JP2017098733A - 無線通信装置、システム、方法およびプログラム - Google Patents

無線通信装置、システム、方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017098733A
JP2017098733A JP2015228410A JP2015228410A JP2017098733A JP 2017098733 A JP2017098733 A JP 2017098733A JP 2015228410 A JP2015228410 A JP 2015228410A JP 2015228410 A JP2015228410 A JP 2015228410A JP 2017098733 A JP2017098733 A JP 2017098733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
wireless communication
subscriber information
data
additional function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015228410A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6669476B2 (ja
Inventor
悠 御倉
Yu Onkura
悠 御倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2015228410A priority Critical patent/JP6669476B2/ja
Publication of JP2017098733A publication Critical patent/JP2017098733A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6669476B2 publication Critical patent/JP6669476B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことを可能とする。【解決手段】付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得し、前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択し、前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、加入者情報を切り替えて使用する、無線通信装置、システム、方法およびプログラムに関する。
無線通信装置をモバイルネットワークに接続するには、まず、通信事業者の通信サービスに対して契約を行い、加入者情報が記録されたSIM(Subscriber Identity Module)カードの発行を受ける。そして、SIMカードを無線通信装置に挿して使用することで、無線通信装置をモバイルネットワークに接続することが可能になる。
SIMは、スマートフォンや携帯電話機等の無線通信装置が使用する加入者認証モジュールのことである。加入者認証モジュールとしては、SIMの他に、UIM(User Identity Module)、USIM(Universal Subscriber Identity Module)などがあるが、以降、いずれもSIMとして説明する。
通信事業者がMVNO(Mobile Virtual Network Operator)の場合、SIMカードの種類には、データ通信専用、SMS(Short Message Service)機能付き、通話機能付き等がある。データ通信専用のSIMカードでは、加入者情報に電話番号が含まれていないため、SMSの送受信や通話を行うことができない。これに対し、SMS機能や通話機能付きのSIMカードでは、加入者情報に電話番号が含まれているため、データ通信に加えてSMSの送受信や通話を行うことができる。
一方、通信サービスの多くでは、一定期間の累積データ通信量が一定量を超えた場合に通信速度を低下させる契約となっている。そのため、データ通信を多く利用する利用者にとっては、複数枚のSIMカードを使用し、通信速度が低下した場合に他のSIMカードに切り替えることで高速通信を維持したいという要求がある。
複数枚のSIMカードを使用するには、手動でSIMカードを入れ替える以外に、デュアルSIM端末等、複数のSIMカードを挿すことが可能な無線通信装置を使用する方法がある。また、特許文献1に記載の方法のように、1枚のSIMカードに複数の加入者情報を持たせる方法もある。
特開2015−180080号公報
しかし、デュアルSIM端末等、複数のSIMカードを挿すことが可能な無線通信装置では、一度に使用するSIMカードはいずれか一つであり、その他のSIMカードは使用しない。したがって、SMSや通話のような付加機能付きのSIMカードと付加機能なしのSIMカードを使用する場合、付加機能なしのSIMカードを使用している間は、付加機能付きのSIMカードを使用できない。つまり、付加機能なしのSIMカードを使用している間は、SMSの送受信や通話を行うことができない。
そのため、このような無線通信装置で、付加機能付きのSIMカードの高速データ通信量を使い切って通信速度が低下した場合に付加機能なしのSIMカードへ切り替えを行うと、SMSの送受信や通話を行うことができなくなる。
また、特許文献1に記載の方法のように、1枚のSIMカードに複数の加入者情報を持たせる場合でも、一度に使用する加入者情報はいずれか一つである。そのため、複数のSIMカードを挿す場合と同様に、付加機能の利用が不可能な加入者情報を使用している間は、付加機能を利用することができない。
本発明の目的は、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことを可能とする、無線通信装置、システム、方法およびプログラムを提供することにある。
上述の問題を解決するために、本発明の無線通信装置は、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得する加入者情報取得部と、前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択する選択部と、前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う第一の無線通信部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の無線通信方法は、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得し、前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択し、前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行うことを特徴とする。
また、本発明の無線通信プログラムは、コンピュータに、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得する加入者情報取得機能と、前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択する選択機能と、前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う第一の無線通信機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の無線通信装置、システム、方法およびプログラムにより、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
本発明の第一および第二の実施形態の無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第一および第二の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第三および第四の実施形態の無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第五および第六の実施形態の無線子機の構成例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の無線通信装置の動作例を示す図である。 本発明の各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施の形態について説明する。
図1に本実施形態の無線通信装置10の構成例を示す。本実施形態の無線通信装置10は、加入者情報取得部11、選択部12および第一の無線通信部13により構成される。
加入者情報取得部11は、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得する部分である。選択部12は、付加機能以外の通信データがあるとき、第二の加入者情報あるいは第一の加入者情報を選択し、通信データがないとき、第一の加入者情報を選択する部分である。第一の無線通信部13は、選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う部分である。
このように無線通信装置10を構成することによって、無線通信装置10は、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能以外の通信データがないときには、付加機能を利用可能となる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
次に、図2に本実施形態の無線通信装置10の動作の例を示す。
無線通信装置10の選択部12は、付加機能以外の通信データがあるとき(ステップS101でYES)、第二の加入者情報あるいは第一の加入者情報を選択する(ステップS102)。また、通信データがないとき(ステップS101でNO)、第一の加入者情報を選択する(ステップS103)。そして、第一の無線通信部13は、選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。
このように無線通信装置10を動作させることによって、無線通信装置10は、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能以外の通信データがないときには、付加機能を利用可能となる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。本実施形態では、第一の実施形態の無線通信装置10について、さらに具体的に説明する。
まず、図1を用いて、本実施形態の無線通信装置10の構成例について説明する。無線通信装置10の構成例は、第一の実施形態と同様である。
無線通信装置10は、携帯電話、スマートフォン、モバイルルータ、ホームルータ、HEMS(Home Energy Management System)など、モバイルネットワーク等のWAN(Wide Area Network)による無線通信を行う装置に相当する。
加入者情報取得部11は、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得する部分である。具体的には、加入者情報取得部11はSIMカードスロットに相当し、SIMカードスロットに挿入されたSIMカードから加入者情報を取得する。
本実施形態では、簡単のため、加入者情報取得部11として二つのSIMカードスロットを備える場合について説明する。本実施形態では、第一のSIMカードスロットに挿入された第一のSIMカードから第一の加入者情報を取得し、第二のSIMカードスロットに挿入された第二のSIMカードから第二の加入者情報を取得するものとする。なお、複数の加入者情報を記憶したSIMカードから複数の加入者情報を取得することや、三つ以上のSIMカードから加入者情報を取得することも可能である。
また、第一の加入者情報は、データ通信に加えてSMS機能や通話機能といった付加機能の利用が可能なSIMカードの加入者情報である。また、第二の加入者情報は、付加機能なしのSIMカードの加入者情報である。本実施形態では、以降、付加機能がSMS機能である場合を例に説明する。
選択部12は、付加機能以外の通信データがあるとき、第二の加入者情報あるいは第一の加入者情報を選択し、付加機能以外の通信データがないとき、第一の加入者情報を選択する部分である。付加機能以外の通信データは、第一の無線通信部13で送受信される、付加機能(本実施形態の場合SMS)以外のデータ通信の通信データである。たとえば、ブラウザアプリケーションの送受信データ等が該当する。
なお、第一の加入者情報あるいは第二の加入者情報が複数存在する場合には、さらに、選択された第一の加入者情報(付加機能付き)あるいは第二の加入者情報(付加機能なし)の中からさらに一つの加入者情報を選択しても良い。その場合の選択方法については、本実施形態では言及しない。
第一の無線通信部13は、選択部12で選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う部分である。すなわち、第一の加入者情報を選択したときには、第一のSIMカードを使用して第一の無線通信を行い、第二の加入者情報を選択したときには、第二のSIMカードを使用して第一の無線通信を行う。
第一の無線通信は、具体的には、モバイルネットワーク等のWANによる通信に相当する。WAN回線としては、LTE(Long Term Evolution)、3G(Third Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)(登録商標)等が該当する。
このように無線通信装置10を構成することによって、無線通信装置10は、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻すことで、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
次に、図2を用いて、無線通信装置10の動作の例について説明する。
無線通信装置10の選択部12は、付加機能以外の通信データがあるとき(ステップS101でYES)、第二の加入者情報あるいは第一の加入者情報を選択する(ステップS102)。そして、第一の無線通信部13は、選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。このとき、第一の加入者情報を選択すると、付加機能の利用(SMSの送受信)が可能だが、第二の加入者情報を選択すると、付加機能の利用が不可能となる。
また、付加機能以外の通信データがないとき(ステップS101でNO)には、第一の加入者情報を選択する(ステップS103)。そして、第一の無線通信部13は、第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。すなわち、SMS機能付きのSIMカードを使用して、SMSの送受信を行う。
選択部12が加入者情報を選択した後は、ステップS101に戻り、再度、付加機能以外の通信データの有無により加入者情報の選択を行う。そのため、第一の無線通信部13が送受信する付加機能以外の通信データがなくなれば、第一の加入者情報を選択することになる。
このように無線通信装置10を動作させることによって、無線通信装置10は、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻すことで、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、第一の実施形態と同様に、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施の形態について説明する。本実施形態は、第二の実施形態に対して、付加機能以外の通信データがあるときの、第一の利用者情報あるいは第二の利用者情報の選択(ステップS102)の方法を追加した形態である。
まず、図3に本実施形態の無線通信装置20の構成例を示す。無線通信装置20は、加入者情報取得部11、選択部22、第一の無線通信部13およびモニタ部24により構成される。加入者情報取得部11および第一の無線通信部13については第二の実施形態と同様のため説明を省略する。
モニタ部24は、第一の無線通信部の通信状況をモニタする部分である。本実施形態では、通信状況としてデータ通信の通信量を使用する。
選択部22は、第一の実施形態と同様に、付加機能以外の通信データがあるとき、第二の加入者情報あるいは第一の加入者情報を選択し、通信データがないとき、第一の加入者情報を選択する部分である。本実施形態では、付加機能以外の通信データがあるとき、さらに、モニタ部24でモニタした通信状況が所定の条件を満たすとき、第二の加入者情報を選択し、通信状況が所定の条件を満たさないとき、第一の加入者情報を選択する。
所定の条件としては、「第一の加入者情報に基づいた第一の無線通信のデータ通信量が所定の通信量を超えている」という条件を使用する。この条件によると、付加機能付きのSIMカードを使用したデータ通信量が所定の通信量を超えたとき、付加機能なしのSIMカードでデータ通信を行うことになる。つまり、まずは付加機能付きのSIMカードでデータ通信を行い、所定の通信量を超えると付加機能なしのSIMカードでデータ通信を行うことになる。
第一の加入者情報の契約が一定期間の累積データ通信量が上限値を超えた場合に通信速度を低下させる契約の場合、所定の通信量として、高速データ通信が可能なデータ通信量の上限値以下の値を設定しておくと良い。このようにすると、第一の加入者情報に基づく第一の無線通信の通信速度が低下する以前に第二の加入者情報に切り替え、高速データ通信を維持することが可能になる。
このように無線通信装置20を構成することによって、無線通信装置20は、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
また、本実施形態では、一方の加入者情報に基づくデータ通信量が所定の通信量を超えたときにもう一方の加入者情報でデータ通信を行う。そのため、契約しているサービスが通信量の増加で通信速度が低下するサービスの場合でも、高速データ通信を維持することが可能になる。
次に、図4に無線通信装置20の動作の例を示す。
無線通信装置20の選択部22は、付加機能以外の通信データがあるとき(ステップS201でYES)、通信状況が所定の条件を満たすか否かを確認する(ステップS202)。本実施形態では、「第一の加入者情報に基づいた第一の無線通信のデータ通信量が所定の通信量を超えている」という条件を確認する。そして、所定の条件を満たせば、つまり、所定の通信量を超えていれば、第二の加入者情報を選択する(ステップS203)。そして、第一の無線通信部13は、第二の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。すなわち、SMS機能なしのSIMカードを使用してデータ通信を行う。
ステップS202で通信状況が所定の条件を満たさない、つまり、所定の通信量を超えていないときは、第一の加入者情報を選択する(ステップS204)。そして、第一の無線通信部13は、第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。すなわち、SMS機能付きのSIMカードを使用してデータ通信およびSMS送受信を行う。
また、通信データがないとき(ステップS201でNO)には、第一の加入者情報を選択する(ステップS204)。そして、第一の無線通信部13は、第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。すなわち、SMS機能付きのSIMカードを使用して、SMSの送受信を行う。
選択部22が加入者情報を選択した後は、ステップS201に戻り、再度、付加機能以外の通信データの有無により、加入者情報の選択を行う。そのため、第一の無線通信部13が送受信する付加機能以外の通信データがなくなれば、第一の加入者情報を選択することになる。
このように無線通信装置20を動作させることによって、無線通信装置20は、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
また、本実施形態では、一方の加入者情報に基づくデータ通信量が所定の通信量を超えたときにもう一方の加入者情報でデータ通信を行う。そのため、契約しているサービスが通信量の増加で通信速度が低下するサービスの場合でも、高速データ通信を維持することが可能になる。
なお、以上の説明では、所定の条件の例として、「第一の加入者情報に基づいた第一の無線通信のデータ通信量が所定の通信量を超えている」という条件を挙げた。この条件の場合、付加機能付きのSIMカードを使用したデータ通信量が所定の通信量を超えるまでは付加機能付きのSIMカードを使用し、データ通信量が所定の通信量を超えたとき、付加機能なしのSIMカードでデータ通信を行うことになる。
他の例として、「第二の加入者情報に基づいた第一の無線通信のデータ通信量が所定の通信量以下である」という条件を所定の条件として使用することも可能である。この場合には、データ通信の際、まず、付加機能なしのSIMカードでデータ通信を行い、データ通信量が所定の通信量を超えたときに付加機能ありのSIMカードでデータ通信を行うことになる。この条件でも、一方のSIMカードによるデータ通信速度が低下する以前に他方のSIMカードに切り替えることが可能になるため、高速データ通信を維持することが可能である。この条件の場合、所定の条件を満たさなくなるまではデータ通信の際に付加機能なしのSIMカードを使用するため、付加機能を利用可能な時間が短くなる。しかし、付加機能なしのSIMカードのデータ通信料金の方が低額であるような場合には、先に付加機能なしのSIMカードを使用することで、トータルの通信料金を減らす効果がある。したがって、利用者にどちらのSIMカードを先に使用するか選択させることも可能である。
以上で説明したように、本発明の第三の実施形態では、第一、第二の実施形態と同様に、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
また、本実施形態では、一方の加入者情報に基づくデータ通信量が所定の通信量を超えたときにもう一方の加入者情報でデータ通信を行う。そのため、契約しているサービスが通信量の増加で通信速度を低下させるサービスの場合でも、高速データ通信を維持することが可能になる。
[第四の実施形態]
次に、本発明の第四の実施の形態について説明する。本実施形態は、第三の実施形態に対し、通信状況としてデータ通信量と所要通信速度を使用するように変更した形態である。
まず、図3を用いて、本実施形態の無線通信装置20の構成例について説明する。本実施形態の無線通信装置20の構成例は、第三の実施形態と同様である。加入者情報取得部11および第一の無線通信部13については第二の実施形態と同様のため説明を省略する。
モニタ部24は、第三の実施形態と同様に、第一の無線通信部の通信状況をモニタする部分である。本実施形態では、データ通信の通信量に加えて所要通信速度を通信状況として使用する。所要通信速度は、データ通信の送受信のために必要な通信速度である。
選択部22は、第三の実施形態と同様に、付加機能以外の通信データの有無と通信状況が所定の条件を満たすか否かに基づいて、加入者情報を選択する。
所定の条件としては、本実施形態では、「第一の加入者情報に基づいた第一の無線通信のデータ通信量が所定の通信量を超えている」という第一の条件に加えて「所要データ通信速度が規定値以上」という第二の条件を使用する。選択部22は、第一の条件と第二の条件の両方を満たすとき、第二の加入者情報を選択し、いずれかを満たさないとき、第一の加入者情報を選択する。
第一の条件によると、データ通信の際、まずは付加機能付きのSIMカードでデータ通信を行い、所定の通信量を超えると付加機能なしのSIMカードでデータ通信を行うことになる。また、第二の条件によると、所要データ通信速度が規定値以上のときは付加機能なしのSIMカードでデータ通信を行い、規定値未満のときは付加機能付きのSIMカードでデータ通信を行うことになる。
したがって、第一の条件を満たしても第二の条件を満たさないとき、すなわち、所定の通信量を超えても所要データ通信速度が規定値未満のときは、付加機能付きのSIMカードでデータ通信を行うことになる。つまり、付加機能付きのSIMカードの高速データ通信量を使い切って低速に制限されているときでも、データ通信速度が低速で問題ない場合には、付加機能付きのSIMカードのままでデータ通信を継続することになる。たとえば、ネットラジオ等、低速で長時間のデータ通信を行う場合などは、低速のデータ通信速度で問題ないため、付加機能付きのSIMカードのままでデータ通信を継続する。そのため、所要データ通信速度の規定値は、低速に制限されたときの通信速度以下とすると良い。
このようにすると、高速データ通信量を使い切った場合でも、低速で良いときには付加機能なしのSIMカードへの切り替えを抑制することが可能になり、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。なお、第一の条件を「第二の加入者情報に基づいた第一の無線通信のデータ通信量が所定の通信量以下である」としたときでも、同様の効果を得ることができる。
このように無線通信装置20を構成することによって、無線通信装置20は、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
また、本実施形態では、一方の加入者情報に基づくデータ通信量が所定の通信量を超えたときにもう一方の加入者情報でデータ通信を行う。そのため、契約しているサービスが通信量の増加で通信速度が低下するサービスの場合でも、高速データ通信を維持することが可能になる。
また、本実施形態では、所要データ通信速度が規定値未満の場合には、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報を選択する。そのため、第一の加入者情報に基づく第一の無線通信の通信速度が低速に制限されている場合に、低速で問題なければ第一の加入者情報を選択することで、付加機能を利用可能な時間をさらに延ばすことが可能になる。
次に、図5に本実施形態の無線通信装置20の動作の例を示す。図4との差分は、図4のステップS202が、図5ではステップS302およびステップS303となっている点である。
無線通信装置20の選択部22は、付加機能以外の通信データがあるとき(ステップS301でYES)、通信状況が第一の条件を満たすか否かを確認する(ステップS302)。本実施形態では、「第一の加入者情報に基づいた第一の無線通信のデータ通信量が所定の通信量を超えている」という第一の条件を確認する。第一の条件を満たせば、つまり、所定の通信量を超えていれば、さらに、第二の条件を満たすか否か確認する(ステップS303)。本実施形態では、「所要データ通信速度が規定値以上」という第二の条件を確認する。第二の条件を満たせば、第二の加入者情報を選択する(ステップS304)。そして、第一の無線通信部13は、第二の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。すなわち、SMS機能なしのSIMカードを使用してデータ通信を行う。
ステップS302およびステップS303で通信状況が所定の条件を満たさないときは、第一の加入者情報を選択する(ステップS305)。そして、第一の無線通信部13は、第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。すなわち、SMS機能付きのSIMカードを使用してデータ通信およびSMS送受信を行う。
また、通信データがないとき(ステップS301でNO)には、第一の加入者情報を選択する(ステップS305)。そして、第一の無線通信部13は、第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。すなわち、SMS機能付きのSIMカードを使用して、SMSの送受信を行う。
選択部22が加入者情報を選択した後は、ステップS301に戻り、再度、付加機能以外の通信データの有無により、加入者情報の選択を行う。そのため、第一の無線通信部13が送受信する付加機能以外の通信データがなくなれば、第一の加入者情報を選択することになる。
このように無線通信装置20を動作させることによって、無線通信装置20は、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第四の実施形態では、第一から第三の実施形態と同様に、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
また、本実施形態では、一方の加入者情報に基づくデータ通信量が所定の通信量を超えたときにもう一方の加入者情報でデータ通信を行う。そのため、契約しているサービスが通信量の増加で通信速度が低下するサービスの場合でも、高速データ通信を維持することが可能になる。
また、本実施形態では、所要データ通信速度が規定値未満の場合には、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報を選択する。そのため、第一の加入者情報に基づく第一の無線通信の通信速度が低速に制限されている場合に、低速で問題なければ第一の加入者情報を選択することで、付加機能を利用可能な時間をさらに延ばすことが可能になる。
[第五の実施形態]
次に、本発明の第五の実施の形態について説明する。本実施形態では、無線通信装置がWANと無線子機との間の通信データを中継する場合について説明する。
図6に、本実施形態の無線通信装置30の構成例を示す。また、図7に本実施形態の無線子機50の構成例を示す。
図6では、第一および第二の実施形態の無線通信装置10の構成例(図1)に対して、第二の無線通信部35およびデータ交換部36を追加している。図8のように、第三あるいは第四の実施形態の無線通信装置20の構成例(図3)に対して第二の無線通信部35およびデータ交換部36を追加することも可能である。加入者情報取得部11、選択部12および第一の無線通信部13については第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
第二の無線通信部35は、無線子機50と第二の無線通信を行う部分である。第二の無線通信は、具体的には、LAN(Local Area Network)による通信に相当する。LAN回線としては、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等が該当する。また、第二の無線通信部35は、無線子機が第一の無線通信部13経由でWANと送受信する通信データを中継する。すなわち、第一の無線通信部13がWANから受信した通信データを無線子機50へ転送し、第二の無線通信部35が無線子機50から受信した通信データを第一の無線通信部13へ転送する。
データ交換部36は、第一の無線通信部13にSMSが届いたことを第二の無線通信部35経由で無線子機50に通知し、また、SMSの内容を第二の無線通信部35経由で無線子機50へ転送する部分である。また、第二の無線通信部35経由で無線子機50から受信したSMSを第一の無線通信部13へ転送する。
無線子機50は、無線通信部51およびデータ交換部52により構成される。
無線通信部51は、無線通信装置30の第二の無線通信部35と通信データを送受信する部分である。データ交換部52は、無線通信装置30のデータ交換部36から無線通信部51経由でSMSが届いた通知を受信し、また、無線通信部51経由でSMSの送受信を行う部分である。
このように無線通信装置30を構成することによって、無線通信装置30が無線子機50とWANとの間の通信データを中継するときでも、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
さらに、本実施形態では、第二の無線通信部35およびデータ交換部36を追加したことにより、無線通信装置30がWANと無線子機50との間の通信データを中継することが可能になる。
次に、図2を用いて、本実施形態の無線通信装置30の動作の例について説明する。
無線通信装置30の選択部12は、第一の無線通信部13が送受信する、付加機能以外の通信データがあるとき(ステップS101でYES)、第二の加入者情報あるいは第一の加入者情報を選択する(ステップS102)。このとき、第一の無線通信部13が送受信する通信データには、第二の無線通信部35経由で無線子機50がWANと送受信する通信データを含む。無線子機50よりデータ通信要求を受けたときに通信データがあると判断しても良い。
そして、第一の無線通信部13は、選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。このとき、第一の加入者情報を選択すると、付加機能の利用(SMSの送受信)が可能だが、第二の加入者情報を選択すると、付加機能の利用が不可能となる。
また、第一の無線通信部13が送受信する、付加機能以外の通信データがないとき(ステップS101でNO)には、第一の加入者情報を選択する(ステップS103)。そして、第一の無線通信部13は、第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。すなわち、SMS機能付きのSIMカードを使用して、SMSの送受信を行う。
第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行うとき、無線通信装置30のデータ交換部36は、第一の無線通信部13経由でSMSを受信し、SMSを受信したことを第二の無線通信部35経由で無線子機50のデータ交換部52へ通知する。また、受信したSMSの内容を第二の無線通信部35経由で無線子機50のデータ交換部52へ転送する。
無線子機50のデータ交換部52は、無線通信装置30のデータ交換部36からSMSを受信した旨の通知を受信し、転送されたSMSの記憶や表示部への表示を行う。また、無線子機50からSMSを送信する際には、無線通信部51経由で無線通信装置30のデータ交換部36へSMSを送信する。
無線子機50のデータ交換部52からSMSを受信したデータ交換部36は、第一の無線通信部13経由でWANへSMSを送信する。
選択部12が加入者情報を選択した後は、ステップS101に戻り、再度、付加機能以外の通信データの有無により、加入者情報の選択を行う。そのため、第一の無線通信部13が送受信する付加機能以外の通信データがなくなれば、第一の加入者情報を選択することになる。
このように無線通信装置30を動作させることによって、無線通信装置30が無線子機50とWANとの間の通信データを中継するときでも、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第五の実施形態では、第一から第四の実施形態と同様に、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
さらに、本実施形態では、第二の無線通信部35およびデータ交換部36を追加したことにより、無線通信装置30がWANと無線子機50との間の通信データを中継することが可能になる。
[第六の実施形態]
次に、本発明の第六の実施の形態について説明する。本実施形態は、第二の無線通信部がLANの通信方式を二つ以上備えている場合に、通信方式を切り替える形態である。
まず、図9に本実施形態の無線通信装置40の構成例を示す。図6の第五の実施形態の構成例との差分は、選択部42が第一の無線通信部13で使用する加入者情報だけでなく、第二の無線通信部45の通信方式も選択する点である。加入者情報取得部11、第一の無線通信部13、データ交換部36については第五の実施形態と同様のため、説明を省略する。なお、図10のように、図8の第五の実施形態に対して、選択部42が第二の無線通信部45の通信方式も選択する機能を追加しても良い。
第二の無線通信部45は、無線子機50と第二の無線通信を行う部分である。本実施形態では、第二の無線通信の通信方式として、二つ以上の通信方式を備える。たとえば、無線LANとBluetoothの二つの通信方式を備える。以降の説明では、第一の通信方式はBluetooth等の低速低消費電力の通信方式、第二の通信方式は無線LAN等の高速高消費電力の通信方式であるとする。
選択部42は、加入者情報の選択に加えて、第二の無線通信部45の通信方式の選択を行う部分である。加入者情報の選択については他の実施形態と同様のため説明を省略する。選択部42では、第二の無線通信部45の通信方式として、付加機能以外の通信データがあるときには高速な第二の通信方式を、付加機能以外の通信データがないときには低速な第一の通信方式を選択する。そして、第二の無線通信部45では、選択部42が選択した通信方式で無線子機50と第二の無線通信を行う。
このように無線通信装置40を構成することによって、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
さらに、本実施形態では、付加機能以外の通信データの有無に応じて、第二の無線通信部45の通信方式を切り替える。これにより、高速通信の必要がないときには第二の無線通信部45の通信方式を低速低消費電力の通信方式に切り替えることになる。そのため、無線通信装置40の低消費電力化を行うことが可能になる。
次に、図11に本実施形態の無線通信装置40の動作の例を示す。図11の動作例は、第一あるいは第二の実施形態をベースとした第五の実施形態の無線通信装置30の動作例(図2)に、第二の無線通信部45の通信方式を選択する動作を追加したものである。図2との差分は、ステップS401およびステップS403を追加している点である。他の部分は図2の説明と同様のため、説明を省略する。
図11の動作例では、まず、低速な第一の通信方式を選択し、第二の無線通信部45は第一の通信方式での第二の無線通信を確立する(ステップS401)。次に、無線子機50からデータ通信を要求される等、付加機能以外の通信データがあるとき(ステップS402)、高速な第二の通信方式を選択する(ステップS403)。そして、第二の無線通信部45は第一の通信方式で第二の無線通信を確立する。
第一の無線通信部13で行われるWAN通信が付加機能のみのときは、無線子機50と無線通信装置40との間のLANの通信は低速で十分である。そのため、ステップS402で付加機能以外の通信データがあると判断したときのみ高速の第二の通信方式を選択し、付加機能以外の通信データがないときは、低速の第一の通信方式を選択したままとする。
また、図12に本実施形態の無線通信装置40の他の動作の例を示す。図12の動作例は、第三の実施形態をベースとした第五の実施形態の無線通信装置30の動作例(図4)に、第二の無線通信部45の通信方式を選択する動作を追加したものである。図4との差分は、ステップS501およびステップS503を追加している点である。
図12の動作例でも、図11の動作例と同様に、付加機能以外の通信データがあるときには高速の第二の通信方式を選択し(ステップS503)、ないときには低速の第一の通信方式を選択したままとしている(ステップS501)。
また、図13に本実施形態の無線通信装置40の他の動作の例を示す。図13の動作例は、第四の実施形態をベースとした第五の実施形態の無線通信装置30の動作例(図5)に、第二の無線通信部45の通信方式を選択する動作を追加したものである。図5との差分は、ステップS601とステップS603を追加している点である。
図13の動作例でも、図11、図12の動作例と同様に、付加機能以外の通信データがあるときには高速の第二の通信方式を選択し(ステップS603)、ないときには低速の第一の通信方式を選択したままとしている(ステップS601)。
また、ステップS605において所要データ通信速度が規定値以上か否かを判断しているため、規定値未満だった場合(ステップS605でNO)に、低速の第一の通信方式とする(ステップS608)ことも可能である。
このように無線通信装置40を動作させることによって、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
さらに、本実施形態では、付加機能以外の通信データの有無に応じて、第二の無線通信部45の通信方式を切り替える。これにより、高速通信の必要がないときには第二の無線通信部45の通信方式を低速低消費電力の通信方式に切り替えることになる。そのため、無線通信装置40の低消費電力化を行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第六の実施形態では、第一から第五の実施形態と同様に、付加機能以外の通信データがないとき、付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う。したがって、付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報に基づいてデータ通信を行っても、データ通信が終われば付加機能の利用が可能な第一の加入者情報に戻し、付加機能の利用が可能になる。そのため、付加機能の利用が可能な加入者情報と不可能な加入者情報を切り替えて使用する場合の、付加機能を利用可能な時間を延ばすことが可能になる。
さらに、本実施形態では、付加機能以外の通信データの有無に応じて、第二の無線通信部45の通信方式を切り替える。これにより、高速通信の必要がないときには第二の無線通信部45の通信方式を低速低消費電力の通信方式に切り替えることになる。そのため、無線通信装置40の低消費電力化を行うことが可能になる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における無線通信装置(10、20、30、40)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、無線通信装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、無線通信装置は、専用の装置として実現してもよい。また、無線通信装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現しても良い。
図14は、本発明の各実施形態の無線通信装置を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置70は、通信インタフェース71、入出力インタフェース72、演算装置73、記憶装置74および不揮発性記憶装置75およびドライブ装置76を備える。
通信インタフェース71は、各実施形態の無線通信装置が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、無線通信装置を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース71経由で相互に通信可能なように接続しても良い。
入出力インタフェース72は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置73は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置73は、たとえば、不揮発性記憶装置75に記憶された各種プログラムを記憶装置74に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置74は、演算装置73から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置74は、揮発性のメモリ装置であっても良い。
不揮発性記憶装置75は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記録することが可能である。
ドライブ装置76は、たとえば、後述する記録媒体77に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体77は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図14に例示した情報処理装置70により無線通信装置を構成し、この無線通信装置に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、無線通信装置に対して供給したプログラムを、演算装置73が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、無線通信装置のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置70で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体77に記録しておき、無線通信装置の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置75に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して無線通信装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得する加入者情報取得部と、
前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択する選択部と、
前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う第一の無線通信部と
を備えることを特徴とする無線通信装置。
(付記2)
前記第一の無線通信部の通信状況をモニタするモニタ部
を備え、
前記選択部は、前記付加機能以外の前記通信データがあり、かつ、前記通信状況が所定の条件を満たすとき、前記第二の加入者情報を選択し、前記通信状況が前記条件を満たさないとき、前記第一の加入者情報を選択する
ことを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)
前記通信状況は、前記第一の無線通信のデータ通信量を含む
ことを特徴とする付記2に記載の無線通信装置。
(付記4)
前記条件は、前記第一の加入者情報に基づいた前記データ通信量が所定の通信量を超えているか否かを含む
ことを特徴とする付記3に記載の無線通信装置。
(付記5)
前記条件は、前記第二の加入者情報に基づいた前記データ通信量が所定の通信量を超えているか否かを含む
ことを特徴とする付記3に記載の無線通信装置。
(付記6)
前記通信状況は、前記付加機能以外の前記通信データの所要データ通信速度を含み、
前記条件は、前記所要データ通信速度が規定値以上か否かを含む
ことを特徴とする付記2から付記5のいずれかに記載の無線通信装置。
(付記7)
前記付加機能は、通話機能あるいは/およびSMS(Short Message Service)機能である
ことを特徴とする付記1から付記6のいずれかに記載の無線通信装置。
(付記8)
無線子機と第二の無線通信を行い、前記第一の無線通信部と前記無線子機との間の前記通信データを中継する第二の無線通信部と、
前記付加機能のデータを前記第二の無線通信経由で前記無線子機と送受信するデータ交換部と
を備えることを特徴とする付記1から付記7のいずれかに記載の無線通信装置。
(付記9)
前記選択部は、前記付加機能以外の前記通信データがないとき、低速の通信方式を選択し、前記付加機能以外の前記通信データがあるとき、高速の前記通信方式を選択し、
前記第二の無線通信部は、前記選択部で選択した前記通信方式で前記第二の無線通信を行う
ことを特徴とする付記8に記載の無線通信装置。
(付記10)
前記第一の無線通信部の通信状況をモニタするモニタ部
を備え、
前記通信状況は、前記付加機能以外の前記通信データの所要データ通信速度を含み、
前記選択部は、前記所要データ通信速度が規定値未満のとき、低速の前記通信方式を選択し、前記所要データ通信速度が規定値以上のとき、高速の前記通信方式を選択する
ことを特徴とする付記9に記載の無線通信装置。
(付記11)
無線通信装置と無線子機とを備え、
前記無線通信装置は、付記8から付記10のいずれかに記載の無線通信装置であり、
前記無線子機は、
前記無線通信装置の前記第二の無線通信部と前記第二の無線通信を行う無線通信部と、
前記無線通信部経由で前記付加機能の前記データを前記無線通信装置の前記データ交換部と送受信するデータ交換部と
を備えることを特徴とする無線通信システム。
(付記12)
付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得し、
前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択し、
前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う
ことを特徴とする無線通信方法。
(付記13)
前記第一の無線通信の通信状況をモニタし、
前記付加機能以外の前記通信データがあり、かつ、前記通信状況が所定の条件を満たすとき、前記第二の加入者情報を選択し、前記通信状況が前記条件を満たさないとき、前記第一の加入者情報を選択する
ことを特徴とする付記12に記載の無線通信方法。
(付記14)
前記通信状況は、前記第一の無線通信のデータ通信量を含む
ことを特徴とする付記13に記載の無線通信方法。
(付記15)
前記条件は、前記第一の加入者情報に基づいた前記データ通信量が所定の通信量を超えているか否かを含む
ことを特徴とする付記14に記載の無線通信方法。
(付記16)
前記条件は、前記第二の加入者情報に基づいた前記データ通信量が所定の通信量を超えているか否かを含む
ことを特徴とする付記14に記載の無線通信方法。
(付記17)
前記通信状況は、前記付加機能以外の前記通信データの所要データ通信速度を含み、
前記条件は、前記所要データ通信速度が規定値以上か否かを含む
ことを特徴とする付記13から付記16のいずれかに記載の無線通信方法。
(付記18)
前記付加機能は、通話機能あるいは/およびSMS(Short Message Service)機能である
ことを特徴とする付記12から付記17のいずれかに記載の無線通信方法。
(付記19)
無線子機と第二の無線通信を行い、前記第一の無線通信と前記無線子機との間の前記通信データを中継し、
前記付加機能のデータを前記第二の無線通信経由で前記無線子機と送受信する
ことを特徴とする付記12から付記18のいずれかに記載の無線通信方法。
(付記20)
前記付加機能以外の前記通信データがないとき、低速の通信方式を選択し、前記付加機能以外の前記通信データがあるとき、高速の前記通信方式を選択し、
前記選択された前記通信方式で前記第二の無線通信を行う
ことを特徴とする付記19に記載の無線通信方法。
(付記21)
前記第一の無線通信の通信状況をモニタし、
前記通信状況は、前記付加機能以外の前記通信データの所要データ通信速度を含み、
前記所要データ通信速度が規定値未満のとき、低速の前記通信方式を選択し、前記所要データ通信速度が規定値以上のとき、高速の前記通信方式を選択する
ことを特徴とする付記20に記載の無線通信方法。
(付記22)
コンピュータに、
付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得する加入者情報取得機能と、
前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択する選択機能と、
前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う第一の無線通信機能と
を実現させることを特徴とする無線通信プログラム。
(付記23)
コンピュータに、
前記第一の無線通信機能の通信状況をモニタするモニタ機能
を実現させ、
前記選択機能は、前記付加機能以外の前記通信データがあり、かつ、前記通信状況が所定の条件を満たすとき、前記第二の加入者情報を選択し、前記通信状況が前記条件を満たさないとき、前記第一の加入者情報を選択する
ことを特徴とする付記22に記載の無線通信プログラム。
(付記24)
前記通信状況は、前記第一の無線通信のデータ通信量を含む
ことを特徴とする付記23に記載の無線通信プログラム。
(付記25)
前記条件は、前記第一の加入者情報に基づいた前記データ通信量が所定の通信量を超えているか否かを含む
ことを特徴とする付記24に記載の無線通信プログラム。
(付記26)
前記条件は、前記第二の加入者情報に基づいた前記データ通信量が所定の通信量を超えているか否かを含む
ことを特徴とする付記24に記載の無線通信プログラム。
(付記27)
前記通信状況は、前記付加機能以外の前記通信データの所要データ通信速度を含み、
前記条件は、前記所要データ通信速度が規定値以上か否かを含む
ことを特徴とする付記23から付記26のいずれかに記載の無線通信プログラム。
(付記28)
前記付加機能は、通話機能あるいは/およびSMS(Short Message Service)機能である
ことを特徴とする付記22から付記27のいずれかに記載の無線通信プログラム。
(付記29)
コンピュータに、
無線子機と第二の無線通信を行い、前記第一の無線通信機能と前記無線子機との間の前記通信データを中継する第二の無線通信機能と、
前記付加機能のデータを前記第二の無線通信経由で前記無線子機と送受信するデータ交換機能と
を実現させることを特徴とする付記22から付記28のいずれかに記載の無線通信プログラム。
(付記30)
前記選択機能は、前記付加機能以外の前記通信データがないとき、低速の通信方式を選択し、前記付加機能以外の前記通信データがあるとき、高速の前記通信方式を選択し、
前記第二の無線通信機能は、前記選択機能で選択した前記通信方式で前記第二の無線通信を行う
ことを特徴とする付記29に記載の無線通信プログラム。
(付記31)
コンピュータに、
前記第一の無線通信機能の通信状況をモニタするモニタ機能
を実現させ、
前記通信状況は、前記付加機能以外の前記通信データの所要データ通信速度を含み、
前記選択機能は、前記所要データ通信速度が規定値未満のとき、低速の前記通信方式を選択し、前記所要データ通信速度が規定値以上のとき、高速の前記通信方式を選択する
ことを特徴とする付記30に記載の無線通信プログラム。
10、20、30、40 無線通信装置
11 加入者情報取得部
12、22、42 選択部
13 第一の無線通信部
24 モニタ部
35、45 第二の無線通信部
36 データ交換部
50 無線子機
51 無線通信部
52 データ交換部
70 情報処理装置
71 通信インタフェース
72 入出力インタフェース
73 演算装置
74 記憶装置
75 不揮発性記憶装置
76 ドライブ装置
77 記録媒体

Claims (10)

  1. 付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得する加入者情報取得部と、
    前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択する選択部と、
    前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う第一の無線通信部と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記第一の無線通信部の通信状況をモニタするモニタ部
    を備え、
    前記選択部は、前記付加機能以外の前記通信データがあり、かつ、前記通信状況が所定の条件を満たすとき、前記第二の加入者情報を選択し、前記通信状況が前記条件を満たさないとき、前記第一の加入者情報を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記通信状況は、前記第一の無線通信のデータ通信量を含み、
    前記条件は、前記第一の加入者情報あるいは前記第二の加入者情報に基づいた前記データ通信量が所定の通信量を超えているか否かを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記通信状況は、前記付加機能以外の前記通信データの所要データ通信速度を含み、
    前記条件は、前記所要データ通信速度が規定値以上か否かを含む
    ことを特徴とする請求項2あるいは請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記付加機能は、通話機能あるいは/およびSMS(Short Message Service)機能である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 無線子機と第二の無線通信を行い、前記第一の無線通信部と前記無線子機との間の前記通信データを中継する第二の無線通信部と、
    前記付加機能のデータを前記第二の無線通信経由で前記無線子機と送受信するデータ交換部と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の無線通信装置。
  7. 前記選択部は、前記付加機能以外の前記通信データがないとき、低速の通信方式を選択し、前記付加機能以外の前記通信データがあるとき、高速の前記通信方式を選択し、
    前記第二の無線通信部は、前記選択部で選択した前記通信方式で前記第二の無線通信を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 無線通信装置と無線子機とを備え、
    前記無線通信装置は、請求項6あるいは請求項7のいずれかに記載の無線通信装置であり、
    前記無線子機は、
    前記無線通信装置の前記第二の無線通信部と前記第二の無線通信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部経由で前記付加機能の前記データを前記無線通信装置の前記データ交換部と送受信するデータ交換部と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  9. 付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得し、
    前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択し、
    前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う
    ことを特徴とする無線通信方法。
  10. コンピュータに、
    付加機能の利用が可能な第一の加入者情報、および、前記付加機能の利用が不可能な第二の加入者情報を取得する加入者情報取得機能と、
    前記付加機能以外の通信データがあるとき、前記第二の加入者情報あるいは前記第一の加入者情報を選択し、前記通信データがないとき、前記第一の加入者情報を選択する選択機能と、
    前記選択した加入者情報に基づいて第一の無線通信を行う第一の無線通信機能と
    を実現させることを特徴とする無線通信プログラム。
JP2015228410A 2015-11-24 2015-11-24 無線通信装置、システム、方法およびプログラム Active JP6669476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015228410A JP6669476B2 (ja) 2015-11-24 2015-11-24 無線通信装置、システム、方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015228410A JP6669476B2 (ja) 2015-11-24 2015-11-24 無線通信装置、システム、方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017098733A true JP2017098733A (ja) 2017-06-01
JP6669476B2 JP6669476B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=58804999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015228410A Active JP6669476B2 (ja) 2015-11-24 2015-11-24 無線通信装置、システム、方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6669476B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6434099B1 (ja) * 2017-08-24 2018-12-05 Ai Cross株式会社 端末認証システム、端末認証方法、利用者端末及び利用者端末用プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008271121A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 無線通信端末及び通信事業者選択方法
JP2009526473A (ja) * 2006-02-09 2009-07-16 アギア システムズ インコーポレーテッド 移動体通信のタスクを、加入者情報モジュール・カード、および加入者情報モジュール・カードを組み込んでいる移動体通信装置にアタッチする方法
JP2010183376A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 National Institute Of Information & Communication Technology 携帯式通信中継装置
JP2015179884A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 Necプラットフォームズ株式会社 無線通信装置及び通信方式設定方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526473A (ja) * 2006-02-09 2009-07-16 アギア システムズ インコーポレーテッド 移動体通信のタスクを、加入者情報モジュール・カード、および加入者情報モジュール・カードを組み込んでいる移動体通信装置にアタッチする方法
JP2008271121A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 無線通信端末及び通信事業者選択方法
JP2010183376A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 National Institute Of Information & Communication Technology 携帯式通信中継装置
JP2015179884A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 Necプラットフォームズ株式会社 無線通信装置及び通信方式設定方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6434099B1 (ja) * 2017-08-24 2018-12-05 Ai Cross株式会社 端末認証システム、端末認証方法、利用者端末及び利用者端末用プログラム
JP2019041231A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 Ai Cross株式会社 端末認証システム、端末認証方法、利用者端末及び利用者端末用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6669476B2 (ja) 2020-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210083956A1 (en) Network data analytics functionality enhancement and new service consumers
US10201011B2 (en) Method, device, and communications system for performing data communication by using unlicensed spectrum
US9392397B2 (en) Radio module, application device and method for operating an application device that exchanges application data via a cellular radio communication network
CN105228182B (zh) 多模双卡移动终端的双卡配置方法和装置
CN103068070A (zh) 一种协议版本的协商方法、移动终端、基站和通信系统
KR102191174B1 (ko) 통신 시스템에서 기지국과 사용자 단말기간의 무선 자원 제어 연결 설정/해제 방법 및 장치
JP2017509281A (ja) 端末によるデータリンク自動的切り替え方法及び端末
CN105122914A (zh) 无线电接入网络定义的寻呼区域
CN101754296B (zh) 实现无线接入网信息管理的方法、系统和网络设备
CN103765386A (zh) 为虚拟网络构建基础设施的系统和方法
US10849103B2 (en) Data transmission method, network device, and terminal device
CN105340225A (zh) 多个网络之间基于用户控制成本的网络和路径选择的系统和方法
CN110392400B (zh) 一种通信方法及相关设备
CN101883355A (zh) 终端参数的配置方法和系统、终端管理装置
EP3627883B1 (en) Data distribution method and corresponding access node and device
CN104507167A (zh) 一种无线资源分配方法、节点和系统
CN109729761A (zh) 接入网络的方法、终端设备和网络设备
CN103209418A (zh) 移动终端及其wifi热点信息更新方法
JP5514748B2 (ja) 通信端末および通信制御方法
CN111050377A (zh) 一种移动终端共享网络连接的方法及移动终端
JP6669476B2 (ja) 無線通信装置、システム、方法およびプログラム
CN103609169A (zh) 一种数据传输的控制方法、装置
JP2022501942A (ja) リソース割り当て方法および装置
US9049580B2 (en) QUALCOMM chat mobile terminal update and authentication method and mobile terminal
EP3700168A1 (en) Network performance guarantee method and device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6669476

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150