JP2017090412A - 冷却管ユニットの製造方法、管内整流具、冷却管、及び、管内整流具の固定構造 - Google Patents

冷却管ユニットの製造方法、管内整流具、冷却管、及び、管内整流具の固定構造 Download PDF

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    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

Abstract

【課題】高熱負荷機器を冷却するための冷却管ユニットにおいて、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定可能にする冷却管ユニットの製造方法、管内整流具、冷却管、及び、管内整流具の固定構造を提供する。【解決手段】管内整流具36の固定構造は、内部に流体が流通する冷却管35と、螺旋状に捩られた帯状体であり、冷却管35の管軸方向を長手方向として冷却管35の内部に収容され、冷却管35の内部を流通する流体を整流する管内整流具36と、を備える。管内整流具36は、冷却管35の内部に固定されるための少なくとも1つの被固定部36dを有する。冷却管35は、被固定部36dを冷却管35の内周面に固定するための少なくとも1つの固定部36aを有する。固定部36aには、冷却管35の管軸方向に延びる溝部が設けられ、被固定部36dが、溝部に挿入されて固定部と結合されている。【選択図】図3

Description

本発明は、冷却管ユニットの製造方法、管内整流具、冷却管、及び、管内整流具の固定構造に関する。
従来、核融合炉のダイバータのような高熱負荷機器には、除熱のための流体を流すために冷却管ユニットが設けられている。特に、高い熱負荷に対応すべく高い除熱性能が求められる場合、冷却管ユニットは、例えば、冷却管と、冷却管の内部に収容される管内整流具とを備える。
流体による除熱効率の向上を目的とした管内整流具の一例として、螺旋状に捩られた帯状体である捩りテープが挙げられる。捩りテープを用いることで、冷却管の内部を流通する冷却水などの流体の流通路長が延長されると共に、流体が冷却管の内部を冷却管の周方向に旋回しながら流通する。これにより、冷却管の内部を流通する流体の熱交換効率が向上し、高熱負荷機器における冷却管ユニットの冷却性能が高められる。このような捩りテープは、例えば特許文献1に開示されるように、冷却管の管軸方向の一端に差し込まれた短管を冷却管と共に拡径して冷却管に固定し、この短管に形成した割溝に長手方向の一端を差し込むことにより、冷却管の内周面に固定される。
実開昭63−5277号公報
高熱負荷機器の冷却性能を高めるため、あるいは広範囲の熱負荷に対応するためには、例えば、複数の冷却管を密集させて配置させることが好適である。この場合、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に捩りテープを安定して固定できれば、熱負荷時における冷却管の局所的な応力集中を防止できると共に、複数の冷却管を密集して配設することにより冷却管ユニットの冷却性能を高め易くなるので望ましい。
そこで本発明は、高熱負荷機器を冷却するための冷却管ユニットにおいて、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定可能にすることを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る管内整流具の固定構造は、内部に流体が流通する冷却管と、螺旋状に捩られた帯状体であり、前記冷却管の管軸方向を長手方向として前記冷却管の前記内部に収容され、前記冷却管の前記内部を流通する流体を整流する管内整流具を備え、前記管内整流具は、前記長手方向の一端に設けられ、前記冷却管の前記内部に固定されるための少なくとも1つの被固定部を有し、前記冷却管は、前記内部において前記冷却管の内周面から前記冷却管の管軸中心側に突出して前記内周面上に設けられ、前記被固定部を前記冷却管の前記内周面に固定するための少なくとも1つの固定部を有し、前記固定部には、前記冷却管の前記管軸方向に延びる溝部が設けられ、前記被固定部が、前記溝部に挿入されて前記固定部と結合されている。
上記構成によれば、冷却管の固定部が、冷却管の内周面から冷却管の管軸中心側に突出して冷却管の内周面上に設けられ、被固定部が固定部の溝部に挿入されて固定部と結合されているので、管内整流具を冷却管に固定するために冷却管の外周部を加工したり、冷却管の外周部に別部材を設けたりする必要がない。このため、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定できる。
前記管内整流具は、前記被固定部よりも前記管内整流具の前記長手方向の中央側に設けられ、前記管内整流具の幅方向の少なくとも一方の側部を前記管内整流具の前記幅方向の中央側に切り欠いて形成された切欠部を有し、前記冷却管の前記管軸方向の一端側から見て、前記固定部には、前記溝部を前記冷却管の前記管軸方向の前記一端側に開口する開口部が設けられ、前記被固定部は、前記開口部を通じて前記溝部に挿入され、前記管内整流具の前記幅方向における前記冷却管の前記内周面と前記切欠部との間隙の寸法が、前記冷却管の径方向における前記固定部の突出高さの寸法よりも大きく設定されていると共に、前記管内整流具の前記長手方向における前記切欠部の長さ寸法が、前記冷却管の前記管軸方向における前記固定部の長さ寸法よりも大きく設定されていてもよい。
これにより、冷却管の内周面に管内整流具を固定する際に、切欠部の内部に固定部を配置した状態で、冷却管の管軸周りに管内整流具と冷却管とを相対的に回転させて冷却管と管内整流具とを位置合わせできるので、固定部と管内整流具との干渉を防止しながら、開口部を通じて被固定部を溝部に挿入し、固定部に固定できる。従って、冷却管の内周面に管内整流具を良好に固定できる。
一対の前記固定部が、前記冷却管の前記内周面の周方向に離隔した状態で、前記冷却管の内径方向に対向して設けられていてもよい。
これにより、冷却管の内周面に管内整流具を固定する際に、一対の固定部の間隙を通じて、管内整流具を冷却管の管軸方向の中央側に良好に挿入できる。また、冷却管の内径方向に対向する一対の固定部によって、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定できる。
前記被固定部の厚み寸法が、前記管内整流具の前記長手方向の中央側から、前記長手方向の前記一端側に向かって漸減していてもよい。これにより、管内整流具の長手方向の一端側から中央側に流体が管内整流具に接触する際の流体と管内整流具との接触抵抗を低減できる。
プラズマが形成される真空容器と、前記真空容器の内部に前記プラズマと対向するように配置され且つ前記真空容器の前記内部の不純物を排出するダイバータとを備える核融合炉の前記ダイバータに用いられ、前記冷却管により、前記ダイバータの前記プラズマとの対向部が冷却されてもよい。
上記構成によれば、核融合炉のダイバータにおいて、プラズマとの対向部を冷却管で冷却する場合、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定でき、複数の冷却管を密集して配置することにより、ダイバータのプラズマとの対向部を良好に冷却できる。また、冷却管の外観形状と外径寸法とが維持されることで、冷却管の局部的な形状変化がないので、プラズマの熱負荷による熱膨張により、冷却管で局所的に応力集中が生じるのを防止でき、ダイバータのプラズマとの対向部を安定して冷却できる。
本発明の一態様に係る管内整流具は、螺旋状に捩られた帯状体の管内整流具であって、その長手方向の一端に設けられ、冷却管の内部に固定されるための少なくとも1つの被固定部と、前記被固定部よりも前記管内整流具の前記長手方向の中央側に設けられ、前記管内整流具の幅方向の少なくとも一方の側部を前記管内整流具の前記幅方向の中央側に切り欠いて形成された切欠部とを有する。
上記構成によれば、冷却管の内周面に管内整流具を固定する場合に、冷却管の固定部が、冷却管の内周面から冷却管の管軸中心側に突出して内周面上に設けられていても、管内整流具の切欠部の内部に固定部を配置して管内整流具と冷却管とを位置合わせし、管内整流具と冷却管との干渉を防止して、被固定部と固定部とを良好に結合できる。よって、管内整流具を冷却管に固定するために冷却管の外周部を加工したり、冷却管の外周部に別部材を設けたりする必要がない。このため、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定できる。
前記被固定部の厚み寸法が、前記管内整流具の前記長手方向の中央側から、前記長手方向の前記一端側に向かって漸減していてもよい。これにより、管内整流具の長手方向の一端側から中央側に向かって流体が管内整流具に接触する際において、流体と管内整流具との接触抵抗を低減できる。
本発明の一態様に係る冷却管は、内部に流体が流通し、前記内部に収容される管内整流具を内周面に固定するための少なくとも1つの固定部を有する管体であって、前記固定部は、前記内周面から管軸中心側に突出して前記内周面上に設けられ、且つ、前記固定部に管軸方向に延びる溝部が設けられている。
上記構成によれば、冷却管の内周面に管内整流具を固定するための固定部が、冷却管の内周面から冷却管の管軸中心側に突出して内周面上に設けられ、固定部に管軸方向に延びる溝部が設けられているので、冷却管の内周面に管内整流具を固定する場合には、溝部に管内整流具の一部を挿入することで、管内整流具と冷却管とが良好に結合される。よって、管内整流具を冷却管に固定するために冷却管の外周部を加工したり、冷却管の外周部に別部材を設けたりする必要がない。このため、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定できる。
前記管軸方向の一端側から見て、前記固定部には、前記溝部を前記管軸方向の前記一端側に開口する開口部が設けられていてもよい。これにより、開口部を通じて溝部に管内整流具の一部を挿入し、冷却管の内周面に管内整流具を良好に固定できる。
一対の前記固定部が、前記内周面の周方向に離隔した状態で、前記冷却管の径方向に対向して設けられていてもよい。これにより、冷却管の内周面に管内整流具を固定する際に、一対の固定部の間隙を通じて、管内整流具を冷却管の管軸方向の中央側に良好に挿入できる。また、冷却管の内径方向に対向する一対の固定部によって、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定できる。
前記管内整流具の一部が収容される主管部と、前記固定部が設けられた端管部と、前記主管部と前記端管部との間に介在されて、前記主管部と前記端管部とを接続する接続管部と、を有し、前記主管部と前記接続管部とが溶接により接続され、前記接続管部と前記端管部とが溶接により接続されていてもよい。
これにより、冷却管の材料をその管軸方向の複数の領域で異ならせ、冷却管の管軸方向の複数の領域において、冷却管を機能分離させることができる。
前記主管部が銅合金材料で構成され、前記端管部が鉄合金材料で構成され、前記接続管部がニッケル合金材料で構成されていてもよい。
これにより、主管部を熱伝導性に優れる材料で構成できる。また、端管部が鉄合金材料からなる配管部と接続される場合に、端管部と前記配管部とを良好に接続できる。また、接続管部をニッケル合金材料で構成することで、接続管部と銅合金からなる主管部との間に異材継手構造を良好に形成できると共に、接続管部と鉄合金材料からなる端管部との間に異材継手構造を良好に形成できる。
本発明の一態様に係る冷却管ユニットの製造方法は、螺旋状に捩られた帯状体であって、冷却管の内部を流通する流体を整流する管内整流具を、前記冷却管の管軸方向を長手方向として前記冷却管の前記内部に収容する収容工程と、前記収容工程後に、前記管内整流具を前記冷却管に固定する固定工程とを有し、前記冷却管は、前記冷却管の前記管軸方向に延びる溝部が形成され且つ前記冷却管の内周面から前記冷却管の管軸中心側に突出して前記内周面上に設けられた少なくとも1つの固定部を有し、前記固定部には、前記冷却管の前記管軸方向の一端側から見て、前記溝部を前記冷却管の前記管軸方向の前記一端側に開口する開口部が設けられ、前記管内整流具は、前記長手方向の一端に設けられ、前記冷却管の前記内部に固定されるための少なくとも1つの被固定部と、前記被固定部よりも前記管内整流具の前記長手方向の中央側に設けられ、前記管内整流具の幅方向の少なくとも一方の側部を前記管内整流具の前記幅方向の中央側に切り欠いて形成された切欠部とを有し、前記管内整流具の前記幅方向における前記冷却管の前記内周面と前記切欠部との間隙の寸法が、前記冷却管の径方向における前記固定部の突出高さの寸法よりも大きく設定されていると共に、前記管内整流具の前記長手方向における前記切欠部の長さ寸法が、前記冷却管の前記管軸方向における前記固定部の長さ寸法よりも大きく設定され、前記収容工程において、前記管内整流具と前記冷却管とを前記冷却管の管軸周りに相対的に回転させながら、前記冷却管の前記管軸方向の前記一端側から前記冷却管の前記内部に前記管内整流具を挿入し、前記固定工程において、前記切欠部の内部に前記固定部を配置した状態で、前記管内整流具を前記冷却管の管軸周りに回転させ、前記開口部を通じて前記被固定部を前記溝部に挿入し、前記被固定部を前記固定部と結合させる。
上記製造方法によれば、収容工程において、管内整流具と冷却管とを冷却管の管軸周りに相対的に回転させながら、冷却管の管軸方向の一端側から冷却管の内部に管内整流具を挿入することにより、管内整流具を冷却管の内部に良好に収容できる。また、固定工程において、切欠部の内部に固定部を配置した状態で、管内整流具を冷却管の管軸周りに回転させることにより、被固定部と固定部とを相対的に位置決めでき、固定部の開口部を通じて被固定部を溝部に挿入し、被固定部を固定部と良好に結合できる。よって、管内整流具を冷却管に固定するために冷却管の外周部を加工したり、冷却管の外周部に別部材を設けたりする必要がない。このため、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定できる。
前記固定工程において、前記冷却管の前記内周面の周方向における前記固定部の前記溝部の両側の部分をかしめ加工して、前記被固定部を前記固定部に固定してもよい。このようにかしめ加工を行うことにより、被固定部を固定部に容易に固定できる。
管体である本体部と、前記本体部の内部から前記本体部の管軸方向の両端の外側に延設され且つ前記本体部の内周面の周方向に延びる延長部とを有する第1管部を用い、前記延長部の外周面を第2管部の内周面に接触させて、前記第1管部の前記本体部の管軸方向の一端と前記第2管部の管軸方向の一端とを突き合わせた状態で、前記第1管部及び前記第2管部を外部から溶接により接続する工程と、内部に前記固定部が設けられた第3管部を用い、前記第1管部の前記延長部の前記外周面を前記第3管部の内周面に接触させて、前記第1管部の前記本体部の前記管軸方向の他端と前記第3管部の管軸方向の一端とを突き合わせた状態で、前記第1管部及び前記第3管部を外部から溶接により接続する工程と、前記第1管部を前記第2管部と前記第3管部とに接続した後、前記第3管部の前記管軸方向の前記第1管部が位置する側とは反対側から、前記第3管部の前記内部の前記固定部よりも奥側に挿入した加工具で、前記延長部を切削して前記冷却管を形成する形成工程とを有し、前記形成工程後に前記収容工程を行ってもよい。
このように、第1管部と第2管部とを接続し、第1管部と第3管部とを接続して冷却管を形成することで、冷却管の材料をその管軸方向の複数の領域で異ならせ、冷却管の管軸方向の複数の領域で機能分離させた冷却管を形成できる。また、管軸方向の両端の外側に延設された延長部を有する第1管部を用いることで、第1管部、第2管部及び第3管部の各位置合わせを容易に行うことができる。また、第3管部の管軸方向の第1管部が位置する側とは反対側から、第3管部の内部の固定部よりも奥側に挿入した加工具で延長部を切削することで、固定部を除く部分における内径が管軸方向に一定に設定された冷却管を形成できる。
本発明によれば、高熱負荷機器を冷却するための冷却管ユニットにおいて、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定できる。
実施形態に係る核融合炉の部分的な概略断面図である。 図1の核融合炉のダイバータにおける外側垂直ターゲットの斜視図である。 図2の外側垂直ターゲットにおける冷却管ユニットの部分的な斜視図である。 図3の冷却管ユニットの分解図である。 図2の冷却管ユニットの各製造工程を示す図である。図5(a)は、第1管部及び第2管部の接続工程と、第1管部及び第3管部の接続工程とを示す図である。図5(b)は、冷却管の形成工程を示す図である。図5(c)は、管内整流具の収容工程を示す図である。図5(d)は、被固定部の固定工程における被固定部と固定部との位置合わせを示す図である。図5(e)は、被固定部の固定工程における固定部のかしめ加工を示す図である。 図5(c)のVI−VI矢視断面図である。 図5(e)のVII−VII矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態について、各図を参照して説明する。なお、本書において、高熱負荷機器とは、それ自体が発熱することにより熱負荷が及ぶ機器と、高熱に曝されることにより熱負荷が及ぶ機器との両方を指す。また、管内整流具の幅方向とは、管内整流具の長手方向と直交する断面において管内整流具が延びる方向を指す。
[核融合炉の構成]
図1は、実施形態に係る核融合炉1の部分的な概略断面図である。図1では、核融合炉1の部分的な鉛直断面を示している。核融合炉1は、一例としてトカマク型の試験炉であって、真空容器2、超電導コイル3〜9、ブランケット10、及び、複数のダイバータ11を備える。
真空容器2は、水平断面が円環状であり且つ全体としてトーラス状の内部空間15を有する。内部空間15には、核融合炉1の稼働時にプラズマが形成される。超電導コイル3〜9は、真空容器2の周囲で磁力線を発生させるように設けられ、内部空間15に形成されたプラズマを安定的に維持させる。ブランケット10は、真空容器2の内壁に設けられて内部空間15を取り囲んでいる。
複数のダイバータ11は、高熱負荷機器の一例であって、真空容器2の内部で、真空容器2の下部に並設されてプラズマと対向し、核融合反応で発生するヘリウム灰や不純物を排出する。各ダイバータ11は、外側垂直ターゲット21、内側垂直ターゲット20、及び、ドーム22を有する。内側垂直ターゲット20は、真空容器2の水平方向の内側に設けられて鉛直方向に延びている。外側垂直ターゲット21は、真空容器2の水平方向の外側に設けられて鉛直方向に延びている。ドーム22は、内側垂直ターゲット20と外側垂直ターゲット21との間に設けられて水平方向に延びている。外側垂直ターゲット21、内側垂直ターゲット20、及び、ドーム22のプラズマとの各対向部には、複数のモノブロック30(図2参照)が設けられている。真空容器2の下方には、燃料循環部12が水平方向に延びて設けられている。燃料循環部12は、ダイバータ11から排出されるガスを精製して内部空間15に戻す目的で用いられる。
図2は、図1の核融合炉1のダイバータ11における外側垂直ターゲット21の斜視図である。外側垂直ターゲット21は、支持構造体25と、プラズマ対向ユニット26とを有する。支持構造体25は、上下方向を長手方向とする板状の構造体であり、下側直線部25aと上側湾曲部25bとを有する。下側直線部25aは、上下方向に直線状に延び、上側湾曲部25bは、下側直線部25aの上端から上下方向に延びながら、真空容器2の水平方向の外側に湾曲して延びている。支持構造体25は、真空容器2の水平方向の内側に位置する側面25cにおいて、プラズマ対向ユニット26を支持している。
プラズマ対向ユニット26は、複数のモノブロック30と、冷却管ユニット31で構成されている。モノブロック30は、直方体状の耐熱性タイル(アーマータイルとも称する。)である。複数のモノブロック30は、複数の固定用座(支持脚)25dを介して側面25cに取り付けられている。冷却管ユニット31は、内部に流体が流通する伝熱管ユニットである。一本の冷却管ユニット31は、外側垂直ターゲット21の長手方向に配置された複数のモノブロック30の各内部を貫通したうえ、冶金的に接合されており、側面25cの領域に沿って、上下方向に延びるように設けられている。冷却管ユニット31は、プラズマ対向ユニット26のプラズマとの対向部を冷却する。具体的に、冷却管ユニット31は、プラズマの熱負荷により加熱されたモノブロック30を冷却する。冷却管ユニット31は、ダイバータ11の下方に設けられた配管部32と接続され、且つ、ダイバータ11の上方に設けられた配管部33と接続されている。配管部32の内部には、冷却管ユニット31に供給される流体が流通する。配管部33の内部には、冷却管ユニット31から排出された流体が流通する。
図3は、図2の外側垂直ターゲット21における冷却管ユニット31の部分的な斜視図である。図3では、外側垂直ターゲット21の下端部における冷却管ユニット31の部分構造を示す。冷却管ユニット31は、冷却管35と管内整流具36とを有する。冷却管35は、内部に流体が流通する長尺の管体である。冷却管35は、一例として円形断面を有するが、円形以外の断面を有してもよい。流体は、一例として冷却水であるが、冷却水以外の液体又は気体でもよい。
冷却管35は、主管部37、接続管部38、及び、端管部39を有する。主管部37は、冷却管35の管軸方向の長さ寸法の少なくとも90%の領域を占める部分であり、伝熱性に優れる金属材料(一例として、CuCrZr合金等のCu合金材料)で構成される。主管部37の内部には、管内整流具36の本体部36aが収容される。接続管部38は、主管部37と端管部39との間に配置されて、主管部37と端管部39とを接続する。接続管部38は、主管部37及び端管部39の各々と異材継手構造を形成するのに適した材料(一例として、スペシャルメタル社製インコネル(登録商標)等のニッケル合金材料)で構成される。端管部39は、配管部32、33と同様の材料(一例として、ステンレス等の鉄合金材料)で構成され、冷却管35の管軸方向の一端に設けられている。
一例として、主管部37、接続管部38、及び、端管部39の各外径は同様であり、冷却管35の管軸方向における外径寸法は一定である。また、主管部37及び接続管部38の各内径寸法と、端管部39の固定部35aが設けられた部分を除く領域の内径寸法とは同様である。また、冷却管35において、端管部39の固定部35aが設けられた部分を除く領域の内径寸法は、管軸方向に一定である。なお、冷却管35は直管状としているが、これに限定されず、曲管状でもよい。
冷却管35は、少なくとも1つの固定部35aを有する。固定部35aは、冷却管35の内周面35bから冷却管35の管軸中心側に突出して内周面35b上に設けられている。ここでは、一対の固定部35aが、冷却管35の内周面35bの周方向に離隔した状態で、冷却管35の径方向に対向して設けられている。固定部35aは、冷却管35の内部において、管内整流具36の被固定部36dを冷却管35の内周面35bに固定する目的で用いられる。
管内整流具(捩りテープ)36は長尺の帯状体であり、螺旋状に捩られている。管内整流具36は、冷却管35の管軸方向を長手方向として冷却管35に収容され、冷却管35の内部を流通する流体を整流する目的で用いられる。管内整流具36は、冷却管35の内部において、外側垂直ターゲット21の下端から下側直線部25aの一定の高さ位置まで延びている。
管内整流具36は、本体部36a、直線部36b、少なくとも1つの切欠部36c、及び、少なくとも1つの被固定部36dを有する。本体部36aは、管内整流具36の長手方向の寸法の少なくとも90%の領域を占める部分である。冷却管35の内部において、本体部36aは、その幅方向の中央を冷却管35の管軸中心に合わせた状態で、冷却管35の管軸中心の周りに螺旋状に捩られながら、冷却管35の管軸方向に延びている。本体部36aの長手方向における180°毎の捩りのピッチPは、一例として、冷却管35の管軸方向における固定部35aの長さ寸法L2(図4参照)よりも長く設定されているが、これに限定されない。管内整流具36の幅方向において、本体部36aの中央部36a1の厚みは一定であり、中央部36a1の両側に位置する各々の側部36a2の厚みは、管内整流具36の中央側から外側に向けて漸減している。本体部36aの幅方向寸法は、冷却管35の主管部37の内径寸法と略一致している。なお、本体部36aの幅方向の両側の側部36a2は、冷却管35の内周面35bと接触してもよいし、離隔していてもよい。また、本体部36aの幅方向の両側の側部36a2は、冷却管35の内周面35bと接触する場合には、本体部36aの長手方向に内周面35bと断続的に接触してもよいし、本体部36aの長手方向に内周面35bと連続的に接触してもよい。
直線部36bは、本体部36aの長手方向の一端側に設けられ、冷却管35の長手方向に直線状に延びている。切欠部36cは、一例として、直線部36bの幅方向の両側に設けられている。切欠部36cは、被固定部36dよりも管内整流具36の長手方向の中央側に設けられ、管内整流具36の幅方向の両方の側部36a2を、管内整流具36の幅方向の中央側に切り欠いて形成されている。切欠部36cは、冷却管ユニット31の製造工程において、管内整流具36と固定部35aとの干渉を避けて、管内整流具36を冷却管35の内部に設ける目的で用いられる(図5(d)参照)。
被固定部36dは、管内整流具36の長手方向の一端に設けられて、管内整流具36を冷却管35の内部に固定させる目的で用いられる。被固定部36dは、一例として、管内整流具36の長手方向の一端における幅方向の両側の側部36a2である。冷却管ユニット31では、一対の被固定部36dが、一対の固定部35aと結合されている。
なお、切欠部36cと被固定部36dとは、直線部36bの幅方向の両側に設ける必要はなく、管内整流具36の幅方向の同じ一方側に1つずつ設けてもよい。この場合、冷却管35の固定部35aは、被固定部36dと対応する位置に1つだけ設けてもよい。
図4は、図3の冷却管ユニット31の分解図である。固定部35aには、溝部35a1と開口部35a2とが設けられている。溝部35a1は、冷却管35の管軸中心に向かって開口されている。溝部35a1は、冷却管35の管軸方向に延びて設けられている。一対の固定部35aの溝部35a1の内部における端管部39の内径寸法は、一対の固定部35aの外部における端管部39の内径寸法と同等である。開口部35a2は、冷却管35の管軸方向一端側から見て、溝部35a1を冷却管35の管軸方向の一端側に開口させて設けられている。一対の被固定部36dが設けられた部分における管内整流具36の幅方向寸法は、端管部39の内径寸法と略一致している。一対の被固定部36dは、一対の固定部35aの開口部35a2を通じて、溝部35a1の内部に挿入されている。
冷却管ユニット31では、その製造工程において、切欠部36cの内部に固定部35aが配置可能にされている。具体的に冷却管ユニット31では、管内整流具36の幅方向における冷却管35の内周面35bと切欠部36cとの間隙の寸法D1が、冷却管35の径方向における固定部35aの突出高さの寸法D2よりも大きく設定され、管内整流具36の長手方向における切欠部36cの長さ寸法L1が、冷却管35の管軸方向における固定部35aの長さ寸法L2よりも大きく設定されている。
被固定部36dの厚み寸法は、管内整流具36の長手方向の中央側から、管内整流具36の一端36e側に向かって漸減している。被固定部36dの一端36eにおける部分は、固定部35aにかしめ加工が施されることにより、固定部35aの溝部35a1の内部から抜けることなく、固定される。これにより、一対の被固定部36dは、溝部35a1の内部に挿入された状態で、一対の固定部35aに固定される。
冷却管ユニット31では、冷却管35の内部に収容した管内整流具36により、冷却管35内部の流体をらせん状に流通させ、流通路長が冷却管35の長さ寸法よりも長く延長されることで、流体の熱交換効率が向上され、各モノブロック30に対する冷却管ユニット31の冷却性能が高められている。具体的に外側垂直ターゲット21のプラズマ対向ユニット26では、その下方から、配管部32を通じて、各冷却管ユニット31の冷却管35の内部に流体が供給される。流体は、冷却管35の内部で管内整流具36と当接し、冷却管35の管軸周りに旋回しながら冷却管35の管軸方向に流通する。このとき各モノブロック30は、冷却管35の全体において、冷却管35の内部を流通する流体と効率よく熱交換されて冷却される。
なお、下側直線部25aと対応する位置で管内整流具36が収容された冷却管35の部分は、その他の冷却管35の部分に比べてプラズマによる熱負荷が比較的大きくなる場合があるが、この冷却管35の部分が、管内整流具36により整流された流体によって、効率よく熱交換されて冷却される。
また、冷却管35の外径が冷却管35の管軸方向に一定であり、隣接する2本の冷却管35同士が干渉するのが防止されているので、複数の冷却管35が密集して配置されている。これによりプラズマ対向ユニット26では、多数の冷却管35の内部を流通する豊富な流体によって、各モノブロック30が良好に冷却される。
また核融合炉1では、プラズマの熱負荷によるモノブロック30の加熱温度が、モノブロック30自体の耐熱温度を上回る場合がある。しかしながら、各モノブロック30が複数の冷却管ユニット31により効率よく冷却されるので、プラズマの熱負荷による各モノブロック30の温度上昇を抑制でき、プラズマ対向ユニット26の長寿命化を図ることができる。
[冷却管ユニットの製造工程]
以下、冷却管ユニット31の各製造工程を順に説明する。図5(a)は、第1管部138及び第2管部(主管部37)の接続工程と、第1管部138及び第3管部(端管部39)の接続工程とを示す図である。図5(b)は、冷却管35の形成工程を示す図である。図5(c)は、管内整流具36の収容工程を示す図である。図5(d)は、被固定部36dの固定工程における被固定部36dと固定部35aとの位置合わせを示す図である。図5(e)は、被固定部36dの固定工程における固定部35aのかしめ加工を示す図である。
まず、冷却管35の形成工程を行う。管体である本体部138aと、本体部138aの内部から本体部138aの管軸方向の両端の外側に延設された延長部138bとを有する第1管部138を準備する。延長部138bは、本体部138aの内周面138c(図5(b)参照)の周方向に延びている。各延長部138bは、一例として本体部138aの周方向に連続する円筒状に構成されている。本体部138aの外径寸法は、主管部37の外径寸法と同様に設定され、各延長部138bの外径寸法は、主管部37の内径寸法と同様に設定されている。
図5(a)に示すように、延長部138bの外周面を、第2管部である主管部37の内周面37aに接触させる。第1管部138の本体部138aの管軸方向の一端と、主管部37の管軸方向の一端とを突き合わせた状態で、第1管部138及び主管部37を外部から溶接により接続する工程を行う。ここでは一例として、主管部37の内周面37aに接触させた延長部138bの一部を裏金(あて金)として用い、第1管部138及び主管部37を電子ビーム(EB)溶接法に基づいて溶接する。
次に、第3管部として端管部39を準備する。端管部39は、一例として放電加工により一体的に形成する。この端管部39を用い、延長部138bの外周面を端管部39の内周面39aに接触させる。第1管部138の本体部138aの管軸方向の他端と、端管部39の管軸方向の一端とを突き合わせた状態で、第1管部138及び端管部39を外部から溶接により接続する工程を行う。ここでは一例として、端管部39の内周面39aに接触させた延長部138bの一部を裏金(あて金)として用い、第1管部138及び端管部39をTIG溶接法に基づいて溶接する。以上で、主管部37及び第1管部138の間と、端管部39及び第1管部138の間とに異材継手構造が形成される。
次に、図5(b)に示すように、第1管部138の内径寸法D3と、端管部39の固定部35aが設けられた部分の内径寸法D4(図5(a)参照)とのうちで小さい方の内径寸法よりも細く、且つ、接続された端管部39と第1管部138との各管軸方向の合計長さ寸法L3よりも長い加工具T1を用意する。加工具T1は、具体的には切削工具であり、一例として切削ビットである。
上記のように第1管部138と主管部37を接続し、第1管部138と端管部39とを接続した後、主管部37、第1管部138、及び、端管部39をチャックに固定する。端管部39の管軸方向の第1管部138が位置する側とは反対側から、端管部39の内部の固定部35aよりも奥側に加工具T1の先端を挿入する。この状態で、加工具T1に対して、主管部37、第1管部138、及び、端管部39を相対的に各管軸方向に回転させ、第1管部138の本体部138aの内部に位置する厚み部分と、延長部138bとを切削する。これにより、固定部35aが設けられた部分を除く領域において、主管部37の内周面37aと、第1管部138の内周面138cと、端管部39の内周面39aとを段差なく連続させ、内径寸法が管軸方向に一定に設定された冷却管35を形成する。この冷却管35の形成工程において、第1管部138は切削されて接続管部38(図4参照)となる。
図5(c)に示すように、管内整流具36を冷却管35に収容する収容工程を行う。図6は、図5(c)のVI−VI矢視断面図である。この収容工程では、冷却管35の管軸方向を長手方向として、管内整流具36を冷却管35の内部に収容する。具体的には、管内整流具36と冷却管35とを冷却管35の管軸周りに相対的に回転させながら、冷却管35の端管部39側から冷却管35の内部に管内整流具36を挿入する。このとき図5(c)に示すように、管内整流具36が冷却管35の管軸方向に固定部35aと干渉しないように、管内整流具36を冷却管35の内部に配置する。この状態で、図6に示すように、冷却管35の内周面35bの周方向における一対の固定部35aの間隙G1に管内整流具36の幅方向の両方の側部36a2が位置するように、長手方向を軸にして管内整流具36を冷却管35内で回転させながら、管内整流具36を冷却管35に収容する。これにより、管内整流具36を冷却管35の内部に良好に収容できる。
図5(d)に示すように、管内整流具36の略全体を冷却管35の内部に収容して、被固定部36dと固定部35aとを位置合わせする。その後、図5(e)に示すように、固定部35aをかしめ加工する。これにより、管内整流具36を冷却管35に固定する固定工程を行う。
具体的には、図5(d)に示すように、冷却管35の管軸方向において、管内整流具36の切欠部36cの内部に固定部35aを配置した状態で、管内整流具36を冷却管35の管軸周りに回転させ、管内整流具36と冷却管35とを相対的に位置合わせする。ここで図7は、図5(e)のVII−VII矢視断面図である。図5(e)及び図7に示すように、次に固定部35aに設けられた開口部35a2を通じて、被固定部36dを溝部35a1の内部に挿入する。これにより、溝部35a1の内部に被固定部36dを完全に挿入する。
次に、冷却管35の内周面35bの周方向における固定部35aの溝部35a1の両側の部分を、ポンチ(不図示)等の工具を用いてかしめ加工する。これにより、管内整流具36の長手方向の一端36eにおいて、被固定部36dを固定部35aに結合させる。固定部35aをかしめ加工することで、被固定部36dが固定部35aに容易に固定される。このように固定工程では、切欠部36cの内部に固定部35aを配置した状態で、管内整流具36を冷却管35の管軸周りに回転させることで、被固定部36dと固定部35aとを相対的に位置決めできる。また、固定部35aの開口部35a2を通じて被固定部36dを溝部35a1に挿入することで、被固定部36dを固定部35aと良好に結合できる。一対の固定部35aと一対の被固定部36dとを結合させて、管内整流具36を冷却管35の内周面35bに固定することで、冷却管ユニット31が製造される。なお、被固定部36dと固定部35aとはかしめ加工により結合しなくてもよく、例えば、被固定部36dと固定部35aとを溶接により結合してもよいし、締結部材を用いて結合してもよい。締結部材を用いる場合は、締結方法にねじなどの機構を適用し、取り外し可能な機能を付加することで、管内整流具36の取り外しも実現可能である。
以上に説明したように、冷却管ユニット31では、固定部35aが、冷却管35の内周面35bから冷却管35の管軸中心側に突出して冷却管35の内周面35b上に設けられ、被固定部36dが固定部35aの溝部35a1に挿入されて固定部35aと結合されているので、管内整流具36を冷却管35に固定するために冷却管35の外周部を加工したり、冷却管35の外周部に別部材を設けたりする必要がない。このため、冷却管35の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管35の内周面35bに管内整流具36を安定して固定できる。
また、冷却管35の内部に管内整流具36を固定する際に、切欠部36cの内部に固定部35aを配置した状態で、冷却管35の管軸周りに管内整流具36と冷却管35とを相対的に回転させて冷却管35と管内整流具36とを位置合わせできるので、固定部35aと管内整流具36との干渉を防止しながら、開口部35a2を通じて被固定部36dを溝部35a1に挿入し、固定部35aに固定できる。従って、冷却管35の内周面35bに管内整流具36を良好に固定できる。
このような冷却管35を有する冷却管ユニット31をダイバータ11のプラズマとの対向部を冷却する目的で用いることにより、隣接する2本の冷却管35のピッチを狭くして、複数の冷却管35を密集して配置できる。よって、ダイバータ11のプラズマ対向ユニット26における各モノブロック30を良好に冷却できる。また、冷却管35の外径寸法を冷却管35の管軸方向に一定に維持できるので、プラズマの熱負荷により冷却管35が加熱されても、冷却管35が局所的に熱膨張して応力集中が生じるのが防止されると共に、隣接する2本の冷却管ユニット31同士が干渉するのが防止され、支持構造体25に複数のプラズマ対向ユニット26を設置する際の作業性を向上できる。
また、冷却管35の内周面35b上に固定部35aを設けることにより、冷却管35の外周部を別部材で覆う必要がない。このため、例えば、放射線透過試験(RT)による非破壊検査に基づいて冷却管35をその外部から検査する際に、冷却管35の内部を良好に検査できる。
また、固定部35aは、冷却管35の内周面35bから冷却管35の管軸中心側に突出して、被固定部36dと結合されているので、冷却管35の内周面35bから冷却管35の管軸中心側に向かって、被固定部36dと固定部35aとを良好に結合できる。
また、冷却管ユニット31の製造時には、被固定部36dを固定部35aの溝部35a1に挿入し、被固定部36dと固定部35aとを冷却管35の管軸方向に相対的に位置決めしながら、被固定部36dを固定部35aに容易に結合できる。
また、一対の固定部35aが、冷却管35の内周面35bの周方向に離隔した状態で、冷却管35の内径方向に対向して設けられているので、管内整流具36を冷却管35の内部に設ける際には、一対の固定部35aの間隙G1を利用して、管内整流具36を冷却管35の管軸方向の中央側に挿入できる。また、冷却管35の内径方向に対向する一対の固定部35aにより、冷却管35の内周面35bに管内整流具36を安定して固定できる。
また、被固定部36dの厚み寸法が、管内整流具36の長手方向の中央側から一端36e側に向かって漸減しているので、管内整流具36の長手方向の一端36e側から中央側に向かって流体が管内整流具36に接触する際、流体と管内整流具36との接触抵抗を低減できる。
また、固定工程において、冷却管35の内周面35bの周方向における固定部35aの溝部35a1の両側の部分をかしめ加工して、被固定部36dを固定部35aに固定するため、被固定部36dを固定部35aに固定する際に溶接によって継手構造を形成する必要がなく、作業負担を軽減できる。
また、固定部35aは、冷却管35の管軸方向の両端から離隔されているので、冷却管35の管軸方向の両端を配管部32、33又は別の冷却管35と溶接する際に、固定部35a及び被固定部36dに前記溶接に伴う熱が及びにくい。このため、固定部35a及び被固定部36dの結合を安定して維持できる。
また、冷却管35の形成工程では、第1管部138と主管部37とを接続し、第1管部138と端管部39とを接続して冷却管35を形成することで、冷却管35の材料をその管軸方向の複数の領域で異ならせ、冷却管35の管軸方向の複数の領域で機能分離させた冷却管35を形成できる。また、管軸方向の両端の外側に延設された延長部138bを有する第1管部138を用いることで、第1管部138、主管部37及び端管部39の各位置合わせを容易に行うことができる。また、端管部39の管軸方向の第1管部138が位置する側とは反対側から、端管部39の内部の固定部35aよりも奥側に挿入した加工具T1で延長部138bを切削しながら冷却管35の形成工程を行うことにより、固定部35aを除く部分における内径が管軸方向に一定に設定された冷却管35を形成できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成を変更、追加、又は削除できる。本発明の冷却管ユニットの製造方法、管内整流具、冷却管、及び、管内整流具の固定構造は、核融合炉のダイバータにおける外側垂直ユニットの用途に限定されず、その他の用途に用いてもよい。
以上に述べた本発明の各態様は、高熱負荷機器を冷却するための冷却管ユニットにおいて、冷却管の外観形状と外径寸法とを維持しながら、冷却管の内周面に管内整流具を安定して固定可能にする優れた効果を有する。従って、この効果の意義を発揮できる冷却管ユニットの製造方法、管内整流具、冷却管、及び、管内整流具の固定構造として広く適用すると有益である。
T1 加工具
1 核融合炉
2 真空容器
11 ダイバータ
35 冷却管
35a 固定部
35a1 溝部
35a2 開口部
36 管内整流具
36c 切欠部
36d 被固定部
37 主管部(第2管部)
39 端管部(第3管部)
138 第1管部
138a 本体部
138b 延長部

Claims (15)

  1. 内部に流体が流通する冷却管と、
    螺旋状に捩られた帯状体であり、前記冷却管の管軸方向を長手方向として前記冷却管の前記内部に収容され、前記冷却管の前記内部を流通する流体を整流する管内整流具を備え、
    前記管内整流具は、前記長手方向の一端に設けられ、前記冷却管の前記内部に固定されるための少なくとも1つの被固定部を有し、
    前記冷却管は、前記内部において前記冷却管の内周面から前記冷却管の管軸中心側に突出して前記内周面上に設けられ、前記被固定部を前記冷却管の前記内周面に固定するための少なくとも1つの固定部を有し、
    前記固定部には、前記冷却管の前記管軸方向に延びる溝部が設けられ、前記被固定部が、前記溝部に挿入されて前記固定部と結合されている、管内整流具の固定構造。
  2. 前記管内整流具は、前記被固定部よりも前記管内整流具の前記長手方向の中央側に設けられ、前記管内整流具の幅方向の少なくとも一方の側部を前記管内整流具の前記幅方向の中央側に切り欠いて形成された切欠部を有し、
    前記冷却管の前記管軸方向の一端側から見て、前記固定部には、前記溝部を前記冷却管の前記管軸方向の前記一端側に開口する開口部が設けられ、
    前記被固定部は、前記開口部を通じて前記溝部に挿入され、
    前記管内整流具の前記幅方向における前記冷却管の前記内周面と前記切欠部との間隙の寸法が、前記冷却管の径方向における前記固定部の突出高さの寸法よりも大きく設定されていると共に、前記管内整流具の前記長手方向における前記切欠部の長さ寸法が、前記冷却管の前記管軸方向における前記固定部の長さ寸法よりも大きく設定されている、請求項1に記載の管内整流具の固定構造。
  3. 一対の前記固定部が、前記冷却管の前記内周面の周方向に離隔した状態で、前記冷却管の内径方向に対向して設けられている、請求項1又は2に記載の管内整流具の固定構造。
  4. 前記被固定部の厚み寸法が、前記管内整流具の前記長手方向の中央側から、前記長手方向の前記一端側に向かって漸減している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の管内整流具の固定構造。
  5. プラズマが形成される真空容器と、前記真空容器の内部に前記プラズマと対向するように配置され且つ前記真空容器の前記内部の不純物を排出するダイバータとを備える核融合炉の前記ダイバータに用いられ、
    前記冷却管により、前記ダイバータの前記プラズマとの対向部が冷却される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の管内整流具の固定構造。
  6. 螺旋状に捩られた帯状体の管内整流具であって、その長手方向の一端に設けられ、冷却管の内部に固定されるための少なくとも1つの被固定部と、
    前記被固定部よりも前記管内整流具の前記長手方向の中央側に設けられ、前記管内整流具の幅方向の少なくとも一方の側部を前記管内整流具の前記幅方向の中央側に切り欠いて形成された切欠部と、を有する、管内整流具。
  7. 前記被固定部の厚み寸法が、前記管内整流具の前記長手方向の中央側から、前記長手方向の前記一端側に向かって漸減している、請求項6に記載の管内整流具。
  8. 内部に流体が流通し、前記内部に収容される管内整流具を内周面に固定するための少なくとも1つの固定部を有する管体であって、
    前記固定部は、前記内周面から管軸中心側に突出して前記内周面上に設けられ、且つ、前記固定部に管軸方向に延びる溝部が設けられている、冷却管。
  9. 前記管軸方向の一端側から見て、前記固定部には、前記溝部を前記管軸方向の前記一端側に開口する開口部が設けられている、請求項8に記載の冷却管。
  10. 一対の前記固定部が、前記内周面の周方向に離隔した状態で、前記冷却管の径方向に対向して設けられている、請求項8又は9に記載の冷却管。
  11. 前記管内整流具の一部が収容される主管部と、前記固定部が設けられた端管部と、前記主管部と前記端管部との間に介在されて、前記主管部と前記端管部とを接続する接続管部と、を有し、
    前記主管部と前記接続管部とが溶接により接続され、前記接続管部と前記端管部とが溶接により接続されている、請求項8〜10のいずれか1項に記載の冷却管。
  12. 前記主管部が銅合金材料で構成され、前記端管部が鉄合金材料で構成され、前記接続管部がニッケル合金材料で構成されている、請求項11に記載の冷却管。
  13. 螺旋状に捩られた帯状体であって、冷却管の内部を流通する流体を整流する管内整流具を、前記冷却管の管軸方向を長手方向として前記冷却管の前記内部に収容する収容工程と、
    前記収容工程後に、前記管内整流具を前記冷却管に固定する固定工程とを有し、
    前記冷却管は、前記冷却管の前記管軸方向に延びる溝部が形成され且つ前記冷却管の内周面から前記冷却管の管軸中心側に突出して前記内周面上に設けられた少なくとも1つの固定部を有し、前記固定部には、前記冷却管の前記管軸方向の一端側から見て、前記溝部を前記冷却管の前記管軸方向の前記一端側に開口する開口部が設けられ、
    前記管内整流具は、前記長手方向の一端に設けられ、前記冷却管の前記内部に固定されるための少なくとも1つの被固定部と、前記被固定部よりも前記管内整流具の前記長手方向の中央側に設けられ、前記管内整流具の幅方向の少なくとも一方の側部を前記管内整流具の前記幅方向の中央側に切り欠いて形成された切欠部とを有し、前記管内整流具の前記幅方向における前記冷却管の前記内周面と前記切欠部との間隙の寸法が、前記冷却管の径方向における前記固定部の突出高さの寸法よりも大きく設定されていると共に、前記管内整流具の前記長手方向における前記切欠部の長さ寸法が、前記冷却管の前記管軸方向における前記固定部の長さ寸法よりも大きく設定され、
    前記収容工程において、前記管内整流具と前記冷却管とを前記冷却管の管軸周りに相対的に回転させながら、前記冷却管の前記管軸方向の前記一端側から前記冷却管の前記内部に前記管内整流具を挿入し、
    前記固定工程において、前記切欠部の内部に前記固定部を配置した状態で、前記管内整流具を前記冷却管の管軸周りに回転させ、前記開口部を通じて前記被固定部を前記溝部に挿入し、前記被固定部を前記固定部と結合させる、冷却管ユニットの製造方法。
  14. 前記固定工程において、前記冷却管の前記内周面の周方向における前記固定部の前記溝部の両側の部分をかしめ加工して、前記被固定部を前記固定部に固定する、請求項13に記載の冷却管ユニットの製造方法。
  15. 管体である本体部と、前記本体部の内部から前記本体部の管軸方向の両端の外側に延設され且つ前記本体部の内周面の周方向に延びる延長部とを有する第1管部を用い、前記延長部の外周面を第2管部の内周面に接触させて、前記第1管部の前記本体部の管軸方向の一端と前記第2管部の管軸方向の一端とを突き合わせた状態で、前記第1管部及び前記第2管部を外部から溶接により接続する工程と、
    内部に前記固定部が設けられた第3管部を用い、前記第1管部の前記延長部の前記外周面を前記第3管部の内周面に接触させて、前記第1管部の前記本体部の前記管軸方向の他端と前記第3管部の管軸方向の一端とを突き合わせた状態で、前記第1管部及び前記第3管部を外部から溶接により接続する工程と、
    前記第1管部を前記第2管部と前記第3管部とに接続した後、前記第3管部の前記管軸方向の前記第1管部が位置する側とは反対側から、前記第3管部の前記内部の前記固定部よりも奥側に挿入した加工具で、前記延長部を切削して前記冷却管を形成する形成工程とを有し、
    前記形成工程後に前記収容工程を行う、請求項13又は14に記載の冷却管ユニットの製造方法。
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