JP2017081589A - 包装体 - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明者が実施した試験によれば、光沢層におけるアルミペーストの重量比が18.6〜37.2%の範囲に含まれる場合、より高い輝度がユーザーに与えられることが確認された。このため、上記〔2〕の包装体はより高い美観を有する。
本願発明者が実施した試験によれば、光沢層におけるインキ剤の塗布量が1.9〜5.2g/m2の範囲に含まれる場合、包装体が電子レンジにより加熱されたときにスパークが発生せず、より高い輝度がユーザーに与えられることが確認された。このため、上記〔3〕の包装体は電子レンジにより加熱された場合の劣化のしにくさと美観の高さとを両立する。
上記包装体によれば、上記〔5〕のとおり光沢層が設けられるため、包装体の流通過程においてシートの表面と別の要素とが接触したときに擦れて光沢層が剥がれてしまうおそれがない。このため、光沢層が高い輝度を有する状態が維持される。
本願発明者が実施した試験によれば、光沢層の面積がシートの面積の2分の1以上の範囲に含まれる場合、包装体が電子レンジにより加熱されたときにスパークが発生しない状態を維持しながら、一層高い輝度がユーザーに与えられることが確認された。このため、上記〔6〕の包装体は一層高い美観を有する。
金または銀はより高い輝度をユーザーに与えやすい。このため、上記包装体は一層高い美観を有する。
図1は内容物100が収容されていない状態の包装体1の外観である。包装体1の形態はスタンディングパウチである。包装体1は袋10および光沢層50を含む。図1および図2に示されるハッチングは光沢層50である。
第1の袋シート11Aは積層シートであり、例えば最外層41、中間層42、および、最内層43を含む。最外層41を構成する材料の一例は透明な材料である。透明な材料の一例はポリエチレンテレフタレートである。中間層42は例えば印刷層42A、第1接着層42B、延伸ナイロン層42C、および、第2接着層42Dを含む。印刷層42Aは最外層41の内側に設けられる。一例では、印刷層42Aの外面に絵柄および商品説明のテキスト等が印刷される。第1接着層42Bは印刷層42Aの内側に設けられる。延伸ナイロン層42Cは第1接着層42Bの内側に設けられる。第2接着層42Dは延伸ナイロン層42Cの内側に設けられる。各接着層42B、42Dを構成する材料の一例はドライラミネート接着剤である。最内層43は第2接着層42Dの内側に設けられる。最内層43を構成する材料の一例は無延伸ポリプロピレンである。なお、各シート11A〜11Cは実質的に同一の層構造を有する。
試料は包装体1の第1の袋シート11Aと同じ層構造を含む複数のサンプルシートである。複数のサンプルシートは光沢層50におけるアルミペーストの重量比およびインキ剤の塗布量の少なくとも一方が互いに異なる。サンプルシートの形状は長方形である。サンプルシートの短辺の寸法は30mmである。サンプルシートの長辺の寸法は100mmである。サンプルシートにおける光沢層50の位置はサンプルシートの中央である。光沢層50の形状は長方形である。光沢層50の短辺の寸法は30mmである。光沢層50の長辺の寸法は80mmである。
試料は第1の評価試験で用いた複数のサンプルシートと同様の構造を備える複数のサンプルシートである。サンプルシートの評価者の数は5人である。評価者は目視により輝度の高さを評価した。
光沢層50におけるアルミペーストの重量比が高い試料番号1〜4のサンプルシートが加熱された場合、光沢層50にスパークが発生した。このため、品質評価において「B」に該当すると評価されたと考えられる。光沢層50におけるアルミペーストの重量比が試料番号1〜4のサンプルシートよりも低い試料番号5〜20のサンプルシートが加熱された場合、光沢層50にスパークが発生していない。このため、品質評価において「A」に該当すると評価されたと考えられる。このように、第1の評価試験の結果によれば、光沢層50におけるアルミペーストの重量比が電子レンジにより加熱された後の包装体1の品質と高い相関を有することが確認できる。
輝度評価の1.0は評価者が実質的に輝度を感じない場合を示す。全ての試料番号のサンプルシートの結果に示されるとおり、光沢層50におけるアルミペーストの重量比が4.7%以上の場合、輝度評価が1.0の場合よりも高い輝度が評価者に与えられる。
(1)包装体1は高い輝度を有するアルミペーストを含む光沢層50を備える。この構成によれば、高い美観が得られる。本願発明者が実施した試験によれば、光沢層50におけるアルミペーストの重量比が4.7〜37.2%の範囲に含まれる場合、包装体1が電子レンジにより加熱されたときにスパークが発生しないことが確認された。包装体1によれば、光沢層50におけるアルミペーストの重量比が37.2%であるため、電子レンジにより加熱された場合でも劣化しにくい。
(6)本願発明者が実施した試験によれば、光沢層50の面積が第1の袋シート11Aの面積の2分の1以上の範囲に含まれる場合、包装体1が電子レンジにより加熱されたときにスパークが発生しない状態を維持しながら、一層高い輝度がユーザーに与えられることが確認された。包装体1によれば、光沢層50の面積が第1の袋シート11Aの面積の2分の1以上であるため、一層高い美観を有する。
上記実施形態に関する説明は本発明に従う包装体が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う包装体は上記実施形態以外に例えば以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
10 :袋
11 :シート
50 :光沢層
51 :インキ剤
100:内容物
本願発明者が実施した試験によれば、光沢層におけるアルミペーストの重量比が18.6〜37.2%の範囲に含まれる場合、より高い輝度がユーザーに与えられることが確認された。このため、上記〔2〕の包装体はより高い美観を有する。
本願発明者が実施した試験によれば、光沢層におけるインキ剤の塗布量が1.9〜5.2g/m 2 の範囲に含まれる場合、包装体が電子レンジにより加熱されたときにスパークが発生せず、より高い輝度がユーザーに与えられることが確認された。このため、上記〔3〕の包装体は電子レンジにより加熱された場合の劣化のしにくさと美観の高さとを両立
する。
上記包装体によれば、上記〔5〕のとおり光沢層が設けられるため、包装体の流通過程においてシートの表面と別の要素とが接触したときに擦れて光沢層が剥がれてしまうおそれがない。このため、光沢層が高い輝度を有する状態が維持される。
本願発明者が実施した試験によれば、光沢層の面積がシートの面積の2分の1以上の範囲に含まれる場合、包装体が電子レンジにより加熱されたときにスパークが発生しない状態を維持しながら、一層高い輝度がユーザーに与えられることが確認された。このため、上記〔6〕の包装体は一層高い美観を有する。
金または銀はより高い輝度をユーザーに与えやすい。このため、上記包装体は一層高い美観を有する。
Claims (8)
- シートと、
前記シートに設けられる光沢層とを含み、
前記光沢層は少なくともアルミペーストおよび希釈剤を含むインキ剤により構成され、
前記光沢層における前記アルミペーストの重量比が4.7〜37.2%の範囲に含まれる
包装体。 - 前記光沢層における前記アルミペーストの重量比が18.6〜37.2%の範囲に含まれる
請求項1に記載の包装体。 - 前記光沢層における前記インキ剤の塗布量が1.9〜5.2g/m2の範囲に含まれる
請求項2に記載の包装体。 - 前記光沢層における前記アルミペーストの重量比が14.0%以上かつ18.6%未満の範囲に含まれ、
前記光沢層における前記インキ剤の塗布量が3.6〜5.2g/m2の範囲に含まれる
請求項1に記載の包装体。 - 前記光沢層は前記シート内に設けられる
請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装体。 - 前記光沢層の面積は前記光沢層が設けられる前記シートの面積の2分の1以上の範囲に含まれる
請求項1〜5のいずれか一項に記載の包装体。 - 前記インキ剤の色は金または銀である
請求項1〜6のいずれか一項に記載の包装体。 - 前記シートにより構成される袋と、
前記袋の内部に収容される内容物とを備える
請求項1〜7のいずれか一項に記載の包装体。
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