JP2017091354A - 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】接続時にユーザの意図に沿った通信サービスを開始できるようにする。【解決手段】外部装置からの通信要求に応じてデータを返答する第1の通信手段と、前記第1の通信手段より長距離の通信が可能な第2の通信手段と、前記第1の通信手段で応答するためのデータを保持する記憶手段と、ユーザが操作する操作手段とを備え、前記記憶手段が保持するデータは、少なくとも他の機器が通信する通信先に関する情報を含み、前記操作手段の操作に応じて前記記憶手段に保持するデータを変更する。【選択図】図7

Description

本発明は通信装置、通信装置の制御方法及びプログラムに関し、特に、外部装置と通信し、データの送受信が可能な通信装置に関する。
近年、携帯端末が無線通信を介して直接映像データを送受信することが行われている。例えば、デジタルカメラからスマートフォンやタブレット端末に画像データを転送したり、デジタルカメラ内の映像を表示したりするシステムが実現されている。
このようなシステムにおいて、スマートフォンやタブレット端末は、デジタルカメラの無線通信により接続を確立する。そして、その後に、そのデジタルカメラ内の映像の一覧表示(サムネイル表示)か、デジタルカメラ内の映像を検索(ブラウズ)するためのメニューを表示するのが一般的である。しかしながら、デジタルカメラと接続したスマートフォンやタブレット端末のユーザにとって、必ずしもサムネイル表示やメニュー表示が最適な表示であるとは限らない。
そこで、例えば特許文献1では、蓄積しているコンテンツの一覧をRFIDに記載し、映像データの取得のための無線通信接続を確立する前に、蓄積しているコンテンツ一覧を取得することのできるシステムを提案している。
特許文献1によれば、あらかじめの蓄積しているコンテンツの情報を取得できるため、例えば無線通信接続時に、最新のコンテンツを優先的に取得して表示することができる。
特開2006−259982号公報
しかしながら、特許文献1では、事前にコンテンツの一覧情報しか取得できない。そのため、例えばユーザがリモート撮影を目的に無線通信しようと考えている場合などには対応できず、必ずしもユーザの意図に沿った通信を開始できるとは限らなかった。
本発明は前述の問題点に鑑み、接続時にユーザの意図に沿った通信サービスを開始できるようにすることを目的とする。
本発明の通信装置は、外部装置からの通信要求に応じてデータを返答する第1の通信手段と、前記第1の通信手段より長距離の通信が可能な第2の通信手段と、前記第1の通信手段で応答するためのデータを保持する記憶手段と、ユーザが操作する操作手段と、各部の動作を制御する制御手段とを備え、前記記憶手段が保持するデータは、少なくとも他の機器が通信する通信先に関する情報を含み、前記制御手段は、前記操作手段の操作に応じて前記記憶手段に保持するデータを変更することを特徴とする。
本発明によれば、接続時にユーザの意図に沿った通信サービスを開始することができる。
第1の実施形態における通信装置を用いた通信システムの構成例を説明するブロック図である。 第1の実施形態および第2の実施形態における通信装置の外観を示す図である。 第1の実施形態および第2の実施形態における通信装置と通信しうる携帯電話の外観を示す図である。 第1の実施形態におけるネットワーク構成を説明する図である。 第1の実施形態および第2の実施形態における通信装置の記憶媒体内のデータを模式的に説明する図である。 第1の実施形態における通信装置の状態遷移と、各状態における通信関連機能の状況を説明する図である。 第1の実施形態における通信装置と、当該通信装置と通信しうる携帯電話の動作手順を説明するフローチャートである。 第1の実施形態および第2の実施形態におけるHTTPサーバ機能が提供するHTMLデータのツリー構造を示す図である。 第1の実施形態および第2の実施形態における通信装置と通信しうる携帯電話の画面例を示す図である。 第1の実施形態における通信装置の、動作モードとURIの関係を説明する図である。 第1の実施形態におけるデータ処理装置が第1の通信手段で送信するデータを模式的に表した図である。 第2の実施形態における通信装置を用いた通信システムの構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるネットワーク構成を説明する図である。 第2の実施形態における通信装置の状態遷移と、各状態における通信関連機能の状況を説明する図である。 第2の実施形態における通信装置と、当該通信装置と通信しうる携帯電話の動作手順を説明するフローチャートである。 第2の実施形態におけるデータ処理装置が第1の通信手段で送信するデータを模式的に表した図である。 第2の実施形態のおける通信装置の、動作モードとURIの関係を説明する図である。 第2の実施形態における通信装置と通信しうる携帯電話の画面例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態においては、本発明の通信装置を近接無線通信方式NFC(Near Field Communication)と無線LAN機能を有するデジタルカメラとした場合を例にして説明する。本実施形態では、通信装置が扱うデータを映像データ(静止画または動画)とし、本実施形態の通信装置と通信しうる装置をNFCと無線LAN機能を有する携帯電話(スマートフォン)とする。
<装置説明>
図1は、本発明の通信装置を用いたシステム全体の構成を示すブロック図である。
図1において、100は本実施形態におけるデジタルカメラであり、後述のCPU101〜システムバス113のユニットで構成される。
150は、本実施形態におけるデジタルカメラと無線LAN機能を用いて通信しうる携帯電話であり、後述のCPU151〜システムバス160のユニットで構成される。
170は、移動体通信網を模式的に表したものであり、後述の3G通信部157が接続することのできる携帯電話事業者によるネットワーク通信網である。
移動体通信網170は、多数の基地局・基地局間ネットワーク・インターネットとのゲートウェイなどから構成される。
携帯電話150は、移動体通信網170を介して他の携帯電話やインターネット上の端末と通信を行うことができる。
180は、インターネットを模式的に表したものであり、移動体通信網170はインターネット180とも接続されている。
デジタルカメラ100について、図1を参照しながら説明する。
システムバス113に対して、CPU101、メモリ102、不揮発性メモリ103、操作部104、表示部105、記憶媒体I/F106、撮像部108、画像処理部109、バッテリ110、近接無線通信部111、無線LAN部112が接続されている。
CPU101は、本実施形態のデジタルカメラ100の全体の制御をつかさどり、後述する各ユニットを制御し、ユーザの設定と操作に応じて画像を記録する。
メモリ102は書き換え可能なメモリであり、デジタルカメラ100を制御するプログラムが作業領域として使用する。メモリ102は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリ)などからなる。
不揮発性メモリ103は、後述する近接無線通信部111で応答するデータを格納する記憶手段として機能する。不揮発性メモリ103は、そのほかに、デジタルカメラ100を制御するプログラムと、画像データや音声データ・その他のデータなどプログラムが使用するデータも格納する。また、デジタルカメラ100のユーザ設定情報など、電源サイクルを超えて保持する必要のあるデータも同様に不揮発性メモリ103に格納される。デジタルカメラ100に電源が投入されると、CPU101は不揮発性メモリ103からプログラムを読み込み、デジタルカメラ100の制御を開始する。不揮発性メモリ103は、例えばフラッシュメモリやEEPROMなどからなる。
操作部104は、ユーザの指示をデジタルカメラ100に伝えるために使用する操作手段であり、複数のボタンやダイヤルなどより構成される。
表示部105は、CPU101の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical User Interface)を構成する画面などを表示する。表示部105は、例えば、液晶表示装置(LCD)とそれをコントロールするLCDドライバユニットで構成される。CPU101は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、映像信号を生成して表示部105に出力するようにデジタルカメラ100の各部を制御する。表示部105は、出力された映像信号に基づいて映像を表示する。
記憶媒体I/F106は、メモリカードなどの記憶媒体107を装着するためのインターフェースである。CPU101の制御に基づき、記憶媒体I/F106に装着された記憶媒体107からのデータの読み出しや、当該記憶媒体107に対するデータの書き込みを行う。
記憶媒体107は、データ保持手段として設けられており、撮影した画像データを保持するための第2の記憶手段として書き換え可能な不揮発性メモリである。例えば、SDカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カードが用いられる。
撮像部108は、CPU101の制御に基づいて、映像(光)を電気的な映像信号に変換し、映像信号をシステムバス113に出力する。撮像部108は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカスなど制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などで構成される。撮像素子としては、一般的には、CMOSを利用したCMOS撮像素子(CMOSイメージセンサー)か、CCDを利用したCCD撮像素子(CCDイメージセンサー)が利用される。
画像処理部109は、CPU101の制御に基づいて、不揮発性メモリ103や記憶媒体107に格納された画像データや、撮像部108が出力する映像信号に対して各種画像処理を施す。画像処理部109が行う画像処理には、A/D変換処理、D/A変換処理、画像データの符号化処理、圧縮処理、デコード処理、拡大/縮小処理(リサイズ)、ノイズ低減処理、色変換処理、顔検出処理などが含まれる。画像処理部109は、特定の画像処理を施すための専用の回路ブロックで構成してもよい。また、画像処理の種別によっては画像処理部109を用いずにCPU101がプログラムに従って画像処理を施すことも可能である。
バッテリ110は、デジタルカメラ100が動作するための動作電力を供給するためのユニットである。バッテリ110は、充電可能な二次電池からなるユニットで、図示しない外部のバッテリ充電器により充電することができる。
近接無線通信部111は、非接触近接通信を実現する第1の通信手段を構成するための通信ユニットである。近接無線通信部111は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラから構成される。近接無線通信部111は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することによりISO/IEC 14443やISO/IEC 18092(NFC)に従った非接触近接通信を実現する。
近接無線通信部111は、他のNFCデバイスからデータ読み出し要求を受けると、不揮発性メモリ103に格納されているデータに基づき、外部からの通信要求に応じてデータを返答して応答データを出力し返答する。本実施形態では、近接無線通信部111は、後述の携帯電話150の近接無線通信部158と近接した際に、携帯電話150の近接・離反の検出、無線LAN部112と無線LAN部159で使用する通信パラメータの送受信などに利用される。
無線LAN部112は、近接無線通信部111より長距離の無線通信を実現する第2の通信手段を構成するための通信ユニットである。無線LAN部112は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための通信コントローラから構成され、IEEE802.11a・b・g・nに従った無線通信を実現する。本実施形態では、無線LAN部112は、後述の携帯電話150の無線LAN部159との間などで、データ通信を行う際に利用される。
システムバス113に接続される各部は、システムバス113を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
次に、携帯電話150について説明する。
図1において、システムバス160に対して、CPU151、メモリ152、不揮発性メモリ153、表示部154、操作部155、バッテリ156、3G通信部157、近接無線通信部158、無線LAN部159が接続されている。
CPU151は、携帯電話150の制御をつかさどり、後述する各ユニットを制御し、ユーザの設定と操作に応じて、通話・インターネット上のデータへのアクセス等を行う。
メモリ152は書き換え可能なメモリであり、携帯電話150を制御するプログラムが作業領域として使用する。また、3G通信部157や無線LAN部159から受信するデジタルコンテンツデータや、表示部154が表示するための映像データを保存するためのバッファとしても使用される。メモリ152は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリ)などからなる。
不揮発性メモリ153は、携帯電話150を制御するプログラムと、画像データや文字データ・その他のデータなどプログラムが使用するデータを格納する。同様に、携帯電話150で動作するWebブラウザ、動画再生プレーヤなどのアプリケーションプログラムも同様に格納する。また、携帯電話150のユーザ設定情報など、電源サイクルを超えて保持する必要のあるデータも同様に不揮発性メモリ103に格納される。携帯電話150に電源が投入されると、CPU151は不揮発性メモリ153からプログラムを読み込み、携帯電話150の制御を開始する。不揮発性メモリ153は、例えばフラッシュメモリやEEPROMなどからなる。
表示部154は、CPU151の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical User Interface)からなる画面などを表示する。表示部154は、例えば、液晶表示装置(LCD)とそれをコントロールするLCDドライバユニットで構成される。CPU151は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、映像信号を生成して表示部154に出力するように携帯電話150の各部を制御する。表示部154は、出力された映像信号に基づいて映像を表示する。
操作部155は、ユーザの指示を携帯電話150に伝えるために使用され、複数のボタンとタッチパネルから構成される。操作部155はボタンの押下や、タッチパネルが検出する座標情報などをCPU151に通知する。
バッテリ156は、携帯電話150が動作するための電力を供給するためのユニットであり、充電可能な二次電池からなるユニットで、図示しない外部電源装置からの電力により充電することができる。
3G通信部157は、携帯電話150と移動体通信網170間の音声通信およびデータ通信をつかさどるユニットである。3G通信部157は、無線通信を行うためのアンテナと無線信号を処理するための通信コントローラから構成され、W‐CDMA(UMTS)にしたがって無線通信を実現する。本実施形態では、3G通信部157は、CPU151の制御に基づいて移動体通信網170を構成する基地局の一つと接続し、移動体通信網170に接続された他の携帯電話や、インターネット180上の端末などと音声通信あるいはデータ通信を行う。
近接無線通信部158は、非接触近接通信を実現するための通信ユニットであり、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラから構成される。近接無線通信部158は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することによりISO/IEC 14443やISO/IEC 18092に従った非接触近接通信を実現する。本実施形態では、近接無線通信部158は、前述のデジタルカメラ100の近接無線通信部111と近接した際に、デジタルカメラ100の近接・離反の検出や、無線LAN部159と無線LAN部112で使用する通信パラメータの送受信などに利用される。
無線LAN部159は、近接無線通信部158より長距離の無線通信を実現するための通信ユニットである。無線LAN部159は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための通信コントローラから構成され、IEEE802.11a・b・g・nに従った無線通信を実現する。本実施形態では、前述のデジタルカメラ100の無線LAN部112との間などでデータ通信を行う際に利用される。
システムバス160に接続される各部は、システムバス160を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
図2は、デジタルカメラ100の外観を表す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は底面図である。
図2において、201はシャッターボタンであり、操作部104を構成する。シャッターボタン201は、半押し状態と全押し状態とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチとなっており、半押し状態のときにオートフォーカス制御を開始し、全押し状態の場合に静止画データあるいは動画データを撮影するための撮影動作を開始する。また、動画データの撮影時にシャッターボタン201を全押しすると、動画データの撮影を終了する。
202はファインダー窓であり、撮影時の構図決定の際に被写体像を後述のファインダー接眼部205から確認することができる。
203はストロボであり、撮影時に必要に応じて発光し、暗い条件下でもきれいな静止画の撮影を可能にする。
204は撮影レンズであり、撮像部108を構成する。
205はファインダー接眼部であり、ユーザはここから被写体像を光学的に確認することができる。
206は電源ボタンであり、デジタルカメラ100の電源をON・OFFする。
207はズームレバーであり、操作部104を構成する。ユーザは、ズームレバー207を上に押し上げるとズームイン動作を、ズームレバー207を下に押し下げるとズームアウト動作を指示することができる。
208はお気に入りボタンであり、操作部104を構成する。ユーザは、お気に入りボタン208を押下することにより、後述のLCD213に表示されている映像データをお気に入りと指定された映像データに変更することができる。
209はメニューボタンであり、操作部104を構成する。ユーザは、メニューボタン209を押下することにより、後述のLCD213に操作メニュー(GUI)を表示させることができる。
210は再生ボタンであり、操作部104を構成する。ユーザは、再生ボタン210を押下することにより、記憶媒体107に記録されている映像データを後述するLCD213に表示することができる。
211は削除ボタンであり、操作部104を構成する。ユーザは、削除ボタン211を押下することにより、後述のLCD213に表示されている映像データを記憶媒体107から削除することができる。
212は十字コントローラであり、操作部104を構成する。十字コントローラ212は、上ボタン、下ボタン、左ボタン、右ボタン、中央の決定ボタンから構成される。ユーザは、十字コントローラ212を用いて、後述のLCD213に表示される映像データを変更したり、メニュー項目を選択したりすることができる。
213は撮影開始前には撮影範囲(構図の決定)に使用したり、操作メニューを表示したり、撮影した映像データを再生して表示するためのLCDであり、表示部105を構成する。
214は近接無線通信を行うためのエリアである。すなわち、エリア214の部分に近接無線通信部111のアンテナが配置されている。携帯電話150の近接無線通信部158のアンテナがこのエリアに接近すると、近接無線通信部111と近接無線通信部158の間で通信が可能となる。
215は三脚を固定するためのねじ穴である。
216はバッテリ室であり、ユーザはこのバッテリ室216の中にバッテリ110と記憶媒体107を装着することができる。
図3は、携帯電話150の外観を表す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
301はタッチパネル付液晶ディスプレイであり、タッチパネル部は操作部155を、液晶ディスプレイ部は表示部154を構成する。ユーザはタッチパネル部を使用することで、タッチパネル付液晶ディスプレイ301に表示されるGUIの操作などを行うことができる。
302は操作ボタンであり、操作部155を構成する。ユーザはこれらのボタンを用いることにより、携帯電話150の機能の切り替えや、表示部154に表示されるGUIの操作などを行うことができる。
303はボリュームボタンであり、操作部155を構成する。ユーザはこれらのボタンを用いることにより、音声通信時の音量を制御することができる。
304は電源ボタンであり、操作部155を構成する。ユーザはこの電源ボタン304を用いることにより、携帯電話150の電源ON/OFFなどの操作を行うことができる。
305は、近接無線通信を行うためのエリアである。すなわち、エリア305の部分に近接無線通信部158のアンテナが配置されている。デジタルカメラ100の近接無線通信部111のアンテナがこのエリア305に近接すると、無線LAN部159と近接無線通信部111の間で通信が可能となる。
図4は、デジタルカメラ100、携帯電話150の接続関係(ネットワーク構成)を説明する図である。ここでは音声通信ではなく、データ通信に限定して説明する。本実施形態のデジタルカメラ100を用いるシステムでは、これらのネットワーク構成を必要に応じて構築することで通信を行う。
図4において、デジタルカメラ100が無線LANのアクセスポイントとなり、携帯電話150が無線LANクライアントとしてデジタルカメラ100に接続している。したがって、デジタルカメラ100と携帯電話150は通信を行うことができる。このとき、デジタルカメラ100は、HTTPリクエストに応答するHTTPサーバ(Webサーバ)機能として動作する。そして、携帯電話150のWebブラウザ機能を用いてHTTPサーバが公開するデータ(記憶媒体107に格納されている映像データ等)を閲覧することができる。
図5は、記憶媒体107に格納されている映像データのフォルダ構成を模式的に表した図である。
このように、デジタルカメラ100は、DCF(Design rule for Camera File system)という規格に従って、撮影した映像データを記憶媒体107に保存している。
図6は、デジタルカメラ100の動作モードを説明する図である。
図6(a)は、デジタルカメラ100の動作状態の遷移を説明する状態遷移図である。
デジタルカメラ100は、電源オフモード601と電源オンモード602を有する。デジタルカメラ100は、バッテリ110が装着されると電源オフモード601に遷移し、電源ボタン206の押下により電源オフモード601と電源オンモード602間を交互に遷移する。
電源オフモード601は、サブ状態としてスリープモード603と待機モード604を有する。
スリープモード603においては、近接無線通信部111は有効であるものの、省電力のため無線LAN部112は無効となっている。スリープモード603において、近接無線通信部111が他のNFCデバイスと通信可能になる(すなわち、近接無線通信エリア214にNFCデバイスが接近した場合)と、待機モード604に遷移する。
待機モード604においては、無線LAN部112は有効となり、外部の無線LAN機器からの接続を受け付けることができる。待機モード604において、所定の時間(例えば、5分間)NFC通信が行われない場合は、スリープモード603に遷移する。
電源オンモード602は、サブ状態として撮影モード605、設定モード606、再生モード(1枚表示)607、再生モード(お気に入り一覧)608を有する。
撮影モード605では、ユーザはシャッターボタン201の押下により撮影を行うことができる。撮影モード605において、メニューボタン209が押下されると、デジタルカメラ100は設定モード606に遷移するとともに、LCD213に設定メニューを表示する。
設定モード606において、シャッターボタン201が押されると、デジタルカメラ100は撮影モード605に復帰する。
撮影モード605において、再生ボタン210が押下されると、デジタルカメラ100は再生モード(1枚表示)607に遷移する。それとともに、LCD213に記憶媒体107に格納されている映像データの一つ(最後に撮影された映像データ)をLCD213に表示する。
再生モード(1枚表示)607において、十字コントローラ212の左右ボタンが押下されると、デジタルカメラ100はLCD213に表示する映像データを、記憶媒体107に格納されている他の映像データに更新する。また、再生モード(1枚表示)607において、お気に入りボタン208が押下されると、デジタルカメラ100は再生モード(お気に入り一覧)608に遷移する。それとともに、記憶媒体107に格納されている映像データのうち、図示しない操作メニューによりユーザによりお気に入りと指定された映像データを、LCD213に表示する。この時、映像データは縮小されて表示され、LCD213には複数の映像データが表示される(いわゆるサムネイル表示)。なお、再生モード(1枚表示)607において、シャッターボタン201が押されると、デジタルカメラ100は撮影モード605に復帰する。
再生モード(お気に入り一覧)608において、十字コントローラ212の上下左右ボタンと決定ボタンを用いることでユーザはLCD213に表示されている複数の映像データのうち、いずれかを選択することができる。いずれかの映像データが選択されると、デジタルカメラ100は、再生モード(1枚表示)607に遷移し、LCD213に選択された映像データを表示する。
図6(b)は、図6(a)の各状態において、デジタルカメラ100のNFC通信機能、無線LAN機能、HTTPサーバ機能のそれぞれが利用可能な状態であるかどうかを示す図である。
図6(b)で示すように、すべての状態でNFC通信機能は利用可能である。すなわち、近接無線通信部111は、近接無線通信エリア214にNFCデバイスが接近すると、当該NFCデバイスを検出し、通信することができる。
一方、無線LAN機能は、スリープモードにおいては利用することができない。デジタルカメラ100がスリープモード以外の状態である場合は、無線LAN機能は有効となり、無線LAN部112は他の無線LAN機器と通信を行うことができる。
また、図4において説明したデジタルカメラ100のHTTPサーバ機能も同様に、スリープモードにおいては利用することができない。デジタルカメラ100がスリープモード以外の状態である場合は、HTTPサーバ機能は無線LAN機能と共に有効となり、Webブラウザからの接続を受け付けることができるようになる。
<動作説明>
本実施形態における本発明のデジタルカメラ100と、デジタルカメラ100と通信しうる携帯電話150の動作を、図7のフローチャートおよび図8〜図11を用いて説明する。
図7(a)は、デジタルカメラ100において、近接無線通信部111に関わる処理を説明するフローチャートである。
S701では、CPU101は、図6で示した各モード間を遷移させる事象(イベント)が発生したか否かを判定する。イベントが発生した場合はS702へ進み、イベントが発生していない場合はS705へ進む。
S702では、CPU101は、図6の状態遷移図に従いカメラの動作モードを変更する。例えば、動作モードが「撮影モード」であった場合に、S701で「メニューボタン押下」のイベントを検出した場合は、動作モードを「設定モード」に遷移させる。なお、動作モードとイベントの組み合わせによっては動作モードの遷移が発生しない場合もありうる。
S703では、CPU101は、S702で動作モードの変更があったか否かを判定する。動作モードの変更があった場合はS704へ、動作モードの変更がなかった場合はS705へ進む。
S704では、CPU101は、デジタルカメラ100のHTTPサーバ機能が提供するURIのうち、S702で決定した新しい動作モードに対応したURIを選択する。
S704におけるURIの選択方法について、図8〜10を用いて説明する。
図8に、デジタルカメラ100のHTTPサーバ機能が提供するHTMLデータのツリー構造を、図9に各HTMLデータを携帯電話150のWebブラウザで表示させた場合の例を、図10に動作モードとS704で選択するURIの関係を示す。
図8において、801は記憶媒体107に格納されている映像データを一覧表示(サムネイル表示)するためのURIである。図9(a)がその表示例である。
802は、撮像部108で撮影している映像をリアルタイムに表示(ライブビュー)するとともに、シャッターボタン201に相当するGUIのボタンを表示するためのURIである。図9(b)がその表示例である。
803は、記憶媒体107に格納されている映像データを一つずつ表示するためのURIである。図9(c)は、映像データが静止画である場合の表示例であり、図9(d)は映像データが動画である場合の表示例である。
804は、お気に入りと指定された映像データを一覧表示(サムネイル表示)するためのURIである。図9(e)がその表示例である。
805は、お気に入りと指定された映像データを連続的に表示(スライドショー表示)するためのURIである。図9(f)がその表示例である。
806は、各種設定を行う画面を表示するためのURIである。図9(g)がその表示例である。
図10は、カメラの動作モードとURIの関係を説明する図である。
図10において、列1001はデジタルカメラ100の各動作モードであり、列1002はそれぞれの動作モードに対応してS704で決定するURIである。例えば、デジタルカメラの動作モードが「スリープモード」である場合は、S704で選択されるURIは「なし(1003)」となる。また、デジタルカメラの動作モードが「待機モード」である場合は、サムネイル表示するためのURI(801、1004)が選択される。
また、デジタルカメラの動作モードが「撮影モード」である場合はライブビュー表示するためのURI(802、1005)が、「再生モード(1枚表示)」である場合は映像データを一つずつ表示するためのURI(803、1006)が選択される。同様に、デジタルカメラの動作モードが「再生モード(お気に入り一覧)」の場合は、お気に入りと指定された映像データの全てあるいは一部の情報を表示する一覧表示のURI(804、1007)が選択される。また、設定モードの場合は各種設定を行うURI(806、1008)が選択される。なお、列1002の各URIにおいて「<IPアドレス>」という部分は、実際にはデジタルカメラ100のIPアドレスに置き換えられる。
図7に戻り、S705では、CPU101は、近接無線通信部111の状態を確認し、近接無線通信部111が携帯電話150の近接無線通信部158と通信可能かどうかを判定する。具体的には、デジタルカメラ100の近接無線通信エリア214と携帯電話150の近接無線通信エリア305とが十分接近したときに近接無線通信部111は通信可能となる。通信可能である場合はS706へ進み、通信不可能である場合にはS701へ戻る。
S706では、CPU101は、近接無線通信部111が出力する応答データを更新し、不揮発性メモリ103に格納する。
図11(a)は、S706で更新する応答データを模式化したものである。
応答データには、無線LANのアクセスポイントとして動作しているデジタルカメラ100に接続するための、SSID・暗号化方式・パスフレーズ・カメラのIPアドレスが含まれている。また、当該応答データを受信した機器が無線LAN接続後にアクセスする通信先情報として、S704で決定したURIを含んでいる(1101)。なお、S706における応答データは、暗号化方式・パスフレーズなどの情報を含まずに、図11(b)のようにWPS(WiFi Protected Setup:無線パラメータの自動設定機能)を実行するためのPINを含むようにしてもよい。
図7に戻り、S707では、CPU101は、S706で更新したデータに基づき、近接無線通信部111から応答データを出力する。
以上で、デジタルカメラ100の、近接無線通信部111に関わる処理の説明を終了する。
図7(b)は、デジタルカメラ100と通信しうる携帯電話150において、近接無線通信部158にかかわる処理を説明するフローチャートである。
S751では、CPU151は、近接無線通信部158の状態を監視し、近接無線通信部158が、デジタルカメラ100の近接無線通信部111と通信可能かどうかを判定する。具体的には、デジタルカメラ100の近接無線通信エリア214と携帯電話150の近接無線通信エリア305とが十分接近したときに近接無線通信部158は通信可能となる。通信可能である場合はS752に進む。
S752では、CPU151は、近接無線通信部158を介してデジタルカメラ100の近接無線通信部111が出力するデータを受信する。なお、本ステップで受信するデータはS707で近接無線通信部111が出力するデータ(図11)である。
S753では、CPU151は、無線LAN部159の状態を確認し、無線LAN機能が有効となっているか否かを判定する。無線LAN機能が有効である場合はS754へ、無効である場合にはS756へ進む。
S754では、CPU151は、既に有効となっている無線LAN部159とデジタルカメラ100の無線LAN部112とが同一無線LANを形成しているか否かを判定する。具体的には、S752で受信したデータ(図11)のSSIDが、無線LAN部159が接続している無線LANアクセスポイントのSSIDと同一であるか否かを判定する。無線LAN部159と無線LAN部112が同一無線LANを形成している場合はS757へ進み、異なる無線LANネットワークを形成している場合はS755へ進む。
S755では、CPU151は、S752で受信したデータに従って、無線LAN部159の設定を変更する。具体的には、受信したデータが図11(a)の形式の場合には、受信したデータに記載されたSSIDに対して、記載された暗号化方式とパスフレーズで接続する。
一方、受信したデータが図11(b)の場合には、記載されたPINを用いてWPSを実行し、無線LAN部159の設定を決定する。
一方、S756では、CPU151は、無効となっている無線LAN部159を有効化したのち、S755と同様に、無線LAN部159の設定を行う。
S757では、CPU151は、無線LAN部159の状態を確認し、S755あるいはS756で行った設定によって、デジタルカメラ100と通信可能となっているか否かを判定する。具体的には、S752で受信したデータ(図11)に含まれるデジタルカメラ100のIPアドレスと通信できるか否かで判定する。デジタルカメラ100と通信可能な場合はS758へ進み、通信不可能な場合はS751へ戻る。
S758では、CPU151は、S752で受信したデータ(図11)に通信先情報として有効なURIが含まれているか否かを判定する。有効なURIが含まれる場合はS759へ、含まれない場合はS751へ戻る。なお、図10に示した通り、デジタルカメラ100の動作状態がスリープモード以外の場合は、S752で受信したデータ(すなわち、S707でデジタルカメラ100が送信したデータ)に有効なURIが含まれることになる。
S759では、CPU151は、S752で受信したデータ(図11)に含まれているURIをWebブラウザで開く。このため、デジタルカメラ100の動作状態に応じたURI(図10の1004〜1008)を携帯電話150のブラウザで開くことになり、携帯電話の表示部154には図9に例示した画面が表示される。
以上、本実施形態によれば、映像データを保持することのできる通信装置において、当該通信装置と無線通信を確立した装置に対して通信装置の動作状態に応じた表示を簡易に行わせることのできる通信装置を提供することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態においては、本発明の通信装置をRFID(Radio Frequency IDentification)と無線LAN機能を有するデジタルカメラとした場合を例にして説明する。本実施形態では、通信装置が扱うデータを映像データ(静止画または動画)とし、本実施形態の通信装置と通信しうる装置をRFIDリーダ機能と無線LAN機能を有する携帯電話(スマートフォン)とする。
なお、本実施形態の説明においては、第1の実施形態と同様の部分については、第1の実施形態の説明を引用することにより省略する。
<装置説明>
図12は、本発明の通信装置を用いたシステム全体の構成を示すブロック図である。
図12において、1200は本実施形態におけるデジタルカメラであり、後述の1201〜1213のユニットで構成される。1250は本実施形態におけるデジタルカメラと無線LAN機能を用いて通信しうる携帯電話であり、後述の1251〜1260のユニットで構成される。1270と1280は、それぞれ第1の実施形態の170と180と同様である。
デジタルカメラ1200について説明する。
図12において、システムバス1213に対して、CPU1201〜無線LAN部1212が接続されている。具体的には、CPU1201、メモリ1202、不揮発性メモリ1203、操作部1204、表示部1205、記憶媒体I/F1206、撮像部1208、画像処理部1209、バッテリ1210、RFIDタグ1211、無線LAN部1212が接続されている。
1201は、第1の実施形態のCPU101と同様である。
1202は、第1の実施形態のメモリ102と同様である。
1203は、不揮発性メモリであり、本デジタルカメラを制御するプログラムと、画像データや音声データ・その他のデータなどプログラムが使用するデータも格納する。また、デジタルカメラ1200のユーザ設定情報など、電源サイクルを超えて保持する必要のあるデータも同様に不揮発性メモリ1203に格納される。デジタルカメラ1200に電源が投入されると、CPU1201は不揮発性メモリ1203からプログラムを読み込み、本デジタルカメラの制御を開始する。不揮発性メモリ1203は、例えばフラッシュメモリやEEPROMなどからなる。
1204は、第1の実施形態の操作部104と同様である(操作手段)。
1205は、第1の実施形態の表示部105と同様である。
1206は、第1の実施形態の記憶媒体I/F106と同様である。
1207は、第1の実施形態の記憶媒体107と同様である。
1208は、第1の実施形態の撮像部108と同様である。
1209は、第1の実施形態の画像処理部109と同様である。
1210は、第1の実施形態のバッテリ110と同様である。
RFIDタグ1211は、RFIDリーダからの電波(キャリア)に応答し、内蔵する不揮発性メモリのデータを出力する通信ユニットである(第1の通信手段、記憶手段)。RFIDタグ1211は、RFIDリーダからのキャリアを受信するアンテナ、キャリアから電力を取り出す整流回路、データと無線信号を変換する変復調回路や通信コントローラから構成される。RFIDタグ1211は、RFIDリーダからのキャリアを電力として蓄積し、通信コントローラなどを駆動することにより、非接触近接通信を実現する。
なお、RFIDタグ1211が内蔵する不揮発性メモリは、CPU1201により書き換え可能である。本実施形態では、RFIDタグ1211は、後述の携帯電話1250のRFIDリーダ1258と近接した際に、携帯電話1250の近接・離反の検出、無線LAN部1259で使用する通信パラメータの送信などに利用される。
無線LAN部1212は、RFIDタグ1211より長距離の無線通信を実現するための通信ユニットである(第2の通信手段)。無線LAN部1212は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための通信コントローラから構成され、IEEE802.11a・b・g・nに従った無線通信を実現する。本実施形態では、無線LAN部1212は、後述の携帯電話1250の無線LAN部1259との間などで、データ通信を行う際に利用される。
1213は、第1の実施形態のシステムバス113と同様である。
次に、携帯電話1250について説明する。
図12において、システムバス1260に対して、CPU1251、メモリ1252、不揮発性メモリ1253、表示部1254、操作部1255、バッテリ1256、3G通信部1257、RFIDリーダ1258、無線LAN部1259が接続されている。
1251は、第1の実施形態のCPU151と同様である。
1252は、第1の実施形態のメモリ152と同様である。
1253は、第1の実施形態の不揮発性メモリ153と同様である。
1254は、第1の実施形態の表示部154と同様である。
1255は、第1の実施形態の操作部155と同様である。
1256は、第1の実施形態のバッテリ156と同様である。
1257は、第1の実施形態の3G通信部157と同様である。
RFIDリーダ1258は、特定の周波数の電波(キャリア)を出力することにより、近接するRFIDタグからデータを読み込むための通信ユニットである。RFIDリーダ1258は、キャリアの出力・RFIDタグからの電波を受信するアンテナ、データと無線信号を変換する変復調回路や通信コントローラから構成される。
RFIDリーダ1258は、キャリアを出力することによりRFIDタグへ微小な電力を供給し、RFIDタグを動作させ、RFIDタグからの電波を受信することにより、非接触近接無線通信を実現する。本実施形態では、RFIDリーダ1258は、前述のデジタルカメラ1200のRFIDタグ1211と近接した際に、デジタルカメラ1200の近接・離反の検出、無線LAN部1259で使用する通信パラメータの取得などに利用される。
無線LAN部1259は、RFIDリーダ1258より長距離の無線通信を実現するための通信ユニットである。無線LAN部1259は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための通信コントローラから構成され、IEEE802.11a・b・g・nに従った無線通信を実現する。本実施形態では、前述のデジタルカメラ1200の無線LAN部1212との間などでデータ通信を行う際に利用される。
1260は、第1の実施形態のシステムバス160と同様である。
デジタルカメラ1200の外観について説明する。
デジタルカメラ1200の外観は、214を除き、第1の実施形態の図2と同様であるため説明を省略する。第1の実施形態においては、214は近接無線通信(NFC)を行うためのエリアであったが、本実施形態ではRFIDタグ1211を読み出すためのエリアに相当する。携帯電話1250のRFIDリーダ1258のアンテナがこのエリアに接近すると、RFIDタグ1211の内容をRFIDリーダ1258で読み取ることができる。
携帯電話1250の外観について説明する。
携帯電話1250の外観は、305を除き、第1の実施形態の図3と同様であるため説明を省略する。第1の実施形態においては、305は近接無線通信(NFC)を行うためのエリアであったが、本実施形態ではRFIDリーダ1258のアンテナが配置されている。デジタルカメラ1200のRFIDタグ1211がこのエリアに接近すると、RFIDタグ1211の内容をRFIDリーダ1258で読み取ることができる。
図13は、デジタルカメラ1200、携帯電話1250の接続関係(ネットワーク構成)を説明する図である。ここでは音声通信ではなく、データ通信に限定して説明する。本実施形態のデジタルカメラ1200を用いるシステムでは、これらのネットワーク構成を必要に応じて構築することで通信を行う。
図13(a)において、デジタルカメラ1200が無線LANのアクセスポイントとなり、携帯電話1250が無線LANクライアントとしてデジタルカメラ1200に接続している。したがって、デジタルカメラ1200と携帯電話1250は通信を行うことができる。このとき、デジタルカメラ1200はHTTPサーバ(Webサーバ)機能として動作し、携帯電話1250のWebブラウザ機能を用いてHTTPサーバが公開するデータ(記憶媒体1207に格納されている映像データ等)を閲覧することができる。
図13(b)において、携帯電話1250は3G通信部1257を用い、インターネット1280を介して、インターネット上のサーバ1301と通信することができる。このとき、サーバ1301がHTTPサーバ(Webサーバ)として動作することにより、携帯電話1250のWebブラウザ機能を用いて、サーバ1301の公開するデータを閲覧することができる。
図14は、デジタルカメラ1200の動作状態の遷移を説明する状態遷移図である。
デジタルカメラ1200は、電源オフモード1401と電源オンモード1402を有する。デジタルカメラ1200は、バッテリ1210が装着されると電源オフモード1401に遷移し、電源ボタン206の押下により電源オフモード1401と電源オンモード1402間を交互に遷移する。
電源オンモード1402は、サブ状態として撮影モード1403、設定モード1404、再生モード(1枚表示)1405、再生モード(お気に入り一覧)1406を有する。
撮影モード1403では、ユーザはシャッターボタン201の押下により撮影を行うことができる。撮影モード1403において、メニューボタン209が押下されると、デジタルカメラ1200は設定モード1404に遷移するとともに、LCD213に設定メニューを表示する。
設定モード1404において、シャッターボタン201が押されると、デジタルカメラ1200は撮影モード1403に復帰する。
撮影モード1403において、再生ボタン210が押下されると、デジタルカメラ1200は再生モード(1枚表示)1405に遷移する。それとともに、LCD213に記憶媒体1207に格納されている映像データの一つ(最後に撮影された映像データ)をLCD213に表示する。
再生モード(1枚表示)1405において、十字コントローラ212の左右ボタンが押下されると、デジタルカメラ1200はLCD213に表示する映像データを、記憶媒体1207に格納されている他の映像データに更新する。また、再生モード(1枚表示)1405において、お気に入りボタン208が押下されると、デジタルカメラ1200は再生モード(お気に入り一覧)1406に遷移する。そして、記憶媒体1207に格納されている映像データのうち、図示しない操作メニューによりユーザによりお気に入りと指定された映像データを、LCD213に表示する。この時、映像データは縮小されて縮小映像として表示され、LCD213には複数の映像データが表示される(いわゆるサムネイル表示)。なお、再生モード(1枚表示)1405において、シャッターボタン201が押されると、デジタルカメラ1200は撮影モード1403に復帰する。
再生モード(お気に入り一覧)1406において、十字コントローラ212の上下左右ボタンと決定ボタンを用いることでユーザはLCD213に表示されている複数の映像データのうち、いずれかを選択することができる。いずれかの映像データが選択されると、デジタルカメラ100は、再生モード(1枚表示)1405に遷移し、LCD213に選択された映像データを表示する。
図14(b)は、図14(a)の各状態において、デジタルカメラ1200のRFIDタグ、無線LAN機能、HTTPサーバ機能のそれぞれが利用可能な状態であるかどうかを示す図である。
図14(b)で示すように、すべての状態でRFIDタグは利用可能である。すなわち、RFIDタグ1211は、214にRFIDリーダが接近すると、RFIDデータはRFIDタグのデータを取得することができる。
一方、無線LAN機能は電源オフにおいては利用することができない。デジタルカメラ1200が電源オフモード以外の状態である場合は、無線LAN機能は有効となり、無線LAN部1212は他の無線LAN機器と通信を行うことができる。
また、図13において説明したデジタルカメラ1200のHTTPサーバ機能も同様に、電源オフモードにおいては利用することができない。デジタルカメラ1200が電源オフモード以外の状態である場合は、HTTPサーバ機能は無線LAN機能と共に有効となり、Webブラウザからの接続を受け付けることができるようになる。
<動作説明>
本実施形態におけるデジタルカメラ1200と、デジタルカメラ1200と通信しうる携帯電話1250の動作を図15のフローチャートおよび図16〜図18を用いて説明する。
図15(a)は、デジタルカメラ1200において、RFIDタグ1211のデータ(RFIDタグ1211が内蔵する不揮発性メモリの内容)に関わる処理を説明するフローチャートである。なお、RFIDタグの読み出しは本フローチャートとは非同期で行われるものとする。すなわち、RFIDリーダ1258は、RFIDタグ1211に近接することにより、任意のタイミングでRFIDタグ1211の不揮発性メモリのその時点での内容を読み出すことができる。
S1501では、CPU1201は、RFIDタグ1211のデータを初期化する。
図16は、RFIDタグ1211のデータを模式化したものである。
図16(a)と(b)で示すように、RFIDタグ1211のデータは「無線LANパラメータ」と「通信先情報」から構成される。
「無線LANパラメータ」は、無線LANのアクセスポイントとして動作しているデジタルカメラ1200に接続するための、SSID・暗号化方式・パスフレーズ・カメラのIPアドレスから構成される(図16(b))。なお、デジタルカメラ1200が無線LANアクセスポイントとして動作していない場合は図16(a)のように、「無線LANパラメータ」は存在しない。
「通信先情報」は、当該データを読み出した機器が無線LAN接続後にアクセスする通信先情報(URI)であり、URI形式のデータである。RFIDタグ1211に保持するURIの決定方法については、S1505の説明において後述する。
図15に戻り、S1501では、デジタルカメラ1200は動作直後の電源オフモードであるため、無線LAN機能及びHTTPサーバ機能は無効となっている(図14(b))。したがって、RFIDタグ1211の初期データとしては、図16(a)のように「無線LANパラメータ」は「なし」、「通信先情報」は「外部URI」となる。外部URIとは、デジタルカメラ1200のHTTPサーバ手段以外の個別のインターネット上のHTTPサーバ(例えば、図13の1301)を指す。例えば、デジタルカメラ1200の機能を紹介するURIや、デジタルカメラ1200の所有者のオンラインアルバムのURI等を用いる。
S1502では、CPU1201は、図14で示した各モード間を遷移させる事象(イベント)が発生したか否かを判定する。イベントが発生した場合はS1503へ進み、イベントが発生していない場合はS1502へ戻る。
S1503では、CPU1201は、図14の状態遷移図に従いカメラの動作モードを変更する。例えば、動作モードが「撮影モード」であった場合に、S1502で「メニューボタン押下」のイベントを検出した場合は、動作モードを「設定モード」に遷移させる。なお、動作モードとイベントの組み合わせによっては動作モードの遷移が発生しない場合もありうる。
S1504では、CPU1201は、S1503で動作モードの変更があったか否かを判定する。動作モードの変更があった場合はS1505へ、動作モードの変更がなかった場合はS1502へ戻る。
S1505では、CPU1201は、S1503で決定した新しい動作モードに対応したURIを選択する。
S1505におけるURIの選択方法について、図8〜図9、図17〜図18を用いて説明する。
デジタルカメラ1200のHTTPサーバ機能が提供するHTMLデータのツリー構造と、その各HTMLデータの携帯電話での表示例は、第1の実施形態の図8および図9と同様である。
図17は、カメラの動作モードとURIの関係を説明する図である。
図17において、列1701はデジタルカメラ1200の各動作モードであり、列1702はそれぞれの動作モードに対応してS1505で決定するURIである。たとえば、デジタルカメラの動作モードが「電源オフモード」である場合は、S1505で選択されるURIは外部URIである「http://album.canon.com/userid/」(1703)となる。
また、デジタルカメラの動作モードが「撮影モード」である場合はライブビュー表示するためのURI(802、1704)が、「再生モード(1枚表示)」である場合は映像データを一つずつ表示するためのURI(803、1705)が選択される。同様に、デジタルカメラの動作モードが「再生モード(お気に入り一覧)」の場合は、お気に入りと指定された映像データの全てあるいは一部を連続して再生表示するためのURI(805、1706)が選択される。また、設定モードの場合は各種設定を行うURI(806、1707)が選択される。なお、列1702の各URIにおいて「<IPアドレス>」という部分は、実際にはデジタルカメラ1200のIPアドレスに置き換えられる。
図15に戻り、S1506では、CPU1201は、RFIDタグ1211内の不揮発性メモリを更新し、S1505で決定したURIを図16のフォーマットで書き込む。本ステップが終了すると、CPU1201は、S1502へ戻り、次のイベント発生を待つ。
以上で、デジタルカメラ1200における、RFIDタグ1211のデータ(RFIDタグ1211が内蔵する不揮発性メモリの内容)に関わる処理の説明を終了する。
図15(b)は、デジタルカメラ1200と通信しうる携帯電話1250において、RFIDリーダ1258にかかわる処理を説明するフローチャートである。
S1551では、CPU1251は、RFIDリーダ1258の状態を監視し、RFIDリーダ1258が、デジタルカメラ1200のRFIDタグ1211を検出しているか否かを判定する。具体的には、デジタルカメラ1200のRFIDタグを読み出すための近接無線通信エリア214と携帯電話1250のRFIDリーダのエリア305とが十分接近したときにRFIDリーダ1258はRFIDタグ1211を検出する。RFIDタグを検出している場合はS1552に進む。
S1552では、CPU1251は、RFIDリーダ1258を介してデジタルカメラ1200のRFIDタグ1211の保持するデータを取得する。なお、本ステップで受信するデータはS1501あるいはS1506においてCPU1201がRFIDタグ1211にセットしたデータ(図16)である。
S1553では、CPU1251は、S1502で取得したRFIDタグ1211のデータに、無線LAN情報が含まれているか否かを判定する。無線LAN情報が含まれていない場合(図16(a)の形式の場合)はS1559へ、無線LAN情報が含まれている場合(図16(b)の形式の場合)はS1554へ進む。
S1554では、CPU1251は、無線LAN部1259の状態を確認し、無線LAN機能が有効となっているか否かを判定する。無線LAN機能が有効である場合はS1555へ、無効である場合はS1557へ進む。
S1555では、CPU1251は、既に有効となっている無線LAN部1259とデジタルカメラ1200の無線LAN部1212とが同一無線LANを形成しているか否かを判定する。具体的には、S1552で取得したデータ(図16(b))のSSIDが、無線LAN部1259が接続している無線LANアクセスポイントのSSIDと同一であるか否かを判定する。無線LAN部1259と無線LAN部1212が同一無線LANを形成している場合はS1558へ、異なる無線LANネットワークを形成している場合はS1556へ進む。
S1556では、CPU1251は、S1552で取得したデータに従って、無線LAN部1259の設定を変更する。具体的には、取得したデータ(図16(b))に記載されたSSIDに対して、記載された暗号化方式とパスフレーズで接続する。
一方、S1557では、CPU1251は、無効となっている無線LAN部1259を有効化したのち、S1556と同様に、無線LAN部1259の設定を行う。
S1558では、CPU1251は、無線LAN部1259の状態を確認し、S1556あるいはS1557で行った設定によって、デジタルカメラ1200と通信可能となっているか否かを判定する。具体的には、S1552で取得したデータ(図16)に含まれるデジタルカメラ1200のIPアドレスと通信できるか否かで判定する。デジタルカメラ1200と通信可能な場合はS1559へ進み、通信不可能な場合はS1551へ戻る。
S1559では、CPU1251は、S1552で取得したデータ(図16)に含まれているURIをWebブラウザで開く。このため、デジタルカメラ1200の動作状態に応じたURI(図17の1703〜1707)を携帯電話1250のブラウザで開くことになり、携帯電話の表示部1254には図9に例示した画面が表示される。なお、S1552で取得したデータが、通信先情報として図16(a)のように外部のURIを含んでいる場合は、図18のように当該URIのWebコンテンツが表示される。
以上、本実施形態によれば、映像データを保持することのできる通信装置において、当該通信装置と無線通信を確立した装置に対して通信装置の動作状態に応じた表示を簡易に行わせることのできる通信装置を提供することができる。さらに、通信装置が電源オフモードの際にインターネット上のHTTPサーバの情報を提供することで、通信装置のHTTPサーバが動作していない状況においても当該通信装置と無線通信を確立した装置に対して適切な表示を行わせることができる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態および第2の実施形態では、第2の通信手段として無線LANを用いたが、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えばBluetooth(登録商標)などの他の通信方式を用いてもよい。
また、第1の実施形態および第2の実施形態では、本発明の通信装置としてデジタルカメラを用いた。しかし、本発明はこれに限定されるわけではなく、パーソナルコンピュータ、メディアプレーヤ、メディアサーバ、携帯電話、PDA、タブレットコンピュータ、ゲーム機など他の装置であってもよい。
さらに、本発明の通信装置と通信しうる装置として携帯電話を用いた。この他にパーソナルコンピュータ、メディアプレーヤ、メディアサーバ、デジタルカメラ、PDA、タブレットコンピュータ・ゲーム機など他の装置であってもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 デジタルカメラ
101 CPU
102 メモリ
103 不揮発性メモリ
104 操作部
105 表示部
106 記憶媒体I/F
107 記憶媒体
108 撮像部
109 画像処理部
110 バッテリ
111 近接無線通信部(第1の通信手段)
112 無線LAN部(第2の通信手段)
113 システムバス
150 携帯電話
151 CPU
152 メモリ
153 不揮発性メモリ
154 表示部
155 操作部
156 バッテリ
157 3G通信部
158 近接無線通信部
159 無線LAN部
160 システムバス
170 移動体通信網
180 インターネット

Claims (26)

  1. 外部装置からの通信要求に応じてデータを返答する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段より長距離の通信が可能な第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段で応答するためのデータを保持する記憶手段と、
    ユーザが操作する操作手段と、
    各部の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記記憶手段が保持するデータは、少なくとも他の機器が通信する通信先に関する情報を含み、
    前記制御手段は、前記操作手段の操作に応じて前記記憶手段に保持するデータを変更することを特徴とする通信装置。
  2. 少なくとも電源オフモードと電源オンモードの2つの動作状態を有し、
    前記記憶手段は、前記電源オフモードと前記電源オンモードではそれぞれ異なる通信先に関する情報を保持することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 少なくとも電源オンモードの場合は、
    前記記憶手段は、前記第2の通信手段により本装置と通信するための設定情報を保持することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 映像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮影した映像を映像データとして保持する第2の記憶手段と、
    前記映像を表示する表示手段とを備え、
    前記電源オンモードは、少なくとも撮影モードと再生モードの動作状態からなり、
    前記撮影モードでは、ユーザの操作に応じて前記撮像手段により取得した映像を映像データとして前記第2の記憶手段に保存するように動作し、
    前記再生モードでは、ユーザの操作に応じて前記第2の記憶手段に格納された映像データを前記表示手段に表示するように動作し、
    前記記憶手段は、前記電源オフモードと前記撮影モードと前記再生モードではそれぞれ異なる通信先に関する情報を保持することを特徴とする請求項2または3に記載の通信装置。
  5. 前記第2の通信手段により受信するHTTPリクエストに応答するHTTPサーバ手段を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記記憶手段に保持する通信先に関する情報は、URI形式のデータであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記電源オフモードにおいて、前記第1の通信手段が外部装置からの通信要求を受信した場合に、
    前記制御手段は、少なくとも前記第2の通信手段が通信可能になるように制御することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記電源オフモードの場合においても、
    前記記憶手段は、前記第2の通信手段により本装置と通信するための設定情報を含むデータを保持することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の通信装置。
  9. 前記記憶手段に保持するURI形式のデータは、前記HTTPサーバ手段に接続するためのURIであることを特徴とする請求項5〜8の何れか1項に記載の通信装置。
  10. 前記電源オフモードの場合には、
    前記記憶手段は、前記第2の記憶手段が保持する映像データの全てあるいは一部の情報を表示するためのURIを保持することを特徴とする請求項2〜9の何れか1項に記載の通信装置。
  11. 前記URIで表示される情報には、当該URIで情報を表示する映像データの縮小映像を含むことを特徴とする請求項6〜10の何れか1項に記載の通信装置。
  12. 電源オンモードの場合には、
    前記記憶手段は、前記HTTPサーバ手段に接続するためのURI形式のデータを保持し、
    電源オフモードの場合には、
    前記記憶手段は、前記HTTPサーバ手段以外に接続するためのURI形式のデータを保持することを特徴とする請求項5〜11の何れか1項に記載の通信装置。
  13. 撮影モードの場合は、
    前記記憶手段は、前記撮像手段が取得している映像を表示するためのURIを保持することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  14. 前記URIで表示される情報には、撮像手段を駆動して映像を撮影するための機能を有することを特徴とする請求項6〜10の何れか1項に記載の通信装置。
  15. 前記再生モードの場合は、
    前記記憶手段は、前記表示手段が表示している映像データを表示するためのURIを保持することを特徴とする請求項4〜14の何れか1項に記載の通信装置。
  16. 前記操作手段により前記第2の記憶手段に保持する一つ以上の映像データを選択することができ、
    前記記憶手段は、前記再生モードの場合は、前記操作手段により選択された映像データの全てあるいは一部の情報を表示するためのURIを保持することを特徴とする請求項4〜15の何れか1項に記載の通信装置。
  17. 前記URIで表示される情報には、当該URIで情報を表示する映像データの縮小映像を含むことを特徴とする請求項16に記載の通信装置。
  18. 前記操作手段により前記第2の記憶手段に保持する一つ以上の映像データを選択することができ、
    前記記憶手段は、前記再生モードの場合は、前記操作手段により選択された映像データの全てあるいは一部を連続して表示するためのURIを保持することを特徴とする請求項4〜15の何れか1項に記載の通信装置。
  19. 前記操作手段により操作が行われたことをきっかけとして前記記憶手段に保持するURI形式のデータを更新することを特徴とする請求項6〜18の何れか1項に記載の通信装置。
  20. 前記第1の通信手段に対する通信要求を検出した場合に、前記記憶手段に保持するURI形式のデータを更新することを特徴とする請求項6〜18の何れか1項に記載の通信装置。
  21. 前記第1の通信手段は、近接無線通信方式(NFC)による通信を行うことを特徴とする請求項1〜20の何れか1項に記載の通信装置。
  22. 前記第1の通信手段は、RFIDによる通信を行うことを特徴とする請求項1〜20の何れか1項に記載の通信装置。
  23. 前記第2の通信手段は、無線LANによる通信を行うことを特徴とする請求項1〜20の何れか1項に記載の通信装置。
  24. 前記第2の通信手段は、Bluetoothによる通信を行うことを特徴とする請求項1〜20の何れか1項に記載の通信装置。
  25. 外部装置からの通信要求に応じてデータを返答する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段より長距離の通信が可能な第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段で応答するためのデータを記憶媒体に保持する記憶手段と、
    ユーザが操作する操作手段と、
    各部の動作を制御する制御手段とを備えた通信装置の制御方法であって、
    前記記憶媒体が保持するデータは、少なくとも他の機器が通信する通信先に関する情報を含み、
    前記制御手段は、前記操作手段の操作に応じて前記記憶媒体に保持するデータを変更することを特徴とする通信装置の制御方法。
  26. 請求項1〜24の何れか1項に記載の通信装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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