JP4358102B2 - 低侵襲関節手術のためのリーマ支軸 - Google Patents

Description

本発明はリーマの支軸に関し、特に容易に殺菌が行えるような寛骨臼リーマのための支軸に関する。

複雑な機械的装置は、ほぼ不可能ではないにしろ、容易に清浄することが困難な割れ目又は孔を有する。適切に清浄又は殺菌されていない装置は、通常の病院で行われる殺菌処理では死なず、洗浄／清浄して物理的に除去されなければならない特定の「プリオン」の発現に伴って、患者から患者へ病気が感染するリスクを高くする。

本発明に参照として組み入れられた「改良された外科用装置及びその使用方法」と題されたチャナ（Ｃｈａｎａ）によるドイツ特許出願番号第ＧＢ０２０２９３４Ａに、いくつかのリーマ支軸部の設計について説明されている。しかし、ハウジング部品の軸を中心に角度的に再配置が可能な機能を持つ支軸部を含む設計は１つもなく、また角度的に再配置可能な支軸部と２つのハウジング部品を所定位置に固定するために単一のバネを用いる設計も含まれていない。

従って、少ない部品を要する機構を用いて簡単に再配置ができる取手部を有する、容易に調節、分解及び清浄を行うことが可能なリーマ支軸部が必要とされる。

調節可能なリーマ支軸部は、器具を制御する上で外科医の補助となるために用いられる。支軸部における取手部の軸の位置を調節することで、様々な方向に最大限の制御を行えるようにそれぞれの手における手の平／グリップを通る軸を変えることできる。このような調節機能は患者の左側又は右側において、また患者の後方又は前方において機能する上で、また様々な外科的アプローチを用いる上で対応するために望ましい。さらに、この調節機能は生まれつき左利き又は右利きの外科医の異なる要望に対応することが重要である。このように調節可能にすることによって、器具を保持して用いる上での快適さが高められる。

本発明の目的において、全ての表面が清浄可能となるように（すなわち、全ての表面を露出させるようにある部分を被覆する部分を移動または除去することができるように）設計されているため、支軸部を容易に清浄することができる。さらに、このような設計によって狭小な半径を有する内部の隅、割れ目及び小さな溝の数を減らし、止まり穴を無くすことが可能となる。

その他の目的において、容易に分解でき、またその分解が簡単に覚えられるリーマ支軸が提供される。

また別の目的において、本発明は使用される部品の数量を削減し、これによって各部品を無くすリスクを低くする。

添付の図面は、参考として、本発明の対象の様々な具体案を示す。

図１から３及び５において開示されるリーマ支軸部１１５は、リーマ支軸部１１５の駆動軸１０７を駆動するためにロータリー型の動力源に接続されるよう適応された駆動取付部１０４を含んでなる。駆動軸１０７はリーマ保持機構１２０に取り付けられる。このリーマ保持機構１２０は、整形外科における外科的工程において外科用リーマ１を把持及び保持する上で便利となる様々な機構から選択されてもよい。この作業を行うのに便利となる機構は異種多様に多数あることは明白であるが、本発明者は参照として好適な差込式の機構１２０を選択した。このリーマ保持機構１２０は、リーマ保持機構１２０におけるピン１１１を運ぶスライド１０６を含んでなる。ピン１１１は、サイズの交換及び清浄を行うための容易な分解を可能にしつつ、異なる大きさのリーマ１を保持するための差込部を形成するよう先端部１０８に配置された留め具１１０と共に機能する。リーマ支軸部１１５と共に用いられるために選択されたリーマ１は、身体における様々な骨部位を切削するための形状及びサイズに形成されてもよい。リーマは膝の膝蓋、肩の関節窩又は図４から５で示されるように寛骨臼４０のソケット部を切削するために設計されることは周知である。

図４から５を参照に、本発明によるリーマ支軸部１１５と従来の技術による支軸部１５が、患者の皮膚３０における狭小な切開部３５を通る図が開示されている。図４において、ソケット部４５をリーミングする好ましい配向性でリーマ支軸部１５が寛骨臼４０に接近する様子が開示されている。従来の支軸部１５に伴う困難性は、駆動軸３が狭小な切開部３５の切開端部３７において接触することから見受けられる。現在の外科的プロトコールは限界にまで達し、患者の回復する期間を早めようという期待から切開部の大きさが縮小されつつある。外科医は、ある場合には、一方は寛骨臼に達するため、もう一方は大腿骨に達するために二箇所切開方式を用いることもある。状況によって、一箇所切開又は二箇所切開のどちらかの方式を用いることで患者の外傷性傷害は軽減することができ、よってフレキシブルで、作業空間の狭小さを埋め合わせるためにより最適に設計された器具が必要となる。

図５におけるリーマ１１５には、駆動軸１０７を有する屈曲するハウジング部品１１３を備えた新規のリーマ支軸部１１５が開示されている。上記駆動軸１０７は、ニッケルチタン製の駆動軸、フレキシブルな円形又は平面ワイヤが巻かれたケーブル、一連のギア駆動軸、又は自在接合部によって連結された一連の駆動軸などを含む様々な既存するトルク伝達機構又は装置の中から選択されてもよい。また駆動軸１０７は、本用途に適切と思われるどのようなトルク伝達機構又は装置からも選択することができる。駆動軸１０７は、駆動軸をハウジング部品１１３の内面にもたれ掛かる／重なり合うのを防ぎ、ハウジング部品の内面を血液から守るシールドとして機能するための選択的な一連の軸受１１８、１１９によって保持されることも可能である。駆動軸をハウジング部品に保持するその他の方法を用いることも可能である。駆動軸１０７の最も重要となる特徴は、選択されたハウジング部品１１３に適応し、リーマ１にトルクを十分に伝達することである。

ハウジング部品１１３は穿孔された物質から形成され、駆動取付部１０４は軸１１６に沿って保持機構１２０と略同一線上に形成される。以下を参照とした図８で示されるように、駆動取付部１０４は代案的に軸１１６と平行な又はオフセットの軸に沿って配置されることも可能である。ハウジング部品における屈曲部は、同じ外科的プロトコールを維持しつつ、皮膚３０における切開縁部３７と接触することなく狭小な切開部を通るための危険箇所に最適に形成される。駆動取付部１０４及び保持機構１２０は、加えられた力１３０が軸上運動１４０につながるように同一線上または平行軸上に配置される。これによって、本質的に図４におけるリーマ支軸部１５は直線的な駆動軸３を有するために同様の効果を持つので、外科医は既存する技術を維持することが可能となる。このように、外科医は直接リーミングの経路に沿って荷重を加えることができる。

図６を参照として、代案的な具体案が開示されている。図１から３及び５と同様に、リーマ支軸部２１５は、リーマ支軸部２１５の駆動軸２０７を駆動するためのロータリー型の動力源に接続されるよう適応された駆動取付部２０４を有する。上記駆動軸２０７は、ニッケルチタン製の駆動軸、フレキシブルな円形又は平面ワイヤが巻かれたケーブル、一連のギア駆動軸、又は自在接合部によって連結された一連の駆動軸などを含む様々な現在のトルク伝達機構又は装置の中から選択されてもよい。また駆動軸２０７は、本用途に適切と思われるどのようなトルク伝達機構又は装置からも選択することができる。本具体案において、駆動軸２０７は自在接合部２０９及び軸受２１８を含む一連の連結部２０８から構成されてもよい。

リーマ保持機構２２０は、好ましくはリーマ保持機構２２０におけるピン２１１を運ぶスライド２０６を備えた差込取付部である。ピン２１１は、サイズの交換及び清浄を行うための容易な分解を可能にしつつ、異なる大きさのリーマ１を保持するための差込部を形成するよう先端部２０８に配置された留め具２１０と共に機能する。駆動軸２０７は、清浄のために分解可能に形成されたハウジング部品２１３、２１４内に配置される。

ハウジング部品２１３及び２１４を接続するためには様々な方法がある。例えば、駆動軸２０７は、それぞれ相互に並列し、手術の間にトルクを伝達する駆動軸２０７との接触から患者の皮膚を守るために駆動軸１０７を被覆するハウジング部品２１３、２１４の前方端部を収めるために適応されたキャプチャ機構２４７を含んでもよい。一旦ハウジング部品２１３及び２１４が並列されると、ハウジング部品２１３に配置され、ロッキングリング２５５及び留め具２６０からなるロック機構２５０が、ハウジング部品２１３及び２１４を閉じた状態に固定するように相互に作用する。図１から３及び５で説明された具体案のように、軸２１６に沿って保持機構２２０と略同一線上に配置される駆動取付部２０４が備わってなることが好ましい。ハウジング部品２１３及び２１４は好適に屈曲した構造で開示されているが、分解可能なハウジング部品を有するリーマ支軸部には、図７で開示される屈曲していないハウジング部品３１３及び３１４のように、直線的な構造という選択肢も含まれる。

次に図８を参照とした別の具体案３１５において、駆動取付部４０４は軸４１６に対して平行な軸及びオフセットの軸に沿って配置される。さらに、再配置可能な取手部５００は２つのハウジング部品４１３及び４１４を一つに保持するためのキャプチャ機構４４７の部品にもなる。

キャプチャ機構４４７は、ハウジング部品４１３及び４１４の前方端部４４８をスライドして覆い、それぞれを相互に並列し、これによって組立後にトルクを伝達する駆動軸１０７に患者の皮膚が接触するのを防ぐために駆動軸１０７を被覆する。

図９Ａ、９Ｂ及び９Ｃでは、ハウジング部品４１３及び４１４がどのように並列して所定位置に保持されるかがより明確に示されている。ハウジング部品４１３及び４１４は、（ハウジング部品の外径よりも大きい内径を有する）固定スリーブ部５０２ａが上にスライドしてハウジング部品の屈曲部４８０に達すると、相互に対して向き合わされる。薄い、環状のテフロン（登録商標）製スリーブ部（図示なし）は、分解を容易に行うためにハウジング部品４１３及び４１４と固定スリーブ部５０２ａとの間に配置される。固定スリーブ部５０２ａの前方に形成された開口部５０２ｂは、固定スリーブ部とハウジング部品が相対的に回転するのを防ぐために、ハウジング部品４１３及び４１４の屈曲部４８０を支持する。前方端部４４８においては、キャプチャ機構４４７は取手部５００が取り付けられる環状のスリーブ部４８２を含んでなるロック機構４５０を有する。

スリーブ部４８２ａは、取手部５００を外科医の選択に応じて８つの位置のうちのいずれか１つの位置にねじりを持って強固に保持するために、固定スリーブ５０２の段部５０２ｃに固定されたピン４８４が収められる孔部４８２ｃ（図９Ｃにおいて示される）が形成された側面部４８２ｂを有する。バネ４８６は、一方では環状スリーブ部４８２ａの内面における段部４８２ｃ（図９Ｃにおいて示される）に対してバネ圧力を加えることによって、また一方ではロッキングリング４５５に対して反応することによって、ピン４８４に係合するように環状スリーブ部４８２ａを付勢する。ロッキングリング４５５は、それに取り付けられ、ロック機構４５０を固定スリーブ部の端部に保持することによってキャプチャ機構４４７を一体的に保持するために固定スリーブ部５０２における差込溝部４９２に収められるピン４９０を有する。

ハウジング部品４１３及び４１４は、それぞれのハウジング部品４１３及び４１４において差込溝部４９２に係合するピン４９０を介して共に保持される（明確性のために環状スリーブ部５０２、バネ４８６及び固定スリーブ部５０２が取り除かれた図１０において最もよく示される）。ハウジング部品４１３及び４１４を閉じた状態で保持する一方で、同時に環状スリーブ部４８２ａ（またこれによって取手部５００）がピン４８４に係合するようにバネ４８６を付勢するために、ロッキングリング４５５におけるピン４９０と留め具２６０は相互作用をする。また、支軸部１１５が分解するのを防ぎつつ、取手部５００を固定スリーブ部５０２ａにおける取手部５００の８つの角度位置のうちのいずれか１つの位置に再配置するために、外科医が選択的にスリーブ部をピン４８４から取り外すことを可能にするように、環状スリーブ部４８２ａの軸上運動におけるある程度の遊びは許容される。

次に図１１を参照として、上記のような異なる種類のハウジング部品２１３と２１４、３１３と３１４、４１３と４１４はまとめて、衝撃部材６０２、寛骨臼移植物（図示なし）、大腿部プロテーゼ６０４、寛骨臼プロテーゼ６０６と共にリーマの異なるサイズの多様なハウジング部品を備えたキット６００として用いられてもよく、外科医はこのような異なるリーマハウジング構造が揃っていることによって、同じ手術間に又は異なる患者間において異なる外科医が用いる方法に応じて、リーマ支軸部１１５、２１５、３１５を屈曲した構造、オフセット構造、又は直線的な構造の中から選択することができる。

本件にて記載された具体案において、複数の変型や改良を行うことは可能である。本発明による特定の例示的な具体案が開示及び説明されているが、上述の開示において多岐に渡る改良、変更又は代用を考慮することもできる。場合によっては、本発明のある特定の特徴が、その他の対応する特徴を用いることなく利用されることも可能である。従って、上記の説明は広く解釈され、例を示すために記載したにすぎず、本発明の精神及び範囲は添付の請求項に記載の１つ又はさらなる態様によってのみ制限されることを理解されたい。

本発明によるリーマ支軸部の側面図である。 本発明によるリーマ支軸部の平面図である。 図２で示される線３−３に沿った断面図である。 寛骨臼のソケット部をリーミングするために低侵襲的な方法で用いられている先行技術による従来のリーマ支軸部を示す平面図である。 寛骨臼のソケット部をリーミングするために低侵襲的な方法で用いられている本発明によるリーマ支軸部を示す平面図である。 本発明の代案的な具体案における分解組立図である。 図６で開示された代案的な具体案における代案的な形状に形成されたハウジング部品である。 再配置可能な支軸部を有する本発明による代案的な具体案の斜視図である。 図８の代案的な具体案の分解図である。 図８の代案的な具体案の分解図で示された部分の拡大図である。 図８の代案的な具体案における調節可能な支軸部の断面図である。 図８の代案的な具体案の分解図で示された部分の拡大図である。 本発明による外科用リーマキットの平面図である。

符号の説明

１ リーマ
３ 駆動軸
１５ 支軸部
３０ 皮膚
３５ 切開部
３７ 切開縁部
４０ 寛骨臼
４５ ソケット部
１０４ 駆動取付部
１０６ スライド部
１０７ 駆動軸
１０８ 先端部
１１０ 留め具
１１１ ピン
１１３ ハウジング部品
１１５ 支軸部
１１６ 軸
１１８ 軸受
１１９ 軸受
１２０ 保持機構
１３０ 力
１４０ 軸上運動
２０４ 駆動取付部
２０６ スライド部
２０７ 駆動伝達部
２０８ 連結部
２０９ 結合部
２１０ 留め具
２１１ ピン
２１３ ハウジング部品
２１４ ハウジング部品
２１５ 支軸部
２１６ 軸
２１８ 軸受
２２０ 保持機構
２４７ キャプチャ機構
２５０ ロック機構
２５５ 環状部品
２６０ 留め具
３１３ ハウジング部品
３１４ ハウジング部品
３１５ 支軸部
４０４ 駆動取付部
４１１ ピン
４１３ ハウジング部品
４１４ ハウジング部品
４１６ 軸
４４７ キャプチャ機構
４４８ 前方端部
４５０ ロック機構
４５５ ロッキングリング
４８０ 屈曲部
４８２ａ スリーブ部
４８２ｂ 側面部
４８２ｃ 段部／孔部
４８４ ピン
４８６ バネ／弾性装置
４９０ ピン
４９２ 差込溝部
５００ 取手部
５０２ａ 固定スリーブ部
５０２ｂ 開口部
５０２ｃ 段部
６００ 支軸部キット
６０２ 衝撃部材
６０４ 大腿骨プロテーゼ
６０６ 寛骨臼プロテーゼ
６１０ 殺菌ケース

Claims (16)

1. 清浄を行うために容易に分解することが可能な外科用リーマの支軸部（１５、１１５）であって、
   上記支軸部は軸方向に細長く形成され、第１端部、第２端部及びハウジング部品（１１３、２１３、３１３、３１４、４１３、４１４，５０２）を有し、
   上記ハウジング部品は支軸部を構成する駆動伝達部（２０７）を概ね被覆し、少なくとも２つの細長く形成された部品からなり、上記第１及び第２端部の少なくとも１つは、上記少なくとも２つの細長く形成された部品の平行し近接した表面部分を支えるために、ロッキングリング（４５５）及び弾性装置（４８６）を含んでなるキャプチャ機構（４５５、４９０、４８６、５０２）によって上記駆動伝達部を包むように固定され、上記ロッキングリングは上記弾性装置によって所定位置に付勢され、
   かつ、上記少なくとも２つの細長く形成された部品は、清浄を行うために及び／又は異なる外科的プロトコールに適応するように様々な形状を有する別ハウジング部品と交換を行うために、前記軸に対して平行し近接した表面部分に沿って横断的に分解できることを特徴とする外科用リーマ支軸。
2. 上記キャプチャ機構（４５５、４９０、４８６、５０２）は再配置が可能な取手部（５００）が取り付けられた固定スリーブ部（４８２ａ）をさらに有し、上記ロッキングリング（４５５）を所定位置に付勢することで上記固定スリーブ部を付勢し、上記のように取り付けられた取手部を上記支軸部における軸（１１６）を中心に固定された角度位置で配置するように、上記固定スリーブ部とロッキングリングの間に上記弾性装置（４８６）が配置され、上記ロッキングリングは外科用リーマ支軸を保持する介助を行い、上記ロッキングリングが上記弾性装置による弾性的付勢から外されることで、分解及び／又は清浄を容易に行うために組立部の端部が外れることを特徴とする請求項１に記載の外科用リーマ支軸。
3. 上記固定スリーブ部（４８２ａ）は、上記ハウジング部品に固定された段部（５０２ｃ）に係合されたピン（４８４）を収めるための孔部（４８２ｃ）を有し、上記ピンが上記孔部に収められると上記固定スリーブ部及び調節可能な上記取手部（５００）は係止され、これによって上記固定スリーブ部は上記段部に、ひいては上記ハウジング部品に固定されることを特徴とする請求項２に記載の外科用リーマ支軸。
4. 上記ロッキングリング（４５５）は少なくとも１つのピン（４１１）が取り付けられてなり、上記少なくとも１つのピンは上記ロッキングリングが上記弾性装置によって差込溝部（２６０、４９２）に付勢される際に上記ロッキングリングを所定位置に固定することを特徴とする請求項２に記載の外科用リーマ支軸。
5. 上記駆動伝達部（２０７）は、ニッケルチタン製の駆動伝達部、鉄類製の駆動伝達部、フレキシブルな円形に巻かれたケーブル製の駆動伝達部、平面ワイヤが巻かれたケーブル製の駆動伝達部、ギア駆動軸から形成された駆動伝達部及び自在接合部を介して接続された支持軸を有する駆動伝達部から構成される駆動伝達部のグループから選択されることを特徴とする請求項１に記載の外科用リーマ支軸。
6. 清浄を行うために容易に分解することが可能な調節可能な取手部（５００）を有する細長く形成された外科用リーマの支軸部（３１５）であって、
   上記支軸部は第１端部、第２端部及び軸方向に細長く形成されたハウジング部品（１１３、２１３、３１３、３１４、４１３、４１４、５０２）を有し、
   上記ハウジング部品は、少なくとも２つの細長く形成された部品からなり、上記支軸部を構成する駆動伝達部（２０７）を概ね被覆するために保持され、上記少なくとも２つの細長く形成された部品は前記軸に対して平行し近接した表面部分に沿って横断的に分解でき、上記第１及び第２端部の少なくとも１つは、上記少なくとも２つの細長く形成された部品の平行し近接した表面部分を支え、上記取手部は接続可能な調節機構（４５０）によって上記支軸部を中心とした角度位置で調節可能に係止され、上記接続可能な調節機構はロッキングリング（４５５）と、調節可能な取手部が取り付けられた固定スリーブ部とからなり、上記固定スリーブ部と上記ロッキングリングの間にはロッキングリングを所定位置に付勢し、上記固定スリーブ部及び取手部を上記ハウジング部品の周囲に選択された角度の所定位置に付勢するように弾性装置（４８６）が配置され、上記ロッキングリングが上記弾性装置による弾性的付勢から外されることで、清浄を行うための分解を容易にすることを特徴とする外科用リーマ支軸。
7. 上記固定スリーブ部（４８２ａ）は、上記ハウジング部品に固定された段部（５０２ｃ）に係合されたピン（４８４）を収めるための孔部（４８２ｃ）を有し、上記ピンが上記孔部に収められると上記固定スリーブ部及び調節可能な上記取手部（５００）は係止され、これによって上記固定スリーブ部は段部に、ひいては上記ハウジング部品に固定されることを特徴とする請求項６に記載の外科用リーマ支軸。
8. 上記ロッキングリング（４５５）は少なくとも１つのピン（４１１）が取り付けられてなり、上記少なくとも１つのピンは上記ロッキングリング（４５５）が上記弾性装置によって差込溝部（２６０、４９２）に付勢される際にロッキングリングを所定位置に固定することを特徴とする請求項６に記載の外科用リーマ支軸。
9. 上記駆動伝達部（２０７）は、ニッケルチタン製の駆動伝達部、鉄類製の駆動伝達部、フレキシブルな円形に巻かれたケーブル製の駆動伝達部、平面ワイヤが巻かれたケーブル製の駆動伝達部、ギア駆動軸から形成された駆動伝達部及び自在接合部を介して接続された支持軸を有する駆動伝達部から構成される駆動伝達部のグループから選択されることを特徴とする請求項８に記載の外科用リーマ支軸。
10. 請求項１記載の外科用リーマ支軸を含み、該外科用リーマ支軸は、リーマ保持機構（１２０）と、駆動伝達部を収め、駆動伝達部を操作方向に固定することが可能な少なくとも一対の対応するハウジング部品（３１３、３１４、４１３、４１４）とをその一方の端部に有する駆動伝達部（２０７）を含んでなることを特徴とする外科用リーマ支軸キット。
11. それぞれの形状が異なる外科的プロトコールに適するような異なる形状に形成された少なくとも二組のハウジング部品（３１３、３１４、４１３、４１４）をさらに含んでなることを特徴とする請求項１０に記載の外科用リーマ支軸キット。
12. 少なくとも１つの外科用リーマ（１）をさらに含んでなることを特徴とする請求項１０に記載の外科用リーマ支軸キット。
13. 大腿骨プロテーゼ（６０４）をさらに含んでなることを特徴とする請求項１０に記載の外科用リーマ支軸キット。
14. 寛骨臼プロテーゼ（６０６）をさらに含んでなることを特徴とする請求項１０に記載の外科用リーマ支軸キット。
15. 衝撃部材（６０２）をさらに含んでなることを特徴とする請求項１０に記載の外科用リーマ支軸キット。
16. 殺菌ケース（６１０）をさらに含んでなることを特徴とする請求項１０に記載の外科用リーマ支軸キット。

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