JP2017084311A - 訪問診療支援システム - Google Patents

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啓延 辻
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【課題】訪問先で患者への適切な治療等をおこなうための道先案内となるようなガイド、訪問時のガイドから文書作成のガイド等、判り易く案内する訪問診療支援システムを、また訪問歯科診療支援システムを提供すること。【解決手段】訪問診療に使用する可搬型の入出力装置に、順に設問事項を画面に表示する案内手段と、直接設問に見合うデータ入力し文書作成を案内する画面を表示する文書作成手段とを備え、前記案内手段を経て前記文書作成手段に至る第1のモードと、前記案内手段を経ずに前記文書作成手段に至る第2のモードを有し、予め設定された前記第1のモードと前記第2のモードの何れかのモードにて画面案内することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、訪問診療支援システムに関し、特に、訪問歯科診療支援システムに関するものである。
診療等において、従来から、医師や歯科医師等は、患者の申告内容に基づき、医師自身の知識や経験等に基づいて患者の診療を行っている。また、病院等の所定の施設内では、医師等は、事前の患者の申告内容に基づき、関連する治療時の注意点を抽出し、患者に必要な質問を行い、様々な情報を総合的に分析したうえで、患者にとって最適な治療方針を定めて治療を進めている。そこで必要とされることは、申告内容に基づく医療面接において、医師等が患者に対して行うコミュニケーションを支援することである。このような医院等における、医師や歯科医師等による医療面接等を支援するためのシステムは、特許文献1にも見られるように、提案され、また導入もされている。
特開2015−001876号公報
治療を必要とする患者や介護を必要とする患者の増加とともに、院内治療だけではなく、訪問診療等も行われつつある。この訪問診療等における、医師や看護師、特に歯科医師や歯科衛生士が各家庭、各施設等を訪問する際には、病院等内で患者の診察・診療等を行うのとは異なり、診療システムが完備されているとは限らない。また、初めて訪問歯科診療した場合や、開始し初めたばかりの場合などには、事前準備や、訪問対象となる患者の情報を持参する等、歯科医師や歯科衛生士に多大な負荷がかかる。
また、訪問診療等における、各家庭、各施設等を訪問した結果、診療内容や治療内容等を訪問後に提供文書、報告文書としてまとめる困難さがある。さらには、文書作成自体の難しさや、訪問先での患者等への説明の困難さもあった。場合によっては、説明不足があると、患者の不安や、不要なクレームを引き起こしかねない。
しかしながら、院内治療とは異なり、訪問先で患者への適切な治療等をおこなうための医師、看護師、歯科医師、歯科衛生士等への訪問診療を行うための道先案内となるようなガイド、支援するようなシステムは考えられていない。
本発明は、かかる問題を解決するもので、訪問時のガイドから文書作成のガイド等、判り易く案内する訪問診療支援システムを、また訪問歯科診療支援システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、訪問診療に使用する可搬型の入出力装置に、順に設問事項を画面に表示する案内手段と、直接設問に見合うデータ入力し文書作成を案内する画面を表示する文書作成手段を備え、前記案内手段を経て前記文書作成手段に至る第1のモードと、前記案内手段を経ずに前記文書作成手段に至る第2のモードを有し、予め設定された前記第1のモードと前記第2のモードの何れかのモードにて画面案内することを特徴とする訪問診療支援システムを提供するものである。
また、本発明は、前記案内手段および前記文書作成手段による案内画面を選択する選択肢と、訪問時の患者情報を参照、登録する選択肢を初期画面に備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記初期画面に、疾患や医療臨床検査値に基づく注意点等を参照する選択肢を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記初期画面に、イラストやサンプル画像、サンプル動画を参照する選択肢を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記訪問診療は、訪問歯科診療であることを特徴とする。
また、本発明は、訪問歯科診療に使用する可搬型の入出力装置に、診療に係わる文書作成を支援する手段を備え、前記文書作成を支援する手段には、訪問患者の情報を検索する患者情報検索手段と、訪問時に実施する事項の一覧を表示する一覧表示手段と、訪問実績を月日単位で表示登録する実績表示手段を有することを特徴とする訪問歯科診療支援システムを提供するものである。
また、本発明は、前記文書作成を支援する手段には、患者の状態をイラストや画像等で説明するサンプル説明手段と、撮影した画像や動画を表示する手段と口腔内の画像や動画を撮影、取込み手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記文書作成を支援する手段には、さらに歯周検査をする手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記文書作成を支援する手段にて作成される文書には、診療、治療画像を貼りつけ可能であることを特徴とする。
また、本発明は、訪問診療に使用する可搬型の入出力装置に、訪問する患者情報の表示、登録する患者情報手段を備え、前記患者情報手段には、既往歴、服用薬剤、検査値の登録手段を有することを特徴とする訪問歯科診療支援システムを提供するものである。
また、本発明は、前記既往歴、服用薬剤、検査値の登録手段により選択登録された既往歴、服用薬剤、検査値の情報から全身疾患に対するガイド、歯科治療時の注意点を表示する手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記患者情報手段には、患者の口腔内を撮影し、その写真を画像として取込む手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記患者情報手段には、患者の状態を撮影し、その写真あるいは動画を画像として取込む手段と、併せて音声を録音し取込む手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、訪問診療に使用する可搬型の入出力装置に、訪問する患者情報の表示、登録する患者情報手段と、訪問する患者の保険証を確認する手段を備え、前記保険証を確認する手段には、撮影を許可されたときに、当該保険証を撮影する手段を有することを特徴とする訪問歯科診療支援システムを提供するものである。
また、本発明は、前記可搬型の入出力装置は、タブレットであることを特徴とする。
また、本発明は、各前記手段を実行するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供するものである。
本発明によれば、初めて訪問歯科診療した場合や、開始し初めたばかりの場合などであっても、何をすべきか、どのような文書を報告、提供文書として作成すればよいか、案内することができ、訪問対象となる患者の情報も適切に得ることができる。
また、訪問診療等における、各家庭、各施設等を訪問した結果の診療内容や治療内容等を訪問先にても提供文書、報告文書としてまとめることができる。また、訪問先での患者等への説明等、コミュニケーションを容易にとることができるようになる。
このように、訪問先で患者への適切な治療等をおこなうための医師、看護師、歯科医師、歯科衛生士等への訪問診療を行うための道先案内となるようなガイド、支援するようなシステムを提供することができる。
本発明によれば、訪問時のガイドから文書作成のガイド等、判り易く案内することができ、また、患者との会話等を介しての説明も容易となる。また、患者の安心を得ることもでき、医院等へ戻ったさいの報告、提出文書等の提出も容易となり、さらには、次後の訪問時にも役に立つ支援も可能とできる。
本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムの構成例図である。 本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムで用いる可搬型の入出力装置(タブレット)の案内・表示画面の遷移図である。 本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムで用いる可搬型の入出力装置(タブレット)の初期画面例の図である。 本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムで用いる入出力装置(タブレット)の「訪問歯科診療ナビ」を選択した際の「かんたんモード」の初期画面例の図である。 本発明の一実施形態に係る「訪問歯科診療ナビ」の「かんたんモード」の遷移画面の説明図である。 本発明の一実施形態に係る「訪問歯科診療ナビ」の「かんたんモード」および「標準モード」で使用される提供文書作成の基本画面(プラットホーム)の例である。 本発明の一実施形態に係る提供文書作成等でガイドとして使用、表示できる画面例の図であり、提供文書作成の基本画面(プラットホーム)から様々に展開できる機能を説明するもので、a1図は「サンプルで説明」で使用される画面の例、a2図は「画像・動画を見る」で使用される画面の例、a3図は「画像・動画を撮影する」で使用される画面の例、a4図は「歯周検査をする」で使用される例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る提供文書の基本画面(プラットホーム)から遷移の作成例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る提供文書の構成例のうち治療管理の一例としての文書例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る提供文書の構成例のうち治療管理の他の例としての文書例を示す図であり、提供文書に画像を取込み張り付けた例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る撮影した「画像・動画を見る」ことに係り、治療時等に撮影した画像・動画なかから説明画像として用いることができることを説明する図である。 本発明の一実施形態に係る「画像・動画を撮影する」に係り、画像を見ながら必要な箇所の撮影ができ、その画像等を取込み等を行う説明図である。 本発明の一実施形態に係る「画像・動画を撮影する」ことに係り、画像・動画の撮影は治療箇所の他、食事等の姿勢等の撮影情報の取込み、患者との対話、説明等に提供可能とする説明画面の例である。 本発明の一実施形態に係るイラストやサンプル画像で説明する場合の表示画面の例図である。 本発明の一実施形態に係る「歯周検査をする」に係り、登録情報の参照や検査登録、音声入力による検査登録等の説明図である。 本発明の一実施形態に係る「患者情報」に係り、検査値等からの注意点等を画面表示する説明図である。 本発明の一実施形態に係る患者情報の入力・表示、編集に関する画面の例図である。 本発明の一実施形態に係る患者情報の登録に係る初期の確認画面の例に係り、保険証撮影の同意確認画面の例図である。 本発明の一実施形態に係る患者情報の登録に係る初期の確認画面の例に係り、保険証の撮影画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る「医院設定」の表示画面の例図である。 本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムのメインメニュー画面からの入力処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る「訪問歯科診療ナビ」の「かんたんモード」および「標準モード」の処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る「患者情報」の検索、表示の際に、複数の画面入力から共通して使用される、検索、表示の処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る「訪問歯科診療ナビ」等で、訪問内容等をガイドするための、表示、ガイド処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る「サンプルで説明」が選択されたときの処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る撮影した「画像・動画を見る」が選択されたときの処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る「画像・動画を撮影する」が選択されたときの処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る「歯周検査をする」が選択されたときの処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る提供文書の作成のときの処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る提供文書の作成処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る画像取込み表示の処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る取込み画像に書き込み指示を検出したときの処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る動画、音声情報の取込み処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る「イラストやサンプル画像で説明」が選択されたときの処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る患者疾患に対するガイド、注意点の表示処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る保険証の登録処理フロー図であり、(a)図は確認処理フロー図、(b)図は保険証のイメージ登録処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る「医院設定」が選択されたときの処理フロー図である。 本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムにおける患者情報のインポートと訪問データのエクスポートの説明図である。 本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムの運用形態の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムの構成例を示すものである。1は画面への表示制御処理や、その他入出力制御等を行う処理部CPU、2は書込み読出し可能なメモリMM、3は読出し専用のメモリROM、4はディスプレイDSPであり、基本的には、処理部1、メモリ2、メモリ3、ディスプレイ4から構成される。処理部1の制御の下、メモリ3からプログラム等を読出しプログラム処理により所定の画面をディスプレイ4に表示するとともに、ディスプレイ4からの入力指示を検出し必要なデーラをメモリ2に展開して編集する等の処理がおこなわれる。また、外部機器とのインタフェースをとるUSBインタフェース5、カメラや書込み読取りペン等の入出力インタフェース6を備えている。また、必要に応じて無線インタフェース7が設けられてもよい。
本発明のシステム構成は、後で明らかになるように、持ち運びが容易な可搬型の入出力装置に集約できる。この可搬型の入出力装置としては、タブレット、ノートパット、モバイル端末あるいはノートパソコンと呼ばれるものであってよく、持ち運び容易で訪問先で表示画面を見ながら入出力処理できるものであればよい。以下の説明では可搬型の入出力装置をタブレットとして説明する。
また、訪問診療支援システムとして、特に好適な訪問歯科診療支援システムとして以下説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムで用いる可搬型の入出力装置としてタブレットの案内・表示画面の遷移図である。
図2の遷移図において、初期画面Aには、メニュー画面(選択項目)が表示される(その詳細は、図3にて明らかとなる)。この選択項目は、「訪問歯科診療ナビ(歯科医師、歯科衛生士訪問用)」A11と「訪問歯科診療ナビ(歯科衛生士訪問用)」A12と「患者情報管理」A2と「全身疾患と医療臨床検査値トラの巻」A3と「イラストやサンプル画像で説明」A41と「サンプル動画で説明」A42と「医院設定」A5の5個のアイコン(選択肢)からなり、所定のアイコンが指示入力されたことを検知して各画面へと遷移する。
「訪問歯科診療ナビ」については、図3にて説明されるように、「訪問歯科診療ナビ(歯科医師、歯科衛生士訪問用)」A11と「訪問歯科診療ナビ(歯科衛生士訪問用)」A12との2つの入り口を設けている。日々の訪問で、何をすれば良いか、必要な提供文書は何かなどをガイドするもので、歯科医師と歯科衛生士が一緒に訪問する場合と歯科衛生士のみ訪問の場合がある。「訪問歯科診療ナビ」は、必ずしも分けて設ける必要はないが、歯科衛生士だけでの訪問時に当該歯科衛生士だけで処置する対象を絞ってガイドすることができる。
この「訪問歯科診療ナビ」は、「標準モード」と、日々の訪問で何をすればよいのか、必要な提供文書は何かなどを案内(ガイド)するもので、初めての訪問診療であっても簡単に進めるように「かんたんモード」とを備えている。「かんたんモード」は、その初期画面A1−1へ遷移し、所定の項目を入力しつつ、画面A1−2、画面A1−3を経て提供文書の基本ガイド画面(プラットホーム)A1−4に至る。また、「標準モード」の場合には、「訪問歯科診療ナビ」から提供文書の基本ガイド画面A1−4(プラットホーム)へ遷移する。作成される提供文書としては、後述するように複数種類の文書画面A1−5や文書内に写真や画像を張り付ける文書画面A1―6、A1−7がある。
「患者情報管理」A2は、訪問する患者情報の表示や新規登録、編集を行うもので、患者情報の表示、編集、登録画面A2−1により、患者番号、氏名等などの患者の基本情報のほかに訪問診療に必要な項目を管理できる。また、月々の訪問実績カレンダーが表示され、過去の訪問診療内容を参照することもできる。
また、初回訪問等で保険証を確認する画面A2−2、保険証の撮影登録画面A2−3へ遷移することができる。
「全身疾患と医療臨床検査値トラ巻」A3は、疾患や検査値ごとに、その詳細の画面A3−1、注意点を表示する画面A3−2へ遷移することができる。
イラストやサンプル画像や動画等で説明する際に、画像と動画の何れで説明するものであってよく、本例では「イラストやサンプル画像で説明」A41と、「サンプル動画で説明」A42の2つの選択肢から入ることができる。これらのイラストやサンプル画像・動画等で説明する場合の一例として、患者の状態を説明する画面A4−1(画面a1)へと遷移できる。この患者の状態を説明する画面A4−1(画面a1)は、先の提供文書のガイド画面A1−4からも遷移できる。
「医院設定」A5は、医院情報、動作モード、各種届出等の設定を行う画面A5ー1へ遷移する。この動作モードの設定にて、先の「訪問歯科診療ナビ」A1の選択で「標準モード」と「かんたんモード」の何れかにモード設定することができる。
なお、これら遷移図は理解を容易とするために説明上で用いているものであり、全ての画面を示したものではなく、また、これらの遷移に限定されるものでもない。
以下、各画面について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムで用いる可搬型の入出力装置(タブレット)の初期画面例の図である。図3において、初期画面Aには、メニュー画面(選択項目)が表示される。歯科医師や歯科衛生士等が訪問先等で使用する4個の選択項目がアイコンA11、A12、A2、A3、A41、A42として表示されると共に、医院などにおいてタブレットの初期設定等で使用される1個の選択項目がアイコン表示A5される。
アイコン表示「訪問歯科診療ナビ」は、日々の訪問で、何をすればよいのか、必要な提供文書は何かなどをガイドするためにある。この「訪問歯科診療ナビ」は、図3にて説明されるように、「訪問歯科診療ナビ(歯科医師、歯科衛生士訪問用)」A11と「訪問歯科診療ナビ(歯科衛生士訪問用)」A12との2つの入り口を設けている。日々の訪問で、何をすれば良いか、必要な提供文書は何かなどをガイドするもので、歯科医師と歯科衛生士が一緒に訪問する場合と歯科衛生士のみ訪問の場合がある。「訪問歯科診療ナビ」は、必ずしも分けて設ける必要はないが、歯科衛生士だけでの訪問時に当該歯科衛生士だけで処置する対象を絞ってガイドすることができる。
この「訪問歯科診療ナビ」は、動作モードとして「標準モード」と「かんたんモード」の何れかを選択設定することができる。この動作モードの設定については後で説明される。
アイコン表示A2の「患者情報管理」は、訪問する患者情報の表示や編集、新規登録等を行うためにある。
アイコン表示A3の「全身疾患と医療臨床検査値トラの巻」は、疾患や検査値ごとに、その詳細や注意点などをいつでも参照することができるためにある。
アイコン表示「イラストやサンプル画像で説明」A41と「サンプル動画で説明」A42は、イラストやサンプル画像や動画等で説明する際に使用できるものである。これらイラストやサンプル画像・動画で説明する機能は、患者やその家族、ケアマネージャー、施設職員などへ患者の状態をイラストや画像を使って説明するためにある。本例では「イラストやサンプル画像で説明」A41と、「サンプル動画で説明」A42の2つの選択肢から入ることができるようにしているが、画像と動画の何れで説明するものであってよく、アイコン指定としては、共通に1つ設けるものであってもよい。
アイコン表示A5の「医院設定」は、「標準モード」と「かんたんモード」の何れかの動作モードの設定や、医院毎の各種届出などについての設定をするためにある。
タブレット画面に表示される、これらのアイコン表示中、指や選択ペンで選択されたアイコンを検知して各画面へと遷移する。
図4は、本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムで用いる入出力装置(タブレット)の「訪問歯科診療ナビ」を選択した際の「かんたんモード」の初期画面例の図である。訪問した時に、何をすればよいか、必要な提供文書は何かなどを順次ガイドされる。図4において、画面A1−1内の上段には、予め登録されている患者情報として患者番号A111、患者氏名A112、一画面戻るためのアイコンA113が配置されている。
同画面中の「訪問先は?」との表題と共に、順次入力すべき情報が案内される。選択肢として複数設けられて、A1−11は「ご自宅(居宅)」の場合の提示として一戸建て、マンション等、居住系施設、ガイドが付記されている。A1−12は「施設」に関するもので、その画面中に特定老人ホーム、介護付有料老人ホーム、・・・等のガイドが付記される。A1−13は「介護保険施設」に関し、A1−14は「病院」に関するもので、それぞれガイドが付記されている。これらの選択肢から目的とするものを選択し、「次へ」A114のアイコンをクリックすることで、次画面へと案内される。
図5は、本発明の一実施形態に係る「訪問歯科診療ナビ」の「かんたんモード」の遷移画面の説明図である。先の図4にて示した初期画面A1−1から、順次設問画面が変わり、例えば、画面A1−2の介護認定情報を入力する画面となり、画面A1−3の体調等の入力情報等、順次訪問先における対応につき入力していき、画面遷移していく。このように各画面の設問において選択入力される情報に基づいて訪問診療をナビゲートできる。選択、入力した情報や事項は訪問歯科診療ナビ画面に反映され、その結果、画面A1−4として表示され、診療内容や、作成する必要がある提供文書などがガイドされる。また、患者を選択することで、その患者属性(訪問先、介護認定等)で既存の設定を初期値として表示できる。
なお、図5に図示した遷移画面の説明項目は一例を示したもので、ここに表記した遷移画面に限定されるものではなく、その他複数の設問や、遷移画面に多々設けられる。図4および図5にて説明した「訪問歯科診療ナビ」の「かんたんモード」での画面遷移に対して、「標準モード」が設定されている場合には、図3のアイコン表示A1の「訪問歯科診療ナビ」が選択されたときに、図5の画面A1−4となる。この画面について、図6を用いて説明する。なお、初心者向けを「かんたんモード」として説明したが、勿論プロが用いてもよく、その使い方に制限があるわけではない。
図6は、本発明の一実施形態に係る「訪問歯科診療ナビ」の「かんたんモード」および「標準モード」で使用される提供文書作成の基本画面の例であり、訪問歯科診療ナビのプラットホームの位置付けとなる。
図6の画面A1−4において、画面上段に患者の情報として、患者番号A141、患者氏名A142、診療日A143、歯科医師の選択欄A144、歯科衛生士の選択欄A145、患者検索アイコンA146などが配置表示される。また、また、患者情報等、適宜この患者検索アイコンA146にて得ることができる。画面中段左には、介護認定情報、診療人数等A147、診療内容等の実施する内容が一覧A148として表示され、その中から実施した事項等を選択入力することができる。
画面下段には、月度単位での訪問実績をアイコン表示するともに最後に歯科医師が訪問した日付をA1401に表示する。また、提供文書の提供先をA1402に表示することもできる。これにより誰に対する提供文書であるか等を把握することができる。
画面中段右には、治療内容、処置等A1403の表記と、その内容に伴う診療報酬点数をA1404の欄に表示できる。また、各項目毎に参照できる文書がA1405に表示される。
こうして、指導する項目、時間などを選択することにより、算定項目と必要な文書が作成でき、各種届出により、選択できる項目が自動的に表示され、訪問に関する算定点数も自動的に表示可能する。また、月々の訪問実績カレンダーが表示されることにより、過去の訪問診療内容を参照することもできる。
画面最下段には、4個のアイコンが設けられている。各アイコン「サンプルで説明する」a1、「画像・動画を見る」a2、「画像・動画を撮影する」a3、「歯周検査をする」a4を指示する(触る)ことにより、該当する画面表示に変わる。
この4個のアイコンの画面例として、図7にて説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る提供文書作成等でガイドとして使用、表示できる画面例の図であり、a1図は「サンプルで説明する」で使用される画面の例、a2図は「画像・動画を見る」で使用される画面の例、a3図は「画像・動画を撮影する」で使用される画面の例、a4図は「歯周検査をする」で使用される例を示す。
「サンプルで説明する」a1図は、患者の状態をイラストや画像を使って説明することができる。「画像・動画を見る」a2図は、以前に撮影した画像や動画を見ることができる。「画像・動画を撮影する」a3図は、CCD口腔内カメラやタブレット付属のカメラを使用して、画像か動画で撮影できる。また、「歯周検査をする」a4図は、歯周検査をしたときに記録登録するもので、音声入力で登録することもできる。なお、図a2、図a3は、適宜、動画・画像としても提供利用される。
これら表示画像は、提供文書内に盛込むこともできる。また、患者やその家族への説明のために利用することもでき、後で説明するように表示画像に書込みしながら説明することもできる。
また、図6の最下段の「保存」アイコンA1406により入力データとして保存される。「文書作成」アイコンA1−5については、図8の画面例として説明される。
図8は、本発明の一実施形態に係る提供文書の作成例を説明する図である。先の図6の提供文書の作成画面にて登録された情報を元に、提供文書の一例を示すものである。画面内容は各文書によって異なる。
図8において、画面A1−4から提供文書を選択して、画面A1−5に遷移する。
この画面A1−5は、管理指導計画書として提供されるものであり、一例として「現在の口腔状態」A151、「治療計画」A152として作成提供される。これらドキュメントとして、印刷(A153)、コピー(A154)、保存(A155)できる。
各提供文書により、項目は異なるが事前に登録された内容と重複する場合は、その内容が初期表示される。また、共通事項についてはそのまま利用できる。
このように、本発明の訪問歯科診療支援システムでは、訪問診療の際に「訪問歯科診療ナビ」を使用することにより、提供文書が略自動的に作成することができる。
図9Aおよび図9Bは、本発明の一実施形態に係る提供文書の構成例を示し、図9Aは治療管理の文書例、図9Bは業務記録の文書例を示す図である。先の図8の文書画面A1−5とは異なり、文書内に撮影した写真や画像を張り付け、画面A1―6やA1−7のように提供文書として作成することもできる。写真や画像があることにより、患者や患者の家族、連携する多職種の人々に対して患者の状態等を伝わりやすくできる。
図10は、本発明の一実施形態に係る撮影した「画像・動画を見る」ことに係り、治療時等に撮影した画像・動画のなかから説明画像として用いることができることを説明する図である。
「訪問歯科診療ナビ」A1−4の「画像・動画を見る」a2より、以前に撮影した画像や動画の一覧a2(a3)を表示させ、その中から、適宜選択しa21のように選択することができる。
図11は、本発明の一実施形態に係る「患者情報」に係り、患者情報の登録に伴うカメラによるモニタ、写真撮影、書き込み等を行う説明図である。
図11において、画面A1−4にてアイコン「画像・動画を撮影する」a3により、画面a3(a2)へ遷移する。例えば、CCD口腔内カメラA211を利用し、本体タブレットに接続することで、画像を見ながら口腔内の写真を撮影することができる。また、撮影した画像を画面表示a21することにより撮影した画像の上にタッチペン等で書込みする(A212)ことができ、患者や患者の家族への説明などコミュニケーションもとれる。
図12は、本発明の一実施形態に係る「患者情報」に係り、患者情報の登録に伴う患者との対話、説明等を行う画面の例である。例えば、図6の画面A−4のアイコン「画像・動画を撮影する」a3により、画面a3−1へ遷移する。
先に、画面a2、a3に示した口腔内の映像写真に限られず、図12においては、患者の姿勢や食事時なども対象とできる。例えば、患者の姿勢を矯正することにより、食事がしやすくなるなどの医療面からの指導ができる。写真・動画の撮影に当たっては、CCD口腔内カメラや、デジタルカメラや、タブレット本体に付属のカメラなどが使用できる。また、音声入力についても、タブレット本体に付属のマイクから受信でき録音することができる。
図13は、本発明の一実施形態に係る「イラストやサンプル画像で説明」の表示画面の例図である。図6における「サンプルで説明」a1から表示することもでき、また、図3において、「イラストやサンプル画像で説明」A41、「サンプル動画で説明」A42を指示することで、患者の状態を説明する画面A4−1(画面a1)へと遷移できる。この画面のイラストやサンプル画像で患者の状態を説明される。患者の状態にあった豊富なイラストやサンプル画像を利用して、患者や患者の家族、ケアマネージャー、施設の職員等に説明することができ、より的確な意思疎通がはかられる。また、この画面で表示されるイラストやサンプル画像等には文字などの書込みをすることができ、併せて保存することもできる。
図14は、本発明の一実施形態に係る「歯周検査をする」に係り、検査登録の説明図である。図6の画面A1−4のアイコン「歯周検査をする」a4により遷移する。
図14において、画面a4により、歯周検査した結果を画面上から直接登録することができ、過去の検査結果の参照や比較をすることができる。また、音声入力用ヘッドセットA14を接続し音声入力により、この画面a4と併せて、歯科衛生士が一人でも歯周検査をすることを可能とする。画面a4の下段の上下左右の顎の選択により検査状況の把握と追加、修正登録等もできる。
図15は、本発明の一実施形態に係る「患者情報」に係り、患者情報の登録に伴うガイドや注意点等を画面表示する説明図である。
図15において、画面A3−1の患者情報にて表示された患者の既往歴、服用薬剤、検査値情報から全身疾患に対してガイドや歯科治療時の注意点等を画面A3−2に表示できる。例えば、ガイドブック等から所定の注意事項等をタブレット内のメモリ内に記憶保存することで、その場にあった情報として表示することができる。この画面は、先の図3の「全身疾患と医療臨床検査値トラ巻」A3から遷移することができる。
図16は、本発明の一実施形態に係る患者情報の入力・表示、編集に関する画面の例図である。
先の図3の「患者情報管理」A2から遷移でき、訪問する患者情報の表示や編集、新規登録等を行うためにある。訪問依頼を受けた患者の情報を入力・表示、編集する。患者番号、氏名等などの患者の基本情報のほかに訪問診療に必要な項目を管理する。また、図6の「訪問歯科診療ナビ」A1−4画面に同期して、月々の訪問実績カレンダーが表示され、過去の訪問診療内容を参照することもできる。
図17は、本発明の一実施形態に係る患者情報の登録に係る初期の確認画面の例に係り、同意確認画面の例図である。
この図17は、初回訪問等で用いられるもので、保険証を確認し、院内で登録するためにタブレット付属のカメラ等で保険証を撮影することにある。
図17のA2−2は、限定利用、個人情報保護等の観点から厳守事項A221が記載登録されている。同意A222のボタンを押下してもらい、その日時を一緒に保存しておくことになる。この同意があることで保険証の撮影をすることができるようになる。
図18は、本発明の一実施形態に係る患者情報の登録に係る初期の確認画面の例に係り、保険証の撮影画面の例を示す図である。
図17にて、同意A222の押下により図18の画面A2−3となり、撮影した保険証の映像がタブレット内に取り込まれる。
図19は、本発明の一実施形態に係る「医院設定」の表示画面の例図である。図3の初期画面において、「医院設定」A5を選択すると、図19の画面に遷移する。図19の画面は、医院情報A51、動作モードA53、各種届出A52等の設定を行うものである。本発明に係わるこの動作モードA53の設定選択により、「訪問歯科診療ナビ」の遷移画面が「標準モード」か「かんたんモード」の何れによるものか確定する。即ち、先の「訪問歯科診療ナビ」の選択時に「標準モード」か「かんたんモード」の何れかがその設定モードにて、表示されることになる。画面下段の「保存」A54アイコンにより、登録内容を確定し、メインメニューの初期画面に戻る。また、画面上段の「閉じる」アイコンによりメインメニューの初期画面に戻る。
上記に説明した各画面構成のもと、タブレット本体の制御処理等について以下に説明する。タブレット本体の機器構成については、図1に示したように、基本的には、コンピュータあるいはプロセッサ等の処理部1と、画面表示およびタッチペンや指等の接触、押下により入力を検知する入出力インタフェースを有するディスプレイ4と、プログラムを内蔵したメモリ3と、文字データ、画像データ等を格納、記憶し修正、更新、登録に使用されるメモリ2から成り、これら連動して画面構成、画面遷移等の制御処理がおこなわれる。その他、カメラやマイク、外部記憶装置、外部ネットワーク等とのインタフェースをとる機器が設けられている。なお、図1に示すシステム構成は一例であり、この構成に限定されるものではない、ここに記載されていない内蔵カメラ機能やマイク機能を有し、その他、適宜機能追加があってもよい。
図20は、本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムのメインメニュー画面からの入力処理フロー図である。
初期画面Aにおいて表示される各アイコンの中から指定された入力を検出すると、各アイコンA11、A12、A2、A3、A41、A42、A5に対応する処理を行う。アイコンA11あるいはA12が指示されると、「訪問歯科診療ナビ」にて必要な処理へ分岐する。アイコンA2が指示されると、「患者情報管理」にて必要な処理へ分岐する。アイコンA3が指示されると、「全身疾患と医療臨床検査値トラの巻」にて必要な処理へ分岐する。アイコンA41あるいはA42が指示されると、「イラストやサンプル画像・動画等で説明」にて必要な処理へ分岐する。アイコンA5が指示されると、「医院設定」にて必要な処理へ分岐する。
図21は、本発明の一実施形態に係る「訪問歯科診療ナビ」の「かんたんモード」および「標準モード」の処理フロー図である。「訪問歯科診療ナビ」のアイコンが指示されると、図21の処理にはいる。予め本システムに設定登録されているモードが「かんたんモード」か、あるいは「標準モード」かの設定モードを抽出する(S11)。設定モードが例えば0/1の判定で分岐処理する(S12)。設定が「かんたんモード」である場合、訪問先の確認画面を表示し(S13)、順に、訪問先の入力の検出処理(S14)、介護認定の入力の検出処理(S15)、等を経て、必要な提供文書の表示の処理(S16)へと進む。また、分岐処理(S12)で「標準モード」である場合には、各ナビゲーション画面の処理を省略し、必要な提供文書の表示の処理(S17)へと進む。「標準モード」である場合には、特別なナビゲーションを不要とし、必要な提供文書の表示の処理(S16)へと進み、タブレットの使用者が提供文書の作成表示画面にて必要な患者データ等を設定してくことになる。
図22は、本発明の一実施形態に係る「患者情報」の検索、表示の際に、複数の画面入力から共通して使用される、検索、表示の処理フロー図である。「患者情報」のアイコンが指示されると、図22の制御処理フローに入り、患者番号、氏名等の入力、あるいは基本情報等の検出処理を行い(S21)、患者情報の取得を選択されているときには、患者情報の取得処理を行う(S22)。また、患者情報の検索を選択されているときには、所定の患者情報を検索処理し(S23)、指示入力された患者情報の取得処理を行う(S24)。そして、取得された患者情報を画面に表示処理する(S25)。この図22の処理は、初期画面からの分岐処理に限られず、「訪問歯科診療ナビ」等でも共通に使用される。各画面での患者情報の取得のアイコン、患者検索のアイコンの指示からも本処理へ入る。
図23は、本発明の一実施形態に係る「訪問歯科診療ナビ」等で、訪問内容等をガイドするための、表示、ガイド処理フロー図である。画面A1−3等に対応し、担当医師、診療人数、時間等のデータ入力の検出処理し(S31)、訪問時の実施項目を表示処理し(S32)、訪問実施の表示処理をし(S33)、診療日の変更の入力検出で表示を変更処理する(S34)。
図24は、本発明の一実施形態に係る「サンプルで説明する」が選択されたときの処理フロー図である。画面A1−3等に対応し、「サンプルで説明する」のアイコン入力を検出すると(S41)、患者の状態をイラストや画像で表示する(S42)。サンプルの画像として静止画像に限らず、動画が登録されていれば動画を表示してもよい。
図25は、本発明の一実施形態に係る「画像・動画を見る」が選択されたときの処理フロー図である。画面A1−3等に対応し、「画像・動画を見る」のアイコン入力を検出すると(S51)、以前に撮像した画像・動画データを抽出し、表示処理する(S52)。
図26は、本発明の一実施形態に係る「画像・動画を撮影する」が選択されたときの処理フロー図である。画面A1−3等に対応し、「画像・動画を撮影する」のアイコン入力を検出する(S61)と、タブレット本体の内蔵カメラや、CCDカメラ等からの画像を受信しデータとして格納し(S62)、表示処理する(S63)。
図27は、本発明の一実施形態に係る「歯周検査をする」が選択されたときの処理フロー図である。画面A1−3等に対応し、「歯周検査する」のアイコン入力を検出すると(S71)、検査項目に合せ入力されたデータを格納し(S72)、表示処理する(S73)。また、音声認識装置から入力がある場合、入力された音声情報に基づき、画面指示及び検査結果の登録を行う。
図28は、本発明の一実施形態に係る提供文書の作成のときの処理フロー図である。画面A1−4、画面A1−5等に対応し、提供文書の表示を行い(S81)、問診、診療項目に従い入力されたデータを変更、編集されたもの含め保存する(S82)。
図29は、本発明の一実施形態に係る提供文書の作成処理フロー図である。画面A1−6、画面A1−7に対応し、提供文書、画像データを抽出し(S291)、画像データを所定のフォーマットで文書内に貼り付け処理する(S292)。
図30は、本発明の一実施形態に係る画像取込み表示の処理フロー図である。画面a2に対応し、内蔵カメラやCCDカメラからの画像情報受信し(S301)、データとして格納するとともに、所定のフォーマット内に画像データとして表示する(S302)。
図31は、本発明の一実施形態に係る取込み画像に書き込み指示を検出したときの処理フロー図である。画像a2、画像a21等に対応し、入力ペンや指で指示する等の入力検出し(S311)、表示画像の有無判断し(S312)、書込み可の状態で表示処理する(S313)。
図32は、本発明の一実施形態に係る動画、音声情報の取込み処理フロー図である。画面a3に対応し、内蔵カメラ、CCDカメラ、外部デジタルカメラ等からの動画及び音声入力を検出受信し(S321)、データとして格納するとともに、動画及び音声の再生処理をする(S322)。
図33は、本発明の一実施形態に係る「イラストやサンプル画像で説明する」が選択されたときの処理フロー図である。画面A4−1、画面a1等に対応し、「イラスト・サンプル画像で説明する」のアイコン入力検出し(S331)、イラスト・サンプル画像を表示出力処理する(S332)。
図34は、本発明の一実施形態に係る患者疾患に対するガイド、注意点の表示処理フロー図である。画面A3−1、画面A3―2等に対応し、対象となる患者のデータから疾患に対するガイド情報、治療時の注意点等を表示処理する(S341)。
図35は、本発明の一実施形態に係る保険証の登録処理フロー図であり、(a)図は確認処理フロー図、(b)図は保険証のイメージ登録処理フロー図である。(a)図において、画面A2−2に対応し、保険証の確認画面の表示処理を行い(S351)、同意ボタンの押下を検出し(S352)、入力データとして保存する(S353)。同意ボタンの押下がされると、次の処理へ移行可能となるので、画面とあわせて、(b)図の処理に入る。保険証の画像受信検出し(S354)、表示処理するとともに所定エリアに格納する(S355)。
図36は、本発明の一実施形態に係る「医院設定」が選択されたときの処理フロー図である。初期画面A、画面A5−1に対応し、医院設定のアイコンの入力検出し(S361)、所定の設定フォームを表示し(S362)、選択入力を検出し、所定のエリアに保存する(S363)。なお、医院設定画面における設定登録は、本発明に関係する「標準モード」と「かんたんモード」の何れかを選択設定する処理について説明している。
タブレットに内蔵される処理部と各種メモリとディスプレイ等の協働により、上記に説明した制御処理が行われる。
図37は、本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムにおける患者情報のインポートと訪問データのエクスポートの説明図である。本発明の可搬型入出力装置として、タブレットで説明したが、ここで作成された提供文書や患者情報等は、例えば、医院や、他のデバイス端末等の、他で作成された提供文書や患者情報等と情報共有を可能としている。図40において、タブレット本体41は、外部からの患者基本情報等41をCSVデータ形式として取込む(インポート)機能を備え、また、本体で作成された診療データ等を訪問診療データ43としてCSVデータ形式で外部へ出力する(エクスポート)機能を備える。また、本体で作成された提供文書等をPDF形式44で出力することも可能としている。
図38は、本発明の一実施形態に係る訪問歯科診療支援システムの運用形態の説明図である。図において、可搬型の入出力装置としてのタブレット本体41にCCD口腔内カメラ411を接続し、外部写真や、動画として画像情報を取込みでき、また、プリンタ412に接続し、提供文書等、ドキュメント印刷を可能とする。また、本体で作成した文書、データ類を外部記憶装置421へ出力し、バックアップ保存することも可能である。
また、無線機能を備えることにより、外部ネットワーク400へ接続し、例えば、院内側のインタフェース424を介して、院内の処理装置422(例えば、サーバ装置)と通信し、処理装置側の記憶装置423へデータ転送することもできる。
上記で説明した実施形態としての画像、文書例などは、これに限定されるものではなく、また、画像の配列順に限定されものでもない。また、制御処理フロー図について、コンピュータ内での各種データ間のやり取り等もあり、フロー図をもって限定解釈されるべきではない。
以上説明した各実施形態は、本発明の理解のために例示されたものであり、本発明は、これら実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって定義される。また、本発明の技術思想から離れるものでない限り、特許請求の範囲に記載の構成と均等であるものも本発明の保護の範囲に含まれるものである。
本発明によれば、訪問診療、特に、一般診療と異なり訪問歯科診療において、訪問の受付から、診療、患者やその家族等への診療説明、各種文書の作成等にガイド、支援するもので、今後の在宅診療、在宅医療等のケースが増えるなか、歯科医師等をサポートするシステムとして、ますます利用可能性が大きい。
1…処理部
2、3…メモリ
4…ディスプレイ
5、6,7…インタフェース機器A…初期画面、メインメニュー
A1…「訪問歯科診療ナビ」アイコン表示
A2…「患者情報」アイコン表示
A3…「全身疾患と医療臨床検査値からのチェック」アイコン表示
A4…「イラストやサンプル画像で説明」アイコン表示
A5…「医院設定」アイコン表示

Claims (17)

  1. 訪問診療に使用する可搬型の入出力装置に、順に設問事項を画面に表示する案内手段と、直接設問に見合うデータ入力し文書作成を案内する画面を表示する文書作成手段を備え、
    前記案内手段を経て前記文書作成手段に至る第1のモードと、前記案内手段を経ずに前記文書作成手段に至る第2のモードを有し、
    予め設定された前記第1のモードと前記第2のモードの何れかのモードにて画面案内することを特徴とする訪問診療支援システム。
  2. 前記案内手段および前記文書作成手段による案内画面を選択する選択肢と、訪問時の患者情報を参照、登録する選択肢を初期画面に備えることを特徴とする請求項1記載の訪問診療支援システム。
  3. 前記初期画面に、疾患や医療臨床検査値に基づく注意点等を参照する選択肢を備えることを特徴とする請求項2記載の訪問診療支援システム。
  4. 前記初期画面に、イラストやサンプル画像を参照する選択肢を備えることを特徴とする請求項3記載の訪問診療支援システム。
  5. 前記初期画面に、サンプル動画を参照する選択肢を備えることを特徴とする請求項4記載の訪問診療支援システム。
  6. 前記訪問診療は、訪問歯科診療であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1記載の訪問診療支援システム。
  7. 訪問歯科診療に使用する可搬型の入出力装置に、診療に係わる文書作成を支援する手段を備え、
    前記文書作成を支援する手段には、訪問患者の情報を検索する患者情報検索手段と、訪問時に実施する事項の一覧を表示する一覧表示手段と、訪問実績を月日単位で表示登録する実績表示手段を有することを特徴とする訪問歯科診療支援システム。
  8. 前記文書作成を支援する手段には、
    患者の状態をイラストや画像等で説明するサンプル説明手段と、
    撮影した画像や動画を表示する手段と、
    口腔内の画像や動画を撮影、取込み手段を有することを特徴とする請求項7記載の訪問歯科診療支援システム。
  9. 前記文書作成を支援する手段には、
    さらに歯周検査をする手段を有することを特徴とする請求項8記載の訪問歯科診療支援システム。
  10. 前記文書作成を支援する手段にて作成される文書には、診療、治療画像を貼りつけ可能であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1記載の訪問歯科診療支援システム。
  11. 訪問診療に使用する可搬型の入出力装置に、訪問する患者情報の表示、登録する患者情報手段を備え、
    前記患者情報手段には、既往歴、服用薬剤、検査値の登録手段を有することを特徴とする訪問歯科診療支援システム。
  12. 前記既往歴、服用薬剤、検査値の登録手段により選択登録された既往歴、服用薬剤、検査値の情報から全身疾患に対するガイド、歯科治療時の注意点を表示する手段を有することを特徴とする請求項11記載の訪問歯科診療支援システム。
  13. 前記患者情報手段には、
    患者の口腔内を撮影し、その写真を画像として取込む手段を有することを特徴とする請求項11または12記載の訪問歯科診療支援システム。
  14. 前記患者情報手段には、
    患者の状態を撮影し、その写真あるいは動画を画像として取込む手段と、
    併せて音声を録音し取込む手段を有することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1記載の訪問歯科診療支援システム。
  15. 訪問診療に使用する可搬型の入出力装置に、
    訪問する患者情報の表示、登録する患者情報手段と、
    訪問する患者の保険証を確認する手段を備え、
    前記保険証を確認する手段には、撮影を許可されたときに、当該保険証を撮影する手段を有することを特徴とする訪問歯科診療支援システム。
  16. 前記可搬型の入出力装置は、タブレットであることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1記載の訪問歯科診療支援システム。
  17. 請求項1乃至15のいずれか1記載の前記手段を実行するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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