JP2017088303A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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康仁 藤沼
Yasuhito Fujinuma
康仁 藤沼
鈴木 洋平
Yohei Suzuki
洋平 鈴木
皓貴 片山
Teruki Katayama
皓貴 片山
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Abstract

【課題】斜行補正部材の戻り時間を短縮すると共にシートの傷を軽減し、生産性を向上したシート搬送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】シートの斜行を補正するシャッタ部材54(斜行補正部材)は、ガイド面54aにてシートに当接する待機位置と、待機位置から移動した移動位置と、の間を、回動支点54cを中心に回動する。ガイド面54aは、レジローラ対52(第2搬送ローラ対)の駆動ローラ52a(一方のローラ)側から従動ローラ52b(他方のローラ)側へ向かって延び、かつシャッタ部材54が待機位置に位置する状態で、レジローラ対52の軸方向から視て、シート搬送路53cを形成する従動ローラ52b側のガイド部材53bと交差する。シャッタ部材54の回動支点54cは、シート搬送方向においてレジローラ対52よりも上流に位置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
近年、プリンタ等の画像形成装置の生産性向上のために、シートの高速搬送、あるいは搬送するシートの後端と後続のシートの先端との間隔(以下、紙間と称する)を短縮する、という対策が行われている。また、従来、シートの斜行を補正する斜行補正装置として、レジシャッタが提案されている(特許文献1参照)。
この種のレジシャッタは、例えば軸方向に並設された複数の搬送ローラ対の間に配置されている。このレジシャッタは、シートに当接する当接面がシート搬送路に突出した状態の待機位置と、当接面がシート搬送路から退避した状態の退避位置との間を回動可能に支持されており、自重とバネにより待機位置に付勢されている。
そして、搬送されるシートは、搬送ローラ対のニップの上流でレジシャッタの当接面に垂直に突き当たってループを形成し、斜行が補正される。シートの斜行が補正されると、シートの搬送力によってレジシャッタが待機位置から退避位置に回動し、シートは搬送ローラ対にニップされてシート搬送方向下流へと搬送される。
特開平9−183539号公報
特許文献1に記載のレジシャッタは、待機位置と退避位置との往復に必要な回動角度が略45度以上必要である。このため、シートの後端がレジシャッタを通過した後、レジシャッタが退避位置から待機位置に戻るための所定の時間(以下、戻り時間という)を必要としている。この戻り時間内に次のシートが搬送されると、レジシャッタが待機位置に位置していないために、安定してシートの斜行補正を行うことが困難となる。従って、シートを連続搬送する際には、戻り時間を考慮して紙間を設定する必要があり、シートの高速搬送及び紙間の短縮などの生産性向上の妨げとなっていた。
また、特許文献1に記載のレジシャッタは、軸方向に複数設けられる搬送ローラ対間に配置されるために、シートと当接する当接面の幅が短くなっていた。その結果、シートの高速搬送に伴い、シートの先端が幅狭の当接面に衝突して生じるシート先端の傷が顕在化していた。
そこで、本発明は、斜行補正部材の戻り時間を短縮すると共にシートの傷を軽減し、上述した課題を解決したシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート搬送装置において、シートを搬送する第1搬送ローラ対と、シート搬送方向において前記第1搬送ローラ対より下流に配置される第2搬送ローラ対と、前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対との間に形成されるシート搬送路と、前記シート搬送路に突出すると共にシートに当接するガイド面を有し、前記第1搬送ローラ対により搬送されるシートの斜行を補正する斜行補正部材と、を備え、前記斜行補正部材は、前記シート搬送方向において前記第2搬送ローラ対のニップより上流で前記ガイド面にてシートに当接する待機位置と、前記待機位置から移動した移動位置と、の間を、回動支点を中心に回動可能に設けられ、前記ガイド面は、前記第2搬送ローラ対の一方のローラ側から他方のローラ側へ向かって延び、かつ前記斜行補正部材が前記待機位置に位置する状態で、前記第2搬送ローラ対の軸方向から視て、前記シート搬送路を形成する前記他方のローラ側のガイド部材と交差し、前記斜行補正部材の前記回動支点は、前記シート搬送方向において前記第2搬送ローラ対よりも上流に位置する、ことを特徴とする。
本発明によると、斜行補正部材の戻り時間を短縮して生産性を向上できる。また、シートの先端に形成される傷を軽減することができる。
第1の実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。 制御部を示す制御ブロック図。 シート搬送装置を示す図であって、(a)は側面図、(b)は斜視図。 シート搬送装置をシートの厚み方向から視た図。 シャッタ部材の動作を示す側面図であって、(a)はシートの先端がシャッタ部材に到達した状態、(b)はシートにループが形成された状態、(c)はシートがシャッタ部材を押している状態、(d)はシャッタ部材が移動位置に位置している状態。 シャッタ部材の待機位置と移動位置との間の回動角度を示す側面図。 第2の実施の形態に係るシート搬送装置を示す図であって、(a)は側面図、(b)は斜視図。 シャッタ部材の動作を示す側面図であって、(a)はシートの先端がシャッタ部材に到達した状態、(b)はシートにループが形成された状態、(c)はシートがシャッタ部材を押している状態、(d)はシャッタ部材が移動位置に位置している状態。 第3の実施の形態に係るシート搬送装置を示す側面図。 シャッタ部材及び回動ガイド部材の動作を示す側面図であって、(a)はシートの先端がシャッタ部材と回動が移動部材との交点に到達した状態、(b)はシートにループが形成された状態。(c)はシートがシャッタ部材を押している状態、(d)はシャッタ部材が移動位置に位置している状態。
<第1の実施の形態>
〔全体構成〕
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態に係るプリンタ1(画像形成装置)は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ1は、図1に示すように、シートSを給送するシート給送部2と、シートSの斜行を補正するシート搬送装置5と、シートSに画像を形成する画像形成部3と、シートSを機外に排出する排出ローラ対4と、制御部20と、を備えている。
画像形成部3は、感光体ドラム30と、感光体ドラム30にレーザ光を照射する露光装置31と、感光体ドラム30と共に転写ニップNを形成する転写ローラ32と、を有している。制御部20は、図2に示すように、シート給送部2等を駆動制御するCPU21と、各種プログラム等が記憶されたメモリ22と、を有しており、シート給送部2、画像形成部3、シート搬送装置5及び排出ローラ対4にそれぞれ接続されている。
画像形成ジョブが開始されると、不図示のパソコン又はスキャナから送信された画像情報信号に応じて、露光装置31が感光体ドラム30の表面にレーザ光を照射する。これにより、所定の極性電位に帯電されている感光体ドラム30の表面が露光され、感光体ドラム30の表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム30の表面に静電潜像が形成されると、不図示の現像部が静電潜像を現像し、静電潜像がトナー像として可視化される。
上述のトナー像形成動作に並行して、シート給送部2は、シートSを1枚ずつ分離給送する。そして、シート給送部2の下流に設けられたシート搬送装置5によって、転写ニップNにシートSが搬送される。転写ニップNにシートSが搬送されると、転写ローラ32に転写バイアスが印加されて、感光体ドラム30上に形成されたトナー像がシートSに転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着部34において熱及び圧力が付加され、トナー像が定着される。そしてシートSは、排出ローラ対4によって機外に排出され、画像面を下側にして排出トレイ6に積載される。
[シート搬送装置]
次に、シート搬送装置5について詳しく説明する。シート搬送装置5は、図3に示すように、シートを搬送する搬送ローラ対51と、シート搬送方向において搬送ローラ対51より下流に配置されるレジストレーションローラ対(以下、レジローラ対と称する)52と、シャッタ部材54と、を有している。搬送ローラ対51(第1搬送ローラ対)は、シート給送部2によって給送されたシートSを、レジローラ対52に向けて搬送する。
レジローラ対52(第2搬送ローラ対)は、モータM(駆動部)によって駆動する駆動ローラ52a(一方のローラ)と、駆動ローラ52aに当接して従動回転する従動ローラ52b(他方のローラ)と、を有している。従動ローラ52bは、回転軸52c(回転中心)を中心に回転し、所定の圧力で駆動ローラ52aに押圧されている。
駆動ローラ52aはゴム等の一般的に摩擦係数が大きい物性、従動ローラ52bは樹脂等の一般的に摩擦係数が小さい物性で構成されている。また、従動ローラ52bは、同軸上に設けられた複数の円筒部材41〜45によって構成されており、これら複数の円筒部材41〜45は、互いに所定の空隙を存して配置されている。駆動ローラ52aも、従動ローラ52bと同様に複数の円筒部材によって構成されているが、説明を省略する。
[シャッタ部材]
シャッタ部材54(斜行補正部材)は、搬送ローラ対51とレジローラ対52との間に配置され、シート搬送路53cに突出するように設けられている。シート搬送路53cは、固定されたガイド部材53aと、ガイド部材53aに対向して固定されたガイド部材53b(対向ガイド部材)と、によって構成される。シャッタ部材54は、回動支点54cを中心に待機位置(図5(a)に示す位置)と移動位置(図5(d)に示す位置)との間を回動可能に設けられている。回動支点54cは、シート搬送方向においてレジローラ対52よりも上流、かつシート搬送路53cに対して従動ローラ52bから遠い側に配置されている。
シャッタ部材54は、待機位置では、シート搬送方向においてレジローラ対52のニップN1よりも上流でガイド面54aにてシートに当接し、移動位置では、シートの先端St(図5参照)の移動を妨げない。シャッタ部材54のガイド面54aは、回動支点54cから複数の円筒部材41〜45の間の空隙まで延設されており、軸方向から視て直線的に形成されている。また、ガイド部材53bとシャッタ部材54は、互いに干渉しないように、シート搬送方向に直交する幅方向において互い違いに形成されている。また、本実施の形態では、レジローラ対52のニップN1は、軸方向から視て、シート搬送路53c内に配置されている。
シャッタ部材54は、バネ等の付勢部材55,55によって従動ローラ52bの回転軸52cに押し当てられることで、待機位置に保持されている。シャッタ部材54(のガイド面54a)は、待機位置において、シート搬送方向における上流から下流に向かうに連れて駆動ローラ52a側から従動ローラ52b側へ向かって延び、軸方向から視てガイド部材53bに交差している。以下では、軸方向から視て、ガイド面54aとガイド部材53bとの交点を交点Cと称する。
[シャッタ部材の動作]
次に、シャッタ部材54の動作について説明する。図4は、シート搬送方向及び幅方向と直交するシートの厚み方向からシート搬送装置5を視た図である。本実施の形態では、搬送ローラ対51によって搬送されるシートSの右先端Strが、左先端Stlに対して先行して搬送された状態を例に説明する。
シートSの右先端Strは、図4及び図5(a)に示すように、待機位置に位置するシャッタ部材54のガイド面54aによって案内され、交点Cに到達する。シートSの右先端Strが交点Cに到達したばかりの状態では、シートSが付勢部材55の付勢力に抗してシャッタ部材54を回動させることができない。
そして、この状態で搬送ローラ対51によってシートSが更に搬送されることで、図5(b)に示すように、接触しているシート右先端Strから順次シートの先端Stが交点Cに到達する。この過程でシートSはループを形成する。ループの湾曲量は先に当接したシートSの右側の方が左側よりも大きくなる。これら一連の動作により、シート先端Stが交点Cに揃うことで、シートSの斜行を補正する。
シートSの右先端Strが交点Cに到達してからシートSの斜行が補正されるまでの間、シートSの先端Stは、ガイド部材53bとシャッタ部材54とで挟まれて、移動を規制される。このとき、シートSの先端Stは、シャッタ部材54のガイド面54aだけでなく、ガイド部材53bによっても受けており、シートSの幅方向(軸方向)から視ると、力を受ける幅が広いため、シートSの先端Stを制動する際の応力は低くなる。これにより、シートSの先端Stへのダメージを軽減することができる。
シートSの先端Stが交点Cに揃うと、図5(c)に示すように、シートSのコシによって、シャッタ部材54は付勢部材55の付勢力に抗して回動を始め、シートSが搬送される。この時、シャッタ部材54のガイド面54aとガイド部材53bとの交点Cは、シートSの先端Stの搬送に伴ってガイド部材53bに沿って移動する。そして、シートの先端Stは、ガイド面54aと従動ローラ52bの外周面52dとの交点Dに受け渡される。つまり、シートSが搬送されてもシートSの先端Stは常に交点C若しくは交点Dに挟支された状態にある。
更にシートSが搬送され、シャッタ部材54が回動すると、交点Dがレジローラ対52のニップN1に到達する。すると、シートSはレジローラ対52からも搬送力を受けて搬送される。これにより、シャッタ部材54はさらに回動し、図5(d)に示すように、シートSの搬送を遮らない位置、すなわち移動位置まで回動する。シャッタ部材54が移動位置にある状態では、ガイド面54aと従動ローラ52bの外周面52dとの交点Dは形成されない。なお、シャッタ部材54は、待機位置から移動位置に移動することで、従動ローラ52bの回転軸52cから離れる方向に移動する。
更にシートSが搬送され、シートSの後端がシャッタ部材54の先端部54bを通過すると、シャッタ部材54は、付勢部材55の付勢力により移動位置から待機位置へ戻り始める。図6にシャッタ部材54の待機位置と移動位置との間の回動角度を示す。この時のシャッタ部材54の回動支点54cは、シート搬送方向においてレジローラ対52よりも上流に配置されている。
そのため、シャッタ部材54の回動角度θ1は、略10°以下となり、従来のレジシャッタの回動角度と比べ小さい角度とすることができ、短い時間で待機位置に復帰が可能となる。よって、シャッタ部材54の戻り時間を短縮することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るプリンタ1は、シャッタ部材54の戻り時間を短縮することができ、その結果、シートの高速搬送、並びに紙間を短縮することが容易となり、生産性を向上することができる。さらに、シャッタ部材54がシートSに押されて回動すると、シートSの先端Stがガイド面54aに突入する角度は小さくなるため、シートSの先端Stのダメージが軽減できる。また、シートSの先端Stを交点C若しくは交点Dによって受けるため、軸方向の広い範囲でシートSの先端Stを制動することができ、シートSの先端Stへのダメージを軽減することができる。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態のレジローラ対の位置を変更して構成したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
[レジローラ対の配置]
レジローラ対152(第2搬送ローラ対)は、図7に示すように、モータMによって駆動する駆動ローラ152a(一方のローラ)と、駆動ローラ152aに当接して従動回転する従動ローラ152b(他方のローラ)と、を有している。レジローラ対152のニップN1は、ガイド部材53bに重なるように配置されている。ガイド部材53bは、従動ローラ152bに干渉しないように形成されているため、レジローラ対152は、シートSに搬送力を与えることができる。
[シャッタ部材の動作]
次に、シャッタ部材54の動作について説明するが、図8(a)及び図8(b)に示すシャッタ部材54による斜行補正については、第1の実施の形態と基本的に同様であるため、ここでは説明を省略する。
シートSの先端Stが交点Cに揃うと、図8(c)に示すように、シートSのコシによって、シャッタ部材54は付勢部材55の付勢力に抗して回動を始め、シートSが搬送される。この時、シャッタ部材54のガイド面54aとガイド部材53bとの交点Cは、シートSの先端Stの搬送に伴ってガイド部材53bに沿って移動する。つまり、シートSが搬送されてもシートSの先端Stは常に交点Cに挟支された状態にある。
更にシートSが搬送され、シャッタ部材54が回動すると、交点Cがレジローラ対152のニップN1に到達する。すると、シートSはレジローラ対152からも搬送力を受けて搬送される。これにより、シャッタ部材54はさらに回動し、図8(d)に示すように、シートSの搬送を遮らない位置、すなわち移動位置まで回動する。シャッタ部材54が移動位置にある状態では、ガイド面54aとガイド部材53bとの交点Cは形成されない。
更にシートSが搬送され、シートSの後端がシャッタ部材54の先端部54bを通過すると、シャッタ部材54は、付勢部材55の付勢力により移動位置から待機位置へ戻り始める。この時のシャッタ部材54の回動角度は、第1の実施の形態と同様であり、従来のレジシャッタの回動角度と比べ小さい角度とすることができる。そのため、シャッタ部材54の戻り時間を短縮することができ、生産性を向上することができる。
また、本実施の形態では、レジローラ対152のニップN1をガイド部材53bに重なるように配置したので、シートSの先端Stが第1の実施の形態のように交点Cから交点Dへ受け渡されることがない。このため、斜行補正されたシートSが再び斜行してしまうことを防止し、シートの斜行補正精度を向上することができる。
<第3の実施の形態>
次いで、本発明の第3の実施の形態について説明するが、第3の実施の形態は、第1の実施の形態の一対のガイド部材を別構成で構成したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
[シャッタ部材及び回動ガイド部材の構成]
搬送ローラ対51とレジローラ対52との間には、図9に示すように、シャッタ部材253a及びガイド部材253bによって形成されるシート搬送路253cが設けられている。シャッタ部材253aは、回動中心253d(回動支点)を中心に回動可能に支持され、回動ガイド部材253bは、回動中心253eを中心に回動可能に支持されている。
また、シャッタ部材253aは、付勢部材56aによって従動ローラ52bに近づく方向に付勢され、不図示のストッパによって待機位置に位置決めされている。回動ガイド部材253bは、ガイド付勢部材56bによって駆動ローラ52aに近づく方向に付勢されており、不図示のストッパによって位置決めされている。ガイド付勢部材56bの付勢力は、付勢部材56aの付勢力よりも弱く設定されている。シャッタ部材253a及び回動ガイド部材253bは、ストッパによって位置決めされた状態で、軸方向から視て交点Eで交差している。
[シャッタ部材及び回動ガイド部材の動作]
次に、シャッタ部材253a及び回動ガイド部材253bの動作について説明する。シートSの先端Stは、図10(a)に示すように、待機位置に位置するシャッタ部材253aに案内されて、交点Eに到達する。交点Eにおけるシートの斜行補正動作は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、この斜行補正動作中において、シートSの先端Stは、シャッタ部材253aだけでなく、回動ガイド部材253bによっても受けられるので、シートSの先端Stを制動する際の応力は低くなる。これにより、シートSの先端Stへのダメージを軽減することができる。
シートSの先端Stが交点Eに揃うと、図10(b)に示すように、シートSのコシによって、回動ガイド部材253bがガイド付勢部材56bの付勢力に抗して回動する。これは、ガイド付勢部材56bが付勢部材56aよりも弱い付勢力に設定されているためである。この時、シートSの先端Stは、常に交点Eによって挟支された状態にある。
更にシートSが搬送され、図10(c)に示すように、回動ガイド部材253bが不図示の突き当て部に当接すると、シャッタ部材253aがシートSの先端Stに押されて回動し始める。この時の交点Eは、回動ガイド部材253b及びシャッタ部材253aの回動により連続的に変化する。
そして、交点Eがレジローラ対52のニップN1に到達すると、シートSは、レジローラ対52からも搬送力を受けて搬送される。これにより、シャッタ部材253aはさらに回動し、図10(d)に示すように、シートSの搬送を遮らない位置、すなわち移動位置まで回動する。シャッタ部材253aが移動位置にある状態では、シャッタ部材253aと回動ガイド部材253bとの交点Dは形成されない。
更にシートSが搬送され、シートSの後端がシャッタ部材253aの先端部253f及び回動ガイド部材253bの先端部253gを通過すると、シャッタ部材253aは、付勢部材56aの付勢力により移動位置から待機位置へ戻り始める。また、回動ガイド部材253bも、ガイド付勢部材56bの付勢力により、元の位置に戻る。
この時のシャッタ部材253a及び回動ガイド部材253bの回動角度は、略10°以下となり、従来のレジシャッタの回動角度と比べ小さい角度とすることができ、短い時間で待機位置に復帰が可能となる。よって、シャッタ部材25a及び回動ガイド部材253bの戻り時間を短縮することができる。
以上、本発明の第1〜第3の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。また、第1〜第3の実施の形態は適宜組み合わせてもよい。
例えば、第1〜第3の実施の形態においては、電子写真画像形成プロセスを実行する画像形成部を有するプリンタを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることによって、シートに画像を形成するインクジェット画像形成プロセスを実行する画像形成部を有するプリンタに用いてもよい。
また、第1〜第3の実施の形態において、シャッタ部材は駆動ローラ側から従動ローラ側に延びていたが、シャッタ部材を従動ローラ側から駆動ローラ側に延ばして構成してもよい。
1:画像形成装置(プリンタ)/3:画像形成部/5:シート搬送装置/51:第1搬送ローラ対(搬送ローラ対)/52,152:第2搬送ローラ対(レジローラ対)/52a,152a:一方のローラ(駆動ローラ)/52b,152b:他方のローラ(従動ローラ)/52c:回転軸/53a:ガイド部材/53b:ガイド部材(対向ガイド部材)/253b:ガイド部材(回動ガイド部材)/53c,253c:シート搬送路/54,253a:斜行補正部材(シャッタ部材)/54a:ガイド面/54c,253d:回動支点(回動中心)/55,56a:付勢部材/56b:ガイド付勢部材/M:駆動部(モータ)/N1:ニップ

Claims (11)

  1. シートを搬送する第1搬送ローラ対と、
    シート搬送方向において前記第1搬送ローラ対より下流に配置される第2搬送ローラ対と、
    前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対との間に形成されるシート搬送路と、
    前記シート搬送路に突出すると共にシートに当接するガイド面を有し、前記第1搬送ローラ対により搬送されるシートの斜行を補正する斜行補正部材と、を備え、
    前記斜行補正部材は、前記シート搬送方向において前記第2搬送ローラ対のニップより上流で前記ガイド面にてシートに当接する待機位置と、前記待機位置から移動した移動位置と、の間を、回動支点を中心に回動可能に設けられ、
    前記ガイド面は、前記第2搬送ローラ対の一方のローラ側から他方のローラ側へ向かって延び、かつ前記斜行補正部材が前記待機位置に位置する状態で、前記第2搬送ローラ対の軸方向から視て、前記シート搬送路を形成する前記他方のローラ側のガイド部材と交差し、
    前記斜行補正部材の前記回動支点は、前記シート搬送方向において前記第2搬送ローラ対よりも上流に位置する、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記第2搬送ローラ対の前記ニップは、前記軸方向から視て、前記シート搬送路内に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記第2搬送ローラ対の前記ニップは、前記軸方向から視て、前記ガイド部材に重なる位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 前記一方のローラを駆動する駆動部を備え、
    前記他方のローラは、前記駆動部によって駆動される前記一方のローラに当接して従動回転する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記斜行補正部材は、前記待機位置から前記移動位置に移動することで、前記他方のローラの回転中心から離れる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記斜行補正部材を前記待機位置に付勢する付勢部材を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記斜行補正部材は、前記付勢部材によって前記他方のローラの回転軸に押し当てられることで、前記待機位置に保持される、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
  8. 前記シート搬送路は、固定された前記ガイド部材と、前記ガイド部材に対向して固定された対向ガイド部材と、によって形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 前記シート搬送路は、前記ガイド部材と、前記斜行補正部材と、によって形成される、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
  10. 前記ガイド部材は、回動可能に支持され、
    前記ガイド部材を、前記付勢部材よりも弱い付勢力で前記第2搬送ローラ対の前記一方のローラに近づくように付勢するガイド付勢部材を備える、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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