JP2017085766A - 直線駆動アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数の削減とともに内部構造を簡素化させることによって、装置本体を小型化することが可能な直線駆動アクチュエータを提供する。【解決手段】このクラッチアクチュエータ100(直線駆動アクチュエータ)は、駆動軸14を含むDCモータ10と、DCモータ10の駆動力が入力されるとともにDCモータ10の駆動軸14の回転軸線Aに対して偏心した状態で回転される原動側ギア41と、原動側ギア41が有する歯数と異なる歯数を有して原動側ギア41に噛み合わされ、回転軸線BがDCモータ10の回転軸線A上に配置された従動側ギア42とを含み、DCモータ10の回転数を減速させるトロコイド減速機40と、移動軸線Cがトロコイド減速機40の従動側ギア42の回転軸線A上に配置されたねじ軸部材52を含み、従動側ギア42の正逆回転をねじ軸部材52の移動軸線Cに沿った往復直線移動に変換可能に構成された送りねじ機構部50とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、直線駆動アクチュエータに関し、特に、モータの駆動力により移動部材が往復直線移動されるように構成された直線駆動アクチュエータに関する。
従来、モータの駆動力により移動部材が往復直線移動されるように構成された直線駆動アクチュエータなどが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、電動モータの駆動力により出力ロッド(移動部材)が往復移動可能に構成されたクラッチアクチュエータ(直線駆動アクチュエータ)が開示されている。この特許文献1に記載のクラッチアクチュエータでは、電動モータの駆動軸と出力ロッドとの間に、電動モータの回転速度を減速させてスクリュー部材を回転させる減速機構部と、減速機構部の出力側の回転運動を直線運動に変換する送りねじ機構部とが設けられている。なお、減速機構部は、互いに所定の間隔を隔てて平行に延びる回転軸線まわりに回転される外接式の歯車が噛み合わされて構成されている。したがって、電動モータの駆動軸の回転軸線から横方向にシフト(平行移動)された位置に沿って延びる出力軸線に沿ってスクリュー部材が回転されて、出力ロッドが往復直線移動されるように構成されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載されたクラッチアクチュエータでは、電動モータの駆動軸(回転軸線)とスクリュー部材(出力ロッド)の移動軸線とが異なるように減速機構部が構成されているため、互いに平行配置される回転軸の数が増える分、内部構造の複雑化とともに直線駆動アクチュエータ本体(装置本体)が大型化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、内部構造を簡素化させることによって、装置本体を小型化することが可能な直線駆動アクチュエータを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における直線駆動アクチュエータは、駆動軸を含むモータと、モータの駆動力が入力されるとともにモータの駆動軸の回転軸線に対して偏心した状態で回転される原動側ギアと、原動側ギアが有する歯数と異なる歯数を有して原動側ギアに噛み合わされ、回転軸線がモータの回転軸線上に配置された従動側ギアとを含み、モータの回転数を減速させる減速機構部と、移動軸線が減速機構部の従動側ギアの回転軸線上に配置された移動部材を含み、従動側ギアの正逆回転を移動部材の移動軸線に沿った往復直線移動に変換可能に構成された送りねじ機構部と、を備える。
この発明の一の局面による直線駆動アクチュエータでは、上記のように、回転軸線がモータの回転軸線上に配置された従動側ギアを含み、モータの回転数を減速させる減速機構部と、移動軸線が減速機構部の従動側ギアの回転軸線上に配置された移動部材を含み、従動側ギアの正逆回転を移動部材の移動軸線に沿った往復直線移動に変換可能に構成された送りねじ機構部とを備える。これにより、モータの回転軸線と減速機構部(従動側ギア)の回転軸線と移動部材の移動軸線とを同一軸線上に揃えることができるので、装置本体(直線駆動アクチュエータ本体)の内部構造を簡素化させることができる。その結果、装置本体を小型化することができる。また、モータの回転軸線と減速機構部(従動側ギア)の回転軸線と移動部材の移動軸線とが同一軸線上に揃うので、軸受部材の個数も削減する(最小限にする)ことができ、内部構造の簡素化にさらに寄与することができる。
上記一の局面による直線駆動アクチュエータにおいて、好ましくは、原動側ギアの外歯に対して従動側ギアの内歯の歯形曲線にサイクロイド曲線を用いて互いに噛み合い可能に構成されたサイクロイド減速機を含む。
このように構成すれば、互いに内接する2つのギア(原動側ギアおよび従動側ギア)による1段の噛み合いからなるサイクロイド減速機を用いて減速比の大きい直線駆動アクチュエータを容易に得ることができる。したがって、駆動力のより小さいモータを適用しても直線駆動アクチュエータから所望の駆動力を得ることができるので、モータが小型化される分、装置本体(直線駆動アクチュエータ本体)をさらに小型化することができる。
上記一の局面による直線駆動アクチュエータにおいて、好ましくは、送りねじ機構部は、ナット部材と、ナット部材に螺合される移動部材としてのねじ軸部材とを含み、減速機構部における従動側ギアがナット部材に接続されることにより、ナット部材の正逆回転によって、ねじ軸部材がモータの回転軸線上を往復直線移動されるように構成されている。
このように構成すれば、ナット部材の回転軸線を従動側ギアの回転軸線に揃えた状態で、従動側ギアとともに連れ回りするナット部材の回転運動をねじ軸部材の往復直線運動に容易に変換することができる。
上記一の局面による直線駆動アクチュエータにおいて、好ましくは、送りねじ機構部は、ナット部材と、ナット部材に螺合される移動部材としてのねじ軸部材とを含み、減速機構部における従動側ギアがねじ軸部材に接続されることにより、ねじ軸部材の正逆回転によって、ナット部材がモータの回転軸線上を往復直線移動されるように構成されている。
このように構成すれば、従動側ギアの回転軸線をねじ軸部材の回転軸線に揃えた状態で、従動側ギアとともに連れ回りするねじ軸部材の回転運動をナット部材の往復直線運動に容易に変換することができる。
上記一の局面による直線駆動アクチュエータにおいて、好ましくは、原動側ギアの外歯に対して従動側ギアの内歯の歯形曲線にサイクロイド曲線を用いて互いに噛み合い可能に構成されたサイクロイド減速機を含み、サイクロイド減速機と送りねじ機構部とが組み合わされることによって、送りねじ機構部によってモータの回転軸線上を一方方向に直線移動された移動部材が、押し戻し荷重に起因して一方方向とは反対の他方方向に直線移動されないように移動部材の位置が保持されるように構成されている。
このように構成すれば、移動部材の他方方向への押し戻し荷重に起因して、送りねじ機構部のみならずサイクロイド減速機によっても各々の機構部の逆回転を確実に抑制することができるので、モータに電力が供給されない状態でのモータの逆回転を確実に抑制することができる。したがって、移動部材を直線移動させる時にモータに電力を供給するとともに移動部材の移動停止時にはモータに電力を供給する必要がないので、直線駆動アクチュエータの消費電力を低減させることができる。
上記一の局面による直線駆動アクチュエータにおいて、以下のような構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、上記一の局面による直線駆動アクチュエータにおいて、減速機構部における従動側ギアと送りねじ機構部における移動部材とは、一体的に構成されている。
すなわち、上記一の局面による直線駆動アクチュエータにおいて、減速機構部における従動側ギアと送りねじ機構部における移動部材とは、一体的に構成されている。
(付記項2)
また、上記一の局面による直線駆動アクチュエータにおいて、減速機構部を回転可能に保持するケーシング部材をさらに備え、減速機構部の従動側ギアがケーシング部材の内面に対して正逆回転可能に保持された状態で、移動部材がケーシング部材の内部を従動側ギアに対して移動軸線に沿って相対的に往復直線移動されるように構成されている。
また、上記一の局面による直線駆動アクチュエータにおいて、減速機構部を回転可能に保持するケーシング部材をさらに備え、減速機構部の従動側ギアがケーシング部材の内面に対して正逆回転可能に保持された状態で、移動部材がケーシング部材の内部を従動側ギアに対して移動軸線に沿って相対的に往復直線移動されるように構成されている。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態によるクラッチアクチュエータ100の構成について説明する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態によるクラッチアクチュエータ100の構成について説明する。
(クラッチアクチュエータの構成)
本発明の第1実施形態によるクラッチアクチュエータ100(直線駆動アクチュエータの一例)は、図1に示すように、駆動源としてのDCモータ10(モータの一例)と、DCモータ10の回転(正逆回転)を直線運動(往復運動)に変換する駆動力変換ユニット20と、駆動力変換ユニット20により駆動されて油圧を発生させる油圧ユニット70とを備える。そして、クラッチアクチュエータ100は、油圧ユニット70に油圧を発生させて車両(図示せず)のエンジン1から変速機2への駆動力の伝達および遮断を行うクラッチ部3の動作を機械的に行わせるためのモータ油圧式のアクチュエータである。なお、クラッチ部3は、車両に搭載されたAMT(オートメイテッドマニュアルトランスミッション)の一部を構成している。
本発明の第1実施形態によるクラッチアクチュエータ100(直線駆動アクチュエータの一例)は、図1に示すように、駆動源としてのDCモータ10(モータの一例)と、DCモータ10の回転(正逆回転)を直線運動(往復運動)に変換する駆動力変換ユニット20と、駆動力変換ユニット20により駆動されて油圧を発生させる油圧ユニット70とを備える。そして、クラッチアクチュエータ100は、油圧ユニット70に油圧を発生させて車両(図示せず)のエンジン1から変速機2への駆動力の伝達および遮断を行うクラッチ部3の動作を機械的に行わせるためのモータ油圧式のアクチュエータである。なお、クラッチ部3は、車両に搭載されたAMT(オートメイテッドマニュアルトランスミッション)の一部を構成している。
DCモータ10は、内面に永久磁石12が固定された金属製のハウジング部材11と、ハウジング部材11内に回転可能に配置されるとともに、回転中心R(回転軸線A)まわりに回転する駆動軸14を有するロータ13と、ブラシおよび整流子からなる整流機構15と、電力供給および制御用の配線ケーブル17が接続される端子部16とを含む。また、DCモータ10は、車両のエンジン制御を行うECU(図示せず)に接続されている。
駆動力変換ユニット20は、中空円筒構造を有する金属(アルミニウム合金)製のケーシング部材21と、ケーシング部材21と油圧ユニット70との接続を行うための金属(アルミニウム合金)製の接続部材22と、ケーシング部材21内に組み込まれた駆動力変換機構30とを含んでいる。駆動力変換機構30は、DCモータ10の駆動力(駆動軸14の回転運動)を油圧ピストン63の往復運動に変換する役割を担う。また、接続部材22には、後述するねじ軸部材52のナット部51に対する連れ回りを防止するためのねじ軸部材52のピン部52dを保持する保持部22aが設けられている。なお、保持部22aは、ピン部52dがX軸方向に移動可能に接続部材22に凹状(溝状)に形成されている。
また、ケーシング部材21の一方側(X2側)の端部には、DCモータ10の金属製のハウジング部材11が締結されるとともに、接続部材22の他方側(X1側)の端部には、油圧ユニット70が複数のねじ部材(ボルト)5を用いて締結されている。
油圧ユニット70は、内部に油圧室71が形成された樹脂製の油圧シリンダ72と、油圧シリンダ72内に移動可能に保持された油圧ピストン73と、油圧ピストン73を後述するねじ軸部材52側(X2側)に付勢するスプリング74と、作動油を油圧ユニット70の外部に漏らすことなく油圧ピストン73のX軸方向の移動を保持する凹状のシール部材75とを含む。なお、油圧ピストン73がスプリング74とともに油圧シリンダ72内に装填され、かつ、接続部材22の貫通孔22bにシール部材75のX2側の端部領域が所定長さだけ挿入された状態で、接続部材22の周状のフランジ部22cが、油圧シリンダ72のX2側の端面72aにねじ部材5を用いて固定されるように構成されている。
また、油圧ピストン73は、スプリング74が装填される細長状の穴部73aと、穴部73aとは反対側(X2側)に形成され、後述するねじ軸部材52のロッド部52bの先端部52c(X1側)を当接可能に受け入れる凹部73bとを有する。また、油圧シリンダ72には、オイルリザーバ4からの作動油を油圧室71に引き込む油路76(破線で示す)と、油圧室71から油圧ピストン73により押し出される作動油(油圧)をクラッチ部3に供給するための油路77(破線で示す)とが形成されている。
ここで、第1実施形態では、駆動力変換機構30は、トロコイド減速機40(減速機構部およびサイクロイド減速機の一例)と、送りねじ機構部50とによって構成されている。すなわち、DCモータ10の駆動力がトロコイド減速機40に入力されて回転数が減速されるとともに、減速後の回転運動が送りねじ機構部50によって直線運動(往復移動)に変換されるように構成されている。そして、送りねじ機構部50(後述するねじ軸部材52)の往復移動が油圧ピストン73の往復直線移動に伝達されるように構成されている。
以下、DCモータ10からトロコイド減速機40および送りねじ機構部50を経て油圧ピストン73に駆動力が伝達される駆動力変換機構30の構成を詳細に説明する。
(駆動力変換機構の詳細な構造)
駆動力変換ユニット20のケーシング部材21のX2側の端面21aには、ボールベアリング61がシール部材62を用いて固定されている。また、ボールベアリング61の内輪部61aにカップリング部材60の保持部60aが嵌め込まれている。そして、DCモータ10の駆動軸14が、カップリング部材60における保持部60aの回転軸中心部分に動力伝達可能に接続されている。また、カップリング部材60は、ボールベアリング61に保持される保持部60aのX1側に、原動側ギア41の公転軌跡が保持部60aの回転中心Rに対して偏心量W(図2参照)だけ偏心されるように形成されたクランク部60bを一体的に有している。そして、クランク部60bに対してトロコイド減速機40の原動側ギア41が公転可能に接続されている。すなわち、図2に示すように、カップリング部材60が回転中心R(ここでは回転軸線Aとする)まわりに矢印R1方向に回転された場合、原動側ギア41は、回転中心Rに対して偏心量Wだけ偏心された位置を回転中心Rを中心にして矢印R1方向に移動(回動)されるようになる。
駆動力変換ユニット20のケーシング部材21のX2側の端面21aには、ボールベアリング61がシール部材62を用いて固定されている。また、ボールベアリング61の内輪部61aにカップリング部材60の保持部60aが嵌め込まれている。そして、DCモータ10の駆動軸14が、カップリング部材60における保持部60aの回転軸中心部分に動力伝達可能に接続されている。また、カップリング部材60は、ボールベアリング61に保持される保持部60aのX1側に、原動側ギア41の公転軌跡が保持部60aの回転中心Rに対して偏心量W(図2参照)だけ偏心されるように形成されたクランク部60bを一体的に有している。そして、クランク部60bに対してトロコイド減速機40の原動側ギア41が公転可能に接続されている。すなわち、図2に示すように、カップリング部材60が回転中心R(ここでは回転軸線Aとする)まわりに矢印R1方向に回転された場合、原動側ギア41は、回転中心Rに対して偏心量Wだけ偏心された位置を回転中心Rを中心にして矢印R1方向に移動(回動)されるようになる。
ここで、トロコイド減速機40は、図2に示すように、外歯41aを有する原動側ギア41と、内歯42aを有する従動側ギア42と、ボールベアリング43とを含む。また、原動側ギア41は平歯車である一方、従動側ギア42の内歯42aは、サイクロイド曲線の一種であるトロコイド曲線からなる歯形曲線により構成されている。また、ボールベアリング43は、従動側ギア42の内側でクランク部60bの矢印R1方向または矢印R2方向への回動とともに原動側ギア41が矢印R1方向または矢印R2方向に公転可能になるように原動側ギア41を保持している。また、従動側ギア42は、ケーシング部材21の内周面23に対して矢印R1方向または矢印R2方向に回転可能に保持されており、従動側ギア42の回転中心R(ここでは回転軸線B(図1参照)とする)は、カップリング部材60(すなわちDCモータ10の駆動軸14)の回転中心R(回転軸線A(図1参照))と同軸線上に配置されている。
そして、原動側ギア41の外歯41aに対して、従動側ギア42の内歯42aが1箇所で噛み合った状態で、原動側ギア41の矢印R1方向または矢印R2方向への公転運動に伴って、従動側ギア42もケーシング部材21の内周面23に対して原動側ギア41と同じ方向(矢印R1方向または矢印R2方向)に回転されるように構成されている。したがって、原動側ギア41は、DCモータ10の駆動軸14の回転中心Rに対して偏心量Wだけ偏心された位置を公転するが、その外側に噛み合う従動側ギア42は、回転中心R(回転軸線Aであり回転軸線Bである)まわりに回転(矢印R1方向または矢印R2方向)される。したがって、トロコイド減速機40自体は、従動側ギア42の直径によりその体格(サイズ)が決定されている。なお、従動側ギア42の内側で公転する原動側ギア41の歯数(たとえば21枚)は、従動側ギア42の歯数(たとえば22枚)よりも1枚だけ少ない。この場合、トロコイド減速機40の速度伝達比(=内歯(21)/歯数差(−1))は、−21になる。
また、図1に示すように、トロコイド減速機40のX2側に隣接して送りねじ機構部50が配置されている。送りねじ機構部50は、ナット部51(ナット部材の一例)と、ナット部51に螺合されるねじ軸部材52(移動部材の一例)とを含む。なお、第1実施形態では、従動側ギア42とナット部51とは一体成形されて単一の部品として構成されている。また、ねじ軸部材52は、ナット部51のねじ溝51aに螺合されるねじ部52aと、ねじ部52aから矢印X1方向に直線状に延びるロッド部52bとにより構成されている。なお、ケーシング部材21の内周面23には周状の段差部23aが形成されており、ナット部51のフランジ状の端面51bが摺動されるように構成されている。したがって、従動側ギア42とナット部51とが、X軸方向における同じ位置で回転されるようにケーシング部材21の内部に保持されている。
また、ねじ軸部材52におけるロッド部52bには、半径方向外側に直線的に延びるピン部52dが設けられている。また、ピン部52dは、接続部材22における凹状(溝状)の保持部22a内にX軸方向に移動可能に挿入されている。これにより、従動側ギア42(ナット部51)が矢印R1方向または矢印R2方向(図2参照)に正逆回転された場合、ねじ軸部材52がX軸方向(ここでは移動軸線Cとする)沿って矢印X1方向または矢印X2方向に直線移動(往復移動)されるように構成されている。
これにより、第1実施形態では、図1および図3に示すように、DCモータ10の回転軸線Aと、従動側ギア42の回転軸線Bと、ねじ軸部材52の移動軸線Cとが同一軸線上に揃えられている。そして、DCモータ10の駆動に伴う従動側ギア42(ナット部51)の正逆回転(矢印R1方向または矢印R2方向)によって、ねじ軸部材52におけるロッド部52bがDCモータ10の回転軸線A上を矢印X1方向または矢印X2方向に往復直線移動されるように構成されている。
なお、図1では、ねじ軸部材52が最もX2側に移動されて油圧ユニット70からクラッチ部3に対する油圧が発生していない状態を示している。そして、DCモータ10が矢印R1方向(図2参照)に回転されることにより、カップリング部材60を介して原動側ギア41が矢印R1方向に回転(公転)され、かつ、従動側ギア42が矢印R1方向に回転(自転)される。これにより、従動側ギア42と一体化されたナット部51が矢印R1方向に回転されることにより、ナット部51に噛み合うねじ軸部材52がナット部51に対して矢印X1方向に相対的に直線移動される。したがって、図3に示すように、ねじ軸部材52のロッド部52bが油圧ピストン73を矢印X1方向に移動(押圧)するようになり、油圧室71内の作動油が油圧室71から押し出されて油路77を介してクラッチ部3に作用するようになる。
また、ECU(図示せず)の指令に基づいてDCモータ10が矢印R2方向(図2参照)に回転された場合には、上記とは反対の動作が行われる。すなわち、従動側ギア42と一体化されたナット部51が矢印R2方向に回転されることにより、ナット部51に噛み合うねじ軸部材52(ロッド部52b)がナット部51に対して矢印X2方向に相対的に直線移動される。この際、油圧シリンダ72内では、スプリング74の付勢力(復元力)によって、油圧ピストン73が、図3の状態から図1の状態へと矢印X2方向に移動される。
また、第1実施形態では、トロコイド減速機40と送りねじ機構部50とを組み合わせることによって、送りねじ機構部50によってDCモータ10の回転軸線A上を一方方向(矢印X1方向)に直線移動されたねじ軸部材52が、クラッチ部3からの油圧(押し戻し荷重)に起因して他方方向(矢印X2方向)に直線移動されないように、ねじ軸部材52のX軸方向の現在位置が保持されるように構成されている。したがって、たとえば、送りねじ機構部50の噛み合いが摩耗によって甘くなりセルフロック機能(押し戻しを防止する機能)が弱まったとしても、トロコイド減速機40側のセルフロック機能が働く。これにより、DCモータ10に電力が供給されない状態においても、ねじ軸部材52の現在位置が矢印X2方向に容易にずれない(戻されない)ように構成されている。第1実施形態におけるクラッチアクチュエータ100は、上記のように構成されている。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、回転軸線BがDCモータ10の回転軸線A上に配置された従動側ギア42を含み、DCモータ10の回転数を減速させるトロコイド減速機40と、移動軸線Cがトロコイド減速機40の従動側ギア42の回転軸線B上に配置されたねじ軸部材52を含み、従動側ギア42の正逆回転(矢印R1方向または矢印R2方向)をねじ軸部材52の移動軸線Cに沿った往復移動(矢印X1方向または矢印X2方向)に変換可能に構成された送りねじ機構部50とを備える。これにより、DCモータ10の回転軸線Aとトロコイド減速機40(従動側ギア42)の回転軸線Bとねじ軸部材52の移動軸線Cとを同一軸線上に揃えることができるので、クラッチアクチュエータ100(駆動力変換ユニット20)の内部構造を簡素化させることができる。その結果、クラッチアクチュエータ100を小型化することができる。また、DCモータ10の回転軸線Aとトロコイド減速機40(従動側ギア42)の回転軸線Bとねじ軸部材52の移動軸線Cとが同一軸線上に揃うので、軸受部材の個数も最小限にすることができ、駆動力変換ユニット20の内部構造の簡素化にさらに寄与することができる。
また、第1実施形態では、原動側ギア41の外歯41aに対して従動側ギア42の内歯42aの歯形曲線にトロコイド曲線を用いて互いに噛み合い可能に構成されたトロコイド減速機40を用いる。これにより、互いに内接する2つのギア(原動側ギア41および従動側ギア42)による1段の噛み合いからなるトロコイド減速機40を用いて減速比の大きいクラッチアクチュエータ100を得ることができる。したがって、駆動力のより小さいDCモータ10を適用してもクラッチアクチュエータ100から所望の駆動力を得ることができるので、DCモータ10が小型化される分、クラッチアクチュエータ100をさらに小型化することができる。
また、第1実施形態では、トロコイド減速機40における従動側ギア42がナット部51に接続されることにより、ナット部51の矢印R1方向または矢印R2方向への正逆回転によって、ねじ軸部材52がDCモータ10の回転軸線A上を矢印X1方向または矢印X2方向に往復直線移動されるように構成する。これにより、ナット部51の回転軸線を従動側ギア42の回転軸線Bを揃えた状態で、従動側ギア42とともに連れ回りするナット部51の回転運動を移動軸線Cに沿ったねじ軸部材52の往復直線運動に容易に変換することができる。
また、第1実施形態では、トロコイド減速機40と送りねじ機構部50とを組み合わせることによって、送りねじ機構部50によってDCモータ10の回転軸線A上を一方方向(矢印X1方向)に直線移動されたねじ軸部材52が、押し戻し荷重に起因して他方方向(矢印X2方向)に直線移動されないようにねじ軸部材52の位置が保持されるように構成する。これにより、ねじ軸部材52の他方方向(矢印X2方向)への押し戻し荷重に起因して、送りねじ機構部50のみならずトロコイド減速機40によっても各々の機構部の逆回転を確実に抑制することができるので、DCモータ10に電力が供給されない状態でのDCモータ10の逆回転を確実に抑制することができる。したがって、ねじ軸部材52を直線移動させる時にDCモータ10に電力を供給するとともにねじ軸部材52の移動停止時にはDCモータ10に電力を供給する必要がないので、クラッチアクチュエータ100の消費電力を低減させることができる。
また、第1実施形態では、トロコイド減速機40における従動側ギア42と送りねじ機構部50におけるねじ軸部材52とを一体的に構成する。これにより、従動側ギア42とねじ軸部材52とが一体化される分、クラッチアクチュエータ100の小型化とともに構成部品の部品点数を削減することができる。
また、第1実施形態では、トロコイド減速機40の従動側ギア42(ナット部51のフランジ状の端面51b)が、ケーシング部材21の内周面23における周状の段差部23aに対して正逆回転可能に保持された状態で、ねじ軸部材52がケーシング部材21の内部を従動側ギア42に対して移動軸線Cに沿って相対的に往復直線移動するように構成する。これにより、ケーシング部材21を有効に利用して従動側ギア42の回転軸線Bに沿った回転位置を同じ位置に保持しつつ、ねじ軸部材52におけるロッド部52bを矢印X1方向または矢印X2方向に容易に往復直線移動させることができる。
[第2実施形態]
次に、図2および図4を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、従動側ギア242がねじ軸部252(ねじ軸部材の一例)に接続されることにより、ねじ軸部252の正逆回転によって、ナット部材251(移動部材の一例)が往復直線移動される例について説明する。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して図示する。
次に、図2および図4を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、従動側ギア242がねじ軸部252(ねじ軸部材の一例)に接続されることにより、ねじ軸部252の正逆回転によって、ナット部材251(移動部材の一例)が往復直線移動される例について説明する。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して図示する。
本発明の第2実施形態によるクラッチアクチュエータ200(直線駆動アクチュエータの一例)では、図4に示すように、ケーシング部材221内に従動側ギア242を有するトロコイド減速機240(減速機構部およびサイクロイド減速機の一例)が設けられている。また、トロコイド減速機240は、原動側ギア41と、従動側ギア242と、ボールベアリング43とを含む。また、トロコイド減速機240のX2側に隣接して送りねじ機構部250が配置されている。
ここで、第2実施形態では、送りねじ機構部250は、ナット部材251(移動部材の一例)と、ナット部材251に螺合されるねじ軸部252とを含む。また、ナット部材251は、ねじ軸部252のねじ部252aに螺合されるねじ溝251aと、ねじ溝251aから矢印X1方向に直線状に延びるロッド部251bとにより構成されている。そして、従動側ギア242とねじ軸部252とが一体成形されて単一の部品として構成されている。また、ナット部材251におけるロッド部251bには、油圧ピストン73の凹部73bに当接する先端部251c(X1側)と、ロッド部251bから半径方向外側に直線的に延びるピン部251dとが設けられている。また、ピン部251dは、接続部材22における凹状(溝状)の保持部22a内にX軸方向に移動可能に挿入されている。
したがって、従動側ギア242とねじ軸部252とが、X軸方向における同じ位置で回転されるようにケーシング221の内部に保持されている。そして、従動側ギア242(ねじ軸部252)が矢印R1方向または矢印R2方向(図2参照)に正逆回転された場合、ナット部材251がX軸方向に移動軸線Cに沿って直線移動(往復移動)されるように構成されている。
これにより、第2実施形態では、図4に示すように、DCモータ10の回転軸線Aと、従動側ギア242の回転軸線Bと、ナット部材251の移動軸線Cとが同一軸線上に揃えられている。そして、DCモータ10の駆動に伴う従動側ギア242(ねじ軸部252)の正逆回転(矢印R1方向または矢印R2方向)によって、ナット部材251におけるロッド部251bがDCモータ10の回転軸線A上を矢印X1方向または矢印X2方向に往復直線移動されるように構成されている。なお、第2実施形態におけるその他の構成は上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、回転軸線BがDCモータ10の回転軸線A上に配置された従動側ギア242を含み、DCモータ10の回転数を減速させるトロコイド減速機240と、移動軸線Cがトロコイド減速機240の従動側ギア242の回転軸線B上に配置されたナット部材251を含み、従動側ギア242の正逆回転(矢印R1方向または矢印R2方向)をナット部材251の移動軸線Cに沿った往復移動(矢印X1方向または矢印X2方向)に変換可能に構成された送りねじ機構部250とを備える。これにより、DCモータ10の回転軸線Aとトロコイド減速機240(従動側ギア242)の回転軸線Bとナット部材251の移動軸線Cとを同一軸線上に揃えることができるので、軸受部材の個数が削減されてクラッチアクチュエータ200の内部構造を簡素化させることができる。また、DCモータ10の回転軸線Aとトロコイド減速機240(従動側ギア242)の回転軸線Bとナット部材251の移動軸線Cとが一致するので、内部構造の簡素化とともにクラッチアクチュエータ200の体格(外形形状)を小型化することができる。
また、第2実施形態では、送りねじ機構部250は、ナット部材251と、ナット部材251に螺合される移動部材としてのねじ軸部252とを含み、トロコイド減速機240における従動側ギア242がねじ軸部252に接続されることにより、ねじ軸部252の正逆回転によって、ナット部材251がDCモータ10の回転軸線A上を往復直線移動されるように構成する。これにより、従動側ギア242の回転軸線Aをねじ軸部252の回転軸線Aに揃えた状態で、従動側ギア242とともに連れ回りするねじ軸部252の回転運動をナット部材251の往復直線運動に容易に変換することができる。
また、第2実施形態では、トロコイド減速機240の従動側ギア242(ねじ軸部252のフランジ状の端面252b)が、ケーシング部材221の内周面23における周状の段差部23aに対して正逆回転可能に保持された状態で、ナット部材251がケーシング部材221の内部を従動側ギア242に対して移動軸線Cに沿って往復直線移動するように構成する。これにより、ケーシング部材221を有効に利用して従動側ギア242の回転軸線Bに沿った回転位置を同じ位置に保持しつつ、ナット部材251におけるロッド部251bを矢印X1方向または矢印X2方向に容易に往復直線移動させることができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、従動側ギア42(242)の内歯42aにトロコイド曲線を用いたトロコイド減速機40(240)を適用したが、本発明はこれに限られない。すなわち、エピサイクロイド曲線(外サイクロイド曲線)またはハイポサイクロイド曲線(内サイクロイド曲線)を含むサイクロイド曲線を歯形形状にもつ従動側ギアを用いて本発明の「減速機構部」を構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、原動側ギア41の歯数が21枚であり従動側ギア42(242)の歯数が22枚であるようにトロコイド減速機40(240)を適用したが、本発明はこれに限られない。DCモータ10の回転速度が減速可能であるならば、原動側ギア41および従動側ギア42(242)の歯数の組み合わせは上記以外であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、DCモータ10とトロコイド減速機40(240)との接続部分にカップリング部材60の保持部60aを保持するボールベアリング61を設けたが、本発明はこれに限られない。トロコイド減速機40(240)を安定的に駆動することが可能なようにDCモータ10の駆動力(回転力)を安定的にトロコイド減速機40の原動側ギア41に伝達可能にDCモータ10のハウジング部材11と駆動力変換ユニット20のケーシング部材21とを締結することが可能であるならば、ボールベアリング61を設けないように構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、エンジン1を備えた自動車のクラッチ部3の動作を機械的に行わせるクラッチアクチュエータ100(200)に本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。油圧により駆動されるデバイス(機械装置)用の油圧源として駆動源の回転を操作子(ロッド)の往復直線運動に変換する直線駆動アクチュエータとしてクラッチアクチュエータ以外の直線駆動アクチュエータに本発明を適用してもよい。また、油圧源ではなく操作子(ロッド)が直接的にデバイス(機械装置)を駆動するような直線駆動アクチュエータに対して本発明を適用することも可能である。
また、上記第1および第2実施形態では、エンジン1を備えた自動車のクラッチ部3の動作を機械的に行わせるクラッチアクチュエータ100(200)に本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。車両以外の設備機器に搭載された内燃機関用のデバイス(機械装置)を駆動するような直線駆動アクチュエータに対して本発明を適用してもよい。また、内燃機関としては、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンおよびガスエンジンなどが適用可能である。
10 DCモータ(モータ)
14 駆動軸
20 駆動力変換部
40、240 トロコイド減速機(減速機構部、サイクロイド減速機)
41 原動側ギア
42、242 従動側ギア
50、250 送りねじ機構部
51 ナット部
52 ねじ軸部材(移動部材)
52b、251b ロッド部
60 カップリング部材
60a 保持部
60b クランク部
70 油圧ユニット
100、200 クラッチアクチュエータ(直線駆動アクチュエータ)
251 ナット部材(移動部材)
252 ねじ軸部(ねじ軸部材)
A、B 回転軸線
C 移動軸線
14 駆動軸
20 駆動力変換部
40、240 トロコイド減速機(減速機構部、サイクロイド減速機)
41 原動側ギア
42、242 従動側ギア
50、250 送りねじ機構部
51 ナット部
52 ねじ軸部材(移動部材)
52b、251b ロッド部
60 カップリング部材
60a 保持部
60b クランク部
70 油圧ユニット
100、200 クラッチアクチュエータ(直線駆動アクチュエータ)
251 ナット部材(移動部材)
252 ねじ軸部(ねじ軸部材)
A、B 回転軸線
C 移動軸線
Claims (5)
- 駆動軸を含むモータと、
前記モータの駆動力が入力されるとともに前記モータの駆動軸の回転軸線に対して偏心した状態で回転される原動側ギアと、前記原動側ギアが有する歯数と異なる歯数を有して前記原動側ギアに噛み合わされ、回転軸線が前記モータの回転軸線上に配置された従動側ギアとを含み、前記モータの回転数を減速させる減速機構部と、
移動軸線が前記減速機構部の従動側ギアの回転軸線上に配置された移動部材を含み、前記従動側ギアの正逆回転を前記移動部材の移動軸線に沿った往復直線移動に変換可能に構成された送りねじ機構部と、を備える、直線駆動アクチュエータ。 - 前記減速機構部は、前記原動側ギアの外歯に対して前記従動側ギアの内歯の歯形曲線にサイクロイド曲線を用いて互いに噛み合い可能に構成されたサイクロイド減速機を含む、請求項1に記載の直線駆動アクチュエータ。
- 前記送りねじ機構部は、ナット部材と、前記ナット部材に螺合される前記移動部材としてのねじ軸部材とを含み、
前記減速機構部における前記従動側ギアが前記ナット部材に接続されることにより、前記ナット部材の正逆回転によって、前記ねじ軸部材が前記モータの回転軸線上を往復直線移動されるように構成されている、請求項1または2に記載の直線駆動アクチュエータ。 - 前記送りねじ機構部は、ナット部材と、前記ナット部材に螺合される前記移動部材としてのねじ軸部材とを含み、
前記減速機構部における前記従動側ギアが前記ねじ軸部材に接続されることにより、前記ねじ軸部材の正逆回転によって、前記ナット部材が前記モータの回転軸線上を往復直線移動されるように構成されている、請求項1または2に記載の直線駆動アクチュエータ。 - 前記減速機構部は、前記原動側ギアの外歯に対して前記従動側ギアの内歯の歯形曲線にサイクロイド曲線を用いて互いに噛み合い可能に構成されたサイクロイド減速機を含み、
前記サイクロイド減速機と前記送りねじ機構部とが組み合わされることによって、前記送りねじ機構部によって前記モータの回転軸線上を一方方向に直線移動された前記移動部材が、押し戻し荷重に起因して前記一方方向とは反対の他方方向に直線移動されないように前記移動部材の位置が保持されるように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の直線駆動アクチュエータ。
Priority Applications (2)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015211472A JP2017085766A (ja) | 2015-10-28 | 2015-10-28 | 直線駆動アクチュエータ |
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JP2015211472A Pending JP2017085766A (ja) | 2015-10-28 | 2015-10-28 | 直線駆動アクチュエータ |
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WO (1) | WO2017073278A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020023968A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-13 | マニェティ・マレリ・ソシエタ・ペル・アチオニMAGNETI MARELLI S.p.A. | 自動車用途向けフレキシブルリニア電動アクチュエータ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009156415A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Ntn Corp | 電動リニアアクチュエータ |
-
2015
- 2015-10-28 JP JP2015211472A patent/JP2017085766A/ja active Pending
-
2016
- 2016-10-05 WO PCT/JP2016/079603 patent/WO2017073278A1/ja active Application Filing
Patent Citations (1)
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JP2009156415A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Ntn Corp | 電動リニアアクチュエータ |
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JP2020023968A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-13 | マニェティ・マレリ・ソシエタ・ペル・アチオニMAGNETI MARELLI S.p.A. | 自動車用途向けフレキシブルリニア電動アクチュエータ |
JP7377020B2 (ja) | 2018-08-02 | 2023-11-09 | マニェティ・マレリ・ソシエタ・ペル・アチオニ | 自動車用途向けフレキシブルリニア電動アクチュエータ |
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