JP2017098127A - 圧接コネクタ、圧接コネクタの製造方法 - Google Patents

圧接コネクタ、圧接コネクタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】弾性腕部が弾性変形してもアンテナ特性を安定させ易い圧接コネクタを提供する。【解決手段】導電性と弾性とを有する板状の部材からなり、上下方向に延びる仮想線L1を軸として板面が仮想線L1と平行になるように構成された螺旋状の弾性腕部10と、弾性腕部10に弾性支持された接点部40とを備えた圧接コネクタ101であって、弾性腕部10の少なくとも一方の板面21b、31bには絶縁層60が設けられていることを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、圧接コネクタ及び圧接コネクタの製造方法に関し、特に、螺旋状に巻かれた弾性腕部と、弾性腕部の端部に形成された接点部とを備えた圧接コネクタ、及び、その製造方法に関する。
近年、電子機器に内蔵される基板の配線電極と他の部材(電子部品や基板等)の接点電極とを直接半田付けすることなく電気的に接続するための電子部品として、螺旋状に巻かれた弾性腕部と、弾性腕部に弾性支持された接点部とを備えた圧接コネクタと呼ばれるものが実用化されている。
従来の圧接コネクタに関しては、特許文献1等が開示されている。以下、特許文献1に係る従来の圧接コネクタについて、図9を用いて説明する。図9は、特許文献1に係る従来の圧接コネクタである竹の子状コンタクト901の構造を示す説明図である。尚、図9における方向は、便宜的に、スプリングコイル910の螺旋の軸方向を上下方向とし、接点部920の有る側を上側として説明を進める。
特許文献1に係る竹の子状コンタクト901(圧接コネクタ)は、導電性と弾性とを有する金属板に曲げ加工等を加えて一体的に形成された電子部品であり、図9に示すように、スプリングコイル910(弾性腕部)と、スプリングコイル910の一端に形成されて他の部材の接点電極と圧接する接点部920と、他端に形成されて基板の配線電極と電気的に接続される端子部930とを備えている。
スプリングコイル910は、上下方向に延びる図示しない仮想線を軸として板面が仮想線と平行になるように構成された螺旋状の部分であり、螺旋の内周側(以下、内周側と略称)が螺旋の外周側(以下、外周側と略称)よりも上方に突出した竹の子バネと呼ばれるバネ構造となっている。スプリングコイル910は、内周側と外周側とにそれぞれ端部を有しており、スプリングコイル910の内周側の端部の上端部が前述した接点部920となっている。また、スプリングコイル910の螺旋の最外周の部分(以下、外周部と略称)が前述した端子部930となっている。
尚、図示しないが、特許文献1では、接点部920を上側にした状態で竹の子状コンタクト901の下部を基板に設けられたスルーホールに挿入して端子部930と基板の配線電極とを電気的に接続すると共に、接点部920の上から他の部材を押し当てて接点部920と他の部材の接点電極とを圧接させることによって、基板の配線電極と他の部材の接点電極とを竹の子状コンタクト901を介して電気的に接続する方法が開示されている。また、特許文献1では開示されていないが、接点部920を上側にした状態で竹の子状コンタクト901を基板の上に実装して半田付け等の方法で端子部930と基板の配線電極とを電気的に接続することも可能である。
特開2005−129428号公報
ところで、圧接コネクタを、無線LANやブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等のような高周波(数百MHzから数GHz程度)の電気信号を利用した無線通信システムに対応した電子機器に搭載し、変調回路や復調回路から無線通信用のアンテナ素子に至る伝送路の途中に配置して使用することが検討されている。
一方、特許文献1に記載の竹の子状コンタクト901(圧接コネクタ)のスプリングコイル910(弾性腕部)は、板状の部材からなり、上下方向に延びる仮想線を軸として板面が仮想線と平行になるように構成された螺旋状の部分であり、板面が仮想線と平行に構成されているので、板面どうしが隙間を開けて対向することになり、スプリングコイル910の弾性変形に伴って板面どうしが接触する可能性が有った。
そのため、竹の子状コンタクト901を、変調回路や復調回路から無線通信用のアンテナ素子に至る伝送路の途中に配置した場合、スプリングコイル910の弾性変形に伴って板面どうしが接触し、接触位置においてショート(電気的な短絡)が発生してスプリングコイル910のインダクタンスが大きく変化し、竹の子状コンタクト901が搭載される電子機器のアンテナ特性を不安定にする可能性が有った。このような傾向は、竹の子状コンタクト901を小型化して板面どうしの隙間の間隔を小さくする程顕著になる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、弾性腕部が弾性変形しても搭載される電子機器のアンテナ特性を安定させ易い小型化が可能な圧接コネクタを提供することにある。
この課題を解決するために、請求項1に記載の圧接コネクタは、導電性と弾性とを有する板状の部材からなり、上下方向に延びる仮想線を軸として板面が前記仮想線と平行になるように構成された螺旋状の弾性腕部と、前記弾性腕部に弾性支持された接点部とを備えた圧接コネクタであって、前記弾性腕部の少なくとも一方の板面には絶縁層が設けられていることを特徴とする。
この構成の圧接コネクタでは、弾性腕部の少なくとも一方の板面に絶縁層が設けられているので、小型化することで弾性腕部の弾性変形に伴って弾性腕部の板面どうしが接触する可能性があるが、接触しても接触位置におけるショートの発生を防ぐことができる。そして、接触位置におけるショートの発生を防ぐことによって、弾性腕部の弾性変形に伴うインダクタンスの変化を抑制し、搭載される電子機器のアンテナ特性を安定させることができる。
請求項2に記載の圧接コネクタは、前記弾性腕部は、所定の導電性と弾性とを有する金属板からなり、前記絶縁層は、前記金属板の板面に塗布された絶縁性の合成樹脂からなることを特徴とする。
この構成の圧接コネクタでは、弾性腕部は、所定の導電性と弾性とを有する金属板からなり、絶縁層は、金属板の板面に塗布された絶縁性の合成樹脂からなる。金属板は打ち抜き加工や曲げ加工における加工性に優れているので、金属板を用いて弾性腕部を形成することによって、弾性腕部の加工が容易になる。しかも、合成樹脂は金属と比較して柔軟性が高いので、合成樹脂2を用いて絶縁層を形成することによって、加工時や使用時の弾性腕部の変形に合わせて容易に絶縁層を変形させることができるようになる。
請求項3に記載の圧接コネクタは、前記絶縁層は、前記弾性腕部の外側の板面を覆うように設けられていることを特徴とする。
この構成の圧接コネクタでは、絶縁層が弾性腕部の外側の板面を覆うように設けられているので、弾性腕部を形成する際に絶縁層に皺ができ難くして、絶縁層が弾性腕部から剥がれるのを抑制することができる。
請求項4に記載の圧接コネクタの製造方法は、導電性と弾性とを有する板状の部材からなり、上下方向に延びる仮想線を軸として板面が前記仮想線と平行になるように構成された螺旋状の弾性腕部と、前記弾性腕部に弾性支持された接点部とを備えた圧接コネクタの製造方法であって、金属板の少なくとも一方の板面の所定の位置に絶縁性の合成樹脂を塗布し、前記合成樹脂が塗布された前記金属板を所定の形状に打ち抜き、前記金属板の前記合成樹脂が塗布された部分に曲げ加工を加えて前記弾性腕部を形成することを特徴とする。
この圧接コネクタの製造方法では、金属板の板面に絶縁性の合成樹脂を塗布することによって、金属板の板面に容易に絶縁層を形成することができる。そして、合成樹脂が塗布された金属板を所定の形状に打ち抜き、合成樹脂が塗布された部分に曲げ加工を加えることによって、板面に絶縁層が設けられた弾性腕部を容易に形成することができる。そして、このようにして製造された圧接コネクタは、弾性腕部の少なくとも一方の板面に絶縁層が設けられた圧接コネクタとなるので、弾性腕部の弾性変形に伴って弾性腕部の板面どうしが接触しても接触位置におけるショートの発生を防ぐことができる。そして、接触位置におけるショートの発生を防ぐことによって、弾性腕部の弾性変形に伴うインダクタンスの変化を抑制し、搭載される電子機器のアンテナ特性を安定させることができる。
本発明によれば、弾性腕部が弾性変形しても搭載される電子機器のアンテナ特性を安定させ易い小型化が可能な圧接コネクタを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの上面図及び正面図である。 本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの右側面図及び断面模式図である。 本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの製造方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタの使用方法を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタの上面図及び正面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタの右側面図及び断面模式図である。 従来の圧接コネクタの構造を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図1ないし図8を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の上面図及び正面図であり、図2(a)は、圧接コネクタ1の上面図であり、図2(b)は、圧接コネクタ1の正面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の右側面図及び断面模式図であり、図3(a)は、圧接コネクタ1の右側面図であり、図3(b)は、図2(a)の断面線A1−A1に対応した圧接コネクタ1の断面模式図である。
図4は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の製造方法を示す説明図である。図4(a)は、金属板M1を所定の形状に打ち抜いた後の状態を示し、図4(b)は、弾性腕部10と接点部40とを形成した後の状態を示し、図4(c)は、端子部50を形成した後の状態を示している。尚、図4は、圧接コネクタ1の正面図に対応した加工状態を示している。また、図4において、互いに交差する2種類の斜線で表された部分は、絶縁層60が形成された部分を示している。
図5は、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の使用方法を示す説明図である。図5(a)は、第1の基板80の上に圧接コネクタ1を実装した後の状態を示し、図5(b)は、圧接コネクタ1の上に第2の基板90を配置した後の状態を示している。尚、図5は、図3(b)と同じ断面位置に対応した断面模式図となっている。
図6は、本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタ101の斜視図である。図7は、本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタ101の上面図及び正面図であり、図7(a)は、圧接コネクタ101の上面図であり、図7(b)は、圧接コネクタ101の正面図である。
図8は、本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタ101の右側面図及び断面模式図であり、図8(a)は、圧接コネクタ101の右側面図であり、図8(b)は、図7(a)の断面線A2−A2に対応した圧接コネクタ101の断面模式図である。
尚、各図における方向は、便宜的に、X1を左、X2を右、Y1を前、Y2を後、Z1を上、Z2を下とするが、圧接コネクタ1の使用時の向きを限定するものではない。また、発明の特徴を判り易くするために、各図における部材の構造を適宜簡略化し、各図における部材の寸法を適宜変更している。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係る圧接コネクタ1の構成について、図1ないし図3を用いて説明する。圧接コネクタ1は、所定の導電性と弾性とを有するステンレスやリン青銅等の材質でできた金属板M1にプレス加工や曲げ加工等を加えて一体的に形成された板状の部材からなる電子部品であり、図1ないし図3に示すように、弾性腕部10と、弾性腕部10の端部に設けられた接点部40と、端子部50とを備えている。
弾性腕部10は、図1ないし図3に示すように、上下方向に延びる仮想線L1を軸として板面11が仮想線L1と平行になるように構成された螺旋状の部分を有し、螺旋の内周側(以下、内周側と略称)が螺旋の外周側(以下、外周側と略称)よりも上方に突出した竹の子バネと呼ばれるバネ構造となっている。そして、弾性腕部10は、螺旋の内周側と外周側とにそれぞれ端部を有しており、内周側の端部は仮想線L1方向に形成されている。以下、弾性腕部10の内周側の端部を第1端部12とし、外周側の端部を第2端部13として説明を進める。また、弾性腕部10の螺旋の内側を向いた板面11を内側の板面11aとし、螺旋の外側を向いた板面11を外側の板面11bとして説明を進める。
尚、本実施形態では、弾性腕部10の螺旋の内周側が外周側よりも上方に突出しているので、弾性腕部10の内周側の端部である第1端部12の上端部が弾性腕部10の上端部となり、弾性腕部10の外周側の端部である第2端部13の下端部が弾性腕部10の下端部となる。そして、弾性腕部10の上端部が下方に押圧されると弾性腕部10が下方に縮むように弾性変形し、弾性変形に伴って上方に弾性力(反発力)を発生させるようになっている。
また、弾性腕部10が仮想線L1を軸として板面11が仮想線L1と平行になるように構成されているので、弾性腕部10の厚さ方向が弾性腕部10の螺旋の径方向に沿うようになる。そのため、弾性腕部10は、螺旋の径方向に沿った寸法である弾性腕部10の外径寸法D1を小型化し易いバネ構造となる。また、弾性腕部10の上下方向の幅寸法W1を弾性腕部10の厚さ寸法T1と比較して大きくすることができるので、弾性腕部10は、上下方向に対して大きな弾性力を発生させ易いバネ構造となる。
また、本実施形態では、図1ないし図3に示すように、弾性腕部10の第1端部12の上端部が上側に突出して前述した接点部40となっている。そして、接点部40は、弾性腕部10に弾性支持されて下方に押圧可能となっており、接点部40が下方に押圧された時には、弾性腕部10の弾性力によって接点部40が上方に付勢されるようになっている。
また、本実施形態では、図1ないし図3に示すように、端子部50は、弾性腕部10の下側に配置された下側平板部51を有している。下側平板部51は、弾性腕部10の下側に位置し、弾性腕部10と連続的に構成されて水平方向に広がる略正方形の平板状の部分である。弾性腕部10の第2端部13は下側平板部51の前方の端縁と繋がっている。
また、本実施形態では、図1ないし図3に示すように、弾性腕部10には、弾性腕部10の内側の板面11aと外側の板面11bとをそれぞれ覆うように絶縁性の合成樹脂M2からなる絶縁層60が設けられている。合成樹脂M2としては、ポリアミド系の合成樹脂等が使用される。絶縁層60は、弾性腕部10の弾性変形に伴って弾性腕部10の螺旋の途中で板面11どうしが接触した時に、接触位置での金属部分どうしの接触を防いでショート(電気的な短絡現象)が発生しないようにしている。一方、接点部40や端子部50には絶縁層60が設けられておらず、金属部分が露出している。圧接コネクタ1は、このような構成となっている。
次に、圧接コネクタ1の製造方法について図4を用いて説明する。圧接コネクタ1を製造する際には、まず、母材となる金属板M1の板面の所定の位置に帯状に合成樹脂M2を塗布して弾性腕部10の螺旋に相当する部分R1に絶縁層60を形成し、絶縁層60が形成された金属板M1にプレス加工等を加えて所定の形状に打ち抜く。打ち抜かれた金属板M1は、図4(a)に示すように、弾性腕部10に相当する部分R1に絶縁層60が形成された状態となる。次に、図4(b)に示すように、金属板M1の弾性腕部10に相当する部分R1が前述した螺旋形状となるように曲げ加工等を加えて弾性腕部10を形成する。そして、弾性腕部10の内周側の端部である第1端部12が接点部40となる。次に、図4(c)に示すように、金属板M1の端子部50に相当する部分R3をほぼ垂直に折り曲げて端子部50を形成する。圧接コネクタ1は、このようにして製造される。
次に、コネクタとしての圧接コネクタ1の使用方法について、図5を用いて説明する。図5は、第1の基板80の上に圧接コネクタ1を実装すると共に、圧接コネクタ1の上に第1の基板80とは異なる他の部材である第2の基板90を配置して使用する場合の使用方法を示している。
この使用方法では、まず、図5(a)に示すように、第1の基板80の上に圧接コネクタ1を実装する。圧接コネクタ1を第1の基板80の上に実装する際には、端子部50の下側平板部51を実装面81の上に載置し、半田付け等の方法で圧接コネクタ1の端子部50と第1の基板80の配線電極82とを電気的に接続する。尚、この状態では、圧接コネクタ1の上に第2の基板90が配置されておらず、接点部40が下方に押圧可能な状態となっている。
次に、図5(b)に示すように、圧接コネクタ1の上に第2の基板90を配置して接点部40を下方に押圧する。そして、接点部40の下方への移動に伴う弾性腕部10の弾性力によって接点部40が上方に付勢されて、接点部40と第2の基板90の接点電極91とが圧接する。その結果、第1の基板80の配線電極82と第2の基板90の接点電極91とが圧接コネクタ1を介して電気的に接続される。
次に、圧接コネクタ1をアンテナの一部として使用する場合について説明する。圧接コネクタ1を無線LANやブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等のような高周波(数百MHzから数GHz程度)の電気信号を利用した無線通信システムに対応した電子機器に搭載して使用する場合には、圧接コネクタ1が弾性腕部10の長さに対応したインダクタンスを有するインダクタ素子として機能するようになる。
そして、例えば、圧接コネクタ1及び変調回路や復調回路を第1の基板80に設け、無線通信用のアンテナ素子を第2の基板90に設ける。変調回路や復調回路は、第1の基板80の端子電極81、圧接コネクタ1、第2の基板90の接点電極91を介してアンテナ素子と電気的に接続される。そして圧接コネクタ1は、端子電極81から接点電極91に至る伝送路となって、アンテナの一部として機能する場合がある。このような場合には、圧接コネクタ1のインダンス、すなわち、接点電極81から端子電極91に至る伝送路のインダクタンスがアンテナ素子のインダクタンス成分に加わって電子機器のアンテナ特性が決まるので、圧接コネクタ1のインダンスが電子機器のアンテナ特性に影響を及ぼすようになる。
一方、圧接コネクタ1の弾性腕部10は、前述したように、上下方向に延びる仮想線L1を軸として板面11が仮想線L1と平行になるように構成された螺旋状の部分なので、内側の板面11aと外側の板面11bとがわずかな隙間を開けて対向するようになり、弾性腕部10の弾性変形に伴って弾性腕部10の板面11どうしが接触する可能性が有った。そのため、仮に、弾性腕部10の板面11に絶縁層M2が設けられていなかった場合には、接触位置においてショート(電気的な短絡)が発生して、圧接コネクタ1のインダンス、すなわち、接点電極81から端子電極91に至る伝送路のインダクタンスが大きく変化し、圧接コネクタ1が搭載される電子機器のアンテナ特性が不安定になる可能性が有った。このような傾向は、圧接コネクタ1を小型化して内側の板面11aと外側の板面11bとの隙間の間隔を小さくする程顕著になる。
それに対して、本実施形態の圧接コネクタ1では、弾性腕部10の内側の板面11aと外側の板面11bとに絶縁層60が設けることによって、弾性腕部10の弾性変形に伴って弾性腕部10の板面11どうしが接触した時の接触位置におけるショートの発生を防いでいる。そして、接触位置におけるショートの発生を防ぐことによって、弾性腕部10の弾性変形に伴う圧接コネクタ1のインダンス、すなわち、接点電極81から端子電極91に至る伝送路のインダクタンスの変化を抑制し、圧接コネクタ1が搭載される電子機器のアンテナ特性を安定させている。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の圧接コネクタ1では、弾性腕部10の内側の板面11aと外側の板面11bとに絶縁層60が設けられているので、弾性腕部10の弾性変形に伴って弾性腕部10の板面11どうしが接触しても接触位置におけるショートの発生を防ぐことができる。そして、接触位置におけるショートの発生を防ぐことによって、弾性腕部10の弾性変形に伴う圧接コネクタ1のインダンス、すなわち、接点電極81から端子電極91に至る伝送路のインダクタンスの変化を抑制し、圧接コネクタ1が搭載される電子機器のアンテナ特性を安定させることができる。
尚、本実施形態では、弾性腕部10の内側の板面11aと外側の板面11bとの両方に絶縁層60が設けられているが、内側の板面11aと外側の板面11bとの両方に絶縁層60を設ける必要は無く、内側の板面11aと外側の板面11bとのうちの少なくとも一方に絶縁層60が設けられていれば、接触位置におけるショートの発生を防ぐことができる。更には、板面が接近して対向配置されている範囲においては、少なくとも一方に絶縁層60が設けられていれば良く、対向する板面が存在しない例えば弾性腕10の第2端部13側の一巻き目の外側の板面11b、或いは対向して存在したとしても通常接することが想定できない例えば弾性腕10の第2端部13周辺の内側の板面11aについては必ずしも絶縁層60設ける必要は無い。
また、本実施形態の圧接コネクタ1では、弾性腕部10は、所定の導電性と弾性とを有する金属板M1からなり、絶縁層60は、金属板M1の板面に塗布された絶縁性の合成樹脂M2からなる。金属板は打ち抜き加工や曲げ加工における加工性に優れているので、金属板M1を用いて弾性腕部10を形成することによって、弾性腕部10の加工が容易になる。また、合成樹脂は金属と比較して柔軟性が高いので、合成樹脂M2を用いて絶縁層60を形成することによって、加工時や使用時の弾性腕部10の変形に合わせて容易に絶縁層60を変形させることができるようになる。
また、本実施形態の圧接コネクタ1の製造方法では、金属板M1の板面に合成樹脂M2を塗布することによって、金属板M1の板面に容易に絶縁層60を形成することができる。そして、合成樹脂M2が形成された金属板M1を所定の形状に打ち抜き、合成樹脂M2が塗布された部分に曲げ加工を加えることによって、板面11に絶縁層60が設けられた弾性腕部10を容易に形成することができる。そして、このようにして製造された圧接コネクタ1は、弾性腕部10の少なくとも一方の板面11に絶縁層60が設けられた圧接コネクタ1となるので、弾性腕部10の弾性変形に伴って弾性腕部10の板面11どうしが接触しても接触位置におけるショートの発生を防ぐことができる。そして、接触位置におけるショートの発生を防ぐことによって、弾性腕部10の弾性変形に伴う圧接コネクタ1のインダンス、すなわち、接点電極81から端子電極91に至る伝送路のインダクタンスの変化を抑制し、圧接コネクタ1が搭載される電子機器のアンテナ特性を安定させることができる。
尚、本実施形態の圧接コネクタ1において、圧接コネクタ1の端子部50を半田付けによって第1の基板80の配線電極82と電気的に接続する際には、下側平板部51と配線電極82とを半田付けすることが望ましい。下側平板部51は弾性腕部10と離れて配置することができるので、下側平板部51と配線電極82とを半田付けすることによって、端子部50から弾性腕部10側に半田が広がるのを抑制して、半田による弾性腕部10のアンテナ特性への影響を低減することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る圧接コネクタ101の構成について、図6ないし図8を用いて説明する。尚、本実施形態において、前述した第1実施形態と同一の構成である場合、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
圧接コネクタ101は、図6ないし図8に示すように、弾性腕部10と接点部40と端子部50とを備えている。弾性腕部10は、第1実施形態と同様に、竹の子バネと呼ばれるバネ構造の螺旋状の部分である。また、図示しないが、圧接コネクタ101は、第1実施形態と同様に、第1の基板の上に圧接コネクタ101を実装して端子部50と第1の基板の配線電極とを電気的に接続すると共に、圧接コネクタ101の上に第2の基板を配置して接点部40と第2の基板の接点電極とを圧接させる場合等に使用される。
但し、本実施形態では、圧接コネクタ101は、図6ないし図8に示すように、第1弾性腕部20と第2弾性腕部30とからなる2つの弾性腕部10を備えている。第1弾性腕部20は、仮想線L1を軸として板面21が仮想線L1と平行になるように構成された螺旋状の部分であり、螺旋の内周側と外周側とにそれぞれ端部を有している。以下、第1弾性腕部20の内周側の端部を第1端部22とし、外周側の端部を第2端部23として説明を進める。また、第1弾性腕部20の螺旋の内側を向いた板面21を内側の板面21aとし、螺旋の外側を向いた板面21を外側の板面21bとして説明を進める。
第2弾性腕部30は、仮想線L1を軸として板面31が仮想線L1と平行になるように構成された螺旋状の部分であり、螺旋の内周側と外周側とにそれぞれ端部を有している。以下、第2弾性腕部30の内周側の端部を第1端部32とし、外周側の端部を第2端部33として説明を進める。また、第2弾性腕部30の螺旋の内側を向いた板面31を内側の板面31aとし、螺旋の外側を向いた板面31を外側の板面31bとして説明を進める。
尚、第1弾性腕部20と第2弾性腕部30とは、金属板M1をほぼ垂直に折り曲げながら螺旋状に巻いたような形成となっている。そして、第1弾性腕部20と第2弾性腕部30とは、一方の螺旋の隙間に他方が入り込むように巻き回された二重螺旋構造のようなバネ構造となっている。
また、本実施形態では、接点部40は、図6ないし図8に示すように、第1弾性腕部20や第2弾性腕部30の上側に配置された上側平板部41と、上側平板部41の上端部に設けられた凸部42と、上側平板部41の外周部に設けられた湾曲部43とを有している。上側平板部41は、第1弾性腕部20や第2弾性腕部30の上側に位置し、第1弾性腕部20の第1端部22と連続的に構成されて水平方向に広がる平板状の部分である。凸部42は、上側平板部41の上端部から上方に突出している。湾曲部43は、上側平板部41の外周部から下方に湾曲しながら外側に広がっている。
そして、第1弾性腕部20の第1端部22は、上側平板部41の後端部と繋がっており、第1弾性腕部20が上側平板部41を弾性支持している。また、第2弾性腕部30の第1端部32は、上側平板部41と当接可能に上側平板部41の下側に延出しており、第2弾性腕部30は、第1端部32を上側平板部41と当接させて、上側平板部41を補助的に弾性支持している。
また、本実施形態では、端子部50は、図6ないし図8に示すように、第1弾性腕部20や第2弾性腕部30の下側に配置された下側平板部51を有している。下側平板部51は、第1弾性腕部20や第2弾性腕部30の下側に位置し、第1弾性腕部20や第2弾性腕部30と連続的に構成されて水平方向に広がる略正方形の平板状の部分である。そして、第1弾性腕部20の第2端部23は下側平板部51の左端部と繋がり、第2弾性腕部30の第2端部33は下側平板部51の右端部と繋がっている。そして、圧接コネクタ101を第1の基板に実装する際には、端子部50の下側平板部51が第1の基板の実装面の上に載置される。
また、本実施形態では、第1弾性腕部20の外側の板面21bや第2弾性腕部30の外側の板面31bを覆うように絶縁層60が設けられている。一方、第1弾性腕部20の内側の板面21aや第2弾性腕部30の内側の板面31aや接点部40や端子部50には絶縁層60が設けられておらず、金属部分が露出している。圧接コネクタ101は、このような構成となっている。尚、コネクタとしての圧接コネクタ101の使用方法については、第1実施例の図5と同じである。そのため、その詳細は省略する。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の圧接コネクタ101では、第1弾性腕部20の外側の板面21bや第2弾性腕部30の外側の板面31bを覆うように絶縁層60が設けられているので、第1弾性腕部20や第2弾性腕部30の弾性変形に伴って第1弾性腕部20の板面21と第2弾性腕部30の板面31とが接触しても、接触位置におけるショートの発生を防ぐことができる。そして、接触位置におけるショートの発生を防ぐことによって、第1弾性腕部20や第2弾性腕部30の弾性変形に伴うインダクタンスの変化を抑制することができる。
また、本実施形態の圧接コネクタ101では、金属板M1をほぼ垂直に折り曲げながら第1弾性腕部20や第2弾性腕部30を形成することになるので、仮に、絶縁層60が第1弾性腕部20の内側の板面21aや第2弾性腕部30の内側の板面31aを覆うように設けられていた場合、金属板M1を折り曲げて第1弾性腕部20や第2弾性腕部30を形成する際に、金属板M1の折り曲げ位置付近で絶縁層60に皺ができて絶縁層60が第1弾性腕部20や第2弾性腕部30から剥がれ易くなる可能性が有った。すなわち、金属板M1の折り曲げ位置において、その内側は圧縮するので絶縁層60との間に隙間が生じやすい為である。そして、剥がれた絶縁層60が第1弾性腕部20や第2弾性腕部30の弾性変形を阻害したり、絶縁層60が剥がれた箇所でショートが発生する可能性が有った。
それに対して、本実施形態の圧接コネクタ101では、絶縁層60が第1弾性腕部20の外側の板面21bや第2弾性腕部30の外側の板面31bを覆うように設けられているので、金属板M1を折り曲げて第1弾性腕部20や第2弾性腕部30を形成する際に、金属板M1の折り曲げ位置付近で絶縁層60に皺ができ難い。すなわち、金属板M1の折り曲げ位置において、その外側は伸ばされるが絶縁層60も一緒に延びる為である。そのため、絶縁層60が第1弾性腕部20や第2弾性腕部30から剥がれるのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更することができる。
例えば、本発明の実施形態において、所定の機能を実現できるのであれば、圧接コネクタ1や圧接コネクタ101の構成や各部分の材質や形状や寸法や使用時の向きを適宜変更しても構わない。例えば、ステンレスやリン青銅以外の材質でできた部材を用いて圧接コネクタ1や圧接コネクタ101を製造しても構わない。
また、本発明の実施形態において、ポリアミド系以外の合成樹脂を用いて絶縁層60を形成しても構わない。また、金属板M1に合成樹脂を塗布するのではなく、合成樹脂でできたシート状の部材を金属板M1に貼り付けて絶縁層60を形成しても構わない。また、絶縁層60は合成樹脂であり多少の弾性を有するので、曲げ加工前に形成してから曲げ加工しても剥がれ或いは破断が生じにくいが、曲げ加工の後に接点と端子部をマスキングなどして浸漬等で形成しても構わない。また、金属板M1の表面に部分的に酸化被膜を形成して絶縁層60としても構わない。
また、本発明の第1実施形態において、接点部40が弾性腕部10の第1端部12と連続的に構成された水平方向に広がる平板部であっても構わないし、その平板部の上面に凸部等が設けられていても構わない。また、本発明の第2実施形態において、第2の基板90の接点電極91と上側平板部41とが安定して接触するのであれば、上側平板部41に凸部42を設けず、上側平板部41を接点電極91と直接接触させても構わない。また、上側平板部41に切欠部や開口部等が設けられていたりしても構わない。
また、本発明の実施形態において、端子部50の下側平板部51が略正方形以外の形状であっても構わない。また、下側平板部51の一部が湾曲していたり、切欠部や開口部等が設けられていたりしても構わない。また、本発明の実施形態において、下側平板部51を省略して、弾性腕部10の外周部を端子部50として用いても構わない。
また、本発明の実施形態において、圧接コネクタ1や圧接コネクタ101を実装した後に傾けて使用しても良い。また、本発明の第1の実施形態において、圧接コネクタ1を第1の基板80に実装する際に、端子部50と第1の基板80の配線電極82とを半田付けするのではなく、導電性接着剤等を用いて端子部50と第1の基板80の配線電極82とを電気的に接続しても構わないし、単に圧接による接続でもかまわない。また、圧接コネクタ1の上に第2の基板90ではなくIC等の電子部品を配置して接点部40と電子部品の端子電極とを圧接させても構わない。また、第1の実施形態において圧接コネクタ1が搭載される電子機器が数GHz程度の高い周波数に対応している場合には、第2の基板90にアンテナ素子を設けず、圧接コネクタ1をコネクタ兼アンテナ素子として使用しても構わない。
1 圧接コネクタ
10 弾性腕部
11 板面
11a 内側の板面
11b 外側の板面
12 第1端部
13 第2端部
14 外周部
20 第1弾性腕部
21 板面
21a 内側の板面
21b 外側の板面
22 第1端部
23 第2端部
30 第2弾性腕部
31 板面
31a 内側の板面
31b 外側の板面
32 第1端部
33 第2端部
40 接点部
41 上側平板部
42 凸部
43 湾曲部
50 端子部
51 下側平板部
60 絶縁層
70 規制部
80 第1の基板
81 実装面
82 配線電極
90 第2の基板
91 接点電極
101 圧接コネクタ
M1 金属板
M2 合成樹脂

Claims (4)

  1. 導電性と弾性とを有する板状の部材からなり、上下方向に延びる仮想線を軸として板面が前記仮想線と平行になるように構成された螺旋状の弾性腕部と、
    前記弾性腕部に弾性支持された接点部とを備えた圧接コネクタであって、
    前記弾性腕部の少なくとも一方の板面には絶縁層が設けられていることを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 前記弾性腕部は、所定の導電性と弾性とを有する金属板からなり、
    前記絶縁層は、前記金属板の板面に塗布された絶縁性の合成樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の圧接コネクタ。
  3. 前記絶縁層は、前記弾性腕部の外側の板面を覆うように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の圧接コネクタ。
  4. 導電性と弾性とを有する板状の部材からなり、上下方向に延びる仮想線を軸として板面が前記仮想線と平行になるように構成された螺旋状の弾性腕部と、
    前記弾性腕部に弾性支持された接点部とを備えた圧接コネクタの製造方法であって、
    金属板の少なくとも一方の板面の所定の位置に絶縁性の合成樹脂を塗布し、
    前記合成樹脂が塗布された前記金属板を所定の形状に打ち抜き、
    前記金属板の前記合成樹脂が塗布された部分に曲げ加工を加えて前記弾性腕部を形成することを特徴とする圧接コネクタの製造方法。

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