JP2017091462A - 機器選定システム、機器選定方法及びプログラム - Google Patents
機器選定システム、機器選定方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017091462A JP2017091462A JP2015225015A JP2015225015A JP2017091462A JP 2017091462 A JP2017091462 A JP 2017091462A JP 2015225015 A JP2015225015 A JP 2015225015A JP 2015225015 A JP2015225015 A JP 2015225015A JP 2017091462 A JP2017091462 A JP 2017091462A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- power
- cogeneration
- facility
- demand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000010187 selection method Methods 0.000 title claims description 5
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 83
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 27
- 238000010248 power generation Methods 0.000 claims description 9
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 claims description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 31
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 3
- 238000012886 linear function Methods 0.000 description 2
- 206010037660 Pyrexia Diseases 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/14—Combined heat and power generation [CHP]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【解決手段】機器選定システム10は、コジェネレーションシステムから電力の供給を受ける第一設備による電力の需要特性情報と、コジェネレーションシステムから熱の供給を受ける第二設備による熱の需要特性情報と、第一設備に電力を供給しつつ第二設備に熱を供給するコジェネレーション機器の稼働率に応じた性能情報と、に基づいて、第一設備への電力の供給および第二設備への熱の供給に必要な負担の負担量を計算し、稼働率を初期値から変化させつつ負担量の最小値を算出し、負担量が最小となるコジェネレーション機器を選択する。
【選択図】図2
Description
例えば、特許文献1には、熱主、電主など複数の運転方式でコジェネレーションシステムの運転を行った場合のそれぞれの運転方式でのエネルギー消費量を算出する運用計画設定方法が記載されている。
以下、本発明の第一の実施形態による機器選定システムを図1〜図5を参照して説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態によるコジェネレーションシステムの概略図である。
コジェネレーションシステムは、コジェネレーション機器1(以下、コジェネ機器と称する)、系統電源2、ボイラ3、機器4、機器5を含んでいる。コジェネ機器1は、例えばガスタービンやガスエンジンなどである。コジェネ機器1は、電力を発電し、発電した電力を電力の供給先となる機器4へ供給する。また、コジェネ機器1は、電力の発電時に排出した熱を熱の供給先である機器5へ供給する。機器4および機器5は、例えば工場6などに設けられている。
系統電源2は、例えば発電所などの電力を生成する設備である。機器4による電力需要がコジェネ機器1から供給される電力を上回る場合、系統電源2は、機器4へ不足分の電力を供給する。
ボイラ3は、熱を生成する設備である。機器5による熱需要がコジェネ機器1の供給する熱を上回る場合、ボイラ3は、機器5へ不足分の熱を供給する。
図2に示す通り、機器選定システム10は、入力受付部11、需要情報取得部12、性能情報取得部13、稼働率決定部14、計算部15、機器選択部16、出力部17、記憶部18を備えている。機器選定システム10は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備えたPC(パーソナルコンピュータ)やサーバ装置である。機器選定システム10は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどと接続されている。
需要情報取得部12は、コジェネ機器1から電力の供給を受ける一つまたは複数の機器からなる第一設備(設備4)による電力の需要特性情報と、前記コジェネレーションシステムから熱の供給を受ける一つまたは複数の機器からなる第二設備(設備5)による熱の需要特性情報と、を取得する。
性能情報取得部13は、第一設備に電力を供給しつつ第二設備に熱を供給するコジェネ機器1の稼働率に応じた性能情報を取得する。
稼働率決定部14は、入力受付部11が受け付けた稼働率の決定に必要な情報に基づいて、コジェネ機器1の稼働率の初期値を決定する。
計算部15は、稼働率決定部14が決定した稼働率の初期値を用いて、コジェネレーション機器の稼働率に応じた性能情報と、第一設備による電力の需要特性情報と、第二設備による熱の需要特性情報と、に基づいて、第一設備への電力の供給および第二設備への熱の供給に必要な負担の負担量を計算する。計算部15は、その計算において稼働率を初期値から微小変化させつつ負担量の最小値を収束計算する。
機器選択部16は、負担量が最小となるコジェネ機器1を選択する。
出力部17は、ユーザに必要な種々の情報をディスプレイに出力する。
記憶部18は、コジェネ機器1が電力を供給する機器4の電力需要を示す電力の需要特性情報、コジェネ機器1が熱を供給する機器5の熱需要を示す熱の需要特性情報、コジェネ機器1の性能情報など種々の情報を記憶している。
これら、入力受付部11、需要情報取得部12、性能情報取得部13、稼働率決定部14、計算部15、機器選択部16、出力部17は、機器選定システム10の備えるCPUが記憶部18からプログラムを読み出し実行することで備わる機能である。
図3(a)は、コジェネ機器1が電力を供給する機器4の電力需要を示す電力の需要特性情報の一例である。図3(a)の縦軸は電力の需要量、横軸は時間である。図3(a)は、例えば、1日における電力需要の変動を示している。グラフ2Aは、コジェネ機器1によって供給される電力の大きさを示す。もし、コジェネ機器1がグラフ2Aの示す大きさの電力を供給し続けるとすると、時刻TA1においては、コジェネ機器1によって供給される電力だけでは不足し、時刻TA2においては、コジェネ機器1によって供給される電力は余ることになる。時刻TA1においては不足分を系統電源2から供給し、時刻TA2においては余った電力を捨てたり、蓄電設備があれば蓄電したり、または売却する運用を行う。
記憶部18は、図3(a)、図3(b)で例示した電力および熱の需要特性情報(需要特性を示す曲線や関数)を例えば15年分記憶している。後述するように計算部15は、電力と熱の需要に応じてコジェネ機器選定のための計算を行う。
図4(a)は、コジェネ機器1が出力する電力および熱の出力効率の特性を示している。図4(a)の縦軸は効率、横軸は稼働率である。
グラフ31は、コジェネ機器1の稼働率に応じた熱の出力効率を示している。図が示すようにコジェネ機器1による熱の出力効率は、コジェネ機器1の稼働率が高くなるにつれ上昇する。
グラフ32は、コジェネ機器1の稼働率に応じた電力の出力効率を示している。図が示すようにコジェネ機器1による電力の出力効率は、コジェネ機器1の稼働率に関わらずほぼ一定である。より正確には、稼働率が高くなるにつれ若干低下する傾向がある。
グラフ33は、コジェネ機器1の稼働率に応じたコジェネ機器1の全出力(電力出力と熱出力の和)を示している。図が示すようにコジェネ機器1の出力は、コジェネ機器1の稼働率が高くなるにつれ上昇する。
記憶部18は、複数のコジェネ機器1のそれぞれについて定められた図4(a)、図4(b)で例示した電力および熱の出力効率とコジェネ機器1の稼働率の関数(グラフ31やグラフ32)、コジェネ機器1の全出力と稼働率の関数(グラフ33)を記憶している。これら複数のコジェネ機器1とは、コジェネレーションシステムへ導入する候補となるコジェネ機器1である。
Wheat_cogene(x) = Wfuel(x) × ηheat_cogene(x) ・・・・(1)
Wheat_cogene(x)はコジェネ機器1が出力する熱、Wfuel(x)はコジェネ機器1の全出力、ηheat_cogene(x)は熱の出力効率である。Wfuel(x)はグラフ33によって、ηheat_cogene(x)はグラフ31によって求めることができる。
Welec_cogene(x) = Wfuel(x) × ηelec_cogene(x) ・・・・(2)
Welec_cogene(x)はコジェネ機器1が出力する電力、Wfuel(x)はコジェネ機器1の全出力、ηelec_cogene(x)は電力の出力効率である。Wfuel(x)はグラフ33によって、ηelec_cogene(x)はグラフ32によって求めることができる。
式(1)、式(2)により、コジェネ機器1が出力する電力および熱は、コジェネ機器1の稼働率の関数で表すことができることがわかる。これらの式と図3で例示した電力および熱の需要特性から、あるコジェネ機器1について、電力または熱の需要を満たすような稼働率xを求めることができる。例えば、式(2)の左辺に図3(a)が示すある1時間における電力の需要量を代入することで、その1時間の電力需要を満たすコジェネ機器1の稼働率を求めることができる。また、求めた稼働率を式(1)に代入することで、その1時間においてコジェネ機器1が出力する熱を計算することができる。また計算したコジェネ機器1による熱の出力と図3(b)が示す当該1時間における熱の需要量とを比較すれば熱の需要量を過不足なく満たすかどうかを判定することができる。このように電力の需要をまかなうようにコジェネ機器1の稼働率を決定する方式を「電主」という。
一方、式(1)の左辺に図3(b)が示すある1時間における熱の需要量を代入して、その1時間における熱の需要量を過不足なく満たすようなコジェネ機器1の稼働率を決定する方式を「熱主」という。
次に図5のフローチャートを用いて、コジェネ機器1の選定処理の一例について説明する。
前提として記憶部18には、電力の供給先である機器4の15年分の電力の需要特性情報、熱の供給先である機器5の15年分の熱の需要特性情報、導入候補となる複数の発電設備の稼働率に応じた電力効率、稼働率に応じた熱効率、稼働率に応じた出力を規定するテーブルや関数などが格納されているものとする。また、最もコストを低減できるコジェネ機器1を選定する場合を例に説明を行う。
まず、機器選定システム10に対してユーザが機器選定処理の開始指示操作を行う。すると入力受付部11がその指示操作を受け付け、機器選定処理を開始する。まず、出力部17がユーザにコジェネ機器1の稼働率の決定に必要な情報の入力を促す表示を出力する。例えば、出力部17が「電主」、「熱主」、「電主と熱主の平均」、「電主の70%」などの選択肢を提示してユーザがその中から選択してもよい。ユーザが稼働率の初期値を決定できる情報を入力すると、入力受付部11がその入力を受け付ける(ステップS1)。入力受付部11は、受け付けた情報を稼働率決定部14へ出力する。
次に需要情報取得部12が所定期間(15年分)にわたる熱の需要特性情報、電力の需要特性情報を記憶部18から読み出して取得する(ステップS2)。次に性能情報取得部13がコジェネ機器1の性能情報(稼働率に応じた電力の出力効率、稼働率に応じた熱の出力効率、稼働率に応じた全出力)を記憶部18から読み出して取得する(ステップS3)。
Wboiler = Wheat_demand(year,month,day,hour_1)−Wheat_cogene(x)・・・(3)
W系統 = Welec_demand(year,month,day,hour_1)−Welec_cogene(x)・・・(4)
1時間当たりのコスト = コジェネ機器稼働のための燃料コスト(x)+ ボイラ3の稼働のための燃料コスト(x)+ 系統電力コスト − 売電収入 ・・・(5)
ボイラ3の稼働が必要ない場合は、「ボイラ3の稼働のための燃料コスト(x)」の項は0である。また、系統電源2から電力を購入する必要が無い場合は、「系統電力コスト」の項は0である。また、コジェネ機器1による発電電力が余る場合であっても、その電力を売却できない場合は、「売電収入」の項は0である。
記憶部18は、式(5)で例示した1時間当たりのコスト算出用の稼働率xの関数fA(x)を記憶しており、計算部15は、式(5)で例示したコスト算出用の関数fA(x)を記憶部18より読み出す。なお、関数fA(x)は、xの非線形関数として与えられることがわかっている。
例えば、計算部15は、目標コストを取得して記憶部18より読み出したコスト算出用の関数fA(x)と目標コストの交点を求める。換言すれば、コスト算出用の関数fAの値が目標コストとなる場合の以下の方程式の解xを求める。
目標コスト = fA(x) ・・・(6)
まず、計算部15は式(6)の方程式がいくつの実数解を持つかを検討する。解の個数は、例えば判別式によって求めることができる。解の個数が0または複数の場合、計算部15は目標コストの値を微小変化させ、解の個数が1となるように調整する。例えば、式(6)が2次方程式「y=x2+ax+b」である場合、解の個数が0であれば目標コストを上げ、解の個数が2であれば目標コストを下げるように調整すると解の個数を1とすることができる。解の個数が1となる調整後の目標コストは、当該1時間におけるステップS1で指定した稼働率における最小コストである。
入力エネルギーは、発電機器の稼働に必要な燃料のエネルギーの量、系統電源2から供給する電力の生産に要するエネルギーの量、ボイラ3の稼働に必要な燃料のエネルギーの和である。稼働率xからコジェネ機器1に必要な燃料を算出することができる。また、式(3)によってボイラ3の出力を計算すると、その出力に対応する燃料の消費量を求めることができる。同様に式(4)から系統電源2から供給する電力を算出すると、その出力に対応する燃料の消費量を求めることができる。さらにコジェネ機器1などに必要な燃料消費量を求めることにより、コジェネ機器1などに必要な入力エネルギーは、それぞれの燃料消費量をエネルギー換算することで求めることができる。記憶部18は、これらコジェネ機器1などの燃料消費量と入力エネルギーの換算テーブルや1時間当たりの入力エネルギーを求める稼働率xの非線形関数fBを記憶しているものとする。計算部15は、この関数fBを用いて1時間ごとの入力エネルギーを計算し、所定の目標入力エネルギー、稼働率xを微小変化させながら、入力エネルギーの最小値とそのときの稼働率xを求める。計算部15は、この計算を15年分繰り返し、ある一つのコジェネ機器1についての総入力エネルギーを計算する。また、計算部15は、全てのコジェネ機器1について15年分の総入力エネルギーを計算して、計算結果を記憶部18に記録する。機器選択部16は、総入力エネルギーが最小となるコジェネ機器1を選択する。これにより、ユーザは、コジェネ機器1の稼働に必要な燃料などを最小にするコジェネ機器1と稼働パターンを把握することができる。
以下、本発明の第二の実施形態による機器選定システムを図6〜図7を参照して説明する。
図6は、本発明の第二の実施形態による機器選定システムのブロック図である。
図6で示すように、本実施形態による機器選定システム10は、損失情報取得部19を備えている。また、記憶部18は、機器4へ供給する際の電力のロス、機器5へ供給する際の熱のロスを示す情報をさらに記憶している。第二の実施形態による機器選定システム10のその他の構成は、第一の実施形態と同様である。
損失情報取得部19は、記憶部18が記憶する時間ごとの電力ロス情報および時間ごとの熱のロス情報を取得する。電力のロスとは、例えば機器4の待機電力である。また、熱のロスとは、コジェネ機器1から機器5へ熱を供給する配管などの設備で生じる。熱のロスには、例えば、配管からの放熱に伴い配管内蒸気が凝縮・ドレン化しスチームトラップから排出されるロス、スチープトラップにて捕捉されたドレンが排出される際に配管内蒸気が同時に漏洩するロス、蒸気配管、バルブ、フランジ等を含む配管系統に物理的損傷等があり、蒸気が漏洩するロスなどがある。
図7(a)のグラフ34は、コジェネ機器1が電力を供給する機器4の電力需要と機器4における電力ロスの和を示している。グラフ35は、機器4における電力ロスを示している。図7(a)の縦軸は電力の需要量と電力ロスの和、横軸は時間である。
図7(b)のグラフ36は、コジェネ機器1が電力を供給する機器5の熱需要と機器5における熱ロスの和を示すグラフの一例である。グラフ37は、機器5における熱ロスを示している。図7(b)の縦軸は熱の需要量と熱ロスの和、横軸は時間である。
記憶部18は、図7(a)、7(b)で例示した関数やそれらに対応するテーブルなどを記憶している。
また、電力ロスは、機器4によって異なる。15年の間に機器4を新たな機器に交換するようなことがあれば交換後の電力ロスも変化する。例えば、15年の間には待機電力が削減された機器と交換することが可能になるかもしれない。記憶部18が新たな機器についての電力ロス情報を記憶していれば、機器4の交換後に必要なより正確な電力に基づいてコジェネ機器1の選定を行うことができる。機器5の熱ロスについても同様である。また、熱ロスについては機器5の交換だけでなく、コジェネ機器1と機器5を結ぶ配管系等のメンテネンスによって熱ロスの低減を図ることができる。記憶部18がメンテナンスの頻度やメンテナンス作業の内容に応じた熱ロス情報を記憶していれば、機器5の配管系等のメンテナンス計画を考慮した熱ロス分を含む熱需要に基づいてコジェネ機器1の選択を行うことができる。
2・・・系統電源
3・・・ボイラ
4、5・・・機器
10・・・機器選定システム
11・・・入力受付部
12・・・需要情報取得部
13・・・性能情報取得部
14・・・稼働率決定部
15・・・計算部
16・・・機器選択部
17・・・出力部
18・・・記憶部
19・・・損失情報取得部
Claims (11)
- コジェネレーションシステムから電力の供給を受ける一つまたは複数の機器からなる第一設備による電力の需要特性情報と、前記コジェネレーションシステムから熱の供給を受ける一つまたは複数の機器からなる第二設備による熱の需要特性情報と、を取得する需要情報取得部と、
前記コジェネレーションシステムに設けられ、前記第一設備に電力を供給しつつ前記第二設備に熱を供給するコジェネレーション機器の稼働率に応じた性能情報を取得する性能情報取得部と、
前記稼働率の初期値を取得し、当該取得した初期値に応じた前記コジェネレーション機器の性能情報と、前記電力の需要特性情報と、前記熱の需要特性情報と、に基づいて、前記第一設備への電力の供給および前記第二設備への熱の供給に必要な負担の負担量を計算し、前記稼働率を前記初期値から変化させつつ前記負担量の最小値を算出する計算部と、
前記負担量が最小となる前記コジェネレーション機器を選択する機器選択部と、
を備える機器選定システム。 - 前記計算部は、所定の期間にわたって前記コジェネレーション機器を稼働した場合の前記負担量の最小値を算出し、
前記機器選択部は、前記所定の期間における前記負担量の合計が最小となる前記コジェネレーション機器を選択する、
請求項1に記載の機器選定システム。 - 前記負担量は、前記第一設備への電力の供給および前記第二設備への熱の供給に必要なコストであって、
前記計算部は、前記コジェネレーション機器の燃料コストと、前記コジェネレーション機器による熱の供給量が前記熱の需要特性情報が示す熱の需要量を下回る場合の前記コジェネレーション機器以外の設備による熱の供給に必要なコストと、前記コジェネレーション機器による電力の供給量が前記電力の需要特性情報が示す電力の需要量を下回る場合の前記コジェネレーション機器以外の設備による電力の供給に必要なコストと、に基づいて前記コストを算出する、
請求項1または請求項2に記載の機器選定システム。 - 前記負担量は、前記第一設備への電力の供給および前記第二設備への熱の供給に必要なエネルギーであって、
前記計算部は、前記コジェネレーション機器の燃料に対応するエネルギーと、前記コジェネレーション機器による熱の供給量が前記熱の需要特性情報が示す熱の需要量を下回る場合の前記コジェネレーション機器以外の設備による熱の供給に必要なエネルギーと、前記コジェネレーション機器による電力の供給量が前記電力の需要特性情報が示す電力の需要量を下回る場合の前記コジェネレーション機器以外の設備による発電に必要なエネルギーと、に基づいて前記エネルギーを算出する、
請求項1または請求項2に記載の機器選定システム。 - 前記負担量は、前記第一設備への電力の供給および前記第二設備への熱の供給によって生じる環境負荷であって、
前記計算部は、前記コジェネレーション機器の稼働によって生じる環境負荷と、前記コジェネレーション機器による熱の供給量が前記熱の需要特性情報が示す熱の需要量を下回る場合の前記コジェネレーション機器以外の設備による熱の供給によって生じる環境負荷と、前記コジェネレーション機器による電力の供給量が前記電力の需要特性情報が示す電力の需要量を下回る場合の前記コジェネレーション機器以外の設備による発電によって生じる環境負荷と、に基づいて前記環境負荷を算出する、
請求項1または請求項2に記載の機器選定システム。 - 前記稼働率の初期値は、前記電力の需要特性情報が示す電力の需要量を過不足なく満たす稼働率と前記熱の需要特性情報が示す熱の需要量を過不足なく満たす稼働率とのうち少なくとも一方に基づく値である、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の機器選定システム。 - 前記稼働率の初期値は、前記電力の需要特性情報が示す電力の需要量より所定の量だけ少ない需要量を満たす稼働率である、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の機器選定システム。 - 前記計算部は、前記電力の需要特性情報が示す前記第一設備による電力の需要量に、前記第一設備による電力のロス分を加算した値を用いて前記負担量を計算する、
請求項1から請求項7の何れか1項に記載の機器選定システム。 - 前記計算部は、前記熱の需要特性情報が示す前記第二設備による熱の需要量に、前記第二設備への熱の供給における熱のロス分を加算した値を用いて前記負担量を計算する、
請求項1から請求項8の何れか1項に記載の機器選定システム。 - コジェネレーションシステムから電力の供給を受ける一つまたは複数の機器からなる第一設備による電力の需要特性情報と、前記コジェネレーションシステムから熱の供給を受ける一つまたは複数の機器からなる第二設備による熱の需要特性情報と、を取得し、
前記コジェネレーションシステムに設けられ、前記第一設備に電力を供給しつつ前記第二設備に熱を供給するコジェネレーション機器の稼働率に応じた性能情報を取得し、
前記稼働率の初期値を取得し、当該取得した初期値に応じた前記コジェネレーション機器の性能情報と、前記電力の需要特性情報と、前記熱の需要特性情報と、に基づいて、前記第一設備への電力の供給および前記第二設備への熱の供給に必要な負担の負担量を計算し、前記稼働率を前記初期値から変化させつつ前記負担量の最小値を算出し、
前記負担量が最小となる前記コジェネレーション機器を選択する、
機器選定方法。 - 機器選定システムのコンピュータを、
コジェネレーションシステムから電力の供給を受ける一つまたは複数の機器からなる第一設備による電力の需要特性情報と、前記コジェネレーションシステムから熱の供給を受ける一つまたは複数の機器からなる第二設備による熱の需要特性情報と、を取得する手段、
前記コジェネレーションシステムに設けられた前記第一設備に電力を供給しつつ前記第二設備に熱を供給するコジェネレーション機器の稼働率に応じた性能情報を取得する手段、
前記稼働率の初期値を取得し、当該取得した初期値に応じた前記コジェネレーション機器の性能情報と、前記電力の需要特性情報と、前記熱の需要特性情報と、に基づいて、前記第一設備への電力の供給および前記第二設備への熱の供給に必要な負担の負担量を計算し、前記稼働率を前記初期値から変化させつつ前記負担量の最小値を算出する手段、
前記負担量が最小となる前記コジェネレーション機器を選択する手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015225015A JP6728645B2 (ja) | 2015-11-17 | 2015-11-17 | 機器選定システム、機器選定方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015225015A JP6728645B2 (ja) | 2015-11-17 | 2015-11-17 | 機器選定システム、機器選定方法及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017091462A true JP2017091462A (ja) | 2017-05-25 |
JP6728645B2 JP6728645B2 (ja) | 2020-07-22 |
Family
ID=58768141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015225015A Active JP6728645B2 (ja) | 2015-11-17 | 2015-11-17 | 機器選定システム、機器選定方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6728645B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110334457A (zh) * | 2019-07-11 | 2019-10-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 设备选型方法和装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004287921A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Osaka Gas Co Ltd | エネルギ提供手段の運用支援システム |
JP2007270659A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Toho Gas Co Ltd | コジェネレーションシステムの最適化方法および設備提案システム |
-
2015
- 2015-11-17 JP JP2015225015A patent/JP6728645B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004287921A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Osaka Gas Co Ltd | エネルギ提供手段の運用支援システム |
JP2007270659A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Toho Gas Co Ltd | コジェネレーションシステムの最適化方法および設備提案システム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110334457A (zh) * | 2019-07-11 | 2019-10-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 设备选型方法和装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6728645B2 (ja) | 2020-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Bahrami et al. | A decentralized energy management framework for energy hubs in dynamic pricing markets | |
CN1737838B (zh) | 对发电和配电进行经济分析的方法和装置 | |
JP4550914B2 (ja) | エネルギーシステム運転計画作成装置および方法 | |
JP6239631B2 (ja) | 管理システム、管理方法、管理プログラム及び記録媒体 | |
Karami et al. | Optimal scheduling of residential energy system including combined heat and power system and storage device | |
Howlader et al. | Distributed generation incorporated with the thermal generation for optimum operation of a smart grid considering forecast error | |
JP7230913B2 (ja) | エネルギーシステム最適化プログラム、エネルギーシステム最適化方法及びエネルギーシステム最適化装置 | |
Santos et al. | A practical model for energy dispatch in cogeneration plants | |
JP5540698B2 (ja) | 電力系統計画作成装置および電力系統計画作成方法 | |
Pradhan et al. | Frequency sensitivity analysis of dynamic demand response in wind farm integrated power system | |
Hussain et al. | Active power control of autonomous hybrid power system using two degree of freedom PID controller | |
Varganova et al. | Energy-efficient distribution of heat between the boiler units of industrial power palnts with the use of computers | |
Hu et al. | A hierarchical transactive energy management framework for optimizing the reserve profile in district energy systems | |
JP2016126453A (ja) | エネルギーシステムの最適運用計画立案装置及び方法、プログラム並びに記録媒体 | |
JP6728645B2 (ja) | 機器選定システム、機器選定方法及びプログラム | |
Gonzalez-Castellanos et al. | Flexible unit commitment of a network-constrained combined heat and power system | |
JP2018133939A (ja) | 電力供給システムおよび電力供給システムの制御方法 | |
JP2010220363A (ja) | 小規模電力系統の電源容量推定装置、その電源容量推定方法及び電源容量推定用プログラム | |
JP2018025982A (ja) | エネルギープラント計画支援装置及びエネルギープラント計画支援システム | |
WO2022260127A1 (ja) | アグリゲータシステム | |
JP2021035277A (ja) | 発電プラントの運転計画装置および発電プラントの運転計画立案方法 | |
Siddiqui | Optimal control of distributed energy resources and demand response under uncertainty | |
Zhu et al. | DRL based low carbon economic dispatch by considering power transmission safety limitations in internet of energy | |
CN115758763A (zh) | 一种计及源荷不确定性的多能流系统优化配置方法及系统 | |
JP6212661B2 (ja) | 制御装置、制御方法、プログラム、及び水素エネルギー貯蔵システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181003 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181026 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190820 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200501 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6728645 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |