JP2017092635A - 撮像装置及び信号処理方法 - Google Patents

撮像装置及び信号処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017092635A
JP2017092635A JP2015218386A JP2015218386A JP2017092635A JP 2017092635 A JP2017092635 A JP 2017092635A JP 2015218386 A JP2015218386 A JP 2015218386A JP 2015218386 A JP2015218386 A JP 2015218386A JP 2017092635 A JP2017092635 A JP 2017092635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
gamma
correction processing
characteristic
external device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015218386A
Other languages
English (en)
Inventor
くる美 森
Kurumi Mori
くる美 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015218386A priority Critical patent/JP2017092635A/ja
Publication of JP2017092635A publication Critical patent/JP2017092635A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】外部の機器との接続有無に応じてガンマ特性を切り替えてガンマ補正処理を行うことができる撮像装置を提供する。【解決手段】映像信号を生成するイメージセンサーと、得られた映像信号にガンマ補正処理を施すガンマ補正処理部と、ガンマ補正処理された映像信号を外部機器に送信する無線インタフェースとを有し、外部機器に映像信号を送信する場合、第1のガンマ特性で映像信号にガンマ補正処理を施し、外部機器への映像信号の送信を行わない場合、第1のガンマ特性とは異なる第2のガンマ特性で映像信号にガンマ補正処理を施す。【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置及び信号処理方法に関する。
被写体を撮像装置で撮影し、その映像を表示装置に表示する際、撮影時に撮像装置において、撮像装置のガンマ特性に基づき被写体輝度をコード値に変換することで被写体の階調を映像信号に変換する。そして、表示時に表示装置において、表示装置のガンマ特性に基づき映像信号のコード値を出力輝度値に変換する。このようにすることで、非常に広いダイナミックレンジを持つ実世界の被写体のうち、限られた明るさの範囲を切り出し、表示装置の限定的な狭いダイナミックレンジの中におさめて表示することができる。
撮像装置において実用的な入力ダイナミックレンジを確保するために、ニー補正処理を用いて入力ダイナミックレンジを広げる工夫がなされている(特許文献1参照)。図7は、従来の撮像装置のガンマ特性を説明するための図である。図7(A)において、701は入力ダイナミックレンジが0〜X1であるガンマ特性であり、例えばITU−R BT.709等で規格化されているガンマ特性である。702は入力ダイナミックレンジが0〜X2(X2>X1)であるガンマ特性であり、入力ダイナミックレンジを実用的な範囲に広げた場合を表している。
図7(A)に示すように、従来の撮像装置のガンマ特性702は、映像における中輝度部から高輝度部の領域のコントラストを圧縮する特性となっている。しかしながら、図7(B)に示すように、撮像装置のガンマ特性711と表示装置のガンマ特性712とを合わせたシステム全体での階調特性713は、低輝度部に対して高輝度部のコントラストが圧縮された不自然な階調特性となってしまう。したがって、表示装置に表示される映像の階調特性は、実被写体の階調特性に対して高輝度部の輝度変化が減少してしまい、リアリティーが損なわれる結果となっていた。
表示される映像の階調特性では高輝度部の輝度変化が減少してしまうという問題に対して、表示時に表示装置において高輝度部分の明るさを持ち上げることで高輝度部のコントラスト圧縮を補う技術がある。しかしながら、撮像装置での記録段階で映像における中輝度部から高輝度部の階調情報が減少しているため、表示装置側の処理のみでは十分な階調特性を得ることができない。また、表示装置において、撮像装置のガンマ特性は未知であるため、正確に階調特性を復元することができない。
特開2002−223373号公報
上述したように、接続される外部の表示装置によっては映像の階調特性が不自然になるという課題があった。本発明の目的は、表示映像が不自然になることを避けるため、外部の機器との接続有無に応じてガンマ特性を切り替えてガンマ補正処理を行うことができる撮像装置を提供することである。
本発明に係る撮像装置は、映像信号を生成する撮像手段と、前記撮像手段により得られた映像信号にガンマ補正処理を施す補正処理手段と、前記補正処理手段により前記ガンマ補正処理された映像信号を外部機器に送信する送信手段とを有し、前記補正処理手段は、前記送信手段を介して外部機器に前記映像信号を送信する場合、第1のガンマ特性で前記映像信号にガンマ補正処理を施し、前記送信手段を介した外部機器への前記映像信号の送信を行わない場合、前記第1のガンマ特性とは異なる第2のガンマ特性で前記映像信号にガンマ補正処理を施すことを特徴とする。
本発明によれば、外部機器に映像信号を送信する場合には、外部機器に映像信号を送信しない場合とは異なるガンマ特性でガンマ補正処理を施し、外部機器との接続有無に応じてガンマ特性を切り替えてガンマ補正処理を行うことが可能となる。
第1の実施形態における撮像装置の概略構成例を示す図である。 第1の実施形態における撮像装置の外観を示す斜視図である。 第1の実施形態における撮像装置の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における階調特性を説明するための図である。 第2の実施形態における撮像装置の概略構成例を示す図である。 第2の実施形態における撮像装置の動作例を示すフローチャートである。 従来の撮像装置のガンマ特性を説明するための図である。 本実施形態における撮像装置のガンマ特性を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明に至る参考技術について説明する。前述したように図7(A)に示した撮像装置のガンマ特性を適用し、表示装置において高輝度部分の明るさを持ち上げて高輝度部のコントラスト圧縮を補う方法では、表示装置側の処理のみではシステム全体の階調特性として十分な階調特性を得ることができない。
これに対して、図8(A)に示すような撮像装置のガンマ特性を適用する方法が考えられる。すなわち、撮像装置でのガンマ補正処理でコントラストを圧縮することをせずに、入力コードに対する出力コードの関係を一定に保ち、映像における低輝度部から高輝度部までのビットの割り振りを固定して記録し、さらに表示装置のガンマ特性を適切に設定する。これにより、撮像装置と表示装置とのシステム全体において良好な階調特性を得ることができ、画質向上を実現することが可能となる。
以下、図8を参照して説明する。図8(A)において、801は入力ダイナミックレンジが0〜X1であるガンマ特性であり、例えばITU−R BT.709等で規格化されているガンマ特性である。802は入力ダイナミックレンジが0〜X2(X2>X1)であるガンマ特性であり、入力ダイナミックレンジを実用的な範囲に広げた場合を表している。
ガンマ特性802は、ガンマ特性801を基準にした場合、コントラストを圧縮することをせずに、入力コードに対する出力コードの関係を一定に保ち、映像における低輝度部から高輝度部までのビットの割り振りを固定する特性となっている。そのため、図8(B)に示すように、撮像装置のガンマ特性811と表示装置のガンマ特性812とを合わせたシステム全体での階調特性813は、一部の領域に対してコントラストが圧縮されることはない。
この方式によれば、撮像装置のガンマ特性と表示装置のガンマ特性とを合わせたシステム全体での階調特性を、映像における低輝度部から高輝度部までの全領域において被写体輝度に対しリニアな特性にすることができる。これにより、暗部からハイライト部まで全域で、より自然な階調性、色再現性、鮮鋭感を実現することが可能となる。
しかしながら、この場合の表示装置で表示される輝度は、ガンマ特性812に示すように表示装置のガンマ特性が表示画像の輝度を高くする設定になっている場合に実現できる。例えば、図8(C)に示すように表示装置のガンマ特性822が表示時の輝度が低い通常輝度の設定となっている場合、撮像装置のガンマ特性821と合わせたシステム全体での階調特性823は、全体として表示される輝度が低くなり、暗い映像となる。
また、モバイル機器と接続し、画角やフォーカスを確認するためにモバイル機器へ撮影画像を送信したり、さらにはモバイル機器側で受信し画像を記録したりすることを可能にしたカメラ等の撮像装置が実用化されている。図8(A)に示したような撮像装置のガンマ特性802を適用した画像は、モバイル機器側での輝度を上げることで期待する画質を得ることが可能となる。
しかし、近年のモバイル機器においては、バッテリ消費を低減するために表示時の輝度を低く設定している場合が多く、モバイル機器側での輝度を上げることで期待する画質を得ることは難しい。また、モバイル機器側での表示時の輝度を高く設定する性能にもばらつきがあり、期待する画質を得にくい。以下に説明する実施形態では、撮像装置に接続された外部機器があるか否かに応じて撮像装置のガンマ特性を設定し、適切な輝度で機器側での表示を可能にする。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における撮像装置の概略構成例を示す図である。レンズ101の後方に絞り102が配置されている。レンズ101及び絞り102を介した光は、イメージセンサー105の結像面上に被写体像として結像される。イメージセンサー105は、結像された被写体像を光信号から映像信号に変換することで映像信号を生成する。
イメージセンサー105により得られた映像信号は、信号処理部112に送られる。信号処理部112は、ホワイトバランス補正処理部107、エッジ強調処理部108、ガンマ補正処理部109、及び輝度/色情報検出部110を有する。ホワイトバランス補正処理部107は、カメラマイコン111による制御に従って、映像信号に対してホワイトバランス補正処理を施す。エッジ強調処理部108は、カメラマイコン111による制御に従って、映像信号に対してエッジ強調処理を施す。ガンマ補正処理部109は、カメラマイコン111による制御に従って、映像信号に対してガンマ補正処理を施す。信号処理部112において信号処理を施された映像信号は、ディスプレイ116に出力されるか、磁気テープ115、DVDディスク117、あるいはメモリカード118に記録される。
輝度/色情報検出部110は、画像を水平、垂直方向に分割して、複数の輝度/色情報検出枠を設定し、輝度/色情報検出枠内の画素値を積分することで、被写体の各検出枠における輝度情報及び色情報を検出する。輝度/色情報検出部110によって検出された輝度情報及び色情報は、カメラマイコン111に送られる。カメラマイコン111は、取得した輝度情報や色情報等を用いて、ホワイトバランス補正処理、エッジ強調処理、ガンマ補正処理に用いる補正値を算出する。カメラマイコン111により算出した補正値に基づき、信号処理部112でのホワイトバランス補正処理、エッジ強調処理、及びガンマ補正処理が行われる。
ここで、ガンマ補正処理部109でのガンマ補正処理に用いられる撮像装置のガンマ特性は、撮像装置における撮影モード等に応じて切り替えられる。例えば、撮影モードが高輝度優先モードであれば、撮像装置のガンマ特性として高輝度優先用のガンマ補正カーブを適用し、撮影モードが通常撮影モードであれば、撮像装置のガンマ特性として通常撮影用のガンマ補正カーブを適用する。高輝度優先用のガンマ補正処理については、後で詳しく述べる。また、信号処理部112におけるホワイトバランス補正処理、エッジ強調処理、ガンマ補正処理、輝度/色情報検出処理以外の処理部等については、ここでは図示しない。
さらに、カメラマイコン111は、イメージセンサー制御部106を通じて、イメージセンサー105の蓄積、読み出し等の制御を行う。また、レンズ制御部103を通じて、レンズ101のフォーカス、ズーム等の制御を行う。また、輝度/色情報検出部110によって検出された輝度情報及び色情報を基に、絞り制御部104を通じて、絞り102の制御を行い、また、イメージセンサー制御部106を通じて、シャッタースピードの制御を行うことで、露出制御を行う。また、レンズ制御部103を通じてレンズ101を駆動するか、あるいは信号処理部112を制御することで、使用者の撮影時の手ぶれを補正する。
さらに、カメラマイコン111は、無線I/F(インタフェース)119を通じて、無線によって通信可能に接続された外部機器があるか否かを判別する。また、カメラマイコン111は、無線I/F(インタフェース)119を通じて、接続された外部機器からのコマンドを受けて本体内での処理を行ったり、撮影によって得られた映像信号の外部機器への送信を行ったりする。
図2は、第1の実施形態における撮像装置の外観を示す斜視図である。200は撮像装置本体である。撮像装置本体200内部には、DVDディスク、磁気テープ及びメモリカード等の記録媒体が収納され、映像信号(動画像/静止画像)を記録再生できるようになっている。201はレンズ部である。202はマイクであり、撮影時の音声を記録する。203は電子式ビューファインダ(EVF)であり、覗き込むことにより撮影時に被写体を狙ったり確認したりすることが可能となっている。
204は動画用トリガースイッチである。動画用トリガースイッチ204は、例えばプッシュボタンであり、動画撮影の開始及び終了を機器に伝達するために使用者が操作するスイッチである。205は静止画用トリガースイッチである。静止画用トリガースイッチ205は、例えばプッシュボタンであり、静止画撮影の開始及び終了を機器に伝達するために使用者が操作するスイッチである。
206はモードダイヤルであり、例えば回転式のスイッチからなる。モードダイヤル206では、例えば再生モードに設定する“再生”、カメラモードに設定する“カメラ”及びその何れでもない“OFF”の何れかを選択できる。207は操作スイッチ群であり、使用者が本体を操作するため、画質フィルタモードを入力するためのキーや、その他のメニュー操作や再生系の操作等のためのキーが配置されている。
208は本体側面に開閉自在となるように取り付けられた液晶パネルであり、EVF203と同様に、撮影時には被写体像の確認、再生時には再生画像の表示に主に使用される。液晶パネル208は、本体120から開いている状態で、さらに水平方向にも回転可能になっている。209はスピーカであり、再生するときに音声を出力するために設けられている。210はバッテリであり、本体120と着脱可能になっている。また、図2では示していないが、本体内部には外部機器等と無線通信を行うための無線モジュールが内蔵されており、外部機器等との通信が可能となっている。
次に、第1の実施形態における撮像装置のカメラマイコン111による高輝度優先モード時のガンマ補正処理及びメタデータ記録処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。図3は、第1の実施形態における撮像装置の動作例を示すフローチャートである。
撮像装置における映像信号の階調補正処理が開始されると、ステップS301にて、カメラマイコン111は、入力ダイナミックレンジを決定する。ここでの入力ダイナミックレンジは、撮像装置における撮影モードによって予め設定された所定値、又は輝度/色情報検出部110によって検出された輝度情報及び色情報を基に算出された値である。次に、ステップS302にて、カメラマイコン111は、輝度/色情報検出部110によって検出された輝度情報及び色情報を基に露出制御を行う。
続いて、ステップS303にて、カメラマイコン111は、撮像装置本体が無線通信モードであるか否かを判別する。無線通信モードであるか否かの判別は、次の<1>〜<3>の何れかの条件を、無線I/F119を用いてカメラマイコン111が判別し、無線通信モードであるか否かを決定している。
<1>外部機器との通信が確立した場合
<2>外部機器へ画像情報の送信を開始した場合
<3>外部機器側で送信した画像の記録を開始した場合
無線通信モードでないと判別した場合(ステップS303のNo)、ステップS304にて、カメラマイコン111は、撮影モードが高輝度優先モードであるか否かを判断する。撮影モードが高輝度優先モードであると判断した場合(ステップS304のYes)、ステップS305にて、カメラマイコン111は、ガンマ補正処理に用いるガンマ特性を高輝度優先用のガンマ補正カーブに決定する。さらに、ステップS306にて、カメラマイコン111は、高輝度優先モードに対応したメタデータの記録を行う。ここで、記録するメタデータは、高輝度優先モードを表すためのフラグ、入力ダイナミックレンジ、予め設定された表示輝度の基準値に対する倍率、ピーク輝度値、撮像装置のガンマ特性情報、撮像装置のベースガンマ等である。
一方、無線通信モードであると判別した場合(ステップS303のYes)、又は無線モードではなく撮影モードが高輝度優先モードではない、すなわち通常撮影モードであると判断した場合(ステップS304のNo)、ステップS307へ進む。ステップS307にて、カメラマイコン111は、ガンマ補正処理に用いるガンマ特性を通常撮影用のガンマ補正カーブに決定する。さらに、ステップS308にて、カメラマイコン111は、通常撮影モードに対応したメタデータの記録を行う。ここで、記録するメタデータは、通常撮影モードを表すためのフラグ、入力ダイナミックレンジ、予め設定された表示輝度の基準値に対する倍率、ピーク輝度値、撮像装置のガンマ特性情報、撮像装置のベースガンマ等である。
次に、ステップS309にて、カメラマイコン111は、決定したガンマ特性に基づいて映像信号に対するガンマ補正処理を行い、階調補正処理を終了する。カメラマイコン111は、前述した階調補正処理を撮像装置に供給される電源が切断されて制御が終了するまで繰り返す。
図4には、高輝度優先モード用のガンマ補正カーブを適用した場合、及び通常撮影用のガンマ補正カーブを適用した場合におけるシステム全体での階調特性について示している。高輝度優先モード用のガンマ補正カーブを適用した場合、表示装置側において輝度調整を実施すれば、高輝度優先モードで撮影された画像は、期待する表示出力の特性401を得ることができる。しかし、表示装置側において輝度調整を行わないと、表示出力の特性402で示されるように、輝度の低い暗い画像となる。一方、通常撮影用のガンマ補正カーブを適用した場合、表示出力は特性403で示されるように、高輝度部分での伸びが悪いが、特性402での表示出力に比べて低中間輝度部分の輝度が高く表示され、よりよい品質で表示することができる。図4に示す表示出力の特性から、輝度調整に制限の多いモバイル機器での表示される画像としては、通常撮影モードのガンマ特性、すなわち通常撮影用のガンマ補正カーブを適用した場合の方が優位性があることが分かる。
第1の実施形態によれば、撮像装置に対して外部機器が接続された場合、通常撮影モードのガンマ特性、すなわち通常撮影用のガンマ補正カーブを適用してガンマ補正処理を行い、外部機器に映像信号を送信する。これにより、外部機器に映像信号を送信する場合には、通常撮影モードのガンマ特性でガンマ補正処理を施すことができ、外部機器との接続有無に応じてガンマ特性を切り替えてガンマ補正処理を行うことが可能となる。したがって、システム全体の特性がリニアとなるようにガンマ特性を合わせこむことが困難な外部機器が接続されたとしても、通常撮影モードのガンマ特性を適用することで、外部機器にて表示される映像が暗くなることを防ぐことが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。以下では、第2の実施形態において、前述した第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。図5は、第2の実施形態における撮像装置の概略構成例を示す図である。図5において、図1に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態では、信号処理部112は、2つのガンマ補正処理部109A、109Bを有する。ガンマ補正処理部109A、109Bは、映像信号に対して互いに異なるガンマ特性でガンマ補正処理を施すことが可能となっており、ガンマ補正処理部109−2でガンマ補正処理された映像信号は無線I/F119を経由して外部機器へ送信されることになる。
次に、第2の実施形態における撮像装置の動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。図6は、第2の実施形態における撮像装置の動作例を示すフローチャートである。撮像装置における映像信号の階調補正処理が開始されると、ステップS601にて、カメラマイコン111は、入力ダイナミックレンジを決定する。ここでの入力ダイナミックレンジは、撮像装置における撮影モードによって予め設定された所定値、又は輝度/色情報検出部110によって検出された輝度情報及び色情報を基に算出された値である。次に、ステップS602にて、カメラマイコン111は、輝度/色情報検出部110によって検出された輝度情報及び色情報を基に露出制御を行う。
続いて、ステップS603にて、カメラマイコン111は、撮影モードが高輝度優先モードであるか否かを判断する。撮影モードが高輝度優先モードであると判断した場合(ステップS603のYes)、ステップS604にて、カメラマイコン111は、ガンマ補正処理部109Aで実施するガンマ補正処理に用いるガンマ特性を高輝度優先用のガンマ補正カーブに決定する。さらに、ステップS605にて、カメラマイコン111は、高輝度優先モードに対応したメタデータの記録を行う。ここで、記録するメタデータは、高輝度優先モードを表すためのフラグ、入力ダイナミックレンジ、予め設定された表示輝度の基準値に対する倍率、ピーク輝度値、撮像装置のガンマ特性情報、撮像装置のベースガンマ等である。
一方、撮影モードが高輝度優先モードではなく通常撮影モードであると判断した場合(ステップS603のNo)、ステップS606へ進む。ステップS606にて、カメラマイコン111は、ガンマ補正処理部109Aで実施するガンマ補正処理に用いるガンマ特性を通常撮影用のガンマ補正カーブに決定する。さらに、ステップS607にて、カメラマイコン111は、通常撮影モードに対応したメタデータの記録を行う。ここで、記録するメタデータは、通常撮影モードを表すためのフラグ、入力ダイナミックレンジ、予め設定された表示輝度の基準値に対する倍率、ピーク輝度値、撮像装置のガンマ特性情報、撮像装置のベースガンマ等である。
次に、ステップS608にて、カメラマイコン111は、決定したガンマ補正特性に基づいてガンマ補正処理部109Aで映像信号に対するガンマ補正処理を行う。その後、ステップS609にて、カメラマイコン111は、撮像装置本体が無線通信モードであるか否かを判別する。無線通信モードであるか否かの判別は、第1の実施形態と同様に行う。
無線通信モードであると判別した場合(ステップS609のYes)、ステップS610にて、カメラマイコン111は、ガンマ補正処理部109Bで実施するガンマ補正処理に用いるガンマ特性を通常撮影用のガンマ補正カーブに決定する。なお、無線通信モードでないと判別した場合(ステップS609のNo)、ステップS610の処理はスキップされる。
次に、ステップS611にて、カメラマイコン111は、決定したガンマ補正特性に基づいてガンマ補正処理部109Bで映像信号に対するガンマ補正処理を行い、階調補正処理を終了する。カメラマイコン111は、前述した階調補正処理を撮像装置に供給される電源が切断されて制御が終了するまで繰り返す。
第2の実施形態によれば、撮像装置に対して外部機器が接続された場合、少なくとも外部機器に送信する映像信号だけは、通常撮影モードのガンマ特性を適用してガンマ補正処理を行い、外部機器に送信する。これにより、外部機器には通常撮影モードのガンマ特性でガンマ補正処理した映像信号が送信されるので、システム全体の特性がリニアとなるようにガンマ特性を合わせこむことが困難な外部機器であっても、表示映像が暗くなることを防ぐことが可能となる。
(本発明の他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
105:イメージセンサー 106:イメージセンサー制御部 107:ホワイトバランス処理部 108:エッジ強調処理部 109、109A、109B:ガンマ補正処理部 110:輝度/色情報検出部 111:カメラマイコン 112:信号処理部 119:無線I/F(インタフェース)

Claims (8)

  1. 映像信号を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた映像信号にガンマ補正処理を施す補正処理手段と、
    前記補正処理手段により前記ガンマ補正処理された映像信号を外部機器に送信する送信手段とを有し、
    前記補正処理手段は、前記送信手段を介して外部機器に前記映像信号を送信する場合、第1のガンマ特性で前記映像信号にガンマ補正処理を施し、前記送信手段を介した外部機器への前記映像信号の送信を行わない場合、前記第1のガンマ特性とは異なる第2のガンマ特性で前記映像信号にガンマ補正処理を施すことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記送信手段を介して外部機器が通信可能に接続されたか否かを判別する判別手段を有し、
    前記判別手段で判別した結果に基づいて、前記ガンマ補正処理を前記第1のガンマ特性で施すか、前記第2のガンマ特性で施すかを切り替えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第1のガンマ特性は、映像における一部の輝度の領域についてコントラストを圧縮する特性であり、
    前記第2のガンマ特性は、映像における輝度の全領域についてコントラストを圧縮することをしない特性であることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記第2のガンマ特性は、映像信号が送信される外部機器のガンマ特性と合わせてリニアとなる特性であることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  5. 前記第1のガンマ特性は、映像における一部の輝度の領域についてコントラストを圧縮する特性であり、
    前記第2のガンマ特性は、映像におけるコントラストを圧縮することをせずに、入力コードに対する出力コードの関係を一定に保ち、輝度に対するコードの割り振りを固定した特性であることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  6. 前記判別手段は、外部機器との通信が確立したか、外部機器へ映像信号の送信を開始したか、外部機器側で映像信号の記録を開始したかの何れかの条件で、外部機器が通信可能に接続されたか否かを判別することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  7. 前記補正処理手段は、前記送信手段を介して外部機器に送信する前記映像信号だけ前記第2のガンマ特性で前記ガンマ補正処理を施すことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 映像信号を生成する撮像手段により得られた映像信号にガンマ補正処理を施す補正処理工程と、
    前記補正処理工程にて前記ガンマ補正処理された映像信号を、送信手段を介して外部機器に送信する送信工程とを有し、
    前記補正処理工程では、前記送信手段を介して外部機器に前記映像信号を送信する場合、第1のガンマ特性で前記映像信号にガンマ補正処理を施し、前記送信手段を介した外部機器への前記映像信号の送信を行わない場合、前記第1のガンマ特性とは異なる第2のガンマ特性で前記映像信号にガンマ補正処理を施すことを特徴とする信号処理方法。
JP2015218386A 2015-11-06 2015-11-06 撮像装置及び信号処理方法 Pending JP2017092635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015218386A JP2017092635A (ja) 2015-11-06 2015-11-06 撮像装置及び信号処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015218386A JP2017092635A (ja) 2015-11-06 2015-11-06 撮像装置及び信号処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017092635A true JP2017092635A (ja) 2017-05-25

Family

ID=58771819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015218386A Pending JP2017092635A (ja) 2015-11-06 2015-11-06 撮像装置及び信号処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017092635A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106941587B (zh) 视频处理设备和视频处理方法
US20070132878A1 (en) Digital camera system
US10334336B2 (en) Method of controlling digital photographing apparatus and digital photographing apparatus using the same
JP2003189211A (ja) 画像出力システムおよび画像処理装置
JP2020136823A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、撮像装置の制御方法、及びプログラム
KR20090059512A (ko) 렌즈부 셰이딩 현상을 보정하는 영상 처리 장치 및 그 제어방법
JP2017092635A (ja) 撮像装置及び信号処理方法
JP6767694B2 (ja) 撮像装置
KR101464532B1 (ko) 디지털 영상 처리 장치 및 이의 제어 방법
US11375106B2 (en) Image capture apparatus and control method therefor
KR101946574B1 (ko) 영상 재생 장치, 방법, 및 컴퓨터 판독가능 저장매체
JP2006217111A (ja) 動画撮影装置、及び動画撮影方法
JP2017118427A (ja) 情報端末装置、撮像装置、画像情報処理システム及び画像情報処理方法
JP2021007218A (ja) 撮像装置、その制御方法、プログラム
JP2020141189A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2021078051A (ja) 画像処理装置および画像制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2009239930A (ja) 動画撮影装置、及び、プログラム
JP2007134958A (ja) 撮影装置
KR20100001269A (ko) 영상 보상 방법 및 장치, 및 이를 이용한 디지털 촬영 장치
JP2006186423A (ja) 撮像装置、撮像方法及びそのプログラム
JP2010134260A (ja) 電子機器及び音声処理方法
JP2018207418A (ja) 撮像装置
JP2018093327A (ja) 画像制御システム、電子機器およびその制御方法、プログラム
JP2004343484A (ja) 電子カメラ
JP2006140588A (ja) 撮像装置、プリント装置及びプリントシステム