JP2017087907A - Platform door device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、鉄道等の駅のプラットホームに設置されるホームドア装置に関するものである。 The present invention relates to a platform door device installed on a platform of a station such as a railway.
駅のプラットホームから軌道側への人の転落を防止するため、プラットホームの縁部に沿ってホームドア装置が設置される。こうしたホームドア装置は、鉄道のみならず、例えば自動運転を行う新交通システム等でも必須の構成要素となっている。ホームドア装置の設置は今後とも拡大の傾向にあり、これまで、種々のホームドアが開発されてきた。 In order to prevent a person from falling from the platform of the station to the track side, a platform door device is installed along the edge of the platform. Such a platform door device is an indispensable component not only for railways but also for example in new traffic systems that perform automatic driving. The installation of home door devices has continued to expand, and various home doors have been developed so far.
ホームドア装置は、鉄道等の車輌の乗降口に対面する乗降通路を形成し、乗降通路は、典型的にはスライド式のドアによって開閉される。また、ホームドア装置は、車輌の乗降口とホームドア装置の乗降通路の位置が完全にずれた状態で車輌の移動が不能になった場合のような非常時を想定して、乗降通路とは別の非常用通路を形成できるものが知られている。 The platform door device forms an entrance / exit passage that faces an entrance / exit of a vehicle such as a railway, and the entrance / exit passage is typically opened and closed by a sliding door. In addition, the platform door device is an entry / exit passage, assuming an emergency such as when the vehicle cannot be moved with the vehicle entrance / exit and the platform door position completely displaced. It is known that another emergency passage can be formed.
例えば特許文献1に記載されたホームドア装置は、スライド式の一対のドアパネル、それを移動可能に支持する一対の支持部、一対の支持部の間に配置されて、一方の支持部にヒンジを介して連結された片開き式の非常脱出ドア部を有する。スライド式のドアパネルは、乗降通路を開放したとき、その戸尻側が非常脱出ドア部内に進入する。
For example, a home door device described in
特許文献1の非常脱出ドア部は、その内部がスライド式のドアパネルの移動経路になっているので、その移動経路を安全のため上から覆う上覆い部を有している。しかしながら、特にヒンジとは反対側の非常脱出ドア部の先端側で、上覆い部によって覆われない隙間が生じているように見える。そのような隙間は、ある程度の厚さを有する回動式のドアには、通常、ドアの表面側の先端位置と裏面側の先端位置の回転半径に差があるために必要であるとはいえ、ホームドア装置の場合には旅客の指等の進入路になり得るので極力小さくすることが望まれる。
Since the inside of the emergency escape door part of
特許文献1では、非常脱出ドア部を観音開き式にすることも提案されている。但し、その場合、片開き式の場合に比べて前記回転半径の差が大きくなり、従って前記隙間がより大きくなることが懸念される。
In
本発明は、前述した従来技術の課題に鑑みて、内部の可動構成要素に対する遮蔽性の高い安全なホームドア装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an object of the present invention is to provide a safe platform door device that is highly shielded against internal movable components.
前述の目的を達成するために、本発明によれば、プラットホームの縁部に沿って配設され、隣接して配設される同様のホームドア装置と協働して、開閉可能な乗降通路を形成するホームドア装置であって、該ホームドア装置は、一対のホームドアユニットを具備しており、一対のホームドアユニットの各々は、乗降通路を開放する開放位置と乗降通路を閉鎖する閉鎖位置との間で往復移動可能なスライドドアと、スライドドアを移動可能に支持するドア支持装置を有するとともに、スライドドアを少なくとも部分的に格納する戸袋と、を具備しており、戸袋は、プラットホームに対して不動の固定戸袋部と、スライドドアが閉鎖位置にあるとき、上下方向に延びる枢軸まわりに回動可能な可動戸袋部とを具備しており、一対のホームドアユニットのうちの少なくとも一方のホームドアユニットの戸袋の可動戸袋部が、枢軸からの回動半径を可変にする伸縮部を有するホームドア装置が提供される。 In order to achieve the above-mentioned object, according to the present invention, an openable / closable entrance / exit passage is provided in cooperation with a similar platform door device disposed along and adjacent to the edge of the platform. A platform door device to be formed, the platform door device comprising a pair of platform door units, each of the pair of platform door units being in an open position for opening the entrance / exit passage and a closed position for closing the entrance / exit passage A sliding door that can reciprocate between the sliding door and a door support device that movably supports the sliding door, and a door pocket that at least partially stores the sliding door. A stationary door pocket that is stationary, and a movable door pocket that is pivotable about a pivot extending in the vertical direction when the sliding door is in the closed position. Movable door pocket of the door pocket of at least one of the home door unit of the bets is the home door device is provided with a stretchable portion to the turning radius from the pivot axis to the variable.
本発明では、一対のホームドアユニットの一方のホームドアユニットの戸袋が、固定戸袋部及び可動戸袋部を具備するのに対して、他方のホームドアユニットの戸袋が固定戸袋部を具備するが可動戸袋部を具備しなくともよい。 In the present invention, the door pocket of one home door unit of the pair of home door units includes a fixed door bag portion and a movable door bag portion, whereas the door bag of the other home door unit includes a fixed door bag portion but is movable. The door pocket may not be provided.
本発明では、固定戸袋部がドア支持装置の部分を有し、可動戸袋部もドア支持装置の部分を有してよい。 In this invention, a fixed door pocket part may have a part of a door support apparatus, and a movable door pocket part may also have a part of a door support apparatus.
本発明では、一方のホームドアユニットのスライドドアは、開放位置にあるとき、該スライドドアの戸尻側の端部が他方のホームドアユニットの固定戸袋部にも達してよい。 In the present invention, when the slide door of one platform door unit is in the open position, the door-side end of the slide door may reach the fixed door pocket of the other platform door unit.
本発明によれば、通常時は伸縮部を伸長させて一対の可動戸袋部の間を隙間なく覆うことが可能になるので、内部で移動する例えばスライドドアのような可動構成要素に対する遮蔽性の高い可動戸袋部を有するホームドア装置を提供することが可能になる。また、非常時等において可動戸袋部を回動させて開ける必要がある場合には伸縮部を後退させて隙間を生み出すことにより、可動戸袋部の先端部の干渉を回避することが可能になる。 According to the present invention, it is possible to extend the expansion / contraction part normally so as to cover the pair of movable door pockets without any gaps. Therefore, it is possible to shield against a movable component such as a slide door that moves inside. It is possible to provide a home door device having a high movable door pocket. Further, when it is necessary to rotate and open the movable door pocket portion in an emergency or the like, it is possible to avoid the interference of the distal end portion of the movable door pocket portion by retracting the extendable portion to create a gap.
さらに、伸縮部の効果により、据付工事の際の軌道に平行な方向の設置位置の許容誤差を大きく設定することが可能になる。 Furthermore, the tolerance of the installation position in the direction parallel to the track at the time of installation work can be set large due to the effect of the telescopic portion.
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態によるホームドア装置を説明する。なお、本実施形態によるホームドア装置は、鉄道の駅のプラットホームに設置されるものとして説明されるが、ホームドア装置が、鉄道以外の交通システム、例えばモノレールシステム等のプラットホームに設置されて用いられることも可能であることが理解されよう。 Hereinafter, a platform door device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In addition, although the platform door apparatus by this embodiment is demonstrated as what is installed in the platform of a railway station, a platform door apparatus is installed and used for platforms, such as traffic systems other than a railway, for example, a monorail system. It will be understood that this is also possible.
図1及び図2はそれぞれ、本実施形態によるホームドア装置1が、プラットホーム2の長手方向の縁部に沿って同様のホームドア装置1’と隣接して配設された状態をホーム側から見た正面図である。本実施形態では、鉄道車両の乗降口6に対面して、二つのホームドア装置1、1’の間に開閉可能な乗降通路5が形成される。乗降通路5は、図1では閉じられ、図2では開放されている。図3は、一つのホームドア装置1の平面図であり、そこではホームドア装置1のスライドドア10が乗降通路を閉鎖する閉鎖位置へ伸長している。なお、本明細書では、表現を簡潔にするために、軌道(図示せず)の延びる方向、即ちプラットホーム2の長手方向の縁の延びる方向をX方向、上下方向をY方向、及びX方向とY方向に直交する方向をZ方向と呼ぶことがある。また、Z方向について、軌道に近い側を軌道側あるいは後側、軌道から遠い側をホーム側あるいは前側と呼ぶ。
1 and 2 respectively show a state in which the
本実施形態の一つのホームドア装置1は、一対のホームドアユニット3と、一対のホームドアユニット3をプラットホーム2上でそれぞれ支持する一対の脚部4とを具備する。一対のホームドアユニット3の各々は、軌道(図示せず)と略平行な方向、即ちX方向に往復移動するように構成されたスライドドア10と、スライドドア10を移動可能に支持するとともにそれを部分的に格納する戸袋30と、戸袋30の内部に配設されたスライドドア駆動装置20(図1〜図3には示されず)とを具備する。
One
脚部4は、本実施形態では、略門型に形成されていて、ホームドアユニット3の戸袋30の固定戸袋部40をその上面に固定している。ホームドアユニット3が脚部4によって支持されるので、プラットホーム2の上面とスライドドア10あるいは戸袋30との間には隙間が形成される。なお、脚部4を具備しないホームドア装置の実施形態も可能である。
In this embodiment, the leg part 4 is formed in a substantially gate shape, and fixes the fixed
本実施形態における一対の対称に配置されたホームドアユニット3は、後述するように、それらの構成要素である戸袋30の可動戸袋部100、200の構成に相違点を有する他は、同じ構成を有するものである。このため、本明細書では、一対のホームドアユニット3及びその構成要素に対しては、可動戸袋部100、200を除いて、同一の参照符号を付与する。
The pair of symmetrically arranged
ホームドア装置1のスライドドア10は、隣接して配置されるホームドア装置1’のスライドドア10と協働して乗降通路5を開閉する。そのため、スライドドア10は、乗降通路5を閉鎖する閉鎖位置(図1)と、それを開放する開放位置(図2)との間で往復移動するように構成されている。スライドドア10は、閉鎖位置において、その先端側の戸先部が隣接して配置されるホームドア装置1’のスライドドア10の戸先部と当接する。スライドドア10は、開放位置において、戸先側の一部を除いて大部分が戸袋30に格納され、本実施形態では基端側の戸尻部が、他方のホームドアユニット3の戸袋30内に達する。このような構成であるため、本実施形態ではスライドドア10の大きな移動のストロークが得られる。なお、本実施形態では、大きく設定されたスライドドア10のストロークによって、約2.8メートルの幅の乗降通路5が生み出される。この幅は、典型的な通勤電車の乗降口の約2倍以上の比較的大きな値であり、これにより前記電車の停車位置のずれに対する比較的大きな許容度が提供される。
The sliding
図4及び図5は1台のホームドア装置1が具備する一対のホームドアユニット3の一方のみを描いた斜視図である。これらの図においてスライドドア10は閉鎖位置にあり、また図4では、後述する可動戸袋部200が閉じられているのに対して、図5ではそれが開けられている。スライドドア10は、下側のベースフレーム11と、円筒パイプ材からなる上側のアッパーフレーム12とを具備する。ベースフレーム11は、本実施形態では、アルミニューム製の押出材からなる概ね矩形状の横断面を有する角パイプ部材から形成されている。また、アッパーフレーム12とベースフレーム11との間には空間が形成されている。アッパーフレーム12は、本実施形態では、その戸先側の先端部が下方へ曲げられてベースフレーム11に固定されているのに対して、その戸尻側はベースフレーム11に固定されていない。そのため、アッパーフレーム12は戸袋30の固定戸袋部40の後述する本体部41内で支持される。また、ベースフレーム11の先端部には、隣接して配設されるホームドア装置1’のスライドドア10の先端部との衝当の衝撃を緩和するためにゴム製の緩衝部材13が装着されている。
4 and 5 are perspective views illustrating only one of the pair of
一つのホームドア装置1が有する一対のスライドドア10は、それらが閉鎖位置から開放位置に至るときに引き違い式にすれ違うことができるように、移動経路のZ方向の位置がずらされている。図3では、図の右側に示されるスライドドア10が後側、即ち軌道側、に配置され、図の左側に示されるスライドドア10が前側、即ちホーム側、に配置されている。
The pair of
戸袋30は、脚部4に固定される固定戸袋部40と、上下方向に延びる枢軸を有するヒンジ31により固定戸袋部40に連結された可動戸袋部100、200とを具備する。固定戸袋部40は、全体としてL字状を呈しており、L字の垂直部を構成する本体部41と、L字の水平部を構成する水平延長部44とから構成される。本体部41は、縦長の略直方体の筐体として形成されており、その前側の角部にヒンジ31を構成する部材31aが固定されている。本体部41の両側面には、スライドドア10のベースフレーム11の通過を可能にする二つの縦長の略矩形の角穴42及びアッパーフレーム12の通過を可能にする二つの丸穴43が開けられている。水平延長部44は、スライドドア10のベースフレーム11を通すための溝が形成された横長の筐体として形成されている。また、本体部41と水平延長部44はそれらの底部に延びる共通のベースプレート45(図6参照)を有しており、そのベースプレート45が脚部4の上面に固定されている。
The
戸袋30は、スライドドア10を移動可能に支持するドア支持装置50を有する。図6は、スライドドア10(この図では開放位置にある)を支持するドア支持装置50の配置を模式的に示すホームドアユニット3の正面図である。ドア支持装置50は、スライドドア10のベースフレーム11の下面に接してそれを移動可能に支持する第1ローラ51及び第2ローラ52と、ベースフレーム11の上面に接してそれを移動可能に押さえる第3ローラ53と、ベースフレーム11の横断面の左右方向、即ちZ方向の位置を規制する2つの下ガイド部材54と、アッパーフレーム12の上下方向及びZ方向の位置を規制する上ガイド部材55とを具備する。第1〜第3ローラの回転軸はZ方向に延びている。
The
第1ローラ51は、固定戸袋部40の水平延長部44内に設けられていて、スライドドア駆動装置20のブラケット26により回転自在に支持されている(図7)。第2ローラ52は、可動戸袋部100、200内に設けられており、それは可動戸袋部の底板101、201に固定された支持金具57によって回転自在に支持されている(図10)。第3ローラ53は、第1ローラ51と第2ローラ52との間の固定戸袋部40内に設けられており、それはベースプレート45から立設された略U字形の支持金具(図示せず)によって回転自在に支持されている。これら第1〜第3ローラによって、スライドドア10は、その自重とそれに基づく回転モーメントが支持されて、閉鎖位置と開放位置との間で移動可能にされている。特に、本実施形態では、ドア支持装置50の第2ローラ52が可動戸袋部100、200内に配設されることによって第2ローラ52と第3ローラとの間隔が十分確保されるので、前記回転モーメントが効果的に支持され、このことが、スライドドア10の大きなストロークを実現することに貢献している。本実施形態におけるスライドドア10は、それが開放位置にあるとき、その戸尻側の端部は、ペアを成す他方のホームドアユニット3(図6では不図示)の可動戸袋部100を貫通してさらに固定戸袋部40の本体部41にまで達するほどの大きなストロークを有する。
The
下ガイド部材54は、その単独の斜視図である図8に示されるように、対向して上方に延びる二つの腕部54aを有する略U字状に形成されている。スライドドア10のベースフレーム11は前記U字の中央の空間を貫いて移動し、両側面の腕部54aによってZ方向の位置を規制される。腕部54aの内面には、低摩擦で耐摩耗性に優れた合成樹脂材料からなるライナー56が取り付けられている。2つのガイド部材54の一方が、固定戸袋部40の水平延長部44内のベースプレート45上に、第1ローラ51よりも戸先側に固定されている。他方のガイド部材54は固定戸袋部40の本体部41内のベースプレート45上に、第3ローラ53よりも戸尻側に固定されている。
As shown in FIG. 8 which is a single perspective view of the
上ガイド部材55は、固定戸袋部40の本体部41の上端部において、そこを移動するスライドドア10のアッパーフレーム12を取り囲んで支持する4つの壁部(図示せず)を有する。それら壁部の内面には前記ライナー56と同じ材料からなるライナー(図示せず)が取り付けられている。
The
スライドドア駆動装置20は、固定戸袋部40の水平延長部44内に配設されており、図7に示されるように、電動の駆動モータ21と、駆動モータ21に結合された減速機(図示せず)と、減速機に接続された歯付プーリである駆動プーリ22と、駆動プーリ22を間に挟んで配置された二つの遊動プーリ23、24と、それら構成要素を支持するブラケット26と、プーリ類に巻掛けられた歯付ベルト25とを具備する。プーリ類の回転軸は第1〜第3ローラと同じくZ方向に延びている。
The slide
ブラケット26は、鉛直部26aを有しており、その鉛直部26aの下部がL字形に折り曲げられて水平延長部44内のベースプレート45上に固定されている。駆動モータ21及び減速機はブラケット26の鉛直部26aによって図の背面側で支持され、二つの遊動プーリ23、24は鉛直部26aによって図の表面側で回転可能に支持され、駆動プーリ22はその駆動軸が減速機に結合されて支持されている。なお、歯付ベルト25の歯は、図7では作図が省略されているが、実際には歯付ベルト25の上表面から上方へ延びている。また、図の左側の遊動プーリ24は、本実施形態では第1ローラ51と共通の回転軸に取り付けられていて、第1ローラ51の基端側部分51aと先端側部分51bとの間に挟まれている。
The
押出部材から形成された本実施形態のベースフレーム11は、その下面に、長手方向に延びる凹部(図示せず)を有しており、歯付ベルト25が、その凹部に収容されて戸先部から戸尻部まで延びている。歯付ベルト25の先端部及び基端部はそれぞれ、ベースフレーム11の戸先部及び戸尻部に固定されている。歯付ベルト25は、駆動プーリ22から動力を受け取るために、駆動プーリ22に対向する位置において、ベースフレーム11の前記凹部(図示せず)より下方へ突出して、逆Ω状を呈するように駆動プーリ22と二つの遊動プーリ23、24に巻掛けられている。歯付ベルト25はスライドドア10に固定されていて、駆動プーリ22の位置は不動であるので、駆動プーリ22が駆動モータ21の動力により回転すると、ドア支持装置50によって移動可能に支持されたスライドドア10はX方向に移動する。
The
一対のホームドアユニット3の一対の可動戸袋部100、200は、それぞれ固定戸袋部40の本体部41の前側の角部にヒンジ31で連結されているので、スライドドア10が閉鎖位置にあるなら、前側(ホーム側)へ回動することが可能であり、本実施形態では図5に示されるように、最大180度まで開くことが可能である。左右の可動戸袋部100、200は、概ね対称であるが以下に記す相違点を有する。本明細書では、今後、一つのホームドア装置1の一対の可動戸袋部の図1の右側のものを第1可動戸袋部100と呼び、左側のものを第2可動戸袋部200と呼ぶ。
Since the pair of movable
最初に、より単純な構造を有する第1可動戸袋部100について説明する。なお、第1及び第2可動戸袋部の説明におけるX方向及びZ方向は、可動戸袋部が閉じられて軌道と平行に配置されたときの方向を示している。
First, the first movable
第1可動戸袋部100は、図9に示されるように、底板101と、上板102と、前記底板101及び上板102を固定戸袋部40の本体部41に近い側で連結するように上下方向に延びる側板103と、Z方向の厚さの略中央部を鉛直に延びて底板101及び上板102に結合され且つ側板103にも結合された仕切板104とからなるフレーム105を有する。さらに、第1可動戸袋部100は、その下側の概ね半分を覆う下カバー106と、上板102よりも上側を覆う上カバー107とを有する。フレーム105の前面側の角部に、ヒンジ31を構成する部材31bが固定されている。また、第1可動戸袋部100と固定戸袋部40の本体部41との間に生じる、ヒンジ31の厚さにほぼ相当する隙間を覆うために、側板103の上端部にひさし状の突出部103aが設けられている。上カバー107及び下カバー106ともに、僅かに湾曲した上面をそれぞれ有している。また、軽量化等のために、上カバー107と下カバー106との間の仕切板104にはZ方向に貫通する大きな角穴104aが開けられている。
As shown in FIG. 9, the first movable
第1可動戸袋部100の高さは、スライドドア10のアッパーフレーム12の高さとほぼ等しく、したがって固定戸袋部40の本体部41よりやや低く設定されている。また、厚さは固定戸袋部40の本体部41に等しい。フレームの底板101の前側には、図9には示されないが、ドア支持装置50の第2ローラ52が取り付けられている。
The height of the first movable
スライドドア10のアッパーフレーム12が通過できるように、第1可動戸袋部の上カバー107の戸尻側の側面は開放しており、またフレームの側板103の、上板102より上側の領域にも、図9には示されないが、固定戸袋部40の本体部41と同様に二つの丸穴が開けられている。同様に、スライドドア10のベースフレーム11が通過できるように、第1可動戸袋部の下カバー106の戸尻側の側面には仕切板104により仕切られた角穴106aが開口しており、またフレームの側板103の下側の領域にも、図9には示されないが、固定戸袋部40の本体部41と同様に二つの角穴が開けられている。
In order to allow the
第2可動戸袋部200は、その外観が図4及び図5に示され、その内部の構造が図10に示される。第2可動戸袋部200は、第1可動戸袋部100と同様に、底板201と、上板202と、前記底板201及び上板202を連結するように上下に延びる側板203と、厚さ方向の略中央部を縦方向に延びて底板201及び上板202に結合され且つ側板203にも結合された仕切板204とからなるフレーム205、並びに下カバー206と、上カバー207とを有する。フレーム205の前面側の角部にヒンジ31を構成する部材31bが固定されている。また、第2可動戸袋部200と固定戸袋部40の本体部41との間に生じる、ヒンジ31の厚さにほぼ相当する隙間を覆うために、側板203の上端部にひさし状の突出部203aが設けられている。
The external appearance of the second movable
スライドドア10のアッパーフレーム12が通過できるように、第2可動戸袋部200のフレームの側板203の、上板202より上側の領域には、固定戸袋部40の本体部41と同様に二つの丸穴208が開けられている。同様に、スライドドア10のベースフレーム11が通過できるように、第2可動戸袋部200のフレームの側板203の下側の領域には、固定戸袋部40の本体部41と同様に二つの角穴209が開けられている。
In the region above the
第2可動戸袋部200は、伸縮部210をさらに有することにおいて第1可動戸袋部100と異なっている。伸縮部210は、第2可動戸袋部200のX方向の幅、従ってヒンジ31からの回動半径を可変にするものであり、前記幅が最大になる前進位置と最小になる後退位置をとることができる。
The second movable
伸縮部210は、上伸縮部211と、前側下伸縮部214と、後側下伸縮部215と、上伸縮部211と後側下伸縮部215を連結する連結部212とを有する。上伸縮部211は、上カバー207とフレームの上板202とが画成する空間内に挿入可能であるように、上カバー207の横断面形状にほぼ相似形の横断面形状を有する。前側下伸縮部214及び後側下伸縮部215は、下カバー206と底板201とが画成する空間内に挿入可能であるように形成されている。上伸縮部211は、X方向に延びる帯状の上スライダ部211aを有しており、前記上スライダ部211aが、フレームの上板202に設けられた二つのガイド板216に設けられたスリットに挿入されてX方向の移動を案内される。
The
前側下伸縮部214と後側下伸縮部215は仕切板204を中心にして対称に形成されており、また図示されない結合部によって結合されている。前側下伸縮部214は、スライドドア10のベースフレーム11がその内部を貫通できる縦長の矩形穴を画成する前端部214aと、前端部214aからフレームの側板203側へ延びる略コの字状の下スライダ部214bとを有する。前側下伸縮部214は、下スライダ部214bが、仕切板204とそれに設けられた4つのガイドブロック217とによって位置を規制されてX方向の移動を案内される。後側下伸縮部215も前側下伸縮部214と同様に形成されている。上伸縮部211、前側下伸縮部214、及び後側下伸縮部215は一体化されており、またX方向に移動可能に支持されているので、例えば連結部212を掴んで伸縮部210全体をX方向に移動することが可能である。なお、図4及び図10等では、伸縮部はその前進位置に配置されている。
The front lower
伸縮部210は、通常は前進位置に配置されるが、閉じられている第1及び第2可動戸袋部100、200を開けるときは、後退位置に移動すればよい。これにより、第1及び第2可動戸袋部の先端部の干渉を回避してそれら戸袋部を回動することが可能になる。また、第1及び第2可動戸袋部100、200を閉じるときには、伸縮部210が後退位置にある状態で第1及び第2可動戸袋部100、200を閉じてから、伸縮部210を前進位置に移動させればよい。これにより、第1及び第2可動戸袋部の間の隙間を埋めることが可能になる。
The expansion /
スライドドア10は第1及び第2可動戸袋部100、200内をも移動経路としており、特にアッパーフレーム12はそれら可動戸袋部の上カバー107、207の直ぐ下を通過する。このため、もし二つの上カバー107、207の間に旅客の指が入る隙間があると非常に危険であるが、本実施形態によると、通常時は第2可動戸袋部200の伸縮部210の効果によって、指等の入るそのような隙間は生じない。その一方で、非常時等には、伸縮部210を後退させて隙間を設けることにより、第1及び第2可動戸袋部100、200を、互いの干渉を避けて回動させることが可能になる。
The sliding
また、第2可動戸袋部200の伸縮部210によって、特に据付工事の際のX方向の設置位置の許容誤差を大きく設定することが可能になる。そのため、本実施形態のホームドア装置1によると、据付工事が容易になって工事時間が短縮されることが期待される。
In addition, the
前述の実施形態では、一対の可動戸袋部のうちの一方の第2可動戸袋部200が伸縮部210を有していたが、一対の可動戸袋部の両方が伸縮部210を有する実施形態も可能である。
In the above-described embodiment, one second movable
前述の実施形態では、一つのホームドア装置1を構成する一対のホームドアユニット3の戸袋30の各々が可動戸袋部を有し、その結果、一対の可動戸袋部は観音開き式に開閉した。これに対して、図11に示されるように、一対のホームドアユニット3のうちの一方のホームドアユニット3の戸袋30が、伸縮部310を備える可動戸袋部300と、固定戸袋部40とを有するが、他方のホームドアユニット3’の戸袋30’が可動戸袋部は有さずに固定戸袋部40だけを有するホームドア装置500の実施形態も可能である。この場合、可動戸袋部300は、一方の固定戸袋部40にヒンジ31を介して連結されて、片開き式で回動して開閉する。また、ドア支持装置50のローラ及びガイド部材は前述の実施形態と同様に固定戸袋部40と可動戸袋部300の中に配設されるが、本実施形態では、一つの可動戸袋部300内に二つの第2ローラ52が配設される。
In the above-described embodiment, each of the door pockets 30 of the pair of
1 ホームドア装置
3 ホームドアユニット
4 脚部
5 乗降通路
6 乗降口
10 スライドドア
11 ベースフレーム
12 アッパーフレーム
20 スライドドア駆動装置
30 戸袋
31 ヒンジ
40 固定戸袋部
41 本体部
44 水平延長部
50 支持装置
52 第2ローラ
100 可動戸袋部
200 可動戸袋部
210 伸縮部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
該ホームドア装置は、一対のホームドアユニットを具備しており、
前記一対のホームドアユニットの各々は、
前記乗降通路を開放する開放位置と前記乗降通路を閉鎖する閉鎖位置との間で往復移動可能なスライドドアと、
前記スライドドアを移動可能に支持するドア支持装置を有するとともに、前記スライドドアを少なくとも部分的に格納する戸袋と、を具備しており、
前記戸袋は、前記プラットホームに対して不動の固定戸袋部と、前記スライドドアが前記閉鎖位置にあるとき、上下方向に延びる枢軸まわりに回動可能な可動戸袋部とを具備しており、
前記一対のホームドアユニットのうちの少なくとも一方の前記ホームドアユニットの前記戸袋の前記可動戸袋部が、前記枢軸からの回動半径を可変にする伸縮部を有することを特徴とする、ホームドア装置。 A platform door device that is disposed along an edge of the platform and cooperates with a similar platform door device disposed adjacently to form an openable / closable entrance passage,
The platform door device includes a pair of platform door units,
Each of the pair of home door units is
A sliding door that can reciprocate between an open position that opens the boarding passage and a closed position that closes the boarding passage;
A door support device that movably supports the sliding door, and a door pocket that at least partially stores the sliding door;
The door pocket includes a fixed door pocket portion that is immovable with respect to the platform, and a movable door pocket portion that is rotatable about a pivot extending in the vertical direction when the slide door is in the closed position.
The home door device characterized in that the movable door pocket portion of the door pocket of at least one of the pair of home door units has an extendable portion that makes a turning radius from the pivot axis variable. .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015218872A JP2017087907A (en) | 2015-11-06 | 2015-11-06 | Platform door device |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113222298A (en) * | 2021-06-10 | 2021-08-06 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | Platform door configuration method based on determined vehicle type and platform door |
JP2021173309A (en) * | 2020-04-22 | 2021-11-01 | 那須電機鉄工株式会社 | Automatic opening/closing shutter structure for hydrogen storage alloy tank storage equipment |
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2015
- 2015-11-06 JP JP2015218872A patent/JP2017087907A/en active Pending
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