JP2017091422A - 住環境評価装置、住環境評価システム、住環境評価方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】住環境評価装置10は、複数の地域のそれぞれについて公表されている住環境に関する複数のデータ項目の値を取得する公表データ取得部22と、複数の地域のそれぞれの複数のデータ項目の値を、所定値域内の段階値のいずれかに変換する変換部24と、ユーザから入力された重み設定条件に基づいて複数のデータ項目のそれぞれに重みを設定する重み設定部26と、複数の地域のそれぞれについて、所定の評価基準に関連付けられたデータ項目について変換部24により変換された段階値と重み設定部26により設定された重みに基づいて、評価基準についての評価値を算出する評価値算出部28と、評価値算出部28により算出された評価値に基づく評価情報を出力する出力部36と、を備える。
【選択図】図2
Description
こうすることで、複数の地域を所定の評価基準について比較した比較結果を提供できる。すなわち、上記構成によれば、所定の評価基準における複数の地域の比較が容易となる。
こうすることで、複数の観点から地域の住環境を評価することができる。すなわち、上記構成によれば、地域の住環境の総合的な評価結果を提供できる。
こうすることで、複数の地域に関しユーザが選択した住環境の未来のシナリオを考慮して、複数の地域を定量的に評価することができる。この際、ユーザはシナリオを記述したテキストの中から所望のテキストを選択することで住環境のシナリオを設定することができるため、シナリオを設定する労力を軽減できる。
こうすることで、住環境の未来のシナリオに応じて、そのシナリオが選択された場合の住環境に関するデータ項目の重要度を調整することができる。すなわち、上記構成によれば、ユーザが選択したシナリオに応じて、住環境に関するデータ項目の重要度を適切な値に設定できる。
こうすることで、住環境に関するデータ項目の各々についてユーザが直接重要度を設定できるため、ユーザの重視する事項を地域の住環境の評価に精度良く反映させることができる。
こうすることで、ユーザが住環境について自由に記述したテキストに基づいて、住環境に関するデータ項目の重要度を調整できる。すなわち、上記構成によれば、ユーザの価値観を、地域の住環境の評価に柔軟に反映させることができる。
こうすることで、ユーザのライフステージを考慮して地域の住環境を評価できる。すなわち、上記構成によれば、住環境についてユーザが重視する事項と、ユーザのライフステージとを考慮して、地域を定量的に評価することができる。
図1には、本実施形態に係る住環境評価装置10のハードウェア構成図を示した。図1に示されるように、住環境評価装置10は、コンピュータからなり、制御部11、記憶部12、出力インターフェース13、入力インターフェース14を備える。
図2には、住環境評価装置10に備えられる機能の一例を説明する機能ブロック図を示した。図2に示されるように、住環境評価装置10は、データ記憶部20、公表データ取得部22、変換部24、重み設定部26、評価値算出部28、回答情報取得部30、評価項目重要度設定部32、ライフステージ別評価値算出部34、出力部36を備える。
データ記憶部20は、主に記憶部12により実現され、住環境評価処理に関する各種のデータを記憶する。例えば、本実施形態においては、データ記憶部20には、評価基準情報テーブル20A、公表データ格納テーブル20B、シナリオ情報テーブル20C、項目重要度設定テーブル20D、評価項目情報テーブル20E、回答情報テーブル20F、及びライフステージ別重要度情報テーブル20Gが記憶される。以下、上記の各テーブルの詳細について説明する。
「安全性」に設定される中項目は、「防犯」、「交通」、「防災」である。
「生活・利便性」に設定される中項目は、「医療・福祉・教育施設」、「アクセス」、「生活環境」である。
「街並み・空間」に設定される中項目は、「街並みの調和」、「ゆとり」である。
「街の持続性・発展性」に設定される中項目は、「都市力」、「コミュニティ」、「将来性・持続性」である。
「緑・環境配慮」に設定される中項目は、「緑化・自然空間」、「省エネ」である。
「維持管理」に設定される中項目は、「共有空間」、「管理体制」である。
公表データ取得部22は、主に制御部11、記憶部12、及び入力インターフェース14により実現され、複数の地域のそれぞれのデータ項目の値を取得する。例えば、公表データ取得部22は、入力装置16により各地域についてユーザが入力したデータ項目の値を、入力インターフェース14を介して受け付け、受け付けたデータ項目の値を、公表データ格納テーブル20Bに登録する。すなわち、公表データ取得部22は、第i(iは1〜Nのいずれかの整数)の地域について、データ項目の値を取得した場合に、公表データ格納テーブル20Bのうち20B−iのテーブルに、データ項目の値を登録する。
変換部24は、主に制御部11、記憶部12により実現され、複数の地域のそれぞれのデータ項目の値を、所定値域内の段階値のいずれかに変換する。以下、変換部24による変換処理の一例について説明する。
xij=50+10・ej・(Uij−Ua)/σj (1)
xij<40のとき評価1
40≦xij<45のとき評価2
45≦xij<50のとき評価3
50≦xij<55のとき評価4
55≦xij<60のとき評価5
60≦xijのとき評価6
評価1の重み係数(偏差重み値)w1=0.022
評価2の重み係数(偏差重み値)w2=0.038
評価3の重み係数(偏差重み値)w3=0.072
評価4の重み係数(偏差重み値)w4=0.137
評価5の重み係数(偏差重み値)w5=0.258
評価6の重み係数(偏差重み値)w6=0.472
重み設定部26は、主に制御部11、記憶部12により実現され、ユーザから入力された重み設定条件に基づいて複数の地域のそれぞれのデータ項目に重みを設定する。
重要度1の重み係数(項目重み値)w1=0.022
重要度2の重み係数(項目重み値)w2=0.038
重要度3の重み係数(項目重み値)w3=0.072
重要度4の重み係数(項目重み値)w4=0.137
重要度5の重み係数(項目重み値)w5=0.258
重要度6の重み係数(項目重み値)w6=0.472
評価値算出部28は、主に制御部11と記憶部12により実現され、複数の地域のそれぞれについて、各評価基準の評価値を算出する。例えば、評価値算出部28は、複数の地域のうち任意の1つの地域について、それぞれの評価基準の評点を以下のように算出する。
回答情報取得部30は、主に制御部11、記憶部12、入力インターフェース14により実現され、住環境に関する複数の評価項目の中からユーザが選択した評価項目及び重要度を含む回答情報を取得する。
評価項目重要度設定部32は、主に制御部11及び記憶部12により実現され、回答情報取得部30により取得した回答情報に基づいて、ライフステージごとに複数の評価項目のそれぞれの重要度を設定する。例えば、評価項目重要度設定部32は、複数の評価項目のそれぞれの重要度を以下のように設定することとしてよい。
γij=a1・C1j/S1j+a2・C2j/S2j (4)
a1=a2・S2/S1 (5)
ライフステージ別評価値算出部34は、主に制御部11及び記憶部12により実現され、複数の地域のそれぞれについて、ライフステージごとの評価値を算出する。例えば、ライフステージ別評価値算出部34は、複数の地域のうち任意の1つの地域について、任意のライフステージの評価値を以下のように算出する。
出力部36は、主に制御部11、記憶部12及び出力インターフェース13により実現され、評価値算出部28、及びライフステージ別評価値算出部34により算出される評価値に基づく評価情報を出力する。
次に、図10乃至図23に基づいて、住環境評価装置10により実行される住環境評価処理を具体的に説明する。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下において、未来シナリオの設定処理の変形例について説明する。
11 制御部
12 記憶部
13 出力インターフェース
14 入力インターフェース
15 表示装置
16 入力装置
20 データ記憶部
20A 評価基準情報テーブル
20B 公表データ格納テーブル
20B−1 第1地域の公表データ格納テーブル
20B−2 第2地域の公表データ格納テーブル
20B−3 第3地域の公表データ格納テーブル
20C シナリオ情報テーブル
20D 項目重要度設定テーブル
20D−1 中項目重要度設定テーブル
20D−2 データ項目重要度設定テーブル
20E 評価項目情報テーブル
20F 回答情報テーブル
20G ライフステージ別重要度情報テーブル
20H キーワード情報テーブル
22 公表データ取得部
24 変換部
26 重み設定部
28 評価値算出部
30 回答情報取得部
32 評価項目重要度設定部
34 ライフステージ別評価値算出部
36 出力部
40 メニュー画面
40A 公表データ入力アイコン
40B 未来シナリオ入力アイコン
40C ライフステージ別評価項目入力アイコン
40D 住環境評価アイコン
42 公表データ入力画面
42A 入力欄
42B 決定アイコン
44 重視項目入力画面
44A チェックボックス
44B 決定アイコン
46 未来シナリオ選択画面
46A チェックボックス
46B 決定アイコン
48 ライフステージ入力画面
48A チェックボックス
48B 決定アイコン
50 最重要項目選択画面
50A チェックボックス
50B 決定アイコン
52 重要項目選択画面
52A 選択不可チェックボックス
52B チェックボックス
52C 決定アイコン
54 総合評価画面
54A 地域名表示領域
54B 総合評価表示領域
54C ライフステージ別評価表示領域
54D 地域特徴表示領域
56 比較結果画面
56A 地域比較表示領域
56B 凡例表示領域
58 未来シナリオ入力画面
58A チェックボックス
58B 決定アイコン
60 未来シナリオ入力画面
60A 自由入力欄
60B 決定アイコン
Claims (11)
- 複数の地域のそれぞれについて公表されている住環境に関する複数のデータ項目の値を取得する取得手段と、
前記複数の地域のそれぞれの前記複数のデータ項目の値を、所定値域内の段階値のいずれかに変換する変換手段と、
ユーザから入力された重み設定条件に基づいて前記複数のデータ項目のそれぞれに重みを設定する設定手段と、
前記複数の地域のそれぞれについて、所定の評価基準に関連付けられたデータ項目について前記変換手段により変換された段階値と前記設定手段により設定された重みに基づいて、前記評価基準についての評価値を算出する評価値算出手段と、
前記評価値算出手段により算出された評価値に基づく評価情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする住環境評価装置。 - 前記出力手段は、前記複数の地域のそれぞれについて前記評価値算出手段により算出される評価値に基づいて、前記複数の地域を比較した比較結果を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の住環境評価装置。 - 前記評価値算出手段は、前記複数の地域のそれぞれについて、複数の評価基準のそれぞれに関連付けられたデータ項目について前記変換手段により変換された段階値と前記設定手段により設定された重みに基づいて、前記複数の評価基準のそれぞれの評価値を算出し、
前記出力手段は、前記複数の地域のうち少なくとも1つの地域について、前記複数の評価基準のそれぞれについて算出された評価値に基づく評価結果を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の住環境評価装置。 - 前記複数の地域に関する住環境のシナリオを記述した複数のテキストと、当該複数のテキストについて関連付けられたデータ項目の情報を記憶する記憶手段を含み、
前記設定手段は、前記複数のテキストからユーザにより選択されたテキストに関連付けられたデータ項目に基づいて、前記複数のデータ項目のそれぞれの重みを設定する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の住環境評価装置。 - 前記記憶手段は、前記複数のテキストについてデータ項目と、当該データ項目の重要度とを関連付けて記憶し、
前記設定手段は、前記選択されたテキストに関連付けられたデータ項目の重要度に基づいて、前記複数のデータ項目のそれぞれの重みを設定する
ことを特徴とする請求項4に記載の住環境評価装置。 - 前記設定手段は、前記複数のデータ項目のそれぞれについてユーザにより選択された重要度に応じて、前記複数のデータ項目のそれぞれの重みを設定する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の住環境評価装置。 - キーワードに関連付けてデータ項目と重要度とを記憶するキーワード記憶手段を備え、
前記設定手段は、前記ユーザから入力されたテキストから前記キーワード記憶手段に記憶されるキーワードを検索し、検索されたキーワードに関連付けて記憶されるデータ項目と重要度に基づいて、前記複数のデータ項目のそれぞれの重みを設定する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の住環境評価装置。 - 住環境に関する複数の評価項目に関連付けてデータ項目を記憶する評価項目記憶手段と、
ユーザのライフステージと、複数の評価項目の中から前記ユーザが選択した評価項目及び重要度とを含む回答情報を取得する回答情報取得手段と、
前記回答情報に基づいて、前記ライフステージごとに前記複数の評価項目のそれぞれの重要度を設定する重要度設定手段と、
前記複数の地域のそれぞれについて、前記ライフステージごとに設定される前記複数の評価項目のそれぞれの重要度と、前記複数の評価項目のそれぞれに関連付けられるデータ項目の段階値及び重みとに基づいて、前記ライフステージごとの評価値を算出するライフステージ別評価値算出手段と、をさらに備え、
前記出力手段は、前記ライフステージ別評価値算出手段により算出された評価値に基づく評価情報を出力する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の住環境評価装置。 - 複数の地域のそれぞれについて公表されている住環境に関する複数のデータ項目の値を取得する取得手段と、
前記複数の地域のそれぞれの前記複数のデータ項目の値を、所定値域内の段階値のいずれかに変換する変換手段と、
ユーザから入力された重み設定条件に基づいて前記複数のデータ項目のそれぞれに重みを設定する設定手段と、
前記複数の地域のそれぞれについて、所定の評価基準に関連付けられたデータ項目について前記変換手段により変換された段階値と前記設定手段により設定された重みに基づいて、前記評価基準についての評価値を算出する評価値算出手段と、
前記評価値算出手段により算出された評価値に基づく評価情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする住環境評価システム。 - コンピュータが、
複数の地域のそれぞれについて公表されている住環境に関する複数のデータ項目の値を取得する取得ステップと、
前記複数の地域のそれぞれの前記複数のデータ項目の値を、所定値域内の段階値のいずれかに変換する変換ステップと、
ユーザから入力された重み設定条件に基づいて前記複数のデータ項目のそれぞれに重みを設定する設定ステップと、
前記複数の地域のそれぞれについて、所定の評価基準に関連付けられたデータ項目について前記変換ステップにより変換された段階値と前記設定ステップにより設定された重みに基づいて、前記評価基準についての評価値を算出する評価値算出ステップと、
前記評価値算出ステップにより算出された評価値に基づく評価情報を出力する出力ステップと、
を有することを特徴とする住環境評価方法。 - 複数の地域のそれぞれについて公表されている住環境に関する複数のデータ項目の値を取得する取得手段と、
前記複数の地域のそれぞれの前記複数のデータ項目の値を、所定値域内の段階値のいずれかに変換する変換手段と、
ユーザから入力された重み設定条件に基づいて前記複数のデータ項目のそれぞれに重みを設定する設定手段と、
前記複数の地域のそれぞれについて、所定の評価基準に関連付けられたデータ項目について前記変換手段により変換された段階値と前記設定手段により設定された重みに基づいて、前記評価基準についての評価値を算出する評価値算出手段と、
前記評価値算出手段により算出された評価値に基づく評価情報を出力する出力手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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