JP2017081034A - 樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

樹脂成形体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017081034A
JP2017081034A JP2015213016A JP2015213016A JP2017081034A JP 2017081034 A JP2017081034 A JP 2017081034A JP 2015213016 A JP2015213016 A JP 2015213016A JP 2015213016 A JP2015213016 A JP 2015213016A JP 2017081034 A JP2017081034 A JP 2017081034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
mold
manufacturing
molded body
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015213016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6782536B2 (ja
Inventor
光一 中村
Koichi Nakamura
光一 中村
山田 剛
Takeshi Yamada
剛 山田
俊允 三吉
Toshimitsu Miyoshi
俊允 三吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015213016A priority Critical patent/JP6782536B2/ja
Publication of JP2017081034A publication Critical patent/JP2017081034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6782536B2 publication Critical patent/JP6782536B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】金属製の固定部材をインサート成形する場合であっても絶縁性を確保可能な樹脂成形体の製造方法を提供する。【解決手段】金属製の固定部材(30)がインサート成形されると共に導電性の端子(3)を取り付けるための端子取付部(13)を有する樹脂成形体(10)の製造方法において、樹脂成形体を成形するための金型内において、固定部材(30)の近傍を通過した後に端子取付部(13)に対応する位置に向かう溶融樹脂流(R)が生じないように、金型における樹脂流入口(G)の配置を定める。【選択図】図1

Description

本発明は、金属製の固定部材がインサート成形されると共に導電性の端子を取り付けるための端子取付部を有する樹脂成形体の製造方法に関するものである。
従来から、樹脂成形体を自動車の車体等に固定(ボルト締結等)するための取付部位を強化するべく、金属製の固定部材(カラー等)と樹脂とを一体的に成形するインサート成形方法が知られている。
例えば、従来の樹脂成形体の製造方法の一つ(以下「従来製法」という。)では、自動車用の電気接続箱等に用いられる樹脂成形体(筐体)に金属製のカラーをインサート成形するようになっている。なお、このカラーは、樹脂成形体(筐体)を自動車の車体等にボルト締めして固定する際、ボルトの挿通孔を確保すると共にその挿通孔の強度を向上させるために用いられている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2015−116088号公報
上述したインサート成形は、一般に、金型内の所定位置に金属製の固定部材(以下、便宜上、「金属部材」という。)を配置した後、その金型内に溶融樹脂を注入することにより、行われる。ところが、このインサート成形の過程において、溶融樹脂の流れと共に金属部材に起因する導電性の異物(金属粉等)が樹脂成形体中に拡散する場合がある。
具体的には、一例として、金属部材の製造時および運搬時などに生じた金属部材の摩耗粉などが金属部材に付着していると、その摩耗粉などが溶融樹脂に混入して樹脂成形体内に拡散する場合がある。更に、他の例として、金属部材を金型内に配置する際に金属部材が金型に強く接触すると、金属部材の摩耗および欠け等が生じ、その摩耗粉および微小片などが溶融樹脂に混入して樹脂成形体内に拡散する場合もある。
このように導電性の異物が樹脂成形体内に拡散した場合、樹脂成形体の絶縁性が低下する可能性がある。特に、電気自動車およびハイブリッド自動車の高電圧回路にて使用される絶縁性部材(サービスプラグ及びヒューズボックス等)として樹脂成形体が用いられる場合、樹脂成形体に収容された電気部品の導体部分(ヒューズの端子等)の周辺に導電性の異物が拡散していると、その導体部分と樹脂成形体との間の絶縁性が低下する可能性がある。
そのため、上述したような高い絶縁性が要求される部材として樹脂成形体が用いられる場合、樹脂成形体を成形した後に絶縁性を確認するための検査を行う等の作業性の低下、及び、異物の拡散を前提として導体部分と樹脂成形体との距離を広げる等の設計自由度の低下などが生じる場合があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、金属製の固定部材をインサート成形する場合であっても絶縁性を確保可能な樹脂成形体の製造方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る樹脂成形体の製造方法は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1)
金属製の固定部材がインサート成形されると共に導電性の端子を取り付けるための端子取付部を有する樹脂成形体の製造方法であって、
前記樹脂成形体を成形するための金型内において、前記固定部材の近傍を通過した後に前記端子取付部に対応する位置に向かう溶融樹脂流が生じないように、前記金型における樹脂流入口の配置を定める、
樹脂成形体の製造方法であること。
(2)
上記(1)に記載の樹脂成形体の製造方法において、
前記樹脂流入口の配置が、
前記金型内における溶融樹脂流が前記端子取付部に対応する位置の近傍を通過した後に前記固定部材に向かうように定められる、
樹脂成形体の製造方法であること。
(3)
上記(1)又は(2)に記載の樹脂成形体の製造方法において、
前記樹脂流入口の配置が、
前記金型内における溶融樹脂流が最後に前記固定部材の周辺に到達するように定められる、
樹脂成形体の製造方法であること。
上記(1)の構成の樹脂成形体の製造方法によれば、金型内において、金属製の固定部材を経て端子取付部に対応する位置向かう溶融樹脂流が生じない。そのため、仮に金属製の固定部材から導電性の異物が溶融樹脂流に混入したとしても、その異物が端子取付部の周辺に達することがない。よって、端子取付部の周辺の樹脂成形体に導電性の異物が存在する場合に比べ、樹脂成形体の絶縁性の低下を防ぐことができる。したがって、本製造方法によれば、金属製の固定部材をインサート成形する場合であっても絶縁性を確保可能な樹脂成形体を製造可能である。
なお、上記構成の樹脂成形体の製造方法によれば、特に、電気自動車およびハイブリッド自動車の高電圧回路(例えば、高電圧バッテリと発電電動機等とを繋ぐ電源回路)に配置される電気部品の筐体(例えば、サービスプラグ及びヒューズボックス等のハウジング)として有用な樹脂成形体を製造可能である。
上記(2)の構成の樹脂成形体の製造方法によれば、溶融樹脂流が、端子取付部に対応する位置を経た後に固定部材に向かう順序にて、金型内の空洞部を流れることになる。そのため、仮に金属製の固定部材から導電性の異物が溶融樹脂流に混入したとしても、その異物が端子取付部に向かうことがない。よって、樹脂成形体の絶縁性の低下を防ぐことができる。
上記(3)の構成の樹脂成形体の製造法によれば、溶融樹脂流が、金型の樹脂流入口から金型内の空洞部を経て、最後に固定部材の周辺に到達するように流れることになる。そのため、仮に金属製の固定部材から導電性の異物が溶融樹脂流に混入したとしても、その異物が端子取付部に向かうことがない。よって、樹脂成形体の絶縁性の低下を防ぐことができる。
本発明によれば、金属製の固定部材をインサート成形する場合であっても絶縁性を確保可能な樹脂成形体の製造方法を提供できる。よって、例えば、樹脂成形体を高い絶縁性が要求される部材として用いる場合であっても、樹脂成形体の成形後の絶縁検査などが不要となり、異物の拡散を前提として樹脂成形体を設計することも不要となる。その結果、例えば、樹脂成形体を製造する作業性および樹脂成形体の設計自由度を高められる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第1実施形態に係る樹脂成形体の製造方法の説明図である。 図2は、本発明の第2実施形態に係る樹脂成形体の製造方法の説明図である。 図3は、本発明の第3実施形態に係る樹脂成形体の製造方法の説明図である。 図4は、本発明の第4実施形態に係る樹脂成形体の製造方法の説明図である。 図5は、本発明の第5実施形態に係る樹脂成形体の製造方法の説明図である。 図6は、本発明の製造方法の適用例であるサービスプラグの分解斜視図である。 図7は、図6に示すサービスプラグを上方から見た外観斜視図である。 図8は、図6に示すサービスプラグを下方から見た外観斜視図である。 図9は、図6に示すサービスプラグを自動車の車体等に取付固定するための固定部材(カラー)を含む取付固定部の断面図である。 図10は、比較例に係る樹脂成形体の説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る樹脂成形体の製造方法の実施の形態(第1実施形態〜第5実施形態)について説明する。
但し、説明の便宜上、各実施形態の説明に先立ち、各実施形態に係る製造方法の適用例であるヒューズボックスについて説明する(図6〜図9)。次いで、比較例を参照しながら、ヒューズボックス中への導電性の異物の拡散について説明する(図10)。その後、それら説明を踏まえ、各実施形態について具体的に説明する(図1〜図5)。
具体的には、図6〜図9に示すように、ヒューズボックスMは、内部にヒューズ1を収容するための樹脂成形体(ハウジング)であり、上面が開放した箱型のケース10と、ヒューズ1を収容した状態でケース10の上面の開口を塞ぐカバー(蓋体)20と、を備えている。なお、ヒューズボックスMは、電気自動車およびハイブリッド自動車の高電圧回路(例えば、高電圧バッテリと発電電動機等とを繋ぐ電源回路)上などに配置される。
ヒューズ1は、図示しないヒューズエレメントを内蔵したヒューズ本体2と、ヒューズ本体2の両端から互いに平行に延びる一対の端子3と、を備えている。
ケース10は、ヒューズ本体2を収容するための本体部11と、本体部11の下側に連設された一対の角筒脚状のコネクタ部13と、本体部11から両コネクタ部13にかけて連続した側壁として設けられた取付壁部14(特に図8を参照)と、を有している。
本体部11の内部には、ヒューズ本体2を安定保持するためのヒューズ保持部12が設けられている。ヒューズ本体2をヒューズ保持部12に接触させることによってヒューズ1を保持したとき、2本の端子3は、図8に示すように、コネクタ部13の内部に向けて延びるようになっている。なお、このとき、2本の端子3は、ケース10内に設けられた取り付け孔(図示省略)に圧入されて固定されている。
このように、ヒューズ1の端子3は、コネクタ部13の内部に収容されている。このような端子3の配置から、以下、コネクタ部13は「端子取付部」とも称呼される。
ヒューズボックスMは、一般に、自動車の車体等に取付固定される。そのため、ヒューズボックスMの取付壁部14には、図8に示すように、金属製の円環状のカラー30(固定部材)を埋め込んだボルト締結孔が設けられている。そして、図9に示すように、カラー30の中心の貫通孔にボルト50を挿通させてボルト50を車体等に締結することにより、確実にヒューズボックスMを車体等に固定できる。カラー30により、ボルト締結部の強度が高められる。
ヒューズボックスMのケース10は、一般に、金属製の固定部材であるカラー30を金型の所定位置に配置した後、その金型内に溶融樹脂を注入することにより、成形(インサート成形)される。
ところが、図10(比較例)に示すように、金型のゲート(樹脂流入口)Gを、カラー30の近傍に配置した場合、溶融樹脂がカラー30の周辺から端子取付部13の周辺に向かって流れることになる(溶融樹脂の流れを矢印Rで示す)。そのため、金属製のカラー30から導電性の異物が溶融樹脂流に混入した場合、その異物が端子取付部13の周辺に拡散し、端子取付部13の周辺の絶縁性が低下する可能性がある。
なお、導電性の異物として、カラー30の製造時および運搬時などに生じたカラー30の摩耗粉、並びに、カラー30を金型内に配置する際にカラー30が金型に強く接触した場合等に生じ得るカラー30の摩耗粉および微小片など、が挙げられる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る樹脂成形体の製造方法について、図1を参照しながら、説明する。
図1は、本実施形態に係るケース10の取付壁部14を正面から見た様子を表している。図1において、金型の空洞部(キャビティ)に溶融樹脂を流入させるためのゲート(樹脂流入口)に対応する位置に、符号Gが表記されている。換言すると、説明の便宜上、図1では、金型そのものを図示することに代えて、ゲートGの位置のみが表記されている。
ケース10は、金型内の所定位置にカラー30を配置する工程、金型のゲート(樹脂流入口)Gから金型内のキャビティ(空洞)内に溶融樹脂を注入する工程、及び、溶融樹脂が金型内にて固化した後に金型から樹脂成形体(ケース10)を取り出す工程、を経て製造される。
本製造方法において、図1に示すように、ゲートGは、2つの端子取付部13の周辺に配置されている。ゲートGをこのように配置すると、ゲートGから金型内に注入された溶融樹脂は、図中の溶融樹脂流Rの矢印に示す向きに流れることになる。具体的には、溶融樹脂流Rは、ヒューズ1の端子3の周辺に存在する金型空洞部(即ち、端子取付部13に対応する位置)の近傍を通過した後、カラー30に向かうことになる。別の言い方をすると、溶融樹脂流Rは、金型内において、最後にカラー30の周辺に到達することになる。即ち、ゲートGの配置が、溶融樹脂流Rがそのように流れるように定められている。
その結果、金型内において、カラー30を経て端子取付部13に向かう溶融樹脂流Rが生じない。そのため、仮にカラー30から導電性の異物が溶融樹脂流Rに混入したとしても、その異物が端子取付部13の周辺に達することがない。よって、端子取付部13の周辺に導電性の異物が存在する場合に比べ、ヒューズボックスMの絶縁性の低下を防ぐことができる。したがって、本実施形態の製造方法によれば、カラー30をインサート成形する場合であっても絶縁性を確保可能なヒューズボックスMを製造可能である。
<第2実施形態>
図2に示すように、本発明の第2実施形態に係る樹脂成形体の製造方法において、ゲートGは、カラー30から離れた位置に1つ配置されている。ゲートGをこのように配置すると、ゲートGから金型内に注入された溶融樹脂は、図中の溶融樹脂流Rの矢印に示す向きに流れることになる。具体的には、溶融樹脂流Rは、第1実施形態と同様、ヒューズ1の端子3の周辺に存在する金型空洞部(即ち、端子取付部13に対応する位置)の近傍を通過した後、カラー30に向かうことになる。別の言い方をすると、溶融樹脂流Rは、金型内において、最後にカラー30の周辺に到達することになる。
その結果、金型内において、カラー30を経て端子取付部13に向かう溶融樹脂流Rが生じない。したがって、第1実施形態と同様、カラー30をインサート成形する場合であっても絶縁性を確保可能なヒューズボックスMを製造可能である。
<第3実施形態>
図3に示すように、本発明の第3実施形態に係る樹脂成形体の製造方法において、カラー30はケース10の取付壁部14の上方に設けられ、ゲートGは取付壁部14の中央付近の位置に1つ配置されている。ゲートGをこのように配置すると、ゲートGから金型内に注入された溶融樹脂は、図中の溶融樹脂流Rの矢印に示す向きに流れることになる。具体的には、カラー30に向かう溶融樹脂流Rと、ヒューズ1の端子3の周辺に存在する金型空洞部(即ち、端子取付部13に対応する位置)に向かう溶融樹脂流Rと、が異なることになる。
その結果、金型内において、カラー30を経て端子取付部13に向かう溶融樹脂流Rが生じない。したがって、カラー30をインサート成形する場合であっても絶縁性を確保可能なヒューズボックスMを製造可能である。
<第4実施形態>
図4に示すように、本発明の第4実施形態に係る樹脂成形体の製造方法において、カラー30はケース10の取付壁部14の右上に設けられ、ゲートGは取付壁部14の左下の位置に1つ配置されている。ゲートGをこのように配置すると、ゲートGから金型内に注入された溶融樹脂は、図中の溶融樹脂流Rの矢印に示す向きに流れることになる。具体的には、溶融樹脂流Rは、第1実施形態と同様、ヒューズ1の端子3の周辺に存在する金型空洞部(即ち、端子取付部13に対応する位置)の近傍を通過した後、カラー30に向かうことになる。別の言い方をすると、溶融樹脂流Rは、金型内において、最後にカラー30の周辺に到達することになる。
その結果、金型内において、カラー30を経て端子取付部13に向かう溶融樹脂流Rが生じない。したがって、カラー30をインサート成形する場合であっても絶縁性を確保可能なヒューズボックスMを製造可能である。
<第5実施形態>
図5に示すように、本発明の第5実施形態に係る樹脂成形体の製造方法において、カラー30はケース10の取付壁部14の中央上方に設けられ、ゲートGは取付壁部14の左下の位置に1つ配置されている。ゲートGをこのように配置すると、ゲートGから金型内に注入された溶融樹脂は、図中の溶融樹脂流Rの矢印に示す向きに流れることになる。具体的には、溶融樹脂流Rと、ヒューズ1の端子3の周辺に存在する金型空洞部(即ち、端子取付部13に対応する位置)を経た後にカラー30の周辺を通過し、最後に取付壁部14の右上に対応する位置に達することになる。
その結果、金型内において、カラー30を経て端子取付部13に向かう溶融樹脂流Rが生じない。したがって、カラー30をインサート成形する場合であっても絶縁性を確保可能なヒューズボックスMを製造可能である。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。即ち、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、第1実施形態〜第5実施形態では、金属製の固定部材として、カラー30が用いられている。しかし、固定部材はカラー30に限定されず、他の部材(例えば、ボルト締結用のナット等)が固定部材としても用いられてもよい。
更に、第1実施形態〜第5実施形態では、1つのカラー30、2つの端子取付部13、及び、1つ又は2つの樹脂流入口(ゲート)Gが、特定の位置に存在する例が説明されている。しかし、カラー30、端子取付部13及びゲートGの数および位置は、上述した本発明の効果を発揮し得る限り、第1実施形態〜第5実施形態に示す数および位置に限定されない。
ここで、上述した本発明に係る樹脂成形体の製造方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(3)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
金属製の固定部材(30)がインサート成形されると共に導電性の端子(3)を取り付けるための端子取付部(13)を有する樹脂成形体の製造方法であって、
前記樹脂成形体を成形するための金型内において、前記固定部材(30)の近傍を通過した後に前記端子取付部(13)に対応する位置に向かう溶融樹脂流(R)が生じないように、前記金型における樹脂流入口(G)の配置を定める、
樹脂成形体の製造方法。
(2)
上記(1)に記載の樹脂成形体の製造方法において、
前記樹脂流入口(G)の配置が、
前記金型内における溶融樹脂流(R)が前記端子取付部(13)に対応する位置の近傍を通過した後に前記固定部材(30)に向かうように定められる、
樹脂成形体の製造方法。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の樹脂成形体の製造方法において、
前記樹脂流入口(G)の配置が、
前記金型内における溶融樹脂流(R)が最後に前記固定部材(30)の周辺に到達するように定められる、
樹脂成形体の製造方法。
3 端子
10 ケース(樹脂成形体)
13 コネクタ部(端子取付部)
30 カラー(金属製の固定部材)
G ゲート(樹脂流入口)
R 溶融樹脂流

Claims (3)

  1. 金属製の固定部材がインサート成形されると共に導電性の端子を取り付けるための端子取付部を有する樹脂成形体の製造方法であって、
    前記樹脂成形体を成形するための金型内において、前記固定部材の近傍を通過した後に前記端子取付部に対応する位置に向かう溶融樹脂流が生じないように、前記金型における樹脂流入口の配置を定める、
    樹脂成形体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の樹脂成形体の製造方法において、
    前記樹脂流入口の配置が、
    前記金型内における溶融樹脂流が前記端子取付部に対応する位置の近傍を通過した後に前記固定部材に向かうように定められる、
    樹脂成形体の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の樹脂成形体の製造方法において、
    前記樹脂流入口の配置が、
    前記金型内における溶融樹脂流が最後に前記固定部材の周辺に到達するように定められる、
    樹脂成形体の製造方法。

JP2015213016A 2015-10-29 2015-10-29 樹脂成形体の製造方法 Active JP6782536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015213016A JP6782536B2 (ja) 2015-10-29 2015-10-29 樹脂成形体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015213016A JP6782536B2 (ja) 2015-10-29 2015-10-29 樹脂成形体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017081034A true JP2017081034A (ja) 2017-05-18
JP6782536B2 JP6782536B2 (ja) 2020-11-11

Family

ID=58710373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015213016A Active JP6782536B2 (ja) 2015-10-29 2015-10-29 樹脂成形体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6782536B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275270A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Denso Corp ボルト締結用フランジおよびその製造方法
JP2012151404A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Yazaki Corp 射出成形方法、射出成形装置及び電子装置
JP2015214071A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 アイシン精機株式会社 センサ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275270A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Denso Corp ボルト締結用フランジおよびその製造方法
JP2012151404A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Yazaki Corp 射出成形方法、射出成形装置及び電子装置
JP2015214071A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 アイシン精機株式会社 センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6782536B2 (ja) 2020-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9379493B2 (en) Ferrite core built-in connector
US9099814B2 (en) Shielded electrical header assembly
US20140038463A1 (en) Submergible fused receptacle assembly for a vehicle charging inlet
EP2500997B1 (en) Connector and method of producing it
JP5225878B2 (ja) 電流検出装置の組付け構造
US10636556B2 (en) Bus bar unit and manufacturing method thereof
US20180294605A1 (en) Connector
JP6300502B2 (ja) 電気分配センタ
US10666002B2 (en) Wiring harness connecting structure for housed circuit assembly
JP6234713B2 (ja) ギヤボックスおよびギヤボックスの製造方法
JP2017118491A (ja) 高電圧コネクタ配置用フィルタアセンブリおよび高電圧コネクタ配置
KR101229459B1 (ko) 차량용 센서 조립체 및 이의 제조 방법
US20170125989A1 (en) Plastic injection overmolded conductor path structure, and method for producing the plastic injection overmolded conductor path structure
JP5974971B2 (ja) リレーユニット
JP2017081034A (ja) 樹脂成形体の製造方法
US10516243B2 (en) Wire harness connecting structure for two circuit assemblies
WO2014024793A1 (ja) ヒューズユニット
KR101929666B1 (ko) 단자와 케이스 일체형 고전압 퓨즈 및 그 제조방법
WO2021106641A1 (ja) コネクタ対、コネクタ付きワイヤーハーネス、及び基板ユニット
CN112964891A (zh) 模块化速度传感器
US20220332027A1 (en) Method of manufacturing a charging device with a contact housing of an electrically powered vehicle
KR20190119304A (ko) 구동모터용 환형터미널 유닛
KR20160124332A (ko) 자성코어 및 홀 센서 집적회로가 일체로 모듈화된 전류 센서 및 이를 구비한 자동차 배터리용 전류 센서 박스
JP2000333342A (ja) 電気接続箱
KR101243607B1 (ko) 전류센서

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6782536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250