以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報処理装置1のブロック図である。
情報処理装置1は、1または2以上のデータベース101、作業登録情報格納部102、条件格納部103、判断部104、作業登録情報蓄積部105、出力指示受付部106、作業出力部107、作業指示受付部108、作業画面出力部109を備える。ここでは、説明のため、データベース101が一つである場合を例に挙げて説明するが、本発明においてはデータベース101は2以上であっても良い。
1以上のデータベース101は、1以上の画面を用いて行なわれる作業に利用されるデータベースである。データベース101には、例えば、1以上の画面を用いて行なわれる作業に利用されるデータが格納される。作業に利用されるデータベースは、例えば、作業によって更新されるデータベースである。作業に利用されるデータが格納されるということは、例えば、作業において読み出して利用されるデータが格納されていることであっても良く、作業により取得された情報が蓄積されることによって格納されることであっても良い。
データベース101は、例えば、作業に利用されるデータが、一定の形式で作成、管理されたデータの集合やデータ群である。このデータの集合等が格納される格納部(図示せず)や、格納領域等を含めてデータベース101と考えてもよい。データベースは、例えば、リレーショナルデータベースや、オブジェクト指向データベース、CSV形式やXML形式のデータベース等、データ構造は問わない。また、一のデータベース101は、一の格納部で構成されていても良く、物理的に異なる複数の格納部により構成されていても良い。また、一の格納部の異なる格納領域に、それぞれ異なるデータベース101が格納されていても良い。データベース101のデータは、例えば、1以上の画面を用いて行なわれる作業により、適宜、読み出されたり、書き込まれたり、消去されたりする。なお、データベース101が有するデータの読み書き等を管理する手段(図示せず)等も、データベース101の一部と考えてもよい。データベース101は、情報処理装置1がアクセス可能なデータベースと考えてもよい。作業に利用されるデータは、例えば、作業により取得されたデータも含む概念である。
ここでの作業は、1以上のユーザが行なう作業であり、例えば、情報処理装置1を用いて行なわれる作業である。ここでの一の作業は、一連の複数の作業等の一の作業群であってもよい。ここでの一のユーザは、一個人であっても良く、企業や、企業内の部署や、グループ等の一の団体であっても良い。ここでの作業は、例えば、企業や団体等の法人において行なわれる財務や経理、人事、在庫管理等に関連した作業等である。ここでの作業は、例えば、財務や経理、会計に関連した帳票にデータを入力する作業や、帳票に入力されたデータを確認する作業や、データをクエリ等を用いて読み出す作業等である。帳票は、例えば、伝票や帳簿である。ただし、ここでの帳票は、電子化された帳票である。
1以上のデータベース101は、例えば、商品の在庫を管理するデータベース101や、商品の販売や、仕入を管理するデータベース101である。
なお、ここでの格納部(図示せず)は、例えば、不揮発性の記録媒体であってもよく、揮発性の記録媒体であってもよい。かかることは、他の格納部においても同様である。
作業登録情報格納部102には、1以上の画面を用いて行なわれる作業に関する情報である1以上の作業登録情報が格納される。ここでの作業は、実行予定がある作業である。
作業登録情報は、例えば、実行予定がある作業に用いられる画面を出力するための情報である。例えば、作業登録情報は、実行予定がある作業に用いられる画面を出力するための情報を有する情報である。作業に用いられる画面を、ここでは、作業画面と呼ぶ。作業画面は、例えば、作業に用いられる入力画面や出力画面等である。作業画面を出力するための情報とは、画面指定情報や、1以上の画面の出力を伴うタスクや処理を指定する情報である。実行予定がある作業とは、1以上のユーザが今後実行しようと考えている作業や、今後実行しなければならない作業である。ここでの作業は、例えば、1以上のデータベース101に格納されるデータに関して行なわれる作業である。データベース101に格納されるデータに関して行なわれる作業は、例えば、データを利用して行なわれる作業や、データの追加や更新、削除等を含むデータベースを更新する処理を含む作業である。
画面指定情報は、作業画面を指定する情報である。画面指定情報は、例えば、作業画面の識別子等の作業画面を特定することが可能な情報であってもよい。また、画面指定情報は、作業画面にジャンプするために利用可能な情報であり、例えば、図示しない格納部等に格納されている作業画面の情報に対するリンク情報や、アドレス情報であってもよい。画面指定情報は、作業画面を出力するために用いられる図示しない格納部等に格納されているテンプレート等を指定する情報であってもよい。テンプレートは、例えば、情報処理装置1の専用の形式のデータであっても良く、XML形式のデータや、XML形式のデータとCSS等のスタイルシートのデータとの組であってもよい。画面指定情報は、作業画面の識別子と考えてもよい。画面指定情報は、作業画面として出力される画像情報や、作業画面として出力される電子文書等を指定する情報等であっても良い。
例えば、作業登録情報は、実行予定がある作業において用いられる作業画面を指定する1または2以上の画面指定情報を有している情報である。作業登録情報は、このような画面指定情報により指定される作業画面を出力する際に用いられる条件である実行条件を更に有していても良い。実行条件は、具体的には、作業画面を作成するために用いられる条件であり、後述する作業画面出力部109は、例えば、この実行条件を満たす作業画面を出力することとなる。実行条件は、例えば、作業画面についての詳細な出力設定や、作業画面に加えられる1以上の変更を指定する情報や、作業画面に予め入力される情報や、作業画面に入力されるデータを取得するためのクエリ等である。実行条件は、例えば、作業画面に配置されるデータを検索するための検索期間を示す情報(即ち条件)である。実行条件は、変数等を有していても良い。例えば、実行時の日付等が、実行条件の変数として用いられてもよい。
作業登録情報は、例えば、実行予定がある作業を行なうために実行される、1以上の画面の出力を伴う1または2以上のタスクや処理を指定する情報を有していても良い。画面の出力を伴うということは、画面を出力する処理を含むことと考えてもよい。タスクとは、例えば、情報処理装置1等が自動実行する処理である。ただし、タスクは、例えば、ユーザからの入力受付け等の処理を含んでいても良い。作業登録情報は、更に、1以上のタスクや処理を情報処理装置1の図示しない処理部等に実行させるための1以上の命令や、これらを実行させるために用いられる条件を有していても良い。このような条件も実行条件と考えてもよい。
一の作業登録情報は、例えば、特定の一の作業画面を出力するための情報を有するものであっても良く、複数の作業画面を動的に取得して出力するための情報を有するものであっても良い。この場合の複数の作業画面は、例えば、それぞれ異なる時期に出力される複数の作業画面である。例えば、この場合の複数の作業画面は、一定または不定の周期や、予め指定されたトリガー等に応じて、繰り返し作成され出力される作業画面である。動的に取得して出力とは、動的に異なる条件で作業画面を取得し出力することである。動的に取得とは、例えば、作業画面を出力する時点や、画面を出力するユーザや、画面を出力するトリガー等に応じて、出力される作業画面が作成されることである。動的に取得される各作業画面は、出力する時点や、ユーザ等に応じて、配置されるデータ等が異なる作業画面であってもよい。複数の画面を動的に取得して出力するための作業登録情報は、例えば、基準となる作業画面と、この基準となる作業画面を動的に更新するために用いられる実行条件等の条件とを有する情報や、作業画面のテンプレートを指定する画面指定情報と、このテンプレートを動的に更新するために用いられる実行条件等の条件とを有する情報である。例えば、複数の画面を動的に取得して出力するための作業登録情報は、変数を有するテンプレート等を指定する画面指定情報や、変数を有する実行条件等を有する作業登録情報であってもよい。この変数は、例えば、動的に決定される値、例えば、現在の日付や、現在の月や、先月の値が入力される変数である。基準となる作業画面を動的に更新するために用いられる実行条件等の条件は、例えば、基準となる作業画面の1以上のデータを置換するために用いられるデータを作成するための条件や、基準となる作業画面に追記されるデータを作成するための条件である。テンプレートを動的に更新するために用いられる条件についても同様である。例えば、作業登録情報は、請求書のテンプレートを指定する画面指定情報と、このテンプレートに記入される日付を、作業画面が出力される日付を含む月の末日に設定する条件や、作業画面に配置されるデータを取得するためのクエリであって、検索対象となる期間を、作業画面が出力される日付を含む月の初日から末日までの範囲に設定するクエリ等を有する情報であっても良い。
一の作業登録情報は、例えば、画面の出力を伴う複数のタスクまたは処理を、動的に実行するための情報を有するものであっても良い。この場合の複数のタスクまたは処理は、例えば、それぞれ異なる時期に実行される複数のタスクまたは処理である。例えば、この場合の複数のタスクまたは処理は、一定または不定の周期や、予め指定されたトリガー等に応じて、繰り返し実行されるタスクまたは処理である。動的に実行することは、例えば、動的に異なる条件で実行することである。動的に異なる条件とは、例えば、タスクや処理を実行する時点やタスクを実行するユーザやタスクを実行するトリガー等に応じて決定され条件である。複数のタスクまたは処理を動的に実行するための情報は、例えば、タスクや処理を指定する情報と、このタスクや処理を動的に実行する際に用いられる条件とを有する情報である。ここでの条件は、実行時に設定されるパラメータや引数等も含む概念である。タスクや処理を動的に実行するために利用される条件とは、例えば、タスクや処理の実行すべき期間や期日等を動的に決定するための条件や、タスクや処理を実行する際に用いられる設定値を動的に決定するための条件である。例えば、作業登録情報は、ある元帳を確認するための画面を出力するタスクを指定する情報と、タスクにおいて利用される元帳の日付を、タスクを実行する日付を含む月の前の月に設定する条件とを有する情報である。
また、作業登録情報は、例えば、作業登録情報を取得する際の判断に用いられた後述する登録条件や、登録条件を満たすと判断されたデータや、このデータを用いて取得されたデータ等を有していても良い。例えば、作業登録情報は、登録条件を満たすと判断データを用いて、予め指定された処理により取得されたデータを有していても良い。
また、作業登録情報は、上記で述べた情報の2以上の組合わせを有していてもよい。
作業登録情報は、例えば、この作業登録情報を示す情報である作業識別子と対応付けて、作業登録情報格納部102に格納される。作業識別子は、例えば、対応付けられた作業登録情報に対応するタスクや処理や作業画面や、作業画面を利用して行なわれる作業を識別可能な情報と考えてもよい。作業識別子は、例えば文字列の情報である。例えば、作業識別子は、作業登録情報に割り当てられたユニークな文字列である。作業識別子は、例えば、作業の名称や、作業に利用される作業画面の名称等を有する識別子である。例えば、作業識別子は、「請求書を作成して下さい」や、「データが更新されていません」等の文字列を有する情報であっても良い。作業識別子は、作業において実行されるタスク名や処理名等を有する情報であっても良い。作業識別子は、ユーザが、どのような作業であるかを判断可能な識別子であることが好ましい。作業識別子は、後述する作業条件の日付や期間の情報と同様の、日付や期間の情報を含んでいても良い。作業識別子は、作業登録情報に対応付けられて作業登録情報格納部102に格納される2以上の情報を組み合わせた情報であっても良い。作業登録情報に対応付けられた情報は、作業登録情報が有する情報も含む概念である。例えば、作業識別子は、作業登録情報と対応付けられたタスク名と、タスクを利用した作業の期日を示す情報とを組み合わせた情報であっても良い。また、作業識別子は、作業登録情報と対応付けられた作業画面の識別子と、この作業画面を利用した作業の期日や、この作業登録情報の作成日等を組み合わせた情報であっても良い。作業登録情報が、作業識別子と対応付けて格納されるということは、例えば、作業登録情報と、作業識別子との組が、作業登録情報格納部102に格納されることであっても良く、作業識別子を有する作業登録情報が作業登録情報格納部102に格納されることであっても良い。作業識別子は、変数等を有していても良く、この変数に対応する値は、後述する作業識別子を出力する際に、予め指定された条件を満たす値で置き換えられるようにしても良い。
また、作業登録情報は、この作業登録情報を作成する操作を行なったユーザのユーザ識別子と対応付けて、作業登録情報格納部102に格納されるようにしてもよい。作業登録情報と、ユーザ識別子との対応付けは、作業登録情報と、作業識別子の対応付けと同様である。
作業登録情報格納部102は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。かかることは、他の格納部においても同様である。
条件格納部103には、1または2以上の登録条件が格納される。登録条件は、1以上のデータベース101に格納されるデータに関する条件である。登録条件は、1以上のデータベース101を利用して行なわれる作業に関する作業登録情報を取得するための条件である。登録条件は、例えば、1以上のデータベース101に、1以上の特定のデータがあるか否かを示す条件や、1以上の特定のデータが、それぞれ予め指定された数以上有るか否かを示す条件であっても良い。特定のデータは、例えば、特定の条件を満たすデータであっても良い。例えば、特定の条件を満たすデータは、特定の属性を有するデータや、特定の文字列等を含むデータであっても良い。また、特定の条件を満たすデータは、特定の日付や期間内のデータであっても良い。予め指定された数以上有るか否かを示す条件とは、予め指定された数より多いか否かを示す条件も含む概念であると考えてもよい。
登録条件は、特定のレコードが有るか否かの条件や、特定のレコードが、予め指定された数以上有るか否かを示す条件であっても良い。特定のレコードとは、例えば、特定のデータや属性値を有するレコードである。
登録条件は、予め指定された1以上のクエリと、このクエリに対応するデータが有るか否かを示す条件とを組み合わせた条件や、予め指定されたクエリと、このクエリに対応するデータが予め指定された数以上検出されたか否かを示す条件とを組み合わせた条件であっても良い。
登録条件は、条件を満たすか否かの判断対象となる1以上のデータベース101を指定する情報、例えばデータベース識別子を有していても良い。また、登録条件は、1以上のデータベース内の、判断対象となる1以上のデータの範囲を指定する情報を有していても良い。データベース識別子は、例えばデータベースを構成するデータが格納されるファイルやフォルダ等の識別子やアドレス情報等である。また、登録条件は、1以上のデータベース101に格納されているデータに関する集計結果についての条件であっても良い。例えば、登録条件は、ある商品や、任意の商品について集計した在庫数についての条件であっても良い。
登録条件は、予め指定された条件を満たすデータがデータベース101に格納されているという条件あっても良い。この予め指定された条件は、データの値や、データについての集計結果に関する条件であっても良く。例えば、登録条件は、商品の在庫に関するデータベース101を用いて集計した商品の在庫数が、予め指定された値以下である商品がある、という条件であっても良い。登録条件は、例えば、データの更新日に関する条件であっても良い。例えば、登録条件は、データが、予め指定された日数以上更新されていないことを示す条件であっても良い。
一の登録条件は、一の条件のみで構成されていても良く、複数の条件で構成されていても良い。例えば、一の登録条件は、複数の条件の論理積や論理和であってもよい。
条件格納部103には、登録条件が、それぞれ、作業に用いられる作業画面を指定する画面指定情報画面や、画面を用いて実行されるタスクや処理を指定する情報と対応付けて格納されていてもよい。
また、条件格納部103には、画面指定情報や、タスクや処理を指定する情報に加えて更に他の情報が、登録条件と対応付けて格納されていても良い。条件格納部103には、例えば、登録条件が、例えば、作業条件と対応付けられて格納されていても良い。
作業条件とは、作業についての1または2以上の条件である。ここでの作業は、例えば、実行予定がある作業である。作業条件は、例えば、作業登録情報を取得するために用いられる情報の一つと考えてもよい。例えば、作業条件は、作業登録情報が有する画面指定情報やタスクを指定する情報等の初期値や設定値を取得するための情報であっても良く、作業登録情報が有する実行条件を取得するための情報であっても良い。作業条件は、例えば、作業を特定するための条件である。作業を特定する条件とは、例えば、作業に用いられるデータや、日付等を指定する条件である。ここでの日付は、複数の日付や期間等も含む概念であるとする。ここでの日付は、例えば、作業の開始日や、作業を行なう期間や、作業を行なう期日であっても良い。日付を指定する条件は、特定の日付を指定する情報であっても良く、「毎月10日」や、「40日後」等の、特定しようとする日付を示すルール等の情報であっても良い。日付等を指定する条件は、日付に関する変数を有する条件であっても良い。ここでの日付は、時刻等を含むと考えてもよい。
また、作業条件は、作業を行なう1以上のユーザを特定する条件(例えば、作業を行なうユーザのユーザ識別子や、作業を行なうユーザ群のグループ識別子等)や、作業において利用するデータベースや、作業により作成した情報の蓄積先を指定する条件等であってもよい。例えば、作業条件は、ログインしているユーザのユーザ識別子を、作業を行なうユーザとして指定する条件であっても良い。作業条件は、ユーザ識別子や、データベース等を変数として有する条件であっても良い。ユーザ識別子は、例えば、ユーザ名や、ユーザの社員番号や、ユーザに割り当てられた文字列や、ユーザのメールアドレス等である。このユーザ識別子が示すユーザは、例えば、登録条件を用いた判断が行なわれるユーザであり、登録条件に応じた作業登録情報が対応付けられるユーザである。
作業条件は、作業において用いられる設定値や入力値等の情報であってもよい。作業情報は、例えば、作業に用いられるデータを取得するための、検索範囲等を指定するクエリ等の情報や、データの単位や処理方法等を指定する情報等である。このクエリ等の情報は、現在の日付や、対応する登録条件を満たすと判断されたデータを、変数として有する情報であっても良い。また、作業に用いられる設定値や入力値等の情報は、例えば、作業により作成する帳票等に予め入力されることが決まっている科目名等の1以上の情報である。作業条件は、実行する作業を定義する情報や、定義に用いられる情報であってもよい。
なお、登録条件は、上記の情報以外の情報と対応付けて格納されていても良い。例えば、登録条件は、当該登録条件が示す条件を満たす場合に、どのような作業登録情報を取得するかを示す情報と対応付けられて格納されていても良い。
また、登録条件は、作業登録情報を示す情報や、作業登録情報を示す情報を取得するためのテンプレート等と対応付けて格納されていても良い。作業登録情報を示す情報を取得するためのテンプレートとは、作業登録情報を示す情報の一部を、変数に置き換えた文字列等である。作業登録情報を示す情報は、例えば、作業識別子である。
登録条件が、条件格納部103に格納されるタイミングや、過程等は問わない。例えば、ユーザから、図示しない入力デバイス等を介して入力された登録情報が、条件格納部103に格納されても良い。また、登録条件は、デフォルトで、条件格納部103に格納されていてもよい。
判断部104は、1以上の登録条件のそれぞれを、各登録条件に対応する1以上のデータベース101に格納されているデータが満たすか否かを判断する。例えば、判断部104は、条件格納部103に格納されている1以上の登録条件を順次読み出し、1以上のデータベース101に格納されているデータが、この取得した登録条件を満たすか否かを順次判断する。ここでの1以上の登録条件は、例えば、情報処理装置1を利用するユーザのユーザ識別子と対応付けられた1以上の登録条件であっても良い。情報処理装置1を利用するユーザのユーザ識別子は、例えば、ユーザが情報処理装置1にログインする際に入力したユーザ識別子であっても良く、判断部104が判断を行なう際に、ユーザに入力させたユーザ識別子等であっても良い。ここでの1以上のデータベース101は、取得した登録条件が有するデータベース識別子が指定する1以上のデータベース101であってもよく、予め指定されたデータベース101であっても良い。
例えば、一の登録条件が、商品在庫の集計数の値が閾値以下である商品があるという条件である場合、判断部104は、一のデータベース101において、商品毎に、商品在庫数の集計を行ない、各商品在庫数の数を算出する。そして、商品毎に、算出した集計数である在庫数が、登録条件が示す閾値以下であるか否かを判断する。
判断部104は、1以上のデータベース101に格納されているデータが2以上の登録条件をそれぞれ満たすか否かを判断してもよい。例えば、判断部104は、一のデータベース101に格納されているデータが2以上の登録条件をそれぞれ満たすか否かを判断してもよい。また、2以上のデータベース101に格納されているデータが、2以上の登録条件をそれぞれ満たすか否かを判断してもよい。この2以上の登録条件は、異なる登録条件であり、例えば、異なる作業にそれぞれ対応した登録条件である。異なる作業は、例えば、異なる画面を用いて行なわれる作業である。異なる作業は、例えば、作業の種類や用途が異なる作業と考えてもよい。
判断部104が、登録条件を満たすか否かの判断を行なうタイミングやトリガー等は問わない。例えば、情報処理装置1の起動時や、ユーザが情報処理装置1にログインした場合に、判断部104が判断を行なっても良い。また、予め指定された時刻等に定期的に判断を行なってもよい。また、ユーザから1以上の登録条件を満たすか否かの判断を行なう指示を与えられた場合に、判断を行なっても良い。判断部104は、登録条件毎に、異なるタイミングやトリガーによって、判断を行なっても良い。
判断部104は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。判断部104の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
作業登録情報蓄積部105は、判断部104が条件を満たすと判断した登録条件にそれぞれ対応する作業登録情報を取得し、作業登録情報格納部102に蓄積する。例えば、登録情報が、画面指定情報と対応付けられて、条件格納部103に格納されている場合、作業登録情報蓄積部105は、判断部104が一の登録条件を満たすと判断した場合に、一の登録条件に対応付けられた画面指定情報を有する作業登録情報を取得して作業登録情報格納部102に蓄積する。一の登録条件と、この登録条件を満たすと判断された場合に取得された作業登録情報とは、例えば、互いに対応関係にあると考えてもよい。
作業登録情報蓄積部105は、例えば、判断部104が2以上の登録条件のうちの1以上の登録条件を満たすと判断した場合に、1以上の登録条件にそれぞれ対応する作業登録情報を取得し、作業登録情報格納部102に蓄積する。例えば、作業登録情報蓄積部105は、異なる登録条件をそれぞれ満たすと判断した場合に、異なる登録情報のそれぞれに応じて、異なる画面を用いて行なわれる異なる作業に関する作業登録情報をそれぞれ取得してもよい。また、例えば、作業登録情報蓄積部105は、異なる登録条件をそれぞれ満たすと判断した場合に、異なる登録情報のそれぞれに応じて、同じ画面を用いて行なわれる異なる作業に関する作業登録情報をそれぞれ取得してもよい。
例えば、判断部104が判断に用いた登録条件が画面指定情報と対応付けられている場合、作業登録情報蓄積部105は、登録条件と対応付けられた画面指定情報を取得し、取得した画面指定情報を有する作業登録情報を取得し蓄積する。
作業登録情報蓄積部105は、例えば、登録条件に応じた作業登録情報を取得して蓄積してもよい。例えば、作業登録情報蓄積部105は、登録条件を満たすと判断されたデータに関する作業登録情報を取得して蓄積してもよい。例えば、作業登録情報蓄積部105は、登録条件を満たすと判断されたデータや、そのデータに対応付けられたデータを有する作業登録情報を取得して蓄積してもよい。例えば、データベース101について行なった集計数が閾値以下である商品の商品識別子を有する作業登録情報、例えば、商品識別子が示す商品を発注するための作業に関する作業登録情報を取得して蓄積してもよい。
作業登録情報蓄積部105は、例えば、一の登録条件に応じた複数の作業登録情報を取得して蓄積してもよい。例えば、一の登録条件を満たす複数のデータについて、それぞれ作業登録情報を取得して、蓄積してもよい。
作業登録情報蓄積部105は、例えば、条件を満たすと判断された登録条件に対応付けられた作業条件に応じた作業登録情報を取得して蓄積する。作業登録情報蓄積部105は、例えば、登録条件に対応付けられた作業条件に合致する作業登録情報を取得し、取得した作業登録情報を蓄積する。
例えば、作業登録情報蓄積部105は、登録条件と対応付けられた作業条件として一の日付を設定する条件を有する場合、登録条件と対応付けられた画面指定情報等が指定する作業画面を出力する際に、この作業画面のこの作業条件が指定する日付を、この作業条件が示す条件を満たす日付で更新することを示す情報を有する作業登録情報を取得するようにしてもよい。
作業登録情報蓄積部105は、例えば、判断部104により条件を満たすと判断された登録条件と対応付けられた作業条件の全てあるいは一部を、上述した実行条件として有する作業登録情報を取得しても良い。また、作業登録情報蓄積部105は、例えば、条件を満たすと判断された登録条件と対応付けられた作業条件の全てあるいは一部を用いて取得された実行条件を有する作業登録情報を取得しても良い。
例えば、作業登録情報蓄積部105は、登録条件と対応付けられた作業条件として、作業を実行する日付や、作業登録情報を示す情報を出力する日付等の日付を指定する条件を有する場合、この日付を指定する条件や、この日付を指定する条件に応じて取得された日付、例えば実行日や、作業登録情報を示す情報を出力する日付を実行条件として有する1以上の作業登録情報を蓄積するようにしてもよい。日付を指定する条件とは、例えば、請求書発行日等を指定する条件や、元帳の確認を行なう日付を指定する条件である。この場合の作業登録情報蓄積部105が取得する画面指定情報は、この日付を指定する条件を満たす日付が配置される場所を有するテンプレート等の情報や、この条件を満たす日付で更新される日付が配置された作業画面のデータである。また、作業登録情報は、作業条件が示す条件を満たす日付を実行日等として有する実行条件を有する作業登録情報を取得し蓄積してもよい。また、例えば、登録条件と対応付けられた実行条件が、例えば、作業において出力される画面に配置されるデータを検索するための検索期間等の条件を有する場合、この実行条件を有する作業登録情報を取得しても良い。
作業登録情報蓄積部105は、例えば、作業登録情報を取得する日付や期間に応じた日付や期間を作業の実行日等を示す実行条件として有する作業登録情報を取得して蓄積してもよい。この日付や期間は、例えば、上記と同様に、画面指定情報が示す作業画面のテンプレートや、作業画面のデータ内に配置されるデータであっても良い。
また、判断部104が判断に用いた登録条件が画面の出力を伴うタスクや処理を指定する情報と対応付けられている場合、作業登録情報蓄積部105は、登録条件と対応付けられたタスクや処理を指定する情報を取得し、取得したタスクや処理を指定する情報を有する作業登録情報を取得し蓄積してもよい。
また、例えば、登録条件が、画面の出力を伴うタスクや処理を指定する情報と、日付や期間を指定する作業条件や、日付や期間を指定する作業条件とに対応付けて格納されている場合、作業登録情報蓄積部105は、このタスクや処理を指定する情報を有する作業登録情報であって、この作業条件が示す条件をタスクや処理を実行する際の実行条件として有する作業登録情報を取得して蓄積してもよい。また、作業条件が示す条件を満たす日付や期間等の情報を取得し、この取得した情報を実行日や検索期間等の実行条件として有す作業登録情報を取得し、蓄積しても良い。
また、例えば、作業登録情報蓄積部105は、条件を満たすと判断された登録情報が、作業に利用されるタスクや処理に用いられるデータや作業画面に配置されるデータが格納される1以上のデータベース101を指定する作業条件と対応付けられている場合、この作業条件が示すデータベース101を、作業に用いられるデータが格納されるデータベース101に指定する実行条件を有する作業登録情報を取得して、蓄積するようにしても良い。
また、例えば、作業登録情報蓄積部105は、条件を満たすと判断された登録情報が、作業に利用されるタスクや処理に用いられるデータや作業画面に配置されるデータを取得するためのクエリを作業条件と対応付けられている場合、このクエリを実行条件として有する作業登録情報を取得して、蓄積するようにしても良い。
作業登録情報蓄積部105は、例えば、作業登録情報を、この作業登録情報を示す作業識別子と対応付けて蓄積してもよい。作業識別子は、作業登録情報に対応する登録条件に対応付けられた作業識別子であってもよく、作業登録情報に対応する登録条件に対応付けられた作業識別子を取得するためのテンプレートを用いて取得したものであっても良い。また、作業識別子は、作業登録情報と対応付けられた一の情報や二以上の情報の組合わせであってもよい。また、作業登録情報が有する1以上の情報を用いて、予め指定されたルールに従って取得されたものであっても良い。例えば、予め指定されたルールは、作業登録情報が有する1以上の情報に対して連番を付加したものを作業識別子とするというルールである。一の作業登録情報が有する作業識別子は、例えば、一の作業登録情報の識別子である。作業識別子は、この作業識別子を有する作業登録情報に応じて実行されるタスクや処理や、作業登録情報に応じて出力される作業画面を利用して行なわれる作業の識別子と考えてもよい。作業登録情報が有する作業識別子は、例えば、作業登録情報に対応する登録条件に対応付けられた作業識別子である。作業登録情報に対応する登録条件とは、例えば、作業登録情報を取得する際に、判断部104が条件を満たすと判断した登録条件である。一の登録条件と、この登録条件を満たすと判断された場合に取得された作業登録情報とは、互いに対応関係にあると考えてよい。例えば、作業識別子は、作業登録情報が示す作業画面やタスクや処理の名称と、作業登録情報が示す作業の行なわれる期間や日付を示す情報とを組み合わせた識別子であっても良い。
作業登録情報蓄積部105は、登録条件を満たすと判断された場合に取得された作業登録情報を、この登録条件と対応付けられたユーザ識別子と対応付けて蓄積してもよい。
例えば、このユーザ識別子を有する作業登録情報を蓄積してもよく、このユーザ識別子と作業登録情報との組を蓄積してもよい。このユーザ識別子は、作業を実行するユーザを指定する条件と考えてもよい。
作業登録情報蓄積部105は、一の登録条件を満たすと判断された場合に、一の作業登録情報を取得しても良く、複数の作業登録情報を取得してもよい。ここでの複数の作業登録情報は、例えば、異なる作業画面を出力する作業登録情報である。一の登録条件を満たす場合に取得される複数の作業登録情報は、例えば、繰り返し行なわれる作業にそれぞれ用いられる作業画面を出力するための作業登録情報である。例えば、一の登録情報が、予め指定された伝票を作成するために用いられる作業画面のテンプレートを指定する画面指定情報と、期間を指定する作業条件と、期間内の各月毎に予め指定された伝票を作成する作業を行なうことを指定する作業条件と、対応付けられていた場合、作業登録情報蓄積部105は、判断部104がこの登録条件を満たすと判断した場合に、期間を指定する作業条件が示す期間内の各月にそれぞれ対応した作業登録情報であって、作業指定情報が有する画面指定情報を有する複数の作業登録情報を取得するようにしてもよい。各付にそれぞれ対応した作業登録情報は、例えば、画面指定情報であるテンプレートを用いて作成される伝票の作業画面の月が配置されるフィールドに、各月の値を配置することが指定された作業登録情報であって、配置するデータの取得期間を、それぞれ各月の初日から末日までの範囲に指定する実行条件を有する作業登録情報である。
作業登録情報蓄積部105は、上述したような複数の作業画面を動的に取得して出力するための情報を有する作業登録情報を、例えば、一の登録情報に対応付けられた作業条件等に応じて取得し蓄積してもよい。例えば、複数の作業画面を異なる時期に動的に取得して出力するための作業登録情報や、作業画面の出力を伴うタスクまたは処理を、複数回、異なる時期に動的に実行するための作業登録情報を取得して蓄積してもよい。例えば、作業条件の少なくとも一部は、複数の作業画面を動的に取得するための条件や変数、複数のタスクまたは処理を動的に実行するための条件や変数等を有していても良い。例えば、作業条件は、複数の作業画面を動的に取得するためや、複数のタスクまたは処理を動的に実行するために用いられる実行条件として登録条件と対応付けて予め蓄積されても良い。
作業登録情報蓄積部105は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。作業登録情報蓄積部105の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力指示受付部106は、出力指示を受け付ける。出力指示は、作業登録情報を出力する指示であり、具体的には、作業登録情報格納部102に格納されている作業登録情報を出力する指示である。出力指示は、作業登録情報を示す情報、例えば、作業識別子を出力する指示と考えてもよい。出力指示は、例えば、作業登録情報格納部102に格納されている1以上の作業登録情報の一覧を出力する指示と考えてもよい。出力指示受付部106は、例えば、ユーザから出力指示を受け付ける。一のユーザから出力指示を受け付ける際に、出力指示受付部106は、この一のユーザのユーザ識別子を出力指示とともに受け付けるようにしても良い。このユーザ識別子は、例えば、情報処理装置1を利用するためのログイン時等に入力されたユーザ識別子である。また、情報処理装置1等の図示しない処理部等から出力される出力指示を、出力指示受付部106が受け付けても良い。出力指示は、出力対象となる作業登録情報を指定するための条件等を有していても良い。
出力指示の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。出力指示受付部106は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
作業出力部107は、出力指示に応じて、作業登録情報格納部102に格納されている1以上の作業登録情報を示す情報を出力する。作業出力部107は、例えば、出力指示に応じて、1以上の作業登録情報を示す情報が配置された画面を出力する。例えば、作業出力部107は、1以上の作業登録情報を示す情報を一覧表示する。また、作業出力部107は、1以上の作業登録情報を示す情報をマトリクス状に配列して出力しても良い。作業登録情報を示す情報は、例えば、作業登録情報に対応付けられた作業識別子である。また、作業登録情報を示す情報は、例えば、作業登録情報に対応付けられたボタンやアイコン等であってもよい。また、作業登録情報を示す情報は、例えば、作業登録情報に対応した作業の内容を表す情報であっても良い。また、例えば、作業登録情報が有する情報の一部を有する情報であってもよい。作業登録情報を示す情報は、作業登録情報を識別可能な情報であることが好ましい。
作業出力部107は、例えば、作業登録情報格納部102に格納されている1以上の作業登録情報の全てを示す情報を出力しても良く、1以上の作業登録情報のうちの一部を示す情報を出力しても良い。
例えば、作業出力部107は、予め指定された条件を満たす作業登録情報を示す情報を出力しても良い。予め指定された条件は、例えば、作業登録情報が有する作業に関する期間や日付を示す情報が示す期間や日付と、作業登録情報を示す情報を出力する時点との時系列における関係を示す条件である。例えば、作業登録情報が有する作業に関する期間や日付を示す情報が示す期間や日付と、作業登録情報を示す情報を出力する時点との間の期間の長さが閾値以下であるという条件である。ここでの時点の単位は、時刻であっても日付であっても月や年であってもよい。作業出力部107は、例えば、出力を行なう時点を含む期間を示す情報を有する作業登録情報を示す情報だけを、作業出力部107が出力するようにしても良い。出力を行なう時点は、例えば、出力の指示を受け付けた時点や、出力のための処理が行なわれている間の任意の時点であっても良い。また、ここでの条件は、例えば、作業登録情報が有する作業を行なう期限の情報が、出力を行なう時点で過ぎているという条件であってもよい。また、ここでの条件は、作業登録情報を利用した作業が、既に終了しているという条件である。作業登録情報を利用した作業とは、例えば、作業登録情報を用いて実行されるタスクや処理を用いた作業や、作業登録情報を用いて出力される作業画面を用いた作業である。例えば、作業が終了した際に、対応する作業登録情報に作業済であることを示すフラグ等の情報を付与することで、作業登録情報について作業が終了しているか否かを判断可能である。また、作業出力部107は、例えば、出力指示を入力したユーザや、情報処理装置1を利用しているユーザのユーザ識別子と対応付けられた作業登録情報を示す情報だけを表示してもよい。出力指示を入力したユーザのユーザ識別子は、出力指示を受け付ける際にユーザに入力させるようにしても良く、ログイン時に入力されるユーザ識別子を取得するようにしてもよい。なお、これらの条件の2以上を適宜組合わせて用いても良い。
作業出力部107は、例えば、出力指示に応じて、作業登録情報格納部102に格納されている1以上の作業登録情報を識別する1以上の作業識別子のうちの1以上を有する画面である作業リスト画面を出力する。作業登録情報を識別する作業識別子は、例えば、作業登録情報と対応付けられて格納されている作業識別子である。作業リスト画面は、例えば、1以上の作業識別子を配列して一覧表示した画面である。作業リスト画面は、例えば、1以上の作業識別子のそれぞれをリストの項目として有する画面である。例えば、作業リスト画面は、作業出力部107により、1以上の作業識別子を、図示しないテンプレート等に配置して作成される。例えば、作業出力部107は、作業登録情報格納部102に格納されている2以上の作業登録情報の全ての作業識別子を有する作業リスト画面を出力しても良く、2以上の作業登録情報のうちの一部を有する作業リスト画面を出力しても良い。例えば、作業出力部107は、予め指定された条件を満たす作業登録情報の作業識別子を有する作業リスト画面を出力しても良い。予め指定された条件は、上記の作業登録情報を示す情報を出力する際に利用した条件と同様の条件が利用可能である。
なお、出力対象となる作業登録情報が、例えば、上述したような複数の作業画面を異なる時期に動的に取得して出力するための情報である場合や、作業画面の出力を伴うタスクまたは処理を、複数回、異なる時期に動的に実行するための情報である場合、作業出力部107は、この作業登録情報については、作業登録情報が示す作業画面を出力する時点等に応じて、動的に作業登録情報を示す情報、例えば、作業識別子、を取得して出力するようにしてもよい。例えば、作業登録情報が、作業登録情報が示す一の作業を行なう時期となった場合や、一の作業を行なう時期との間の期間が閾値以下となった場合等に、作業出力部107は、動的に作業登録情報を示す情報を取得して、出力するようにしても良い。動的に取得される作業登録情報を示す情報とは、例えば、作業登録情報に応じて行なわれる複数の作業のうちの一の作業を特定可能な情報であり、例えば、作業登録情報が有する作業識別子や、作業画面の識別子や、タスク識別子等に、一の作業を行なう時期に関連した情報、例えば一の作業の期日等の値を付加した情報や、一の作業の順番を示す連番等を付加した情報等であっても良い。
また、作業出力部107は、上述したような出力を行なう時点に対して、予め指定された条件を満たす時系列上の関係を有する期間や日付の情報を有する作業登録情報を示す情報と、条件を満たさない関係を有する期間や日付の情報を有する作業登録情報を示す情報とを視覚的に区別可能となるように出力しても良い。例えば、出力を行なう時点との時間間隔が、予め指定された期間以下である実行期限を示す情報を有する作業登録情報を示す情報と、それ以外の作業登録情報を示す情報とを視覚的に区別可能となるよう出力しても良い。また、例えば、出力を行なう時点に対して、期限が過ぎている作業に対応する作業登録情報と、過ぎていない作業登録情報とをそれぞれ示す情報を、視覚的に区別可能となるよう出力しても良く、作業が終了した作業登録情報と、終了していない作業登録情報とをそれぞれ示す情報を、視覚的に区別可能となるよう出力しても良い。なお、これらの条件の2以上を適宜組合わせて用いても良い。視覚的に区別可能となるような出力に関しては後述する。
作業出力部107が出力する画面に配置された作業識別子やその近傍には、この作業識別子自身や、この作業識別子が示す作業登録情報へのアドレス情報やリンク情報等が対応付けられた領域が設けられているようにすることが好ましい。
ここでの出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。作業出力部107は、ディスプレイ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。作業出力部107は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。かかることは、作業画面出力部109等の他の出力部についても同様である。
作業出力部107は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。作業出力部107は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
作業指示受付部108は、作業出力部107が出力した1以上の作業登録情報を示す情報のうちの、一の作業登録情報を示す情報を指定する指示である作業指示を受け付ける。一の作業登録情報を示す情報を指定する指示を、以下、作業指示と称す。例えば、作業登録情報が作業識別子である場合、作業指示受付部108は、作業リスト画面が有する1以上の作業識別子のうちの、一の作業識別子を指定する指示である作業指示を受け付ける。例えば、作業指示受付部108は、マウスやタッチパネル等の操作に応じて、作業リスト画面が有する1以上の作業識別子のうちの、一の作業識別子上やその近傍をクリックあるいはタップする操作を受け付けた場合に、このクリックあるいはタップされた位置に配置されている作業識別子を指定する作業指示や、クリックあるいはタップされた位置にリンク情報等で対応付けられた作業登録情報を指定する情報等を受け付ける。
作業指示の入力手段は、マウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。作業指示受付部108は、マウスやタッチパネル等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
作業画面出力部109は、作業指示受付部108が受け付けた作業指示により指定される作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力する。この作業画面は、例えば、作業指示受付部108が受け付けた作業指示により指定される一の作業登録情報に応じた作業に用いられる作業画面である。作業指示により指定される一の作業登録情報は、例えば、作業指示により指定される一の作業登録情報を示す情報が示す一の作業登録情報である。例えば、作業画面出力部109は、作業指示受付部108が受け付けた作業指示により指定される作業識別子が示す作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力する。例えば、作業画面出力部109は、作業指示により指定される作業識別子に対応する作業登録情報が有する画面指定情報が示す作業画面を出力する。
例えば、作業画面出力部109は、画面指定情報が上述したようなリンク情報やアドレス情報である場合、このリンク情報やアドレス情報が示す場所に格納されている作業画面の情報を読み出して、作業画面を出力、例えば表示してもよい。作業画面を出力する際には、作業登録情報が有する1以上の作業条件が示す条件等に応じた情報の変更や追加、削除等を適宜行なうようにしても良い。
また、例えば、画面指定情報が作業画面のテンプレートを指定する情報である場合、作業画面出力部109は、このテンプレートを読み出して取得した作業画面の情報を用いて、作業画面を出力しても良い。また、テンプレートを読み出して作業画面の情報を取得する際に、作業登録情報が有する1以上の実行条件等に応じて、情報の変更や追加、削除等を行なうようにしても良い。例えば、実行条件が作業に関連した日付の情報を有する場合、この日付の情報を、テンプレートの予め指定された位置に配置した作業画面を取得して出力するようにしても良い。また、実行条件が有するクエリ等を用いて、指定されたデータベースから検索等を行ない、検索により取得したデータを配置した作業画面を取得しても良い。
また、作業画面出力部109は、例えば、画面指定情報がタスクや処理を指定する情報である場合、このタスクや処理を、画面指定情報が有する作業条件等を利用して実行し、この実行時に出力される入力画面等の作業画面を出力しても良い。
なお、出力対象となる作業登録情報が、例えば、上述したような複数の画面を動的に取得して出力するための情報である場合や、複数のタスクまたは処理を動的に異なる条件を用いて実行するための情報である場合、作業画面出力部109は、作業登録情報を示す情報を出力する時点等に応じて、動的に、画面に用いられる情報等を取得して、この情報を用いて、画面指定情報等が指定する画面やテンプレートに対して更新等を行なうことで取得した作業画面を出力するようにしてもよい。例えば、作業登録情報が、請求書のテンプレートを指定する画面指定情報と、このテンプレートに記入される日付を、毎月の末日に設定する条件とを有する情報である場合、作業指示を受け付けた日付を含む月の末日の日付を図示しないカレンダー等を用いて取得し、取得した値を、テンプレートの、請求書の日付を入力する欄に配置した画面を構成して出力しても良い。
また、同様に、出力対象となる作業登録情報が、例えば、上述したような複数のタスクまたは処理を動的に異なる条件を用いて実行するための情報である場合、作業画面出力部109は、作業登録情報を示す情報を出力する時点等に応じて、動的に取得された条件を用いてタスクや処理を実行し、このタスクや処理の実行において得られた作業画面を出力するようにしてもよい。
なお、作業画面出力部109は、結果的に一の作業登録情報を示す情報を指定する指示が指定する作業登録情報に応じた作業に用いられる作業画面を出力すればよい。例えば、作業画面出力部109は、結果的に、作業指示受付部108が受け付けた作業指示が指定する作業識別子が示す作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力すればよい。例えば、作業画面出力部109は、作業指示受付部108が一の作業登録情報を示す情報を指定する指示を受け付けた場合に、この作業登録情報に応じた作業に用いられる作業画面の出力を行なうことを確認する画面や、作業登録情報に応じた作業に用いられる画面の出力を行なうことを選択肢として有する1以上の画面等を、一旦出力し、この画面等において、作業に用いられる作業画面の出力を行なうことに同意する操作や、作業画面の出力を行なうことを示す選択肢を選択した場合に、作業に用いられる作業画面を出力するようにしても良い。このような場合も、作業画面出力部109が、一の作業登録情報を示す情報を指定する指示が指定する作業登録情報に応じた作業に用いられる作業画面を出力することと考えてよい。
なお、本実施の形態においては説明を省略しているが、情報処理装置1は、作業画面出力部109が出力する作業画面を介して、ユーザ等から適宜、情報や操作等を受け付ける図示しない受付部等を備えていてもよい。また、この受付部で受け付けた情報や操作に応じて、上述したような図示しない処理部等により、適宜、予め指定された処理等を行なうようにしてよい。また、この処理部が処理した処理結果を出力する図示しない出力部等を有していても良い。
なお、作業出力部107が、更に、情報処理装置1を操作するためのメニュー画面や、情報処理装置1が実行する処理の処理結果等を出力するようにしてもよい。
また、情報処理装置1は、上述したような作業登録情報を蓄積する処理や、作業リスト画面や、作業画面を表示したりする処理等以外の処理を実行する処理部等を備えていてもよい。例えば、この処理部が、上述した作業登録情報が示す作業に用いられるタスクや処理等を実行するようにしても良い。
次に、情報処理装置1の動作の一例について図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)判断部104は、作業登録情報を取得するタイミングであるか否かを判断する。判断部104が、どのように作業登録情報を取得するタイミングであるか否かを判断してもよい。例えば、判断部104は、予め指定された時刻となった場合に、作業登録情報を取得するタイミングであると判断してもよい。また、情報処理装置1の起動直後に一度だけだけ、作業登録情報を取得するタイミングであると判断してもよい。取得するタイミングである場合、ステップS102に進み、取得するタイミングでない場合、ステップS108に進む。
(ステップS102)判断部104は、カウンターmの値として1を代入する。
(ステップS103)判断部104は、m番目の登録条件が、条件格納部103に格納されているか否かを判断する。格納されている場合、ステップS104に進み、格納されていない場合、ステップS107に進む。
(ステップS104)判断部104は、1以上のデータベース101に格納されているデータが、m番目の登録条件を満たすか否かを判断する。情報処理装置1がアクセス可能なデータベース101、例えば、情報処理装置1が有するデータベース101が複数である場合、1以上のデータベース101は、例えば、m番目の登録条件と対応付けられた作業条件によって指定されたデータベース101である。ただし、1以上のデータベース101を指定する情報は、登録条件が有していてもよい。また、1以上のデータベース101は、デフォルト等で指定されたデータベース101であってもよい。m番目の登録条件を満たす場合、ステップS105に進み、満たさない場合、ステップS107に進む。なお、一旦、登録条件が示す条件を満たすと判断されたデータベース101のデータやデータを含むレコードについては、重複した作業登録情報が作成されないよう、判断済であることを示すフラグを付与するようにして、再度の判断対象から除外されるようにしてもよい。
(ステップS105)作業登録情報蓄積部105は、m番目の登録情報に応じた作業登録情報を取得する。例えば、m番目の登録情報に対応付けられた画面指定情報を有する作業登録情報を取得する。
(ステップS106)作業登録情報蓄積部105は、ステップS105で取得した作業登録情報を作業登録情報格納部102に蓄積する。
(ステップS107)判断部104は、カウンターmの値を1インクリメントする。そして、ステップS103に戻る。
(ステップS108)出力指示受付部106は、ユーザ等から出力指示を受け付けたか否かを判断する。作業登録情報がユーザ識別子と対応付けて蓄積されている場合、出力指示受付部106は、出力指示と、これを入力したユーザのユーザ識別子との組を受け付けても良い。受け付けた場合、ステップS109に進み、受け付けていない場合、ステップS101に戻る。
(ステップS109)作業出力部107は、作業登録情報格納部102に格納されている作業登録情報の中から、予め指定された出力の条件を満たす作業登録情報を検出する。例えば、作業登録情報が有する作業を実行すべき期間に、現在の日付が含まれる作業登録情報を検出する。作業登録情報がユーザ識別子と対応付けて蓄積されている場合、出力指示を入力したユーザのユーザ識別子と対応付けられた作業登録情報を検出することを、条件の一つと考えてもよい。
(ステップS110)作業出力部107は、ステップS109で検出した1または2以上の作業登録情報を示す情報を取得し、この作業登録情報を示す情報を配列した作業リスト画面を出力する。出力する各作業登録情報を示す情報には、各作業登録情報が有する画面指定情報等を直接対応づけておくようにしても良い。また、出力する各作業登録情報を示す情報が各作業登録情報の作業識別子でない場合には、リストの項目として出力される情報には、各作業登録情報の作業識別子を対応づけておくようにしても良い。なお、ステップS105で作業登録情報が検出できなかった場合、作業登録情報を示す情報を有さない作業リスト画面を表示すればよい。あるいは、作業登録情報が検出できなかった旨の出力を行なって、ステップS101等に戻るようにしても良い。
(ステップS111)作業指示受付部108は、ステップS110で出力した作業リスト画面において、一のリスト項目、つまり一の作業登録情報を示す情報を指定する作業指示を受け付けた否かを判断する。受け付けた場合、ステップS112に進み、受け付けていない場合、ステップS113に進む。
(ステップS112)作業画面出力部109は、ステップS111で受け付けた作業指示が指定する作業登録情報を示す情報に対応する作業画面を出力する。例えば、指定された作業登録情報を示す情報が示す作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力する。作業登録情報が示す情報が、作業識別子でない場合や、作業識別子を有していない場合には、この作業登録情報が示す情報に対応付けられた作業識別子を取得して、この作業識別子に対応する作業登録情報に対応する作業画面、具体的には、作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力する。作業登録情報が実行条件を有する場合、この実行条件を満たす作業画面を出力してもよい。例えば、実行条件がクエリを有する場合、クエリを用いて検索されたデータを配置した作業画面を取得し出力しても良い。また、作業リスト画面の作業識別子が、画面指定情報等と直接対応付けられている場合、指定された作業識別子に対応付けられた画面指定情報等と直接対応付けられた作業画面を出力しても良い。そして、ステップS101に戻る。なお、作業画面出力部109が作業画面を出力したあと、この作業画面等を用いた入力受付等の処理や、受け付けた情報を用いた処理等を情報処理装置1が適宜実行するようにしてもよい。
(ステップS113)作業出力部107は、作業リスト画面の出力を終了するか否かを判断する。例えば、ユーザから、作業リスト画面の出力を終了する指示を受け付けたか否かを判断し、受け付けた場合、出力を終了すると判断する。あるいは、作業リスト画面の表示から予め指定された時間が経過した場合に、出力を終了することを判断してもよい。終了する場合、ステップS114に進み、終了しない場合、ステップS111に戻る。
(ステップS114)作業出力部107は、作業リスト画面の出力を終了する。そして、ステップS101に戻る。
なお、条件格納部103に格納されている各登録条件に対して、登録条件を満たすか否かの判断を行なう時期やトリガー等を示す情報が対応付けられている場合、各登録情報に対応付けられた時期やトリガーを満たすか否かの判断を行なって、時期やトリガーを満たす場合に、登録条件に応じた作業登録情報を取得する処理を行なうようにしてもよい。
例えば、図2のフローチャートにおいて、ステップS104の直前等に、m番目の登録条件に対応付けられたこのような判断を行なう時期や、トリガーを満たすか否かの判断を行ない、判断を行なう時期となった場合、あるいは判断を行なうためのトリガーが発生したと判断された場合に、ステップS104に進んで、m番目の登録条件を満たすか否かの判断等を行なうようにしても良い。
なお、ステップS108で出力指示を受け付けなかった場合に、その他の指示があるか否かを図示しない受付部等が判断し、その他の指示を受け付けた場合に、その他の指示に応じた処理を図示しない処理部等が実行するようにしても良い。また、ステップS111で作業画面を出力した後に、その作業画面を用いた作業を行なう指示(例えば、値の入力や出力指示等)や、作業画面を用いない作業等のその他の指示を受け付けたか否かを図示しない受付部等が判断し、指示を受け付けた場合に、受け付けた指示に応じた処理を図示しない処理部等が実行するようにしても良い。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報処理装置1の具体的な動作について説明する。ここでは、情報処理装置1は、商品に関する管理等を行なう装置である場合を例に挙げて説明する。また、ここでは、情報処理装置1は、データベース101として、商品の在庫を管理する一のデータベース101を含む2以上のデータベース101を有しており、この一のデータベース101のデータベース識別子は、「在庫DB」であるとする。
図3は、データベース101に格納されているデータを管理するデータ管理表である。例えば、このデータ管理表においては、一のレコード(行)により、一の商品の在庫に関するデータが管理されるものであるとする。データ管理表は、「商品コード」、「商品名」、「店舗コード」、「店舗名」、「最高点」、「発注点」、「現品残数」という属性を有している。「商品コード」及び「商品名」は、商品についての商品コード及び商品名である。「店舗コード」及び「店舗名」は、商品の仕入先(発注先の店舗についての店舗コード及び店舗名である。「最高点」は、商品を発注する際の最高点を示しており、発注点を下回った商品については、現品残数が、この最高点に達する数となる数の発注が行なわれる。「発注点」は、商品を発注する際の発注点であり、現品在庫数が、この発注点を下回った場合に、発注が行なわれる。「現品残数」は、商品の現品の残数であり、現品在庫数と考えてもよい。
図4は、条件格納部103に格納されている登録条件等を管理する登録条件管理表である。登録条件管理表は、「ID」と、「登録条件」と、「作業条件」と、「画面指定情報」と「作業ID」という属性を有している。「登録条件」は登録条件である。「ID」は、レコードを管理する識別子である。「作業条件」は、作業条件である。「作業条件」には、1以上の条件が含まれ、各条件は、条件の属性と、属性値とが「:」(コロン)で区切られているものとする。条件間は、「;」(セミコロン)で区切られているものとする。「画面指定情報」は、画面指定情報であり、ここでは、予め指定された図示しない格納部に格納されている作業画面の作成に用いられるテンプレートのファイル名であるとする。「作業内容」は、作業内容を示すテキストデータである。ここでは作業内容は特定の値であるが、作業内容は変数等を有していても良い。なお、説明の便宜上、上記の登録条件や、作業条件を自然言語を用いて表しているが、登録条件や、作業条件は、例えば、これらの自然言語に相当する一以上の関数や、メソッド名や、「if」、「then」等で示される制御構文等で構成されていてもよい。また、登録条件や、作業条件は、これらの自然言語に対応する判断処理等を行うためのアルゴリズムであっても良い。かかることは、後述する実行条件等についても同様である。
ここでは、例えば、作業登録情報を取得する処理が、情報処理装置1の毎日の最初の起動時に一度だけ行なわれることが予め決められていたとすると、ユーザ識別子が「A105」であるユーザが、情報処理装置1を起動させ、ユーザ識別子「A105」を入力してログインしたとすると、判断部104は、作業登録情報を取得する処理を行なうタイミングであると判断する。
判断部104は、図4に示した登録条件管理表の1番目のレコード、ここでは、1番上の「ID」が「C001」である行から、「登録条件」の属性値である『データベース「在庫DB」の「店舗コード」が「0110」から「0150」までのレコードにおいて、「現品残数」が「発注点」未満のレコードを検出』という登録条件を取得する。この登録条件は、データベース識別子が「在庫DB」であるデータベースの「店舗コード」が「0110」から「0150」までの各レコードにおいて、「現品残数」の値が「発注点」の値未満であるものを検出する、ことを示す条件であるとする。判断部104は、この登録要件に従って、データベース識別子が「在庫DB」であるデータベース101の「店舗コード」が「0110」から「0150」までの各レコードに対して順次、「現品残数」が「発注点」未満であるか否かの判断を行ない、「現品残数」が「発注点」未満である場合にそのレコードの「商品コード」の値を取得する。
ここでは、図3に示したデータ管理表において、「商品コード」が「T−00001」であるレコードと、「C−00002」であるレコードの「現品残数」が「発注点」未満であると判断され、判断部104は1番目の登録条件についての判断結果として、例えば、この二つの「商品コード」を取得し、1番目の登録条件の「ID」である「C001」と対応付けて図示しない格納部等に蓄積したとする。
同様にして、判断部104は、図4の登録条件管理表の2番目以降のレコードについても同様に、それぞれのレコードに含まれる登録条件を満たすか否かの判断を順次行なう。なお、ここでは、仮に、2番目以降のレコードの登録条件はいずれも満たされなかったとする。
作業登録情報蓄積部105は、判断部104が登録条件を満たすと判断した判断結果について、作業登録情報を取得する。
作業登録情報蓄積部105は、例えば、上記の1番目の登録条件の「ID」である「C001」と、判断結果である商品コード「T−00001」及び「C−00002」とを、上記の図示しない格納部等から読み出す。そして、読み出した登録条件に対応する作業条件と、画面指定情報を、図4に示した登録条件管理表から読み出す。具体的には、図4の登録条件管理表の、「ID」が「C001」であるレコードから、「作業条件」の属性値と、「画面指定情報」の属性値である「発注検討画面テンプレート」と、「作業内容」の属性値である「発注点割れしている商品があります」を読み出す。この「画面指定情報」の属性値である「発注検討画面テンプレート」は、登録条件と対応付けられた画面指定情報である。
作業登録情報蓄積部105は、読み出した「作業条件」の属性値である作業条件に応じて、作業登録情報を構成する実行条件を取得する。なお、作業条件の各属性値から、どのように実行条件の属性値を取得するかについては、ここでは、例えば、予め属性毎に指定されているものとする。
例えば、読み出した作業条件の「作業対象」の属性値である「在庫DB」については、そのまま、実行条件の「作業対象」の属性値として取得する。実行条件の「作業対象」は、作業に用いられるデータが格納されるデータベース101のデータベース識別子であるとする。また、例えば、読み出した作業条件の「出力対象」の属性値である『「登録条件」を満たすレコードの「商品コード」』については、対応する登録条件を満たすと判断されたレコードの「商品コード」を、実行条件の「出力対象」の属性値として取得する。実行条件の「出力対象」は、出力対象のデータが含まれるレコードを指定する情報であり、ここでは、上記で読み出した判断結果である商品コード「T−00001」及び「C−00002」を、実行条件の「出力対象」の属性値として取得する。また、読み出した作業条件の「通知先」の属性値である「A105」については、そのまま、実行条件の「通知先」の属性値として取得する。実行条件の「通知先」は、作業登録情報を示す情報である作業識別子の通知先を示す情報であり、ここでは通知先となるユーザのユーザ識別子であるとする。また、読み出した作業条件の「出力日」の属性値である『「検出日」以降』については、判断部104が判断処理を行なった日付である現在の日付「2015/10/01」を図示しないカレンダー等から取得し、取得した日付を「検出日」と置き換えて得られる「2015/10/01以降」という属性値を、実行条件の「出力日」の属性値として取得する。実行条件の「出力日」は、作業登録情報を示す情報を出力する出力日を示す情報である。
なお、作業条件のある属性の属性値が特定値である場合には、この特定値を、実行条件の同じ属性の属性値として取得し、作業条件のある属性の属性値が変数を有する場合には、この変数に対応する値を取得して配置した値を、実行条件の同じ属性の属性値として取得しても良い。また、作業条件のある属性の属性値が条件式や検索式を有する場合には、この条件式に合う値や、検索式で取得した値、あるいはこれらの値を有する値を、実行条件の同じ属性の属性値として取得しても良い。
作業登録情報蓄積部105は、このようにして取得した実行条件と、上記で読み出した画面指定情報「発注検討画面テンプレート」と、作業識別子「発注点割れしている商品があります」で構成される作業登録情報を、作業登録情報格納部102に蓄積する。
図5は、作業登録情報蓄積部105に格納された作業登録情報を管理する作業登録情報管理表である。作業登録情報管理表は、作業登録情報の作業識別子である「ID」と、画面指定情報である「画面指定情報」と、実行条件である「実行条件」と、作業内容を示す文字列である「作業内容」とを有している。「実行条件」の表現は、ここでは一例として、図4の作業登録情報管理表の「作業条件」の表現と同様のものであるとする。ここでは、1番上のレコード(行)の「画面指定情報」、「実行条件」及び「作業内容」の属性値が、上記の処理で「ID」が「C001」である登録条件に応じて取得された画面指定情報、実行条件及び作業内容の文字列であり、2番目以降のレコードは、それ以前に蓄積された画面指定情報を示しているものとする。
作業登録情報蓄積部105は、同様に、他の登録条件を満たすと判断した判断結果について、作業登録情報を取得する処理を行ない、作業登録情報を取得する処理は終了する。
図6は、情報処理装置1のメニュー画面の一例を示す図である。
上記でログインしたユーザ識別子が「A105」であるユーザが、図6に示すようなメニュー画面60を表示し、自分が実行すべき作業の作業リスト画面を表示するボタン61を押したとすると、出力指示受付部106は、出力指示を受け付ける。ここでは、デフォルトの設定に応じて、出力指示受付部106は、実行条件が有する通知先の属性値が、ログインしたユーザのユーザ識別子(ここでは、「A105」)を有する作業登録情報であって、実行条件が有する出力日の属性値が、現在の日付(ここでは、2015/10/01)を含む日付や期間を示す作業登録情報の作業識別子を有する作業リストを出力する出力指示を受け付けるものとする。ここでの、ユーザ識別子と、現在の日付は、出力する作業識別子を限定するための条件と考えてもよい。
作業出力部107は、作業指示受付部108が受け付けた出力指示に応じた作業リスト画面を出力する。具体的には、図5に示したような作業登録情報管理表において、「実行条件」の「通知先」の属性値が、ユーザ識別子「A105」と一致するものを含み、かつ「実行条件」の「出力日」が示す日付が、現在の日付「2015/10/01」と一致するレコード(行)を検索し、検出したレコードの「作業内容」の属性値と、「出力日」の属性値が示す日付(ただし、年を除く)との組を取得し、取得した組を、予め指定されたテンプレート等にリスト状に配置した画面を構成し、構成した画面である作業リスト画面を図示しないもモニタ等に表示する。なお、「出力日」の属性値の日付としては、ここでは一例として、現在の日付を基準にした「今日」、「1日前」等の相対的な日付の表現に置き換えた文字列を表示するものとする。ここでは、作業出力部107は、図5の1行目のレコードと、図示しない他の一のレコードとが、上記の検索により検出され、1行目のレコードの「作業内容」の属性値「発注点割れしている商品があります」と、「出力日」の属性値に対応する日付を表す文字列「今日」との組と、図示しない他の一のレコードの「作業内容」の属性値「請求書を発行して下さい」と、「出力日」の属性値に対応する日付を表す文字列「今日」との組と、を取得したとする。なお、ここでの他の一のレコードは、上述したデータベース識別子が「在庫DB」であるデータベース101とは異なるデータベース101に対して取得された作業登録情報が格納されたレコードであるとする。そして作業出力部107は、これらの作業内容を示すテキストと日付との組をリスト項目として有する作業リスト画面を、図示しないモニタに表示する。なお、これらの作業リスト画面の各行に出力される作業内容の文字列と、日付との組が、この具体例では一の作業登録情報を示す情報である。また、この作業リスト画面の各行には、それぞれ、対応する作業登録情報の「ID」の属性値である作業識別子が対応付けられているものとする。ここでは、作業リスト画面に出力されている一行目のリスト項目には、作業識別子「B001」が対応付けられているものとする。
図7は、作業リスト画面70の表示例を示す図である。
ここで、仮に、ユーザがこの作業リスト画面70において、「発注点割れの商品があります」という作業識別子と「今日」という文字列との組が配置された行71を指定する操作、例えば、マウス等を用いてクリックする操作を行なったとすると、作業指示受付部108は、この操作に応じて作業指示を受け付け、指定された行に対応付けられた作業識別子「B221」を取得し、図5に示した作業登録情報管理表において、「ID」が、「B221」と一致する作業登録情報のレコードを検出する。ここでは、図5に示した作業登録情報管理表の上から1行目のレコードの検出される。作業画面出力部109は、上記の作業識別子と対応付けられた確認用画面を作成するための予め用意されたテンプレートを図示しない格納部等から読み出し、作業登録情報管理表の検出されたレコードに含まれる「実行条件」の「作業対象」の属性値である「在庫DB」と、「実行条件」の「出力データ」の属性値である「T−00001」及び「C−00002」を取得し、データベース識別子が「在庫DB」であるデータベース101から、図3に示したデータ管理表を用いて、商品コードが「T−00001」及び「C−00002」である商品の「商品名」である「花10000円セット」と「アンダーシャツ(綿素材)」を取得する。そして、「商品コード」の属性値と、この「商品コード」について取得した「商品名」との組のデータと、作業登録情報管理表の、上記で検出されたレコードに含まれる「実行条件」の「通知先」である「S105」等を、確認用画面を作成するための予め用意されたテンプレート等に配置して、この作業登録情報に対応する作業画面を出力するか否かをユーザに確認するための画面である確認画面を出力、例えばモニタ等に表示する。
図8は、作業画面の出力を確認する確認画面80の表示例を示す図である。
そして、ユーザが、作業画面の出力に同意するためのボタンであるメニュー画面起動ボタン81を押したとすると、作業画面出力部109は、上記で検出された「ID」が、「B221」と一致する作業登録情報の1行目のレコードから、「画面指定情報」の値である「発注検討画面テンプレート」を取得し、ファイル名が、取得した値である「発注検討画面テンプレート」と一致するテンプレートを、図示しない格納部から読み出す。また、作業画面出力部109は、上記で検出された「ID」が、「B221」と一致する作業登録情報の1行目のレコードの「実行条件」の「作業対象」の属性値である「在庫DB」と、「出力データ」の属性値である「T−00001」及び「C−00002」を読み出し、データベース識別子が「在庫DB」であるデータベース101から、図3に示したデータ管理表を用いて、「商品コード」が「T−00001」及び「C−00002」にそれぞれ一致するレコードを検索する。そして、検索によって検出された2つのレコードから、それぞれ上記で取得したテンプレートに配置されるデータを読出し、読み出したデータをテンプレートに配置して作業画面を構成する。例えば、読み出したテンプレートに、「商品名」、「商品コード」、「店舗名」、「店舗コード」、「最高点」、「発注点」、及び「現品残数」を配置する領域が設けられていたとすると、これらの属性名を有する属性の属性値を、上記で読み出した二つのデータからそれぞれ取得し、取得した属性値等を、上記で読み出したテンプレートの各属性値に対応するデータが配置される領域に配置して、作業画面、ここでは、発注検討画面を作成し、図示しないモニタ等に表示する。
図9は、作業画面出力部109が出力する作業画面、具体的には、発注検討画面90の表示である。
ユーザが、例えば、図9に示した発注検討画面に対して予め指定された操作等を行なうと、この発注検討画面90に配置された商品コード等の情報を、予め指定されたテンプレート等に配置して、発注伝票の出力等が行なわれる。
なお、図8に示した確認画面の表示は省略して、作業画面を出力するようにしても良い。
なお、上記具体例においては、作業リスト画面の各リスト項目に配置される作業登録情報を示す情報、即ち、作業登録情報に対応付けられた作業内容の文字列と、作業登録情報が有する実行条件の出力日の属性値と、の組を、作業識別子として用いても良い。この場合、一のリスト項目を指定する作業指示を受け付けた際には、作業画面出力部109は、図5に示した作業登録情報管理表において、「作業内容」の属性値が、作業指示で指定されたリスト項目の作業識別子が有する作業内容の文字列と一致し、かつ、「実行条件」の「出力日」の値が、作業指示で指定されたリスト項目の作業識別子が有する日付を表す文字列と一致する作業登録情報を検出し、検出した作業登録情報に応じた作業画面を出力するようにすればよい。
以上、本実施の形態によれば、ユーザが画面を用いて行なう作業を、データベース101に格納されているデータ等に応じて自動で登録することができる。また、登録した作業を一括して見ることができる。
なお、本実施の形態において、条件格納部103にどのように登録条件等を登録するかは、問わない。例えば、予め図示しない格納部等に予め用意された登録条件や、登録条件と作業条件との組から、ユーザが指定する登録条件や、登録条件と作業条件との組を読み出して、条件格納部103に蓄積するようにしてもよい。予め用意された登録条件を蓄積する際に、この登録条件と対応付けられた作業条件の指定を受け付ける画面等を介してユーザから受け付けた作業条件を、登録条件と対応付けて蓄積するようにしても良い。また、登録条件の一部をユーザの指示等に応じて変更して蓄積するようにしてもよい。また、登録条件と作業条件との組を蓄積する際に、登録条件や作業条件の一部をユーザの指示等に応じて追加したり変更して蓄積するようにしても良い。
図10(a)は、図4に示した「ID」が「C001」であるレコードの登録条件に対応付けられた作業条件の変更を受け付ける画面の一例を示す図である。例えば、図10(a)において、「通知先」の入力フィールド91に入力されているユーザ識別子を、任意のユーザ識別子に変更することで、作業条件の「通知先」の属性値を入力フィールド91に入力された値に変更することができる。
また、上記においては、登録条件を満たすか否かの判断を、情報処理装置1の起動の直後に行なうようにしたが、ユーザが指定したスケジュールに応じて、この判断を行なうようにしても良い。
図10(b)は、登録条件を満たすか否かの判断を行なうスケジュールを指定するための画面の一例を示す図である。図10(b)において、判断を行なう日程の指定を受け付けるチェックボックス群92において、判断を行なう日程のチェックボックスにチェックを入れることで、このチェックを入れた日付に、登録条件を満たすか否かの判断を行なって、作業登録情報を取得する処理を行なうことができる。なお、このチェックボックスのチェックが入れられた日付の情報は、例えば、対応する登録情報と対応付けて管理し、情報処理装置1を起動した際の日付が、チェックが入れられた日付と一致する場合に、この一致する日付に対応する登録情報を満たすか否かの判断を行なうようにすればよい。
なお、登録条件を満たすか否かの判断は、例えば、作業リスト画面を出力する出力指示を受け付けた場合に実行するようにしてもよい。また、この場合、出力指示を受け付けたユーザのユーザ識別子と対応付けられた登録条件だけについて、登録条件を満たすか否かの判断を行なうようにしても良い。
なお、本実施の形態において説明した情報処理装置1は、例えば、MPUやCPU等のプロセッサを用いて第一のアプリケーションソフトウェアを実行させた場合の、第一のアプリケーションソフトウェアの機能として実現されても良い。
また、本発明の情報処理装置1は、第一のアプリケーションソフトウェアを実行可能な実行部(図示せず)を備えていても良い。この場合、条件格納部103には、第一のアプリケーションソフトウェアと対応付けられた1以上の登録条件が格納されるようにし、判断部104が、この第一のアプリケーションソフトウェアと対応付けられた1以上の登録条件を満たすと判断した場合に、作業登録情報蓄積部105が、この第一のアプリケーションソフトウェアの機能として実現される処理についての作業登録情報を取得して作業登録情報格納部102に蓄積するようにしても良い。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、上記実施の形態において説明した情報処理装置がMPUやCPU等を用いて第一のアプリケーションソフトウェアを実行させた場合の、第一のアプリケーションソフトウェアの機能として実現されるものであり、第一のアプリケーションソフトウェアとは異なる第二のアプリケーションソフトウェアを上記と同じMPUやCPUを用いて実行させることできるとともに、情報処理装置が、この第二のアプリケーションソフトウェアについて取得された作業登録情報を示す情報を出力できるようにした変形例について説明する。
図11は、本実施の形態の情報処理装置2の構成を示すブロック図である。情報処理装置2は、1または2以上のデータベース201、作業登録情報格納部202、条件格納部203、判断部204、作業登録情報蓄積部205、出力指示受付部206、作業出力部207、作業指示受付部208、作業画面出力部209を備える。ここでは、説明の便宜上、データベース201が一つである場合を例に挙げて示しているが、データベース201は、複数であっても良い。
本実施の形態の情報処理装置2は、MPUやCPU等のプロセッサで第一のアプリケーションソフトウェアを実行させた場合において、第一のアプリケーションソフトウェアの機能として実現されるものであるとする。例えば、第一のアプリケーションソフトウェアは、後述する図16のようなコンピュータ等のハードディスク914等の格納部等に格納されており、図16のMPU911やCPU等のプロセッサで第一のアプリケーションソフトウェアを実行させた場合の機能として、情報処理装置2が実現される。第一のアプリケーションソフトウェアは、例えば、企業や団体等の法人において行なわれる財務や経理、人事、在庫管理等に関連した作業に用いられるソフトウェアである。第一のアプリケーションソフトウェアは、例えば、データベース201に格納されるデータを利用して処理を行なうためのソフトウェアである。
1または2以上のデータベース201は、上記実施の形態1において説明したデータベース101と同様の、1または2以上の画面を用いて行なわれる作業に利用されるデータベースである。この実施の形態においては、特に、1または2以上のデータベース201は、第一のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業で利用されるデータベースである1以上の第一のデータベースを有している。1または2以上のデータベース201は、第二のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業で利用されるデータベースである1以上の第二のデータベースを更に有していても良い。また、1以上の第一のデータベースを、1以上の第二のデータベースと兼用してもよい。なお、ここでは、説明の便宜上、データベース201が、第一のデータベース201である場合を例に挙げて説明する。データベース201の構成は、データベース101と同様であるため、ここでは説明は省略する。
作業登録情報格納部202は、上記作業登録情報格納部102において、作業登録情報として、作業登録情報蓄積部205が取得した後述する第一の作業登録情報を、作業登録情報として格納するようにしたものである。作業登録情報格納部102は、プロセッサがアクセス可能な格納部と考えてもよい。例えば、作業登録情報格納部202は、後述する図16のハードディスク914等の格納部であってもよい。他の構成については、作業登録情報格納部102と同様であるため、ここでは、詳細な説明は省略する。
条件格納部203には、1以上の第一のデータベース201を利用して行なわれる作業に関する作業登録情報である第一の作業登録情報を取得するための登録条件である1以上の第一の登録条件が格納される。
例えば、条件格納部203には、1以上の第一の登録条件が、第一のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業に用いられる作業画面を指定する画面指定情報である第一の画面指定情報と対応付けて蓄積される。第一の登録条件は、第一のアプリケーションソフトウェア用いて行なわれる作業に関するものである点を除けば、上述した登録条件と同様のものである。また、条件格納部203には、例えば、条件格納部103において、登録条件と対応付けて格納されている作業条件等と同様の情報、例えば、作業条件や作業登録情報を示す情報等が対応付けて格納されてもよい。なお、条件格納部203の他の構成等については、条件格納部103と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
判断部204は、条件格納部203に格納されている1以上の第一の登録条件を、第一のデータベース201に格納されているデータがそれぞれ満たすか否かを判断する。第一のの登録条件を、第一のデータベースに格納されているデータが満たすか否かの判断処理等は、上記の判断部104が、登録条件をデータベース101のデータが満たすか否かを判断する処理と同様である。なお、判断部204の他の処理は、判断部104と同様であるため、ここでは説明を省略する。
作業登録情報蓄積部205は、判断部204が一の第一の登録条件を満たすと判断した場合に、一の第一の登録条件に対応する第一の作業登録情報を取得し、作業登録情報格納部202に蓄積する。作業登録情報蓄積部205は、例えば、判断部204が一の第一の登録条件を満たすと判断した場合に、一の第一の登録情報に対応付けられた第一の画面指定情報を有する第一の作業登録情報を取得して作業登録情報格納部202に蓄積する。また、作業登録情報蓄積部205は、一の第一の登録情報に対応付けられた作業条件に応じた実行条件等を取得して、この実行条件等を有する第一の作業登録情報を取得して、作業登録情報格納部202に蓄積する。作業登録情報蓄積部205が、第一の登録条件を満たすと判断した場合に、第一の作業登録情報や作業登録情報を示す情報等を取得する処理等については、上記の作業登録情報蓄積部105が作業登録情報等を取得する処理と同様であり、ここでは詳細な説明は省略する。また、上記以外の作業登録情報蓄積部205の処理等については、作業登録情報蓄積部105と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
なお、作業登録情報蓄積部205は、第一のアプリケーションソフトウェアを識別するアプリケーション識別子等と対応付けられた第一の作業登録情報を、作業登録情報格納部202に蓄積するようにしても良い。アプリケーション識別子等と対応付けられた第一の作業登録情報を蓄積するということは、アプリケーション識別子等と第一の作業登録情報との組を蓄積することであっても良く、アプリケーション識別子等を有する第一の作業登録情報を蓄積することであっても良い。かかることは、後述するアプリケーション識別子等と対応付けられた第二の作業登録情報を蓄積する際においても同様である。アプリケーション識別子は、例えば、アプリケーションソフトウェア名や、アプリケーションソフトウェアの実行ファイルのファイル名等である。第一のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子は、第一のアプリケーションソフトウェアであることを示すフラグ等の情報であってもよい。第一のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子は、第一の作業登録情報の識別子と考えてもよい。
ここで、本実施の形態においては、第一のアプリケーションソフトウェアを実行させるCPUやMPU等のプロセッサと同じプロセッサで、第一のアプリケーションソフトウェアとは異なる第二のアプリケーションソフトウェアが実行可能であるとする。例えば、第二のアプリケーションソフトウェアは、後述する図16のようなコンピュータ等のハードディスク914等の格納部等に格納されており、図16のMPU911やCPU等のプロセッサにより実行される。また、ここでは、第二のアプリケーションソフトウェアを実行することにより、情報処理装置2と同様の機能を実現することが可能なものであるとする。例えば、第二のアプリケーションソフトウェアを実行することにより、上記の第一の登録条件と同様の、1以上の第二のデータベース(図示せず)を利用して行なわれる作業に関する作業登録情報を取得するための登録条件である1以上の第二の登録条件や、この第二の登録条件に対応付けられた画面指定情報等を用いて、判断部204や作業登録情報蓄積部205等と同様の構成や処理を実現することで、第二のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業に関する作業登録情報を取得して蓄積できるものとする。第二のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業に関する作業登録情報を、ここでは、第二の作業登録情報と称す。上記の第二の登録条件等は、例えば、図示しない第二条件格納部等に予め格納されている。ここでは、第二のアプリケーションソフトウェアを実行することによって取得された第二の作業登録情報は、例えば、上記のプロセッサ等がアクセス可能な図示しない第二作業登録情報格納部に蓄積されるものとする。例えば、第二作業登録情報格納部は、後述する図16のハードディスク914等の格納部であってもよい。なお、作業登録情報格納部202と第二作業登録情報格納部とを一の格納部で実現してもよい。第二のアプリケーションソフトウェアを実行することにより取得した第二の作業登録情報を蓄積する際には、第二のアプリケーションソフトウェアを識別するアプリケーション識別子等と対応付けられて、第二作業登録情報格納部に蓄積するようにしても良い。アプリケーション識別子については、上記と同様である。第二のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子は、第二の作業登録情報の識別子と考えてもよい。第二のアプリケーションソフトウェアは、例えば、上述したような第一のアプリケーションソフトウェアと同様のソフトウェアである。ただし、第一のアプリケーションソフトウェアと、第二のアプリケーションソフトウェアとは、異なるソフトウェアであることが好ましい。
出力指示受付部206は、出力指示が、第一の作業登録情報と、第二作業登録情報とを出力する指示である点を除けば、上記の出力指示受付部106と同様であり、ここでは詳細な説明は省略する。ここでの出力指示は、第一のアプリケーションソフトウェアに対する出力指示と考えてもよい。
作業出力部207は、出力指示に応じて、作業登録情報格納部202に格納された第一の作業登録情報と、第二のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業に関する作業登録情報である第二の作業登録情報とをそれぞれ示す情報を出力する。
作業出力部207は、例えば、出力指示に応じて、作業登録情報格納部202に格納された第一の画面指定情報を有する第一の作業登録情報と、第二のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業に用いられる作業画面を指定する画面指定情報である第二の画面指定情報を有する第二の作業登録情報とをそれぞれ示す情報を出力する。第一の作業登録情報を示す情報は、例えば、第一の作業登録情報の作業識別子である。第二の作業登録情報を示す情報は、例えば、第二の作業登録情報の作業識別子である。例えば、作業出力部207は、作業登録情報格納部202に格納されている第一の作業登録情報を示す情報、例えば作業識別子を取得する。また、作業出力部207は、第二作業登録情報格納部(図示せず)に格納されている第二の作業登録情報を示す情報、例えば作業識別子を取得する。そして、取得した第一の作業登録情報を示す情報と第二の作業登録情報とを示す情報とを出力する。例えば、作業出力部207は、第一の作業登録情報の作業識別子と、第二の作業登録情報の作業識別子とを有する、上記実施の形態1の作業リスト画面と同様の作業リスト画面を出力する。
なお、作業出力部207が第二の作業登録情報を取得する際には、作業出力部207は、第二のアプリケーションソフトウェアに、第二の作業登録情報を送信する指示や命令等を出力し、この出力に応じて第二のアプリケーションソフトウェアが出力する第二の作業登録情報を示す情報も取得しても良い。
作業出力部207が、第一の作業登録情報を示す情報を取得する際に、第一の作業登録情報に対応付けられた第一のアプリケーションソフトウェアのアプリケション識別子も取得して、出力される第一作業登録情報に対応付けておくようにしても良い。同様に、第二の作業登録情報を示す情報を取得する際に、第二の作業登録情報に対応付けられた第二のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子も取得して、出力される第一作業登録情報に対応付けておくようにしても良い。
例えば、作業出力部207は、例えば、出力指示の受け付けに応じて、作業登録情報格納部202及び第二作業登録情報格納部(図示せず)に格納されている1以上の作業登録情報を識別する1以上の作業識別子のうちの1以上を有する画面である作業リスト画面を出力する。ここでの1以上の作業識別子は、第一の作業登録情報の作業識別子であってもよく、第二の作業登録情報の作業識別子であってもよく、これらの組合わせであっても良い。
なお、作業出力部207は、上記以外の処理として、上記実施の形態1において説明した作業出力部107と同様の処理を適宜行なうことが可能なものであってもよい。例えば、作業出力部207が、第一の作業登録情報を示す情報及び第二の作業登録情報を示す情報を取得する際には、上記実施の形態1において説明した作業出力部107と同様に、予め指定された条件を満たす作業登録情報を示す情報を出力しても良い。予め指定された条件については、作業出力部107が利用する条件と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。また、動的に第一の作業登録情報や第二の作業登録情報を取得してこれらの作業登録情報を示す情報を出力しても良い。
作業出力部207は、第一の作業登録情報を示す情報と、第二の作業登録情報を示す情報とを視覚的に区別可能となるよう出力してもよい。視覚的に区別可能に出力することは、例えば、異なる表示態様で出力すること、例えば異なる外観となるよう出力すること考えてもよい。視覚的に区別可能に出力することは、例えば、文字色や背景色、フォント、太さ、下線等の文字の修飾の1以上の組合わせが異なる作業登録情報を示す情報、例えば作業識別子や、この作業識別子が配置されたリスト項目を、作業リスト画面等の画面に出力することである。
作業出力部207が、第一の作業登録情報を示す情報と、第二の作業登録情報を示す情報とをどのように判断するかは問わない。例えば、第一の作業登録情報や、第二の作業登録情報等が、アプリケーション識別子と対応付けられている場合、作業出力部207が、このアプリケーション識別子を用いて、取得した作業登録情報を示す情報が、第一の作業登録情報を示す情報であるか、第二の作業登録情報を示す情報であるかを判断する。対応付けられたアプリケーション識別子が第一のアプリケーションソフトウェアのものであれば、第一の作業登録情報を示す情報であると判断し、対応付けられたアプリケーション識別子が第二のアプリケーションソフトウェアのものであれば、第二の作業登録情報を示す情報であると判断する。また、第一の作業登録情報と、第二の作業登録情報が異なる格納部に格納されている場合、作業登録情報を示す情報が示す作業登録情報の格納されている場所により、作業登録情報を示す情報が、第一の作業登録情報を示す情報であるか、第二の作業登録情報を示す情報であるかを判断してもよい。作業登録情報を示す情報が示す作業登録情報の格納されている場所が作業登録情報格納部202であれば、第一の作業登録情報を示す情報であると判断し、その他の格納部であれば、第二の作業登録情報を示す情報であると判断してもよい。
なお、作業出力部207は、上記以外の構成や処理については、作業出力部107と同様であり、ここではその詳細な説明については省略する。
作業指示受付部208は、作業出力部207が出力する第一の作業登録情報と第二の作業登録情報とをそれぞれ示す情報のうちの一の作業登録情報を示す指示を受け付ける。例えば、作業指示受付部208は、作業出力部207が出力する第一の作業登録情報の作業識別子と第二の作業登録情報の作業識別子とを有する作業リスト画面とをそれぞれ示す情報のうちの一の作業登録情報を示す指示を受け付ける。ここでは、情報処理装置2は第一のアプリケーションソフトウェアの機能として実現されるものであるため、例えば、作業指示受付部208が受け付ける指示は、第一のアプリケーションソフトウェアから受け付ける指示と考えてもよい。なお、作業指示受付部208の他の構成や処理については、上述した作業指示受付部108と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
作業画面出力部209は、作業指示受付部208が受け付けた一の作業登録情報を示す情報を指定する作業指示が、第一の作業登録情報を示す情報を指定する指示である場合、指定された第一の作業登録情報に応じた作業に用いられる作業画面を出力する。また、作業画面出力部209は、作業指示受付部208が受け付けた一の作業登録情報を示す情報を指定する指示が、第二の作業登録情報を示す情報を指定する指示である場合、第二のアプリケーションソフトウェアを実行させて、指定された第二の作業登録情報に応じた作業に用いられる作業画面を出力させる。例えば、作業指示受付部208が受け付けた作業指示により指定された作業登録情報が第二の作業登録情報である場合に、作業画面出力部209は、第二のアプリケーションソフトウェアを実行させて、この第二の作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力させる。
例えば、作業画面出力部209は、作業指示受付部208が受け付けた一の作業識別子を指定する指示が、第一の作業登録情報を示す作業識別子を指定する指示である場合、指定された第一の作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力する。また、作業画面出力部209は、作業指示受付部208が受け付けた一の作業識別子を指定する指示が、第二の作業登録情報を示す作業識別子を指定する指示である場合、第二のアプリケーションソフトウェアを実行させて、指定された第二の作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力させる。
作業画面出力部209が、作業指示受付部208が受け付けた一の作業識別子を指定する指示、例えば、作業識別子を指定する指示が示す作業登録情報が、第一の作業登録情報であるか第二の作業登録情報であるか否かをどのように判断してもよい。例えば、上述したような、作業リスト画面において、出力する作業識別子が、第一の作業登録情報に対応するものであるか、第二の作業登録情報に対応するものであるかを判断する際の処理と同様の判断処理により、作業識別子を指定する指示が示す作業登録情報が、第一の作業登録情報であるか第二の作業登録情報であるか否かを判断してもよい。例えば、作業識別子に対応付けられているアプリケーション識別子が、第一のアプリケーションソフトウェアのものであるか、第二のアプリケーションソフトウェアのものであるかを判断することで、判断してもよい。
作業指示受付部208が受け付けた一の作業登録情報を示す情報、例えば作業識別子、を指定する指示が、第一の作業登録情報を示す情報を指定する指示である場合に、作業画面出力部209が、指定された第一の作業登録情報に応じた作業に用いられる作業画面を出力する処理については、上記の作業画面出力部109が、指定された作業登録情報に応じた作業に用いられる作業画面を出力する処理と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
作業指示受付部208が受け付けた一の作業登録情報を示す情報、例えば作業識別子、を指定する指示が、第二の作業登録情報を示す作業識別子を指定する指示である場合、作業画面出力部209は、例えば、第二のアプリケーションソフトウェアに対して、指定された作業識別子が示す第二の作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力させるための指示を出力する。この指示は、例えば、指定された作業識別子を有する情報である。第二のアプリケーションソフトウェアは、この指示を受け付けると、この指示が指定する第二の作業登録情報を読み出し、読み出した第二の作業登録情報に応じた作業画面を出力する。例えば、読み出した作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力する。また、第二のアプリケーションソフトウェアが起動していない場合、この第二のアプリケーションソフトウェアを起動させる指示を更に出力するようにしても良い。なお、第二のアプリケーションソフトウェアが出力する作業画面や、作業画面を作成するためのテンプレート等は、図示しない格納部等に予め蓄積しておくようにすればよい。
なお、作業画面出力部209が、第一の作業登録情報に応じた作業画面を出力する処理や、第二のアプリケーションソフトウェアが、第二の作業登録情報に応じた作業画面を出力する処理は、上記の作業画面出力部109が作業登録情報に応じた作業画面を出力する処理と同様であり、ここでは詳細な説明は省略する。
また、上記以外の作業画面出力部209の処理については、上記作業画面出力部109の処理と同様であり、ここでは詳細な説明は省略する。
図12は、本実施の形態における情報処理装置2の動作について説明するフローチャートである。なお、ここでは、図2と同一符号は、同一または同様の処理を示している。ただし、図2において情報処理装置1の各部が行なっている処理は、ここでは、情報処理装置2の対応する各部が行なうものとする。また、ステップS103やステップS104等における登録条件は、ここでは、第一の登録条件であり、ステップS105で取得され、ステップS106で蓄積される作業登録情報は、第一の作業登録情報であるとする
(ステップS209)作業出力部207は、作業登録情報格納部202に格納されている第一の作業登録情報の中から、予め指定された出力の条件を満たす第一の作業登録情報を検出する。
(ステップS210)作業出力部207は、第二のアプリケーションソフトウェアが第二の作業登録情報を格納している格納部(図示せず)から、予め指定された出力の条件を満たす第二の作業登録情報を検出する。
(ステップS211)作業出力部207は、ステップS209で検出した1または2以上の第一の作業登録情報を示す情報、例えば作業識別子を取得する。また、作業出力部207は、ステップS210で検出した1または2以上の第二の作業登録情報を示す情報、例えば作業識別子を取得する。そして取得した作業登録情報を示す情報を配列した作業リスト画面を出力する。なお、作業リスト画面においては、第一の作業登録情報を示す情報(あるいはこの作業識別子が配置されたリスト項目)と、第二の作業登録情報を示す情報(あるいはこの作業識別子が配置されたリスト項目)とは、視覚的に区別可能な態様となるよう出力する。なお、作業登録情報を示す情報が、作業識別子でない、あるいは作業識別子を有さない場合には、各作業登録情報を示す情報(あるいはこの作業識別子が配置されたリスト項目)には、それぞれの作業登録情報が識別できるようそれぞれの作業登録情報の作業識別子を対応づけておくことが好ましい。また、第二の作業登録情報に対応する作業識別子には、第二のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子を対応づけておく。なお、第二の作業登録情報専用の識別子を対応づけておくようにしてもよい。また、第一の作業登録情報に対応する作業識別子に、第一の作業登録情報に対応することを示す識別子が含まれる場合や、第二の作業登録情報に対応する作業識別子に、第二の作業登録情報に対応することを示す識別子が含まれる場合には、アプリケーション識別子や第二の作業登録情報の識別子の対応付けは不要である。そして、ステップS111に進む。
(ステップS212)作業指示受付部106が受け付けた作業指示が、第一の作業登録情報を示す情報を指定するものである場合、ステップS112に進み、指定するものでない場合、つまり、第二の作業登録情報を示す情報を指定するものである場合、ステップS213に進む。作業指示が、第一の作業登録情報を示す情報を指定するものであるか否かは、例えば、作業指示が指定する作業登録情報を示す情報が、第一のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子と対応付けられているか否か、あるいは、第一の作業登録情報の識別子と対応付けられているか否か等により判断可能である。
(ステップS213)作業画面出力部209は、作業画面を出力させる指示を、第二のアプリケーションソフトウェアに対して送信する。例えば、ステップS111で受け付けた作業登録情報を示す情報を有する指示であって、この情報が示す作業登録情報に応じた作業画面を出力させる指示を、第二のアプリケーションソフトウェアに対して送信する。そして、ステップS101に戻る。
以下、本実施の形態の具体例について説明する。
図13は、第二の作業登録情報を管理する第二作業登録情報管理表である。図13において、図5と同一の属性は、同一または相当する属性を示している。なお、「ID」は、第一の作業登録情報の作業識別子である。「画面指定情報」は、第二のアプリケーションソフトウェアが出力する作業画面のテンプレートのファイル名であり、このテンプレートは、予め指定された図示しない格納部に格納されているものとする。この第二作業登録情報管理表や、テンプレートの格納部には、情報処理装置1からアクセスが可能であるとする。
ここでは、作業登録情報蓄積部205が、条件格納部203に格納されている第二の登録条件を用いて、上記実施の形態1の具体例と同様の処理を行なって、図5に示す作業登録情報管理表に示すような第一の作業登録情報を取得して作業登録情報格納部202に蓄積したものとする。また、第二のアプリケーションソフトウェアも、図示しない第二条件格納部等に格納されている第二の登録条件を用いて、図示しない作業登録情報蓄積部等が、第一の作業登録情報を取得する処理と同様の処理を行なって、図13に示す作業登録情報管理表に示すような第二の作業登録情報を取得して第二の作業登録情報格納部(図示せず)に蓄積していたとする。
出力指示受付部206が、上記実施の形態の具体例と同様に、「2015/10/01」に、ユーザ識別子が「A105」であるログインしているユーザから作業リスト画面を表示する出力指示を受け付けたとする。
作業出力部207は、図5に示した作業登録情報管理表から、出力指示に応じて、上記の具体例と同様に、出力の条件を満たす第一の作業登録情報についての作業識別子「発注点割れした商品があります」と、「実行条件」の「出力日」の属性値「2015/10/01」との組を取得する。なお、説明の便宜上、上記の具体例とは異なり、ここでは、仮に、この作業識別子と、出力日との一の組だけが取得されたものとする。
また、作業出力部207は、上記実施の形態の具体例と同様の処理を行なって、図13に示した第二作業登録情報管理表から、出力の条件を満たす第二の作業登録情報についての作業識別子と、「出力日」の情報とを取得する。具体的には、「実行条件」の「通知先」の属性値が「A105」であり、「実行条件」の「出力日」の属性値が「2015/10/01」であるレコードを検出し、このレコードの「作業内容」である作業内容を示す文字列「入荷されていない商品があります」と、上記の「出力日」の属性値「2015/10/01」との組を取得したとする。この組は、第二の作業登録情報を示す情報として、後述する作業リスト画面のリスト項目に配置される。
作業出力部207は、上記で取得した組を、予め指定されたテンプレート等にリスト状に配置して、作業リスト画面を作成する。配置する際、各リスト項目(行)には、それぞれに対応する作業登録情報の作業識別子、具体的には、第一の作業登録情報の「ID」の属性値である作業識別子「B221」と、第二の作業登録情報の「ID」の属性値である作業識別子「F085」を対応づけておく。また、配置する際、例えば、図13に示した第二作業登録情報管理表から取得した情報の組である第二の作業登録情報を示す情報については、背景色を、他の組とは異なる背景色に設定する。また、この組に対応するリスト項目には、第二のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子である「shire」が対応付けられる。そして、作業出力部207は、作成した作業リスト画面を図示しないモニタ等に表示する。
図14は、作業出力部207が出力する作業リスト画面140の表示例を示す図である。図に示すように、第二の作業登録情報を示す情報のリスト項目142を、第一の作業登録情報を示す情報のリスト項目141に対して視覚的に区別可能となるように出力することができる。
ここで、仮に、ユーザがこの作業リスト画面140において、作業内容を示す文字列「入荷されていない商品があります」と、日付「今日」との組である作業識別子が配置された行141を指定する操作、例えば、マウス等を用いてクリックする操作を行なったとすると、作業指示受付部208は、この操作に応じて作業指定を受け付け、指定されたリスト項目(行)に配置された作業識別子に対応付けられた第二の作業登録情報の作業識別子である「F085」を取得する。作業画面出力部209は、この行のリスト項目に、第二のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子「shire」が対応付けられているか否かを判断する。ここでは、対応付けられているため、上記で取得した作業識別子である「F085」に対応する第二の作業登録情報に応じた作業画面を出力させるための指示を、第二のアプリケーションソフトウェアに対して送信する。
第二のアプリケーションソフトウェアが、作業識別子が「F085」である作業登録情報に対応した作業画面を出力させる指示を受け付けると、図13に示した第二の作業登録情報管理表から、「ID」が「F085」である第二の作業登録情報のレコード(行)を検出する。そして、第二のアプリケーションソフトウェアは、検出されたレコードの「画面指定情報」が示すファイル名が「入荷確認画面テンプレート」であるテンプレートを、予め指定された図示しない格納部から取得する。また、検出されたレコードの「実行条件」の「検索対象」の属性値である「発注DB」と、「実行条件」の「出力データ」の属性値である「SB002」を取得する。そして、データベース識別子が「発注DB」であるデータベースから、「商品コード」が「SB002」であるレコードを検出し、検出したレコードのデータを、上記で取得したファイル名が「入荷確認画面テンプレート」であるテンプレートに、適宜配置して、この第二の作業登録情報に対応する作業画面を作成し、例えばモニタ等に表示する。
なお、作業指定により指定される作業リスト画面の項目(行)に、第二のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子「shire」が対応付けられていない場合、上記実施の形態の具体例と同様に、情報処理装置2が、作業指示に応じた第一の作業登録情報を用いて作業画面を出力するようにすればよい。
なお、この具体例においても、上記実施の形態の具体例と同様に、一の作業登録情報に対応付けられた「作業内容」の属性値である文字列と、「実行条件」の「出力日」の属性値との組合せを、この一の作業登録情報の作業識別子として用いるようにしてもよい。
以上、本実施の形態においては、他のアプリケーションソフトウェアの作業登録情報を示す情報も出力して、適宜、他のアプリケーションソフトウェアに作業画面を出力させることができるため、異なるアプリケーションソフトウェアについて登録条件を利用して作業登録情報を適切に出力することができる。
なお、上記実施の形態1において、情報処理装置が、第一アプリケーションソフトウェアや第二のアプリケーションソフトウェアのような2以上のアプリケーションソフトウェアを実行する実行部(図示せず)を有していても良い。また、上述した情報処理装置1の構成や機能は、2以上のアプリケーションソフトウェアとがそれぞれ実現する機能とは、独立したものとして実現されてもよい。
以下、このような場合の変形例について説明する。
例えば、情報処理装置1の条件格納部103には、2以上のアプリケーションソフトウェアにそれぞれ対応した登録条件が格納され、判断部104は、1以上のデータベース101のデータが、それぞれのアプリケーションソフトウェアに対応した登録条件を満たすか否かを判断する。
作業登録情報蓄積部105は、判断部104が条件を満たすと判断した登録条件に応じて作業登録情報を取得し、取得した作業登録情報を作業登録情報格納部102に蓄積する。作業登録情報蓄積部105は、一のアプリケーションソフトウェアに対応付けられた登録条件を満たす場合に、この一のアプリケーションソフトウェアを用いて実行する作業に関する作業登録情報を取得する。例えば、一のアプリケーションソフトウェアを用いて実行する作業に関する作業登録情報については、この一のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子を更に有する作業登録情報を蓄積する。
出力指示受付部106は、2以上のアプリケーションソフトウエアから出力指示を受け付ける。一のアプリケーションソフトウェアから出力指示を受け付けるということは、例えば、一のアプリケーションソフトウェアに対して行なわれた操作等に応じて第一のアプリケーションソフトウェアが出力する出力指示を受け付けることである。一のアプリケーションソフトウェアから出力指示を受け付ける場合、例えば、この一のアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子を出力指示とともに受け付けるようにしてもよい。
作業出力部107は、出力指示に応じて、作業登録情報格納部102に格納されている1以上の作業登録情報を示す情報、例えば作業識別子を出力する。具体的には、作業出力部107は作業識別子を配列した作業リスト画面を出力する。なお、異なるアプリケーションソフトウェアに対応する作業登録情報については、視覚的に異なる態様で作業登録情報を示す情報を出力するようにしても良い。
作業指示受付部108は、2以上のアプリケーションソフトウェアのいずれかから、作業出力部107が出力した作業登録情報を示す情報のうちの一つを指定する作業指示を受け付ける。例えば、出力された作業リスト画面が有する2以上の作業識別子のうちの、一の作業識別子を指定する作業指示を受け付ける。例えば、ユーザが一のアプリケーションソフトウェアをアクティブにしている状態、つまり操作可能な状態において、このアプリケーションソフトウェアに作業リスト画面の一の作業識別子を指定する操作を行なった場合に、作業指示受付部108は、一のアプリケーションソフトウェアから、作業指示を受け付ける。
作業画面出力部109は、例えば、作業指示受付部108が受け付けた作業指示が指定する作業識別子が示す作業登録情報が、作業指示を受け付けたアプリケーションソフトウェアの作業画面についての作業登録情報である場合、このアプリケーションソフトウェアを実行させて、作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力させる。この場合の画面指定情報が指定する作業画面を出力する処理については、上記の実施の形態と同様である。
作業画面出力部109は、例えば、作業指示受付部108が受け付けた作業指示が指定する作業識別子が示す作業登録情報が有するアプリケーション識別子が、作業指示を受け付けたアプリケーションソフトウェアのアプリケーション識別子でない場合、作業登録情報が有するアプリケーション識別子が示すアプリケーションソフトウェアを実行させて、画面指定情報が指定する作業画面を出力するようにしてもよい。特に、このアプリケーション識別子が示すアプリケーションソフトウェアが起動していない場合においては、このアプリケーションソフトウェアを起動させて、画面指定情報が指定する作業画面を出力するようにしてもよい。
以上のような構成とすることによって、実行予定がある二つのアプリケ−ションソフトウェアの作業画面をそれぞれ用いて行なわれる作業を自動的に登録することができるとともに、登録した作業を、一覧表示することができる。また、2つアプリケーションソフトウェアのいずれもが作業を登録する機能等を有していなくても、作業を自動的に登録し、登録した作業を一覧表示することができる。
なお、上記各実施の形態等においては、第一のアプリケーションソフトウェアと第二のアプリケーションソフトウェアとを用いた場合について説明したが、本発明は、アプリケーションソフトウェアが3以上であっても適用できるものであり、このような場合においても上記と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施の形態1にかかる情報処理装置1において、実行予定がある作業であって、1以上の画面を用いてそれぞれ行なわれる1以上の各作業を指定するための情報である1以上の作業指定情報を受け付ける作業指定受付部(図示せず)を更に備えるようにし、作業登録情報蓄積部105が、作業指定受付部が受け付けた各作業指定情報に応じて、作業指定情報に応じた作業登録情報である指定作業登録情報を取得し、取得した指定作業登録情報を作業登録情報格納部102に蓄積するようにし、作業出力部107は、出力指示受付部106が受け付けた出力指示に応じて、判断部104が条件を満たすと判断した登録条件に対応する作業登録情報格納部102に格納された1以上の作業登録情報と、作業登録情報格納部102に格納された1以上の指定作業登録情報と、を示す情報を出力するようにしてもよい。ここでの作業指定情報により指定される作業は、例えば、1以上のデータベース101に関して行なわれる作業である。
作業指定情報は、例えば、実行予定がある作業であって、画面を用いて行なわれる作業を結果的に指定することが可能な情報であればどのような情報であっても良い。作業指定情報は、例えば、実行予定がある作業において利用される1以上のアプリケーションソフトウェア等が実行する処理を指定する情報を有する情報である。ここでの処理は、例えば、1以上の画面の出力を伴う処理である。ここでの処理は、一の処理であっても良く、一連の複数の処理等の処理群であっても良い。処理を指定する情報は、例えば、アプリケーションソフトウェアが実行する処理を指定するための、処理名等の処理の識別子である。また、処理を指定する情報は、例えば、処理を行なうための命令や指示等を有する情報であってもよい。
作業指定情報は、例えば、実行予定がある作業に用いられる画面である作業画面を指定する画面指定情報を有する情報であってもよい。この作業画面は、例えば、作業に用いられる入力画面や出力画面等である。作業指定情報は、実行予定がある作業についての作業条件や、作業指定情報の入力を行なうユーザのユーザ識別子等を有していてもよい。なお、ユーザ識別子は、作業条件の一つと考えてもよい。
ここでの作業登録情報蓄積部105は、例えば、作業指定受付部101が受け付けた作業指定情報が指定する作業に用いられる画面である作業画面を指定する画面指定情報を更に取得し、取得した画面指定情報を有する作業登録情報を作業登録情報格納部102に蓄積する。例えば、作業指定受付部101が受け付けた作業指定情報が画面指定情報を有する場合、作業登録情報蓄積部103は、作業指定情報が有する画面指定情報を取得し、取得した画面指定情報を有する作業登録情報を取得する。また、作業指定情報が、タスクや処理を指定する情報を有する場合、このタスクや処理で利用される作業画面の画面指定情報を、タスクや処理を実行するための情報等から取得するようにしてもよい。
作業登録情報蓄積部103は、例えば、作業指定情報が有する作業条件に応じた作業登録情報を取得して蓄積する。作業登録情報蓄積部103は、例えば、作業条件の全てあるいは一部を、上述した実行条件として有する作業登録情報を取得しても良い。例えば、作業登録情報蓄積部103は、作業指定情報が、作業条件として、作業を実行する日付や、作業登録情報を示す情報を出力する日付等の日付を指定する条件を有する場合、この日付を指定する条件や、この日付を指定する条件に応じて取得された日付、例えば実行日や、作業登録情報を示す情報を出力する日付を実行条件として有する1以上の作業登録情報を蓄積するようにしてもよい。また、例えば、作業指定情報が画面の出力を伴うタスクや処理を指定する情報と、日付や期間を指定する条件である作業条件とを有する場合、作業登録情報蓄積部103は、このタスクや処理を指定する情報を有する作業登録情報であって、この作業条件が示す条件をタスクや処理を実行する際の実行条件として有する作業登録情報を取得し、蓄積しても良い。
また、例えば、作業登録情報蓄積部103は、作業指定情報が、作業に利用されるタスクや処理に用いられるデータや作業画面に配置されるデータの取得元、例えば、データベースを指定する作業条件を有する場合、このデータの取得元をデータの取得元に指定する実行条件を有する作業登録情報を取得して、蓄積するようにしても良い。
また、例えば、作業登録情報蓄積部103は、作業指定情報が、作業に利用されるタスクや処理に用いられるデータや作業画面に配置されるデータを取得するためのクエリを作業条件として有する場合、このクエリを実行条件として有する作業登録情報を取得して、蓄積するようにしても良い。
作業登録情報蓄積部103は、例えば、作業登録情報を、この作業登録情報を示す作業識別子と対応付けて蓄積してもよい。作業識別子は、この作業識別子を有する作業登録情報に応じて実行されるタスクや処理や、作業登録情報に応じて出力される作業画面を利用して行なわれる作業の識別子と考えてもよい。
作業登録情報蓄積部103は、作業指定情報に応じて取得された作業登録情報を、この作業指定情報を入力したユーザのユーザ識別子と対応付けて蓄積してもよい。例えば、このユーザ識別子を有する作業登録情報を蓄積してもよく、このユーザ識別子と作業登録情報との組を蓄積してもよい。
このような構成とすることによって、作業指定情報をユーザが入力することによって作業指定情報を取得することが可能となる。また、ユーザの入力に応じて取得される作業指定情報と、登録条件に応じて自動で取得される作業指定情報とを示す情報を、作業リスト画面等を用いて、一覧表示することができ、実行する作業を適切に選択することが可能となる。
なお、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(情報送信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりする情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記各実施の形態では、情報処理装置がスタンドアロンである場合について説明したが、情報処理装置は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、出力部や受付部は、通信回線を介して入力を受け付けたり、画面を出力したりすることになる。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
なお、上記各実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、1以上の画面を用いて行なわれる作業に利用される1以上のデータベースと、実行予定がある作業であって、1以上の画面を用いて行なわれる作業に関する情報である1以上の作業登録情報が格納される作業登録情報格納部と、1以上のデータベースに格納されるデータに関する条件であって、データベースを利用して行なわれる作業に関する作業登録情報を取得するための条件である1以上の登録条件が格納される条件格納部と、にアクセス可能なコンピュータを、1以上の登録条件のそれぞれを、各登録条件に対応する1以上のデータベースに格納されているデータが満たすか否かを判断する判断部と、判断部が条件を満たすと判断した登録条件にそれぞれ対応する作業登録情報を取得し、作業登録情報格納部に蓄積する作業登録情報蓄積部と、作業登録情報を出力する指示である出力指示を受け付ける出力指示受付部と、出力指示に応じて、作業登録情報格納部に格納されている1以上の作業登録情報を示す情報を出力する作業出力部として機能させるためのプログラムである。
また、前記ソフトウェアおいて、条件格納部には、登録条件が、それぞれ、作業に用いられる画面である作業画面を指定する情報である画面指定情報と対応付けて蓄積されており、作業登録情報蓄積部は、判断部が一の登録条件を満たすと判断した場合に、一の登録条件に対応付けられた画面指定情報を有する作業登録情報を取得して作業登録情報格納部に蓄積し、作業出力部は、出力指示に応じて、作業登録情報格納部の1以上の作業登録情報を示す情報を出力し、コンピュータを、更に、作業出力部が出力した作業登録情報を示す情報のうちの、一の作業登録情報を示す情報を指定する指示である作業指示を受け付ける作業指示受付部と、作業指示受付部が受け付けた作業指示により指定される作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力する作業画面出力部として機能させるためのプログラムである。
また、前記ソフトウェアにおいて、プログラムは、第一のアプリケーションソフトウェアであって、1以上のデータベースは、第一のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業で利用されるデータベースである1以上の第一のデータベースを有し、条件格納部には、1以上の第一のデータベースを利用して行なわれる作業に関する作業登録情報である第一の作業登録情報を取得するための登録条件である1以上の第一の登録条件が格納され、判断部は、1以上の第一の登録条件を、第一のデータベースに格納されているデータがそれぞれ満たすか否かを判断し、作業登録情報蓄積部は、判断部が一の第一の登録条件を満たすと判断した場合に、一の第一の登録条件に対応する第一の作業登録情報を取得し、作業登録情報格納部に蓄積し、作業出力部は、出力指示に応じて、作業登録情報格納部に格納された第一の作業登録情報と、第二のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業に関する作業登録情報である第二の作業登録情報とをそれぞれ示す情報を出力するプログラムである。
また、前記ソフトウェアにおいて、プログラムは、第一のアプリケーションソフトウェアであって、1以上のデータベースは、第一のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業で利用されるデータベースである1以上の第一のデータベースを有し、条件格納部には、1以上の第一のデータベースを利用して行なわれる作業に関する作業登録情報である第一の作業登録情報を取得するための登録条件である1以上の第一の登録条件が格納され、判断部は、1以上の第一の登録条件を、第一のデータベースに格納されているデータがそれぞれ満たすか否かを判断し、作業登録情報蓄積部は、判断部が一の第一の登録条件を満たすと判断した場合に、一の第一の登録条件に対応する第一の作業登録情報を取得し、作業登録情報格納部に蓄積し、作業出力部は、出力指示に応じて、作業登録情報格納部に格納された第一の作業登録情報と、第二のアプリケーションソフトウェアを用いて行なわれる作業に関する作業登録情報である第二の作業登録情報とをそれぞれ示す情報を出力し、作業画面出力部は、作業指示受付部が受け付けた作業指示により指定された作業登録情報が第二の作業登録情報である場合に、第二のアプリケーションソフトウェアを実行させて、第二の作業登録情報が有する画面指定情報が指定する作業画面を出力させるプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図15は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による情報処理装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図15において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図16は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図16において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921に記憶されて、CD−ROMドライブ905に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による情報処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。