JP2017097316A - 車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】反射ユニットを用いてドライバーに情報を認識させる車両用表示装置は、ドライバーの目の位置が大きく動いた場合に、反射ユニットを介して不要な写りこみが発生し、運転時の視界の妨げになるという課題があった。【解決手段】車両用表示装置1は、表示器100、反射部200、フロントウィンドウ300を備える。表示器100は映像光を出射し、反射部200で映像光を反射する。フロントウィンドウ300は反射された表示光をアイボックスに導く。反射部200は、映像光の取りうる入射角を有する入射光を反射し、それ以外の入射角を有する入射光を反射しない。【選択図】図1
Description
本発明は、車両の計器板の情報又はカーナビゲーションの情報等の様々な情報を、虚像として車両前方の風景に重畳させて表示するヘッドアップディスプレイ型の車両用表示装置に関するものである。
近年、ドライバーが運転中に小さい視点の動きで情報を閲覧できるヘッドアップディスプレイ(Head−Up Display、以下HUDという。)を搭載した車種が増加している。HUDは、運転に役立つ様々な情報を虚像として、車両前方の風景に重畳させて映し出す装置である。そのため、ドライバーは瞬時に情報を把握できる。また、HUDは、情報を閲覧する際のドライバーの視線移動と遠近の焦点合わせを大幅に軽減できる。
映像をフロントウィンドウに向け投影するタイプのHUDの表示器は、車両のダッシュボード内に設置されることが多い。しかしながら、ダッシュボード内には計器等の様々な機器が収納されている。そのため、機器同士の空間的な干渉を考慮するとHUDの表示器の設置場所には制約が多く、収納スペースの確保が難しい。
例えば、特許文献1は、HUDの表示器をダッシュボード内に配置しない車両用表示装置を提案している。表示器は車室内の天井に配置されて、反射ユニットはダッシュボード内に配置されている。車室内の天井の表示器から出射された光は、反射ユニットで反射されて、さらにフロントウィンドウで反射されてドライバーの目に向かう。ドライバーは表示器から出射された光をフロントウィンドウの前方に映し出される虚像として視認する。
フロントウィンドウで反射された光が、運転席の中央に座り、前方に視線を向けた時のドライバーの目に向かうように、反射ユニットは設置される。この状態で、ドライバーが映像を正常に認識できるドライバーの目の位置の範囲をアイボックス(Eye Box)と言う。
反射ユニットをダッシュボード内に配置した場合には、太陽などの外光が反射ユニットで反射して、直接的または間接的にドライバーの目へ向い、ドライバーの視認性を低下させることがある。そのため、反射ユニットに開口カバーを設け、外光をドライバーの目以外の方向へ反射させている。
しかしながら、右折時または左折時などに、ドライバーは頭を大きく動かすことがある。この場合には、ドライバーの目はアイボックスから外れ、ドライバーは映像を正常に認識できなくなる。このとき、ドライバーがフロントウィンドウの前方の風景を見ると、表示器の周りの天井などの映像が映し出されている。これらの運転に関係のない映像は、運転時の視界の妨げになる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ドライバーの目がアイボックスから外れた場合に、表示される映像以外の映像のフロントウィンドウへの写りこみを低減する車両用表示装置を得ることを目的とする。
この発明に係る車両用表示装置は、映像光を出射する表示器と、前記表示器から入射する前記映像光を反射する反射部と、前記反射部で反射された映像光をアイボックスに導くフロントウィンドウとを備え、前記反射部は前記映像光の取りうる入射角を有する入射光を反射し、前記入射角以外の入射角を有する入射光を反射せず、前記映像光は、外景と重畳されて、虚像としてフロントウィンドウに表示されることを特徴とするものである。
この発明は、アイボックス以外にドライバーの目があった場合に、余計な写り込みを低減する車両用表示装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両用表示装置1を車両に設置した構成図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両用表示装置1を車両に設置した構成図である。
なお、車両用表示装置1はレーザースキャン方式のHUDとして説明する。ただし、車両用表示装置1はこの方式のHUDに限るものではない。
車両用表示装置1は、表示器100、反射部200及びフロントウィンドウ300を備える。
表示器100は映像情報を含む映像光を出射する。表示器100は車室内の天井600などに設置される。
反射部200は表示器100から出射された映像光を拡大し反射する。反射部200はダッシュボード700上などに設置される。反射部200の表面には誘電体多層膜が形成されている。誘電体多層膜は、光の波長または入射角などによって反射特性が異なる。
フロントウィンドウ300は、反射部200で反射した映像光をドライバーの目500に導く。
図2は表示器100の構成図である。
表示器100は、光源部140、MEMS(Micro Electric Mechanical System)ミラー装置160、スクリーン110を備える。また表示器100は、ミラー150、光学素子部170を備えることができる。
光源部140は、3種類の波長の光をそれぞれ出射する。光源部140は、半導体レーザー141,142,143を備える。光源部140は、合波プリズム144,145,146及びカップリングレンズ147,148,149を備えることができる。
半導体レーザー141,142,143は、それぞれ異なる波長の光源である。半導体レーザー141は、赤色のレーザー光を発する。半導体レーザー142は、緑色のレーザー光を発する。半導体レーザー143は、青色のレーザー光を発する。
カップリングレンズ147,148,149は、各半導体レーザー141,142,143から出射されたレーザー光をそれぞれ収束する。カップリングレンズ147は、半導体レーザー141から出射されたレーザー光を収束する。カップリングレンズ148は、半導体レーザー142から出射されたレーザー光を収束する。カップリングレンズ149は、半導体レーザー143から出射されたレーザー光を収束する。
3つの合波プリズム144,145,146は、カップリングレンズ147,148,149で収束された3種類のレーザー光を透過または反射する。合波プリズム144は、カップリングレンズ147で収束されたレーザー光を反射する。合波プリズム145は、カップリングレンズ148で収束されたレーザー光を反射し、カップリングレンズ147で収束されたレーザー光を透過する。合波プリズム146は、カップリングレンズ149で収束されたレーザー光を透過し、カップリングレンズ147,148で収束されたレーザー光を反射する。
合波プリズム144,145,146で反射されたレーザー光は、合波される。つまり、合波プリズム144,145,146で反射された各々のレーザー光は、同軸上の平行光となる。そして、同軸上の平行光となったレーザー光は、光源部140から出射される。
なお、光源部140の発光は、車両の映像制御装置(図示せず)から供給される映像の色調情報などに基づいて制御される。
ミラー150は光源部140から出射されたレーザー光を反射する。光源部140から出射されたレーザー光は、ミラー150によって、MEMSミラー装置の方向に反射される。MEMSミラー装置160は、ミラー150によって反射されたレーザー光に、車両の映像制御装置(図示せず)から供給される映像情報を加える。つまり、MEMSミラー装置160によって、光源部140から出射されたレーザー光は、映像情報を含む映像光となる。
MEMSミラー装置160は、スクリーン110の面上に2次元に走査して映像情報を生成する。ここで、MEMSミラー装置160によってスクリーン110の面上に生成された映像を中間像と呼ぶ。
光学素子部170は、映像光の歪みを補正する。光学素子部170は、MEMSミラー装置160とスクリーン110との間に設けられている。光学素子部170は、スクリーン110上の中間像の歪みを補正する。
スクリーン110は、映像光が投影されるものである。
表示器100から出射された映像光は、反射部200によってフロントウィンドウ300に向けて反射される。さらに映像光はフロントウィンドウ300で反射されて、ドライバーの目500に至る。
ドライバーには、フロントウィンドウ300に投写された映像が虚像400として見える。そして、虚像400は、車両前方の風景に重畳されている。
反射部200は、ダッシュボード700上に配置されている。
反射部200は、スクリーン110上の中間像を拡大する。
反射部200の表面に形成された誘電体多層膜は、光の波長または入射角などによって反射特性が異なる。
図3は反射部200の反射特性の例を示す説明図である。
図3に示すとおり、反射部200は、所定の入射角の光に対して高い反射率を有している。しかし、反射部200は、それ以外の入射角の光をほとんど反射しない。図3では、例として所定の入射角が45度の場合を示している。また、入射角が35度以下の光と入射角が55度以上の光とは、反射部でほとんど反射されない。
図4は反射部200の反射特性の例を示す説明図である。
図4に示す反射特性は、光の入射角が45度の場合には、440nmから650nmまでの波長で、ほぼ100%の反射率を有している。また、光の入射角が45度の場合でも、440nm未満または650nmより大きい波長では、ほぼ0%の反射率を有している。一方、光の入射角が20度の場合には、400nmから700nmまでの波長で、ほぼ0%の反射率を有している。
例えば、光源部140の備えている半導体レーザー141は638nmの波長帯域(赤色)を有し、半導体レーザー142は515nmの波長帯域(緑色)を有し、半導体レーザー143は450nmの波長帯域(青色)を有する。
そのため、図4の反射特性を持つ反射部200は、表示器100から入射角45度で入射する映像光を、効率良く反射することができる。
入射光の角度を変化させた場合には、誘電体多層膜は、透過率および反射率の波長特性が変化する。この誘電体多層膜を表面に形成した反射部200は所定の入射角の範囲外からの入射光を反射しない。
そのため、例えば、スクリーン110中心から出射された光束の中心に位置する光線の反射部200への入射角が、反射部200の設計入射角と一致するように、反射部200を配置する。こうすることで、反射部200は表示器100からの映像光の反射率を高くし、それ以外の光の反射率を低くすることができる。
なお、反射部200は、表示器100から出射された映像光を拡大する。このために、反射面は凹面鏡状に湾曲している。そのため、反射部200へ入射する映像光の入射角は、反射面の中心と端部では異なる。
反射部200に対する映像光の取りうる全ての入射角について、反射率が最大となるように、反射部200の誘電体多層膜の反射特性を設定する。こうすることで、虚像400の中心の輝度と端部の輝度とを一様にすることが可能になる。そして、より視認性の高い車両用表示装置1を得ることができる。
<変形例1>
また、光源部140に含まれる半導体レーザー141,142,143の出射光の振動方向を揃えることで、スクリーン110上の中間像を所定の振動方向の偏光のみで描画することができる。
また、光源部140に含まれる半導体レーザー141,142,143の出射光の振動方向を揃えることで、スクリーン110上の中間像を所定の振動方向の偏光のみで描画することができる。
この場合には、反射部200表面に偏光依存性を持つ誘電体多層膜を形成することで、表示器100からの映像光の反射率を高くし、それ以外の光の反射率を低くすることができる。
このとき、反射部200へ入射する映像光の偏光方向をS偏光とすることができる。「S偏光」とは入射面に対し垂直に振動する偏光である。入射面は、ここでは、反射面に垂直で入射光及び反射光を含む面である。S変更は、P偏光に対して高い反射率が得られる。このため、車両用表示装置1は、より明るい虚像400を表示することができる。
反射部200に様々な反射特性を持たせることで、表示器100からの映像光の反射率を高くし、それ以外の光の反射率を低くすることができる。また、反射部200は表示器100以外からの入射光の反射率が低い。このため、表示器100からの映像光以外の光による映像が、フロントウィンドウ70において、前方の風景と重畳されたとしても、ドライバーは映像光以外の光による映像を視認しにくい。
そのため、ドライバーが大きく頭を動かしても、車室内の天井600等のスクリーン110周辺の映像は、虚像400として視認されにくい。そのため、不要な映像が視認され難く、ドライバーに良好な視界を確保することができる。
以上のように、表示器100からアイボックスに向かう映像光以外の入射光に対して反射ユニットでの反射光量を低減することで、アイボックスの範囲外での余計な写りこみを低減することができる。
また、反射部200は、車外からフロントウィンドウ300を透過して反射部200に入射した外光の反射率を低減することができる。そのため、車両用表示装置1は、外光によるドライバーの視認性低下を抑えることができる。
なお、実施の形態1では、表示器100に半導体レーザーとMEMSミラー装置を含むレーザースキャン方式のHUDについて説明した。しかし、この方法に限定するものではない。中間像の描画方法は、例えば、画素数分のマイクロミラーを配置した表示素子DMD(Digital Micromirror Device)で描画するDLP(Digital Light Processing、DLPは登録商標)方式またはスクリーン110の代わりに液晶パネルとバックライトを用いるLCOS(Liquid Crystal on Silicon)方式等を用いてもよい。
また、フロントウィンドウ300も、反射部200と同様の反射特性を有するようにしてもよい。反射部200で完全に反射を阻止できなかった映像光以外の光のフロントウィンドウ300での反射光量を低減することができる。こうすることで、ドライバーの視認性低下を抑えることができる。
<変形例2>
図1に示す車両用表示装置1では、反射部200で映像光を拡大していた。しかし表示器100で映像光を拡大することもできる。
図1に示す車両用表示装置1では、反射部200で映像光を拡大していた。しかし表示器100で映像光を拡大することもできる。
図5は、変形例2に係る車両用表示装置10を車両に設置した構成図である。なお、前述した車両用表示装置1と共通する構成要素には同一符号を付け、説明を省略する。
車両用表示装置1と同様の構成要素は、フロントウィンドウ300、半導体レーザー141,142,143、合成プリズム144,145,146、カップリングレンズ147,148,149、ミラー150、MEMSミラー装置160、光学素子部170及びスクリーン110である。
また、車両用表示装置10は、レーザースキャン方式のHUDとして説明する。ただし、車両用表示装置10は、この方式のHUDに限るものではない。
車両用表示装置10は、表示器101、反射部201、フロントウィンドウ300を備える。
車両用表示装置1と異なる点は、表示器101にレンズ130を追加した点である。また車両用表示装置1と異なる点は、反射部201の反射面の形状を凹型から平板状に変更した点である。
表示器101は、映像情報を含む映像光を出射する。反射部201は、表示器101から出射された映像光を誘電体多層膜が形成された反射面で反射する。フロントウィンドウ300は、反射部201で反射した映像光をドライバーの目500に導く。
図6は、表示器101の構成図である。
表示器101の基本的な構成は、表示器100と同じである。ただし、表示器101は、中間像を生成するスクリーン110の後に拡大光学素子130を含む。
スクリーン110上に形成された映像は、拡大光学素子130によって拡大される。表示器101から出射された映像光が、反射部201及びフロントウィンドウ300で反射される間でも、映像は拡大される。そしてドライバーからは、スクリーン110上の映像情報が拡大されて、虚像400として車両前方の風景に重畳されて見える。
反射部201は、平面状の反射ミラーである。反射部201は映像光をフロントウィンドウ300に向けて反射する。
反射部201の表面には、誘電体多層膜が成膜されている。誘電体多層膜は、所定の入射角の光に対して他の入射角の光よりも高い反射率を有する。そのため、ドライバーが大きく頭を動かしても、車室内の天井600等のスクリーン110周辺の映像は虚像400として視認されにくい。そのため、不要な映像が視認され難く、ドライバーに良好な視界を確保することができる。
図7は反射部201での映像光の反射を説明する説明図である。表示器101から出射された映像情報を含むレーザー光は、拡大光学素子130で広げられて出射されている。このため、反射部201に入射する映像光の入射角は、映像中心と端部では異なる。
図7において、フロントウィンドウに300に最も近い反射部201の端部に、入射する映像光の入射角をS1とする。同様にフロントウィンドウに300から最も離れた反射部201の端部に入射する映像光の入射角をS2とする。入射角S1は入射角S2より大きい。反射部201に入射する映像光の入射角は、フロントウィンドウに300に最も近い反射部201の端部でS1となり、フロントウィンドウ300から離れるにつれて小さくなる。フロントウィンドウに300から最も離れた反射部201の端部で、最も小さい入射角S2となる。つまり、反射部201に入射する映像光の入射角は、S2からS1の間の様々な値をとる。
反射部201は入射角が変化すると反射率が変化する光学特性を持つ。このため、虚像400の中心と端部とで輝度が異なる可能性がある。反射部201に対する映像光の取りうる全ての入射角について、反射率が最大となるように、反射部201の誘電体多層膜の反射特性を設定する。こうすることで、虚像400の中心の輝度と端部の輝度とを一様にすることが可能になる。そして、より視認性の高い車両用表示装置10を得ることができる。
変形例2では、反射部201の表面に誘電体多層膜を成膜した平面ミラーを用いた。しかし、反射部201は、プリズム型のビームスプリッターを用いても良い。この場合には、表示器101からの映像光は、プリズム型ビームスプリッター表面に入射した際に屈折し、プリズム型ビームスプリッター内部の反射面へ到達する。そのため、スクリーン110上の中間像の中心から出射された光線と、中間像の端部から出射されてプリズム型ビームスプリッター内部の反射面へ入射する光線との入射角の差は小さくなる。よって、虚像400の輝度ムラを低減させることができる。そして、より視認性の高い車両用表示装置10を得ることができる。
以上のように、ドライバーが大きく頭を動かした場合でも、余計な写り込みを低減することができる。これにより、運転時の良好な視界を確保する視認性の高い車両用表示装置10を提供することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その発明の範囲において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜変更、省略したりすることができる。また、本発明では自動車に搭載する車両用表示装置を例に挙げたが、これに限らず、船舶、航空機、工場設備などで使用する各種機器の状態を示す表示部のような映像表示機能を備えた各種装置に適用可能である。
1 10 車両用表示装置、100 101 表示器、110 スクリーン、130 拡大光学素子、140 光源部、141 142 143 半導体レーザー、144 145 146 合波プリズム、147 148 149 カップリングレンズ、150 ミラー、160 MEMSミラー装置、170 光学素子部、200 201 反射部、300 フロントウィンドウ、400 虚像、500 ドライバーの目、600 車室内の天井、700 ダッシュボード。
Claims (3)
- 映像光を出射する表示器と、
前記表示器から入射する前記映像光を反射する反射部と、
前記反射部で反射された映像光をアイボックスに導くフロントウィンドウと
を備え、
前記反射部は、前記映像光の取りうる入射角を有する入射光を反射し、前記入射角以外の入射角を有する入射光を反射せず、
前記映像光は、外景と重畳されて、虚像として前記フロントウィンドウに表示されることを特徴とする車両用表示装置。 - 前記表示器は所定の波長帯域の映像光を出射し、
前記反射部は、前記所定の波長帯域の映像光を反射して、他の波長帯域の光を吸収又は透過することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。 - 前記表示器は所定の振動方向の偏光である映像光を出射し、
前記反射部は前記所定の振動方向の偏光を反射し、それ以外の偏光は反射しないことを特徴とする請求項1および請求項2に記載の車両用表示装置。
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