JP2017091303A - 情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョブを実行するジョブ実行装置の構成が、ジョブの実行に必要な設定の内容を満足していない場合であっても、ユーザの負担を増大させることなくジョブを実行可能とする。【解決手段】印刷ジョブの実行に必要な設定情報を取得するジョブインポート部302と、印刷ジョブを実行するプリンタPの構成に係る装置情報を取得する設定値判定部304と、設定情報に含まれる設定パラメータと装置情報に含まれる装置パラメータとを比較して、装置パラメータが設定パラメータを満足しているか否かを判定する設定値判定部304と、設定パラメータを満足していない設定項目について、設定項目を代替する代替設定の候補を装置情報から抽出する設定候補算出部305と、を備えた。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法に関する。
プロダクションプリンティング(Production Printing:PP)分野においては、最終生産物である印刷物に高い付加価値を与えるためにページごとに用紙を変える等、性質の異なる複数種類の用紙が一冊の印刷物中に使用される場合がある。このため、プロダクション向けのプリンタを制御するプリンタドライバは、DFE(Digital Front End)から、DFEが保有する複数種類の用紙の情報を取得することができるようになっている。またプリンタドライバは、取得した用紙の情報の中から最終生産物である印刷物に適した特性(サイズ、用紙種、坪量、表面コーティングの種類等)を有する用紙を選択し、更に選択した用紙に最適な印刷設定をすることができるように設計されている。
このように、プロダクションプリンタ向けのプリンタドライバは、印刷設定の項目が非常に多く複雑であり、各印刷物に見合ったパラメータをユーザが一つ一つ設定するには多大な時間を要する。そのため、印刷設定を容易に行えるようにしてユーザの負担を軽減する様々な技術が開発されている。
特許文献1には、入力されたジョブが複数の画像形成装置に振り分けて実行されるものであるときに、ジョブの実行に必要な設定を各画像形成装置と関連付けて画面に表示することが開示されている。本発明によれば、それぞれの設定がどの画像形成装置に対応したものであるのかを容易に判別できるので印刷設定時のユーザの負担を軽減できる。
ところで、PP分野においては、必要なときに必要な量の印刷物を生産するといった多品種、小ロットでの印刷が求められるため、過去に印刷した製品を後に再印刷するケースがある。このような場合には、ロットの違いによる品質のばらつきを軽減するため、過去に実行したジョブで使用した印刷設定と同一の印刷設定を使用することが望ましい。
従来、過去に実行したジョブの印刷設定を読み込んで再使用することが行われているが、過去の印刷時に使用された印刷設定は、プリンタの過去の構成に基づく設定であり、現在の構成とは異なる場合がある。例えば、過去の印刷時に使用した用紙の在庫がない場合、過去の印刷設定をそのまま用いることはできず、プリンタによっては「用紙エラー」となる。このような場合、ユーザはエラー原因の究明や用紙の再選定をしなければならず、作業が繁雑となる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、ジョブを実行するジョブ実行装置の構成が、ジョブの実行に必要な設定の内容を満足していない場合であっても、ユーザの負担を増大させることなくジョブを実行可能とすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、コンピュータを、ジョブの実行に必要な設定情報を取得する設定情報取得手段と、前記ジョブを実行するジョブ実行装置の構成に係る装置情報を取得する装置情報取得手段と、前記設定情報に含まれる設定パラメータと前記装置情報に含まれる装置パラメータとを比較して、前記装置パラメータが前記設定パラメータを満足しているか否かを判定する設定値判定手段と、前記設定パラメータを満足していない設定項目について、該設定項目を代替する代替設定の候補を前記装置情報から抽出する設定候補算出手段と、として機能させる情報処理プログラムを特徴とする。
本発明によれば、ジョブを実行するジョブ実行装置の構成が、ジョブの実行に必要な設定の内容を満足していない場合であっても、ユーザの負担を増大させることなくジョブを実行可能となる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示す図である。 印刷システムを構成するクライアントPCのハードウェア構成図である。 印刷システムを構成するプリンタのハードウェア構成図である。 本発明に関わるプリンタドライバの機能ブロック図である。 本発明に関わるプリンタの機能ブロック図である。 用紙情報の一例を示す図である。 印刷設定画面の一例を示す図である。 過去ジョブのインポート画面の一例を示す図である。 過去ジョブのインポート時のプリンタドライバの動作を示したシーケンス図である。 代替用紙の選択画面の一例を示す図である。 印刷可否の判定処理を示したフローチャートである。 代替用紙の抽出処理の一例を示したフローチャートである。
本発明は、特に、過去に実行された印刷ジョブ(過去ジョブ)を再実行するに好適な発明であり、以下の特徴を有する。
本発明に係るプリンタドライバは、プリンタ側の外部コントローラや印刷サーバから読み込んだ過去ジョブの印刷設定が、現在のプリンタの装置構成の下で印刷できる設定か否かを判定する手段を備える。プリンタドライバは、現在のプリンタの装置構成の中に、過去ジョブの印刷設定を満足していない設定項目がある場合、当該設定項目について、現在のプリンタの装置構成から過去ジョブの印刷設定に類似する設定を抽出し、抽出した設定を、設定項目を代替する代替設定としてユーザに提示する。これにより、過去ジョブの印刷設定とプリンタの装置構成との間に差異があり、そのままの設定では過去ジョブを実行できない場合であっても、ユーザは代替する設定を容易に選択することができる。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
〔システム構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示す図である。
印刷システム1(情報処理システム)は、少なくとも1台のクライアントPC(Personal Computer)200(情報処理装置)と、複数のプリンタP(P1,P2,P3:ジョブ実行装置)を含んで構成される。クライアントPC200と夫々のプリンタPとは、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して有線又は無線により互いに通信可能に接続されている。
クライアントPC200はネットワークNを介して、プリンタPに対して印刷ジョブ(描画データと印刷設定情報を含むジョブチケット)を送信したり、プリンタPからプリンタPの構成に係る装置情報や過去に印刷した印刷ジョブの情報等をプリンタPから取得する。
プリンタPは、クライアントPC200から投入された印刷ジョブを実行すると共に、クライアントPC200からのリクエストに応じて装置情報をクライアントPC200に対して送信する。
〔ハードウェア構成〕
印刷システム1を構成するクライアントPC200とプリンタPのハードウェア構成について説明する。
図2は、クライアントPCのハードウェア構成図である。
クライアントPC200は一般的なコンピュータ装置であり、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204、及びI/F205がバス208を介して接続された構成を有する。
また、I/F205にはLCD(Liquid Crystal Display)206及び操作部207が接続されている。
CPU201は演算手段であり、クライアントPC200全体の動作を制御する。
RAM202は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU201が情報を処理する際の作業領域として用いられる。
ROM203は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
HDD204は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。
I/F205は、バス208と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。
LCD206は、ユーザがクライアントPC200の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。
操作部207は、キーボードやマウス等、ユーザがクライアントPC200に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
図3は、プリンタのハードウェア構成図である。図には、プリンタの一例としてMFP(Multifunction Peripheral)のハードウェア構成を示している。
このMFP100は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interface)バスで接続した構成となる。
コントローラ10は、MFP100全体の制御と描画、通信、操作部からの入力を制御するコントローラである。
エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)103とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。
また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bと、をさらに有する。
CPU11は、MFP100の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGPバス15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。
ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。
このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス15、PCIバス、HDD103およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。
このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。
このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Facsimile Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。
操作表示部220はASIC16に直接接続されている。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリである。
HDD103は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
また、HDD103は、MFP100で実行されるアプリケーションのライセンスファイルを保存する。
AGPバス15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
〔プリンタドライバの機能ブロック〕
図4は、本発明に関わるプリンタドライバの機能ブロック図である。
プリンタドライバ300は、GUI(Graphical User Interface)部301(提示手段)、ジョブインポート部302(設定情報取得手段)、データ送受信部303、設定値判定部304(装置情報取得手段、設定値判定手段)、及び設定候補算出部305(設定候補算出手段)、及び装置情報記憶部306を備える。プリンタドライバ300は、クライアントPC200にインストールされて実行されることにより、上記各機能を実現するプログラムである。
GUI部301は、クライアントPC200とユーザとの間での情報をやりとりするためのインターフェースである。GUI部301は、図7に示す印刷設定画面や、図10に示す代替用紙の選択画面等をLCD206に表示する。ユーザは、GUI部301を介して印刷設定や代替用紙の選択等を行う。ユーザから入力された内容は、GUI部301から各部に通知される。なお、印刷設定画面と代替用紙の選択画面についての詳細は後述する。
ジョブインポート部302は、図7に示す印刷設定画面のインポートボタン703が押下された場合に、プリンタPによって過去に実行された印刷ジョブ(過去ジョブ)をプリンタPから取得する。また、取得した過去ジョブを解析し、印刷ジョブの実行に必要な設定情報を抽出して復元する。
データ送受信部303は、プリンタドライバ300とプリンタPと間で各種のデータを送受信する。
装置情報記憶部306には、設定値判定部304によるパラメータの判定に必要なプリンタPの装置構成に係る情報として、プリンタPが有する後処理装置の構成に関する情報、プリンタPにて使用できる用紙に関する用紙情報、及びプリンタPが保持しているカラープロファイル情報等の装置情報が記憶される。これらの情報の詳細内容については後述する。
最新の装置情報(現在の装置構成を示す情報)は個々のプリンタPが保有しており、プリンタドライバ300は、ジョブインポート部302がジョブをインポートするとき等、所定のタイミングで、定期的に、又はユーザの操作に基づいて、プリンタPから装置情報を取得する。また、プリンタPから装置情報を取得したプリンタドライバ300は、装置情報記憶部306中の当該プリンタの装置情報を最新の情報に更新する。最新の装置情報は、GUI部301により必要に応じて印刷設定画面や代替用紙の選択画面等に表示される。なお、装置情報記憶部306は少なくとも設定値判定部304によるパラメータの判定時に、判定対象となるプリンタPの最新の装置情報を保持していればよい。
設定値判定部304は、印刷ジョブの実行に必要な設定情報に含まれる設定パラメータと装置情報に含まれる装置パラメータとを比較して、装置パラメータが設定パラメータを満足しているか否かを判定する。即ち、設定値判定部304は、装置情報記憶部306から、装置情報記憶部306が記憶しているプリンタPの最新の装置情報を取得する。また、設定値判定部304は、ジョブインポート部302から、ジョブインポート部302が復元した過去ジョブの印刷設定に関する情報を取得する。設定値判定部304は、過去ジョブの印刷設定中の設定パラメータと、プリンタPの最新の装置情報中の装置パラメータ(装置構成)とを比較する。設定値判定部304は、プリンタドライバ300にインポートされた過去ジョブが、現在のプリンタPの装置構成で印刷可能か否かを判定する。ここにいう「印刷可能」とは、インポートされた過去ジョブの印刷設定を変更することなく、現在のプリンタPの装置構成でそのまま印刷可能であること、即ち、装置パラメータが設定パラメータをすべて満足していることである。
設定値判定部304が現在の装置構成で過去ジョブを印刷可能と判定した場合、即ち、装置パラメータが設定パラメータを満足している場合、設定値判定部304は過去ジョブを「印刷可能」である旨を、ジョブインポート部302を介してGUI部301に応答する。「印刷可能」である場合、GUI部301は、インポートされた過去ジョブの印刷設定を変更せずに、印刷設定画面に表示する。設定値判定部304が現在の装置構成では過去ジョブを印刷不能と判定した場合、即ち、装置パラメータが設定パラメータを満足していない場合、設定値判定部304は過去ジョブを「印刷不能」である旨を、ジョブインポート部302を介してGUI部301に応答する。
設定候補算出部305は、設定値判定部304によって過去ジョブが「印刷不能」と判定された場合に、印刷不能と判定された設定項目、つまり設定パラメータを満足していない設定項目について、当該設定項目を代替する代替設定の候補を現在の装置情報の中から抽出する。また、設定候補算出部305は、抽出した代替設定の候補を代替選択肢としてGUI部301を介してユーザに提供する。
例えば、過去ジョブで使用した用紙と同一の用紙が現在のプリンタPには搭載されていない場合、設定候補算出部305は、現在のプリンタPに搭載されている用紙の中から過去ジョブで使用された用紙に類似する用紙を抽出する。GUI部301は、設定候補算出部305が抽出した用紙を代替選択肢として図10に示す代替用紙の選択画面によりユーザに提供する。ユーザが表示された代替選択肢の中から所望の用紙を選択することにより、過去ジョブを、過去ジョブと類似する印刷設定の下でプリンタPにより印刷することができるようになる。
プリンタドライバ300が提供する上記各機能部は、クライアントPC200のCPU201がHDD204等に格納されたプリンタドライバのプログラム(情報処理プログラム)を読み出してRAM202に展開して実行することにより実現される。上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供されるか、又は、サーバからネットワークを介してダウンロードされることによって配布される。
なお、上記各機能部は、その全部が必ずしも1つの装置内に含まれている必要はなく、各機能部が異なる装置に含まれていてもよい。また、上記各機能部の少なくとも一部は、プリンタに備えられていてもよい。
〔プリンタ側の本発明に関連する機能ブロック〕
図5は、本発明に関わるプリンタの機能ブロック図である。
プリンタPは、自装置情報記憶部401(装置情報記憶手段)、過去ジョブ情報記憶部402(設定記憶手段)、データ受信部403、データ送信部404、印刷データ生成部405、及び、印刷実行部406を備えている。
自装置情報記憶部401は、図3に示すHDD103によって実現される。自装置情報記憶部401は、プリンタPの構成を示す装置情報として、プリンタPが有する後処理装置の構成に関する情報、プリンタPにて使用できる用紙に関する用紙情報、及び印刷するデータの色を正確に再現するためにプリンタPに設定されているカラープロファイル情報等を保有している。
図6は、用紙情報の一例を示す図である。
用紙情報は、それぞれの用紙(Media001、002・・・)について、用紙ID、サイズ、用紙種、坪量、カラー、コーティング(表)、コーティング(裏)、給紙方向、表面質感、用紙の概要等、用紙の属性に関する情報(用紙に関するパラメータ)を含む。
自装置情報記憶部401に記憶されている夫々の情報は、プリンタドライバ300からのリクエストに応じてデータ送信部404からプリンタドライバ300に送信される。
過去ジョブ情報記憶部402は、図3に示すHDD103によって実現される。過去ジョブ情報記憶部402は、プリンタPが過去に印刷したジョブ(過去ジョブ)のデータを記憶している。過去ジョブのデータは描画データとジョブチケットデータ(印刷の実行に必要な設定情報)を含む。
ここで、ジョブチケットデータは印刷用のデジタル設定指示書であり、例えば、CIP4(The International Cooperation for the Integration of Processes in Prepress, Press and Postpress Organization:プリプレス・プレス・ポストプレスの工程統合管理のための国際標準化団体)が定めるJDF(Job Definition Format)がある。このジョブチケットは、印刷時の設計指示書と呼ばれるものである。この設計指示書には、ページの配置指定や色情報の指定等の前印刷工程、実際に印刷を行う印刷工程、印刷した後に行う綴じ処理や裁断等の後処理工程等、印刷に関する詳細な情報を記述することができる。
なお、過去ジョブ情報記憶部402は、過去に印刷したジョブに関するデータだけではなく、用途に応じた印刷設定を記述したテンプレートとしてのジョブチケットデータを記憶してもよい。
データ受信部403はクライアントPC200から、印刷対象のデータやジョブチケットデータ等、各種のデータを受信する部位である。データ送信部404は、クライアントPC200に対して、過去ジョブ情報や装置情報等の各種のデータを送信する部位である。
印刷データ生成部405は、クライアントPC200から受信した印刷対象のデータから、プリンタPが解釈可能な印刷用の描画データである印刷データを生成する部位であり、主としてASIC16によって実現される。
印刷実行部406は、印刷データ生成部405が生成した印刷データをジョブチケットに記載された工程に従って所定の用紙(記録媒体)に印刷し、必要に応じて後処理をする部位であり、図3に示すエンジン部60により実現される。
なお、プリンタPが備える上記各機能部は、その全部が必ずしも1つの装置内に含まれている必要はなく、各機能部が異なる装置に含まれていてもよい。また、上記各機能部の少なくとも一部は、クライアントPC(プリンタドライバ)に備えられていてもよい。
〔過去ジョブのインポート動作〕
プリンタドライバが、プリンタから過去ジョブをインポートするときの動作について説明する。
図7は、印刷設定画面の一例を示す図である。図8は、過去ジョブのインポート画面の一例を示す図である。
図7に示すように印刷設定画面(ウィンドウ)700には、プリンタPによる印刷ジョブの実行時に必要な設定として、印刷方法/認証、面付け、用紙、余白/トンボ等の設定項目701が表示される。印刷設定画面700の中央には確認画面702が配置されている。設定項目701の一つとして例えば「用紙」を選択した場合、確認画面702において、「用紙」に関する現在の設定の確認、パラメータの入力・変更、又はリストからの選択によるパラメータの取り込み・変更、等を行うことができる。
印刷設定画面700には、プリンタPから過去ジョブやテンプレートとしてのジョブチケットデータ等を取得(インポート)するためのインポートボタン703が表示される。インポートを実行することによって、印刷設定の各項目についてパラメータの入力を省略することができる。
ユーザが操作部207(図2参照)を介してインポートボタン703を押下すると、GUI部301(図4参照)は、図8に示すようなインポート画面(ポップアップウィンドウ)をLCD206(図2参照)に表示する。ユーザは、インポートする過去ジョブ又はジョブチケットデータを格納先のフォルダから選択するか、過去ジョブ又はジョブチケットデータの名称を入力欄に直接入力することによって指定して、「OK」ボタンを押下することにより、指定された過去ジョブ又はジョブチケットデータがプリンタドライバ300にインポートされる。
図9は、過去ジョブのインポート時のプリンタドライバの動作を示したシーケンス図である。
まず、ステップS1において、ユーザが図8に示すインポート画面の「OK」ボタンを押下することにより、インポート対象の過去ジョブを指定する。
ステップS2において、GUI部301は指定された過去ジョブのインポート命令を、ジョブインポート部302に送信する。
ステップS3において、ジョブインポート部302は、指定された過去ジョブをプリンタPにリクエストし、ステップS4において取得する。このとき、ジョブインポート部302は、プリンタPの現在の構成に係る装置パラメータを含む装置情報を合わせてリクエストし、これを取得してもよい。
ステップS5において、ジョブインポート部302は、取得した過去ジョブの内容を解析して過去ジョブの印刷設定を復元する。ジョブインポート部302が前段のステップでプリンタPの現在の装置構成を取得している場合、ジョブインポート部302は装置情報記憶部306にプリンタPの現在の装置構成を記憶させる処理を実行する。
ステップS6において、ジョブインポート部302は、印刷可否判定命令を、復元した印刷設定と共に設定値判定部304に通知する。
ステップS7において、設定値判定部304は、復元された印刷設定をプリンタPにて使用できるか否かを判定する。即ち、設定値判定部304は、装置パラメータと設定パラメータとを比較して、装置パラメータが設定パラメータを満足しているか否かを判定する。
復元された印刷設定中の設定パラメータとプリンタPの現在の装置情報(装置パラメータ)とを比較して、プリンタPが現在の装置構成で、復元された印刷設定を変更することなく過去ジョブの印刷を実行可能か否か判定する。
ステップS8において、設定値判定部304は、判定結果をジョブインポート部302に通知する。
ステップS9において、ジョブインポート部302は、判定結果をGUI部301に通知する。
設定値判定部304による判定結果が「印刷可能」である場合は、ステップS9の処理の後にステップS13の処理が実行される。設定値判定部304による判定結果が「印刷不能」である場合は、ステップS9の処理の後にステップS10〜S12の処理が実行され、その後ステップS13の処理が実行される。
ステップS10において、GUI部301は設定候補算出部305に対して「印刷不能」と判定された項目を通知すると共に、当該項目を代替する設定を抽出するように代替設定抽出命令を送信する。
ステップS11において、設定候補算出部305は、印刷不能と判定された項目を代替する設定の候補を、装置情報記憶部306に記憶された現在のプリンタの装置構成の中から抽出する。設定候補算出部305は、元の設定に類似する構成を、代替する設定として抽出する。なお、設定候補算出部305が抽出する代替設定の候補は1つでも複数でもよい。また、代替可能な構成が存在しない場合は、代替設定の候補は無しとされてもよい。
ステップS12において、設定候補算出部305は、抽出結果、即ち抽出した設定候補を代替選択肢としてGUI部301に通知する。
ステップS13において、GUI部301は処理の結果をLCD206に表示する。GUI部301は、ステップS7における設定値判定部304の判定結果が「印刷可能」である場合、処理の結果として、インポートされた過去ジョブの印刷設定の内容を図7に示す印刷設定画面700に表示する。一方、ステップS7における設定値判定部304の判定結果が「印刷不能」である場合、GUI部301は、「印刷不能」と判定された項目の元の設定と代替設定の候補を図10に示す代替設定の選択画面(ポップアップウィンドウ)に表示する。
代替設定の選択画面について、印刷不能と判定された項目が「用紙」に関する設定である場合の例により説明する。図10は、代替用紙の選択画面の一例を示す図である。
代替用紙の選択画面には、インポートされた過去ジョブの印刷設定について、用紙属性のパラメータ(設定パラメータ)と、このパラメータに類似するパラメータを有した代替設定の用紙属性のパラメータ(装置パラメータ)とが一覧表として表示される。GUI部301は、過去ジョブの印刷設定と代替設定との間でパラメータが異なる用紙属性については、目立つ色をつけて表示することによって両者の差異を視認し易い状態で提示し、ユーザの判断及び選択の補助となるようにする。
ユーザが、代替用紙の選択画面に表示された代替用紙の一つを選択して「OK」ボタン又は「適用」ボタンを押下することにより、印刷設定の「用紙」の項目は代替設定に変更され、その内容が図7に示す印刷設定画面に表示される。
本実施の形態においては、ステップS3〜S4のジョブインポート時にプリンタPの現在の装置構成を取得する構成を示したが、プリンタPの装置構成を取得するタイミングはこの限りではない。少なくともステップS7における設定値判定部304による印刷可否の判定処理の実行時に、判定に必要なプリンタPの装置構成の情報が最新の情報になっていればよい。
〔印刷可否判定フロー〕
図9のステップS7において設定値判定部が実行する印刷可否の判定処理の詳細について、フローチャートに基づいて説明する。以下、印刷設定の「用紙」の項目について印刷可否を判定する処理の例により本実施形態を説明する。図11は、印刷可否の判定処理を示したフローチャートである。
ステップS21において、設定値判定部304はジョブインポート部302から過去ジョブの用紙設定の情報を取得する。
ステップS22において、設定値判定部304は、過去ジョブの用紙設定中の用紙IDについて、この用紙IDと同一のIDを有する用紙のデータがプリンタPの最新の装置構成の用紙情報(図6参照)中に存在するか否かを判定する。ここで、表紙に使用する用紙と、本文に使用する用紙が異なる等、過去ジョブの用紙設定中に複数の用紙IDの情報が含まれている場合、設定値判定部304は、過去ジョブの用紙設定から選択した一の用紙IDについて本処理を実行する。
過去ジョブの用紙IDと同一の用紙IDが用紙情報中に存在しない場合(ステップS22にてNO)、設定値判定部304はステップS23の処理を実行する。過去ジョブの用紙IDと同一の用紙IDが用紙情報中に存在する場合(ステップS22にてYES)、設定値判定部304はステップS24の処理を実行する。
ステップS23において、設定値判定部304は、判定した過去ジョブの用紙IDについて「印刷不能」をジョブインポート部302に応答する。
ステップS24において、設定値判定部304は、過去ジョブの用紙設定と用紙情報中の用紙設定の各属性のパラメータが全て一致するか否かを判定する。パラメータが一致しない属性が存在する場合(ステップS24にてNO)、設定値判定部304はステップS23の処理を実行する。全ての属性のパラメータが一致する場合(ステップS24にてYES)、設定値判定部304はステップS25の処理を実行する。
ステップS25において、設定値判定部304は、判定した過去ジョブの用紙IDについて「印刷可能」をジョブインポート部302に応答する。
ステップS26において、設定値判定部304は、過去ジョブの用紙設定に含まれる全ての用紙IDについて、印刷可否を判定したか否かを確認する。印刷可否を判定していない用紙IDが存在する場合、ステップS22以下の処理を実行する。全ての用紙IDについて、印刷可否を判定した場合は、処理を終了する。
〔代替用紙リスト抽出フロー〕
図7のステップS11において設定候補算出部が実行する代替設定の算出処理の詳細について、フローチャートに基づいて説明する。以下、印刷設定の「用紙」の項目について代替設定を抽出する処理の例により本実施形態を説明する。図12は、代替用紙の抽出処理の一例を示したフローチャートである。本例は、用紙種、サイズ、カラー、坪量の順で用紙を絞っていき、過去ジョブの印刷設定に比較的近い用紙を抽出する例である。
ステップS31において、設定候補算出部305は印刷不能と判定された用紙と用紙種が一致する用紙を装置情報記憶部306に記憶された現在のプリンタの装置構成の中から算出する。
ステップS32において、設定候補算出部305は抽出した用紙が5種類以上あるか否かを確認する。抽出した用紙が5種類未満である場合(ステップS32にてNO)、設定候補算出部305はステップS38の処理を実行する。抽出した用紙が5種類以上ある場合(ステップS32にてYES)、設定候補算出部305はステップS33の処理を実行する。
ステップS33において、設定候補算出部305は印刷不能と判定された用紙と用紙サイズが一致する用紙を装置情報記憶部306に記憶された現在のプリンタの装置構成の中から算出する。
ステップS34において、設定候補算出部305は抽出した用紙が5種類以上あるか否かを確認する。抽出した用紙が5種類未満である場合(ステップS34にてNO)、設定候補算出部305はステップS38の処理を実行する。抽出した用紙が5種類以上である場合(ステップS34にてYES)、設定候補算出部305はステップS35の処理を実行する。
ステップS35において、設定候補算出部305は印刷不能と判定された用紙とカラーが一致する用紙を装置情報記憶部306に記憶された現在のプリンタの装置構成の中から算出する。
ステップS36において、設定候補算出部305は抽出した用紙が5種類以上あるか否かを確認する。抽出した用紙が5種類未満である場合(ステップS36にてNO)、設定候補算出部305はステップS38の処理を実行する。抽出した用紙が5種類以上である場合(ステップS36にてYES)、設定候補算出部305はステップS37の処理を実行する。
ステップS37において、設定候補算出部305は印刷不能と判定された用紙と坪量が一致する用紙を装置情報記憶部306に記憶された現在のプリンタの装置構成の中から算出する。
ステップS38において、設定候補算出部305は抽出した用紙の情報をGUI部301に通知する。
このように本例においては、印刷不能と判定された用紙と、現在のプリンタに搭載された用紙との間でパラメータを比較する属性を順次変更することにより、代替設定の候補としてユーザに提示する用紙の種類を所定数以下(例えば5種類以下)に限定する。ユーザには代替設定の候補として元の設定に近い用紙を限定的に提案することが可能となり、代替する用紙を選択するユーザの負担が軽減する。
ここで、代替設定の候補の抽出に際して設定候補算出部305がパラメータを比較する属性の種類は限定的であってもよい。例えば、図6に示す用紙情報に含まれる属性の全てについて順次パラメータを比較していくのではなく、図7に示す印刷設定画面の用紙情報に表示される属性(サイズ、坪量、用紙種類、コーティング、用意のカラー)についてのみ、パラメータを比較する構成としてもよい。このような属性は、ユーザが用紙を決定する際に、一般的に重視される属性である。
また、代替設定の候補の抽出に際して、設定候補算出部305がパラメータを比較する属性の順番はデフォルトで決まっていてもよいが、属性の比較順をユーザが任意に決定できるようにしてもよい。この場合、ユーザは比較する属性の優先順位をGUI部301を介してプリンタドライバ300に入力し、GUI部301は入力された優先順位を所定の記憶領域に記憶させる。また、設定候補算出部305は代替設定の候補を抽出する際に、予め入力された優先順位を所定の記憶領域から読み出して、優先順位に従って各属性のパラメータを比較して代替設定の候補を抽出する。
また、印刷不能と判定された用紙と、現在のプリンタに搭載された用紙との間でパラメータが一致することを必須条件とする属性(必須属性)を、ユーザが任意に決定できるようにしてもよい。この場合、必須属性のパラメータが一致する用紙が見つからない場合、ユーザに提示される代替用紙は「無し」となる。
上記実施形態においては、印刷設定のうち「用紙」の項目について印刷可否を判定し、代替設定を算出する例を示したが、印刷設定に含まれる他の項目についても「用紙」と同様に設定値判定部304により印刷可否を判定し、設定候補算出部305により代替設定を算出してもよい。
例えば、カラープロファイルの項目について、設定値判定部304が印刷可否を判定し、「印刷不可」の場合に設定候補算出部305が設定候補を算出してもよい。仮に、過去ジョブで使用したカラープロファイルが現在のプリンタPの装置情報中に存在しない場合、設定値判定部304は「印刷不可」と判定する。設定候補算出部305は、代替するカラープロファイルを現在の装置情報から抽出する場合に、まずプロファイルの種類に基づいて抽出するカラープロファイルを限定する。ここで、プロファイルの種類とは、CMYKインクによる印刷用に設定されたCMYKプロファイル、RGBインクによる印刷用に設定されたRGBプロファイルの他、Grayプロファイル、Printerプロファイル等がある。設定候補算出部305は、プロファイルの種類に基づいて限定されたカラープロファイルをユーザに提示してもよいし、更に他の条件に基づいて抽出するカラープロファイルを絞り込んだ後にユーザに提示してもよい。
上記実施形態においては、プリンタドライバ300が過去ジョブをプリンタPから取得する構成としたが、過去ジョブの取得元はプリンタ側の外部コントローラや印刷サーバ等であってもよい。
また、上記実施形態においては、ジョブを実行する装置の一例としてとしてプリンタを提示したが、本発明を、印刷ジョブ以外の他の種類のジョブを実行するジョブ実行装置に適用してもよい。
〔本発明の実施態様例と作用、効果のまとめ〕
<第一の実施態様>
本態様に係る情報処理装置(クライアントPC200)は、印刷ジョブの実行に必要な設定情報を取得する設定情報取得手段(ジョブインポート部302)と、ジョブを実行するジョブ実行装置(プリンタP)の構成に係る装置情報を取得する装置情報取得手段(設定値判定部304)と、設定情報に含まれる設定パラメータと装置情報に含まれる装置パラメータとを比較して、装置パラメータが設定パラメータを満足しているか否かを判定する設定値判定手段(設定値判定部304)と、設定パラメータを満足していない設定項目について、設定項目を代替する代替設定の候補を装置情報から抽出する設定候補算出手段(設定候補算出部305)と、を備えたことを特徴とする。
本態様においては、印刷ジョブを実行するジョブ実行装置の構成、即ち装置情報に含まれる装置パラメータが、印刷ジョブの実行に必要な設定の内容、即ち設定情報に含まれる設定パラメータを満足していない場合には、設定候補算出手段が設定項目を代替する代替設定の候補を装置情報から抽出する。設定候補算出手段は、設定パラメータに類似する装置パラメータをもつ構成を装置情報から代替設定の候補として抽出する。ユーザは、代替設定の候補から使用するに相応しい代替設定を1つ選択すればよく、ユーザはエラー原因の究明や、自らパラメータの入力等をする必要がないため、ユーザの負担が増大することはない。ユーザが代替設定を選択することによって、設定パラメータを満足していない設定項目のパラメータが代替候補のパラメータに代替されて印刷ジョブが実行される。
<第二の実施態様>
本態様に係る情報処理装置(クライアントPC200)は、設定候補算出手段(設定候補算出部305)によって抽出された代替設定の候補をユーザに提示する提示手段(GUI部301)を備え、提示手段は、設定パラメータを具備していない設定項目について、設定パラメータと、代替設定の候補の装置パラメータとの差異を提示することを特徴とする。
設定候補算出手段は、設定パラメータに比較的近い装置パラメータを持つものを代替設定の候補として装置情報から抽出する。しかし、最終的にユーザが満足のいく判断を下すためには、代替設定の装置パラメータが設定パラメータとどのように違うのかという情報が、判断材料としてユーザに提供される必要がある。本態様においては、ユーザに対して設定パラメータと、代替設定の候補の装置パラメータとの差異を提示するので、ユーザは両パラメータの差異点を認識した上で、最適な代替設定を選択することができる。
<第三の実施態様>
本態様に係る情報処理装置(クライアントPC200)において、設定候補算出手段(設定候補算出部305)は、設定情報に含まれる設定項目について予め定められた優先順位に従って、代替設定の候補を抽出することを特徴とする。
設定候補算出手段は、予め定められた優先順位に従って代替設定の候補を抽出するので、ユーザが重視する設定項目については、設定パラメータと装置パラメータが一致するものを代替設定の候補として優先的に抽出することができる。少なくとも、ユーザが重視する項目の設定パラメータを満足した状態でジョブを実行することができるので、例えば、ジョブの実行によって得られる生産物が印刷物である場合、ユーザのイメージにより近い仕上がりの印刷物を得ることが可能となる。
1…印刷システム(情報処理システム)、P1、P2、P3…プリンタ(ジョブ実行装置)、200…クライアントPC(情報処理装置)、300…プリンタドライバ、301…GUI部(提示手段)、302…ジョブインポート部(設定情報取得手段)、303…データ送受信部、304…設定値判定部(装置情報取得手段、設定値判定手段)、305…設定候補算出部(設定候補算出手段)、306…装置情報記憶部(装置情報記憶手段)、401…自装置情報記憶部(装置情報記憶手段)、402…過去ジョブ情報記憶部(設定記憶手段)、403…データ受信部、404…データ送信部、405…印刷データ生成部、406…印刷実行部、700…印刷設定画面、701…設定項目、702…確認画面、703…インポートボタン、
特開2003−050688公報

Claims (9)

  1. コンピュータを、
    ジョブの実行に必要な設定情報を取得する設定情報取得手段と、
    前記ジョブを実行するジョブ実行装置の構成に係る装置情報を取得する装置情報取得手段と、
    前記設定情報に含まれる設定パラメータと前記装置情報に含まれる装置パラメータとを比較して、前記装置パラメータが前記設定パラメータを満足しているか否かを判定する設定値判定手段と、
    前記設定パラメータを満足していない設定項目について、該設定項目を代替する代替設定の候補を前記装置情報から抽出する設定候補算出手段と、
    として機能させるための情報処理プログラム。
  2. 前記設定候補算出手段によって抽出された前記代替設定の候補をユーザに提示する提示手段を備え、
    前記提示手段は、前記設定パラメータを具備していない設定項目について、前記設定パラメータと、前記代替設定の候補の装置パラメータとの差異を提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記設定候補算出手段は、前記設定情報に含まれる設定項目について予め定められた優先順位に従って、前記代替設定の候補を抽出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理プログラム。
  4. ジョブの実行に必要な設定情報を取得する設定情報取得手段と、
    前記ジョブを実行するジョブ実行装置の構成に係る装置情報を取得する装置情報取得手段と、
    前記設定情報に含まれる設定パラメータと前記装置情報に含まれる装置パラメータとを比較して、前記装置パラメータが前記設定パラメータを満足しているか否かを判定する設定値判定手段と、
    前記設定パラメータを満足していない設定項目について、該設定項目を代替する代替設定の候補を前記装置情報から抽出する設定候補算出手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記設定候補算出手段によって抽出された前記代替設定の候補をユーザに提示する提示手段を備え、
    前記提示手段は、前記設定パラメータを具備していない設定項目について、前記設定パラメータと、前記代替設定の候補の装置パラメータとの差異を提示する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記設定候補算出手段は、前記設定情報に含まれる設定項目について予め定められた優先順位に従って、前記代替設定の候補を抽出する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. ジョブの実行に必要な設定情報を取得する設定情報取得手段と、
    前記ジョブを実行するジョブ実行装置の構成に係る装置情報を取得する装置情報取得手段と、
    前記設定情報に含まれる設定パラメータと前記装置情報に含まれる装置パラメータとを比較して、前記装置パラメータが前記設定パラメータを満足しているか否かを判定する設定値判定手段と、
    前記設定パラメータを満足していない設定項目について、該設定項目を代替する代替設定の候補を装置情報から抽出する設定候補算出手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  8. 設定情報取得手段が、ジョブの実行に必要な設定情報を取得するステップと、
    装置情報取得手段が、前記ジョブを実行するジョブ実行装置の構成に係る装置情報を取得するステップと、
    設定値判定手段が、前記設定情報に含まれる設定パラメータと前記装置情報に含まれる装置パラメータとを比較して、前記装置パラメータが前記設定パラメータを満足しているか否かを判定するステップと、
    設定候補算出手段が、前記設定パラメータを満足していない設定項目について、該設定項目を代替する代替設定の候補を装置情報から抽出するステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. ジョブを実行するジョブ実行装置と、情報処理装置と、を備えた情報処理システムであって、
    前記ジョブ実行装置は、
    前記ジョブの実行に必要な設定情報を記憶する設定記憶手段と、
    自装置の構成に係る装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記設定情報を前記設定記憶手段から取得する設定情報取得手段と、
    前記装置情報を前記装置情報記憶手段から取得する装置情報取得手段と、
    前記設定情報に含まれる設定パラメータと前記装置情報に含まれる装置パラメータとを比較して、前記装置パラメータが前記設定パラメータを満足しているか否かを判定する設定値判定手段と、
    前記設定パラメータを満足していない設定項目について、該設定項目を代替する代替設定の候補を前記装置情報から抽出する設定候補算出手段と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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