JP2017085623A - 音声システムにおける音声歪の低減 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラウドスピーカの音声歪を低減するための音声システムを提供する。
【解決手段】音声システムは、目標音声信号402およびフィードバック信号408を受信し、目標音声信号およびフィードバック信号に応じた調整された音声信号404を生成する音声ドライバ410を含む。ラウドスピーカ10は、調整された音声信号を音響音に変換する。試験信号発生器506は、目標音声信号よりも高い周波数を有する試験信号508を生成し、試験電流をラウドスピーカに流れさせる。電流検知回路520は、ラウドスピーカに流れる試験電流を測定し、試験電流を示す電流センス信号512を生成する。フィードバック回路518は、電流センス信号に応じたフィードバック信号408を生成する。
【選択図】図5

Description

背景
1.技術分野
本明細書に開示される実施形態は、音声システムに関し、より特定的には、ラウドスピーカの音声歪を低減するための音声システムに関する。
2.関連技術の説明
ラウドスピーカは、電気信号を受信し、この電気信号を可聴音に変換する装置である。ラウドスピーカは、マグネット内部にあり、かつ振動板(たとえば、コーン)に取付けられるボイスコイルを含み得る。電気信号がボイスコイルに印加されると、コイルは磁界を発生し、この磁界により、ボイスコイルおよびそれが取付けられた振動板が動かされる。振動板の運動が周囲空気を押して、音波を発生する。
より良い音の忠実度を得るために、ラウドスピーカによって生成される音波は、ラウドスピーカに印加される電気信号に比例しなければならない。しかし、実際のラウドスピーカでは、振動板の運動は印加電気信号に正確に比例せず、このずれが音響の忠実度の損失を招く。音響の忠実度の損失は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップおよび他の携帯装置に存在するものなど、小型のラウドスピーカの場合に特に顕著である。
電気信号と振動板の運動とのずれにはいくつかの原因がある。第1に、コイルおよびそれに関連付けられる寄生要素はリアクタンスを有し、コイルによって生じる磁界は、印加電気信号の周波数に依存して変化する。この結果、コイルの平坦でない周波数応答が生じる。第2に、マグネットの磁界のコイルに対する影響は、コイルの位置がマグネット内部で変化するため、一定でない。コイルが印加電気信号に応じて前後に動くにつれて、そのマグネットに対する位置が変化する。これにより、コイルの磁界とマグネットの磁界とが相互作用する量が変化し、その結果、振動板の運動は、その運動の範囲がコイルの現在の位置に依存することになる。第3に、振動板を支持するサスペンションの弾力性は、一定でなく、振動板がその基準位置からどれだけ遠くに変位するかに依存して変化する。これらのすべての要因が、ラウドスピーカによって生成される音の歪の増加を招いてしまう。
発明の概要
本明細書に開示される実施形態では、ラウドスピーカの静電容量を測定する手段として、ラウドスピーカに流れる試験電流を測定する音声システムが説明される。試験電流は、ラウドスピーカの振動板の実際の変位を表すフィードバック信号を生成するためにフィードバックとして用いられる。その後、フィードバック信号は、目標音声信号を調整するためにフィードバックループにおいて使用され、その結果、より高い音声忠実度が得られる。
一実施形態では、音声システムは、目標音声信号およびフィードバック信号を受信し、目標音声信号およびフィードバック信号に応じた調整された音声信号を生成するように構成された音声ドライバを含む。ラウドスピーカは、調整された音声信号を音響音に変換するように構成される。試験信号発生器は、目標音声信号よりも高い周波数を有する試験信号を生成するように構成される。試験信号はまた、試験電流をラウドスピーカに流れさせる。電流検知回路は、ラウドスピーカに流れる試験電流を測定し、試験電流を示す電流セ
ンス信号を生成するように構成される。フィードバック回路は、電流センス信号に応じたフィードバック信号を生成するように構成される。たとえば、フィードバック回路は、フィードバック信号がラウドスピーカの実際の変位を表すようにフィードバック信号を生成する参照表または非線形回路であってもよい。
一実施形態では、音声システムにおける動作方法が開示される。当該方法は、目標音声信号およびフィードバック信号に応じた調整された音声信号を生成するステップと、ラウドスピーカを用いて調整された音声信号を音響音に変換するステップと、目標音声信号よりも高い周波数を有する試験信号を生成するステップとを含み、試験信号は、試験電流をラウドスピーカに流れさせ、動作方法はさらに、ラウドスピーカに流れる試験電流を測定するステップと、試験電流を示す電流センス信号を生成するステップと、電流センス信号に応じたフィードバック信号を生成するステップとを含む。
本明細書に開示される実施形態の教示は、添付の図面とともに以下の詳細な説明を検討されると容易に理解され得る。
一実施形態に係るラウドスピーカの物理図である。 一実施形態に係る図1のラウドスピーカ10の電気モデルである。 一実施形態に係る高周波数での図2の電気モデルの簡略版である。 一実施形態に係る音声歪が低減された音声システムのブロック図である。 一実施形態に係る音声歪が低減された音声システムの回路図である。 一実施形態に係る音声システムの信号波形を示す図である。 別の実施形態に係る音声歪が低減された音声システムの回路図である。 さらに別の実施形態に係る音声歪が低減された音声システムの回路図である。 別の実施形態に係るラウドスピーカの物理図である。 別の実施形態に係る高周波数での図9のラウドスピーカの簡略電気モデルである。 さらなる実施形態に係る音声歪が低減された音声システムの回路図である。
実施形態の詳細な説明
図および以下の説明は、一例としてのみさまざまな実施形態に関する。なお、以下の記載から、本明細書に開示される構造および方法の代替的な実施形態が、本明細書に記載される原則から逸脱せずに採用され得る実施可能な代替物として容易に認識されるであろう。
ここで、いくつかの実施形態を詳しく参照し、これらの例が添付の図に示される。なお、可能なかぎり、図において同様の参照番号が使用され、これらは同様の機能を示し得る。図は、例示目的でのみさまざまな実施形態を図示する。当業者であれば、以下の説明から、本明細書に例示される構造および方法の代替的な実施形態が、本明細書に記載される原則から逸脱せずに採用され得ることを容易に認識されるであろう。
本明細書に開示される実施形態は、ラウドスピーカの静電容量の代わりとしてラウドスピーカを流れる試験電流を測定する音声システムを説明する。試験電流は、ラウドスピーカの振動板の実際の変位を表すフィードバック信号を生成するためにフィードバックとして使用される。その後、フィードバック信号は、目標音声信号を調整するためにフィードバックループにおいて使用され、その結果、より正確に目標音声信号と一致するラウドス
ピーカの変位が得られ、これにより、音声の忠実度が増大する。
図1は、一実施形態に係るラウドスピーカ10の物理図である。ラウドスピーカ10は、マグネット12と、コイル14と、コイル14に取付けられた振動板16とを含む。電気信号がコイル14に印加されると、コイル14に磁界が発生され、この磁界は、マグネット12の磁界と相互作用する。コイル14および振動板16は、前後に動いて音波を生成する。コイル14がマグネット12の中心により近い場合、これらの磁界間の相互作用はより強くなる。コイル14がマグネット12の中心からより離れている場合、相互作用はより弱くなる。このように変化する磁界によって、一定でない力が生じ、音響歪が引起される。
コイル14はまた、マグネット12と相互作用する電界18を発生する。電界18は、マグネット12に対するコイル14の位置に依存して変わる。磁界と同様に、コイルがマグネット12の中心にある場合、コイル14とマグネット12との間の電界18の相互作用はより強くなる。コイル14がマグネット12から離れて動く場合、電界18が減少される。
図2は、一実施形態に係る図1のラウドスピーカ10の電気モデルである。抵抗器R1およびインダクタL1は、ラウドスピーカ10内部の動くコイル14をモデル化する。コンデンサC2、インダクタL2および抵抗器R2は、組合わされた空気の慣性、振動板16の弾力性、およびコイル14の運動によって引起される誘導起電力(EMF)をモデル化する。ラウドスピーカ10はまた、2つのスピーカ端子を含み、これらのスピーカ端子を介して電気音声信号がラウドスピーカに送られ得る。
コンデンサC1は、ラウドスピーカ10内部の電界18によって引起されるラウドスピーカ10の自己静電容量を表す。C1は、コイル14の運動とともに変化する。正の電圧がコイル14に印加されると、コイル14はマグネット12から離れて動き、マグネット12との電界18の相互作用を減少させるとともに、コンデンサC1の静電容量を減少させる。負の電圧がコイル14に印加されると、コイル14はマグネット12に向かって動き、マグネット12との電界18の相互作用を増加させるとともに、コンデンサC1の静電容量を増加させる。したがって、C1の値は、コイル14および振動板16の位置に依存し、ラウドスピーカ10によって発される音声音に直接結びつけられる。いくつかの実施形態では、C1は、10pF〜100pFの間である。
図3は、一実施形態に係る高周波数での図2の電気モデルの簡略版である。10MHzなどの音声周波数範囲外の高周波数では、C2は短絡であると想定されるため、C2、L2、およびR2はすべて回路モデルから取除かれ得る。抵抗器Rsは、ラウドスピーカ10の高周波数抵抗を表し、図2の抵抗器R1に相当する。インダクタLsは、ラウドスピーカ10の高周波数インダクタンスを表し、図2のインダクタL1に相当する。コンデンサCsは、ラウドスピーカ10の自己静電容量を表し、図2のコンデンサC1に相当する。
本開示の実施形態は、コイル14の静電容量Csを振動板16の変位の代わりとして使用する。静電容量Csは、ラウドスピーカ10に送られる電気信号のレベルを調整するためにフィードバックとして測定され、使用され得ることにより、電気信号とコイル14および振動板16の変位とのずれを補償する。その結果、ラウドスピーカ10は、歪が低減され、より良い周波数応答を有する。
図4は、一実施形態に係る音声歪が低減された音声システムのブロック図である。音声システムは、正の入力で目標音声信号402を、負の入力でフィードバック信号408を
受信する音声ドライバ410を含む。一実施形態では、目標音声信号402は、20〜20,000Hzの間の可聴周波数範囲にあり、ラウドスピーカ10によって生成されるべき音を表す。音声ドライバは、目標音声信号402をフィードバック信号408と比較し、調整された音声信号404を生成する。一実施形態では、音声ドライバ410は、音声増幅器であってもよく、または増幅段を含んでいてもよい。
補償回路406は、音声ドライバ410の出力およびラウドスピーカ10の端子430に結合される。補償回路406は、調整された音声信号404をラウドスピーカ10に受渡し、ラウドスピーカ10は調整された音声信号404を音響音に変換する。コンデンサCsの静電容量は、調整された音声信号404がラウドスピーカ10によって音響音に変換される際に変化する。補償回路406はまた、高周波数試験電流をコンデンサCs内に注入する試験信号発生器(図示せず)を含む。高周波数試験電流の電流レベルがコンデンサCsの瞬時値の指標として測定され、使用される。測定された電流は、振動板16の変位に比例する電圧に変換され、これが音声ドライバ410にフィードバック信号408として送られる。音声ドライバ410のループ利得は、目標音声信号402およびフィードバック信号408を次第に互いに収束させる。フィードバック信号408は、ラウドスピーカ10によって生成される実際の音響音を正確に表し得るため、これは、発生された音響音が目標音声信号402と同様になることを確実にすることにより、ラウドスピーカ10によって生成される音の忠実度を増大する。
ラウドスピーカ10の下部端子432は、地面に連結されて、上部端子430を介してラウドスピーカに入力された信号のための放電経路を与える。他の実施形態では、補償回路406はまた、本明細書に説明されるように、ラウドスピーカ10の下部端子432または音声ドライバ410の電源入力に結合され得る。他の実施形態では、音声ドライバ410は、シングルエンドドライバでなく差動ドライバであり得る。
図5は、一実施形態に係る音声歪が低減された音声システムの回路図である。補償回路406は、交流(AC)試験信号508を生成する試験信号発生器506を含む。試験信号508は、目標音声信号402の音声周波数範囲よりも高い周波数で発振する。たとえば、試験信号508は、目標音声信号402の20hz〜20khzの範囲をゆうに超える10MHzの周波数を有し得る。一実施形態では、試験信号508は、実質的に固定された電圧振幅および実質的に固定された周波数を有し得る。しかし、試験信号508の電流は、ラウドスピーカ10が音響音を生成する際に変化し得る。
コンバイナ回路510は、音声ドライバ410の出力およびラウドスピーカ10の端子430に結合される。コンバイナ回路510は、試験信号508を調整された音声信号404と結合させ、ラウドスピーカ10に送られる結合信号502を生成する。コンバイナ回路510は、インダクタL3およびコンデンサC3を含み得る。インダクタL3は、音声周波数を通過させるが、試験信号508の周波数を遮断するように選択される。L3は、試験信号508の電流が音声ドライバ410の出力に流れることを防止する。コンデンサC3は、音声周波数を遮断するが、試験信号508の周波数を通過させるように選択される。コンデンサC3は、調整された音声信号404が試験信号508の現在の測定に影響を与えないようにする。
調整された音声信号部分および試験信号部分の両方を含む結合信号502は、ラウドスピーカ10の上部端子430に送られる。調整された音声信号部分は、ラウドスピーカ10のコイル14を前後に動かすことにより、リスナーに聞こえる音響音を生成する。結合信号502の試験信号部分は、静電容量Csを流れる試験電流を生成するが、ラウドスピーカには音響音を生成させない。試験信号部分についての試験電流の実質的に全体が、コンデンサCsを流れ、インダクタLsには流れない。これは、試験信号部分は高周波数で
動作し、インダクタLsは高周波数では開回路であるためである。
静電容量Csは、コイル14が前後に動き、音響音を生成する際に経時変化する。Csが変化し、試験信号508の試験電流がCsに流れるため、試験信号508の電流レベルはCsに依存し、Csの値が変化する際に変化する。そのため、コイル14がマグネットから離れて動くと、Csの静電容量は減少し、試験信号508の電流レベルも減少する。コイル14がマグネットに向かって動く際には、静電容量Csは増加し、試験信号508の電流レベルも増加する。
電流測定回路520は、試験信号発生器506と信号コンバイナ510との間に結合される。電流測定回路520は、試験信号508(これは、固定の電圧振幅および変動する電流を有し得る)の電流レベルを測定し、試験信号508の測定された電流レベルを示す電流センス信号512を生成する。電流測定回路520は、たとえば、試験電圧発生器506と信号コンバイナ510との間に結合された直列抵抗器と、抵抗器両端の電圧差を増幅する差動増幅器とを含んでいてもよい。
振幅検出器514は、電流センス信号512を受信し、電流センス信号512の振幅を検出する。その後、振幅検出器514は、電流センス信号512の経時変化する振幅を表す電流振幅信号516を生成する。試験信号508の電流レベルは、ラウドスピーカ10の静電容量Csと結び付けられるため、電流振幅信号516の瞬時値もまた、ラウドスピーカ10の瞬時静電容量Csを表す。一実施形態では、振幅検出器514は、ダイオードD1およびダイオードD1の出力に結合されたコンデンサC4を含む。ダイオードD1は、半波整流器として作用し、コンデンサC4は、半波整流された信号を平滑化し、電流振幅信号516を生成する。
フィードバック回路518は、振幅検出器514の出力に結合され、電流振幅信号516を受信する。フィードバック回路518は、電流振幅信号516を、振動板16の変位の範囲を表すフィードバック信号408に変換する。一実施形態では、フィードバック回路518は、電流振幅信号516の値を振動板16の変位の範囲を表す変位値にマッピングする参照表を含む。その後、変位値は、フィードバック信号408として出力される電圧に変換される。一実施形態では、電流振幅信号516と振動板16の変位とのマッピングは、振動板16の変位および電流振幅信号516を予め実測定し、これらを参照表内に格納しておくことによって決定されてもよい。
他の実施形態では、フィードバック回路518は、電流振幅信号516を、振動板16の変位のおおよその範囲を表すフィードバック信号408に変換する非線形回路であり得る。
音声ドライバ410は、フィードバック信号408を受信し、フィードバック信号408を目標音声信号402と比較して、調整された音声信号404のレベルを調整する。音声ドライバ410のループ利得が、目標音声信号402およびフィードバック信号408を次第に互いに収束させることによって、ラウドスピーカ10の音響出力が目標音声信号402の音響出力と一致することが確実になる。
図6は、一実施形態に係る図5の音声システムの信号波形を示す。調整された音声信号404、試験信号508、電流センス信号512、および電流振幅信号516についての信号波形が示される。調整された音声信号404は、経時変化する電圧信号であり、これは、ボイスコイル14を前後に動かし、音響音を生成させる。コイル14の運動は、ラウドスピーカ10の静電容量Csに変動を生じる。試験信号508は、実質的に一定の周波数および電圧振幅を有する。しかし、電流センス信号512によって表される試験信号5
08の電流レベルは、静電容量Csが変化する際に変化する。試験信号508の変化する電流は、電流センス信号512の電圧レベルにおいて捕えられる。最後に、電流振幅信号516は、電流センス信号512の経時変化する振幅であり、試験信号508の変化する電流振幅を示し、ラウドスピーカ10の変化する静電容量Csを追跡する。
図7は、別の実施形態に係る音声歪が減少された音声システムの回路図である。図7の音声システムは、ここでは電流検出回路520がラウドスピーカ10の他方の端子432に結合されていること以外は、図6の音声システムと同様である。電流検出回路520は、ここでもコンデンサCsを流れる試験電流のレベルを検出するが、若干異なる仕方で測定を行う。
具体的には、電流検出回路520は、結合信号502の電流を検出する。結合信号502の電流は、調整された音声信号404の音声周波数成分および試験信号508の高周波数成分の両方を含む。音声周波数成分を試験信号508の高周波数成分から分離するために、電流検出回路520は、直列コンデンサC5を含む。コンデンサC5は、検出された電流の音声周波数成分を遮断するが、試験信号506の周波数成分は通過させるハイパスフィルタとして作用する。その結果、電流センス信号512は、試験信号508の電流レベルを示すが、調整された音声信号404の電流レベルは示さない。他の実施形態では、コンデンサC5は、電流検出回路520とラウドスピーカ10との間に配置されて、試験信号508の電流レベルを検出する前に音声周波数成分を遮断してもよい。
図8は、さらに別の実施形態に係る音声歪が低減された音声システムの回路図である。図8の音声システムは、ここでは試験信号発生器506が音声ドライバ410の電源入力に結合され、音声ドライバ410への電源入力を変動させることによって、間接的に、高周波数試験電流をラウドスピーカ10に流れさせること以外は、図7の音声システムと同様である。
図示されるように、音声ドライバ410は、バッテリまたは他の電源などのDC電源802によって電源供給される。試験信号発生器506は、試験信号508を生成し、試験信号508はコンデンサC5を介してDC電源802と結合されて、調整された電源電圧804を生成する。調整された電源電圧804は、DC電源電圧802からのDC成分および試験信号発生器506からのAC成分の両方を有する。電源信号804のAC成分は、音声ドライバ410の出力を変更し、調整された音声信号404が、試験信号508の周波数と一致する高周波数AC成分を有するようにする。
調整された音声信号404の高周波数AC成分は、高周波数試験電流をラウドスピーカ10のコンデンサCsに流れさせる。電流検出回路520は、試験電流の電流レベルを測定する。この試験電流のレベルが電流センス信号512に反映され、振幅が振幅検出回路514によって検出されて、電流振幅信号516が生成され、その後フィードバック回路518によって使用されて、フィードバック信号408が生成される。図8の実施形態は、コンバイナ回路510およびそれに関連付けられる個別の構成要素が存在しないため、図5および図7の先の実施形態よりも実施が簡単であり得る。
図9は、別の実施形態に係るラウドスピーカ10の物理図である。図9の物理図は、図1の物理図と同様であるが、ここでは、プリント回路基板(PCB)接地平面902を含む。PCB接地平面902は、たとえば、ラウドスピーカ10が取付けられたPCB用であり得る。他の実施形態では、PCB接地平面902の代わりに、ラウドスピーカ10に隣接する別の接地された物体が使用されてもよい。コイル14はまた、PCBの接地平面902と相互作用する電界904を有する。電界904の強度は、コイル14および振動板16が前後に動いて音響音を生成する際に変化する。
図10は、一実施形態に係る高周波数での図9のラウドスピーカ10の簡略電気モデルである。図10のラウドスピーカモデルは、図3のラウドスピーカモデルと同様であるが、ここでは、このモデルはコンデンサCsの代わりにコンデンサCgを含む。コンデンサCgは地面につながれ、コイル14とPCB接地平面902との間の電界904を表す。コンデンサCgの静電容量はまた、コイル14および振動板16が前後に動いて音響音を生成する際に変化する。
図11は、さらなる実施形態に係る音声歪が減少された音声システムの回路図である。機能的レベルでは、図11の音声システムは、振動板16の変位の代わりとして静電容量Cgを使用する。音声システムは、静電容量Cgを流れる電流を測定し、この電流を、調整された音声信号404のレベルを調整するためのフィードバック信号408を生成するために使用することによって、目標音声信号402と振動板16の実際の変位とのずれを補償する。
回路レベルでは、図11の音声システムは、図5の音声システムと同様であるが、ここでは、差動調整音声信号1104を出力する差動音声ドライバ1110を含む。信号コンバイナ1112も異なり、ここでは、音声ドライバ1110およびラウドスピーカ10の出力間に結合された2つのインダクタL3およびL4を含む。インダクタL3およびL4は、試験信号506が音声ドライバ1110の出力に逆流することを阻止するチョークコイルである。
信号コンバイナ510は、試験信号508を差動調整音声信号1104と結合させ、差動結合信号1102を生成する。結合信号1102の調整された音声信号部分は、ラウドスピーカ10によって音響音に変換される。コンデンサCgは、ラウドスピーカ10が音響音を生成する際に変化する。試験信号506はインダクタL4およびL3によって阻止されるため、試験信号506に利用可能な唯一の放電経路は、コンデンサCgを介してである。電流検知回路520は、コンデンサCgを流れる試験電流の量を表す試験電流506の電流レベルを測定する。その後、電流検知回路520は、試験信号506の電流レベルを示す電流センス信号512を生成する。
振幅検出器514は、電流センス信号512の振幅を検出し、電流振幅信号516を生成する。フィードバック回路518は、電流振幅信号516を受信し、電流振幅信号516を使用してフィードバック信号408を生成する。一実施形態では、フィードバック回路518は、フィードバック信号408を生成するために使用される電流振幅信号516のレベルと変位値とをマッピングした参照表を使用する。図11におけるフィードバック回路518のための参照表は、図5におけるフィードバック回路518のための参照表と異なる値を有していてもよい。
音声ドライバ1110は、目標音声信号402およびフィードバック信号408を受信し、その2つの入力信号を比較することによって差動調整音声信号1104を生成する。その結果得られた差動調整音声信号1104は、目標音声信号402とラウドスピーカの振動板16の実際の運動とのずれを補償する。この結果、ラウドスピーカの振動板16の変位は、目標音声信号402の変位と一致して、音声システムの音声の忠実度が増大される。
本開示を読まれると、当業者であれば、音声システムにおける音声歪を低減するためのさらなる追加の代替的な設計を認識されるであろう。したがって、特定の実施形態および用途について図示し、説明してきたが、本明細書に記載される実施形態は、本明細書に開示される厳密な構成および構成要素に限定されるものではなく、本開示の趣旨および範囲
から逸脱することなく、本明細書に開示される方法および装置の配置、動作および詳細において、当業者に明らかとなるさまざまな改良、変更およびバリエーションがなされ得ることが理解されるべきである。

Claims (21)

  1. 音声システムであって、前記音声システムは、
    目標音声信号およびフィードバック信号を受信し、前記目標音声信号および前記フィードバック信号に応じた調整された音声信号を生成するように構成された音声ドライバと、
    前記調整された音声信号を音響音に変換するように構成されたラウドスピーカと、
    前記目標音声信号よりも高い周波数を有する試験信号を生成するように構成された試験信号発生器とを備え、前記試験信号は、試験電流を前記ラウドスピーカに流れさせ、前記音声システムはさらに、
    前記ラウドスピーカに流れる前記試験電流を測定し、前記試験電流を示す電流センス信号を生成するように構成された電流検知回路と、
    前記電流センス信号に応じた前記フィードバック信号を生成するように構成されたフィードバック回路とを備える、音声システム。
  2. 前記電流検知回路に結合され、かつ、前記電流センス信号の振幅を示す電流振幅信号を生成するように構成された振幅検出器をさらに含み、
    前記フィードバック回路は、前記電流振幅信号に応じた前記フィードバック信号を生成するように構成されている、請求項1に記載の音声システム。
  3. 前記フィードバック回路は、前記振幅信号の値を前記フィードバック信号の値にマッピングする参照表を含む、請求項2に記載の音声システム。
  4. 前記フィードバック回路は、前記振幅信号に対して非線形の関係を有するように前記フィードバック信号を生成する、請求項2に記載の音声システム。
  5. 前記試験信号は、実質的に一定の電圧振幅を有し、前記試験電流は、前記ラウドスピーカの振動板が変位し、前記調整された音声信号を音響音に変換する際に経時変化する、請求項1に記載の音声システム。
  6. 前記調整された音声信号と前記試験信号とを結合することによって結合信号を生成するように構成された信号コンバイナ回路をさらに含み、
    前記ラウドスピーカは、前記調整された音声信号に相当する前記結合信号の部分を音響音に変換し、前記試験信号に相当する前記結合信号の部分は、前記試験電流を前記ラウドスピーカに流れさせる、請求項1に記載の音声システム。
  7. 前記試験信号発生回路は、前記音声ドライバの電源入力に結合され、前記試験信号を用いて前記音声ドライバの電源入力を調整して、前記音声ドライバのために調整された電源入力を生成し、前記調整された電源入力は、前記調整された音声信号に変動を引起し、前記試験電流を前記ラウドスピーカに流れさせる、請求項1に記載の音声システム。
  8. 前記音声ドライバは、前記目標音声信号を前記フィードバック信号と比較して、前記調整された音声信号を生成する、請求項1に記載の音声システム。
  9. 前記音声ドライバは、シングルエンドドライバである、請求項1に記載の音声システム。
  10. 前記音声ドライバは、差動ドライバである、請求項1に記載の音声システム。
  11. 前記電流検知回路は、音声周波数を遮断し、前記試験信号の周波数を通過させるように構成されたコンデンサを含む、請求項1に記載の音声システム。
  12. 音声システムにおける動作方法であって、前記動作方法は、
    目標音声信号およびフィードバック信号に応じた調整された音声信号を生成するステップと、
    ラウドスピーカを用いて前記調整された音声信号を音響音に変換するステップと、
    前記目標音声信号よりも高い周波数を有する試験信号を生成するステップとを含み、前記試験信号は、試験電流を前記ラウドスピーカに流れさせ、前記動作方法はさらに、
    前記ラウドスピーカに流れる前記試験電流を測定するステップと、
    前記試験電流を示す電流センス信号を生成するステップと、
    前記電流センス信号に応じた前記フィードバック信号を生成するステップとを含む、動作方法。
  13. 前記電流センス信号の振幅を示す電流振幅信号を生成するステップをさらに含み、
    前記フィードバック信号を生成するステップは、前記電流振幅信号に応じた前記フィードバック信号を生成するステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記フィードバック信号を生成するステップは、
    前記フィードバック信号が、参照表を用いて前記振幅信号の値を前記フィードバック信号の値にマッピングすることによって生成されることを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記フィードバック信号は、前記振幅信号に対して非線形の関係を有するように生成される、請求項13に記載の方法。
  16. 前記試験信号は、実質的に一定の電圧振幅を有し、前記試験電流は、前記ラウドスピーカの振動板が変位して、前記調整された音声信号を音響音に変換する際に経時変化する、請求項12に記載の方法。
  17. 前記調整された音声信号と前記試験信号とを結合することによって結合信号を生成するステップと、
    前記調整された音声信号に相当する前記結合信号の部分を音響音に変換するステップとをさらに含み、
    前記試験信号に相当する前記結合信号の部分は、前記試験電流を前記ラウドスピーカに流れさせる、請求項12に記載の方法。
  18. 前記調整された音声信号を生成する音声ドライバの電源入力を調整するステップをさらに含み、前記電源入力は、調整された電源入力を生成するように前記試験信号を用いて調整され、
    前記調整された電源入力は、前記調整された音声信号に変動を引起し、前記試験電流を前記ラウドスピーカに流れさせる、請求項12に記載の方法。
  19. 前記調整された音声信号は、前記目標音声信号を前記フィードバック信号と比較し、前記調整された音声信号を生成することによって生成される、請求項12に記載の方法。
  20. 前記調整された音声信号は、シングルエンド音声ドライバを用いて生成される、請求項12に記載の方法。
  21. 前記調整された音声信号は、差動音声ドライバを用いて生成される、請求項12に記載の方法。
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