JP2017093753A - ゴルフのパッティング練習具 - Google Patents

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Abstract

【課題】パターフェイスの向きと移動方向をラインレーザーで明確に可視化して表示して、パッティング練習を能率よく合理的にする。【解決手段】パッティング練習具は、ゴルフパター30のシャフト31又はグリップ32に連結される連結台1と、この連結台1に設けてなるレーザー光線の発光器2と、この発光器2に電力を供給するバッテリー3とを備えている。レーザー光線の発光器2は、連結台1を介してゴルフパター30に連結される状態で直線状のラインレーザー9を下方に照射して、照射するラインレーザー9をゴルフボール40の移動面41に投映して移動軌跡を表示するようにしている。【選択図】図1

Description

本発明は、ラインレーザー光線を使用するゴルフのパッティング練習具に関し、特にパッティング動作において目標に対するパターフェイスのスイング軌跡を、芝生や床上にラインレーザーを投影して明確に可視化して、パッティング動作を視覚的に確認する練習具に関する。
ゴルフ競技は、自然の中で行われる競技であり、感性を主体としてプレーする競技である。従って、その練習方法は、多岐に渡るが論理的な練習方法は少ない。とくに、パターでボールを打ち出す方向を正確にコントロールすることは極めて大切である。この動作は、身体を正しい方向に向けて、パターを正確にスイングする練習によって実現される。ビデオカメラを使用して、姿勢とスイング動作を確認できるが、スイング動作をしながらその最中にスイング軌跡などを正確に確認ができない。また、パターで打ち出されたボールの移動軌跡から、結果として目標に正確に到達したか否かの判断はできても、スイングの最中には動作確認ができない。
ところで、パターのスイング動作、すなわちパッティングにおいては、開始する前のアドレス(動作をスタートさせるための姿勢)時点でパターフェイスをボールの目標に対し直角に構えること、バックスイング及びフォロースイング時に目標に向かって直線上に打ち出し動作を行うことが大切である。パターフェイスの方向は、短いフェイス面を基準として目測で判断するので、正確な方向に特定するのが極めて難しい。パッティングにおいては、パターフェイスの方向性と、スイング動作の方向性が大切である。
以上のようなゴルフの練習方法の問題点を解決する方法として、パターに連結して、スイング動作を確認する練習具が開発されている。(特許文献1〜5参照)
実開平2−37678号公報 実開昭52−44871号公報 実用新案登録第3004462号 特開平11−123254号公報 特開平10−248984号公報 特開2012−29761号公報
特許文献1と2の練習具は、クラブシャフトにパターフェイスと垂直に固定されるプレートである。この練習具は、プレートをパターフェイスよりも長くできるので、プレートの方向を見てパターフェイスの方向を正確に確認できる。ただ、この練習具は、パターフェイスの方向を確認できても、パターをスイングする状態でパターフェイスの移動方向を正確には確認できない。
特許文献3の練習具は、パターヘッドに連結されてパターフェイスと直角方向にレーザー光線を照射する。この練習具は、パターヘッドから照射されるレーザー光線を明確に確認できない。パターヘッドから直角方向にレーザー光線を照射すると、レーザー光線が空気中に照射されて光を確認できず、また、芝生面に照射されると、芝生に遮られてレーザー光線が直線状に透過しないからである。レーザー光線は、物の表面に照射されてその反射光を確認できるが、空気中に照射されて反射物体がないと光として確認できない。
特許文献4の練習具もパターヘッドに連結されて、上面には打球方向の指示強調線を表示している。しかしながら、指示強調線は、パターヘッドのバックスイングの方向を僅かに示しているのみであり、しかもプレーヤーの視線から遠いパターフェイスの上面においてパターフェイスの巾寸法内に表示されているのみであるので、パターフェイスの目標に対する軌跡を把握して、パターフェイスを目標に対して真直ぐに移動させる事等のパターの正しいスイングを習得する補助としての効果は少ない。
特許文献5の練習具は、シャフトを案内部材に接触させた状態でスイングしてパターフェイスを強制的に目標に対して直線状に移動させる。この練習具は、案内部材で規制してスイングするものであって、プレーヤーの意思に基づく自然なスイングではないので、自己のスイングを改善できない。また、パターとは別に練習具を設置するので実用性に欠ける。
特許文献6の練習具は、ボールの代わりにヒットするもので、ヒットした後の練習具の転がり具合を見てパターのスイングを推測するもので、実際のパッティングのスイングの習得には効果が薄い。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、パッティング動作のバックスイング、インパクト、フォロースイングのいずれの場面においても、パターフェイスの向きと移動方向をラインレーザーで明確に可視化して表示でき、ラインレーザーを見ながらパッティング練習を能率よく合理的にできるゴルフのパッティング練習具を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のゴルフのパッティング練習具は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。パッティング練習具は、ゴルフパター30のシャフト31又はグリップ32に連結される連結台1と、この連結台1に設けてなるレーザー光線の発光器2と、この発光器2に電力を供給するバッテリー3とを備えている。レーザー光線の発光器2は、連結台1を介してゴルフパター30に連結される状態で直線状のラインレーザー9を下方に照射して、照射するラインレーザー9をゴルフボール40の移動面41に投映して移動軌跡を表示するようにしている。
以上のパッティング練習具は、ラインレーザーをゴルフボールの移動面に照射してボールの移動軌跡を表示する。このパッティング練習具は、パッティング動作のバックスイング、インパクト、フォロースイングのいずれの場面においても、パターフェイスの向きとゴルフボールの移動軌跡を明確に可視化して表示する。ラインレーザーがパターフェイスの方向とゴルフボールの移動軌跡を芝などのボール移動面に表示するので、ゴルファーは、ラインレーザーを確認しながら、パッティング練習を能率よく合理的にできる。以上のパッティング練習具が、ボール移動面に明確にラインレーザーでボールの移動軌跡を表示できるのは、シャフトやグリップに連結台を介してレーザー光線の発光器をセットして、発光器が下向きに照射するラインレーザーをボール移動面に照射して移動軌跡を表示できるからである。
以上のパッティング練習具は、発光器からピンポイントに集束されたレーザー光線を照射するのではない。また、ボールの移動方向に集束されたレーザー光線を照射するのでもない。ピンポイントに集束されたレーザー光線をボールの移動方向に向かって照射する従来の練習具は、ボール移動面に移動軌跡を表示できない。それは、集束されたレーザー光線は、照射位置がピンポイントとなってラインにならないからである。すなわち、レーザー光線に照射されるピンポイントが発光するのみで、ラインとして発光しないからである。仮に、ボール移動面の上に霧や煙などの微細な浮遊物が無数にあると、浮遊物にレーザー光線が照射されてラインに表示されるかも知れないが、現実の使用環境において、レーザー光線を反射する浮遊物はない。このため、レーザー光線を照射する練習具は、ボール移動面をピンポイントに発光させることはできても、ボールの移動軌跡をラインで表示できない。これに対して、本発明のパッティング練習具は、ラインレーザーをボール移動面に向かって上から下向きに照射して、ボールの移動軌跡を光のラインとして明確に表示する。したがって、この練習具は、天然芝や人工芝などの凹凸あるボール移動面においても、パターフェイスの方向とボールの移動軌跡を光ラインとして明確に表示できる。
本発明のパッティング練習具は、連結台1が、パターフェイス34の横幅よりもより長い板状のプレート部4Aを備えることができる。
以上のパッティング練習具は、長い板状のプレート部の方向と、ボール移動面にラインレーザーで表示される光ラインの両方で、パターフェイスの方向とゴルフボールの移動軌跡、すなわちゴルフボールの打ち出し方向をより明確に確認できる特徴がある。
本発明のパッティング練習具は、連結台1を脱着自在にシャフト31又はグリップ32に連結することができる。
以上のパッティング練習具は、種々のゴルフパターを使用して、パッティングを練習できる特徴がある。
本発明のパッティング練習具は、連結台1が、シャフト31を回転中心として回転自在に連結され、かつ所定の回転位置に固定できる固定具5を備えることができる。
以上の練習具は、連結台をシャフトやグリップに連結する状態で、パターフェイスに対すラインレーザーの方向を調整して、ラインレーザーの方向をパターフェイスに直交する方向に調整でき、また、この方向で連結台をシャフトやグリップに固定できる特徴がある。
本発明のパッティング練習具は、レーザー光線の発光器2が、ボール移動面41に照射されるラインレーザー9の位置を調整できる調整機構8を備えることができる。
以上のパッティング練習具は、ボール移動面に表示されるラインレーザーの位置、すなわち、ラインレーザーが照射されてボール移動面に表示される光ラインの位置を調整できるので、ゴルファーは、自分に最適な位置に光ラインの位置を調整してパッティング練習できる。
本発明のパッティング練習具は、調整機構8が、ボール移動面41に照射されるラインレーザー9の位置を、ゴルフボール40の移動軌跡の方向に調整できる移動方向の調整機構8Xを備えることができる。
以上の練習具は、ラインレーザーの位置、すなわちボール移動面に表示される光ラインの位置を、ボール移動方向の前方に、あるいは後方に調整できるので、バックスイング動作やカップまでの距離に最適な位置に調整して練習できる。
本発明のパッティング練習具は、調整機構8が、ボール移動面41に照射されるラインレーザー9の位置を、パターフェイス34と平行な方向に調整できる前後方向の調整機構8Yを備えることができる。
以上の練習具は、ボール移動面に照射されるラインレーザーの位置、すなわち光ラインの位置をボールの移動方向に対して平行な位置にシフトするように調整できるので、光ラインをゴルフボールの上面に照射することなく、ボールの移動方向を光ラインで明確に表示できる特徴がある。
本発明のパッティング練習具は、発光器2が照射するレーザー光線を赤色とすることができる。
以上の練習具は、ボール移動面に照射されるラインレーザーを赤色とするので、屋内外において認識しやすく、特に緑色である天然芝や人工芝に対して、目立つように光ラインを表示できる。
本発明の一実施例に係るパッティング練習具の使用状態を示す斜視図である。 図1に示すパッティング練習具の側面図である。 図1に示すパッテイング練習具を下側から見た拡大斜視図である。 本発明の他の実施例に係るパッティング練習具の使用状態を示す斜視図である。 図4に示すパッティング練習具の拡大平面図である。 図4に示すパッティング練習具の拡大背面図である。 本発明の他の実施例に係るパッティング練習具の拡大平面図である。 本発明の他の実施例に係るパッティング練習具の拡大平面図である。 図1に示すパッティング練習具の使用例を示す正面図である。 図1に示すパッティング練習具の他の使用例を示す正面図である。 本発明の他の実施例に係るパッティング練習具の使用例を示す正面図である。 図11に示すパッティング練習具の他の使用例を示す正面図である。 図1に示すパッティング練習具の使用状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのゴルフのパッティング練習具を例示するものであって、本発明はパッティング練習具を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明のパッティング練習具は、図1に示すように、パッティング練習の際に、ゴルフパター30のシャフト31又はグリップ32に固定して使用される。パッティング練習具は、シャフト31又はグリップ32に固定される連結台1に設けたレーザー光線の発光器2から直線状のラインレーザー9を下方に照射し、ゴルフボール40の移動面41に映し出される光のラインでボールの移動軌跡を表示する。図1〜図3に示すパッティング練習具は、ゴルフパター30のシャフト31又はグリップ32に連結される連結台1と、この連結台1に設けてなるレーザー光線の発光器2と、この発光器2に電力を供給するバッテリー3とを備えている。
(連結台1)
連結台1は、ゴルフパター30(以下、パターと呼ぶ)のシャフト31又はグリップ32に固定されて、レーザー光線の発光器2をパター30の定位置に配置する。連結台1は、レーザー光線の発光器2が固定される本体部4と、この本体部4をパター30のシャフト31又はグリップ32に固定する固定具5とを備えている。さらに、図に示す連結台1は、シャフト31又はグリップ32に対して正しい姿勢で固定されるように、位置確認部材6を備えている。
(本体部4)
本体部4は、表面にレーザー光線の発光器2を固定して、固定具5を介してパター30のシャフト31又はグリップ32に固定されている。本体部4は、パター30に固定された状態で、発光器2をパター30の定位置に配置する。図1に示す本体部4は、板状のプレート部4Aとしている。図のプレート部4Aは、所定の横幅の板状としており、その長手方向がゴルフボール40の移動方向と一致するように配置されている。すなわち、このプレート部4Aは、連結台1をシャフト31又はグリップ32に対して正しい姿勢で固定させるための位置確認部材6に兼用される。このプレート部4Aは、図1と図2に示すように、シャフト31の前面側であって、シャフト31の表面に沿って固定される。
位置確認部材6に兼用されるプレート部4Aは、長手方向がパターフェイス34に対して直交する姿勢でシャフト31又はグリップ32に固定される。位置確認部材6のプレート部4Aの方向を、ゴルフボール40の転動ライン42の方向、すなわちゴルフボール40の打ち出し方向とするためである。図1に示すプレート部4Aは、外形を長方形としており、その長辺がパター30のシャフト31に対して直交すると共に、パターフェイス34に対して直交する姿勢で固定されている。このプレート部4Aは、図1に示すように、パター30をゴルフボール40に対して定位置にセットした状態(アドレス姿勢)では、長方形の長辺の延長方向がゴルフボール40の移動方向と一致するように、すなわち、ボール移動面41に表示される光ライン10に対して平行な姿勢となるように配置される。位置確認部材6に兼用されるプレート部4Aは、全長(S)を長くしてゴルフボール40の打ち出し方向をより明確に表示できる。したがって、図のプレート部4Aの全長(S)は、好ましくは、パターフェイス34の横幅(W)よりも長く、例えば15〜50cm、好ましくは、20〜40cm、さらに好ましくは25〜35cmとする。プレート部4Aは、プラスチック板や金属板で、薄くして軽量化できる。
以上のように、本体部4をプレート部4Aとし、このプレート部4Aを位置確認部材6に兼用する連結台1は、長い板状のプレート部4Aの長手方向が示す方向と、ボール移動面41にラインレーザー9で表示される光ライン10の両方で、パターフェイス34の方向とゴルフボール40の移動軌跡であるゴルフボール40の打ち出し方向をより明確に確認できる。さらに、位置確認部材6に兼用されるプレート部4Aは、パター30を持って構えた状態で、パター30が正しい姿勢にあるかどうかを認識する部材としても使用される。図1に示す位置確認部材6は、平面状のプレート部4Aの傾き等からパター30の姿勢やパターフェイス34の向きを容易に視認できる特徴がある。
ただ、連結台1は、必ずしもプレート部4Aを備える必要はない。連結台1は、図4〜図6に示すように、パターフェイス34に対する向きを特定するための位置確認部材6として水平姿勢に配置される水平ロッド19を備えることもできる。この連結台1は、発光器2が配置される本体部4の表面に、水平ロッド19を水平な姿勢で固定して構成される。この連結台1は、水平ロッド19の延在方向がパターフェイス34と直交する方向となるように本体部4をシャフト31又はグリップ32に固定することで、連結台1を正しい姿勢で配置できる。このように、位置確認部材6として水平ロッド19を備える連結台1は、平面視における面積を小さくすることでパッティング時の違和感を極減できる。図4に示す連結台1は、2本の水平ロッド19を上下に離して互いに平行な姿勢で固定している。このように、複数の水平ロッド19を平行な姿勢で離間して配置することで、連結台1をより正しい姿勢でパター30に固定できる。ただ、連結台1は、位置確認部材6として1本の水平ロッド19を備えることもできる。
さらに、連結台1は、必ずしも位置確認部材6としてプレート部4Aや水平ロッド19を備える必要はない。連結台1は、発光器2から照射されるラインレーザー9がボール移動面41に照射する光ライン10がパターフェイス34に対して直交する姿勢となるように連結台1をシャフト31又はグリップ32に固定することもできるからである。この連結台は、コンパクトにして、かつ軽量にできる。
(固定具5)
連結台1は、好ましくは、脱着自在にシャフト31又はグリップ32に連結される。この構造は、自由に取り外して種々のゴルフパター30に使用できる。図2と図3の連結台1は、パター30のシャフト31又はグリップ32に脱着自在に連結するための固定具5を備えている。固定具5は、シャフト31を回転中心として連結台1を回転自在に連結し、かつ所定の回転位置に固定できる構造とすることができる。この構造は、連結台1をシャフト31やグリップ32に連結する状態で、簡単かつ容易にパターフェイス34に対すラインレーザー9の方向を調整して、ラインレーザー9の方向をパターフェイス34に直交する方向に調整できる。
図3の固定具5は、本体部4の裏面側に、パター30のシャフト31又はグリップ32を挟着する挟着片11を備えている。図3の固定具5は、シャフト31又はグリップ32を両側から挟着する一対の挟着片11と、これ等の挟着片11を締結する締め付け具12とを備えている。一対の挟着片11は、本体部4に対して略垂直な姿勢で配置されると共に、シャフト31又はグリップ32の外径とほぼ等しい間隔を離して配置されている。この固定具5は、一対の挟着片11の間にシャフト31又はグリップ32を配置する状態で締め付け具12を締め付けてシャフト31又はグリップ32に固定される。図に示す挟着片11は、平面状としている。この固定具5は一対の挟着片11の間にシャフト31又はグリップ32を配置する状態で、一対の挟着片11を締め付け具12で互いに締結してシャフト31又はグリップ32に固定される。一対の挟着片11は、シャフト31又はグリップ32との対向面に挟持部材となる緩衝材を配置することもできる。
ただ、固定具5は、図7に示すように、本体部4の裏面に一対の対向片13を固定すると共に、一方の対向片13の内側に、対向片13に平行な姿勢で移動する可動片14を設けて、この可動片14と他方の対向片13とを挟着片11として、シャフト31又はグリップ32を挟着することもできる。この固定具5は、可動片14を設けた対向片13を貫通する駆動ネジ15を設けると共に、この駆動ネジ15の先端に可動片14を回転自在に連結し、駆動ネジ15をねじ込むことで可動片14をシャフト31又はグリップ32に接近させて挟着することができる。図の固定具5は、対向する挟着片11の内側面に挟持部材16を設けており、この挟持部材16の中央部に溝状の凹部16Aを設けて、この凹部16Aにシャフト31又はグリップ32を嵌合させる状態で連結できるようにしている。挟持部材16は、シリコンやウレタンフォーム等の緩衝材を板状にカットしたものが使用できる。
さらに、固定具5は、図4〜図6に示すように、弾性的に拡開するクリップ構造とすることもできる。この固定具5は、一対の挟着片11をバネ等の弾性体17で弾性的に拡開できる構造とし、一対の挟着片11を拡開する状態で、これらの間にシャフト31又はグリップ32を配置し、一対の挟着片11でシャフト31又はグリップ32を弾性的に挟着してシャフト31又はグリップ32の定位置に固定することができる。このように、一対の挟着片11を弾性的に拡開させてシャフト31又はクリップに固定される固定具5は、簡単な操作でシャフト31又はグリップ32に脱着できる。ここで、本体部4として板状のプレート部4Aを備える連結台1においては、図示しないが、プレート部4Aの裏側面に、一方の挟着片11を積層状態で固定することで、本体部4と固定具5とを一体的に連結できる。また、図4〜図6に示すように、プレート部4Aを設けていない本体部4においては、固定具5の一方の挟着片11を本体部4に兼用して、この挟着片11の表側面に発光器2を配置することもできる。
さらに、固定具5は、図8に示すように、弾性変形する一対の挟着片11とすることもできる。この固定具5は、一対の挟着片11の対向面にシャフト31の外周面に沿う溝状の凹部11Aを設けると共に、一対の挟着片11の間隔をシャフト31の外径とほぼ等しくし、あるいは多少小さくすることで、一対の挟着片11を弾性変形させながらシャフト31を圧入し、一対の挟着片11でシャフト31を弾性的に挟着する状態で定位置に保持できる。
(発光器2)
発光器2は、連結台1の定位置に固定されて、直線状のラインレーザー9を下方に向かって照射する。図1〜図3に示す発光器2は、プレート部4Aである本体部4の左右の中央部であって、シャフト31に対向する面と反対側の表面に固定されている。ただ、発光器2の固定位置は、必ずしも本体部4の左右の中央部には特定されない。発光器2は、本体部4の平面視において、左右の中心(シャフト31の軸方向)から左右にオフセットした位置に固定することもできる。図3に示す発光器2は、レーザー光線をラインレーザー9として照射するレーザー装置7と、このレーザー装置7から照射されるラインレーザー9がボール移動面41に表示される位置を調整する調整機構8とを備えている。
(レーザー装置7)
レーザー装置7は、レーザー光線をピンポイントで照射するのではなく、レーザー光線を広角に照射して直線状のラインレーザー9として出力する。このレーザー装置7は、図1と図3に示すように、照射軸20を中心として左右に広がる扇状となるように、所定の照射角(θ)でレーザー光線を照射する。レーザー装置7は、ボール移動面41にラインレーザー9を投映させるために、レーザー光線を下方に向かって照射できるように配置される。レーザー装置7から照射されるレーザー光線は、ボール移動面41にライン状に投映されて光ライン10として表示される。
図3に示すレーザー装置7は、レーザー光の照射側に、レンズ25を固定しており、このレンズ25の内側には、レーザー光線を所定の照射角(θ)で照射するためのスリット26を設けている。このレーザー装置7は、照射軸20に対して広角に照射されるラインレーザー9の広がり方向がゴルフボール40の移動方向となるように調整される。レーザー装置7は、好ましくは、ラインレーザー9の広がり方向がゴルフボール40の移動方向と一致するようにレンズ25を非回転状態に固定することで、安定してラインレーザー9を所定の方向に照射できる。ただ、レーザー装置は、照射軸に対してレンズを回転可能な構造とすることもできる。このパッテイング練習具は、パターにセットする状態で、ラインレーザーの広がり方向がゴルフボールの移動方向と一致するようにレンズの回転位置を調整する。
レーザー装置7は、レーザー光線を広角に照射するので、レーザー装置7の位置や照射角(θ)によって、ラインレーザー9で表示される光ライン10の長さ(L)が変化する。レーザー装置7は、図9〜図12に示すように、ボール移動面41からの距離(d)を長くし、照射角(θ)を大きくすると、ラインレーザー9で表示される光ライン10の長さ(L)が長くなる。反対に、ボール移動面41からの距離(d)を短くし、照射角(θ)を小さくすると、ラインレーザー9で表示される光ライン10の長さ(L)が短くなる。ここで、ボール移動面41からレーザー装置7までの距離(d)は、パター30の長さにより特定されるが、通常のパターにおいては、30cm〜80cm、好ましくは40cm〜70cmとし、長尺パターにおいては、30cm〜120cm、好ましくは40cm〜100cmとすることができる。また、レーザー装置7の照射角(θ)は、10〜90度、好ましくは15〜60度、さらに好ましくは、20〜45度とすることができる。さらに、ボール移動面41に表示される光ライン10の長さ(L)は、詳細には後述するが、レーザー装置7の照射方向によっても変化する。
以上のレーザー装置7は、照射されるラインレーザー9により、ボール移動面41に投映される光ライン10がパターフェイス34に対して垂直な方向に延びるように照射方向が調整される。言い換えると、レーザー装置7は、ボール移動面41に照射されるラインレーザー9による光ライン10の延長方向が、ゴルフボール40の移動軌跡の延長方向となるように、ラインレーザー9の照射方向が調整される。
レーザー装置7は、照射されるレーザー光線を赤色とすることができる。この発光器2は、ボール移動面41に照射されるラインレーザー9を赤色とするので認識しやすく、特に緑色である天然芝や人工芝に対しても目立つように光ライン10を表示できる。ただ、レーザー装置7は、赤色以外のレーザー光線を照射することもできる。
(調整機構8)
調整機構8は、連結台1に固定されるレーザー装置7の向きを調整して、ボール移動面41に照射されるラインレーザー9の照射位置を調整する。言い換えると、ラインレーザー9によって表示される光ライン10の投映位置を調整する。この調整機構8は、ボール移動面41に照射されるラインレーザー9の照射位置を、ゴルフボール40の移動軌跡の方向(図1においてX軸方向)に移動させて調整する移動方向の調整機構8Xと、ボール移動面41に照射されるラインレーザー9の照射位置を、パターフェイス34と平行な方向(図1においてY軸方向)に移動させて調整する前後方向の調整機構8Yとを備えている。
(移動方向の調整機構8X)
移動方向の調整機構8Xは、図3の矢印Aで示すように、レーザー装置7を、連結台1の本体部4の表面に対して略平行な面内で回動させて、レーザー装置7の照射方向を調整する。移動方向の調整機構8Xは、図1に示すように、本体部4の表面に平行な面内におけるレーザー装置7の回動角(α)を調整することで、ボール移動面41に表示される光ライン10の位置をゴルフボール40の移動軌跡の延長方向(図1においてX軸方向)に移動させる。さらに、移動方向の調整機構8Xは、レーザー装置7の回動角(α)を調整することで、ボール移動面41に表示される光ライン10の長さ(L)を調整する。ここで、レーザー装置7の回動角(α)とは、図9に示すように、連結台1に固定されるレーザー装置7の照射軸20が、シャフト31の軸方向に対してなす角度を示している。
レーザー装置7の回動角(α)は、図9に示すように、シャフト31の軸方向であって下向きを基準として、ゴルフボール40の転動方向、すなわちフォロースイングの方向を正とし、これと反対方向、すなわち、バックスイング方向を負とする。発光器2は、このレーザー装置7の回動角(α)の絶対値を大きくすると、図10で示すように、ラインレーザー9の照射方向がヘッド33から離れる方向となり、ボール移動面41に投映される光ライン10の位置がパターフェイス34から離れると共に、光ライン10の全長(L)が長くなる。
発光器2は、例えば、図9に示すように、正面視においてレーザー装置7をシャフト31の軸上(プレート部4Aの左右の中心)に配置し、レーザー装置7の照射角(θ)を30度として、ボール移動面41からレーザー装置7までの距離(d)を約50cmとする状態で、レーザー装置7の回動角(α)を+15度とすると、ボール移動面41に投映される光ライン10の全長(L)が約29cmとなり、光ライン10の後端がパターフェイス34の位置にほぼ一致する状態で表示される。また、図10に示すように、正面視においてレーザー装置7をシャフト31の軸上に配置し、レーザー装置7の照射角(θ)を30度として、ボール移動面41からレーザー装置7までの距離(d)を約50cmとする状態で、レーザー装置7の回動角(α)を+45度とすると、ボール移動面41に投映される光ライン10の全長(L)が約58cmとなり、光ライン10の後端がパターフェイス34からゴルフボール40の移動方向に離れる距離(D)が約29cmとなる状態で表示される。
このように、レーザー装置7から照射されるラインレーザー9がボール移動面41に投映する光ライン10の全長(L)と、光ライン10がパターフェイス34からゴルフボール40の移動方向に離れる距離(D)は、レーザー装置7から照射されるラインレーザー9の照射角(θ)、ボール移動面41からレーザー装置7までの距離(d)、レーザー装置7の回動角(α)によって特定される。
さらに、発光器2は、図11に示すように、レーザー装置7をシャフト31(本体部4の左右の中心)に対してオフセットして配置することによって、ラインレーザー9がボール移動面41に投映する光ライン10の全長(L)と、光ライン10がパターフェイス34からゴルフボール40の移動方向に離れる距離(D)を調整することもできる。図11に示すパッティング練習具は、発光器2の固定位置を、プレート部4Aである本体部4の端部方向にオフセットしている。図11に示すパッティング練習具は、ゴルフボール40の移動方向と反対方向であって、バックスイング方向にオフセットして配置している。
この発光器2は、図11に示すように、レーザー装置7の照射角(θ)を30度、ボール移動面41からレーザー装置7までの距離(d)を約50cm、レーザー装置7のオフセット量(t)を約10cmとする状態で、レーザー装置7の回動角(α)を+30度とすると、ボール移動面41に投映される光ライン10の全長(L)が約37cmとなり、光ライン10の後端がパターフェイス34からゴルフボール40の移動方向に離れる距離(D)が約3cmとなる状態で表示される。
さらに、発光器2は、図12に示すように、レーザー装置7の照射角(θ)を30度、レーザー装置7のオフセット量(t)を約10cmとする状態で、ボール移動面41からレーザー装置7までの距離(d)を約40cmとし、レーザー装置7の回動角(α)を+45度とすると、ボール移動面41に投映される光ライン10の全長(L)が約46cmとなり、光ライン10の後端がパターフェイス34からゴルフボール40の移動方向に離れる距離(D)が約13cmとなる状態で表示される。
したがって、本発明のパッティング練習具は、レーザー装置7から照射されるラインレーザー9がボール移動面41に投映する光ライン10の全長(L)と、光ライン10がパターフェイス34からゴルフボール40の移動方向に離れる距離(D)が最適となるように、レーザー装置7から照射されるラインレーザー9の照射角(θ)、ボール移動面41からレーザー装置7までの距離(d)、レーザー装置7の回動角(α)、連結台1に配置されるレーザー装置7のオフセット量(t)を決定する。
(前後方向の調整機構8Y)
前後方向の調整機構8Yは、図3の矢印Bで示すように、レーザー装置7を、パター30のシャフト31の軸方向を含む垂直面と平行な面内で傾動させてレーザー装置7の照射方向を調整する。前後方向の調整機構8Yは、図2に示すように、レーザー装置7の傾動角(β)を調整することで、図13に示すように、ボール移動面41に表示される光ライン10の位置をパターフェイス34と平行な方向、言い換えるとパターフェイス34の幅方向に移動させる。ここで、レーザー装置7の傾動角(β)とは、図2に示すように、パター30のシャフト31の軸方向を含む垂直面内において、連結台1に固定される発光器2の照射軸20が、パターフェイス34の中心を指す方向に対してなす角度を示している。
レーザー装置7の傾動角(β)は、図2に示すように、ヘッド33の先端方向を正とし、これと反対方向、すなわち、ヘッド33の後端方向を負としている。パッティング練習具は、このレーザー装置7の傾動角(β)の絶対値を大きくすると、ボール移動面41に投映される光ライン10が、ゴルフボール40の転動ライン42に対して平行移動される距離(H)が大きくなる。この発光器2は、レーザー装置7の傾動角(β)を調整することで、ボール移動面41に照射されるラインレーザー9の位置、すなわち光ライン10の位置をパターフェイス34と平行な方向にシフトするように調整できる。このため、光ライン10をゴルフボール40の上面に照射することなく、ボールの移動方向を光ライン10で明確に表示できる。
図3と図5に示す発光器2は、移動方向の調整機構8Xと前後方向の調整機構8Yを実現するために、レーザー装置7を互いに垂直な2つの平面内で回動できるように連結している。図に示す調整機構8は、連結台1の本体部4に対して垂直に突出する姿勢で固定された固定片21と、この固定片21に対して回動自在に連結された回動片22とを備えおり、この回動片22に対して回動自在にレーザー装置7を配置している。図に示す固定片21は金属板をL字状に折曲しており、一方の折曲片を本体部4に固定すると共に、他方の折曲片を本体部4の表面に対して垂直に突出させて垂直プレート21Aとしている。この固定片21は、垂直プレート21Aが、シャフト31の軸方向を含む垂直面と平行な姿勢となるように配置している。回動片22も金属板をL字状に折曲しており、一方の折曲片を連結プレート22Aとして固定片21に回動自在に連結すると共に、他方の折曲片22Bを支持プレート22Bとして、表面に回動自在にレーザー装置7を固定している。
図3と図5に示す発光器2は、固定片21の垂直プレート21Aに対して回動片22を回動自在に連結することで、回動片22に固定されるレーザー装置7を垂直面内で傾動可能として、前後方向の調整機構8Yを実現している。固定片21と回動片22は、回転軸を介して連結することで、回動できるようにしている。
さらに、発光器2は、回動片22の支持プレート22Bに対して、レーザー装置7を平行な面内で回動できるように配置することで、移動方向の調整機構8Xを実現している。ここで、図3と図5においては、レーザー装置7は、磁石23を介して回動片22の支持プレート22Bに固定されており、レーザー装置7を支持プレート22Bに吸着させた状態で回動できるようにしている。この構造は、簡単な構造でレーザー装置7を回動片22に対して回動自在に固定できる。ただ、レーザー装置は、回転軸を介して支持プレートに回動自在に連結することもできる。なお、図3の発光器2は、前述のように、レーザー装置7から照射されるラインレーザー9の広がり方向が、支持プレート22Bに対して略平行な面内となるようにしている。言い換えると、回動片22に対して回動するレーザー装置7の回動面と平行な面内にラインレーザー9を照射できるようにレンズ25のスリット26の向きを特定している。
以上の調整機構8は、回動片22の支持プレート22Bに対してレーザー装置7を回動させることで、レーザー装置7の回動角(α)を調整でき、回動片22を固定片21に対して回動させることで、レーザー装置7の傾動角(β)を調整できる。
さらに、調整機構8は、図7と図8に示す構造として、レーザー装置7の回動角(α)と傾動角(β)を調整することもできる。図7と図8に示す調整機構8は、L字状に折曲された回動片24の一方の折曲片である連結プレート24Aを連結台1の本体部4の表面に回動自在に連結すると共に、他方の折曲片である垂直プレート24Bを本体部4の表面から突出させて、この垂直プレート24Bに対して回動自在にレーザー装置7を連結している。図7の調整機構8は、レーザー装置7を、磁石23を介して回動片22の垂直プレート24Bに固定している。図8の調整機構8は、レーザー装置7を回動自在に垂直プレート24Bにネジ止めして固定している。これらの調整機構8は、連結台1に対して回動片22を回動させてレーザー装置7の回動角(α)を調整し、回動片22の垂直プレート22Bに対してレーザー装置7を傾動させて傾動角(β)を調整する。この調整機構8は、簡単な構造で、レーザー装置7の回動角(α)と傾動角(β)を調整できる。
さらに、調整機構8は、以上の構造には特定せず、レーザー装置7の照射方向を互いに垂直な2つの平面内で調整できる他の全ての構造が使用できる。
(バッテリー3)
バッテリー3は、発光器2の電源であって、連結台4に固定されている。図3に示すパッテイング練習具は、連結台4の裏面側にバッテリー3を備えており、図4に示すパッテイング練習具は、連結台4の表面側にバッテリー3を備えている。図に示すバッテリー3は、連結台1に固定された電池ケース28に内蔵された電池(図示せず)としている。この電池は、発光器2からレーザー光線を照射するのに必要な電力を発光器2に供給できる出力としている。バッテリー3は、例えば、電池ケース28に複数の電池を収納して、これ等を直列に接続することができる。
さらに、図3に示すバッテリー3は、発光器2への電力の供給をオンオフする電源スイッチ29を備えている。図に示す電源スイッチ29は、電池ケース28の側面に設けている。このパッティング練習具は、使用するときに電源スイッチ29をオンに切り換えて発光器2からレーザー光線を照射する。また、使用後においては、電源スイッチ29をオフに切り換えて発光器2からレーザー光線の照射を停止する。
なお、パッティング練習具は、必ずしもバッテリー3を収納する電池ケース28を必要とはしない。パッティング練習具は、例えば、発光器2に電池を内蔵することもできる。この発光器2は、レーザー装置7を備えるモジュールとして、このモジュールのケーシングに電池を内蔵することができる。
以上のパッティング練習具は、練習の用途に応じて、以下のように使用する。
パッテイング練習具は、ボール移動面41に表示される光ライン10の位置をゴルフボール40の移動軌跡の延長方向(図1においてX軸方向)に移動させることができる。このパッティング練習具は、例えば、ゴルフボール40をヒットするパターフェイス34のすぐ前方(ゴルフボール40の移動方向)にラインレーザー9を照射することで、ボールの打ち出し方向を光ライン10で表示して可視化することができる。また、パッティング練習具は、パターフェイス34からゴルフボール40の移動方向に離れた位置にラインレーザー9を照射することで、打ち出されたゴルフボール40の移動方向や目標であるカップ方向への予想ラインを可視化できる。さらにまた、パッティング練習具は、レーザー装置7の回動角(α)をマイナスとして、パターフェイス34の背面側であって、バックスウィング側の後方にラインレーザー9を照射することで、バックスウイングやフォロースウイングにおけるヘッド33の移動軌跡を可視化することができる。このように、パッティング練習具は、発光器2によるラインレーザー9の照射位置をゴルフボール40の移動方向に調整することで、目的に応じた練習方法が実施でき、パッテイングの練習において、極めて実用的な練習方法を実現できる。
また、パッティング練習具は、図13に示すように、ボール移動面41に表示される光ライン10の位置をゴルフボール40の移動方向に対して、パターフェイス34と平行な方向(図1においてY軸方向)にシフトすることができる。このパッティング練習具は、例えば、スライスラインのパッテイング練習を行う際には、ボール移動面41に表示される光ライン10の位置をヘッド33の先端方向にシフトさせると共に、この光ライン10の延長方向を目標であるカップ方向に向けることで、ゴルフボール40をカップよりも左方向に打ち出しながら、スライスラインにおけるパッテイングのイメージを可視化できる。また、このパッティング練習具は、フックラインのパッテイング練習を行う際には、ボール移動面41に表示される光ライン10の位置をヘッド33の後端方向にシフトさせると共に、この光ライン10の延長方向を目標であるカップ方向に向けることで、ゴルフボール40をカップよりも右方向に打ち出しながら、フックラインにおけるパッテイングのイメージを可視化できる。このように、パッティング練習具は、発光器2によるラインレーザー9の照射位置を前後方向に調整することで、さらに実用的な練習方法を実現できる。
本発明のパッティング練習具は、目標に対するパターフェイスのスイング軌跡を、芝生や床上にラインレーザーを投映して明確に可視化できるパッティングの練習具として好適に使用できる。
1…連結台
2…発光器
3…バッテリー
4…本体部
4A…プレート部
5…固定具
6…位置確認部材
7…レーザー装置
8…調整機構
8X…移動方向の調整機構
8Y…前後方向の調整機構
9…ラインレーザー
10…光ライン
11…挟着片
11A…凹部
12…締め付け具
13…対向片
14…可動片
15…駆動ネジ
16…挟持部材
16A…凹部
17…弾性体
19…水平ロッド
20…照射軸
21…固定片
21A…垂直プレート
22…回動片
22A…連結プレート
22B…支持プレート
23…磁石
24…回動片
24A…連結プレート
24B…垂直プレート
25…レンズ
26…スリット
28…電池ケース
29…電源スイッチ
30…パター
31…シャフト
32…グリップ
33…ヘッド
34…パターフェイス
40…ゴルフボール
41…移動面
42…転動ライン

Claims (8)

  1. ゴルフパター(30)のシャフト(31)又はグリップ(32)に連結される連結台(1)と、この連結台(1)に設けてなるレーザー光線の発光器(2)と、この発光器(2)に電力を供給するバッテリー(3)とを備えるゴルフのパッティング練習具であって、
    前記レーザー光線の発光器(2)が、前記連結台(1)を介してゴルフパター(30)に連結される状態で直線状のラインレーザー(9)を下方に照射して、照射するラインレーザー(9)をゴルフボール(40)の移動面(41)に投映して移動軌跡を表示するようにしてなるゴルフのパッティング練習具。
  2. 請求項1に記載されるゴルフのパッティング練習具であって、
    前記連結台(1)が、パターフェイス(34)の横幅よりも長い板状のプレート部(4A)を備えることを特徴とするゴルフのパッティング練習具。
  3. 請求項1または2に記載されるゴルフのパッティング練習具であって、
    前記連結台(1)が脱着自在にシャフト(31)又はグリップ(32)に連結されてなるゴルフのパッティング練習具。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されるゴルフのパッティング練習具であって、
    前記連結台(1)が、前記シャフト(31)を回転中心として回転自在に連結され、かつ所定の回転位置に固定できる固定具(5)を備えてなるゴルフのパッティング練習具。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載されるゴルフのパッティング練習具であって、
    前記レーザー光線の発光器(2)が、ボール移動面(41)に照射されるラインレーザー(9)の位置を調整できる調整機構(8)を備えるゴルフのパッティング練習具。
  6. 請求項5に記載されるゴルフのパッティング練習具であって、
    前記調整機構(8)が、ボール移動面(41)に照射されるラインレーザー(9)の位置を、ゴルフボール(40)の移動軌跡の方向に調整できる移動方向の調整機構(8X)を備えるゴルフのパッティング練習具。
  7. 請求項5に記載されるゴルフのパッティング練習具であって、
    前記調整機構(8)が、ボール移動面(41)に照射されるラインレーザー(9)の位置を、パターフェイス(34)と平行な方向に調整できる前後方向の調整機構(8Y)を備えるゴルフのパッティング練習具。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載されるゴルフのパッティング練習具であって、
    前記発光器(2)が照射するレーザー光線が赤色であるパッティング練習具。
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