JP2017094477A - コイル滞留解消方法及びコイル滞留解消システム - Google Patents

コイル滞留解消方法及びコイル滞留解消システム Download PDF

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Abstract

【課題】搬送ラインにおけるコイルの滞留を素早く検知してコイルの滞留を解消することにより、製造ラインの停止及び製造ラインの速度低下の発生を抑えることのできるコイル滞留解消方法及びコイル滞留解消システムを提供する。【解決手段】鋼板の製造ラインから鋼板コイルを梱包する梱包ラインまで、鋼板コイルを搬送する搬送ラインにおけるコイル滞留解消方法であって、前記製造ラインから前記搬送ラインへとコイルを送り出すことが出来ない状態を、搬送ラインにおけるコイル滞留状態として検知する工程と、コイル滞留状態を検知した場合に、搬送ラインから仮置場にコイルを抜き出す工程と、を有することを特徴とするコイル滞留解消方法。【選択図】図4

Description

本発明は、製造ラインから梱包ラインまで鋼板コイルを搬送する際に、搬送ラインにおけるコイルの滞留を素早く検知してコイルの滞留を解消することにより、製造ラインの停止及び製造ラインの速度低下の発生を抑えることのできるコイル滞留解消方法及びコイル滞留解消システムに関する。
鉄鋼製品は、製造ラインで製造した後にコイル状に鋼板を巻き取り、鋼板コイル(以下、単に「コイル」と称することがある。)として出荷されることがある。コイル状に巻き取られた鋼板コイルは、一般に、製造ラインから、複数のコンベアを備えた搬送ラインを経てコイルヤードまで搬送される。出荷の途中でコイルが錆びたり傷がついたりすることを防止するために、コイルヤードにおいてコイルの外側をカバー板や防湿紙等で梱包する梱包作業が行われる。
このようなコイルの梱包作業は、作業者の手作業によって行われることが今なお一般的である。鋼板コイルは、大きいものでは外径が2m以上にもなることがあり、1つ1つのコイルについて手作業で梱包作業を行うには多くの時間を要する。図1のフローで示すように、鋼板コイルが出荷されるまでには、鋼板を製造する製造ライン、製造ラインの後段で巻き取られたコイルを梱包ラインまで搬送する搬送ライン、及びコイルの梱包を行う梱包ラインがこの順に設けられるが、梱包ラインでの処理速度が最も遅く、全体の律速要因となってしまうことが多い。
コイルの梱包ラインが律速要因となると、搬送ラインには製造ラインから高頻度でコイルが送られてくるが、搬送ラインから梱包ラインへは低頻度でしかコイルを送ることができず、搬送ラインにコイルが蓄積、滞留していくことになる。搬送ラインにおけるコイルの滞留状態を早期に検知して解消しないと、最終的に製造ラインから搬送ラインへとコイルを送ることができなくなり、製造ラインを停止させたり、製造ラインの速度を落としたりしなければならず、操業効率が低下してしまうという問題がある。
また、通常は、コイルの製造ラインと梱包ラインとは、それぞれ空間的に隔てられた別ヤードに配置されていることが多く、各ラインにおけるコイルの滞留状況を一括して監視・管理することが行われていない。各ラインには作業者が配置されているが、これらの作業者は各ラインのコイル滞留状態を把握しているものの、他のラインにおけるコイル滞留状態を把握することが難しく、全ラインのコイル滞留状態を検知し解消する事が遅れてしまう一因となっている。
以上のように、従来は、鋼板コイルの搬送ラインにおけるコイル滞留を、的確にかつ早期に検知、解消する術がなく、搬送ラインにおけるコイルの滞留が、製造ラインの速度低下や停止等を引き起こしてしまうという問題が生じている。
尚、特許文献1には、複数の部品(ワーク)を組み立ててエンジン等を製造する製造ラインにおいて、ワークの移動をセンサで検知する技術が開示されている。しかし、完成品である鋼板コイルの搬送ライン上における滞留状況を解消するための技術は、従来知られていない。
特開平09−1446号公報
本発明は上記の問題点に鑑みて想到されたものであり、製造ラインと梱包ラインとの間における搬送ライン上のコイルの滞留を素早く検知してコイルの滞留を解消することにより、製造ラインの速度低下及び停止の発生を抑えることのできるコイル滞留解消方法及びコイル滞留解消システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段は、以下の通りである。
[1]鋼板の製造ラインから鋼板コイルを梱包する梱包ラインまで、鋼板コイルを搬送する搬送ラインにおけるコイル滞留解消方法であって、前記製造ラインから前記搬送ラインへとコイルを送り出すことが出来ない状態を、搬送ラインにおけるコイル滞留状態として検知する工程と、コイル滞留状態を検知した場合に、搬送ラインから仮置場にコイルを抜き出す工程と、を有することを特徴とするコイル滞留解消方法。
[2]前記搬送ラインは、製造ラインの後段に設けられかつ複数の鋼板コイルの保持位置を有する第1コンベアと、前記第1コンベアの後段に設けられかつ複数の鋼板コイルの保持位置を有する第2コンベアと、前記第1コンベアと前記第2コンベアとの間に設けられ、鋼板コイルを持ち上げつつ第1コンベアの最終保持位置から第2コンベアの第1保持位置へと鋼板コイルを移動させるコイルシフターと、を備え、以下の(1)から(4)の全てを満たす状態を搬送ラインにおけるコイル滞留状態として検知し、コイル滞留状態を検知した際に、搬送ラインからコイルを仮置場に抜き出すことを特徴とする前記[1]に記載のコイル滞留解消方法。
(1)第1コンベアの第1保持位置にコイルが保持されている。
(2)第1コンベアの最終保持位置にコイルが保持されている。
(3)コイルシフターがコイルを保持しているとともに、コイルシフターが第2コンベアの第1保持位置の上部に位置している。
(4)第2コンベアの第1保持位置にコイルが保持されている。
[3]コイル滞留状態を検知した際に、警報装置によってコイル滞留状態を作業者に知らせることを特徴とする前記[1]又は[2]に記載のコイル滞留解消方法。
[4]鋼板の製造ラインから鋼板コイルを梱包する梱包ラインまで、鋼板コイルを搬送する搬送ラインと、搬送ラインからコイルを仮置場へと抜き出すコイル抜出装置と、前記搬送ラインに設けられ、鋼板コイルの有無を検出するコイルセンサーと、演算装置と、を有し、前記演算装置は、前記コイルセンサーから入力された信号に基づき、前記製造ラインから前記搬送ラインへとコイルを送り出すことが出来なくなった状態をコイル滞留状態として検知するとともに、コイル滞留状態を検知した場合に、搬送ラインから仮置場へ鋼板コイルを抜き出すようにコイル抜出装置を動作させることを特徴とするコイル滞留解消システム。
[5]前記搬送ラインは、製造ラインの後段に設けられかつ複数の鋼板コイルの保持位置を有する第1コンベアと、前記第1コンベアの後段に設けられかつ複数の鋼板コイルの保持位置を有する第2コンベアと、前記第1コンベアと前記第2コンベアとの間に設けられ、鋼板コイルを持ち上げつつ第1コンベアの最終保持位置から第2コンベアの第1保持位置へと鋼板コイルを移動させるコイルシフターと、搬送ラインから鋼板コイルを仮置場へと抜き出すコイル抜出装置とを備え、前記演算装置は、以下の(1)から(4)の全てを満たす状態をコイル滞留状態として検知し、コイル滞留状態を検知した際に、搬送ラインからコイルを仮置場に抜き出すようにコイル抜出装置を動作させることを特徴とする前記[4]に記載のコイル滞留解消システム。
(1)第1コンベアの第1保持位置にコイルが保持されている。
(2)第1コンベアの最終保持位置にコイルが保持されている。
(3)コイルシフターがコイルを保持しているとともに、コイルシフターが第2コンベアの第1保持位置の上部に位置している。
(4)第2コンベアの第1保持位置にコイルが保持されている。
[6]前記演算装置は、コイル滞留状態を検知した際に、警報装置を作動させることを特徴とする前記[4]又は[5]に記載のコイル滞留解消システム。
本発明のコイル滞留解消方法及びコイル滞留解消システムを用いることによって、搬送ラインにおける鋼板コイルの滞留を早期に検知し、この滞留を解消することができ、製造ラインの速度低下及び停止を防ぎ、操業効率が低下してしまうことを抑えることができる。
図1は、鋼板の製造からコイルの出荷までの過程を簡略化して示す説明図である。 図2は、搬送ラインにおけるコイル滞留状態の検知及び解消を実現するシステムを示す説明図である。 図3は、演算装置にて行われる処理の流れを示すフロー図の一例である。 図4は、鋼板の製造からコイルの梱包までの過程を示す説明図である。 図5は、コイル滞留状態を検知する際に、演算装置にて行われる処理の流れを示すフロー図の一例である。 図6は、本発明例及び比較例の結果を示すグラフである。
まず、図2を用いて本発明に係るコイル滞留解消システムの概要について説明する。
鋼板コイルは、製造ラインから搬送ラインを経て梱包ラインにて梱包されるが、梱包ラインにおける処理速度が律速となってしまい、搬送ラインにコイルが滞留することがある。搬送ラインに設けられたコイルセンサーは、コイルの存在を検出すると、検出信号を演算装置へと出力する。演算装置は、コイルセンサーより入力された信号を処理し、搬送ラインがコイル滞留状態にあるか否かを検知する。具体的には、製造ラインから搬送ラインへとコイルを送り出せなくなった状態をコイル滞留状態とする。
演算装置は、コイル滞留状態を検知すると、コイル抜出装置を制御して搬送ラインから仮置場へとコイルを抜き出させる。これにより、搬送ラインにおけるコイル滞留状態を解消することができる。
また、演算装置は、コイルセンサーより入力された信号に基づき、搬送ライン上に余裕がある(コイルが少ない)か否かを判定することができるようにしてもよい。余裕があると判定した場合には、コイル抜出装置を搬送ラインからのコイル抜出時とは逆に動作するよう制御することで、仮置場に一時留めて置いたコイルを搬送ラインに戻すこともできる。また、コイル抜出装置とは別の装置を制御することで、コイルを仮置場から搬送ラインへと戻すようにしてもよい。
次に、図3を用いて、演算装置にて行われる処理フローの一例について説明する。まず、演算装置は、コイルセンサーから入力された信号に基づき、搬送ラインがコイル滞留状態にあるか否かを検知する(S1)。搬送ラインがコイル滞留状態にあると判定された場合には、搬送ラインからコイルを抜き出すこと(単に、「コイル中抜き」とも称する。)を実施してコイル滞留状態を解消する(S2)。
また、演算装置は、搬送ラインがコイル滞留状態にないと判定した場合に、搬送ラインに余裕があるか否かを判定することもできる(S3)。搬送ラインに余裕があれば、一旦中抜きしておいたコイルを搬送ラインへと戻すことができる(S4)。これにより、製造ラインと梱包ラインとの状況に関わらず搬送ラインにおけるコイルの量を最適化することができる。本発明は、既存の工場における物流システムの自動化・最適化という観点でも利用しうるものである。
次に、図4(a)を参照して、製造ラインにおける鋼板の製造から梱包ラインにおけるコイルの梱包までのフローについてより具体的に説明する。尚、図4(a)は搬送ラインにおいてコイルの滞留が生じていない状態を示す。
製造ライン1にて製造された鋼板が巻き取られた後、コイルは搬送ライン2、及び梱包ライン3をこの順に流れていく。より具体的には、鋼板コイル4は、搬送ライン2を経てコイルヤード6まで搬送され、コイルヤード6における梱包ライン3にて梱包される。
鋼板コイル4としては、熱延コイル、冷延コイル、及び電磁鋼板コイル等が挙げられる。この中でも特に、熱延コイルの一種である酸洗コイルが好適例である。酸洗コイルは、熱間圧延を行った後にリコイルした鋼板を一定時間酸溶液中に浸漬することで酸洗し、酸洗後の鋼板を巻き取ることで得られるコイルである。
図4(a)の例では、搬送ライン2は、第1コンベア2Aと第2コンベア2Bとの2つのコンベアを有する。第1コンベア2A及び第2コンベア2Bは、鋼板コイルを載置するための保持位置(「スキッド」とも称する。)を複数備え、コンベアの移動に伴って保持された鋼板コイル4が製造ライン1から梱包ライン3へ向けて順に搬送されていく。第1コンベア2A及び第2コンベア2Bにおいて、最も入側に位置する(最も製造ライン1に近い)保持位置を第1保持位置11、21と称し、最も出側に位置する(最も梱包ライン3に近い)保持位置を最終保持位置18,27と称する。尚、図4(a)及び(b)の例では、第1コンベア2Aが8つの保持位置を有し、第2コンベア2Bが7つの保持位置を有する例を示したが、第1コンベア2A及び第2コンベア2Bは複数の保持位置を有していればよく、保持位置の数はこれに限定されない。また、第1コンベア2Aと第2コンベア2Bとは互いに垂直に配置されていなくてもよく、例えば平行に配置されていてもよい。
製造ライン1から搬出された鋼板コイル4は、最初に第1コンベア2Aの第1保持位置11へと移動する。製造ライン1と搬送ライン2とは連続しておらず、製造ライン1から第1コンベア2Aの第1保持位置11へとコイル4を移動させる際には、図示されていないクレーン、及びコイルカー等でコイル4を持ち上げること等が行われる。
製造ライン1から第1コンベア2Aの第1保持位置11へと移されたコイル4は、コンベアの移動に伴って最終保持位置18へ向かって移動していく。最終保持位置18に達したコイル4は、コイルシフター5によって持ち上げられ、第2コンベア2Bの第1保持位置21へと移される。最終保持位置18のコイルが持ち上げられて最終保持位置18が空になると、第1コンベア2Aは入側から出側に向かって保持位置1つ分ずつスライドし、第1保持位置11は空状態となる。第1保持位置11が空状態となることで、製造ライン1から搬送ライン2へとコイルを新たに移すことが可能となる。
コイルシフター5は、コイルを吊下可能なクレーン状の装置であって、第1コンベア2Aの最終保持位置18と第2コンベア2Bの第1保持位置21との間を移動する。コイルシフター5は、コイルを保持していない状態で第1コンベア2Aの最終保持位置18の真上から降下し、第1コンベア2Aの最終保持位置18にあるコイル4を保持した後にリフトアップし、第2コンベア2Bの第1保持位置21の上方まで移動してから、第2コンベア2Bの第1保持位置21へとコイルを降ろす。空になったコイルシフター5は再びリフトアップした後に、第1コンベア2Aの最終保持位置18の上部まで移動して同様の動作を繰り返す。
第2コンベア2B上を、鋼板コイル4は第1保持位置21から最終保持位置27へ向けて搬送されていく。第2コンベア2B上のいずれかの保持位置において、鋼板コイル4は梱包ライン3へと移される。図1の例では、出側から見て2つ目の保持位置(最終保持位置27の1つ手前の保持位置、以下「第6保持位置26」と称することがある。)にてコイル4が梱包ライン3へと移されているが、この例に限定されるものではない。第2コンベア2Bから梱包ライン3へとコイル4を移すには、前述のようなクレーン状の部材でコイルを持ち上げてもよいし、ウォーキングビーム状の部材等を用いてもよい。尚、図4(a)及び(b)の例において、第2コンベア2Bの最終保持位置27は予備のために設けられている。
鋼板コイル4は、梱包ライン3を形成するコンベア上にて梱包される。図4(a)の例では、梱包ライン3を形成するコンベアの入側1つ目のスキッドと入側2つ目のスキッドとにおいて、作業者7によってカバー板及び防湿紙等の梱包資材8をコイル4にかぶせる梱包作業が行われる。
上記のようにコイル4の梱包作業が手作業で行われる場合に、製造ライン1よりも梱包ライン3の処理速度が遅くなることが多い。これにより、搬送ライン2から梱包ライン3へとコイル4を送る頻度よりも、製造ライン1から搬送ライン2へとコイル4を送る頻度の方が高くなり、徐々に搬送ライン2にコイルが蓄積、滞留していくことになる。搬送ライン2においてコイル4の滞留が顕著となり、製造ライン1から第1コンベア2Aへコイル4を送ることができなくなると、製造ライン1を停止したり製造ライン1の速度を遅らせたりしなければならず、操業効率が低下する。本発明では、製造ライン1から搬送ライン2へとコイルが送り出せなくなった状態を、搬送ライン2におけるコイルの滞留状態として早期に検知し、搬送ライン2からコイル4を仮置場に抜き出してコイル4の滞留状態を解消することができる。これにより、製造ライン1から搬送ライン2へとコイルを送ることができない状態が続くのを防ぎ、製造ライン1における速度低下や停止の発生を抑えることができる。
次に、本発明で用いられるコイル滞留状態の検知方法について説明する。本発明に係るコイル滞留解消システムでは、演算装置は、コイルセンサー(図示せず)から出力された信号に基づき、以下の(1)〜(4)の全てを満たすと判定された場合に、コイルが滞留状態にあると検知する。以下、搬送ラインにおいてコイルが滞留した状態を示す図2(b)を参照しながら説明する。
(1)第1の条件は、第1コンベア2Aの第1保持位置11にコイル4が保持されていることである。第1保持位置11は、製造ライン1から出たコイル4を受ける位置であるので、第1保持位置11にコイル4が保持された状態では、製造ライン1から搬送ライン2へとコイル4を送ることができず、製造ライン1の停止又は速度低下の直接的な原因となる。
(2)第2の条件は、第1コンベア2Aの最終保持位置18にコイル4が保持されていることである。第1コンベア2Aの第1保持位置11と最終保持位置18とにコイル4が保持されていると、第1コンベア2A上の保持位置は全てコイル4で占められていることとなり、第1コンベア2Aを移動させることができない。
(3)第3の条件は、コイルシフター5が、コイル4を保持しており、かつ第2コンベア2Bの第1保持位置21の上部で待機している状態である。尚、図2(b)では、説明のためにコイルシフター5が第1コンベア2Aと第2コンベア2Bとの間に位置しているが、コイルシフター5が第2コンベア2Bの第1保持位置21の上部に位置する際に、滞留状態は検知される。より具体的には、第3の条件は、コイルシフター5が、第1コンベア2Aの最終保持位置18にてコイルを保持した後、リフトアップし、第2コンベア2Bの第1保持位置21の真上まで移動してきたが、コイルを降ろすことができない状態である。コイルシフター5がコイル4を保持している状態では、第1コンベア2Aの最終保持位置18からコイル4を抜き出すことができなくなっており、第1コンベア2A上におけるコイル4の滞留を解消することができない。
(4)第4の条件は、第2コンベア2Bの第1保持位置21にコイル4が保持されていることである。第2コンベア2Bの第1保持位置21にコイルがあると、コイルシフター5を空状態にすることができず、第1コンベア2A上のコイル4の滞留を解消することができない。
第1保持位置11及び21、最終保持位置18においてコイルが保持されていることを検知する手段(コイルセンサー)としては、これらの保持位置に設けた接触式の荷重センサーを用いることができる。また、コイルシフター5がコイルを保持していることを検知する手段(コイルセンサー)としては、コイルシフター5のコイル保持部に設けた接触式の検知装置を用いることができる。さらに、コイルシフター5が第2保持部21の上部に位置していることを検知する手段(コイルセンサー)としては、コイルシフター5の走行用レールに設けた接触式の検知装置を用いることができる。尚、(1)〜(4)の条件にあることを検知する手段としては、これらの手段に限定されるものではない。
以上のように、上記(1)〜(4)の条件を全て満たす状態では、第1コンベア2Aの第1保持位置11を早期に空状態にすることができず、製造ライン1から第1コンベア2Aへとコイルを送ることができない状態が続くため、製造ライン1の速度低下や停止等を余儀なくされてしまう。
本発明では、コイル滞留状態を検知した後に、搬送ライン2からコイル4を抜き出すことによって、滞留状態を解消することができる。以下、滞留状態からコイル4を抜き出すことで、滞留状態を解消する具体的な態様について説明する。
例えば、図4(b)では、太矢印で示すように、第2コンベア2Bの入側から見て5つ目の保持位置(以下、「第5保持位置25」と称することがある。)におけるコイルを仮置場に抜き出す例が示されている。第2コンベア2Bの第5保持位置25からコイル4を抜き出すと、第2コンベア2Bを保持位置1つ分ずつスライドさせることができる。尚、第2コンベア2Bをスライドさせる際に、第6保持位置26にコイルが残存していることがあるが、第6保持位置26のコイル4は予備の最終保持位置27へと移動できるので、コンベアの移動(スライド)が可能である。尚、最終保持位置27へと移ったコイルは、別途第2コンベア2B上から抜き出し、仮置場に置いておけばよい。
上述した第5保持位置25からのコイルの抜き出し、及び第2コンベア2Bのスライドによって、第1保持位置21が空くことになる。これにより、コイルシフター5は、空いた第1保持位置21にコイル4を降ろすことができ、再び第1コンベア2A側へと移動してコイル4を保持することができるようになる。コイルシフター5が第1コンベア2Aの最終保持位置18のコイル4を保持してリフトアップすると、第1コンベア2Aがスライドし、第1コンベア2Aの第1保持位置11が空くため、製造ライン1から第1コンベア2Aへとコイルを移動させられるようになる。
尚、搬送ライン2からコイル4を取り出す際には、第1コンベア2A上のコイル4を取り出してもよい。例えば、第1コンベア2Aの最終保持位置18のコイル4を取り出すと、第1コンベア2Aをスライドさせることができ、これによって第1コンベア2Aの第1保持位置11が空き、製造ライン1から第1コンベア2Aへとコイル4を送ることができるようになる。
搬送ライン2からのコイル4の抜き出しは、コイル4を持ち上げてコンベアから抜き出すことのできるクレーン等のコイル抜出装置(図示せず)を用いて行われる。本発明に係るコイル滞留解消システムでは、演算装置によってコイル抜出装置の動作が制御されることにより、コイルの中抜きが行われる。一方で、本発明に係るコイル滞留解消方法では、
演算装置を用いて自動でコイル中抜きが行われるようにしてもよいし、作業者の操作によってコイル抜出装置を動作させるようにしてもよい。
また、搬送ライン2から抜き出すコイル4の個数は一個に限定されず、一度に複数個のコイル4を抜き出してもよい。演算装置を用いた制御によりコイル中抜きを行う場合には、搬送ラインにおけるコイル滞留を解消するための最適な中抜き方法(例えば、コイルを抜き出す位置、抜き出すコイルの個数等)を演算装置に検討させることもできる。
本発明のコイル搬送方法は、酸洗コイルに適用されることが好ましい。酸洗コイルは、製造プロセスの最後に、酸溶液へ鋼板を浸漬させる処理を行う。搬送ライン2のコイル滞留によって製造ライン1の速度が低下してしまうと、酸溶液中に過剰に鋼板が浸漬されることになる。具体的に、鋼板の酸溶液中における浸漬時間が約30分を超えると、鋼板表面の変色等が引き起こされ、製品不良に直結してしまう。本発明を用いて搬送ライン2でのコイル4の滞留を抑えることによって、酸洗コイルの品質不良を抑えることができる。
搬送ライン2から抜き出されたコイル4は、コイルヤード6に設けられた仮置場(図示せず)に一時的に保管される。また、本発明ではコイル滞留状態が検知されるたびに、搬送ライン2からコイル4を抜き出すことになるので、仮置場には多数のコイルを保管可能なスペースを設けることが好ましい。
搬送ライン2から抜き出されたコイル4は、搬送ライン2に余裕がある時に、再び搬送ライン2に戻すことができる。演算装置を用いて搬送ライン2に余裕があるか否かを判定させる際には、搬送ライン2に設けられたコイルセンサー(図示せず)から入力された信号に基づいて判定が行われる。このようなコイルセンサーとして、前述した第1保持位置11及び21、最終保持位置18、コイルシフター5に設けられたコイルセンサーだけでなく、第2コンベア2Aや第2コンベア2Bの他の保持位置に設けられたコイルセンサーを用いてもよい。
例えば、第2コンベア2Bの2つ以上の保持位置が空状態の場合に、仮置場に一時的に置いておいたコイル4を第2コンベア2Bの空の保持位置へと戻すことができる。このように、搬送ライン2のコイル4の滞留状態に応じて、コイル4の抜き出しと、コイルの戻しとを行うことで、製造ライン1の状況に関わらず搬送ライン2の処理量を最適化することができる。
また、コイルの滞留状態を検知した場合、パトライト(登録商標)及び/又はブザー等の警報装置を用いて作業者7にその旨を知らせるようにしてもよい。これらの警報装置を用いることで、作業者7がいち早く搬送ライン2の滞留状態を感知し、製造ライン1の速度を一時的に低下させたり、滞留状態を解消するための措置をとったりすることができる。また、各ラインがそれぞれ空間的に隔てられた別のヤードに配置されているような場合には、ヤード毎に警報装置を設けると、全てのヤードにいる作業者7全員で滞留情報を共有することができるので、より有効である。例えば、図2の例では、梱包ライン3はコイルヤード6内にあり、第1コンベア2A及び製造ライン1は別のヤードにあり、第2コンベア2Bは両ヤードに跨って配置されている。このような場合、コイルヤード6内と、第1コンベア2Aの近傍とに警報装置を用いることで、それぞれに配置された作業者がコイル滞留状態を知ることができ、早急に対応することができるようになる。尚、警報装置の作動は、演算装置によって自動で行われるようにしてもよい。
その他、コイル滞留状態を検知した際には、全ラインを統括する中央制御室に備えたパソコンのモニタ上に警報信号を発するような態様としてもよい。
尚、図5において、本発明で用いられるコイル滞留状態の検知方法及びその解消方法の具体例をフロー図にまとめた。図面中、CVとはコンベアの略であり、♯1posとは第1保持位置の略であり、♯8posとは最終保持位置の略である。
(本発明例)
図4(a)に示されるラインを用いて、実際に鋼板の製造からコイルの梱包までの操業を行った。操業においては本発明のコイル滞留解消方法を用い、コイルの滞留状態を検知した際には、第2コンベアの第5保持位置からコイルを抜き出した。操業中、1時間当たりに製造ライン後段から得られるコイルの個数を求めて横軸とし、1時間当たりに所定数のコイルを生産することのできた時間数を縦軸としてまとめたものが図6(b)である。尚、1時間当たりに得られるコイルの個数として、1個未満のコイル(製造途中のコイル)が生じた場合には切り捨ててカウントすることとした。例えば、1時間当たりに製造されたコイルの個数が2個以上3個未満である場合、図4では「2(コイル/hr)」としてカウントした。
(比較例)
本発明のコイル滞留解消方法を用いないこと以外は、本発明例と同様にして鋼板の製造からコイルの梱包までの操業を行った。具体的に、搬送ラインにおいてコイルが滞留した際には、その都度製造ラインを停止させること、又は製造ラインの速度を低下させることで対処した。結果を図6(a)で示す。尚、図6(a)及び(b)の左上に示されたnは実験を行ったコイルの総数であり、Aveは1時間あたり製造されたコイル数の平均値(単位は、「時間」)であり、sは標準偏差である。
図6(a)及び図6(b)のように、本発明例では1時間あたりに製造されたコイルの平均個数が8.40個であったのに対し、比較例では7.93個であり、本発明を適用することで製造ラインの操業効率を向上させることができた。また、1時間当たり10個以上のコイルを製造できた時間数をカウントすると、比較例では全体の29%であったのに対し、本発明例では35.5%まで向上させることができた。
比較例では、鋼板の酸溶液中における浸漬時間が約30分を超えてしまい、品質の劣化した酸洗コイルが発生したが、本発明例ではこのような格落ちした酸洗コイルの発生を解消することができた。
1 製造ライン
2 搬送ライン
2A 第1コンベア
2B 第2コンベア
3 梱包ライン
4 鋼板コイル
5 コイルシフター
6 コイルヤード
7 作業者
8 梱包資材
11、21 第1保持位置
25 第5保持位置
26 第6保持位置
18、27 最終保持位置

Claims (6)

  1. 鋼板の製造ラインから鋼板コイルを梱包する梱包ラインまで、鋼板コイルを搬送する搬送ラインにおけるコイル滞留解消方法であって、
    前記製造ラインから前記搬送ラインへとコイルを送り出すことが出来ない状態を、搬送ラインにおけるコイル滞留状態として検知する工程と、
    コイル滞留状態を検知した場合に、搬送ラインから仮置場にコイルを抜き出す工程と、を有することを特徴とするコイル滞留解消方法。
  2. 前記搬送ラインは、製造ラインの後段に設けられかつ複数の鋼板コイルの保持位置を有する第1コンベアと、前記第1コンベアの後段に設けられかつ複数の鋼板コイルの保持位置を有する第2コンベアと、前記第1コンベアと前記第2コンベアとの間に設けられ、鋼板コイルを持ち上げつつ第1コンベアの最終保持位置から第2コンベアの第1保持位置へと鋼板コイルを移動させるコイルシフターと、を備え、
    以下の(1)から(4)の全てを満たす状態を搬送ラインにおけるコイル滞留状態として検知し、コイル滞留状態を検知した際に、搬送ラインからコイルを仮置場に抜き出すことを特徴とする請求項1に記載のコイル滞留解消方法。
    (1)第1コンベアの第1保持位置にコイルが保持されている。
    (2)第1コンベアの最終保持位置にコイルが保持されている。
    (3)コイルシフターがコイルを保持しているとともに、コイルシフターが第2コンベアの第1保持位置の上部に位置している。
    (4)第2コンベアの第1保持位置にコイルが保持されている。
  3. コイル滞留状態を検知した際に、警報装置によってコイル滞留状態を作業者に知らせることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル滞留解消方法。
  4. 鋼板の製造ラインから鋼板コイルを梱包する梱包ラインまで、鋼板コイルを搬送する搬送ラインと、
    搬送ラインからコイルを仮置場へと抜き出すコイル抜出装置と、
    前記搬送ラインに設けられ、鋼板コイルの有無を検出するコイルセンサーと、
    演算装置と、を有し、
    前記演算装置は、前記コイルセンサーから入力された信号に基づき、前記製造ラインから前記搬送ラインへとコイルを送り出すことが出来なくなった状態をコイル滞留状態として検知するとともに、コイル滞留状態を検知した場合に、搬送ラインから仮置場へ鋼板コイルを抜き出すようにコイル抜出装置を動作させることを特徴とするコイル滞留解消システム。
  5. 前記搬送ラインは、製造ラインの後段に設けられかつ複数の鋼板コイルの保持位置を有する第1コンベアと、前記第1コンベアの後段に設けられかつ複数の鋼板コイルの保持位置を有する第2コンベアと、前記第1コンベアと前記第2コンベアとの間に設けられ、鋼板コイルを持ち上げつつ第1コンベアの最終保持位置から第2コンベアの第1保持位置へと鋼板コイルを移動させるコイルシフターと、搬送ラインから鋼板コイルを仮置場へと抜き出すコイル抜出装置とを備え、
    前記演算装置は、以下の(1)から(4)の全てを満たす状態をコイル滞留状態として検知し、コイル滞留状態を検知した際に、搬送ラインからコイルを仮置場に抜き出すようにコイル抜出装置を動作させることを特徴とする請求項4に記載のコイル滞留解消システム。
    (1)第1コンベアの第1保持位置にコイルが保持されている。
    (2)第1コンベアの最終保持位置にコイルが保持されている。
    (3)コイルシフターがコイルを保持しているとともに、コイルシフターが第2コンベアの第1保持位置の上部に位置している。
    (4)第2コンベアの第1保持位置にコイルが保持されている。
  6. 前記演算装置は、コイル滞留状態を検知した際に、警報装置を作動させることを特徴とする請求項4又は5に記載のコイル滞留解消システム。
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