JP2017084705A - 電池システムおよび非水電解質二次電池の充放電方法 - Google Patents
電池システムおよび非水電解質二次電池の充放電方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017084705A JP2017084705A JP2015214334A JP2015214334A JP2017084705A JP 2017084705 A JP2017084705 A JP 2017084705A JP 2015214334 A JP2015214334 A JP 2015214334A JP 2015214334 A JP2015214334 A JP 2015214334A JP 2017084705 A JP2017084705 A JP 2017084705A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positive electrode
- discharge
- active material
- electrolyte secondary
- secondary battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Abstract
【課題】正極活物質として5V級の酸素欠損構造を有するスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物を用いた場合に、活物質からの金属成分の溶出量を低減し、活物質の耐久性を改善する。【解決手段】実施形態の一例である電池システム10は、組成式LixNiyMnzMbO4-a(0.99≦x≦1.15,0.48≦y≦0.51,1.30≦z≦1.51,0<a<0.2,0≦b≦0.2,M=Ti,Cr,Fe,Co,Al,Nb)で表されるスピネル型リチウムマンガンニッケル酸化物を主成分とする正極活物質を含む正極と、負極と、非水電解質とを有する非水電解質二次電池11と、環境温度が10℃〜35℃の常温放電時に、0.9≦xとならないように非水電解質二次電池11の放電を規制する充放電制御装置12とを備える。【選択図】図1
Description
本開示は、電池システムおよび非水電解質二次電池の充放電方法に関する。
特許文献1には、金属Li基準電位(Li/Li+)で4.5V以上の作動電位を有するスピネル型リチウムマンガンニッケル含有複合酸化物が開示されている。当該スピネル型リチウムマンガンニッケル含有複合酸化物は、LiMn2O4-δにおけるMnサイトの一部を、Liと、Niを含む金属元素M1と、他の金属元素M2とで置換してなる結晶相を含有し、Ni、Mn及びBを含む複合酸化物相を含有するものである。
ところで、正極活物質として5V級の酸素欠損構造を有するスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物を用いた場合、酸素欠損していないスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物に比べてサイクル時の容量維持率は良化するものの、充放電による構造の不安定化、高電位充電時の電解液との反応による金属成分の溶出等が生じ易いという課題がある。
本開示の一態様である電池システムは、組成式LixNiyMnzMbO4-a(0.99≦x≦1.15,0.48≦y≦0.51,1.30≦z≦1.51,0<a<0.2,0≦b≦0.2,M=Ti,Cr,Fe,Co,Al,Nb)で表されるスピネル型リチウムマンガンニッケル酸化物を主成分とする正極活物質を含む正極と、負極と、非水電解質とを有する非水電解質二次電池と、環境温度が10℃〜35℃の常温放電時に、0.9≦xとならないように非水電解質二次電池の放電を規制する充放電制御装置とを備えることを特徴とする。
本開示の一態様である非水電解質二次電池の充放電方法は、組成式LixNiyMnzMbO4-a(0.99≦x≦1.15,0.48≦y≦0.51,1.30≦z≦1.51,0<a<0.2,0≦b≦0.2,M=Ti,Cr,Fe,Co,Al,Nb)で表されるスピネル型リチウムマンガンニッケル酸化物を主成分とする正極活物質を含む正極と、負極と、非水電解質とを有する非水電解質二次電池の充放電方法であって、環境温度が10℃〜35℃の常温放電時に、0.9≦xとならないように非水電解質二次電池の放電を規制することを特徴とする。
本開示の一態様によれば、正極活物質として5V級の酸素欠損構造を有するスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物を用いた場合に、活物質からの金属成分の溶出量を大幅に低減することができ、活物質の耐久性を改善することが可能である。
本発明者らは、上述の課題を解決すべく鋭意検討した結果、正極活物質として5V級の酸素欠損構造を有するスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物を用いた場合、4.2〜3.0V(Li/Li+)付近での金属溶出量が多いことを見出した。そして、4.2〜3.0V(Li/Li+)付近を利用しないことにより、活物質からの金属溶出量を大幅に低減し、活物質の耐久性を改善することに成功したのである。詳しくは後述するように、酸素欠損構造のスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物では、Mnの一部が3価で存在すると考えられる。本開示の電池システムおよび充放電方法は、初期充電時に3価で存在するMnを4価の状態に変化させ、その後はMnの酸化還元領域を使用しない。これにより、例えば3価Mnの電解液との反応が抑制され、活物質からの金属溶出量が大幅に低減すると考えられる。
以下、添付図面を参照しながら実施形態の一例について詳細に説明する。
図1は、実施形態の一例である電池システム10の全体構成を示すブロック図である。図1に例示するように、電池システム10は、非水電解質二次電池11と、充放電制御装置12とを備える。電池システム10は、例えば非水電解質二次電池11の電圧を測定する電圧センサ13と、非水電解質二次電池11を充放電するための充放電回路14とを備える。電池システム10は、複数の非水電解質二次電池11を備えていてもよく、その場合、全ての非水電解質二次電池11の電圧が測定される。非水電解質二次電池11が並列接続されている場合は、例えば並列接続単位毎に電圧が測定される。なお、電圧センサ13および充放電回路14には従来公知のものを適用できる。
非水電解質二次電池11は、正極と、負極と、非水電解質とを有する。正極と負極との間にはセパレータを設けることが好適である。詳しくは後述するが、正極を構成する正極活物質は、組成式LixNiyMnzMbO4-a(0.99≦x≦1.15,0.48≦y≦0.51,1.30≦z≦1.51,0<a<0.2,0≦b≦0.2,M=Ti,Cr,Fe,Co,Al,Nb)で表される酸素欠損構造のスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物を主成分とする。
非水電解質二次電池11は、例えば正極および負極がセパレータを介して巻回されてなる巻回型の電極体と、非水電解質とが外装体に収容された構造を有する。或いは、巻回型の電極体の代わりに、正極および負極がセパレータを介して交互に積層されてなる積層型の電極体など、他の形態の電極体が適用されてもよい。電極体および非水電解質を収容する電池ケースとしては、円筒形、角形、コイン形、ボタン形等の金属製ケース、樹脂シートをラミネートして形成された樹脂製ケース(ラミネート型電池)などが例示できる。
充放電制御装置12は、例えば電圧センサ13により測定される非水電解質二次電池11の電圧を取得し、電池電圧に基づいて非水電解質二次電池11の充放電を制御する。具体的には、電池電圧に応じた制御信号を充放電回路14に出力して回路動作を制御することにより、非水電解質二次電池11の充放電を制御する。また、充放電制御装置12は、環境温度が10℃〜35℃の常温放電時に、上記酸素欠損構造のスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物のxが、0.9≦xとならないように非水電解質二次電池11の放電を規制する。かかる放電規制は、環境温度が35℃を超える場合の放電時においても実行されることが好ましい。
充放電制御装置12は、例えば電圧センサ13により測定される電池電圧に基づいて、上記酸素欠損構造のスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物のxが0.9以上とならないように非水電解質二次電池11の放電を制御する。即ち、充放電制御装置12は、電池電圧に基づきxが0.9以上となる放電を禁止し、xが0.9未満の範囲で非水電解質二次電池11の放電を制御する。
充放電制御装置12には、例えばxが0.9以上となる電池電圧が閾値として記憶されている。そして、充放電制御装置12は、電圧センサ13により測定される電池電圧と閾値とを比較し、当該電池電圧が閾値に達したときに放電禁止信号を充放電回路14に出力する。なお、閾値となる電池電圧(放電終止電圧)は実験又はシミュレーションにより求めることができる。具体的には、正極活物質の放電終止電圧は4.2V(Li/Li+)よりも高いことが好ましい。正極活物質の放電終止電圧を4.2V(Li/Li+)よりも高くすることで、xが0.9未満を維持でき、金属溶出を抑制することができる。
正極より充放電効率の低い負極を用いて、負極の電圧上昇により放電終止電圧を規制すれば、正極の電位をモニターする機能を簡略化できることがある。例えば、3.0〜4.9V(Li/Li+)の範囲で充電した後、4.2Vまで放電した場合の正極の充放電効率に対し、充放電効率が0.1%以下、好ましくは0.5%以下である負極を用いることが好適である。負極活物質としては、例えば、炭素とSiOなどのケイ素化合物、非晶質の炭素材料、スズなどの酸化物系材料との混合物を用いることで、正極より充放電効率の低い負極を設計し易くなる。
以下、非水電解質二次電池11の構成について詳説する。
[正極]
正極は、例えば金属箔等からなる正極集電体と、当該集電体上に形成された正極合材層とを備える。正極集電体には、アルミニウムなどの正極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。正極合材層は、正極活物質の他に導電材および結着材を含み、集電極の両面に形成されることが好適である。正極は、例えば正極集電体上に正極活物質、導電材、および結着材等を含む正極合材スラリーを塗布し、塗膜を乾燥させた後、圧延して正極合材層を集電体の両面に形成することにより作製できる。
正極は、例えば金属箔等からなる正極集電体と、当該集電体上に形成された正極合材層とを備える。正極集電体には、アルミニウムなどの正極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。正極合材層は、正極活物質の他に導電材および結着材を含み、集電極の両面に形成されることが好適である。正極は、例えば正極集電体上に正極活物質、導電材、および結着材等を含む正極合材スラリーを塗布し、塗膜を乾燥させた後、圧延して正極合材層を集電体の両面に形成することにより作製できる。
正極活物質は、組成式LixNiyMnzMbO4-a(0.99≦x≦1.15,0.48≦y≦0.51,1.30≦z≦1.51,0<a<0.2,0≦b≦0.2,M=Ti,Cr,Fe,Co,Al,Nb)で表されるリチウムマンガンニッケル複合酸化物を主成分とする。当該リチウムマンガンニッケル複合酸化物(以下、「酸素欠損構造のスピネル型複合酸化物」という場合がある)は、酸素欠損構造を有し、電気的特性が良好で構造安定性に優れている。なお、上記組成式は酸素欠損構造のスピネル型複合酸化物の完全放電状態の組成(即ち、合成直後の組成)を示す。
正極活物質は、酸素欠損構造のスピネル型複合酸化物を少なくとも50質量%含み、好ましくは80質量%以上含む。正極活物質は、例えば酸素欠損構造のスピネル型複合酸化物以外のリチウム複合酸化物を少量含んでいてもよい。本実施形態では、正極活物質が酸素欠損構造のスピネル型複合酸化物のみで構成されているものとする。
酸素欠損構造のスピネル型複合酸化物としては、空間群Fd−3−mに属するスピネル型複合酸化物や、超格子構造を有する空間群P4332に属するスピネル型複合酸化物を使用することができる。
図2は、酸素欠損構造のスピネル型複合酸化物からなる正極活物質の常温放電曲線を示す。図2に示すように、4.2〜3.0V(Li/Li+)においては、特に4.0V(Li/Li+)付近において、酸素欠損構造に由来したMn3+⇔Mn4+のレドックス反応が起こるために、容量が出現すると考えられる。本実施形態の充放電制御/充放電方法は、当該4.2〜3.0V(Li/Li+)、より好ましくは4.3未満〜3.0V(Li/Li+)の容量γを利用しないことを特徴とする。当該容量γは、構造安定性等の観点から、0<γ≦15mAh/gであることが好ましい。酸素欠損構造のスピネル型複合酸化物からなる正極活物質の常温放電容量は、4.9〜4.3V(Li/Li+)において110mAh/g以上であることが好ましい。
酸素欠損構造のスピネル型複合酸化物における酸素欠損量は、例えば、4.2〜3.0V(Li/Li+)における放電容量(実測)及び理論放電容量により算出することができる。ここで、スピネル型リチウムマンガンニッケル酸化物中のNi,Mnのモル比が0.5:1.5である場合(後述の実施例1)を例に挙げ、酸素欠損量について説明する。酸素欠損量(モル比)をαとした場合、LiN0.5Mn3+ AMn4+ BO4-α(A+B=1.5)における3価のマンガン量は2αである。4.2〜3.0V(Li/Li+)における放電容量が6mAh/gなので、酸素欠損量はα=0.02と算出され、化学組成式はLiNi0.5Mn1.5O3.98となる。
正極合材層に含まれる導電材は、正極合材層の電気伝導性を高めるために用いられる。導電材としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、黒鉛等の炭素材料が例示できる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
正極合材層に含まれる結着材としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等のフッ素樹脂、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂等が例示できる。また、これらの樹脂と、カルボキシメチルセルロース(CMC)又はその塩(CMC−Na、CMC−K、CMC-NH4等、また部分中和型の塩であってもよい)等のセルロース誘導体、ポリエチレンオキシド(PEO)等が併用されてもよい。これらは、1種単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
[負極]
負極は、例えば金属箔等からなる負極集電体と、当該集電体上に形成された負極合材層とで構成される。負極集電体には、銅などの負極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。負極合材層は、負極活物質の他に結着材を含み、集電極の両面に形成されることが好適である。負極は、例えば負極集電体上に負極活物質、結着材等を含む負極合材スラリーを塗布し、塗膜を乾燥させた後、圧延して負極合材層を集電体の両面に形成することにより作製できる。
負極は、例えば金属箔等からなる負極集電体と、当該集電体上に形成された負極合材層とで構成される。負極集電体には、銅などの負極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。負極合材層は、負極活物質の他に結着材を含み、集電極の両面に形成されることが好適である。負極は、例えば負極集電体上に負極活物質、結着材等を含む負極合材スラリーを塗布し、塗膜を乾燥させた後、圧延して負極合材層を集電体の両面に形成することにより作製できる。
負極活物質としては、リチウムイオンを可逆的に吸蔵、放出できるものであれば特に限定されず、例えば天然黒鉛、人造黒鉛等の炭素材料、Si、Sn等のリチウムと合金化する金属、Si、Sn等の金属元素を含む合金、Li、酸化チタン、リチウムチタン酸化物などを用いることができる。負極活物質は、単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
負極合材層に含まれる結着材としては、正極の場合と同様にフッ素系樹脂、PAN、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等を用いることができる。水系溶媒を用いて負極合材スラリーを調製する場合は、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、CMC又はその塩、ポリアクリル酸(PAA)又はその塩(PAA−Na、PAA−K等、また部分中和型の塩であってもよい)、ポリビニルアルコール(PVA)等を用いることが好ましい。
[セパレータ]
セパレータには、イオン透過性および絶縁性を有する多孔性シートが用いられる。多孔性シートの具体例としては、微多孔薄膜、織布、不織布等が挙げられる。セパレータの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、セルロースなどが好適である。セパレータは、セルロース繊維層およびオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂繊維層を有する積層体であってもよい。また、ポリエチレン層およびポリプロピレン層を含む多層セパレータであってもよく、セパレータの表面にアラミド系樹脂等が塗布されたものを用いてもよい。
セパレータには、イオン透過性および絶縁性を有する多孔性シートが用いられる。多孔性シートの具体例としては、微多孔薄膜、織布、不織布等が挙げられる。セパレータの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、セルロースなどが好適である。セパレータは、セルロース繊維層およびオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂繊維層を有する積層体であってもよい。また、ポリエチレン層およびポリプロピレン層を含む多層セパレータであってもよく、セパレータの表面にアラミド系樹脂等が塗布されたものを用いてもよい。
セパレータと正極および負極の少なくとも一方との界面には、無機物のフィラーを含むフィラー層が形成されていてもよい。無機物のフィラーとしては、例えばTi、Al、Si、Mgの少なくとも1種を含有する酸化物、リン酸化合物などが挙げられる。フィラー層は、例えば当該フィラーを含有するスラリーを正極、負極、又はセパレータの表面に塗布して形成することができる。
[非水電解質]
非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解した電解質塩とを含む。非水電解質は、液体電解質(非水電解液)に限定されず、ゲル状ポリマー等を用いた固体電解質であってもよい。非水溶媒には、例えばエステル類、エーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、およびこれらの2種以上の混合溶媒等を用いることができる。非水溶媒は、これら溶媒の水素の少なくとも一部をフッ素等のハロゲン原子で置換したハロゲン置換体を含有していてもよい。
非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解した電解質塩とを含む。非水電解質は、液体電解質(非水電解液)に限定されず、ゲル状ポリマー等を用いた固体電解質であってもよい。非水溶媒には、例えばエステル類、エーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、およびこれらの2種以上の混合溶媒等を用いることができる。非水溶媒は、これら溶媒の水素の少なくとも一部をフッ素等のハロゲン原子で置換したハロゲン置換体を含有していてもよい。
上記エステル類の例としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート等の環状炭酸エステル、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルプロピルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、メチルイソプロピルカーボネート等の鎖状炭酸エステル、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等の環状カルボン酸エステル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル(MP)、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン等の鎖状カルボン酸エステルなどが挙げられる。
上記エーテル類の例としては、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、1,3,5−トリオキサン、フラン、2−メチルフラン、1,8−シネオール、クラウンエーテル等の環状エーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、メチルフェニルエーテル、エチルフェニルエーテル、ブチルフェニルエーテル、ペンチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ベンジルエチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、o−ジメトキシベンゼン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、1,1−ジメトキシメタン、1,1−ジエトキシエタン、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチル等の鎖状エーテル類などが挙げられる。
上記ハロゲン置換体としては、フルオロエチレンカーボネート(FEC)等のフッ素化環状炭酸エステル、フッ素化鎖状炭酸エステル、フルオロプロピオン酸メチル(FMP)等のフッ素化鎖状カルボン酸エステル等を用いることが好ましい。非水電解質は、非水溶媒の総体積に対して0.5〜40vol%のフルオロエチレンカーボネート(FEC)を含むことが好ましい。FECの含有量は、非水溶媒の総体積に対して1〜30vol%がより好ましく、5〜20vol%が特に好ましい。
電解質塩は、リチウム塩であることが好ましい。リチウム塩の例としては、LiBF4、LiClO4、LiPF6、LiAsF6、LiSbF6、LiAlCl4、LiSCN、LiCF3SO3、LiCF3CO2、Li(P(C2O4)F4)、LiPF6-x(CnF2n+1)x(1<x<6,nは1又は2)、LiB10Cl10、LiCl、LiBr、LiI、クロロボランリチウム、低級脂肪族カルボン酸リチウム、Li2B4O7、Li(B(C2O4)F2)等のホウ酸塩類、LiN(SO2CF3)2、LiN(C1F2l+1SO2)(CmF2m+1SO2){l,mは1以上の整数}等のイミド塩類などが挙げられる。リチウム塩は、これらを1種単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。これらのうち、イオン伝導性、電気化学的安定性等の観点から、LiPF6又はLiBF4を用いることが好ましい。リチウム塩の濃度は、非水溶媒1L当り0.8〜1.8モルとすることが好ましい。
以下、実施例により本開示をさらに詳説するが、本開示はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
[正極活物質の合成]
炭酸リチウムと、二酸化マンガンと、水酸化ニッケルとを、Li:Mn:Niが1.12:1.5:0.5のモル比となるように秤量し、石川式らいかい乳鉢にて混合した。続いて、当該混合物を大気中1000℃で10時間焼成した後、室温まで自然冷却し、粉砕してLiNi0.5Mn1.5O3.98で表されるスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物(正極活物質)を得た。
[正極活物質の合成]
炭酸リチウムと、二酸化マンガンと、水酸化ニッケルとを、Li:Mn:Niが1.12:1.5:0.5のモル比となるように秤量し、石川式らいかい乳鉢にて混合した。続いて、当該混合物を大気中1000℃で10時間焼成した後、室温まで自然冷却し、粉砕してLiNi0.5Mn1.5O3.98で表されるスピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物(正極活物質)を得た。
[正極の作製]
合成した上記正極活物質を91質量部、アセチレンブラックを7質量部、ポリフッ化ビニリデンを2質量部の割合でT.K.ハイビスミックス(プライミクス社製)を用いて混練し、正極合材スラリーを調製した。次いで、当該正極合材スラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔に塗布して正極を作製した。
合成した上記正極活物質を91質量部、アセチレンブラックを7質量部、ポリフッ化ビニリデンを2質量部の割合でT.K.ハイビスミックス(プライミクス社製)を用いて混練し、正極合材スラリーを調製した。次いで、当該正極合材スラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔に塗布して正極を作製した。
[非水電解液の調整]
フルオロエチレンカーボネート(FEC)と、メチル−3,3,3−トリフルオロプロピオネート(FMP)とを、15:85の体積比で混合した混合溶媒に対して、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を1.2モル/Lの濃度となるように溶解させた。
フルオロエチレンカーボネート(FEC)と、メチル−3,3,3−トリフルオロプロピオネート(FMP)とを、15:85の体積比で混合した混合溶媒に対して、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を1.2モル/Lの濃度となるように溶解させた。
[非水電解質二次電池(試験セル)の作製]
試験セル容器内に、各々リードを取り付けた上記正極およびリチウム負極を、セパレータを介して対向配置し、上記非水電解液を注入して試験セルA1を作製した。
試験セル容器内に、各々リードを取り付けた上記正極およびリチウム負極を、セパレータを介して対向配置し、上記非水電解液を注入して試験セルA1を作製した。
[充放電制御/充放電方法(充放電試験)]
試験セルA1について、室温(約25℃)で充電レート0.05Cの定電流で4.9V(Li/Li+)まで充電し、10分休止した後、上記正極活物質のxが0.9以上にならないように放電した。具体的には、放電レート0.05Cの定電流で4.3V(Li/Li+)まで放電した。2サイクル目以降は、充電レート0.2Cの定電流で4.9V(Li/Li+)まで充電し、10分休止した後、放電レート0.2Cの定電流で4.3V(Li/Li+)まで放電した。表1に放電終止電圧を示す。
試験セルA1について、室温(約25℃)で充電レート0.05Cの定電流で4.9V(Li/Li+)まで充電し、10分休止した後、上記正極活物質のxが0.9以上にならないように放電した。具体的には、放電レート0.05Cの定電流で4.3V(Li/Li+)まで放電した。2サイクル目以降は、充電レート0.2Cの定電流で4.9V(Li/Li+)まで充電し、10分休止した後、放電レート0.2Cの定電流で4.3V(Li/Li+)まで放電した。表1に放電終止電圧を示す。
[Ni溶出量の測定]
20サイクル後の試験セルA1を解体し、リチウム負極と、負極と接するセパレータを王水で溶解して、Ni量をICP測定により求めた(後述の実施例、比較例についても同様)。表1にNi溶出量を示す。表1に示すNi溶出量は、比較例1のNi溶出量を100としたときの値(比)である。
20サイクル後の試験セルA1を解体し、リチウム負極と、負極と接するセパレータを王水で溶解して、Ni量をICP測定により求めた(後述の実施例、比較例についても同様)。表1にNi溶出量を示す。表1に示すNi溶出量は、比較例1のNi溶出量を100としたときの値(比)である。
<実施例2>
非水電解液の非水溶媒として、エチレンカーボネート(EC)と、メチルエチルカーボネート(MEC)と、ジメチルカーボネート(DMC)とを、3:3:4の体積比で混合した混合溶媒を使用したこと以外は、実施例1と同様にして試験セルA2を作製した。そして、実施例1と同じ条件で試験セルA2の充放電を行った。
非水電解液の非水溶媒として、エチレンカーボネート(EC)と、メチルエチルカーボネート(MEC)と、ジメチルカーボネート(DMC)とを、3:3:4の体積比で混合した混合溶媒を使用したこと以外は、実施例1と同様にして試験セルA2を作製した。そして、実施例1と同じ条件で試験セルA2の充放電を行った。
<実施例3>
炭酸リチウムと、二酸化マンガンと、水酸化ニッケルと、酸化チタンとを、Li:Mn:Ni:Tiが1.12:1.4:0.5:0.1のモル比となるように秤量し、LiNi0.5Mn1.4Ti0.1O3.96で表されるスピネル型リチウムマンガンニッケル酸化物を作製したこと以外は、実施例1と同様にして試験セルA3を作製した。そして、実施例1と同じ条件で試験セルA3の充放電を行った。なお、試験セルA3の正極活物質について、4.2〜3.0V(Li/Li+)における放電容量γの値は11mAh/gであった。
炭酸リチウムと、二酸化マンガンと、水酸化ニッケルと、酸化チタンとを、Li:Mn:Ni:Tiが1.12:1.4:0.5:0.1のモル比となるように秤量し、LiNi0.5Mn1.4Ti0.1O3.96で表されるスピネル型リチウムマンガンニッケル酸化物を作製したこと以外は、実施例1と同様にして試験セルA3を作製した。そして、実施例1と同じ条件で試験セルA3の充放電を行った。なお、試験セルA3の正極活物質について、4.2〜3.0V(Li/Li+)における放電容量γの値は11mAh/gであった。
<比較例1>
実施例2で作製した試験セルA2について、室温(約25℃)で充電レート0.05Cの定電流で4.9V(Li/Li+)まで充電し、10分休止した後、放電レート0.05Cの定電流で3.0Vまで放電した。2サイクル目以降は、充電レート0.2Cの定電流で4.9Vまで充電し、10分休止した後、放電レート0.2Cの定電流で3.0Vまで放電した。
実施例2で作製した試験セルA2について、室温(約25℃)で充電レート0.05Cの定電流で4.9V(Li/Li+)まで充電し、10分休止した後、放電レート0.05Cの定電流で3.0Vまで放電した。2サイクル目以降は、充電レート0.2Cの定電流で4.9Vまで充電し、10分休止した後、放電レート0.2Cの定電流で3.0Vまで放電した。
表1に示すように、いずれの実施例においても、放電終止電圧を4.3V(Li/Li+)として正極活物質のxが0.9以上となる放電を禁止することにより、Ni溶出量が大幅に低減することが確認された。これは、Li0.9以上の充放電容量を利用しないことで、Li0.9以下使用時と同様にNiレドックス反応を利用しているにも関わらず、Ni2+/4+が安定になると推測する。また、実施例1により、フッ素化電解液を用いると、カーボネート系電解液(実施例2)を用いた場合と比べてNi溶出量はさらに低減することがわかった。フッ素化溶媒であるFECやFMPの耐酸化性はカーボネート系溶媒に比べて高いため、電解液の酸化分解が抑制され、正極活物質表面でのNi溶解反応が抑制されたと考えられる。また、実施例3により、異元素置換した酸素欠損を有するスピネル型リチウムマンガンニッケル酸化物を用いた場合にもNi溶出量の低減が確認された。
10 電池システム、11 非水電解質二次電池、12 充放電制御装置、13 電圧センサ、14 充放電回路
Claims (8)
- 組成式LixNiyMnzMbO4-a(0.99≦x≦1.15,0.48≦y≦0.51,1.30≦z≦1.51,0<a<0.2,0≦b≦0.2,M=Ti,Cr,Fe,Co,Al,Nb)で表されるスピネル型リチウムマンガンニッケル酸化物を主成分とする正極活物質を含む正極と、負極と、非水電解質とを有する非水電解質二次電池と、
環境温度が10℃〜35℃の常温放電時に、0.9≦xとならないように前記非水電解質二次電池の放電を規制する充放電制御装置と、
を備えた、電池システム。 - 前記正極活物質の4.2〜3.0V(Li/Li+)における容量γが、0<γ≦15mAh/gである、請求項1に記載の電池システム。
- 前記正極活物質の放電終止電圧が4.2V(Li/Li+)よりも高い、請求項1又は2に記載の電池システム。
- 前記非水電解質は、非水溶媒の総体積に対して0.5〜40vol%のフルオロエチレンカーボネートを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池システム。
- 組成式LixNiyMnzMbO4-a(0.99≦x≦1.15,0.48≦y≦0.51,1.30≦z≦1.51,0<a<0.2,0≦b≦0.2,M=Ti,Cr,Fe,Co,Al,Nb)で表されるスピネル型リチウムマンガンニッケル酸化物を主成分とする正極活物質を含む正極と、負極と、非水電解質とを有する非水電解質二次電池の充放電方法であって、
環境温度が10℃〜35℃の常温放電時に、0.9≦xとならないように前記非水電解質二次電池の放電を規制する、非水電解質二次電池の充放電方法。 - 前記正極活物質の4.2〜3.0V(Li/Li+)における容量γが、0<γ≦15mAh/gである、請求項6に記載の非水電解質二次電池の充放電方法。
- 前記正極活物質の放電終止電圧が4.2V(Li/Li+)よりも高い、請求項5又は6に記載の非水電解質二次電池の充放電方法。
- 前記非水電解質は、非水溶媒の総体積に対して0.5〜40vol%のフルオロエチレンカーボネートを含む、請求項5〜7のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池の充放電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015214334A JP2017084705A (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 電池システムおよび非水電解質二次電池の充放電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015214334A JP2017084705A (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 電池システムおよび非水電解質二次電池の充放電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017084705A true JP2017084705A (ja) | 2017-05-18 |
Family
ID=58711324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015214334A Pending JP2017084705A (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 電池システムおよび非水電解質二次電池の充放電方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017084705A (ja) |
-
2015
- 2015-10-30 JP JP2015214334A patent/JP2017084705A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6756268B2 (ja) | 二次電池 | |
US10553862B2 (en) | Positive electrode active material for secondary battery and secondary battery | |
JP6284626B2 (ja) | 負極電極の前リチウム化方法 | |
US11637277B2 (en) | Positive-electrode active material and battery | |
CN107004831B (zh) | 非水电解质二次电池用正极和非水电解质二次电池 | |
JP6775125B2 (ja) | 非水電解質二次電池用正極活物質 | |
US9991507B2 (en) | Electrode for secondary battery having improved energy density and lithium secondary battery including the same | |
CN111344886B (zh) | 非水电解质二次电池用正极活性物质和非水电解质二次电池 | |
JP6054517B2 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
CN111033829B (zh) | 非水电解质二次电池用正极活性物质、非水电解质二次电池用正极及非水电解质二次电池 | |
WO2014155988A1 (ja) | 非水電解質二次電池用正極活物質及びこれを用いた非水電解質二次電池 | |
JP6712782B2 (ja) | 電池正極材料、および、リチウムイオン電池 | |
CN109906532B (zh) | 非水电解质二次电池 | |
US11626588B2 (en) | Positive electrode active material for non-aqueous electrolyte secondary batteries, and non-aqueous electrolyte secondary battery | |
JPWO2013008581A1 (ja) | 二次電池用活物質 | |
JP2017152369A (ja) | 正極活物質、および、電池 | |
US20150295238A1 (en) | Cathode active material for nonaqueous electrolyte secondary battery, nonaqueous electrolyte secondary battery, and method of producing cathode active material for nonaqueous electrolyte secondary battery | |
US10833317B2 (en) | Positive-electrode active material and battery | |
JP7133776B2 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
CN110892569B (zh) | 非水电解质二次电池用正极活性物质和非水电解质二次电池 | |
JP2013137939A (ja) | 非水電解質二次電池 | |
CN114270573A (zh) | 二次电池 | |
US20210408538A1 (en) | Positive electrode active material for nonaqueous electrolyte secondary batteries, method for producing positive electrode active material for nonaqueous electrolyte secondary batteries, and nonaqueous electrolyte secondary battery | |
JPWO2019107160A1 (ja) | 非水電解質二次電池用正極活物質及び非水電解質二次電池用正極活物質の製造方法 | |
KR20150043704A (ko) | 하이브리드 스택-폴딩형 전극조립체 및 이를 포함하는 이차전지 |