JP2017085105A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2017085105A
JP2017085105A JP2016211179A JP2016211179A JP2017085105A JP 2017085105 A JP2017085105 A JP 2017085105A JP 2016211179 A JP2016211179 A JP 2016211179A JP 2016211179 A JP2016211179 A JP 2016211179A JP 2017085105 A JP2017085105 A JP 2017085105A
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隆徳 松嵜
Takanori Matsuzaki
隆徳 松嵜
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Abstract

【課題】多値情報を記憶することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】第1のトランジスタ101、第2のトランジスタ102、第1の容量素子103、第2の容量素子104及び第3のトランジスタ105を有する。第1−第2のトランジスタは酸化物半導体層を有し、第1のトランジスタのゲートは、第1のワード線112に電気的に接続され、第1のトランジスタのソース及びドレインの一方はビット線113に電気的に接続され、第1のトランジスタのソース及びドレインの他方は第2のトランジスタのソース及びドレインの一方及び第1の容量素子の一方の電極に電気的に接続される。第2のトランジスタのゲートは、第2のワード線111に電気的に接続され、第2のトランジスタのソース及びドレインの他方は第3のトランジスタのゲート及び第2の容量素子の一方の電極に電気的に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、物、方法、または、製造方法に関する。特に、本発明は、例えば、半導体装置
、表示装置、発光装置、蓄電装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法に関す
る。特に、本発明、例えば、酸化物半導体を有する半導体装置、表示装置、または、発光
装置に関する。
特許文献1にはMOS型トランジスタを有する半導体基板上に、酸化物半導体層を有する
トランジスタを有する半導体装置が記載されている。また特許文献2には酸化物半導体膜
を用いたトランジスタは、オフ状態において極めてリーク電流が小さいことが記載されて
いる。
特開2010−141230号公報 特開2012−257187号公報
本発明の一態様は、多値情報を記憶することができる半導体装置を提供することを課題と
する。
本発明の一態様は、オフ電流の低い半導体装置などを提供することを課題とする。または
、本発明の一態様は、消費電力の低い半導体装置などを提供することを課題とする。また
は、本発明の一態様は、透明な半導体層を用いた半導体装置などを提供することを課題と
する。または、本発明の一態様は、信頼性の高い半導体層を用いた半導体装置などを提供
することを課題とする。
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一
態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課題
は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図
面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
本発明の一態様は、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第1の容量素子、第2の
容量素子及び第3のトランジスタを有し、第1のトランジスタのチャネルが形成される領
域は酸化物半導体層を有し、第2のトランジスタのチャネルが形成される領域は酸化物半
導体層を有し、第1のトランジスタのゲートは第1のワード線に電気的に接続され、第1
のトランジスタのソース及びドレインの一方はビット線に電気的に接続され、第1のトラ
ンジスタのソース及びドレインの他方は、第2のトランジスタのソース及びドレインの一
方、及び第1の容量素子の一方の電極に電気的に接続され、第2のトランジスタのゲート
は、第2のワード線に電気的に接続され、第2のトランジスタのソース及びドレインの他
方は、第3のトランジスタのゲート、及び第2の容量素子の一方の電極に電気的に接続さ
れる半導体装置である。
半導体装置に情報を書き込む動作は、ビット線から第1の容量素子及び第2の容量素子に
電荷を蓄積する工程と、ビット線から第1の容量素子にさらに電荷を蓄積する工程と、を
有し、情報を読み出す動作は、第2の容量素子の電圧により第3のトランジスタをオンに
する工程と、第2のトランジスタをオンにして、第1の容量素子と、第2の容量素子とを
並列接続させる工程と、を有する。
第1の容量素子と第2の容量素子とを並列接続させ、第1の容量素子の電圧又は第2の容
量素子の電圧により第3のトランジスタをオンにする。
本発明の一態様である半導体装置は、多値情報を記憶させて読み出す場合、ビット数が増
加しても、設定する状態、判別する状態は少なく、判別回路は複雑とならない。
第3のトランジスタのソース及びドレインの一方は電源線に電気的に接続され、他方はビ
ット線に電気的に接続されてもよい。
本発明の一態様である半導体装置は、さらに第4のトランジスタを有し、第4のトランジ
スタのチャネルが形成される領域は酸化物半導体層を有し、第4のトランジスタのゲート
は第3のワード線に電気的に接続され、第4のトランジスタのソース及びドレインの一方
は、第2のトランジスタのソース及びドレインの他方、第2の容量素子の一方の電極、及
び第3のトランジスタのゲートに電気的に接続され、第4のトランジスタのソース及びド
レインの他方には基準電位が印加される。
半導体装置が第4のトランジスタを有する場合、情報を読み出す動作は、第2の容量素子
の電圧により第3のトランジスタをオンにする工程と、第4のトランジスタをオンにして
第2の容量素子の電圧を低下させる工程と、第4のトランジスタをオフにするとともに第
2のトランジスタをオンにして、第1の容量素子と、第2の容量素子とを並列接続させる
工程と、を有する。
本発明の一態様である半導体装置は、多値情報を記憶させて読み出す場合、ビット数が増
加しても、設定する状態、判別する状態は少なく、判別回路は複雑とならない。
半導体装置の回路図。 タイミングチャート。 タイミングチャート。 半導体装置の回路図。 半導体装置の回路図。 半導体装置の回路図。 タイミングチャート。 タイミングチャート。 半導体装置の回路図。 半導体装置の回路図。 タイミングチャート。 タイミングチャート。 半導体装置の断面図。 トランジスタの断面図。 電子機器。
本発明の実施の形態について、図面を参照して以下に説明する。ただし、本発明は以下の
説明に限定されるものではない。本発明の趣旨およびその範囲から逸脱することなくその
形態および詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解されるからである
。したがって、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容のみに限定して解釈されるもの
ではない。なお、図面を用いて本発明の構成を説明するにあたり、同じものを指す符号は
異なる図面間でも共通して用いる。
本明細書において接続とは電気的な接続を意味しており、電流、電圧または電位が、供給
可能、或いは伝送可能な状態に相当する。従って、接続している状態とは、直接接続して
いる状態を必ずしも指すわけではなく、電流、電圧または電位が、供給可能、或いは伝送
可能であるように、配線、抵抗、ダイオード、トランジスタなどの回路素子を介して電気
的に接続している状態も、その範疇に含む。
本明細書に添付した図面では、構成要素を機能ごとに分類し、互いに独立したブロックと
してブロック図を示しているが、実際の構成要素は機能ごとに完全に切り分けることが難
しく、一つの構成要素が複数の機能に係わることもあり得る。
なお、トランジスタのソースとは、活性層として機能する半導体膜の一部であるソース領
域、或いは上記半導体膜に電気的に接続されたソース電極を意味する。同様に、トランジ
スタのドレインとは、活性層として機能する半導体膜の一部であるドレイン領域、或いは
上記半導体膜に電気的に接続されたドレイン電極を意味する。また、ゲートはゲート電極
を意味する。
トランジスタが有するソースとドレインは、トランジスタのチャネル型及び各端子に与え
られる電位の高低によって、その呼び方が入れ替わる。一般的に、nチャネル型トランジ
スタでは、低い電位が与えられる端子がソースと呼ばれ、高い電位が与えられる端子がド
レインと呼ばれる。また、pチャネル型トランジスタでは、低い電位が与えられる端子が
ドレインと呼ばれ、高い電位が与えられる端子がソースと呼ばれる。本明細書では、便宜
上、ソースとドレインとが固定されているものと仮定して、トランジスタの接続関係を説
明する場合があるが、実際には上記電位の関係に従ってソースとドレインの呼び方が入れ
替わる。
なお、ある一つの実施の形態の中で述べる内容(一部の内容でもよい)は、その実施の形
態で述べる別の内容(一部の内容でもよい)、または/および、一つもしくは複数の別の
実施の形態で述べる内容(一部の内容でもよい)に対して、適用、組み合わせ、または置
き換えなどを行うことが出来る。
なお、図において、大きさ、層の厚さ、または領域は、明瞭化のために誇張されている場
合がある。よって、必ずしもそのスケールに限定されない。
なお、図は、理想的な例を模式的に示したものであり、図に示す形状または値などに限定
されない。例えば、製造技術による形状のばらつき、誤差による形状のばらつき、ノイズ
による信号、電圧、もしくは電流のばらつき、または、タイミングのずれによる信号、電
圧、もしくは電流のばらつきなどを含むことが可能である。
また、電圧は、ある電位と、基準の電位(例えば接地電位(GND)またはソース電位)
との電位差のことを示す場合が多い。よって、電圧を電位と言い換えることが可能である
本明細書においては、「電気的に接続する」と表現される場合であっても、現実の回路に
おいては、物理的な接続部分がなく、配線が延在しているだけの場合もある。
なお、第1、第2として付される序数詞は便宜上用いるものであり、工程順または積層順
を示すものではない。また、本明細書において発明を特定するための事項として固有の名
称を示すものではない。
なお、「半導体」と表記した場合でも、例えば、導電性が十分低い場合は「絶縁体」とし
ての特性を有する場合がある。また、「半導体」と「絶縁体」は境界が曖昧であり、厳密
に区別できない場合がある。従って、本明細書に記載の「半導体」は、「絶縁体」と言い
換えることができる場合がある。同様に、本明細書に記載の「絶縁体」は、「半導体」と
言い換えることができる場合がある。
また、「半導体」と表記した場合でも、例えば、導電性が十分高い場合は「導電体」とし
ての特性を有する場合がある。また、「半導体」と「導電体」は境界が曖昧であり、厳密
に区別できない場合がある。従って、本明細書に記載の「半導体」は、「導電体」と言い
換えることができる場合がある。同様に、本明細書に記載の「導電体」は、「半導体」と
言い換えることができる場合がある。
本明細書において、「平行」とは、二つの直線が−10°以上10°以下の角度で配置さ
れている状態をいう。従って、−5°以上5°以下の場合も含まれる。また、「垂直」と
は、二つの直線が80°以上100°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、
85°以上95°以下の場合も含まれる。
また、本明細書において、結晶が三方晶または菱面体晶である場合、六方晶系として表す
(実施の形態1)
図1に半導体装置100を示す。半導体装置100は、トランジスタ101、トランジス
タ102、容量素子103、容量素子104、トランジスタ105を有する。半導体装置
100は多値情報を記憶することができる。
トランジスタ101及びトランジスタ102のチャネルが形成される領域は酸化物半導体
層を有している。トランジスタ105のチャネルが形成される領域は酸化物半導体、シリ
コンなど、様々な材料を有する層を用いることができる。
トランジスタ101のゲートは配線112に電気的に接続される。配線112はワード線
として機能することができる。
トランジスタ101のソース及びドレインの一方は配線113に電気的に接続される。配
線113はビット線として機能することができる。
トランジスタ101のソース及びドレインの他方は容量素子103の一方の電極に電気的
に接続される。またトランジスタ101のソース及びドレインの他方はトランジスタ10
2のソース及びドレインの一方に電気的に接続される。
容量素子103の一方の電極はトランジスタ101のソース及びドレインの他方に電気的
に接続される。また容量素子103の一方の電極はトランジスタ102のソース及びドレ
インの一方に電気的に接続される。
容量素子103の他方の電極は配線115に電気的に接続される。
トランジスタ102のゲートは配線111に電気的に接続される。配線111はワード線
として機能することができる。
トランジスタ102のソース及びドレインの他方は容量素子104の一方の電極に電気的
に接続される。またトランジスタ102のソース及びドレインの他方はトランジスタ10
5のゲートに電気的に接続される。
容量素子104の一方の電極はトランジスタ102のソース及びドレインの他方に電気的
に接続される。また容量素子104の一方の電極はトランジスタ105のゲートに電気的
に接続される。
容量素子104の他方の電極は配線114に電気的に接続される。
なお容量素子103の他方の電極及び容量素子104の他方の電極は異なる配線に電気的
に接続されているが、1つの配線に電気的に接続されてもよい。換言すると、容量素子1
03の他方の電極は、容量素子104の他方の電極と電気的に接続され、1つの配線に電
気的に接続されてもよい。その場合、配線の数を減らすことができる。
トランジスタ105のソース及びドレインの一方は端子106に電気的に接続される。ト
ランジスタ105のソース及びドレインの他方は端子107に電気的に接続される。
半導体装置100への情報の書き込み動作、及び書き込んだ情報の読み出し動作を説明す
る。図2−3にタイミングチャートを示す。
まず書き込み動作の一例を説明する(図2)。書き込み動作の一例として、容量素子10
4の電極間の電位差がV1となるような電荷を容量素子104に蓄積し、容量素子103
の電極間の電位差がV2となるような電荷を容量素子103に蓄積することを説明する。
書き込み動作はステップ1とステップ2に分けられる。ステップ1で容量素子104の電
極間の電位差(VC1)をV1にし、ステップ2で容量素子103の電極間の電位差(V
C2)をV2にする。
(ステップ1)
時刻t1に、配線111及び配線112にハイ電圧を印加する。配線112はトランジス
タ101のゲートに電気的に接続されているから、ハイ電圧はトランジスタ101のゲー
トに印加され、トランジスタ101はオンする。当該ハイ電圧はトランジスタ101をオ
ンすることができる電圧であればよい。同様に配線111はトランジスタ102のゲート
に電気的に接続されているから、ハイ電圧はトランジスタ102のゲートに印加され、ト
ランジスタ102はオンする。当該ハイ電圧はトランジスタ102をオンすることができ
る電圧であればよい。
また時刻t1に、配線113に電圧V1を印加する。トランジスタ101及びトランジス
タ102はオンしているから、容量素子103及び容量素子104に電荷が蓄積される。
容量素子103の方は、電荷が蓄積されて、容量素子103の電極間の電位差(VC2)
はV1となる。一方、容量素子104の方も、電荷が蓄積されて、容量素子104の電極
間の電位差(VC1)はV1となる。電圧V1はトランジスタ105をオンすることがで
きる電圧であればよい。なお配線114及び配線115にはロー電圧が印加されている。
当該ロー電圧は基準電圧(GND)であってもよいし、電源電圧(VDDまたはVSS)
であってもよい。
(ステップ2)
時刻t2に、配線111にロー電圧を印加する。トランジスタ102のゲートにロー電圧
が印加され、トランジスタ102はオフする。なお当該ロー電圧はトランジスタ102を
オフすることができる電圧であればよい。
トランジスタ102のチャネルが形成される領域は酸化物半導体層を有しているから、ト
ランジスタ102のオフ電流は極めて低い。容量素子104の蓄積された電荷は、トラン
ジスタ102のソース及びドレインを経て、漏れることはない。
酸化物半導体は、シリコンの2倍以上の大きなバンドギャップを有する。酸化物半導体を
有するトランジスタは、シリコンやゲルマニウムなどの半導体を用いて形成されたトラン
ジスタに比べて、オフ電流を極めて小さい。
また時刻t2に、配線113に電圧V2を印加する。トランジスタ101はオンしている
から、容量素子103にさらに電荷が蓄積される。電荷が蓄積されて、容量素子103の
電極間の電位差(VC2)はV2となる。
時刻t3に、配線112にロー電圧を印加する。トランジスタ101のゲートにロー電圧
が印加され、トランジスタ101はオフする。なお当該ロー電圧はトランジスタ101を
オフすることができる電圧であればよい。トランジスタ101のチャネルが形成される領
域は酸化物半導体層を有しているから、トランジスタ101のオフ電流は極めて低い。容
量素子103の蓄積された電荷は、トランジスタ101のソース及びドレインを経て、漏
れることはない。また同様にトランジスタ102のソース及びドレインを経て、漏れるこ
とはない。
また時刻t3に、配線113にロー電圧を印加する。
以上により、容量素子104の電極間の電位差がV1となるような電荷が容量素子104
に蓄積され、容量素子103の電極間の電位差がV2となるような電荷が容量素子103
に蓄積されて書き込み動作が終了する。
次に、上記書き込み動作により、書き込まれた情報を、読み出す動作の一例を説明する(
図3)。
読み出し動作はステップ1とステップ2に分けられる。ステップ1で容量素子104のV
C1(V1)を読み出し、ステップ2で容量素子104と容量素子103を並列接続し、
合成容量素子の電圧(V3)を読み出す。
(ステップ1)
すでに容量素子104には電荷が蓄積されており、電圧VC1はV1である。電圧V1は
トランジスタ105のゲートに印加される。トランジスタ105はオンする。このとき電
流(ID)は、電圧V1に対応した電流I1となる。これによりV1が読み出される。
(ステップ2)
時刻t4に、配線111にハイ電圧を印加する。トランジスタ102はオンする。
トランジスタ102がオンすると、容量素子103の一方の電極と、容量素子104の一
方の電極は、トランジスタ102のソース及びドレインを介して電気的に接続されている
。よって容量素子103と容量素子104とは並列接続され、合成容量素子が形成される
。容量素子103に蓄積された電荷量(Q2)と、容量素子104に蓄積された電荷量(
Q1)は、容量素子103の容量(C2)、容量素子104の容量(C1)に応じて分配
される。
合成容量素子の電圧をV3とすると、トランジスタ102をオンさせたとき、電圧VC1
及び電圧VC2はV3となる。電圧V3はトランジスタ105のゲートに印加される。ト
ランジスタ105のゲートには電圧VC1又は電圧VC2が印加されているということも
できる。
トランジスタ105を流れる電流IDは、電圧V3に対応した電流I3となる。これによ
りV3が読み出される。なお電圧V3は以下の式で表される。
時刻t5に、配線111にロー電圧を印加する。トランジスタ102はオフする。
以上により、容量素子103及び容量素子104に蓄積された電荷を読み出す動作が終了
する。
半導体装置100に多値情報を記憶させて読み出す場合、ステップ1とステップ2の2つ
のステップを用いることができる。
半導体装置100を用いて3ビットを記憶するときは2+2=6となるから、ステッ
プ1で2つの状態を設け、ステップ2で4つの状態を設け、6つの状態を判別すればよい
。またはその逆で、ステップ1で4つの状態を設け、ステップ2で2つの状態を設けても
よい。
例えばステップ1で2つの状態を設けるには、電圧VC1をVA又はVBにする。なおV
AはVBと異なる電圧である。電流IDは電圧VA又はVBに対応した電流となる。
またステップ2で4つの状態を設けるには、電圧V3がVE、VF、VG又はVHになる
ようにする。なおVE、VF、VG、VHはVA、VBと異なる電圧である。
また4ビットの場合、2+2=8となるから、ステップ1で4つの状態を設け、ステ
ップ2で4つの状態を設け、8つの状態を判別すればよい。
さらに5ビットの場合、2+2=12となるから、ステップ1で4つの状態を設け、
ステップ2で8つの状態を設け、12の状態を判別すればよい。またはその逆で、ステッ
プ1で8つの状態を設け、ステップ2で4つの状態を設けてもよい。
次に、従来のような、トランジスタ101、容量素子103、トランジスタ105からな
る半導体装置90をみてみる(図4)。
半導体装置90では、書き込み動作は、容量素子103への電荷の蓄積であり、ステップ
1のみとなる。また読み出し動作は、容量素子103の電荷をトランジスタ105のゲー
トに印加し、電流IDを判別するのみであり、ステップ1のみとなる。
半導体装置90に多値情報を記憶させて読み出す場合には、ステップ1のみを用いること
になる。
半導体装置90を用いて3ビットを記憶するときは2=8となるから、ステップ1で8
つの状態を設け、8つの状態を判別しなればならない。
ステップ1で8つの状態を設けるには、電圧VC1をVA、VB、VE、VF、VG、V
H、VI又はVJにしなければならない。なおVA、VB、VE、VF、VG、VH、V
I、VJはそれぞれ異なる電圧である。
また4ビットの場合、2=16となるから、ステップ1で16の状態を設け、16の状
態を判別しなればならない。
さらに5ビットの場合、2=32となるから、ステップ1で32の状態を設け、32の
状態を判別しなればならない。
半導体装置90を用いて多値情報を記憶させて読み出す場合、ビット数が増加すると、設
定する状態、判別しなければならない状態が多くなり、判別回路が複雑になる。しかし半
導体装置100では、ビット数が増加しても、設定する状態、判別する状態は少なく、判
別回路は複雑とならない。
また半導体装置90を複数用いて多値情報を記憶させることも可能であるが、半導体装置
90を複数設けると、トランジスタ及び容量素子の数が増加し、トランジスタ及び容量素
子の設置面積が増加する。
例えば半導体装置90を2つ設けると、トランジスタの数は4つ、容量素子の数は2つと
なる。しかし半導体装置100では、トランジスタの数は3つ、容量素子の数は2つであ
り、素子の数は少ない。また設置面積も小さくできる。
半導体装置100のトランジスタ及び容量素子の数を増やすと、書き込み動作、読み込み
動作でのステップ数を増やすことができる。図5(A)に示す半導体装置120は、トラ
ンジスタ101、トランジスタ102、トランジスタ116、容量素子103、容量素子
104、容量素子117、トランジスタ105を有する。トランジスタ116のゲートは
配線118に電気的に接続される。容量素子117の他方の電極は配線119に電気的に
接続される。配線118はワード線として機能することができる。
また図5(B)に示す半導体装置125は、トランジスタ101、トランジスタ102、
トランジスタ116、トランジスタ121、容量素子103、容量素子104、容量素子
117、容量素子122、トランジスタ105を有する。トランジスタ121のゲートは
配線123に電気的に接続される。容量素子117の他方の電極は配線124に電気的に
接続される。配線123はワード線として機能することができる。
半導体装置120及び半導体装置125は、半導体装置100よりもトランジスタ及び容
量素子の数が多い。
半導体装置120に多値情報を記憶させて読み出す場合には、ステップ1、ステップ2に
加えてステップ3、すなわち3つのステップを用いることができる。
半導体装置120を用いて3ビットを記憶するときは2+2+2=6となるから、
ステップ1で2つの状態を設け、ステップ2で2つの状態を設け、ステップ3で2つの状
態を設け、6つの状態を判別すればよい。
4ビットの場合、2+2+2=8となるから、例えばステップ1で2つの状態を設
け、ステップ2で2つの状態を設け、ステップ3で4つの状態を設け、8つの状態を判別
すればよい。
また半導体装置125に多値情報を記憶させて読み出す場合には、ステップ1、ステップ
2、ステップ3に加えてステップ4、すなわち4つのステップを用いることができる。
半導体装置125を用いて4ビットを記憶するときは、2+2+2+2=8とな
るから、ステップ1で2つの状態を設け、ステップ2で2つの状態を設け、ステップ3で
2つの状態を設け、ステップ4で2つの状態を設け、8つの状態を判別すればよい。
なお半導体装置120において、容量素子103の他方の電極、容量素子104の他方の
電極及び容量素子117の他方の電極は、異なる配線に電気的に接続されているが、1つ
の配線に電気的に接続されていてもよい。換言すると、容量素子103の他方の電極は、
容量素子104の他方の電極及び容量素子117の他方の電極と電気的に接続され、1つ
の配線に電気的に接続されてもよい。その場合、配線の数を減らすことができる。
なお半導体装置125において、容量素子103の他方の電極、容量素子104の他方の
電極、容量素子117の他方の電極及び容量素子122の他方の電極は、異なる配線に電
気的に接続されているが、1つの配線に電気的に接続されていてもよい。換言すると、容
量素子103の他方の電極は、容量素子104の他方の電極、容量素子117の他方の電
極及び容量素子122の他方の電極と電気的に接続され、1つの配線に電気的に接続され
てもよい。その場合、配線の数を減らすことができる。
本実施の形態は他の実施の形態の記載と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態2)
図6に半導体装置130を示す。半導体装置130は、トランジスタ101、トランジス
タ102、容量素子103、容量素子104、トランジスタ131を有する。半導体装置
130は多値情報を記憶することができる。
半導体装置130は、半導体装置100(図1)と比較すると、トランジスタ131がp
型トランジスタであり、トランジスタ131のソース及びドレインの一方が配線132に
電気的に接続され、トランジスタ131のソース及びドレインの他方が配線113に電気
的に接続されている。トランジスタ131のチャネルが形成される領域は酸化物半導体、
シリコンなど、様々な材料を有する層を用いることができる。
半導体装置130への情報の書き込み動作、及び書き込んだ情報の読み出し動作を説明す
る。図7−8にタイミングチャートを示す。
まず書き込み動作の一例を説明する(図7)。書き込み動作の一例として、容量素子10
4の電極間の電位差がV1となるような電荷を容量素子104に蓄積し、容量素子103
の電極間の電位差がV2となるように電荷を容量素子103に蓄積することを説明する。
書き込み動作はステップ1とステップ2に分けられる。ステップ1で容量素子104の電
極間の電位差(VC1)をV1にし、ステップ2で容量素子103の電極間の電位差(V
C2)をV2にする。
(ステップ1)
まず配線114にハイ電圧を印加する。配線114は容量素子104の他方の電極に電気
的に接続されている。これにより容量素子104の電極間の電位差(VC1)はV0とな
る。電圧V0はトランジスタ131のゲートに印加され、トランジスタ131はオフする
。なお電圧V0はトランジスタ131をオフすることができる電圧であればよい。
時刻t1に、配線114にロー電圧を印加し、配線111及び配線112にハイ電圧を印
加する。トランジスタ101及びトランジスタ102はオンする。
また時刻t1に、配線113に電圧V1を印加する。トランジスタ101及びトランジス
タ102はオンしているから、容量素子103及び容量素子104に電荷が蓄積される。
容量素子103の方は、電荷が蓄積されて、容量素子103の電極間の電位差(VC2)
はV1となる。一方、容量素子104の方も、電荷が蓄積されて、容量素子104の電極
間の電位差(VC1)はV1となる。電圧V1はトランジスタ131をオンすることがで
きる電圧であればよい。なお配線114及び配線115にはロー電圧が印加されている。
当該ロー電圧は基準電圧(GND)であってもよいし、電源電圧(VDDまたはVSS)
であってもよい。
(ステップ2)
時刻t2に、配線111にロー電圧を印加する。トランジスタ102のゲートにロー電圧
が印加され、トランジスタ102はオフする。
トランジスタ102のオフ電流は極めて低いから、容量素子104の蓄積された電荷は、
トランジスタ102のソース及びドレインを経て、漏れることはない。
また時刻t2に、配線113に電圧V2を印加する。トランジスタ101はオンしている
から、容量素子103にさらに電荷が蓄積される。電荷が蓄積されて、容量素子103の
電極間の電位差(VC2)はV2となる。
時刻t3に、配線112にロー電圧を印加する。トランジスタ101はオフする。トラン
ジスタ101のオフ電流は極めて低いから、容量素子103の蓄積された電荷は、トラン
ジスタ101のソース及びドレインを経て、漏れることはない。また同様にトランジスタ
102のソース及びドレインを経て、漏れることはない。
時刻t3に、配線113にロー電圧を印加する。
また時刻t3に、配線114にハイ電圧を印加する。これにより容量素子104の電極間
の電位差(VC1)はV4となる。電圧V4はトランジスタ131のゲートに印加され、
トランジスタ131はオフする。なお電圧V4はトランジスタ131をオフすることがで
きる電圧であればよく、電圧V0と同じでもよいし、電圧V0よりも高くても低くてもよ
い。
なお配線132には様々な電圧を印加することができる。電源電圧(VDDまたはVSS
)を印加してもよい。配線132は電源線として機能してもよい。
以上により、容量素子104の電極間の電位差がV1となるような電荷が容量素子104
に蓄積され、容量素子103の電極間の電位差がV2となるような電荷が容量素子103
に蓄積されて書き込み動作が終了する。
次に、上記書き込み動作により、書き込まれた情報を、読み出す動作の一例を説明する(
図8)。
読み出し動作はステップ1とステップ2に分けられる。ステップ1で容量素子104のV
C1(V1)を読み出し、ステップ2で容量素子104と容量素子103を並列接続し、
合成容量素子の電圧(V3)を読み出す。
(ステップ1)
すでに容量素子103には電荷が蓄積されている。電圧VC1はV4であり、トランジス
タ131はオフしている。このとき電流(ID)は電流Ioffとなる。
時刻t4に、配線114にロー電圧を印加する。容量素子104の電極間の電位差(VC
1)は、書き込み時の電圧V1に低下する。トランジスタ131はオンする。このとき電
流(ID)は、V1に対応した電流I1となる。電流I1は配線113を経て判別回路へ
送られる。これによりV1が読み出される。
(ステップ2)
時刻t5に、配線111にハイ電圧を印加する。トランジスタ102はオンする。
トランジスタ102がオンすると、容量素子103の一方の電極と、容量素子104の一
方の電極は、トランジスタ102のソース及びドレインを介して電気的に接続されている
。よって容量素子103と容量素子104とは並列接続され、合成容量素子が形成される
。容量素子103に蓄積された電荷量(Q2)と、容量素子104に蓄積された電荷量(
Q1)は、容量素子103の容量(C2)、容量素子104の容量(C1)に応じて分配
される。
合成容量素子の電圧をV3とすると、トランジスタ102をオンさせたとき、電圧VC1
及び電圧VC2はV3となる。電圧V3はトランジスタ131のゲートに印加される。ト
ランジスタ131のゲートには電圧VC1又は電圧VC2が印加されているということも
できる。
トランジスタ131を流れる電流IDは、電圧V3に対応した電流I3となる。これによ
りV3が読み出される。なお電圧V3は実施の形態1に示した式で表される。
時刻t6に、配線111にロー電圧を印加する。トランジスタ102はオフする。
また時刻t6に、配線114にハイ電圧を印加する。容量素子104の電極間の電位差V
C1は電圧V5に上昇する。電圧V5はトランジスタ131のゲートに印加され、トラン
ジスタ131はオフする。なお電圧V5はトランジスタ131をオフすることができる電
圧であればよい。
以上により、容量素子103及び容量素子104に蓄積された電荷を読み出す動作が終了
する。
半導体装置130に多値情報を記憶させて読み出す場合には、ステップ1とステップ2の
2つのステップを用いることができ、半導体装置90を用いて多値情報を記憶させて読み
出す場合に比べて、設定する状態、判別する状態は少なく、判別回路は複雑とならない。
また半導体装置130の場合、半導体装置90と比較して、素子数を少なくできる。
半導体装置130は、半導体装置120、半導体装置125のように、トランジスタ及び
容量素子の数を増やすことができる。
また半導体装置135のように、トランジスタ131の代わりに、n型のトランジスタ1
36を設けてもよい(図9)。半導体装置135は、実施の形態1で説明したように動作
させることができる。
本実施の形態は他の実施の形態の記載と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態3)
図10に半導体装置140を示す。半導体装置140は、トランジスタ101、トランジ
スタ102、容量素子103、容量素子104、トランジスタ105、トランジスタ14
1を有する。半導体装置140は多値情報を記憶することができる。
半導体装置140は、半導体装置100(図1)と比較すると、トランジスタ141を有
する点が異なる。
トランジスタ141のゲートは配線142に電気的に接続される。配線142はワード線
として機能することができる。
トランジスタ141のソース及びドレインの一方は、トランジスタ102のソース及びド
レインの他方、容量素子104の一方の電極、トランジスタ105のゲートに電気的に接
続される。
トランジスタ141のソース及びドレインの他方は配線143に電気的に接続される。配
線143には様々な電圧が印加されることができる。配線143には基準電位(GND)
、電源電圧(VDD、VSS)が印加されてもよい。なお各配線や各端子の電圧は相対的
なものであり、ある基準よりも高い電圧か低い電圧かが重要となる。よって、GNDと記
載されていても、0Vであるとは限定されない。トランジスタ141のソース及びドレイ
ンの一方から他方へ電流が流れればよいので、VSSやVDDなどの電源線に接続されて
いてもよい。
トランジスタ141のチャネルが形成される領域は酸化物半導体層を有する。よってトラ
ンジスタ141のオフ電流は極めて低い。
半導体装置140への情報の書き込み動作、及び書き込んだ情報の読み出し動作を説明す
る。図11−12にタイミングチャートを示す。半導体装置140の書き込み動作は、実
施の形態1の半導体装置100の書き込み動作と同様である。
まず書き込み動作の一例を説明する(図11)。書き込み動作の一例として、容量素子1
04の電極間の電位差が電圧V1となるような電荷を容量素子104に蓄積し、容量素子
103の電極間の電位差が電圧V2となるように電荷を容量素子103に蓄積することを
説明する。
(ステップ1)
時刻t1に、配線111及び配線112にハイ電圧を印加する。トランジスタ101及び
トランジスタ102はオンする。
また時刻t1に、配線113に電圧V1を印加する。トランジスタ101及びトランジス
タ102はオンしているから、容量素子103及び容量素子104に電荷が蓄積される。
電荷が蓄積されて、容量素子103の電極間の電位差(VC2)はV1となる。一方、容
量素子104の方も、電荷が蓄積されて、容量素子104の電極間の電位差(VC1)は
V1となる。電圧V1はトランジスタ105をオンすることができる電圧であればよい。
配線142にはロー電圧が印加されている。当該ロー電圧はトランジスタ141のゲート
に印加され、トランジスタ141はオフする。
(ステップ2)
時刻t2に、配線111にロー電圧を印加する。トランジスタ102はオフする。
トランジスタ102のチャネルが形成される領域は酸化物半導体層を有しているから、ト
ランジスタ102のオフ電流は極めて低い。容量素子104の蓄積された電荷は、トラン
ジスタ102のソース及びドレインを経て、漏れることはない。
またトランジスタ141はオフしており、トランジスタ141のソース及びドレインを経
て、漏れることはない。
また時刻t2に、配線113に電圧V2を印加する。トランジスタ101はオンしている
から、容量素子103にさらに電荷が蓄積される。電荷が蓄積されて、容量素子103の
電極間の電位差(VC2)はV2となる。
時刻t3に、配線112にロー電圧を印加する。トランジスタ101はオフする。トラン
ジスタ101のオフ電流は極めて低いから、容量素子103の蓄積された電荷は、トラン
ジスタ101のソース及びドレインを経て、漏れることはない。また同様にトランジスタ
102のソース及びドレインを経て、漏れることはない。
また時刻t3に、配線113にロー電圧を印加する。
以上により、容量素子104の電極間の電位差がV1となるような電荷が容量素子104
に蓄積され、容量素子103の電極間の電位差がV2となるような電荷が容量素子103
に蓄積されて書き込み動作が終了する。
次に、上記書き込み動作により、書き込まれた情報を、読み出す動作の一例を説明する(
図12)。
読み出し動作はステップ1、ステップ2、ステップ3に分けられる。ステップ1で容量素
子104のVC1(V1)を読み出す。ステップ2でVC1をV1からV6にする。ステ
ップ3で容量素子104と容量素子103を並列接続し、合成容量素子の電圧(V3)を
読み出す。
(ステップ1)
すでに容量素子104には電荷が蓄積されており、電圧VC1はV1である。電圧V1は
トランジスタ105のゲートに印加される。トランジスタ105はオンする。このとき電
流(ID)は、電圧V1に対応した電流I1となる。これによりV1が読み出される。
(ステップ2)
時刻t4に、配線142にハイ電圧を印加する。ハイ電圧はトランジスタ141のゲート
に印加され、トランジスタ141はオンする。当該ハイ電圧はトランジスタ141をオン
することができる電圧であればよい。
トランジスタ141がオンすると、容量素子104に蓄積されていた電荷が、トランジス
タ141のソース及びドレインを経て、配線143へ流れていき、容量素子104に蓄積
された電荷は減少する。容量素子104の電極間の電位差(VC1)は、V1から配線1
43に印加された電圧V6に低下する。例えば配線143に0Vが印加されているときは
、電圧V6は0Vとなる。
電圧V6はトランジスタ105のゲートに印加され、トランジスタ105を流れる電流(
ID)は電流I0になる。例えばV6が0Vであり、トランジスタ105がノーマリーオ
フ型のn型トランジスタである場合には、トランジスタ105はオフすることもある。
(ステップ3)
時刻t5に、配線142にロー電圧を印加する。トランジスタ141はオフする。当該ロ
ー電圧はトランジスタ141をオフできる電圧であればよい。
また時刻t5に配線111にハイ電圧を印加する。トランジスタ102はオンする。
トランジスタ102がオンすると、容量素子103の一方の電極と、容量素子104の一
方の電極は、トランジスタ102のソース及びドレインを介して電気的に接続されている
。よって容量素子103と容量素子104とは並列接続され、合成容量素子が形成される
。容量素子103に蓄積された電荷量(Q2)と、容量素子104に蓄積された電荷量(
Q1)は、容量素子103の容量(C2)、容量素子104の容量(C1)に応じて分配
される。なおV6が0Vの場合、Q1はゼロである。
合成容量素子の電圧をV3とすると、トランジスタ102をオンさせたとき、電圧VC1
及び電圧VC2はV3となる。電圧V3はトランジスタ105のゲートに印加される。ト
ランジスタ105のゲートには電圧VC1又は電圧VC2が印加されているということも
できる。
トランジスタ105を流れる電流IDは、電圧V3に対応した電流I3となる。これによ
りV3が読み出される。なお電圧V3は実施の形態1に示した式において、V1をV6に
置換した式で表される。特にV6=0Vのときは、V3は以下の式で表される。
V3が上記のように表される場合、V1やV6の影響を考慮する必要がない。
時刻t6に、配線111にロー電圧を印加する。トランジスタ102はオフする。
以上により、容量素子103及び容量素子104に蓄積された電荷を読み出す動作が終了
する。
半導体装置140に多値情報を記憶させて読み出す場合には、ステップ1、ステップ3の
2つのステップを用いることができる。
半導体装置140を用いて3ビットを記憶するときは2+2=6となるから、ステッ
プ1で2つの状態を設け、ステップ3で4つの状態を設け、6つの状態を判別すればよい
。またはその逆で、ステップ1で4つの状態を設け、ステップ3で2つの状態を設けても
よい。
また4ビットの場合、2+2=8となるから、ステップ1で4つの状態を設け、ステ
ップ3で4つの状態を設け、8つの状態を判別すればよい。
半導体装置140は、半導体装置90を用いて多値情報を記憶させて読み出す場合に比べ
て、設定する状態、判別する状態は少なく、判別回路は複雑とならない。
また半導体装置140は、半導体装置120、半導体装置125のように、トランジスタ
及び容量素子の数を増やすことができる。
本実施の形態は他の実施の形態の記載と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態4)
実施の形態1−3のトランジスタのチャネルに適用できる酸化物半導体について説明する
酸化物半導体としては、少なくともインジウム(In)あるいは亜鉛(Zn)を含むこと
が好ましい。また、該酸化物を用いたトランジスタの電気的特性のばらつきを減らすため
のスタビライザーとして、それらに加えてガリウム(Ga)を有することが好ましい。ま
た、スタビライザーとしてスズ(Sn)を有することが好ましい。また、スタビライザー
としてハフニウム(Hf)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてアルミ
ニウム(Al)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてジルコニウム(Z
r)を含むことが好ましい。
酸化物半導体の中でもIn−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物などは、炭
化シリコン、窒化ガリウム、または酸化ガリウムとは異なり、スパッタリング法や湿式法
により電気的特性の優れたトランジスタを作製することが可能であり、量産性に優れると
いった利点がある。また、炭化シリコン、窒化ガリウム、または酸化ガリウムとは異なり
、上記In−Ga−Zn系酸化物は、ガラス基板上に、電気的特性の優れたトランジスタ
を作製することが可能である。また、基板の大型化にも対応が可能である。
また、他のスタビライザーとして、ランタノイドである、ランタン(La)、セリウム(
Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム
(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホル
ミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ル
テチウム(Lu)のいずれか一種または複数種を含んでいてもよい。
例えば、酸化物半導体として、酸化インジウム、酸化ガリウム、酸化スズ、酸化亜鉛、I
n−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、S
n−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物、In−Ga系酸化物、In−Ga−Zn系酸化
物(IGZOとも表記する)、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、
Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、I
n−Hf−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In
−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−
Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−H
o−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb
−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、In−Sn−Ga−Zn系酸化物、In−
Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−Zn
系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物を用いる
ことができる。
なお、例えば、In−Ga−Zn系酸化物とは、InとGaとZnを含む酸化物という意
味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、InとGaとZn以外の金属元素
を含んでいてもよい。In−Ga−Zn系酸化物は、無電界時の抵抗が十分に高くオフ電
流を十分に小さくすることが可能であり、また、移動度も高い。
例えば、In:Ga:Zn=1:1:1(=1/3:1/3:1/3)あるいはIn:G
a:Zn=2:2:1(=2/5:2/5:1/5)の原子比のIn−Ga−Zn系酸化
物やその組成の近傍の酸化物を用いることができる。あるいは、In:Sn:Zn=1:
1:1(=1/3:1/3:1/3)、In:Sn:Zn=2:1:3(=1/3:1/
6:1/2)あるいはIn:Sn:Zn=2:1:5(=1/4:1/8:5/8)の原
子比のIn−Sn−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いるとよい。
例えば、In−Sn−Zn系酸化物では比較的容易に高い移動度が得られる。しかしなが
ら、In−Ga−Zn系酸化物でも、バルク内欠陥密度を低減することにより移動度を上
げることができる。
以下では、酸化物半導体膜の構造について説明する。
酸化物半導体膜は、単結晶酸化物半導体膜と非単結晶酸化物半導体膜とに大別される。非
単結晶酸化物半導体膜とは、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、多結晶酸化
物半導体膜、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline
Oxide Semiconductor)膜などをいう。
非晶質酸化物半導体膜は、膜中における原子配列が不規則であり、結晶成分を有さない酸
化物半導体膜である。微小領域においても結晶部を有さず、膜全体が完全な非晶質構造の
酸化物半導体膜が典型である。
微結晶酸化物半導体膜は、例えば、1nm以上10nm未満の大きさの微結晶(ナノ結晶
ともいう。)を含む。従って、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも原
子配列の規則性が高い。そのため、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜より
も欠陥準位密度が低いという特徴がある。
CAAC−OS膜は、複数の結晶部を有する酸化物半導体膜の一つであり、ほとんどの結
晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさである。従って、CAAC−O
S膜に含まれる結晶部は、一辺が10nm未満、5nm未満または3nm未満の立方体内
に収まる大きさの場合も含まれる。CAAC−OS膜は、微結晶酸化物半導体膜よりも欠
陥準位密度が低いという特徴がある。以下、CAAC−OS膜について詳細な説明を行う
CAAC−OS膜を透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Elect
ron Microscope)によって観察すると、結晶部同士の明確な境界、即ち結
晶粒界(グレインバウンダリーともいう。)を確認することができない。そのため、CA
AC−OS膜は、結晶粒界に起因する電子移動度の低下が起こりにくいといえる。
CAAC−OS膜を、試料面と概略平行な方向からTEMによって観察(断面TEM観察
)すると、結晶部において、金属原子が層状に配列していることを確認できる。金属原子
の各層は、CAAC−OS膜の膜を形成する面(被形成面ともいう。)または上面の凹凸
を反映した形状であり、CAAC−OS膜の被形成面または上面と平行に配列する。
一方、CAAC−OS膜を、試料面と概略垂直な方向からTEMによって観察(平面TE
M観察)すると、結晶部において、金属原子が三角形状または六角形状に配列しているこ
とを確認できる。しかしながら、異なる結晶部間で、金属原子の配列に規則性は見られな
い。
断面TEM観察および平面TEM観察より、CAAC−OS膜の結晶部は配向性を有して
いることがわかる。
CAAC−OS膜に対し、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装
置を用いて構造解析を行うと、例えばInGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜
のout−of−plane法による解析では、回折角(2θ)が31°近傍にピークが
現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(009)面に帰属される
ことから、CAAC−OS膜の結晶がc軸配向性を有し、c軸が被形成面または上面に概
略垂直な方向を向いていることが確認できる。
一方、CAAC−OS膜に対し、c軸に概略垂直な方向からX線を入射させるin−pl
ane法による解析では、2θが56°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは
、InGaZnOの結晶の(110)面に帰属される。InGaZnOの単結晶酸化
物半導体膜であれば、2θを56°近傍に固定し、試料面の法線ベクトルを軸(φ軸)と
して試料を回転させながら分析(φスキャン)を行うと、(110)面と等価な結晶面に
帰属されるピークが6本観察される。これに対し、CAAC−OS膜の場合は、2θを5
6°近傍に固定してφスキャンした場合でも、明瞭なピークが現れない。
以上のことから、CAAC−OS膜では、異なる結晶部間ではa軸およびb軸の配向は不
規則であるが、c軸配向性を有し、かつc軸が被形成面または上面の法線ベクトルに平行
な方向を向いていることがわかる。従って、前述の断面TEM観察で確認された層状に配
列した金属原子の各層は、結晶のab面に平行な面である。
なお、結晶部は、CAAC−OS膜を成膜した際、または加熱処理などの結晶化処理を行
った際に形成される。上述したように、結晶のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面また
は上面の法線ベクトルに平行な方向に配向する。従って、例えば、CAAC−OS膜の形
状をエッチングなどによって変化させた場合、結晶のc軸がCAAC−OS膜の被形成面
または上面の法線ベクトルと平行にならないこともある。
また、CAAC−OS膜中の結晶化度が均一でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜
の結晶部が、CAAC−OS膜の上面近傍からの結晶成長によって形成される場合、上面
近傍の領域は、被形成面近傍の領域よりも結晶化度が高くなることがある。また、CAA
C−OS膜に不純物を添加する場合、不純物が添加された領域の結晶化度が変化し、部分
的に結晶化度の異なる領域が形成されることもある。
なお、InGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法
による解析では、2θが31°近傍のピークの他に、2θが36°近傍にもピークが現れ
る場合がある。2θが36°近傍のピークは、CAAC−OS膜中の一部に、c軸配向性
を有さない結晶が含まれることを示している。CAAC−OS膜は、2θが31°近傍に
ピークを示し、2θが36°近傍にピークを示さないことが好ましい。
CAAC−OS膜を用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動
が小さい。よって、当該トランジスタは、信頼性が高い。
なお、酸化物半導体膜は、例えば、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、CA
AC−OS膜のうち、二種以上を有する積層膜であってもよい。
CAAC−OS膜は、例えば、多結晶である金属酸化物ターゲットを用い、スパッタリン
グ法によって成膜する。
また、CAAC−OS膜を成膜するために、以下の条件を適用することが好ましい。
成膜時の不純物混入を低減することで、不純物によって結晶状態が崩れることを抑制でき
る。例えば、処理室内に存在する不純物濃度(水素、水、二酸化炭素、及び窒素など)を
低減すればよい。また、成膜ガス中の不純物濃度を低減すればよい。具体的には、露点が
−80℃以下、好ましくは−100℃以下である成膜ガスを用いる。
また、成膜時の基板加熱温度を高めることで、基板到達後にスパッタリング粒子のマイグ
レーションが起こる。具体的には、基板加熱温度を100℃以上740℃以下、好ましく
は200℃以上500℃以下として成膜する。成膜時の基板加熱温度を高めることで、平
板状のスパッタリング粒子が基板に到達した場合、基板上でマイグレーションが起こり、
スパッタリング粒子の平らな面が基板に付着する。
また、成膜ガス中の酸素割合を高め、電力を最適化することで成膜時のプラズマダメージ
を軽減すると好ましい。成膜ガス中の酸素割合は、30体積%以上、好ましくは100体
積%とする。
また、酸化物半導体層は、単数の金属酸化物膜で構成されているとは限らず、積層された
複数の金属酸化物膜で構成されていても良い。例えば、第1乃至第3の金属酸化物膜が順
に積層されている半導体膜の場合、第1の金属酸化物膜及び第3の金属酸化物膜は、第2
の金属酸化物膜を構成する金属元素の少なくとも1つを、その構成要素に含み、伝導帯下
端のエネルギーが第2の金属酸化物膜よりも0.05eV以上、0.07eV以上、0.
1eV以上または0.15eV以上、かつ2eV以下、1eV以下、0.5eV以下また
は0.4eV以下、真空準位に近い酸化物膜である。さらに、第2の金属酸化物膜は、少
なくともインジウムを含むと、キャリア移動度が高くなるため好ましい。
上記構成の半導体膜をトランジスタが有する場合、ゲート電極に電圧を印加することで、
半導体膜に電界が加わると、半導体膜のうち、伝導帯下端のエネルギーが小さい第2の金
属酸化物膜にチャネル領域が形成される。即ち、第2の金属酸化物膜とゲート絶縁膜との
間に第3の金属酸化物膜が設けられていることによって、ゲート絶縁膜と離隔している第
2の金属酸化物膜に、チャネル領域を形成することができる。
また、第3の金属酸化物膜は、第2の金属酸化物膜を構成する金属元素の少なくとも1つ
をその構成要素に含むため、第2の金属酸化物膜と第3の金属酸化物膜の界面では、界面
散乱が起こりにくい。従って、当該界面においてキャリアの動きが阻害されにくいため、
トランジスタの電界効果移動度が高くなる。
また、第2の金属酸化物膜と第1の金属酸化物膜の界面に界面準位が形成されると、界面
近傍の領域にもチャネル領域が形成されるために、トランジスタの閾値電圧が変動してし
まう。しかし、第1の金属酸化物膜は、第2の金属酸化物膜を構成する金属元素の少なく
とも1つをその構成要素に含むため、第2の金属酸化物膜と第1の金属酸化物膜の界面に
は、界面準位が形成されにくい。よって、上記構成により、トランジスタの閾値電圧等の
電気的特性のばらつきを、低減することができる。
また、金属酸化物膜間に不純物が存在することによって、各膜の界面にキャリアの流れを
阻害する界面準位が形成されることがないよう、複数の酸化物半導体膜を積層させること
が望ましい。積層された金属酸化物膜の膜間に不純物が存在していると、金属酸化物膜間
における伝導帯下端のエネルギーの連続性が失われ、界面近傍において、キャリアがトラ
ップされるか、あるいは再結合により消滅してしまうからである。膜間における不純物を
低減させることで、主成分である一の金属を少なくとも共に有する複数の金属酸化物膜を
、単に積層させるよりも、連続接合(ここでは特に伝導帯下端のエネルギーが各膜の間で
連続的に変化するU字型の井戸構造を有している状態)が形成されやすくなる。
連続接合を形成するためには、ロードロック室を備えたマルチチャンバー方式の成膜装置
(スパッタリング装置)を用いて各膜を大気に触れさせることなく連続して積層すること
が必要となる。スパッタリング装置における各チャンバーは、酸化物半導体にとって不純
物となる水等を可能な限り除去すべくクライオポンプのような吸着式の真空排気ポンプを
用いて高真空排気(1×10−4Pa以上5×10−7Pa程度まで)することが好まし
い。または、ターボ分子ポンプとコールドトラップを組み合わせて排気系からチャンバー
内に気体が逆流しないようにしておくことが好ましい。
高純度の真性な酸化物半導体を得るためには、各チャンバー内を高真空排気するのみなら
ず、スパッタリングに用いるガスの高純度化も重要である。上記ガスとして用いる酸素ガ
スやアルゴンガスの露点を、−40℃以下、好ましくは−80℃以下、より好ましくは−
100℃以下とし、使用するガスの高純度化を図ることで、酸化物半導体膜に水分等が取
り込まれることを可能な限り防ぐことができる。
例えば、第1の金属酸化物膜または第3の金属酸化物膜は、アルミニウム、シリコン、チ
タン、ガリウム、ゲルマニウム、イットリウム、ジルコニウム、スズ、ランタン、セリウ
ムまたはハフニウムを、第2の金属酸化物膜よりも高い原子数比で含む酸化物膜であれば
よい。具体的に、第1の金属酸化物膜または第3の金属酸化物膜として、第2の金属酸化
物膜よりも上述の元素を1.5倍以上、好ましくは2倍以上、さらに好ましくは3倍以上
高い原子数比で含む酸化物膜を用いると良い。前述の元素は酸素と強く結合するため、酸
素欠損が酸化物膜に生じることを抑制する機能を有する。よって、上記構成により、第1
の金属酸化物膜または第3の金属酸化物膜を、第2の金属酸化物膜よりも酸素欠損が生じ
にくい酸化物膜にすることができる。
なお、第1の金属酸化物膜及び第3の金属酸化物膜の厚さは、3nm以上100nm以下
、好ましくは3nm以上50nm以下とする。また、第2の金属酸化物膜の厚さは、3n
m以上200nm以下、好ましくは3nm以上100nm以下であり、さらに好ましくは
3nm以上50nm以下である。
3層構造の半導体膜において、第1の金属酸化物膜乃至第3の金属酸化物膜は、非晶質ま
たは結晶質の両方の形態を取りうる。ただし、チャネル領域が形成される第2の金属酸化
物膜が結晶質であることにより、トランジスタに安定した電気的特性を付与することがで
きるため、第2の金属酸化物膜は結晶質であることが好ましい。
(実施の形態5)
実施の形態1−4に示した半導体装置の一例について説明する。図13に、図1に示した
半導体装置100が有する、トランジスタ102、トランジスタ105、及び容量素子1
04の断面構造を、一例として示す。
トランジスタ102のチャネルは酸化物半導体層を有している。トランジスタ102、容
量素子104が、単結晶のシリコン基板にチャネル形成領域を有するトランジスタ105
上に形成されている場合を例示している。
なお、トランジスタ105は、非晶質、微結晶、多結晶または単結晶である、シリコン又
はゲルマニウムなどの半導体膜を活性層に用いることもできる。或いは、トランジスタ1
05は、酸化物半導体を活性層に用いていても良い。全てのトランジスタが酸化物半導体
を活性層に用いている場合、トランジスタ102はトランジスタ105上に積層されてい
なくとも良く、トランジスタ102とトランジスタ105とは、同一の層に形成されてい
ても良い。
薄膜のシリコンを用いてトランジスタ105を形成する場合、プラズマCVD法などの気
相成長法若しくはスパッタリング法で作製された非晶質シリコン、非晶質シリコンにレー
ザー光を照射して結晶化させた多結晶シリコン、単結晶シリコンウェハに水素イオン等を
注入して表層部を剥離した単結晶シリコンなどを用いることができる。
トランジスタ105が形成される半導体基板1400は、例えば、n型またはp型の導電
型を有するシリコン基板、ゲルマニウム基板、シリコンゲルマニウム基板、化合物半導体
基板(GaAs基板、InP基板、GaN基板、SiC基板、GaP基板、GaInAs
P基板、ZnSe基板等)等を用いることができる。図13では、n型の導電性を有する
単結晶シリコン基板を用いた場合を例示している。
また、トランジスタ105は、素子分離用絶縁膜1401により、他のトランジスタと、
電気的に分離されている。素子分離用絶縁膜1401の形成には、選択酸化法(LOCO
S(Local Oxidation of Silicon)法)またはトレンチ分離
法等を用いることができる。
具体的に、トランジスタ105は、半導体基板1400に形成された、ソース領域または
ドレイン領域として機能する不純物領域1402及び不純物領域1403と、ゲート電極
1404と、半導体基板1400とゲート電極1404の間に設けられたゲート絶縁膜1
405とを有する。ゲート電極1404は、ゲート絶縁膜1405を間に挟んで、不純物
領域1402と不純物領域1403の間に形成されるチャネル形成領域と重なる。
トランジスタ105上には、絶縁膜1409が設けられている。絶縁膜1409には開口
部が形成されている。そして、上記開口部には、不純物領域1402、不純物領域140
3にそれぞれ接する配線1410、配線1411と、ゲート電極1404に電気的に接続
されている配線1412とが、形成されている。
そして、配線1410は、絶縁膜1409上に形成された配線1415に電気的に接続さ
れており、配線1411は、絶縁膜1409上に形成された配線1416に電気的に接続
されており、配線1412は、絶縁膜1409上に形成された配線1417に電気的に接
続されている。
配線1415乃至配線1417上には、絶縁膜1420及び絶縁膜1440が順に積層す
るように形成されている。絶縁膜1420及び絶縁膜1440には開口部が形成されてお
り、上記開口部に、配線1417に電気的に接続された配線1421が形成されている。
そして、図13では、絶縁膜1440上にトランジスタ102及び容量素子104が形成
されている。
トランジスタ102は、絶縁膜1440上に、酸化物半導体を含む半導体膜1430と、
半導体膜1430上の、ソース電極またはドレイン電極として機能する導電膜1432及
び導電膜1433と、半導体膜1430、導電膜1432及び導電膜1433上のゲート
絶縁膜1431と、ゲート絶縁膜1431上に位置し、導電膜1432と導電膜1433
の間において半導体膜1430と重なっているゲート電極1434と、を有する。なお、
導電膜1433は、配線1421に電気的に接続されている。
また、ゲート絶縁膜1431上において導電膜1433と重なる位置に、導電膜1435
が設けられている。ゲート絶縁膜1431を間に挟んで導電膜1433及び導電膜143
5が重なっている部分が、容量素子104として機能する。
なお、図13では、容量素子104がトランジスタ102と共に絶縁膜1440の上に設
けられている場合を例示しているが、容量素子104は、トランジスタ105と共に、絶
縁膜1440の下に設けられていても良い。
そして、トランジスタ102、容量素子104上に、絶縁膜1441及び絶縁膜1442
が順に積層するように設けられている。絶縁膜1441及び絶縁膜1442には開口部が
設けられており、上記開口部においてゲート電極1434に接する導電膜1443が、絶
縁膜1441上に設けられている。
なお、図13において、トランジスタ102は、ゲート電極1434を半導体膜1430
の片側において少なくとも有していれば良いが、半導体膜1430を間に挟んで存在する
一対のゲート電極を有していても良い。
トランジスタ102が、半導体膜1430を間に挟んで存在する一対のゲート電極を有し
ている場合、一方のゲート電極には導通状態または非導通状態を制御するための信号が与
えられ、他方のゲート電極は、電位が他から与えられている状態であっても良い。この場
合、一対の電極に、同じ高さの電位が与えられていても良いし、他方のゲート電極にのみ
接地電位などの固定の電位が与えられていても良い。他方のゲート電極に与える電位の高
さを制御することで、トランジスタのしきい値電圧を制御することができる。
また、図13では、トランジスタ102が、一のゲート電極1434に対応した一のチャ
ネル形成領域を有する、シングルゲート構造である場合を例示している。しかし、トラン
ジスタ102は、電気的に接続された複数のゲート電極を有することで、一の活性層にチ
ャネル形成領域を複数有する、マルチゲート構造であっても良い。
また、半導体膜1430は、単膜の酸化物半導体で構成されているとは限らず、積層され
た複数の酸化物半導体で構成されていても良い。例えば半導体膜1430が、3層に積層
されて構成されている場合のトランジスタ1110Aの構成例を、図14(A)に示す。
図14(A)に示すトランジスタ1110Aは、絶縁膜820などの上に設けられた半導
体膜1430と、半導体膜1430と電気的に接続されている導電膜832、及び導電膜
833と、ゲート絶縁膜831と、ゲート絶縁膜831上に半導体膜1430と重畳する
ように設けられたゲート電極834と、を有する。
そして、トランジスタ1110Aでは、半導体膜1430として、酸化物半導体層830
a乃至酸化物半導体層830cが、絶縁膜820側から順に積層されている。
そして、酸化物半導体層830a及び酸化物半導体層830cは、酸化物半導体層830
bを構成する金属元素の少なくとも1つを、その構成要素に含み、伝導帯下端のエネルギ
ーが酸化物半導体層830bよりも0.05eV以上、0.07eV以上、0.1eV以
上又は0.15eV以上、かつ2eV以下、1eV以下、0.5eV以下又は0.4eV
以下、真空準位に近い酸化物膜である。さらに、酸化物半導体層830bは、少なくとも
インジウムを含むと、キャリア移動度が高くなるため好ましい。
なお酸化物半導体層830cは、図14(B)に示すように、導電膜832及び導電膜8
33の上層でゲート絶縁膜831と重畳させて設ける構成としてもよい。
(実施の形態6)
本発明の一態様に係る半導体装置は、表示機器、パーソナルコンピュータ、記録媒体を備
えた画像再生装置(代表的にはDVD:Digital Versatile Disc
等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを有する装置)に用いること
ができる。その他に、本発明の一態様に係る半導体装置を用いることができる電子機器と
して、携帯電話、携帯型を含むゲーム機、携帯情報端末、電子書籍、ビデオカメラ、デジ
タルスチルカメラ等のカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)
、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、デジタルオーディオプレイ
ヤー等)、複写機、ファクシミリ、プリンタ、プリンタ複合機、現金自動預け入れ払い機
(ATM)、自動販売機などが挙げられる。これら電子機器の具体例を図15に示す。
図15(A)は携帯型ゲーム機であり、筐体5001、筐体5002、表示部5003、
表示部5004、マイクロフォン5005、スピーカー5006、操作キー5007、ス
タイラス5008等を有する。なお、図15(A)に示した携帯型ゲーム機は、2つの表
示部5003と表示部5004とを有しているが、携帯型ゲーム機が有する表示部の数は
、これに限定されない。
図15(B)は携帯情報端末であり、第1筐体5601、第2筐体5602、第1表示部
5603、第2表示部5604、接続部5605、操作キー5606等を有する。第1表
示部5603は第1筐体5601に設けられており、第2表示部5604は第2筐体56
02に設けられている。そして、第1筐体5601と第2筐体5602とは、接続部56
05により接続されており、第1筐体5601と第2筐体5602の間の角度は、接続部
5605により変更が可能である。第1表示部5603における映像を、接続部5605
における第1筐体5601と第2筐体5602との間の角度に従って、切り替える構成と
しても良い。また、第1表示部5603及び第2表示部5604の少なくとも一方に、位
置入力装置としての機能が付加された表示装置を用いるようにしても良い。なお、位置入
力装置としての機能は、表示装置にタッチパネルを設けることで付加することができる。
或いは、位置入力装置としての機能は、フォトセンサとも呼ばれる光電変換素子を表示装
置の画素部に設けることでも、付加することができる。
図15(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、筐体5401、表示部5402
、キーボード5403、ポインティングデバイス5404等を有する。
図15(D)は電気冷凍冷蔵庫であり、筐体5301、冷蔵室用扉5302、冷凍室用扉
5303等を有する。
図15(E)はビデオカメラであり、第1筐体5801、第2筐体5802、表示部58
03、操作キー5804、レンズ5805、接続部5806等を有する。操作キー580
4及びレンズ5805は第1筐体5801に設けられており、表示部5803は第2筐体
5802に設けられている。そして、第1筐体5801と第2筐体5802とは、接続部
5806により接続されており、第1筐体5801と第2筐体5802の間の角度は、接
続部5806により変更が可能である。表示部5803における映像を、接続部5806
における第1筐体5801と第2筐体5802との間の角度に従って切り替える構成とし
ても良い。
図15(F)は普通自動車であり、車体5101、車輪5102、ダッシュボード510
3、ライト5104等を有する。
90 半導体装置
100 半導体装置
101 トランジスタ
102 トランジスタ
103 容量素子
104 容量素子
VC1 容量素子104の電極間の電位差
VC2 容量素子103の電極間の電位差
105 トランジスタ
106 端子
107 端子
111 配線
112 配線
113 配線
114 配線
115 配線
116 トランジスタ
117 容量素子
118 配線
119 配線
120 半導体装置
121 トランジスタ
122 容量素子
123 配線
124 配線
125 半導体装置
130 半導体装置
131 トランジスタ
132 配線
135 半導体装置
136 トランジスタ
140 半導体装置
141 トランジスタ
142 配線
143 配線
820 絶縁膜
832 導電膜
833 導電膜
831 ゲート絶縁膜
834 ゲート電極
830a 酸化物半導体層
830b 酸化物半導体層
830c 酸化物半導体層
1110A トランジスタ
1400 半導体基板
1401 素子分離用絶縁膜
1402 不純物領域
1403 不純物領域
1404 ゲート電極
1405 ゲート絶縁膜
1409 絶縁膜
1410 配線
1411 配線
1412 配線
1415 配線
1416 配線
1417 配線
1420 絶縁膜
1421 配線
1430 半導体膜
1431 ゲート絶縁膜
1432 導電膜
1433 導電膜
1434 ゲート電極
1435 導電膜
1440 絶縁膜
1441 絶縁膜
1442 絶縁膜
1443 導電膜
5001 筐体
5002 筐体
5003 表示部
5004 表示部
5005 マイクロフォン
5006 スピーカー
5007 操作キー
5008 スタイラス
5101 車体
5102 車輪
5103 ダッシュボード
5104 ライト
5301 筐体
5302 冷蔵室用扉
5303 冷凍室用扉
5401 筐体
5402 表示部
5403 キーボード
5404 ポインティングデバイス
5601 筐体
5602 筐体
5603 表示部
5604 表示部
5605 接続部
5606 操作キー
5801 筐体
5802 筐体
5803 表示部
5804 操作キー
5805 レンズ
5806 接続部

Claims (2)

  1. 第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、容量素子と、を有し、
    前記第1のトランジスタは、
    第1の酸化物半導体膜と、
    前記第1の酸化物半導体膜上の第2の酸化物半導体膜と、
    前記第2の酸化物半導体膜上のソース電極と、
    前記第2の酸化物半導体膜上のドレイン電極と、
    前記第2の酸化物半導体膜上、前記ソース電極上、及び前記ドレイン電極上の第3の酸化物半導体膜と、
    前記第3の酸化物半導体膜上のゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上のゲート電極と、を有し、
    前記第1のトランジスタのソース電極又はドレイン電極の一方は、前記第2のトランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタのソース電極又はドレイン電極の一方は、前記容量素子と電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
  2. 第1のトランジスタと、pチャネル型を有する第2のトランジスタと、容量素子と、を有し、
    前記第1のトランジスタは、
    第1の酸化物半導体膜と、
    前記第1の酸化物半導体膜上の第2の酸化物半導体膜と、
    前記第2の酸化物半導体膜上のソース電極と、
    前記第2の酸化物半導体膜上のドレイン電極と、
    前記第2の酸化物半導体膜上、前記ソース電極上、及び前記ドレイン電極上の第3の酸化物半導体膜と、
    前記第3の酸化物半導体膜上のゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上のゲート電極と、を有し、
    前記第1のトランジスタのソース電極又はドレイン電極の一方は、前記第2のトランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタのソース電極又はドレイン電極の一方は、前記容量素子と電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
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