JP2017092005A - 端子台および接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数系統の入力用給電線をそれぞれ複数の出力用電線に効率よく分岐する。
【解決手段】第1端子列及び第2端子列は、それぞれ、互いに接続された複数の第1系統用端子と、互いに接続された複数の第2系統用端子とを有する。第1系統の2本の電線の一方は第1端子列の第1系統用端子に、他方は第2端子列の1系統用端子に接続されている。第2系統の2本の電線の一方は、第1端子列の第2系統用端子に、他方は第2端子列の2系統用端子に接続されている。第1系統の出力用給電線対の2本の電線の一方は第1端子列の第1系統用端子に、他方は、第2端子列の第1系統用端子とヒューズを介して接続された端子に接続されている。第2系統の出力用給電線対の2本の電線の一方は第1端子列の第2系統用端子に、他方は、第2端子列の第2系統用端子とヒューズを介して接続された端子に接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は端子台に関する。具体的には給電線を複数に分岐させるためのヒューズ付き端子台に関する。また当該端子台を備えた接続箱にも関する。
よく知られているように、端子台は、電線の接続、分岐、中継を行うための電気部品であり、少なくとも一方向が開口した箱状の台座に複数の端子を配置させた構造を有している。普通は、複数の端子がM行N列に並べられた状態で配置され、例えば8行2列(8×2)型の端子台では、1列中に8個の端子が密接して配置され、その8個の端子からなる1列分の端子列が間隙を介して2列に配置されている。そして電線は圧着端子などを用いて端子台の各端子に接続される。なお端子台は、配電盤などの設備を構成する部品として利用される場合が多ことから、また通電状態にある端子に触れて感電しないように、筐体内に収納されることが多い。
端子台における各端子は互いに絶縁されているものの、同じ列において互いに隣接する端子同士を導線や金属板などからなる「ジャンパー」「ショートバー」などと呼ばれる導電部材によって短絡させることができる。あるいは配線基板に実装された端子台では、基板に形成された印刷配線によって適宜な端子同士が電気的に接続されている。なお端子台用の導電部材については以下の特許文献1などに記載されている。また以下の非特許文献1には市販されている各種端子台や導電部材が掲載されている。
なお本発明に関連する端子台の利用形態としては、例えば、以下の特許文献2に記載されている光成端箱がある。この光成端箱は、携帯電話用の基地局から子機のアンテナに対して光信号と電力を供給するために、筐体内で光ファイバ同士及び給電線同士を接続するとともに、光ファイバと給電線とを光・メタル複合ケーブルを用いて出力している。そして入力側の1つのケーブルに対して出力側に複数の光・メタル複合ケーブルが設けられており、これら入力側の1つのケーブルと出力側の複数のケーブルとが互いに接続されて、ケーブルの分岐が行われるようになっている。
実開昭59−149382号公報 特開2002−369366号公報
サトーパーツ株式会社、"ねじ式端子台一覧"、[online]、[平成27年10月14日検索]、インターネット<URL:http://www.satoparts.co.jp/jp/ML/menu/ML01.html>
上述したように、端子台は1系統の給電線(入力用給電線)を複数系統の給電線(出力用給電線)に分岐させることができる。しかしながら従来の端子台では、複数系統の入力用給電線を個別に分岐させたい場合には、複数系統の入力用給電線のそれぞれに対してその系統数分の端子台を個別に用意する必要があった。電圧が異なる複数の給電線のそれぞれを個別に分岐させたい場合も同様である。さらに従来の端子台では端子の利用効率が低くなるという問題もある。具体的には端子台を用いて1系統分の入力用給電線を複数系統に分岐し、分岐された複数系統の出力用給電線からの電力を複数の電子機器のそれぞれに供給する場合、1系統の給電線対は2本一組の電線で構成されていることから、その一方の電線と他方の電線を個別に複数の端子に分配することになる。8×2型の端子台を例に挙げると、2本一組の給電線対の一方の電線と他方の電線を各列の8個の端子のうち、同じ行にある一つの端子に個別に接続する。そして各列の全ての端子を導電部材によって全て接続させれば、入力用給電線が接続される出力用給電線の端子として兼用することで、原理的には給電線を最大8系統にまで分岐することができる。もちろん基板実装型の端子台では印刷配線によって給電線を分岐させることができる。しかし実際には、落雷などによって電子機器への給電線に過大な電流が流れる可能性があることから、入力用給電線と出力用給電線とはヒューズを介して接続させる必要があり、そのヒューズを設けることによって1列の端子列中に含まれる全ての端子を出力用給電線の出力用途に供することができなくなる。
ここで具体的に8×2型の端子台を2台用いて2系統の入力用給電線のそれぞれを5系統と3系統の出力用給電線に分岐させる事例を挙げて従来の端子台における問題点について説明する。図5に従来の端子台を用いて2系統の入力用給電線(入力用給電線対)のそれぞれを5系統と3系統の出力用給電線(出力用給電線対)に分岐させたときの配線状態を示した。図5に示したように、各端子台(1aおよび1b)には、8個の端子2を1列に並べた端子列が2列に並べられており、各端子列における特定の1個の端子(121,221および221,222)には入力用給電線対を構成する2本の電線(Va,VaおよびVb,Vb)が接続されている。ここでは端子列の一方の端部にある端子(121,221おおび221,222)を特定の1個の端子としている。また2列の端子列の内、一方の端子列(図中右側の端子列)に属する端子2については、その特定の1個の端子121とその端子121に隣接する端子122が短絡部材3によって短絡されている。ここでは略U字状の金属板からなるショートバーを短絡部材3としている。そして特定の端子121に隣接する端子122と残りの6個の端子2が配線4によって接続されている。さらに他方の端子列(図中左側の端子列)には、特定の端子221と隣接する端子222とが短絡部材3によって短絡されているとともに、その隣接する端子222と残りの6個の端子2のそれぞれとを接続する配線4の途上にヒューズ5が個別に挿入されている。
このように従来の端子台を用いて複数系統の入力用給電線をさらに複数系統の出力用給電線に分岐させる際には入力用給電線の系統数分の端子台が必要となる。
とくに特許文献2に記載されているような1系統の光伝送路と給電線を複数系統に分岐させる装置では、大規模な屋内施設内の各所に配置された移動体通信用のアンテナなどの電子機器に給電線と光伝送路を分配するような用途に供されるため、入力用給電線が1系統のみであると、その入力用給電線に障害が発生して給電停止となった場合、全てのアンテナの動作が停止することになることから、複数系統の入力用給電線を個別に分岐させる構成にすることが望ましい。すなわち、一つの系統の入力用給電線が給電停止となった場合でもいずれかの系統の出力用給電線が活線状態を維持し、いずれかのアンテナを介して屋内施設内の利用者に移動体通信サービスを提供し続けることができることが望ましい。しかし特許文献2に記載されている装置内に複数系統の入力用給電線を導入すれば、その装置にはその系統数分の端子台が必要となり装置が大型化する。もちろん部品点数も多くなりコストアップにも繋がる。なお装置を可能な限り小型にするために、同じ端子数の複数台の端子台を用意せず、各系統の入力用給電線ごとに用意される各端子台の端子数を、それぞれの系統の入力用給電線から分岐させる出力用給電線の系統数に一致させることも考えられるが、一つの装置内に端子数が異なる端子台を用意することになる。そして同一部品を複数用いた場合と比べると部品の調達コストが増加する。このように従来の端子台では、複数系統の入力用給電線のそれぞれを個別に分岐させて出力させようとすると、その系統数分の端子台を用意する必要があり、端子台を収納する筐体が大型化し、より安価に提供することも難しくなる。もちろん特許文献1に記載の装置では、出力用給電線の接続先となる電子機器を保護するために出力用給電線の途上にヒューズを設けることが必須の条件となり、小型化やコストダウンがさらに困難となる。
そこで本発明は、複数系統の入力用給電線対をそれぞれ複数の出力用給電線対に分岐することができる端子台を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための主たる発明は、
入力用給電線対を複数の出力用給電線対に分岐させる端子台であって、
所定数の端子が並ぶ第1端子列と、
前記所定数の端子が並ぶ第2端子列と、
前記所定数の端子が並ぶ第3端子列と
を備え、
前記第1端子列は、第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第1系統とは別の第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
前記第2端子列は、前記第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
前記第3端子列のそれぞれの前記端子は、互いに独立しているとともに、前記第2端子列の前記端子とヒューズを介してそれぞれ接続されており、
前記第1系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記1系統用端子に接続されており、
前記第2系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記2系統用端子に接続されており、
前記第1系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第1系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の端子にそれぞれ接続されており、
前記第2系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第2系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の前記端子にそれぞれ接続されている
ことを特徴とする端子台である。
本発明に係る端子台によれば、複数系統の入力用給電線対をそれぞれ複数の出力用給電線対に分岐することができる。
本発明の実施例に係る端子台の構造を示す図である。 実施例に係る端子台の変形形態を示す図である。 実施例に係る端子台を用いて給電線を分岐させた状態を示す図である。 本発明の実施例に係る接続箱を示す図である。 従来の端子台を用いて給電線を分岐させた状態を示す図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
入力用給電線対を複数の出力用給電線対に分岐させる端子台であって、
所定数の端子が並ぶ第1端子列と、
前記所定数の端子が並ぶ第2端子列と、
前記所定数の端子が並ぶ第3端子列と
を備え、
前記第1端子列は、第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第1系統とは別の第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
前記第2端子列は、前記第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
前記第3端子列のそれぞれの前記端子は、互いに独立しているとともに、前記第2端子列の前記端子とヒューズを介してそれぞれ接続されており、
前記第1系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記1系統用端子に接続されており、
前記第2系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記2系統用端子に接続されており、
前記第1系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第1系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の端子にそれぞれ接続されており、
前記第2系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第2系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の前記端子にそれぞれ接続されている
ことを特徴とする端子台が明らかとなる。
この端子台によれば、複数系統の入力用給電線をそれぞれ複数の出力用給電線に分岐することができる。
前記第1端子列において、前記複数の第1系統用端子は、互いに隣接して配置されるとともに、導電部材によって短絡されており、前記複数の第2系統用端子は、互いに隣接して配置されるとともに、導電部材によって短絡されており、前記第2端子列において、前記複数の第1系統用端子は、互いに隣接して配置されるとともに、導電部材によって短絡されており、前記複数の第2系統用端子は、互いに隣接して配置されるとともに、導電部材によって短絡されていることが望ましい。これにより、導電部材による短絡箇所を変更するだけで、入力用給電線や出力用給電線の系統数を柔軟に設定することができる。
前記第1端子列、前記第2端子列及び前記第3端子列を一体的な筐体に配置した端子台本体と、前記ヒューズ及び前記端子台本体が実装されている配線基板とを含み、前記配線基板には、前記第2端子列の前記端子と前記ヒューズとを接続するための配線と、前記第3端子列の前記端子と前記ヒューズとを接続するための配線とが形成されていることが望ましい。これにより、配線基板に端子台本体を固定するだけで各端子やヒューズなどを容易に配線できる。
前記端子台本体は、目視可能な台紙面を有する標識板によって覆われており、前記台紙面は、前記端子にそれぞれ対応して区分された書き込み領域を有しており、前記標識板は、前記配線基板と対向して配置されるとともに、前記端子台本体から突出した突出領域にて、前記配線基板に立設された柱状部材によって支持されていることが望ましい。これにより、入力用給電線や出力用給電線の接続先(電源や電子機器など)と各端子の対応関係を識別することができる。
前記第1系統の前記入力用給電線対を構成する前記電線の一方が接続された前記第1端子列の前記第1系統用端子に、前記出力用給電線対を構成する前記電線の一方が接続されており、前記前記第1系統の前記入力用給電線対を構成する前記電線の他方が接続された前記第2端子列の前記第1系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の前記端子に、前記出力用給電線対を構成する前記電線の他方が接続されていることが望ましい。これにより、入力用給電線と接続された端子を出力用として有効に利用できる。
内部に導入した入力用給電線対から分岐させた複数の出力用給電線対を外部に導出する接続箱であって、
筐体と、
前記筐体の内部に配置され、所定数の端子が並ぶ第1端子列と、前記所定数の端子が並ぶ第2端子列と、前記所定数の端子が並ぶ第3端子列とを備えた端子台と
を備え、
前記第1端子列は、第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第1系統とは別の第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
前記第2端子列は、前記第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
前記第3端子列のそれぞれの前記端子は、互いに独立しているとともに、前記第2端子列の前記端子とヒューズを介してそれぞれ接続されており、
前記第1系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記1系統用端子に接続されており、
前記第2系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記2系統用端子に接続されており、
前記第1系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第1系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の前記端子にそれぞれ接続されており、
前記第2系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第2系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の前記端子にそれぞれ接続されている
ことを特徴とする接続箱が明らかとなる。
この接続箱によれば、複数系統の入力用給電線をそれぞれ複数の出力用給電線に分岐することができる。
光ファイバと前記出力用給電線対とを組にした複合ケーブルを前記筐体の外部に導出することが望ましい。複数系統の入力用給電線のそれぞれを分岐させつつ、光ケーブル中の光ファイバを給電線とともに分配できる。
前記筐体は、前記所定数の端子の並ぶ方向の両端面のそれぞれに、前記光ファイバを収容した光ケーブルを挿通するための主光ケーブル用孔と、前記入力用給電線対を収容した給電ケーブルを挿通するための少なくとも2つの給電ケーブル用孔と、前記複合ケーブルを挿通するための複数の複合ケーブル用孔とを有することが望ましい。これにより、既設の各種ケーブルの敷設状態に柔軟に対応して設置することができる。
つぎに本発明の実施例について、添付図面を参照しつつ説明する。なお以下の説明に用いた図面において、同一または類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。ある図面において符号を付した部分について、不要であれば他の図面ではその部分に符号を付さない場合もある。
===第1の実施例===
<端子台>
本発明の第1の実施例として配線基板に実装された8×3型の端子台を挙げる。図1に当該端子台を示した。図1(A)は端子台1の外観を示す斜視図であり、図1(B)は端子台1における端子2の配列状態を示す図である。ここで8×3型の端子台1について、端子2の列方向を左右方向とし、行方向を前後方向とする。また前後左右の各方向と直交する方以降を上下方向とする。そして図1(A)を上右前方からの斜視図として上下左右前後の各方向を規定することとする。図1(A)に示したように、端子台1は端子台上方と前方が開放した箱形の基台11に24個の独立した端子3が8行3列に配置されてなる端子台本体10が下面に印刷配線が形成された配線基板12上に実装されてなる。端子台本体10において、左右に並んだ8個の端子2からなる1列分の端子列に属する各端子2は、基台11に形成され隔壁によって区画されているとともに、三つの端子列が前方から後方に向かって昇順に階段状に配置されている。また各端子2は前後方向に千鳥状となるように配置されている。そして配線基板12の上面において、端子台本体10の後方の領域には8個のヒューズ5が左右方向に並んで実装されている。このように端子台本体10やヒューズ5を配線基板12上に実装することで、端子2とヒューズ5間の配線の引き回しが不要となり、筐体内に端子台1を設置する際に、その設置スペースを小さくすることができる。また配線基板12には適所に孔を形成できるため、その孔を用いて筐体内に配線基板をねじ留めすることができ、端子台を容易に設置することができる。
ここに示した端子台1が備える端子2は一般に「ねじ式」と呼ばれるものであり、図5に示した従来の端子台(1a,1b)における端子2と同様のものである。周知のごとく、ねじ式の端子2は上下方向に積層された二枚の金属板を上下方向を軸としたナットによって基台11に固定する構造となっている。入力用および出力用の給電線を構成する電線6は先端に圧着端子7が取り付けられており、その圧着端子7が端子2のナットに締結されて電線6が端子2に接続される。左右に隣接する端子間(2−2)を短絡する際には、導電部材3を端子間(2−2)に架設する。本実施例では図5にも示した略U字状の金属板からなるショートバーを導電部材3(以下、ショートバー3)としている。なお前後方向にスリットを有する略U字状のショートバー3を用いて隣接する端子同士(2−2)を短絡させる際には、略U字の二つの端部のそれぞれを互いに左右に隣接し合う端子2のそれぞれにおける2枚の金属板の層間に挿入させつつナットを締結すればよい。
なお以下では、24の端子を個別に特定できるように、図1(B)に示したように後方の端子列13aから前方の端子列13cに向かって順に便宜的にA列12a、B列13b、C列13cと称することとするとともに、各列(13a〜13c)における左端の端子(A1,B1,C1)を1行目、右端の端子(A8,B8,C8)を8行目として、端子列を示すA〜Cの記号と行を示す1〜8の番号でA1〜A8、B1〜B8、C1〜C8と表すこととする。例えば、最前列(A列13a)の右端の端子2および2列目(B列13b)の6行目(左から3番目)の端子2は、端子C8および端子B6と称することとする。そして図1(B)を含め、以下に示す各図に示す端子では、必要に応じて上記呼称方法と同様の符号を付記した。以下ではこの符号を用いながら第1の実施例に係る端子台1を用いた入力用給電線の分岐方法について説明する。
<入力用給電線の分岐>
図2に2系統の入力用給電線対をそれぞれ5系統と3系統の出力用給電線対に分岐する際の各端子2と電線5およびショートバーの接続状態の一例を示した。第1の実施例に係る端子台1では、配線基板に形成された印刷配線4により、B列の端子列13bとA列の端子列13aにおける同じ行の端子同士(Bk−Ak:k=1〜8)がヒューズ5を介して接続されている。
2系統の入力用給電線対(Va,Vb)は、それぞれ個別に所定電圧(例えば直流48V)の電源に接続されている。また、2系統の入力用給電線対は、それぞれ2本一組の入力用給電線から構成されている。一方の系統の入力用給電線対(Va)を構成する2本の電線(入力用給電線)の一方は0v電位の電線(以下、マイナス線Va)であり、他方は所定のプラス電位の電線(以下、プラス線Va)である。また、他方の系統の入力用給電線対(Vb)を構成する2本の電線(入力用給電線)の一方は0v電位の電線(以下、マイナス線Vb)であり、他方は所定のプラス電位の電線(以下、プラス線Vb)である。
一方の系統の入力用給電線対(Va)は、5系統の出力用給電線対(Vc)に分岐されている。それぞれの出力用給電線対(Vc)は、2本一組の出力用給電線から構成されている。出力用給電線対(Vc)を構成する2本の電線(出力用給電線)の一方は0v電位の電線(以下、マイナス線Vc)であり、他方は所定のプラス電位の電線(以下、プラス線Vc)である。
他方の系統の入力用給電線対(Vb)は、3系統の出力用給電線対(Vd)に分岐されている。それぞれの出力用給電線対(Vd)は、2本一組の出力用給電線から構成されている。出力用給電線対(Vd)を構成する2本の電線(出力用給電線)の一方は0v電位の電線(以下、マイナス線Vd)であり、他方は所定のプラス電位の電線(以下、プラス線Vd)である。
入力用給電線対(Va)を構成するマイナス線Vaは端子C1と接続されており、プラス線Vaは端子B1に接続されている。別系統の入力用給電線対(Vb)を構成するマイナス線Vbは端子C8と接続されており、プラス線Vbは端子B8に接続されている。
2系統の入力用給電線対(Va,Vb)のそれぞれのマイナス線(Va,Vb)が接続されているC列13cの端子C1〜C8において、左端から連続する5個の端子C1〜C5は、互いに隣接する端子(C1−C2,C2−C3など)とショートバー3によって短絡されることで電気的に接続されている。さらに同じC列13cにおいて連続する3個の端子C6〜C8も同様にして2個のショートバー3を介して互いに接続されている。そしてC列13cの全ての端子C1〜C8には出力用給電線対を構成する2本の電線の一方の電線(Vc,Vd)が接続されている。
2系統の入力用給電線対(Va,Vb)のそれぞれのプラス線(Va,Vb)が接続されている端子B1〜B8においても、左端から連続する5個の端子B1〜B5が、互いに隣接する端子とショートバー3によって短絡されることで電気的に接続されている。また、同じB列13bにおいて連続する3個の端子B6〜B8も同様にして2個のショートバー3を介して互いに接続されている。一方、各系統のプラス線(VaおよびVb)についてはヒューズ5を介して出力用給電線(VcおよびVd)に接続させる必要があることから、このB列13bの端子(B1〜B8)には出力用給電線が1本も接続されていない。そしてB列13bの各端子(B1〜B8)とヒューズ5を介して接続されているA列13aの全ての端子(A1〜A8)に出力用給電線のプラス線(VcおよびVd)が接続されている。このようにして第1の実施例に係る端子台1では、1台だけで2系統の入力用給電線対(Va,Vb)のそれぞれを個別に出力用給電線に分岐させて出力させることが可能となる。
また1列中の端子数が全分岐数と同じ端子台を用いれば、端子を余すことなく利用することができる。もちろん全分岐数が列方向の端子数以内であれば、3系統以上の入力用給電線対を分岐させることも可能となる。例えば3系統の入力用給電線対をそれぞれ2系統、3系統、3系統の出力用給電線対に分岐させる場合には、各系統の入力用給電線対の2本の電線を端子C1とB1、端子C3とB3、および端子C8とB8(またはC6とC6)に接続し、C列13cとB列13bのそれぞれにおいて、1行目と2行目の端子(C1−C2,B1−B2)、3行目から5行目の端子(C3〜C5,B3〜B5)および6行目から8行目の端子(C6〜C8,B6〜B8)をショートバー3を介して接続させればよい。そしてC列13cとA列13aの全端子(C1〜C8,A1〜A8)に出力用給電線の電線を接続すればよい。なお図2に示した例では入力用給電線のプラス線をB列に属する二つの端子に接続せず、A列における二つの端子に接続してもよい。この場合はA列における適宜な端子同士をショートバーによって接続し、B列の全端子に出力用給電線のプラス線を接続すればよい。
<端子の識別について>
ところで第1の実施例に係る端子台における各端子は、図1(B)や図2に示したA1〜C8の符号で識別されていたが、この端子の識別標記だけでは、入力用給電線や出力用給電線の接続先(電源や電子機器など)と各端子の対応関係を識別することができない。そのため特定の電源や分岐先にある電子機器の保守や点検を行う場合などにおいて、端子から電線を取り外す際、その取り外すべき端子を特定することができない。そこで第1の実施例に係る端子台では各端子の接続先が識別できる標識板を取り付けることができるようになっている。また接続先が変更した際には容易にその標識板を交換することができるようにもなっている。図3に標識板20が取り付けられた状態の端子台1を示した。
図3に示したように透明な樹脂製の平板からなる標識板20が端子台本体10の上面を覆っている。標識板20の上面には台紙21が貼着されており、その台紙21は各端子に対応する矩形の書き込み領域22によって区分されている。また標識板20は、端子台本体10の上面領域に対して左右方向に突出する領域23を有し、その突出した領域23が配線基板12の上面と対面し、この突出した領域(以下、対面領域23)が配線基板12上の左端側と右端側のそれぞれに立設された支柱(24L,24R)によって支持されている。この例では標識板20における上記対面領域23に上下方向に貫通する孔25が形成されており、左方の支柱24Lについては上端側に雌ねじ27Lが形成されて標識板20の上面からユリアねじ26がこの雌ねじ27Lにねじ留めされている。また右方の支柱24Rについては上端に雄ねじ27Rが上方に突出して形成されて、この雄ねじ27Rが標識板20の上記孔25に挿通されている。それによって標識板20が端子台本体10の上面に位置決めされた状態で固定されている。このように第1の実施例に係る端子台1では配線基板12を利用して標識板20を容易に着脱自在に取り付けることができるようになっている。
<小括>
上記の第1の実施例では、図2に示すように、端子台1は、A列〜C列の端子列13a〜13cを備えている。C列の端子列13c(第1端子列に相当)は、入力用給電線対Va(第1系統の入力用給電線対に相当)に対応して互いに接続された5個の端子C1〜C5(第1系統用端子に相当)と、入力用給電線対Vb(第2系統の入力用給電線対に相当)に対応して互いに接続された3個の端子C6〜C8(第2系統用端子に相当)とを有する。また、B列の端子列13b(第2端子列に相当)は、入力用給電線対Vaに対応して互いに接続された5個の端子B1〜B5(第1系統用端子に相当)と、入力用給電線対Vbに対応して互いに接続された3個の端子C6〜C8(第2系統用端子に相当)とを有する。A列の端子列13aのそれぞれの端子は、互いに独立しているとともに、B列の端子とヒューズ5を介してそれぞれ接続されている。
そして、入力用給電線対(Va)を構成するマイナス線Vaは端子C1(第1端子列の第1系統用端子に相当)と接続されており、プラス線Vaは端子B1(第2端子列の第1系統用端子に相当)に接続されている。別系統の入力用給電線対(Vb)を構成するマイナス線Vbは端子C8(第1端子列の第2系統用端子に相当)と接続されており、プラス線Vbは端子B8(第2端子列の第2系統用端子に相当)に接続されている。また、出力用給電線対(Vc)を構成するマイナス線Vcは、端子C1〜C5(第1端子列の第1系統用端子に相当)に接続されており、プラス線Vcは、端子B1〜B5(第2端子列の第1系統用端子に相当)とヒューズ5を介して接続されたA列の端子A1〜A5に接続されている。別系統の出力用給電線対(Vd)を構成するマイナス線Vdは、端子C6〜C8(第1端子列の第2系統用端子に相当)に接続されており、プラス線Vdは、端子B6〜B8(第2端子列の第2系統用端子に相当)とヒューズ5を介して接続されたA列の端子A6〜A8に接続されている。
上記の構成の端子台1により、2系統の入力用給電線対(Va,Vb)のそれぞれを複数の出力用給電線対(Vc,Vd)に分岐させることを実現できる。
また、上記の第1の実施例では、C列の5個の端子C1〜C5(第1端子列の第1系統用端子に相当)は、互いに隣接して配置されるとともに、ショートバー3(導電部材に相当)によって短絡されている。同様に、C列の3個の端子C6〜C8(第1端子列の第2系統用端子に相当)、B列の5個の端子B1〜B5(第2端子列の第1系統用端子に相当)、及びB列の3個の端子B6〜B8(第2端子列の第2系統用端子に相当)も、それぞれ互いに隣接して配置されるとともに、ショートバー3によって短絡されている。これにより、ショートバー3による短絡箇所を変更するだけで、入力用給電線や出力用給電線の系統数を柔軟に設定変更することができる。
また、上記の第1の実施例の端子台1は、A列〜C列の端子列を一体的な基台11に配置した端子台本体10と、ヒューズ5や端子台本体10を実装した配線基板12とを有しており、配線基板12には、B列の端子B1〜B8とヒューズ5の一端とをそれぞれ接続するための配線4と、ヒューズ5の他端とA列の端子A1〜A8とをそれぞれ接続するための配線4とが形成されている。このため、このような配線4を有する配線基板12に端子台本体10を固定すれば、各端子2やヒューズ5などを容易に配線できる。
また、上記の第1の実施例では、図3に示すように、端子台本体10が標識板20によって覆われている。また、標識板20は、端子2にそれぞれ対応して区分された書き込み領域22を有している。また、標識板は、配線基板12と対向して配置されるとともに、端子台本体10から突出した突出領域23にて、配線基板12から立設された支柱24(柱状部材に相当)によって支持されている。これにより、入力用給電線や出力用給電線の接続先(電源や電子機器など)と各端子との対応関係を容易に識別することができる。また、特定の電源や分岐先にある電子機器の保守や点検を行う場合などにおいて、端子から電線を取り外す際、その取り外すべき端子を容易に特定することができる。
また、上記の第1の実施例では、図2に示すように、入力用給電線のマイナス線Vaが接続された端子C1に、出力用給電線対を構成するマイナス線Vcが接続されている。また、入力用給電線のプラス線Vaが接続された端子B1とヒューズ5を介して接続されたA列の端子A1に、出力用給電線対を構成するプラス線Vcが接続されている。これにより、入力用給電線と接続された端子を出力用として有効に利用できる。但し、出力用給電線の分岐数(系統数)が少なくても良い場合には、入力用給電線の接続された端子に出力用給電線を接続しなくても良い。
===第2の実施例===
<給電線光ケーブル接続箱>
つぎに本発明の第2の実施例として、上述した第1の実施例係る端子台の具体的な利用形態を挙げる。ここでは屋内施設の各所に設置された移動体通信用のアンテナなどに対し、光ケーブルと給電線を分配するための接続箱を挙げる。図3に第2の実施例に係る当該接続箱(以下、接続箱)を示した。ここでは接続箱100の筐体101の内部における給電線と光ファイバの配線状態を示した。なおこの図4では一部の配線を省略している。
<筐体の構造>
ここで図1〜図3に示した端子台における上下左右前後の各方向を基準として接続箱100における各方向を規定すると、ここに示した接続箱100は、上下方向に扁平な矩形箱状の筐体101内に、第1の実施例と同様の端子台(1L,1R)や融着トレイ102を収納している。ここでは2台の端子台(1L,1R)が筐体101の後方に左右対称となる位置に並んで配置されている。筐体101の前方には融着トレイ102が配置されている。この例では、多数本の光ファイバを収容した状態で敷設する幹線光ケーブル(光主ケーブル)30から分岐された16本の光ファイバ心線31のそれぞれは、出力用給電線の分岐先となる16カ所の移動体通信アンテナから案内されてきた外被付きの単心の光ファイバ心線(以下、単心光コード44)に融着されており、融着トレイ102は、融着箇所や主光ケーブル30中から引き出されなかった残りの光ファイバ(以下、通過芯線32)、および融着箇所から筐体101外に導出されるまで巻回された状態にある余剰分の単心光コード44を保護する。
筐体101の左端面103と右端面104)には、内外を連絡する11個の孔(105〜107)が左右対称となる位置に形成されている。具体的には筐体101の左右の端面(103,104)のそれぞれに光主ケーブル30を筐体101内に導入するための光主ケーブル用孔105が1箇所ずつ、1系統分の入力用給電線対が挿通されている給電ケーブル(51,52)を導入するための給電ケーブル用孔106が2箇所ずつ、および1本の単心光コード44と1系統分の出力用給電線(41,42)を組にして各所に配線するためのケーブル(複合ケーブル40)が挿通される複合ケーブル用孔107が8箇所ずつ形成されている。また左右両端面(103,104)における8個の複合ケーブル孔107は前方から後方に向かって上下に互い違いとなるように千鳥配置されている。
筐体101の底面108には当該筐体101の左右両端面(103,104)に形成された各孔(105〜107)に挿通された各ケーブル(30,40,50)を固定するためのケーブル把持具109、光ファイバが挿通されるケーブル(30,40)におけるテンションメンバ(TM33,45)を固定するためのTM把持具110を適所に配置するためのTM支持ベース111などが取り付けられている。ケーブル把持具109は前後方向に延長する帯状の金属板からなり、前端と後端がそれぞれクランク状となるように、下方に屈曲されつつ前方と後方に向かって屈曲されてそのクランクの先端がねじ止めされている。それによって帯状の領域が筐体101の底面108から浮いた状態となる。またケーブル把持具109は、左右両端側に2列ずつ並列に配置されており、左右両端面(105,106)側となる外方の列については主光ケーブル用孔105、千鳥配置された上段の4つの複合ケーブル用孔107、および給電線用孔106のそれぞれに対応して前後方向に3箇所に配置されている。そして帯状の各ケーブル把持具109には、筐体101の内方に向かう縁辺にT字状の突起112が形成され、各ケーブル(30,40,50)は、そのT字状の突起112に結束バンド113によって取り付けられている。
TM把持具110は、柱状のスペーサーとその上端にねじ止めされるナットから構成され、スペーサーの下端がTM支持ベース111上に立設固定されている。そして各ケーブル(30,40,50)からその延長方向に沿って筐体101の内方に露出されたTM(33,45)は、TM把持具110におけるスペーサーの上端とナットの頭部との間に狭持されることで固定される。なお給電ケーブル50および複合ケーブル40にはプラス線(51および41)とマイナス線(52および42)の電線に加え、接地用の電線(アース線53および43)も挿通されており、そのアース線(53,43)を固定して接地するための金属平板からなるアース板114が左右のTM支持ベース111のそれぞれの上に積層された状態で取り付けられている。また筐体101の左右の2カ所に離間して配置されたアース板間(114−114)に何らかの理由によって双方の間に電位差が発生しないように、双方のアース板(114−114)がアース線115によって接続されている。
<配線状態>
次に接続箱の筐体内における光ファイバや各種電線の配線状態について説明する。図4では、接続箱100の筐体101内の単心光コード44、プラス線(41,51)、マイナス線(42,52)、およびアース線(43,53,115)のそれぞれを異なる線種やハッチングによって示した。ここでは単心光コード44を太線とし、電線についてはプラス線(41,51)を編み目、マイナス線(42,52)を粗い網点、およびアース線(43,53,115)を細かい網点のハッチングで示した。またショートバー3については斜線のハッチングで示した。なお右方の端子台1Rについてはショートバー3による各端子2の短絡状態を把握しやすいように、各端子2に接続されている出力用給電線(41,42)を省略している。
まず光ファイバの配線状態について説明すると、主光ケーブル30は所謂「ユニット型光ファイバケーブル」であり、単心の光ファイバ心線を所定心数(例えば6心)集合させたユニットをTM33の周囲に配置させた状態で一括してシース内に挿通させた構造を有している。主光ケーブル30は筐体101の右端面104の主光ケーブル用孔105から導入されつつ、筐体101内を左右方向に横断して左端面103の主光ケーブル用孔105から導出されている。そして筐体101の内部ではシースが除去され、右側のシースの開口34から適宜なユニットに挿通されていた合計16本の光ファイバ心線31が取り出される。残った通過芯線32については左端面103の光主ケーブル30内に挿通されて、例えば他の接続箱まで敷設される。また左右8系統ずつの合計16本の複合ケーブル40のそれぞれから単心光コード44が筐体101内に導入され、各単心光コード44の光ファイバが主光ケーブル30から取り出された16本の光ファイバ31のそれぞれと個別に融着されている。それによって主光ケーブル30内に収容されている多数の光ファイバから分岐された16本の光ファイバ31が複合ケーブル40によって各所に配線される。
入力用給電線(51,52)については、筐体101の左端面103および右端面104から2系統ずつ導入された給電ケーブル50内に収容されているプラス線51とマイナス線52が左方の端子台1Lおよび右方の端子台1Rを接続先として、各接続先の端子台(1L,1R)の所定の端子2に圧着端子を用いて接続されている。この例では、筐体101の右端面104から導入される2本の給電ケーブル(50RF,50RB)の内、後方の給電ケーブル50RBにおけるプラス線51RBおよびマイナス線52RBはそれぞれ右方の端子台1Rにおける端子B1および端子C1に接続され、前方の給電ケーブル50RFにおけるプラス線51RFおよびマイナス線52RFはそれぞれ右方の端子台1Rにおける端子B8および端子C8に接続されている。
筐体101の左端面103から導入される2本の給電ケーブル(50LF,50LB)におけるプラス線(51LF,51LB)とマイナス線(52LF,52LB)は、右端面104から導入される2本の給電ケーブル(50RF,50RB)におけるプラス線(51RF,51RB)とマイナス線(52RF,52RB)に対して左右対称となるように接続されている。すなわち後方の給電ケーブル50LBのプラス線51LBおよびマイナス線52LBがそれぞれ左方の端子台の端子B8および端子C8に接続され、前方の給電ケーブル50LFのプラス線51LFおよびマイナス線52LFがそれぞれ左方の端子台の端子B1および端子C1に接続されている。また給電ケーブル50に収容されているアース線53については先端に圧着端子が取り付けられて、その圧着端子がアース板114における至近の位置にあるナットにねじ止めされている。
各端子台(1L,1R)では、C列の全端子C1〜C8に出力用給電線対のマイナス線42が接続され、B列の各端子B1〜B8とヒューズ5を介して接続されている端子A1〜A8に出力用給電線対のプラス線41が接続されている。そしてA列とC列の同じ行にある端子(Ak,Ck:k=1〜8)に接続されているプラス線41とマイナス線42を1系統分の出力用給電線対として、筐体101の左端面103および右端面104から導入されている複合ケーブル40に個別に挿通される。それによって各複合ケーブル40によって1系統分の出力用給電線対(41,42)と単心光コード44が各所に配線される。なお図示した例では、各端子台(1L,1R)において、B列とC列の1〜4行目の端子(B1〜B4,C1〜C4)、および5〜8行目の端子(B5〜B8,C5〜C8)がショートバー3によって接続されており、4系統の入力用給電線対(51LF−52LF,51LB−52LB,51RF−52RF,51RB−52RB)がそれぞれ4系統の出力用給電線対(41,42)に分岐されている。
このように第2の実施例に係る接続箱では、第1の実施例に係る端子台を備えて、1台の端子台で複数系統の入力用給電線対をさらに複数系統の出力用給電線対に分岐させることができ、その分岐させた各系統の出力用給電線対を1系統分の光ケーブルとともに各所に配線することができる。また接続箱は、筐体の左右両端面から主光ケーブル、給電ケーブル、および複合ケーブルを導入することができ、既設の各種ケーブルの敷設状態に柔軟に対応して設置することができる。特に光ファイバを収納したケーブルについては屈曲によって伝送損失が生じることから、従来の接続箱ではその接続箱の周囲あるいは接続箱に至るケーブルの敷設経路上にケーブルの引き回しスペースを大きく取る必要があった。しかし本実施例の接続箱では設置場所の周囲で既設のケーブルを複雑に引き回す必要が無く、ケーブルの引き回しスペースを小さくすることができる。
===その他の実施例===
上述の実施例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。例えば、上記実施例に係る端子台の基台や端子の形状や構造、各端子間の短絡方式、ヒューズの実装方法などは適宜に変更可能である。また上記実施例に係る接続箱における端子台の数や入力用給電線や出力用給電線の系統数、および各端子台における入力用給電線に対する出力用給電線の分岐数についても適宜に変更可能である。接続箱の筐体に複数形成されている給電ケーブル用孔や複合ケーブル用孔のうち利用されない孔があってもよい。
1,1a,1b,1L,1R 端子台、
2,A1〜A8,B1〜B8,C1〜C8 端子、3 短絡部材(ショートバー)、
4 配線、5 ヒューズ、6 電線、7 圧着端子、10 端子台本体、
12 配線基板、13a〜13c 端子列、20 標識板、30 主光ケーブル、31、光ファイバ心線、32 通過芯線、33,45 テンションメンバ(TM)、
40 複合ケーブル、41 出力用給電線のプラス線、
42 出力用給電線のマイナス線、43,53,115 アース線、
50 給電ケーブル、51 入力用給電線のプラス線、
52 入力用給電線のマイナス線、100 接続箱、101 筐体、
102 融着トレイ、105 主光ケーブル用孔、106 給電ケーブル用孔、
107 複合ケーブル用孔、109 ケーブル把持具、110 TM把持具、
114 アース板

Claims (8)

  1. 入力用給電線対を複数の出力用給電線対に分岐させる端子台であって、
    所定数の端子が並ぶ第1端子列と、
    前記所定数の端子が並ぶ第2端子列と、
    前記所定数の端子が並ぶ第3端子列と
    を備え、
    前記第1端子列は、第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第1系統とは別の第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
    前記第2端子列は、前記第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
    前記第3端子列のそれぞれの前記端子は、互いに独立しているとともに、前記第2端子列の前記端子とヒューズを介してそれぞれ接続されており、
    前記第1系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記1系統用端子に接続されており、
    前記第2系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記2系統用端子に接続されており、
    前記第1系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第1系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の端子にそれぞれ接続されており、
    前記第2系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第2系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の前記端子にそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする端子台。
  2. 請求項1に記載の端子台であって、
    前記第1端子列において、
    前記複数の第1系統用端子は、互いに隣接して配置されるとともに、導電部材によって短絡されており、
    前記複数の第2系統用端子は、互いに隣接して配置されるとともに、導電部材によって短絡されており、
    前記第2端子列において、
    前記複数の第1系統用端子は、互いに隣接して配置されるとともに、導電部材によって短絡されており、
    前記複数の第2系統用端子は、互いに隣接して配置されるとともに、導電部材によって短絡されている
    ことを特徴とする端子台。
  3. 請求項2に記載の端子台であって、
    前記第1端子列、前記第2端子列及び前記第3端子列を一体的な筐体に配置した端子台本体と、前記ヒューズ及び前記端子台本体が実装されている配線基板とを含み、
    前記配線基板には、前記第2端子列の前記端子と前記ヒューズとを接続するための配線と、前記第3端子列の前記端子と前記ヒューズとを接続するための配線とが形成されている
    ことを特徴とする端子台。
  4. 請求項3に記載の端子台であって、
    前記端子台本体は、目視可能な台紙面を有する標識板によって覆われており、
    前記台紙面は、前記端子にそれぞれ対応して区分された書き込み領域を有しており、
    前記標識板は、前記配線基板と対向して配置されるとともに、前記端子台本体から突出した突出領域にて、前記配線基板に立設された柱状部材によって支持されている
    ことを特徴とする端子台。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の端子台であって、
    前記第1系統の前記入力用給電線対を構成する前記電線の一方が接続された前記第1端子列の前記第1系統用端子に、前記出力用給電線対を構成する前記電線の一方が接続されており、
    前記前記第1系統の前記入力用給電線対を構成する前記電線の他方が接続された前記第2端子列の前記第1系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の前記端子に、前記出力用給電線対を構成する前記電線の他方が接続されている
    ことを特徴とする端子台。
  6. 内部に導入した入力用給電線対から分岐させた複数の出力用給電線対を外部に導出する接続箱であって、
    筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、所定数の端子が並ぶ第1端子列と、前記所定数の端子が並ぶ第2端子列と、前記所定数の端子が並ぶ第3端子列とを備えた端子台と
    を備え、
    前記第1端子列は、第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第1系統とは別の第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
    前記第2端子列は、前記第1系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第1系統用端子と、前記第2系統の前記入力用給電線対に対応して互いに接続された複数の第2系統用端子とを含み、
    前記第3端子列のそれぞれの前記端子は、互いに独立しているとともに、前記第2端子列の前記端子とヒューズを介してそれぞれ接続されており、
    前記第1系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記1系統用端子に接続されており、
    前記第2系統の前記入力用給電線対を構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記2系統用端子に接続されており、
    前記第1系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第1系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第1系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の前記端子にそれぞれ接続されており、
    前記第2系統の複数の前記出力用給電線対のそれぞれを構成する2本の電線の一方は、前記第1端子列の前記第2系統用端子に接続されており、当該2本の電線の他方は、前記第2端子列の前記第2系統用端子と前記ヒューズを介して接続された前記第3端子列の前記端子にそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする接続箱。
  7. 請求項6に記載の接続箱であって、
    光ファイバと前記出力用給電線対とを組にした複合ケーブルを前記筐体の外部に導出することを特徴とする接続箱。
  8. 請求項7に記載の接続箱であって、
    前記筐体は、前記所定数の端子の並ぶ方向の両端面のそれぞれに、前記光ファイバを収容した光ケーブルを挿通するための主光ケーブル用孔と、前記入力用給電線対を収容した給電ケーブルを挿通するための少なくとも2つの給電ケーブル用孔と、前記複合ケーブルを挿通するための複数の複合ケーブル用孔とを有する
    ことを特徴とする接続箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005243263A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Mitsubishi Electric Corp 電気機器駆動用制御盤及び端子台ユニット

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