JP2017098904A - 電子機器、端末、無線通信システム、無線通信方法、及びプログラム - Google Patents

電子機器、端末、無線通信システム、無線通信方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信の接続形態の選択を容易に行えるように支援する。【解決手段】電子機器は、近距離無線通信部と、複数の異なる接続形態の無線通信を提供する無線通信部と、ユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記近距離無線通信部を介して端末から受信し、前記要求情報が示す前記要求接続形態に対応する第1の接続形態が有効である場合に、前記第1の接続形態により前記無線通信部と無線接続するための第1の設定情報を、前記近距離無線通信部を介して前記端末に送信する応答処理部と、を有する。前記無線通信部は、前記端末と前記第1の接続形態で通信する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器、端末、無線通信システム、無線通信方法、及びプログラムに関する。
特許文献1は、通信費用優先又はサービス優先を指定した選択条件に従って、マルチファンクションプリンターとの通信に用いる通信経路を複数の通信経路の中から選択するスマートフォンを開示している。
特開2014−197741号公報
近年のプリンターは、無線LANを用いた接続形態として、様々な接続形態を有する。接続形態は、例えば、AP(Access Point)を介してプリンターが外部機器と通信するWi−Fi接続(インフラストラクチャーモード)、プリンターが1台の外部機器とピアツーピアで無線通信するダイレクト接続(Wi−Fi Directモード)、APとしてのプリンターが複数台の外部機器それぞれとピアツーピアで無線通信するダイレクト接続(ソフトAPモード)、などを含む。
ユーザーにとって、上記のような複数の接続形態の中から希望の接続形態を選択し、通信接続を確立するのは、何らかの助けがなければ難しい。特許文献1のスマートフォンは、通信費用優先又はサービス優先を指定した選択条件に従って通信経路を選択する。しかし、当該スマートフォンは、ユーザーの希望の接続形態を選択することはできない。
本発明の目的は、無線通信の接続形態の選択を容易に行えるように支援することである。
上記の課題を解決するための本発明の一態様は、電子機器であって、近距離無線通信部と、複数の異なる接続形態の無線通信を提供する無線通信部と、ユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記近距離無線通信部を介して端末から受信し、前記要求情報が示す前記要求接続形態に対応する第1の接続形態が有効である場合に、前記第1の接続形態により前記無線通信部と無線接続するための第1の設定情報を、前記近距離無線通信部を介して前記端末に送信する応答処理部と、を有し、前記無線通信部は、前記端末と前記第1の接続形態で通信する。これにより、ユーザーは、希望の接続形態を選択して、当該接続形態で簡単に通信接続を確立することができる。
上記の電子機器において、前記応答処理部は、前記第1の接続形態が無効である場合に、他の有効な第2の接続形態により前記無線通信部と無線接続するための第2の設定情報を、前記端末に送信し、前記無線通信部は、前記端末と前記第2の接続形態で通信してもよい。これにより、ユーザーは、希望の接続形態が無効である場合にも、有効な他の接続形態で簡単に通信接続を確立することができる。
上記の電子機器において、前記第1の接続形態は、前記端末とピアツーピアで通信する接続形態であり、前記端末と前記第1の接続形態の通信の接続処理を行う接続処理部を有してもよい。これにより、電子機器は、ピアツーピアの接続が端末から要求された場合に、通信接続を確立することができる。
上記の電子機器において、前記近距離無線通信部は、前記電子機器が電源オフ状態において、前記要求情報を前記端末から書き込み可能な記憶部を有する通信タグであり、前記電子機器の電源オフ状態からの起動処理中に、前記記憶部に前記要求情報が記憶されている場合に、前記第1の接続形態を有効にする接続処理部を有してもよい。これにより、ユーザーは、電子機器の電源をオンにすれば、希望の接続形態を有効にすることができる。
上記の電子機器において、前記第1の接続形態の通信は、所定の同時接続数を確立することができ、前記近距離無線通信部は、前記電子機器が電源オフ状態において、前記端末の識別情報と前記要求情報とを前記端末から書き込み可能な記憶部を有する通信タグであり、前記電子機器の電源オフ状態からの起動処理中に、前記記憶部に前記識別情報及び前記要求情報が記憶されている場合に、前記所定の同時接続数のうち1つを前記識別情報について予約する接続処理部を有してもよい。これにより、ユーザーは、希望の接続形態での通信を予約することができ、電子機器の電源をオンにすれば、希望の接続形態で確実に通信をすることができる。
上記の電子機器において、前記近距離無線通信部は、通信タグであり、前記複数の接続形態は、アクセスポイントを介して前記端末と通信する接続形態と、前記端末とピアツーピアで通信する接続形態とを含んでもよい。これにより、ユーザーは、アクセスポイント経由の接続形態又はピアツーピアの接続形態を、通信タグを介して簡単に選択できる。
上記の課題を解決するための本発明の他の態様は、端末であって、近距離無線通信部と、複数の異なる接続形態の無線通信を提供する無線通信部と、前記無線通信部を介した通信に関するユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記近距離無線通信部を介して電子機器に送信し、前記要求接続形態に対応する第1の接続形態により前記電子機器と無線接続するための第1の設定情報を、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器から受信する要求処理部と、前記受信された第1の設定情報を用いて、前記第1の接続形態の通信の接続処理を行う接続処理部と、を有する。これにより、ユーザーは、希望の接続形態を選択して、当該接続形態で簡単に通信接続を確立することができる。
上記の端末において、前記要求処理部は、前記第1の接続形態が有効である場合に、前記第1の設定情報を受信し、前記第1の接続形態が無効かつ第2の接続形態が有効である場合に、前記第2の接続形態により前記電子機器と無線接続するための第2の設定情報を受信し、前記接続処理部は、前記第2の設定情報が受信された場合に、前記第2の設定情報を用いて、前記通信の接続処理を行ってもよい。これにより、ユーザーは、希望の接続形態が無効である場合にも、有効な他の接続形態で簡単に通信接続を確立することができる。
上記の端末において、前記接続処理部は、前記第1の接続形態が無効かつ第2の接続形態が有効である場合に、前記第2の接続形態を利用するか否かを選択するための操作画面を表示し、選択操作を前記ユーザーから受け付け、前記第2の接続形態を利用する前記選択操作が受け付けられた場合に、前記第2の設定情報を用いて、前記通信の接続処理を行ってもよい。これにより、ユーザーは、希望の接続形態が無効である場合にも、希望する場合には有効な他の接続形態を選択して、当該接続形態で簡単に通信接続を確立することができる。
上記の端末において、前記要求処理部は、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器からエラー応答を受信した場合、前記要求情報を、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器の通信タグに書き込んでもよい。これにより、ユーザーは、電子機器の電源をオンにすれば、希望の接続形態を有効にすることができる。
上記の端末において、前記要求処理部は、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器からエラー応答を受信した場合に、前記要求接続形態が所定の接続形態である場合、前記端末の識別情報を前記通信タグに書き込んでもよい。これにより、ユーザーは、希望の接続形態での通信を予約することができ、電子機器の電源をオンにすれば、希望の接続形態で確実に通信をすることができる。
上記の端末において、前記要求処理部は、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器からエラー応答を受信した場合、前記電子機器の電源オンの必要性を前記ユーザーに知らせてもよい。これにより、ユーザーは、端末が電子機器に接続できない原因を知ることができる。
上記の課題を解決するための本発明のさらに他の態様は、端末と電子機器を含む無線通信システムであって、前記端末は、第1の近距離無線通信部と、複数の異なる接続形態の無線通信を提供する第1の無線通信部と、前記第1の無線通信部を介した通信に関するユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記第1の近距離無線通信部を介して前記電子機器に送信し、前記要求接続形態に対応する第1の接続形態により前記電子機器と無線接続するための第1の設定情報を、前記第1の近距離無線通信部を介して前記電子機器から受信する要求処理部と、前記受信された第1の設定情報を用いて、前記第1の接続形態の通信の接続処理を行う第1の接続処理部と、を有し、前記電子機器は、第2の近距離無線通信部と、複数の異なる前記接続形態の無線通信を提供する第2の無線通信部と、前記要求情報を、前記第2の近距離無線通信部を介して前記端末から受信し、前記要求情報が示す前記要求接続形態に対応する前記第1の接続形態が有効である場合に、前記第1の設定情報を、前記第2の近距離無線通信部を介して前記端末に送信する応答処理部と、を有し、前記無線通信部は、前記端末と前記第1の接続形態で通信する。これにより、ユーザーは、希望の接続形態を選択して、当該接続形態で簡単に通信接続を確立することができる。
上記の課題を解決するための本発明のさらに他の態様は、端末と電子機器を含む無線通信システムの無線通信方法であって、前記端末は、第1の近距離無線通信部と、複数の異なる接続形態の無線通信を提供する第1の無線通信部とを有し、前記電子機器は、第2の近距離無線通信部と、複数の異なる前記接続形態の無線通信を提供する第2の無線通信部とを有し、前記端末が、前記第1の無線通信部を介した通信に関するユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記第1の近距離無線通信部を介して前記電子機器に送信するステップと、前記電子機器が、前記要求情報を、前記第2の近距離無線通信部を介して前記端末から受信し、前記要求情報が示す前記要求接続形態に対応する前記第1の接続形態が有効である場合に、前記第1の接続形態により前記第2の無線通信部と無線接続するため第1の設定情報を、前記第2の近距離無線通信部を介して前記端末に送信するステップと、前記端末が、前記第1の設定情報を、前記第1の近距離無線通信部を介して前記電子機器から受信するステップと、前記端末が、前記受信された第1の設定情報を用いて、前記第1の接続形態の通信の接続処理を行うステップと、を含む。これにより、ユーザーは、希望の接続形態を選択して、当該接続形態で簡単に通信接続を確立することができる。
上記の課題を解決するための本発明のさらに他の態様は、近距離無線通信部と複数の異なる接続形態の無線通信を提供する無線通信部とを有する端末のプログラムであって、前記無線通信部を介した通信に関するユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記近距離無線通信部を介して電子機器に送信し、前記要求接続形態に対応する第1の接続形態により前記電子機器と無線接続するため第1の設定情報を、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器から受信する要求処理部と、前記受信された第1の設定情報を用いて、前記第1の接続形態の通信の接続処理を行う接続処理部として、前記端末を機能させる。これにより、ユーザーは、希望の接続形態を選択して、当該接続形態で簡単に通信接続を確立することができる。
本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す構成図である。 無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 端末の要求処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 端末の要求処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 プリンターの応答処理の一例を示すフローチャートである。 プリンターの起動処理の一例を示すフローチャートである。 操作画面の一例を示す図である。 操作画面の他の例を示す図である。 操作画面のさらに他の例を示す図である。 操作画面のさらに他の例を示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、無線通信システムの構成例を示す構成図である。無線通信システム1は、1台以上の端末10と、1台のプリンター20(本発明の「電子機器」に相当する)とを含む。端末10は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピューター、モバイルPC(Personal Computer)等の電子機器である。端末10とプリンター20は、無線LAN(Local Area Network)により無線接続し、通信することができる。
説明を分かり易くするため、本実施形態の無線LANは、次の2つの接続形態を用いる。
(N1)AP30(Access Point)を介して端末10とプリンター20が無線通信するWi−Fi接続(インフラストラクチャーモード、以下「Wi−Fi接続」と呼ぶ)
(N2)プリンター20が備えるAPを介して、プリンター20と1台以上の端末10のそれぞれとがピアツーピアで無線通信するダイレクト接続(ソフトAPモード、以下「ダイレクト接続」と呼ぶ)
端末10は、Wi−Fi接続、又は、ダイレクト接続のいずれかの接続形態を用いて、プリンター20と無線接続し、通信することができる。プリンター20は、Wi−Fi接続、又は、ダイレクト接続のいずれかの接続形態を用いて、各端末10と無線接続し、通信することができる。プリンター20は、Wi−Fi接続とダイレクト接続の両方を、同時に確立できてもよい。すなわち、プリンター20は、ある端末10とWi−Fi接続を介して通信する一方で、他の端末10とダイレクト接続を介して通信することができてもよい。ダイレクト接続では、プリンター20は、所定の同時接続数(例えば、4台)の範囲内で通信接続を確立することができる。
図2は、無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
端末10は、制御部11と、操作部12と、NFC(Near Field Communication)通信部13(本発明の「近距離無線通信部」に相当する)と、無線通信部14(本発明の「無線通信部」に相当する)と、モバイル通信部15とを含む。制御部11は、要求処理部111と、接続処理部112とを含む。
制御部11は、端末10の動作を統合的に制御する。制御部11は、例えば、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)、不揮発性の記憶装置であるROM(Read Only Memory)、制御部11と他のユニットを接続するインターフェイス(I/F)回路、これらを互いに接続するバス、などを備えるコンピューターによって実現することができる。コンピューターは、画像処理回路など各種の専用処理回路を備えていてもよい。制御部11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などによって実現されてもよい。
上記の制御部11の機能の少なくとも一部は、例えば、CPUがROMに格納された所定のプログラムをRAMに読み出して実行することによって実現することができる。当該所定のプログラムは、例えばOS(Operating System)上で動作するアプリケーションプログラムであり、持ち運び可能な記憶媒体から読み出して端末10にインストールしたり、ネットワーク上のサーバーからダウンロードして端末10にインストールしたりすることができる。制御部11の機能の少なくとも一部は、例えば、専用処理回路によって実現してもよい。制御部11の機能の少なくとも一部は、例えば、CPU及び専用処理回路の両方によって実現されてもよい。
操作部12は、ユーザーの操作入力を受け付け、操作に応じた操作信号を制御部11に出力する。また、操作部12は、制御部11の処理結果を、文字、グラフ、表、アニメーション、その他の画像として表示する。操作部12は、例えば、キー、タッチセンサー、タッチパネルなどを含む入力部あるいは入力装置と、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Electro-Luminescence Display)などを含む出力部あるいは出力装置とによって実現することができる。
NFC通信部13は、NFC規格に準拠した通信を行うリーダー/ライター(NFCリーダー/ライターともいう)である。NFC通信部13は、電源供給されていないNFCタグに近付けられると、電磁誘導により電力をNFCタグに供給して動作させることができる。
NFC通信部13は、例えば、アンテナ、メモリー(本発明の「記憶部」に相当する)、ロジック回路を備え、近距離無線通信を行う。アンテナは、NFC規格に準拠した信号を送受信する。ロジック回路は、制御部11のからの指示に応じて、データをメモリーに書き込んだり、メモリーからデータを読み出したりする。また、ロジック回路は、制御部11のからの指示に応じて、アンテナを介してNFCタグに対するデータの送受信を行う。ロジック回路は、NFCタグにデータを書き込んだり、NFCタグからデータを読み出したりする(例えばRF通信モードと呼ばれる)。また、ロジック回路は、NFCタグを介して、NFCタグを備えるホスト機器とリーダー/ライターとの間の双方向通信を制御することもできる(例えばトンネルモードと呼ばれる)。NFCリーダー/ライター及びその各種通信モードは、既存の技術を用いて実現することができるため、詳細な説明を省略する。
制御部11は、NFC通信部13を介して、プリンター20と双方向に通信することができる(トンネルモード)。プリンター20が電源オフ状態である場合、制御部11は、NFC通信部13を介して、NFC通信部23からエラー応答を受信する。また、制御部11は、NFC通信部13を介して、NFC通信部23にデータを書き込んだり、NFC通信部23からデータを読み出したりすることができる(RF通信モード)。
無線通信部14は、無線LAN規格であるWi−Fi規格及びWi−Fi Direct規格に準拠した通信機能を実装した通信モジュールである。制御部11は、無線通信部14を介して、上述したWi−Fi接続及びダイレクト接続を外部機器と確立し、外部機器と通信することができる。Wi−Fi接続及びダイレクト接続は、既存の技術を用いて実現することができるため、詳細な説明を省略する。
モバイル通信部15は、携帯電話回線を介した通信を行う通信モジュールである。携帯電話回線は、例えば、3G、4G等の通信規格に準拠している。
要求処理部111は、NFC通信部13を介して、NFC通信部23を備えるプリンター20と通信する。例えば、要求処理部111は、ユーザーから要求接続形態を受け付け、当該要求接続形態を含む要求情報を、プリンター20に送信する。また、例えば、要求処理部111は、当該要求情報に応じた応答情報を、プリンター20から受信する。要求処理部111の処理は、後に詳述する。
要求接続形態とは、端末10とプリンター20の間の、ユーザーが希望する接続形態である。要求情報は、例えば、接続形態の種類(Wi−Fi接続又はダイレクト接続)を示す識別子を含む。応答情報は、プリンター20の有効な接続形態(Wi−Fi接続又はダイレクト接続)の識別子と、当該有効な接続形態の設定情報(接続に用いるSSID、パスワードなど)を含む。なお、「有効」とは、外部機器からの接続要求に応じて通信接続を確立する準備ができている、という意味である。「無効」とは、外部機器からの接続要求に応じて通信接続を確立する準備ができていない、という意味である。
接続処理部112は、無線通信部14を制御して、受信された応答情報の内容に応じた通信の接続処理を行う。例えば、接続処理部112は、要求接続形態に対応する接続形態が有効である場合、受信した設定情報を用いて当該接続形態による通信接続を確立する。これにより、端末10とプリンター20は、要求接続形態による通信を行うことができる。例えば、接続処理部112は、要求接続形態に対応する接続形態が無効である場合、受信した他の有効な接続形態の設定情報を用いて当該他の接続形態による通信接続を確立する。接続処理部112の処理は、後に詳述する。
プリンター20は、制御部21と、操作部22と、NFC通信部23(本発明の「近距離無線通信部」に相当する)と、無線通信部24(本発明の「無線通信部」に相当する)と、印刷部25とを含む。制御部21は、応答処理部211と、接続処理部212とを含む。
制御部21は、プリンター20の動作を統合的に制御する。制御部21は、例えば、演算装置であるCPU、揮発性の記憶装置であるRAM、不揮発性の記憶装置であるROM、制御部21と他のユニットを接続するインターフェイス回路、これらを互いに接続するバス、などを備えるコンピューターによって実現することができる。制御部21は、画像処理回路など各種の処理回路を備えていてもよい。制御部21は、ASICなどによって実現されてもよい。
上記の制御部21の機能の少なくとも一部は、例えば、CPUがROMに格納された所定のプログラムをRAMに読み出して実行することによって実現することができる。当該所定のプログラムは、例えば持ち運び可能な記憶媒体から読み出してプリンター20にインストールしたり、ネットワーク上のサーバーからダウンロードしてプリンター20にインストールしたりすることができる。制御部21の機能の少なくとも一部は、例えば、専用処理回路によって実現してもよい。制御部21の機能の少なくとも一部は、例えば、CPU及び処理回路の両方によって実現されてもよい。
操作部22は、ユーザーの操作入力を受け付け、操作に応じた操作信号を制御部21に出力する。また、操作部22は、制御部21の処理結果を、文字、グラフ、表、アニメーション、その他の画像として表示する。操作部22は、例えば、キー、タッチセンサー、タッチパネルなどを含む入力部あるいは入力装置と、例えば、LCD、OLEDなどを含む出力部あるいは出力装置とによって実現することができる。
NFC通信部23は、NFC規格に準拠した通信を行う通信タグ(NFCタグともいう)である。NFC通信部23は、プリンター20から電力が供給されていない場合でも、NFC通信部23に近付いたNFCリーダー/ライターからの電磁誘導により電力が供給されるため、動作することができる。
NFC通信部23は、例えば、アンテナ、メモリー(本発明の「記憶部」に相当する)、ロジック回路を備え、近距離無線通信を行う。アンテナは、NFC規格に準拠した信号を送受信する。ロジック回路は、外部機器(端末10)のNFCリーダー/ライターからのアンテナを介した指示に応じて、データをメモリーに書き込んだり、メモリーからデータを読み出して出力したりする(例えばRF通信モードと呼ばれる)。また、ロジック回路は、ホスト機器(制御部21)からの指示に応じて、データをメモリーに書き込んだり、メモリーからデータを読み出して出力したりする(例えばシリアル通信モードと呼ばれる)。また、ロジック回路は、外部機器とホスト機器の間の双方向通信を制御することもできる(例えばトンネルモードと呼ばれる)。NFCタグ及びその各種通信モードは、既存の技術を用いて実現することができるため、詳細な説明を省略する。
制御部21は、NFC通信部23を介して、端末10と双方向に通信することができる(トンネルモード)。プリンター20が電源オフ状態である場合は、NFC通信部23は、制御部21と通信不可能であるため、端末10に対してエラーを応答すればよい。また、制御部21は、NFC通信部23にデータを書き込んだり、NFC通信部23からデータを読み出したりすることができる(シリアル通信モード)。
無線通信部24は、無線LAN規格であるWi−Fi規格及びWi−Fi Direct規格に準拠した通信機能を実装した通信モジュールである。制御部21は、無線通信部24を介して、上述したWi−Fi接続とダイレクト接続を、外部機器と確立し、外部機器と通信することができる。Wi−Fi接続及びダイレクト接続は、既存の技術を用いて実現することができるため、詳細な説明を省略する。
印刷部25は、制御部21からの指示に従って印刷媒体に画像を形成する。印刷部25は、例えば、インクジェット方式、レーザー方式等の方式の印刷エンジンであり、機械部品、センサー、モーター、駆動回路、制御回路等により構成される。
応答処理部211は、NFC通信部23を介して、NFC通信部13を備える端末10と通信する。例えば、応答処理部211は、端末10から要求情報を受信したり、要求情報に含まれる要求接続形態とプリンター20の有する各接続形態の状態とに基づいて応答情報を生成して端末10に送信したりする。応答処理部211の処理は、後に詳述する。
接続処理部212は、無線通信部24を制御して、有効な接続形態に対する外部機器からの接続要求に応じて通信接続の接続処理を行う。接続処理部212の処理は、後に詳述する。
上記の端末10及びプリンター20の動作について説明する。
図3は、端末の要求処理の一例を示すフローチャート(その1)である。図4は、端末の要求処理の一例を示すフローチャート(その2)である。本フローチャートの処理は、例えば、端末10において所定のアプリケーションプログラムが起動された場合に開始する。
端末10は、NFCを介してプリンター20との双方向通信の接続を試みる(ステップS100)。例えば、ユーザーは、端末10のNFC通信部13を、プリンター20のNFC通信部23にかざす。制御部11は、NFC通信部13及びNFC通信部23を介して、制御部21に対する通信を試みる(トンネルモード)。制御部21が電源オン状態である場合、制御部21は、NFC通信部23を介して端末10の制御部11に正常である旨の応答を送信する。制御部21が電源オフ状態である場合、NFC通信部23は、端末10の制御部11にエラーである旨の応答を送信する。
次に、端末10の制御部11は、NFCを介してプリンター20との双方向通信の接続が確立したか否かを判定する(ステップS101)。例えば、ステップS100で制御部21から正常である旨の応答を受信した場合、双方向通信の接続が確立したと判定する。ステップS100でエラーである旨の応答を受信した場合、双方向通信の接続が確立していないと判定する。
双方向通信の接続が確立したと判定した場合(ステップS101:Y)、端末10は、要求情報を送信する(ステップS102)。例えば、要求処理部111は、端末10のRAM等の記憶部に記憶されている要求接続形態(Wi−Fi接続又はダイレクト接続)を取得する。要求処理部111は、例えば、操作部12を介してユーザーから要求接続形態の選択を受け付け、記憶部に記憶することができる。要求処理部111は、取得した要求接続形態の識別子を含む要求情報を生成し、NFC通信部13及びNFC通信部23を介してプリンター20の制御部21に送信する。
端末10は、応答情報を受信する(ステップS103)。例えば、要求処理部111は、ステップS102で送信した要求情報に応答する応答情報を、NFC通信部13及びNFC通信部23を介してプリンター20の制御部21から受信する。
応答情報は、後述するようにプリンター20の制御部11により生成される。応答情報は、状況に応じて次の様な情報を含む。
・要求接続形態(Wi−Fi接続又はダイレクト接続)に対応する第1の接続形態(Wi−Fi接続又はダイレクト接続)が有効である場合、応答情報は、第1の接続形態の識別子、及び第1の接続形態の第1の設定情報(SSID、パスワード等)を含む。
・第1の接続形態が無効であり、かつ、要求接続形態とは異なる第2の接続形態が有効である場合、応答情報は、第2の接続形態の識別子、及び第2の接続形態の第2の設定情報(SSID、パスワード等)を含む。
・第1の接続形態及び第2の接続形態の両方が無効である場合、応答情報は、全ての接続形態が無効であることを示す情報を含む。
制御部11は、S102で取得した要求接続形態と、ステップS103で受信した応答情報の内容とに基づいて、ステップS110〜S120の処理を実行する。
接続処理部112は、要求接続形態がWi−Fi接続であるかダイレクト接続であるかを判定する(ステップS110)。
要求接続形態がWi−Fi接続であると判定した場合(ステップS110:Y)、接続処理部112は、応答情報を参照して、プリンター20のWi−Fi接続が有効であるか否か(応答情報がWi−Fi接続の識別子を含むか否か)を判定する(ステップS111)。プリンター20のWi−Fi接続が有効であると判定した場合(ステップS111:Y)、接続処理部112は、応答情報に含まれるWi−Fi接続の設定情報を用いて、無線通信部14とAP30との間のWi−Fi接続を確立し(ステップS112)、本フローチャートの処理を終了する。このようにして、端末10とプリンター20は、AP30を介したWi−Fi接続により通信することができる。
プリンター20のWi−Fi接続が有効でないと判定した場合(ステップS111:N)、接続処理部112は、応答情報を参照して、プリンター20のダイレクト接続が有効であるか否か(応答情報がダイレクト接続の識別子を含むか否か)を判定する(ステップS113)。プリンター20のダイレクト接続が有効であると判定した場合(ステップS113:Y)、接続処理部112は、ダイレクト接続をユーザーに勧める(ステップS114)。接続処理部112は、例えば、図7(操作画面の一例を示す図)に示すような操作画面500を、操作部12に表示させる。操作画面500は、Wi−Fi接続の代わりにダイレクト接続を勧めるメッセージを表示している。また、操作画面500は、ダイレクト接続を選択するためのボタン501と、接続処理を終了するためのボタン502とを含む。接続処理部112は、ボタン501に対する操作を、操作部12を介して受け付けた場合、応答情報に含まれるダイレクト接続の設定情報を用いて、無線通信部14とプリンター20との間のダイレクト接続を確立し、本フローチャートの処理を終了する。このようにして、端末10とプリンター20は、ダイレクト接続により通信することができる。接続処理部112は、ボタン502に対する操作を、操作部12を介して受け付けた場合、本フローチャートの処理を終了する。
プリンター20のダイレクト接続が有効でないと判定した場合(ステップS113:N)、接続処理部112は、プリンター20のWi−Fi接続を有効にする設定操作の必要性を知らせる(ステップS115)。接続処理部112は、例えば、図8(操作画面の他の例を示す図)に示すような操作画面510を、操作部12に表示させる。操作画面510は、Wi−Fi接続を有効にする必要性を知らせるメッセージを表示している。また、操作画面510は、接続処理を終了するためのボタン511を含む。接続処理部112は、ボタン511に対する操作を、操作部12を介して受け付けた場合、本フローチャートの処理を終了する。
要求接続形態がダイレクト接続であると判定した場合(ステップS110:N)、接続処理部112は、応答情報を参照して、プリンター20のダイレクト接続が有効であるか否か(応答情報がダイレクト接続の識別子を含むか否か)を判定する(ステップS116)。プリンター20のダイレクト接続が有効であると判定した場合(ステップS116:Y)、接続処理部112は、応答情報に含まれるダイレクト接続の設定情報を用いて、無線通信部14とプリンター20との間のダイレクト接続を確立し、本フローチャートの処理を終了する。このようにして、端末10とプリンター20は、ダイレクト接続により通信することができる。
プリンター20のダイレクト接続が有効でないと判定した場合(ステップS116:N)、接続処理部112は、応答情報を参照して、プリンター20のWi−Fi接続が有効であるか否か(応答情報がWi−Fi接続の識別子を含むか否か)を判定する(ステップS118)。プリンター20のWi−Fi接続が有効であると判定した場合(ステップS118:Y)、接続処理部112は、Wi−Fi接続をユーザーに勧める(ステップS119)。接続処理部112は、例えば、図9(操作画面のさらに他の例を示す図)に示すような操作画面520を、操作部12に表示させる。操作画面520は、ダイレクト接続の代わりにWi−Fi接続を勧めるメッセージを表示している。また、操作画面520は、Wi−Fi接続を選択するためのボタン521と、接続処理を終了するためのボタン522とを含む。接続処理部112は、ボタン521に対する操作を、操作部12を介して受け付けた場合、応答情報に含まれるWi−Fi接続の設定情報を用いて、無線通信部14とAP30との間のWi−Fi接続を確立し、本フローチャートの処理を終了する。このようにして、端末10とプリンター20は、AP30を介したWi−Fi接続により通信することができる。接続処理部112は、ボタン522に対する操作を、操作部12を介して受け付けた場合、本フローチャートの処理を終了する。
プリンター20のWi−Fi接続が有効でないと判定した場合(ステップS118:N)、接続処理部112は、プリンター20のダイレクト接続を有効にする設定操作の必要性を知らせる(ステップS120)。接続処理部112は、例えば、図10(操作画面のさらに他の例を示す図)に示すような操作画面530を、操作部12に表示させる。操作画面530は、ダイレクト接続を有効にする必要性を知らせるメッセージを表示している。また、操作画面530は、接続処理を終了するためのボタン531を含む。接続処理部112は、ボタン531に対する操作を、操作部12を介して受け付けた場合、本フローチャートの処理を終了する。
双方向通信の接続が確立していないと判定された場合(ステップS101:N)、要求処理部111は、要求接続形態がダイレクト接続であるかWi−Fi接続であるかを判定する(ステップS130)。
要求接続形態がダイレクト接続であると判定した場合(ステップS130:Y)、要求処理部111は、要求情報及び識別情報を送信する(ステップS131)。例えば、要求処理部111は、端末10のRAM等の記憶部に記憶されている、ダイレクト接続のために使用する無線通信部14のMACアドレス等の識別情報を取得する。要求処理部111は、要求接続形態(ダイレクト接続)を含む要求情報を生成する。また、要求処理部111は、要求情報及び識別情報を、NFC通信部13を介してNFC通信部23のメモリーに書き込む(RF通信モード)。後述するように、プリンター20の制御部21は、電源オフ状態からの起動処理中に、要求情報及び識別情報をNFC通信部23から読み出し、ダイレクト接続の同時接続数(例えば4つ)のうち未使用となっている分の接続数から1つを予約する。
また、要求処理部111は、プリンター20の電源オンの必要性、及びダイレクト接続の予約を知らせる操作画面を操作部12に表示させ(ステップS132)、本フローチャートの処理を終了する。
要求接続形態がWi−Fi接続であると判定した場合(ステップS130:N)、要求処理部111は、プリンター20の電源オンの必要性を知らせる操作画面を操作部12に表示させ(ステップS133)、本フローチャートの処理を終了する。
図5は、プリンターの応答処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、プリンター20が電源オン状態である場合に実行される。
プリンター20は、NFCを介して端末10との双方向通信の接続を確立する(ステップS200)。例えば、ユーザーは、端末10のNFC通信部13を、プリンター20のNFC通信部23にかざす。制御部21は、NFC通信部23及びNFC通信部13を介して、制御部11と通信する(トンネルモード)。また、プリンター20は、要求情報を受信する(ステップS201)。例えば、応答処理部211は、NFC通信部23を介して制御部11から要求情報を受信する。また、プリンター20は、プリンター20の接続形態の状態を取得する(ステップS202)。応答処理部211は、例えば、プリンター20のRAM等の記憶部に記憶されている無線通信部24が提供可能な各接続形態(Wi−Fi接続及びダイレクト接続)の状態(有効又は無効)を取得する。
制御部21は、ステップS201で受信した要求接続形態と、ステップS202で取得した接続形態の状態とに基づいて、ステップS210〜S220の処理を実行する。
応答処理部211は、要求接続形態がWi−Fi接続であるかダイレクト接続であるかを判定する(ステップS210)。
要求接続形態がWi−Fi接続であると判定した場合(ステップS210:Y)、応答処理部211は、プリンター20のWi−Fi接続が有効であるか否かを判定する(ステップS211)。プリンター20のWi−Fi接続が有効であると判定した場合(ステップS211:Y)、応答処理部211は、Wi−Fi接続の識別子、及びWi−Fi接続の設定情報を含む応答情報を生成し、当該応答情報を、NFC通信部23を介して制御部11に送信する(S212)。そして、応答処理部211は、本フローチャートの処理を終了する。
なお、図3のステップS112で端末10がAP30との間のWi−Fi接続を確立した場合、端末10とプリンター20は、AP30を介したWi−Fi接続により通信することができる。
プリンター20のWi−Fi接続が有効でないと判定した場合(ステップS211:N)、応答処理部211は、プリンター20のダイレクト接続が有効であるか否かを判定する(ステップS213)。プリンター20のダイレクト接続が有効であると判定した場合(ステップS213:Y)、応答処理部211は、ダイレクト接続の識別子、及びダイレクト接続の設定情報を含む応答情報を生成し、当該応答情報を、NFC通信部23を介して制御部11に送信する(S214)。そして、応答処理部211は、本フローチャートの処理を終了する。
なお、図3のステップS114で端末10がプリンター20との間のダイレクト接続を試みた場合、接続処理部212は、無線通信部24と端末10との間のダイレクト接続を確立する。
プリンター20のダイレクト接続が有効でないと判定した場合(ステップS213:N)、応答処理部211は、全ての接続形態が無効であることを示す情報を含む応答情報を生成し、当該応答情報を、NFC通信部23を介して制御部11に送信する(S215)。そして、応答処理部211は、本フローチャートの処理を終了する。
要求接続形態がダイレクト接続であると判定した場合(ステップS210:N)、応答処理部211は、プリンター20のダイレクト接続が有効であるか否かを判定する(ステップS216)。プリンター20のダイレクト接続が有効であると判定した場合(ステップS216:Y)、応答処理部211は、ダイレクト接続の識別子、及びダイレクト接続の設定情報を含む応答情報を生成し、当該応答情報を、NFC通信部23を介して制御部11に送信する(S217)。そして、応答処理部211は、本フローチャートの処理を終了する。
なお、図3のステップS117で端末10がプリンター20との間のダイレクト接続を試みた場合、接続処理部212は、無線通信部24と端末10との間のダイレクト接続を確立する。
プリンター20のダイレクト接続が有効でないと判定した場合(ステップS216:N)、応答処理部211は、プリンター20のWi−Fi接続が有効であるか否かを判定する(ステップS218)。プリンター20のWi−Fi接続が有効であると判定した場合(ステップS218:Y)、応答処理部211は、Wi−Fi接続の識別子、及びWi−Fi接続の設定情報を含む応答情報を生成し、当該応答情報を、NFC通信部23を介して制御部11に送信する(S219)。そして、応答処理部211は、本フローチャートの処理を終了する。
なお、図3のステップS119で端末10がAP30との間のWi−Fi接続を確立した場合、端末10とプリンター20は、AP30を介したWi−Fi接続により通信することができる。
プリンター20のWi−Fi接続が有効でないと判定した場合(ステップS218:N)、応答処理部211は、全ての接続形態が無効であることを示す情報を含む応答情報を生成し、当該応答情報を、NFC通信部23を介して制御部11に送信する(S220)。そして、応答処理部211は、本フローチャートの処理を終了する。
図6は、プリンターの起動処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、例えば、プリンター20が電源オンされた場合に開始される。
制御部21の接続処理部212は、NFC通信部23から要求情報及び識別情報を取得する(ステップS230)。これらの要求情報及び識別情報は、図4のステップS131が実行された場合にNFC通信部23に書き込まれている。接続処理部212は、例えば、シリアル通信モードにより、NFC通信部23からこれらの情報を読み出すことができる。
接続処理部212は、ステップS230で要求情報及び識別情報を取得したか否かを判定する(ステップS231)。要求情報及び識別情報を取得していないと判定した場合(ステップS231:N)、接続処理部212は、本フローチャートの処理を終了する。
要求情報及び識別情報を取得したと判定した場合(ステップS231:Y)、接続処理部212は、ダイレクト接続を予約する(ステップS232)。例えば、接続処理部212は、プリンター20のRAM等の記憶部に識別情報を予約情報として記憶することで、ダイレクト接続の同時接続数のうち未使用分の接続数から1つを予約する。
また、接続処理部212は、ダイレクト接続を有効にする(ステップS233)。例えば、接続処理部212は、無線通信部24を介してダイレクト接続の接続要求を受け入れることができるように設定を行う。そして、接続処理部212は、本フローチャートの処理を終了する。この後、例えば、ユーザーは、端末10をプリンター20にかざして、要求接続形態(ダイレクト接続)をプリンター2に送ることで、端末10とプリンター20の間のダイレクト接続を確立することができる。
なお、予約情報が記憶部に記憶されている場合、接続処理部212は、ダイレクト接続の接続シーケンスにおいて外部機器の識別情報を取得し、当該取得した識別情報と予約情報に含まれる識別情報とを比較する。取得した識別情報が予約情報に含まれる識別情報と一致する場合、接続処理部212は、予約された接続を使って当該外部機器と通信接続を確立し、予約情報を記憶部から削除する。取得した識別情報が予約情報に含まれる識別情報と一致しない場合、接続処理部212は、予約されていない接続の中に未使用接続があれば、当該外部機器と通信接続を確立する。未使用接続がなければ、接続処理部212は、接続エラーを外部機器に通知する。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本実施形態の無線通信システムでは、ユーザーは、要求接続形態を端末に設定して当該端末をプリンターにかざす。要求接続形態に対応する第1の接続形態が有効である場合、端末はプリンターから取得した第1の接続形態の第1の設定情報を使って第1の接続形態による通信接続を確立する。ユーザーは、希望の接続形態を選択し、簡単に通信接続を確立することができる。
一方、要求接続形態に対応する第1の接続形態が無効、かつ他の第2の接続形態が有効ある場合、端末はプリンターから取得した第2の接続形態の第2の設定情報を使って第1の接続形態による通信接続を確立することができる。ユーザーは、希望の接続形態が無効な場合も、他の接続形態を選択し、簡単に通信接続を確立することができる。
また、本実施形態の無線通信システムでは、プリンターは、端末からダイレクト接続の予約を受け付ける。これにより、他の端末がプリンターとダイレクト接続することによって未使用接続がなくなることを防ぐことができる。ユーザーは、ダイレクト接続で確実に通信をすることができる。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記の各実施形態には、下記のような変形を加えてもよい。また、実施形態及び各変形例は、適宜2つ以上を組み合わせてもよい。
上記の実施形態は、プリンター20が電源オン状態の場合に、NFCのトンネルモードを利用しているが、RF通信モード及びシリアル通信モードを利用してもよい。例えば、応答処理部211は、プリンター20の各接続形態の状態(有効又は無効)及び設定情報(SSID、パスワード等)を定期的にチェックし、チェック結果に基づいて応答情報を生成し、シリアル通信モードでNFC通信部23に書き込む。応答情報の内容は、上述の実施形態と同様である。要求処理部111は、端末10がプリンター20にかざされた場合に、NFC通信部13を介してNFC通信部23から、RF通信モードで応答情報を読み出す。接続処理部112は、要求接続形態と、読み出された応答情報とに基づいて、図3のS110〜S120と同様の処理を実現することができる。なお、端末10にプリンター20の電源オフ状態を判定させるため、応答処理部211は、プリンター20の電源状態(電源オン状態又は電源オフ状態)をNFC通信部23に書き込んでもよい。制御部11は、端末10がプリンター20にかざされた場合に、NFC通信部13を介してNFC通信部23から、プリンター20の電源状態を読み出せばよい。制御部11は、プリンター20が電源オン状態である場合に、応答情報を読み出せばよい。制御部11は、プリンター20の電源状態と応答情報とを1回で読み出してもよい。制御部11は、プリンター20が電源オフ状態である場合に、図4の処理を実行すればよい。
プリンター20のWi−Fi接続が有効でないと判定した場合(ステップS211:N)、例えば、接続処理部212は、AP30の検索及びAP30とのWi−Fi接続(Wi−Fi接続の有効化)を試みてもよい。そして、応答処理部211は、AP30とのWi−Fi接続が確立した場合に、Wi−Fi接続が有効であると判定し、ステップS212を実行してもよい。AP30とのWi−Fi接続が確立しない場合は、応答処理部211は、ステップS213を実行すればよい。なお、接続処理部212がWi−Fi接続の有効化を試みる前に、応答処理部211は、Wi−Fi接続が無効であることを示す情報を端末10に送信してもよい。要求処理部111は、Wi−Fi接続が無効であることを示す情報を受信した場合に、Wi−Fi接続を有効にする処理を試みるか否かの選択をユーザーから受け付ける操作画面を表示し、ユーザーの選択をプリンター20に送信してもよい。接続処理部212は、Wi−Fi接続を有効にする処理の実行が選択された場合に、Wi−Fi接続の有効化の試みを開始すればよい。応答処理部211は、Wi−Fi接続を有効にする処理の実行が選択されなかった場合に、ステップS213の処理を実行すればよい。ステップS114又はステップS115において、要求処理部111は、Wi−Fi接続を有効にする処理を試みるか否かの選択を操作画面上でユーザーから受け付けるようにしてもよい。
プリンター20のダイレクト接続が有効でないと判定した場合(ステップS216:N)、例えば、接続処理部212は、ダイレクト接続の有効化を試みてもよい。そして、応答処理部211は、ダイレクト接続を有効化した場合に、ステップS217を実行してもよい。ダイレクト接続を有効化できない場合は、応答処理部211は、ステップS218を実行すればよい。なお、接続処理部212がダイレクト接続の有効化を試みる前に、応答処理部211は、ダイレクト接続が無効であることを示す情報を端末10に送信してもよい。要求処理部111は、ダイレクト接続が無効であることを示す情報を受信した場合に、ダイレクト接続を有効にする処理を試みるか否かの選択をユーザーから受け付ける操作画面を表示し、ユーザーの選択をプリンター20に送信してもよい。接続処理部212は、ダイレクト接続を有効にする処理の実行が選択された場合に、ダイレクト接続の有効化の試みを開始すればよい。応答処理部211は、ダイレクト接続を有効にする処理の実行が選択されなかった場合に、ステップS218の処理を実行すればよい。ステップS119又はステップS120において、要求処理部111は、ダイレクト接続を有効にする処理を試みるか否かの選択を操作画面上でユーザーから受け付けるようにしてもよい。
上述の実施形態の端末10は、要求接続形態をプリンター20へ送信するが、単に、プリンター20の有効な接続形態に関する情報を要求する情報をプリンター20に送信してもよい。この場合、応答処理部211は、少なくとも1つの接続形態が有効である場合は、有効な各接続形態の識別子、及び設定情報を、応答情報として送信すればよい。いずれの接続形態も無効である場合は、応答処理部211は、全ての接続形態が無効であることを示す情報を、応答情報として送信すればよい。
要求接続形態がWi−Fi接続であると判定した場合(ステップS130:N)、要求処理部111は、要求接続形態(Wi−Fi接続)を含む要求情報をプリンター20のNF通信部23に書き込んでもよい。プリンター20の起動処理において、接続処理部212は、NFC通信部23から読み出した要求情報がダイレクト接続を示すがWi−Fi接続を示すかを判定すればよい。要求情報がダイレクト接続を示す場合、接続処理部212は、ステップS232及びS233の処理を実行すればよい。要求情報がWi−Fi接続を示す場合、接続処理部212は、Wi−Fi接続の有効化を試みればよい。
上述の実施形態では、接続形態としてダイレクト接続(ソフトAPモード)及びWi−Fi接続(インフラストラクチャーモード)を例に取っている。上述の実施形態は、例えば、ダイレクト接続(ソフトAPモード)、ダイレクト接続(Wi−Fi Directモード)、及びWi−Fi接続(インフラストラクチャーモード)等の3つ以上の接続形態を取り扱ってもよい。この場合も、プリンター20は、要求接続形態に対応する第1の接続形態が有効の場合、当該第1の接続形態に関する情報を応答すればよい。第1の接続形態が無効であり、かつ、要求接続形態とは異なる第2の接続形態が有効の場合、プリンター20は、第2の接続形態に関する情報を応答すればよい。いずれの接続形態も無効の場合、プリンター20は、全ての接続形態が無効であることを示す情報を応答すればよい。端末10は、第1の接続形態が無効の場合、有効な1つ以上の第2の接続形態を勧めればよい。
上述の実施形態において、Wi−Fi接続のさらに細かな通信規格(例えば、IEEE802.11b、a、g、n、acなど)を、それぞれ別の接続形態として扱ってもよい。ダイレクト接続についてもさらに細かな通信規格(例えば、IEEE802.11b、a、g、n、acなど)を、それぞれ別の接続形態として扱ってもよい。
上述の実施形態で説明した無線通信システムの構成は、その構成を理解容易にするために主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。無線通信システムの構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、各構成要素の処理又は機能の分担は、本発明の目的及び効果を達成できるのであれば、上述したものに限られない。例えば、端末10の一部の機能をプリンター20に搭載してもよいし、その逆であってもよい。例えば、端末10にNFCタグを搭載し、プリンター20にNFCリーダー/ライターを搭載するようにしてもよい。
上述の実施形態で説明したフローチャートの処理単位は、無線通信システムの処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。無線通信システムの処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。さらに、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
上述の実施形態で説明した画面やデータ構造は、一例であり、本発明の目的を達成することができるのであれば、図示した例に限定されない。
本発明の電子機器は、プリンターに限られない。電子機器は、スキャナー、複合機、プロジェクター、テレビ、ビデオレコーダー等の、近距離無線通信及び無線LAN通信の両方を実装した機器を含むことができる。また、本発明は、NFCに限らず他の規格を近距離無線通信として用いてもよい。
1…無線通信システム、10…端末、11…制御部、12…操作部、13…通信部、14…無線通信部、15…モバイル通信部、20…プリンター、21…制御部、22…操作部、23…通信部、24…無線通信部、25…印刷部、30…AP、111…要求処理部、112…接続処理部、211…応答処理部、212…接続処理部、500…操作画面、501…ボタン、502…ボタン、510…操作画面、511…ボタン、520…操作画面、521…ボタン、522…ボタン、530…操作画面、531…ボタン

Claims (15)

  1. 近距離無線通信部と、
    複数の異なる接続形態の無線通信を提供する無線通信部と、
    ユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記近距離無線通信部を介して端末から受信し、前記要求情報が示す前記要求接続形態に対応する第1の接続形態が有効である場合に、前記第1の接続形態により前記無線通信部と無線接続するための第1の設定情報を、前記近距離無線通信部を介して前記端末に送信する応答処理部と、を有し、
    前記無線通信部は、前記端末と前記第1の接続形態で通信する
    電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記応答処理部は、前記第1の接続形態が無効である場合に、他の有効な第2の接続形態により前記無線通信部と無線接続するための第2の設定情報を、前記端末に送信し、
    前記無線通信部は、前記端末と前記第2の接続形態で通信する
    電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記第1の接続形態は、前記端末とピアツーピアで通信する接続形態であり、
    前記端末と前記第1の接続形態の通信の接続処理を行う接続処理部を有する
    電子機器。
  4. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記近距離無線通信部は、前記電子機器が電源オフ状態において、前記要求情報を前記端末から書き込み可能な記憶部を有する通信タグであり、
    前記電子機器の電源オフ状態からの起動処理中に、前記記憶部に前記要求情報が記憶されている場合に、前記第1の接続形態を有効にする接続処理部を有する
    電子機器。
  5. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記第1の接続形態の通信は、所定の同時接続数を確立することができ、
    前記近距離無線通信部は、前記電子機器が電源オフ状態において、前記端末の識別情報と前記要求情報とを前記端末から書き込み可能な記憶部を有する通信タグであり、
    前記電子機器の電源オフ状態からの起動処理中に、前記記憶部に前記識別情報及び前記要求情報が記憶されている場合に、前記所定の同時接続数のうち1つを前記識別情報について予約する接続処理部を有する
    電子機器。
  6. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記近距離無線通信部は、通信タグであり、
    前記複数の接続形態は、アクセスポイントを介して前記端末と通信する接続形態と、前記端末とピアツーピアで通信する接続形態とを含む
    電子機器。
  7. 近距離無線通信部と、
    複数の異なる接続形態の無線通信を提供する無線通信部と、
    前記無線通信部を介した通信に関するユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記近距離無線通信部を介して電子機器に送信し、前記要求接続形態に対応する第1の接続形態により前記電子機器と無線接続するための第1の設定情報を、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器から受信する要求処理部と、
    前記受信された第1の設定情報を用いて、前記第1の接続形態の通信の接続処理を行う接続処理部と、を有する
    端末。
  8. 請求項7に記載の端末であって、
    前記要求処理部は、前記第1の接続形態が有効である場合に、前記第1の設定情報を受信し、前記第1の接続形態が無効かつ第2の接続形態が有効である場合に、前記第2の接続形態により前記電子機器と無線接続するための第2の設定情報を受信し、
    前記接続処理部は、前記第2の設定情報が受信された場合に、前記第2の設定情報を用いて、前記通信の接続処理を行う
    端末。
  9. 請求項8に記載の端末であって、
    前記接続処理部は、
    前記第1の接続形態が無効かつ第2の接続形態が有効である場合に、前記第2の接続形態を利用するか否かを選択するための操作画面を表示し、選択操作を前記ユーザーから受け付け、
    前記第2の接続形態を利用する前記選択操作が受け付けられた場合に、前記第2の設定情報を用いて、前記通信の接続処理を行う
    端末。
  10. 請求項7に記載の端末であって、
    前記要求処理部は、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器からエラー応答を受信した場合、前記要求情報を、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器の通信タグに書き込む
    端末。
  11. 請求項10に記載の端末であって、
    前記要求処理部は、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器からエラー応答を受信した場合に、前記要求接続形態が所定の接続形態である場合、前記端末の識別情報を前記通信タグに書き込む
    端末。
  12. 請求項7に記載の端末であって、
    前記要求処理部は、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器からエラー応答を受信した場合、前記電子機器の電源オンの必要性を前記ユーザーに知らせる
    端末。
  13. 端末と電子機器を含む無線通信システムであって、
    前記端末は、
    第1の近距離無線通信部と、
    複数の異なる接続形態の無線通信を提供する第1の無線通信部と、
    前記第1の無線通信部を介した通信に関するユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記第1の近距離無線通信部を介して前記電子機器に送信し、前記要求接続形態に対応する第1の接続形態により前記電子機器と無線接続するための第1の設定情報を、前記第1の近距離無線通信部を介して前記電子機器から受信する要求処理部と、
    前記受信された第1の設定情報を用いて、前記第1の接続形態の通信の接続処理を行う第1の接続処理部と、を有し、
    前記電子機器は、
    第2の近距離無線通信部と、
    複数の異なる前記接続形態の無線通信を提供する第2の無線通信部と、
    前記要求情報を、前記第2の近距離無線通信部を介して前記端末から受信し、前記要求情報が示す前記要求接続形態に対応する前記第1の接続形態が有効である場合に、前記第1の設定情報を、前記第2の近距離無線通信部を介して前記端末に送信する応答処理部と、を有し、
    前記無線通信部は、前記端末と前記第1の接続形態で通信する
    無線通信システム。
  14. 端末と電子機器を含む無線通信システムの無線通信方法であって、
    前記端末は、第1の近距離無線通信部と、複数の異なる接続形態の無線通信を提供する第1の無線通信部とを有し、
    前記電子機器は、第2の近距離無線通信部と、複数の異なる前記接続形態の無線通信を提供する第2の無線通信部とを有し、
    前記端末が、前記第1の無線通信部を介した通信に関するユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記第1の近距離無線通信部を介して前記電子機器に送信するステップと、
    前記電子機器が、前記要求情報を、前記第2の近距離無線通信部を介して前記端末から受信し、前記要求情報が示す前記要求接続形態に対応する第1の接続形態が有効である場合に、前記第1の接続形態により前記第2の無線通信部と無線接続するため第1の設定情報を、前記第2の近距離無線通信部を介して前記端末に送信するステップと、
    前記端末が、前記第1の設定情報を、前記第1の近距離無線通信部を介して前記電子機器から受信するステップと、
    前記端末が、前記受信された第1の設定情報を用いて、前記第1の接続形態の通信の接続処理を行うステップと、を含む
    無線通信方法。
  15. 近距離無線通信部と複数の異なる接続形態の無線通信を提供する無線通信部とを有する端末のプログラムであって、
    前記無線通信部を介した通信に関するユーザーの要求接続形態を示す要求情報を、前記近距離無線通信部を介して電子機器に送信し、前記要求接続形態に対応する第1の接続形態により前記電子機器と無線接続するための第1の設定情報を、前記近距離無線通信部を介して前記電子機器から受信する要求処理部と、
    前記受信された第1の設定情報を用いて、前記第1の接続形態の通信の接続処理を行う接続処理部として、前記端末を機能させる
    プログラム。
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