入可能な係合ピンと、を有し、
    前記係合ピンは、前記係合溝に挿入された状態で、前記一方側係合部に固定されたことを特徴とする請求項1ないし9のうちいずれか1項記載の屈曲機構。
  11. 請求項1ないし10のうちいずれか1項記載の屈曲機構と、
    前記屈曲機構の一方側に配され所定の処置を行う処置機構と、
    前記屈曲機構の他方側に配され前記処置機構の操作を行う操作機構と、を備えたことを特徴とする処置具。
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