JP2017090422A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物が撮像された画像を用いて対象物までの距離を測定する測定装置であって、測定時における測定装置の位置及び角度が制限されず、かつ、対象物の形状が平坦でなくても対象物までの距離を正確に測定できる測定装置を提供する。【解決手段】測定装置100は、レーザ光を投射する投射部210と、投射部210によって投射されたレーザ光が照射された部分である照射部分を撮像する撮像部220と、撮像部220によって撮像された画像における照射部分の位置、撮像部220の画角、投射部210から撮像部220までの距離及びレーザ光の投射方向に基づいて、実空間における撮像部220から照射部分までの距離を算出する演算部240とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、対象物までの距離を測定するための測定装置に関する。
従来、カメラなどの撮像装置を用いて、当該撮像装置から対象物までの距離を測定する測定装置が知られている。撮像装置を用いた測定装置では、一般に三角法が用いられるため、測定時における撮像装置の位置及び角度が制限される。
また、撮像装置を用いた他の測定装置として、光を用いる方法も知られている(例えば、特許文献1など参照)。特許文献1に開示された測定装置では、投射方向が一定角度範囲で往復変動するレーザ光が対象物に照射される。特許文献1に開示された測定装置は、当該レーザ光が照射された対象物を撮像装置で撮像し、撮像された画像におけるレーザ光の変動方向における幅に基づいて、測定装置から対象物までの距離を測定する。特許文献1に開示された測定装置は、測定時においてレーザ光が照射された対象物を撮像できる位置及び角度にあればよい。そのため、上記三角法を用いた測定装置より、測定時における撮像装置及びそれを含む測定装置の位置及び角度の制限が緩和される。
特開平1−121714号公報
しかしながら、特許文献1に開示された測定装置では、対象物におけるレーザ光が照射された部分が平坦でない場合には、レーザ光の幅と対象物までの距離との相関に誤差が生じるため、正確に距離を計測することができない。
そこで、本発明は、対象物が撮像された画像を用いて対象物までの距離を測定する測定装置であって、測定時における測定装置の位置及び角度が制限されず、かつ、対象物の形状が平坦でなくても対象物までの距離を正確に測定できる測定装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る測定装置は、レーザ光を投射する投射部と、前記投射部によって投射されたレーザ光が照射された部分である照射部分を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮像された画像における前記照射部分の位置、前記撮像部の画角、前記投射部から前記撮像部までの距離、及び、前記レーザ光の投射方向に基づいて、実空間における前記撮像部から前記照射部分までの距離を算出する演算部とを備える。
これにより、測定装置は、測定の際に、対象物にレーザ光を照射でき、かつ、当該対象物を撮像できる位置及び角度に配置されればよいため、測定装置の位置及び角度は特に制限されない。また、測定装置は、撮像画像におけるレーザ光の照射部分の位置情報を用いて、実空間における撮像部から照射部分までの距離を測定するため、測定対象物の形状が平坦でなくても、対象物までの距離を正確に測定できる。
また、測定装置において、前記投射部は、前記撮像部と一体的に設けられてもよい。
これにより、測定装置において、投射部から撮像部までの距離は一定である。このため、演算部において、当該距離を定数として記憶することができる。したがって、演算部における演算の際に、容易に当該距離を取得することができる。
また、測定装置において、前記投射部は、前記照射部分に所定の形状の画像である基準画像を投影してもよい。
これにより、撮像画像に対して画像解析を行うことによって、レーザ光が照射された部分である照射部分を識別できる。
また、測定装置において、前記撮像部によって撮像された画像を解析することにより、前記照射部分を検出し、検出された前記照射部分の画像内における位置情報を取得する画像処理部をさらに備えてもよい。
これにより、測定装置において、ユーザが目視にて照射部分の検出を行うことなく、照射部分の検出を行うことができる。
また、測定装置において、前記演算部は、前記レーザ光が前記撮像部によって撮像される領域に入射する点の位置情報を算出し、当該位置情報を用いて前記距離を算出してもよい。
これにより、測定装置において、実空間における撮像部から照射部分までの距離を容易かつ正確に演算することができる。
また、前記投射部に前記レーザ光の投射方向を指示する指示部をさらに備えてもよい。
これにより、測定装置自体の位置及び角度を変えることなく、レーザ光の投射方向を変えることができる。
また、前記撮像部によって撮像された画像を表示する表示部をさらに備え、前記表示部は、タッチパネルを備え、前記指示部は、前記タッチパネルに含まれるタッチセンサを備え、前記タッチセンサから出力される信号を用いて、前記投射部に前記レーザ光の投射方向を指示してもよい。
これにより、タッチパネルにタッチすることによって、照射部分を移動させることが可能となる。例えば、撮像画像が表示されたタッチパネル上のタッチした位置付近に照射部分を移動させるように、投射部にレーザ光の投射方向を指示することが可能となるため、レーザ光の投射方向の調整をより容易に行うことができる。
また、前記投射部は、複数の前記照射部分に前記レーザ光を投射してもよい。
これにより、複数の照射部分までの距離を同時に測定することができる。
また、前記演算部は、実空間における前記撮像部から二つの前記照射部分の各々までの距離、及び、前記撮像部によって撮像された前記画像における二つの前記照射部分の間の距離を算出することにより、二つの前記照射部分の間の実空間における距離を算出してもよい。
これにより、撮像画像内における二点間に対応する実空間における距離を測定することができる。また、撮像画像に含まれる画像上に二つの照射部分を配置することにより、当該画像の実空間における寸法を測定することができる。
また、前記測定装置の傾き角度を検出し、かつ、当該傾き角度を示す傾き角度信号を出力する傾き検出部をさらに備え、前記演算部は、前記傾き角度信号に基づいて、二つの前記照射部分を結ぶ線分の実空間における傾きを算出してもよい。
これにより、二つの照射部分を繋ぐ線分の実空間における傾きを検出することができる。このため、本発明の一態様に係る測定装置は、水平器としても使用可能である。
なお、本発明は、このような特徴的な処理部を備える測定装置として実現することができるだけでなく、測定装置に含まれる特徴的な処理部が実行する処理をステップとする測定方法として実現することができる。また、測定装置に含まれる特徴的な処理部としてコンピュータを機能させるためのプログラムまたは測定方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等のコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明によると、対象物が撮像された画像を用いて対象物までの距離を測定する測定装置であって、測定時における測定装置の位置及び角度が制限されず、かつ、対象物の形状が平坦でなくても対象物までの距離を正確に測定できる測定装置を提供できる。
図1は、実施の形態1に係る測定装置の全体構成を示す外観斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る測定装置の機能構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る測定装置と、測定対象との位置関係を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る演算部における演算を説明するための図である。 図5は、実施の形態1に係る演算部における演算を説明するための図である。 図6は、実施の形態1に係る撮像部によって撮像された撮像画像を示す図である。 図7は、実施の形態1に係る測定装置において用いられる測定方法を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態2に係る測定装置の機能構成を示すブロック図である。 図9は、実施の形態2に係る表示部に表示される撮像画像の一例を示す図である。 図10は、実施の形態2に係る測定装置において用いられる測定方法を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態3に係る測定装置の機能構成を示すブロック図である。 図12は、実施の形態3に係る測定装置の使用態様の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
[測定装置の構成]
まず、実施の形態1に係る測定装置100の構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る測定装置100の全体構成を示す外観斜視図である。
測定装置100は、対象物までの距離を測定する装置である。図1に示されるように、測定装置100は、筐体110と、筐体110に内蔵された投射部210及び撮像部220とを備える装置である。測定装置100は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、カメラなどの携帯機器である。
投射部210は、筐体110の一側面に設けられた開口部211を介してレーザ光を投射する。本実施の形態では、投射部210は、レーザプロジェクタであり、レーザ光を走査ながら投射することにより、投射領域214に画像を投射する。投射部210は、距離を測定する対象物にレーザ光を照射する。投射部210は、対象物にレーザ光を照射することにより、照射部分に所定の形状の画像である基準画像を投影する。このため、測定装置100は、撮像部220で当該基準画像を撮像し、撮像画像に対して画像解析を行うことによって、レーザ光が照射された部分である照射部分を識別できる。また、ユーザも、目視により、当該照射部分を識別できる。投射部210が投射するレーザ光の波長は、撮像部220が撮像できる波長であればよい。本実施の形態では、投射部210は、赤色、緑色及び青色のレーザ光源を備え、各レーザ光源からのレーザ光を合波して投射する。
撮像部220は、筐体110の一側面に設けられた開口部221を介して、投射部210によって投射されたレーザ光が照射された部分である照射部分を撮像する。本実施の形態では、撮像部220は、カメラであり、筐体110の一側面に設けられた開口部221を介して撮像領域224を撮像する。すなわち、撮像部220には、撮像領域224の画像信号が入力される。なお、投射部210の投射領域214は、撮像部220の撮像領域224内に収まることが望ましい。
続いて、本実施の形態に係る測定装置100の機能構成について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る測定装置100の機能構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、測定装置100は、機能的には、投射部210、撮像部220、画像処理部230、演算部240、表示部250、指示部260及び投射制御部270を備える。
画像処理部230は、撮像部220によって取得された画像である撮像画像を解析することにより、投射部210から投射されたレーザ光が照射された部分である照射部分の情報を検出する。本実施の形態では、画像処理部230は、撮像画像を解析することにより基準画像を検出し、基準画像の、撮像画像内における位置情報を取得する。例えば、画像処理部230は、撮像画像に対してパターンマッチングなどの処理を行い、基準画像を検出し、検出された基準画像の撮像画像内における位置(又は、座標)情報を得る。
演算部240は、撮像部220によって撮像された画像における照射部分(投射部210からのレーザ光が照射された部分)の位置、及び、撮像部220の画角に基づいて、実空間における撮像部220から照射部分までの距離を算出する。なお、ここで、照射部分の位置とは、当該位置に対応する情報を含み、位置を特定できる情報であればよい。また、撮像部220の画角とは、当該画角に対応する情報(例えば、半画角など)を含み、画角を特定できる情報であればよい。本実施の形態では、演算部240は、撮像画像における照射部分の位置、及び、撮像部220の画角に加えて、投射部210から撮像部220までの距離と、レーザ光の投射方向とに基づいて、実空間における撮像部220から照射部分までの距離を算出する。演算部240における距離の算出方法については後述する。
なお、演算部240は、距離の算出において用いられる撮像画像における照射部分の位置情報を、画像処理部230から得ることができる。また、演算部240は、撮像部220が画角調整機能(すなわち、ズーム機能)を有さない場合には、画角は一定であるため、画角(又は半画角)の情報を予め記憶しておくことができる。一方、撮像部220が画角調整機能を有する場合には、演算部240は、撮像部220から撮像において用いた画角の情報を得ることができる。また、演算部240は、レーザ光の投射方向の情報を投射制御部270から得ることができる。
表示部250は、撮像部220によって撮像された画像を表示する。表示部250は、例えば、液晶ディスプレイパネル、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルなどで構成される。本実施の形態では、表示部250は、タッチパネルを備え、表示部250を介して、ユーザが測定装置100の操作を行うことができる。
指示部260は、投射部210にレーザ光の投射方向を指示する。指示部260は、投射部210にレーザ光の投射方向を指示することにより、レーザ光が照射される部分である照射部分(つまり、基準画像を投影する位置)を指示する。本実施の形態では、指示部260は、タッチパネルに含まれるタッチセンサを備え、タッチセンサから出力される信号を用いて、投射部210にレーザ光の投射方向を指示する。また、指示部260は、投射制御部270を介して、投射部210にレーザ光の投射方向を指示する。
指示部260が備えるタッチセンサに入力された信号は、投射制御部270に入力される。投射制御部270は、タッチセンサに入力された信号に基づいて、投射部210から出射されるレーザ光の投射方向を制御する。レーザ光の投射方向の指示方法としては、例えば、タッチパネルに表示された撮像画像の特定の位置をタッチすることにより、指示してもよいし、タッチパネル上で指などをスライドさせることにより、スライドさせた方向にレーザ光の投射方向を旋回させてもよい。
なお、指示部260は、タッチセンサを備えるものに限定されない。例えば、指示部260は、表示部250の外部に設けられた任意のコントローラであってもよい。
投射制御部270は、投射部210を制御する処理部である。具体的には、投射部210から投射されるレーザ光の向き、光色及び投射タイミングを制御する。本実施の形態では、投射制御部270は、指示部260からの指示に基づいて、基準画像が投影される位置及び個数を制御する。
[測定原理]
続いて、本実施の形態に係る測定装置100が用いる測定原理について、図3〜6を用いて説明する。
図3は、本実施の形態に係る測定装置100と、測定対象との位置関係を示す図である。
図4及び図5は、本実施の形態に係る演算部240における演算を説明するための図である。
図6は、本実施の形態に係る撮像部220によって撮像された撮像画像228を示す図である。
図3には、本実施の形態に係る撮像部220の位置を表す点A、投射部210の位置を表す点C、投射部210から投射されたレーザ光が照射される部分である照射部分(すなわち、基準画像が投影される部分)を表す点Gなどの位置関係が示されている。点Cは、レーザ光が、その投射方向に依存せずに必ず通る点であればよいが、必ずしも当該点だけに限定されず、当該点の近傍の点であってもよい。点Aの定義については後述する。
図3〜5に示される一点鎖線は、撮像部220の光学的な中心軸を示す。具体的には、当該一点鎖線は撮像部220において用いられるレンズなど(図示せず)の光軸を示す。以下、当該一点鎖線を撮像部220の光軸という。
図3及び図5に示される点Fは、照射部分を表す点Gを通り、線分ACに平行な直線と撮像部220の光軸との交点である。なお、照射部分は、点ではなく、面積を有する領域であるため、照射部分を表す点Gは、例えば、照射部分の中央を表す点などと定義してよい。
図5に示される点Hは、点Bを通り、線分AFに平行な直線と線分GFとの交点である。ここで、線分BG及び線分BHのなす角θ2が、投射部210の投射方向を示す。つまり、角θ2は投射部210からレーザ光が投射される方向を示す角である。例えば、投射部210においてレーザ光の投射方向がMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーの揺動によって調整される場合には、MEMSミラーの傾斜角度の情報に基づいて角θ2に対応する情報を得ることができる。
図3及び図5に示される点Eは、点Gを通り、線分ACに平行な直線と、撮像部220によって撮像可能な領域の端を示す線との交点である。つまり、線分AE及び線分AFのなす角θ1が、撮像部220の半画角である。半画角θ1は、撮像部220における光学系の特性として既知の値である。また、図3及び図5に示されるように、撮像部220の位置を表す点Aは、撮像部220によって撮像可能な領域の端を示す線(線分AE)と撮像部220の光軸との交点である。
図3〜5に示される点Bは、線分CGと線分AEとの交点である。点Bは、投射部210から投射されたレーザ光が撮像部220によって撮像される領域に入射する点を意味する。
図3〜5に示される点Jは、点Bを通り、線分ACに平行な直線と、線分AFとの交点である。
図4及び図5に示される点Dは、点Bを通り、線分AJに平行な直線と、点A及び点Cを通る直線との交点である。
図6には、撮像部220によって撮像された画像である撮像画像228が示されている。図6に示されるように撮像画像228には、レーザ光の照射部分を示す基準画像216が含まれる。本実施の形態に係る測定装置100の演算部240では、照射部分の撮像画像における位置情報を用いて、距離を算出する。具体的には、図6において、一点鎖線で示される撮像画像の水平方向の中心軸から基準画像216までの画素数である基準画素数N1と、撮像装置の半画角に対応する画素数である半画角画素数Nhとの比を用いて、距離を算出する。
演算部240は、レーザ光が撮像部220によって撮像される領域に入射する点Bの位置情報を算出し、当該位置情報を用いて距離を算出する。本実施の形態では、投射部210(点C)から撮像部220(点A)までの距離X、半画角θ1、及び、投射部210の投射方向を示す角度θ2から、点Bの位置情報として、点Aから点Jまでの距離Y1を算出する。そして、距離Y1、及び、基準画素数N1と半画角画素数Nhとの比を用いて、点Aから点Fまでの距離Y2を算出する。なお、測定装置100において、投射部210は、撮像部220と一体的に設けられる。これにより、測定装置100において、投射部210から撮像部220までの距離は一定である。このため、演算部240において、当該距離を定数として記憶することができる。したがって、演算部240における演算の際に、容易に当該距離を取得することができる。
以下、撮像部220の位置(点A)から点Fまでの距離Y2を撮像部220から照射部分(点G)までの距離と称する場合がある。つまり、照射部分(点G)から撮像部220の位置(点A)と投射部の位置(点C)とを結ぶ直線までの距離Y2を、撮像部220から照射部分(点G)までの距離と称する場合がある。また、同様に、点Aから点Jまでの距離Y1を、撮像部220から点B(すなわち、投射部210から投射されたレーザ光が撮像部220によって撮像される領域に入射する点)までの距離と称する場合がある。つまり、点Bから撮像部220の位置(点A)と投射部の位置(点C)とを結ぶ直線までの距離Y1を、撮像部220から点Bまでの距離と称する場合がある。なお、距離Y2などから、撮像部220(点A)から照射部分(点G)までの距離AGを算出してもよい。
まず、距離Y1を算出する原理について説明する。
図4に示される三角形ABCにおいて、正弦定理より、下記式(1)及び式(2)が成り立つ。
X/sin(θ1−θ2)=BC/sin(90°−θ1) (1)
BC=Xsin(90°−θ1)/sin(θ1−θ2) (2)
また、図4に示される三角形BCDにおいて、正弦定理より、下記式(3)が成り立つ。
BD/sin(90°−θ2)=BC/sin(90°) (3)
ここで、式(3)において、式(2)の右辺を代入することにより、下記式(4)及び式(5)が得られる。
BD=Xsin(90°−θ1)sin(90°−θ2)/sin(θ1−θ2)
(4)
BD=Y1=Xcos(θ1)cos(θ2)/sin(θ1−θ2)
(5)
このように、距離Y1は、式(5)を用いて算出される。
続いて、距離Y1、及び、基準画素数N1と半画角画素数Nhとの比を用いて、距離Y2を算出する原理について説明する。
図5に示される三角形AEFにおいて、下記式(6)が成り立つ。
EF=AFtan(θ1)=Y2tan(θ1) (6)
また、図5に示される三角形BGHにおいて、正弦定理より、下記式(7)及び式(8)が成り立つ。
GH/sin(θ2)=BH/sin(90°−θ2) (7)
GH=BHsin(θ2)/sin(90°−θ2)
=(Y2−Y1)sin(θ2)/sin(90°−θ2) (8)
また、三角形ABDにおいて、下記式(9)が成り立つ。
HF=AD=BDtan(θ1)=Y1tan(θ1) (9)
したがって、点Gから点Fまでの距離GFを下記式(10)で表すことができる。
GF=GH+HF
=(Y2−Y1)sin(θ2)/sin(90°−θ2)
+Y1tan(θ1) (10)
ここで、距離GFが、図6に示される撮像画像228における基準画素数N1に対応し、距離EFが撮像画像228における半画角画素数Nhに対応することから、下記式(11)が成り立つ。
GF/EF=N1/Nh (11)
したがって、式(11)に式(6)及び式(10)の右辺を代入することにより、距離Y2を算出することができる。さらに、算出されたY2を用いて、距離GFを算出することにより、撮像部220(点A)から照射部分(点G)までの距離AGを算出してもよい。また、Y1は、式(5)より既知であるため、式(11)より、GF/EFを算出することができる。
[測定方法]
続いて、本実施の形態に係る測定装置100において用いられる測定方法について、図7を用いて説明する。
図7は、本実施の形態に係る測定装置100において用いられる測定方法を示すフローチャートである。
以下、図7に示される各ステップについて説明する。
まず、演算部240は、距離算出のために使用する各情報を取得する(S10)。具体的には、演算部240は、撮像画像における照射部分の位置、撮像部220の画角、レーザ光の投射方向、及び、撮像部220から投射部210までの距離の各情報を取得する。
次に、演算部240は、上述した測定原理に基づいて、撮像部220から、照射部分までの距離Y2を算出する(S20)。より詳細に説明すると、演算部240は、撮像部220から、投射部210から投射されたレーザ光が撮像部220によって撮像される領域に入射する点Bまでの距離Y1を算出する(S22)。続いて、演算部240は、距離Y1、及び、撮像画像における照射部分の位置情報を用いて、撮像部220から照射部分までの距離Y2を算出する(S24)。
以上のように、測定装置100の演算部240は、撮像部220から照射部分までの距離Y2を算出することができる。
[効果]
以上のように、本実施の形態に係る測定装置100は、レーザ光を投射する投射部210と、投射部210によって投射されたレーザ光が照射された部分である照射部分を撮像する撮像部220とを備える。また測定装置100は、撮像部220によって撮像された画像における照射部分の位置と、撮像部220の画角と、投射部210から撮像部220までの距離と、レーザ光の投射方向とに基づいて、実空間における撮像部220から照射部分までの距離を算出する演算部240を備える。
これにより、測定装置100は、対象物にレーザ光を照射でき、かつ、当該対象物を撮像できさえすれば、距離を測定できるため、三角法を用いた測定装置のように測定装置100の位置及び角度は特に制限されない。また、測定装置100は、撮像画像におけるレーザ光の照射部分の位置情報を用いて、実空間における撮像部220から照射部分までの距離を測定するため、測定対象物の形状が平坦でなくても、対象物までの距離を正確に測定できる。
また、測定装置100において、投射部210は、撮像部220と一体的に設けられる。
これにより、測定装置100において、投射部210から撮像部220までの距離は一定である。このため、演算部240において、当該距離を定数として記憶することができる。したがって、演算部240における演算の際に、容易に当該距離を取得することができる。
また、測定装置100において、投射部210は、照射部分に所定の形状の画像である基準画像を投影する。
これにより、撮像画像に対して画像解析を行うことによって、レーザ光が照射された部分である照射部分を識別できる。
また、測定装置100において、撮像部220によって撮像された画像を解析することにより、照射部分を検出し、検出された照射部分の画像内における位置情報を取得する画像処理部230をさらに備える。
これにより、測定装置100において、ユーザが目視にて照射部分の検出を行うことなく、照射部分の検出を行うことができる。
また、測定装置100において、演算部240は、レーザ光が撮像部220によって撮像される領域に入射する点の位置情報を算出し、当該位置情報を用いて距離を算出する。
これにより、測定装置100において、実空間における撮像部220から照射部分までの距離を容易かつ正確に演算することができる。
また、測定装置100において、投射部210にレーザ光の投射方向を指示する指示部260をさらに備える。
これにより、測定装置100自体の位置及び角度を変えることなく、レーザ光の投射方向を変えることができる。
また、測定装置100において、撮像部220によって撮像された画像を表示する表示部をさらに備え、表示部250は、タッチパネルを備え、指示部260は、タッチパネルに含まれるタッチセンサを備え、タッチセンサから出力される信号を用いて、投射部210にレーザ光の投射方向を指示する。
これにより、タッチパネルにタッチすることによって、照射部分を移動させることが可能となる。例えば、撮像画像が表示されたタッチパネル上のタッチした位置付近に照射部分を移動させるように、投射部210にレーザ光の投射方向を指示することが可能となるため、レーザ光の投射方向の調整をより容易に行うことができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る測定装置について説明する。本実施の形態に係る測定装置は、複数の照射部分にレーザ光を投射する点において、実施の形態1に係る測定装置と異なる。以下、本実施の形態に係る測定装置について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
[測定装置の構成]
まず、本実施の形態に係る測定装置の構成について、図8を用いて説明する。
図8は、本実施の形態に係る測定装置100aの機能構成を示すブロック図である。
図8に示されるように、測定装置100aは、実施の形態1に係る測定装置100と同様に、投射部210、撮像部220、画像処理部230a、演算部240a、表示部250a、指示部260a及び投射制御部270aを備える。
画像処理部230aは、複数の照射部分の情報を検出する点において、実施の形態1に係る画像処理部230と異なる。
演算部240aは、撮像部220から複数の照射部分までの距離をそれぞれ算出する点において、実施の形態1に係る演算部240と異なる。さらに、演算部240aは、二つの照射部分の間の実空間における距離も算出する。なお、本実施の形態では、複数の照射部分と、レーザ光の複数の投射方向との対応を正しく把握する必要がある。そのために、例えば、レーザ光の複数の投射方向のうち、一方向毎にレーザ光を照射し、各方向に対応する照射部分を画像処理部230aにおいて検出してもよい。また、演算部240aにおける撮像部220から各照射部分までの距離の算出方法は、実施の形態1に係る演算部240における算出方法と同様である。
表示部250aは、複数の照射部分を表示する点において、実施の形態1に係る表示部250と異なる。
指示部260aは、レーザ光の複数の投射方向を指示する点において、実施の形態1に係る指示部260と異なる。
投射制御部270aは、レーザ光を複数の投射方向に投射させるように制御する点において、実施の形態1に係る投射制御部270と異なる。
[照射部分間の距離測定方法]
続いて、本実施の形態に係る測定装置100aにおける照射部分間の距離測定方法について、図9及び図10を用いて説明する。
図9は、本実施の形態に係る表示部250aに表示される撮像画像228aの一例を示す図である。
図10は、本実施の形態に係る測定装置100aにおいて用いられる測定方法を示すフローチャートである。
以下、図10に示される各ステップについて、図9を参照しながら説明する。
本実施の形態では、図9に示されるように、第一の基準画像216a及び第二の基準画像216bが撮像画像228aに含まれる。本実施の形態では、測定対象物の画像900pの両端に第一の基準画像216a及び第二の基準画像216bが配置されている。
本実施の形態に係る演算部240aは、まず、実施の形態1と同様に、撮像部220から第一の基準画像216aまでの距離、及び、撮像部220から第二の基準画像216bまでの距離をそれぞれ算出する(S110)。
続いて、演算部240aは、第一の基準画像216aまでの距離における撮像画像228aの幅及び高さに対応する実空間での距離をそれぞれ算出する(S120)。本実施の形態では、演算部240aは、第一の基準画像216aまでの距離と、撮像部220における画像の幅方向及び高さ方向に対応する各画角とから、撮像画像228aの幅方向の全画素数W0及び高さ方向の全画素数H0に対応する実空間での距離をそれぞれ算出する。
続いて、演算部240aは、第一の基準画像216aと第二の基準画像216bとの間の幅方向及び高さ方向の実空間での距離をそれぞれ算出する(S130)。本実施の形態では、まず、第一の基準画像216aと第二の基準画像216bとの間の幅方向における画素数W1の、幅方向の全画素数W0に対する比と、幅方向の全画素数W0に対応する実空間での距離とを用いて、画素数W1に対応する実空間での距離を算出する。また、同様に、第一の基準画像216aと第二の基準画像216bとの間の高さ方向における画素数H1の、高さ方向の全画素数H0に対する比と、高さ方向の全画素数H0に対応する実空間での距離とを用いて、画素数H1に対応する実空間での距離を算出する。
続いて、演算部240aは、第一の基準画像216aと第二の基準画像216bとの間の実空間での距離L1を算出する(S140)。本実施の形態では、演算部240aは、ステップS110で算出した撮像部220から第一の基準画像216aまでの距離と、撮像部220から第二の基準画像216bまでの距離との差を算出する。演算部240aは、当該差と、ステップS130で算出した各距離とを用いて、第一の基準画像216aと第二の基準画像216bとの間の実空間での距離L1を算出する。
以上のように、本実施の形態に係る測定装置100aでは、第一の基準画像216aと第二の基準画像216bとの間の実空間での距離を算出できる。なお、ステップS120では、第一の基準画像216aまでの距離を用いて、撮像画像228aの幅方向の全画素数W0及び高さ方向の全画素数H0に対応する実空間での距離をそれぞれ算出したが、それらの距離の算出方法は、この方法に限定されない。例えば、より正確にそれらの距離を算出するために、第一の基準画像216aまでの距離及び第二の基準画像216bまでの距離の平均を用いてそれらの距離を算出してもよい。
[効果]
以上のように、本実施の形態に係る測定装置100aにおいては、投射部210は、複数の照射部分にレーザ光を投射する。
これにより、複数の照射部分までの距離を同時に測定することができる。
また、本実施の形態に係る測定装置100aにおいては、演算部240aは、実空間における前記撮像部から二つの前記照射部分の各々までの距離、及び、前記撮像部によって撮像された前記画像における二つの前記照射部分の間の距離を算出することにより、二つの照射部分の間の実空間における距離を算出する。
これにより、撮像画像228a内における二点間の実空間における距離を測定することができる。また、撮像画像228aに含まれる画像上に二つの照射部分を配置することにより、当該画像の実空間における寸法を測定することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る測定装置について説明する。本実施の形態に係る測定装置は、測定対象物の傾きを検出できる点において、上記各実施の形態と異なる。以下、本実施の形態に係る測定装置について、実施の形態2との相違点を中心に説明する。
[測定装置の構成]
まず、本実施の形態に係る測定装置の構成について、図11を用いて説明する。
図11は、本実施の形態に係る測定装置100bの機能構成を示すブロック図である。
図11に示されるように、測定装置100bは、実施の形態2に係る測定装置100aと同様に、投射部210、撮像部220、画像処理部230a、演算部240b、表示部250b、指示部260b及び投射制御部270bを備える。また、測定装置100bは、さらに、傾き検出部280を備える。
傾き検出部280は、測定装置100bの傾き角度(すなわち、姿勢)を検出し、かつ、当該傾き角度を示す傾き角度信号を出力する。傾き検出部280は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、又は、それらの組み合わせで実現できる。傾き検出部280は、傾き角度信号として、例えば、鉛直方向に対する角度を示す信号を出力する。
演算部240bは、二つの照射部分を繋ぐ線分の、実空間における傾きを算出する点において、実施の形態2に係る演算部240aと異なる。演算部240bは、実施の形態2に係る演算部240aと同様に、測定装置100bに対する二つの照射部分の相対位置を算出することにより、実空間における測定装置100に対する二つの照射部分を繋ぐ線分の相対的な傾きを算出する。さらに、演算部240bは、傾き検出部280からの傾き角度信号を受信し、上記相対的な傾きと、傾き角度信号とを用いて、二つの照射部分を繋ぐ線分の鉛直方向に対する傾きを算出する。
表示部250bは、二つの照射部分を繋ぐ線分の実空間における傾きを表示する点において、実施の形態2に係る表示部250aと異なる。
指示部260bは、基準画像以外の画像を投影することを指示し得る点において、実施の形態2に係る指示部260aと異なる。
投射制御部270bは、指示部260bからの指示に基づいて、基準画像以外の画像を投影するように、投射部210を制御し得る点において、実施の形態2に係る投射制御部270aと異なる。
[使用態様例]
続いて、本実施の形態に係る測定装置100bの使用態様の一例を示しながら、本実施の形態に係る測定装置100bについて具体的に説明する。
図12は、本実施の形態に係る測定装置100bの使用態様の一例を示す図である。
図12には、測定装置100bによって、撮像部220から対象物901r上の各照射部分までの距離、及び、二つの照射部分間の傾きを測定する場合において表示部250bに表示される画像の例が示される。また、図12には、対象物901r及び対象物901rに投影される基準画像の例が示されている。図12に示される例では、表示部250bに対象物901rの画像901p及び三つの基準画像216P、216Q及び216Rが表示されている。
本実施の形態に係る測定装置100bでは、上述のとおり二つの照射部分を繋ぐ線分の傾きを算出する。図12に示される例では、基準画像216Pに対応する照射部分と、基準画像216Qに対応する照射部分とを結ぶ線分の傾きが算出され、その算出結果(傾き:0°)が表示されている。
また、図12に示される例では、基準画像216Pと基準画像216Qとの間の距離、及び、基準画像216Qと基準画像216Rとの間の距離が算出され、その算出結果がそれぞれ表示されている。また、図12に示されるように、二つの基準画像間の距離を算出する場合には、当該二つの基準画像間に矢印などを表示してもよい。これにより、測定対象である二つの基準画像を把握し易くなる。また、図12に示されるように、表示部250bに表示される当該矢印と同様の画像を実空間に投影してもよい。これにより、実空間の対象物901rを見るだけで、測定箇所を確認することができる。
また、図12に示されるように、表示部250bに、撮像部220から各照射部分までの距離、及び、各照射部分間の距離を表示してもよい。これにより、ユーザは、リアルタイムで測定結果を知ることができる。
測定装置100bにおいては、表示部250bは、タッチパネルを備え、指示部260bは、当該タッチパネルに含まれるタッチセンサを備える。本実施の形態では、タッチセンサを用いて基準画像の位置の調整を行うことができる。例えば、ユーザが指500などで表示部250bの基準画像部分にタッチして、図12に示される破線の矢印の方向にドラッグすることにより基準画像の位置を調整できるように、指示部260bが構成されてもよい。
また、本実施の形態に係る測定装置100bが、図12に示されるような携帯機器である場合、測定装置100bの傾き(すなわち、姿勢)が変動し得る。測定装置100bの傾きが変動することに伴い、レーザ光の照射部分も変動する。本実施の形態では、このようなレーザ光の照射部分の変動を抑制するために、傾き検出部280からの傾き角度信号に基づいて、レーザ光の照射部分が変動しないように、レーザ光の投射方向を制御してもよい。あるいは、測定装置100bは、撮像画像における基準画像だけでなく、対象物の画像も検出し、基準画像と対象物の画像との相対位置が変動しないように、レーザ光の投射方向を制御してもよい。
[効果]
以上のように、本実施の形態に係る測定装置100bにおいては、測定装置100bの傾き角度を検出し、かつ、当該傾き角度を示す傾き角度信号を出力する傾き検出部280をさらに備え、演算部240bは、傾き角度信号に基づいて、二つの照射部分を結ぶ線分の実空間における傾きを算出する。
これにより、対象物などの傾きを検出することができる。このため、測定装置100bは、水平器としても使用可能である。
(他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態に係る測定装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態において、投射部210は、レーザプロジェクタであったが、投射部210の構成はこれに限定されない。例えば、投射部210は、レーザポインタであってもよい。上記各実施の形態において、各測定装置は、携帯機器であったが、測定装置の構成はこれに限定されない。例えば、固定型の測定装置であってもよい。
また、上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されてもよい。RAMまたはハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、例えば、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムを含む。この場合、ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
さらにまた、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、本発明は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、上記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、または上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明の一態様に係る測定装置は、対象物までの距離を測定する装置として幅広く利用可能である。
100、100a、100b 測定装置
110 筐体
210 投射部
211、221 開口部
214 投射領域
216、216P、216Q、216R 基準画像
216a 第一の基準画像
216b 第二の基準画像
220 撮像部
224 撮像領域
228、228a 撮像画像
230、230a 画像処理部
240、240a、240b 演算部
250、250a、250b 表示部
260、260a、260b 指示部
270、270a、270b 投射制御部
280 傾き検出部
500 指

Claims (10)

  1. レーザ光を投射する投射部と、
    前記投射部によって投射されたレーザ光が照射された部分である照射部分を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された画像における前記照射部分の位置と、前記撮像部の画角と、前記投射部から前記撮像部までの距離と、前記レーザ光の投射方向とに基づいて、実空間における前記撮像部から前記照射部分までの距離を算出する演算部とを備える
    測定装置。
  2. 前記投射部は、前記撮像部と一体的に設けられる
    請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記投射部は、前記照射部分に所定の形状の画像である基準画像を投影する
    請求項1又は2に記載の測定装置。
  4. 前記撮像部によって撮像された前記画像を解析することにより、前記照射部分を検出し、検出された前記照射部分の前記画像内における位置情報を取得する画像処理部をさらに備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の測定装置。
  5. 前記演算部は、前記レーザ光が前記撮像部によって撮像される領域に入射する点の位置情報を算出し、当該位置情報を用いて前記距離を算出する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の測定装置。
  6. 前記投射部に前記レーザ光の投射方向を指示する指示部をさらに備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の測定装置。
  7. 前記撮像部によって撮像された画像を表示する表示部をさらに備え、
    前記表示部は、タッチパネルを備え、
    前記指示部は、前記タッチパネルに含まれるタッチセンサを備え、前記タッチセンサから出力される信号を用いて、前記投射部に前記レーザ光の投射方向を指示する
    請求項6に記載の測定装置。
  8. 前記投射部は、複数の前記照射部分に前記レーザ光を投射する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の測定装置。
  9. 前記演算部は、実空間における前記撮像部から二つの前記照射部分の各々までの距離、及び、前記撮像部によって撮像された前記画像における二つの前記照射部分の間の距離を算出することにより、二つの前記照射部分の間の実空間における距離を算出する
    請求項8に記載の測定装置。
  10. 前記測定装置の傾き角度を検出し、かつ、当該傾き角度を示す傾き角度信号を出力する傾き検出部をさらに備え、
    前記演算部は、前記傾き角度信号に基づいて、二つの前記照射部分を結ぶ線分の実空間における傾きを算出する
    請求項8又は9に記載の測定装置。
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